JPH05331033A - ゲル状昆虫忌避剤 - Google Patents

ゲル状昆虫忌避剤

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JPH05331033A
JPH05331033A JP15865392A JP15865392A JPH05331033A JP H05331033 A JPH05331033 A JP H05331033A JP 15865392 A JP15865392 A JP 15865392A JP 15865392 A JP15865392 A JP 15865392A JP H05331033 A JPH05331033 A JP H05331033A
Authority
JP
Japan
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repellent
gel base
insect repellent
drug
amount
Prior art date
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Pending
Application number
JP15865392A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Okano
岡野隆良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Osaka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体の皮膚面上に塗布する用法の昆虫忌避剤
の改良組成に関し、皮膚面上にベト付き感を伴うことな
く、均一かつ効率的に塗布することを可能とすると共
に、昆虫に対する忌避効力を長期間に亘って持続させる
ことができるゲル状昆虫忌避剤を提供するにある。 【構成】 カルボキシビニルポリマー等の水溶性のゲル
基剤とこのゲル基剤をゲル化するための精製水及びゲル
化剤と、液状の昆虫に対する忌避薬剤と、及びこの忌避
薬剤に対する分散剤とからなる。 【効果】 対象皮膚面上での当該昆虫忌避剤の拡張が極
めて容易となり、その塗布の均一化を果たし得る。また
塗布操作に伴う流水は塗布面のベト付き感を解消する。
またゲル基剤の存在により忌避効力が長期間に亘って維
持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蚊等の昆虫を忌避する
ため、人体の皮膚面上に塗布する用法の昆虫忌避剤の改
良組成に関する。
【0002】
【従来の技術】既に、蚊、アブ、ブユ、ハエ、ナンキン
ムシ、ノミ、ダニなどの昆虫に対し優れた忌避作用を発
揮すると共に、人畜に対し低毒性の昆虫に対する忌避薬
剤が開発されるに至っている。この忌避薬剤としては、
例えば、多種のピレスロイド系の薬剤のほか、ジエチル
トルアミド(以下、「ディート」という。)を主成分と
したものを挙げることができる。
【0003】従来、上記した忌避薬剤については、それ
を適当な溶媒中に分散し、この分散液を人体の露出する
皮膚面上にスプレー散布する用法が一般的である。また
この用法のほか、上記分散液を直接皮膚面上に塗布する
用法、また忌避薬剤を軟膏状に加工し、これを塗布する
用法もかつては採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したスプレー散布
の用法に於いては、他の塗布による用法とは異なって、
手などを介する塗布操作が不要な点で有利であるが、な
お次のような欠点があった。
【0005】即ち、先ず、かなり広い表面積を占める対
象に対して均一な散布が事実上困難であること。従っ
て、散布による薬剤量につき過多な部分が生じる。特に
過多な部分についてはベト付き感を伴うこともある。
【0006】また散布の過程に於いて、その噴霧液のか
なりの量が散逸してしまうことにもなるから、忌避薬剤
の利用効率が悪くなる。
【0007】また付着状態にある忌避薬剤は直接的に皮
膚面上に存在する状態となるために、その付着した薬剤
は比較的に容易に消失してしまう。このため、忌避効力
の持続時間が短い、という欠点があった。
【0008】また、前記した薬剤の分散液を塗布する用
法に於いては、上記と同様の欠点が生じ、また塗布すべ
き面がかなり広いことから、その薬液の塗布に伴うベト
付き感はとても使用に適うものではなかった。この欠点
は前記した軟膏形態の薬剤を塗布する場合には一層強度
である。
【0009】そこで、本発明では、昆虫に対する忌避薬
剤を対象とする皮膚面上にベト付き感を伴うことなく、
均一かつ効率的に塗布することを可能とすると共に、昆
虫に対する忌避効力を長期間に亘って持続させることが
できるゲル状昆虫忌避剤の提供を目的とした。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明は、ゲル状昆虫忌避剤につき、次のように
構成した。即ち、水溶性のゲル基剤と、このゲル基剤を
ゲル化するための精製水及びゲル化剤と、液状の昆虫に
対する忌避薬剤と、及びこの忌避薬剤に対する分散剤と
からなることを特徴とする。
【0011】上記した本発明に於いて、水溶性のゲル基
剤としては、例えば、カルボキシビニルポリマーを挙げ
ることができる。またゲル化剤としては水酸化アルカリ
又はトリエタノールアミンなどのアミンを用いることが
できる。
【0012】また、昆虫に対する忌避薬剤としては、デ
ィート、2,3,4,5−ビス(△2−ブチレン)−テ
トラヒドロフルフラール、ジ−n−プロピル イソシン
コメロネートなど常温下に液状を呈する薬剤を適用する
ことができる。
【0013】また、この忌避薬剤の分散剤としては、イ
ソプロピルアルコール、エチルアルコール等のアルコー
ル類のほか、人体に対し安全なカルボキシトリオレイン
酸ポリオキシソルピタンなど各種の乳化剤を用いること
ができる。
【0014】なお、本発明のゲル状昆虫忌避剤の製造方
法については、予めゲル基剤を精製水中に溶解状とな
し、これに昆虫に対する忌避薬剤を混入し、次いで分散
剤を混入撹拌し、さらにゲル化剤を混合することによる
ことができるが、この製造方法に限定されるものではな
くその他の多様な方法によることができる。
【0015】また、本発明のゲル状昆虫忌避剤に於ける
各成分の配合割合について、ゲル基剤は0.5 〜2.0 %
(%は、重量%、以下同じ。)の配合量であるのが好ま
しい。この範囲の濃度に於いて、対象面上に塗布するの
に適当な粘度が得られるからである。即ち、ゲル基剤の
量が1.5 %以上の場合、B型粘度計で60,000センチポイ
ズ以上の粘度を得ることができ、またその量が2.0 %以
上となると粘度が過大となり、製造上及び使用上に於い
て障害となることもあるからである。
【0016】また、忌避薬剤の配合量としては、3〜12
%の量であることが好ましい。つまり、3%以上は忌避
効力の持続性の点を、また12%以下は経済性及び安全性
を考慮したものである。
【0017】また、分散剤の量としては、上記忌避薬剤
の量に応じて、10〜50%の配合量とするのが好ましい。
この量が10%以下の場合、忌避薬剤の分数が不十分とな
ることがあり、また50%以上の場合、ゲル化に障害とな
ることがあるからである。
【0018】また、ゲル化剤は、ゲル基剤の量に応じて
0.5 〜2.0 %の配合量とすることができる。なお、この
量は中和するに必要な量であり、例えば、ゲル基剤の量
に対し2.0 〜3.0 %の量で配合することが好ましい。
【0019】また、精製水は、ゲル基剤の量に応じて当
該昆虫忌避剤の40%以上であることが好ましい。これは
後記する塗布操作の作用及び効果に関連するからであ
る。
【0020】
【作用】本発明に於いては次のような作用を生じる。先
ず、忌避薬剤は、水の存在下にあっても分散剤による作
用により、当該昆虫忌避剤中に均一な状態で含有され
る。
【0021】また、ゲル基剤はその分子間に精製水の一
部を保持すると共に、水及びゲル化剤の存在と相俟っ
て、当該昆虫忌避剤全体を粘稠化させるように作用す
る。
【0022】また、水を保持するゲル基剤は、塗布操作
に際し、その保持する水を塗布すべき対象面上に流出す
る。またこの際、この流出水はその含有する忌避薬剤を
上記した対象面上に均一に分散させる。
【0023】またなおも加水状態にあるゲル基剤はこの
対象面上に於いて極く薄い一種の被膜として機能し、そ
の含有する忌避薬剤の揮散に対し徐放性を付与する。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。先ず、実施
例でのゲル状昆虫忌避剤を次のように調製した。即ち、
ゲル基剤としてのカルボキシビニルポリマーに精製水を
加えてその2%水溶液とした。この水溶液40gに忌避薬
剤としてのディートを5g、分散剤としてのイソプロピ
ルアルコール50g及び精製水4gをそれぞれ混入した。
次いで、この混合液にゲル化剤としてのトリエタノール
アミン1gを撹拌しながら加えた。この結果、適度の粘
度のゲル状昆虫忌避剤を得てこれを試料とした。なお、
このゲルは無色透明を呈した。
【0025】次に、上記した試料を手指に付着する状態
で取り出し、これを被験者の露出する手首から肘までの
部分に擦り付けるようにして全面に渡って塗布した。
【0026】このとき、その対象とする皮膚面では極く
少ない水分の付着が感じとられ、またその塗布面につい
てベト付き感は生じなかった。また塗布操作について、
単位量(1g)当たり、約1500cm2 にまで拡張させるこ
とができた。また、この試料の使用全量は、被験者Aに
ついては2.77g、被験者Bについては3.55g及び被験者
Cについては3.40gであった。
【0027】次に、30cm立方のナイロンメッシュのケー
ジを用意し、このケージ内に継代飼育中のヒトスジシマ
カの雌雄成虫を放った。
【0028】前記した試料を塗布した時点から、10分、
30分、60分、180 分、360 分及び480 分が経過した後
に、それぞれ上記したケージ内に被験者の試料を塗布し
た手首から肘までの腕部分を挿入して2分間放置した。
そして、上記した腕部分を引き出して後、ケージ内の蚊
をクロロホルムで麻酔して殺虫し、吸血した雌蚊と未吸
血の雌蚊の数を計数した。
【0029】これらの計数結果を次表1に、吸血した数
を分子位置に、また供試した雌の数を分母位置にそれぞ
れ示した。
【表1】
【0030】また、表1中の対照は、ディート5%の分
散液剤をスプレー散布する形式のものであり、その結果
は、前記同一の被験者に対し、その者の手首から肘まで
の部分に上記の分散液剤をスプレー散布することにより
付着させ、前記同様にケージ内にその散布部分を挿入し
て上記同様に計数して得たものである。
【0031】なお、上記の分散液剤の使用量は、被験者
Aについて3.28g、被験者Bについて3.22g及び被験者
Cについて4.02gであった。また、表1のブランクは被
験者について何ら忌避薬剤を使用しない場合の結果であ
る。
【0032】表1の結果から、本発明に係るゲル状昆虫
忌避剤によれば、有効な忌避効力を長時間に亘って安定
的に発揮させ得ること、またより少ない忌避薬剤の量に
よって忌避効果が有効に発揮されていることを確認する
ことができる。
【0033】
【発明の効果】上述したように本発明は構成されること
から、次のような効果が発揮される。本発明に係る昆虫
忌避剤は全体としてゲル化され含水状態にあるゲル基剤
と共に忌避薬剤が均一に分散されて含有されていること
から、対象とする皮膚面上に塗布することができ、また
この塗布操作に際し、ゲル基剤中から水の流出を伴うこ
とできる。このため、対象皮膚面上での当該昆虫忌避剤
の拡張が極めて容易となり、従って、その塗布操作自体
を容易にし、また含有する忌避薬剤塗布の均一化を果た
し得る。
【0034】また、上記した塗布操作に際する流出水の
発生は、含有するゲル基剤の塗布面上への拡散作用と相
俟って、塗布面に於けるベト付き感を解消する。
【0035】また、前記した忌避薬剤塗布の均一化、及
び塗布面に於けるゲル基剤の存在に基づく忌避薬剤の揮
散についての徐放化は、長期間に亘る昆虫忌避効力の維
持に寄与する。従って、長期間に亘って昆虫忌避効力を
安定的に発揮させることができると共に、昆虫忌避薬剤
の効率的、つまり経済的な利用を可能とする。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性のゲル基剤とこのゲル基剤をゲル
    化するための精製水及びゲル化剤と、液状の昆虫に対す
    る忌避薬剤と、及びこの忌避薬剤に対する分散剤とから
    なることを特徴とするゲル状昆虫忌避剤。
  2. 【請求項2】 ゲル基剤が、カルボキシビニルポリマー
    であることを特徴とする請求項1のゲル状昆虫忌避剤。
JP15865392A 1992-05-25 1992-05-25 ゲル状昆虫忌避剤 Pending JPH05331033A (ja)

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