JPH05331071A - カルシトニン遺伝子関連ペプチド類の凍結乾燥組成物および安定化法 - Google Patents

カルシトニン遺伝子関連ペプチド類の凍結乾燥組成物および安定化法

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JPH05331071A
JPH05331071A JP5001861A JP186193A JPH05331071A JP H05331071 A JPH05331071 A JP H05331071A JP 5001861 A JP5001861 A JP 5001861A JP 186193 A JP186193 A JP 186193A JP H05331071 A JPH05331071 A JP H05331071A
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cgrp
freeze
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mannitol
calcitonin gene
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JP5001861A
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Motohiro Ogishima
素弘 荻島
Yoshinori Sugiyama
好徳 杉山
Takeshi Endo
健 遠藤
Hideo Sakakibara
秀夫 榊原
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGR
P)類を有効成分とし、安定化剤として、1)有効量の
サイクロデキストリン、L−リジン、L−グルタミンま
たはL−メチオニン、あるいは2)有効量の塩化ナトリ
ムムと有効量の1種または2種以上のマンニトール、シ
ュクロース、イノシトール、ソルビトール、マルトー
ス、トレハロース、デキストラン、フルクトースおよび
ガラクトースからなる群より選ばれた糖類またはグリシ
ン、L−アラニン、L−システイン、L−ロイシン、L
−アルギニンおよびL−ヒスチジンからなる群より選ば
れたアミノ酸類、のいずれか1つを含有することを特徴
とする凍結乾燥組成物、およびCGRP類と上記の安定
化剤を水性媒体に溶解した後、凍結乾燥することを特徴
とするCGRP類の安定化法である。 【効果】 本発明の安定化剤を用いることにより、長期
間安定で、安全性の高いCGRP類の凍結乾燥製剤を得
ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カルシトニン遺伝子関
連ペプチド(以下、CGRPと略す)類を有効成分とす
る凍結乾燥組成物およびCGRP類の安定化法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CGRP類は、カルシトニンと構造的に
異なっているが、カルシトニンと同じ遺伝子から導かれ
る1群のペプチドであって、ヒト、ニワトリ、ラット、
ブタなどの由来のCGPR類およびその誘導体が知られ
ている。
【0003】ヒトCGRP(h−CGRP)は骨代謝、
中枢神経系に作用するペプチドとして知られている〔N
ature,308(19),746−748(198
4)、FEBS Letters,183(2),40
3(1985)、Neuropeptides,4,4
25−434(1984)、Nature,313
(3),54−56(1984)〕。
【0004】ブタCGRP(p−CGRP)は心拍数上
昇作用を有するペプチドとして知られている〔Neur
opeptides,9,75−82(1987)〕。
ラットCGRP(r−CGRP)は血管拡張作用、胃酸
分泌抑制作用などを有するペプチドとして知られている
〔British J.Pharmacol.,86,
544(1985)、Regulatory Pept
ides,12,81−89(1985)〕。
【0005】また、h−CGRP誘導体、ニワトリCG
RP(c−CGRP)およびc−CGRP誘導体は血清
カルシウム、リン低下作用活性を有するペプチドとして
知られている(特開昭62−129297号公報、特開
昭63−126894号公報、特開昭63−25849
0号公報、特開昭64−26598号公報)。CGRP
類は上記の通り、様々な生理作用を有することから、幅
広い臨床応用が期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】少量のペプチドや蛋白
質等を凍結乾燥して製剤化する場合、賦形剤を添加する
ことが必須である。この賦形剤としては、マンニトール
が最も繁用されているが、マンニトールをCGRP類の
凍結乾燥に対する賦形剤として使用したとき、その安定
化効果については、あまり認められない。一方、凍結乾
燥における安定化剤としてゼラチン、ヒト血清アルブミ
ン等の高分子物質が用いられているが、これらは、安定
化効果は高いが、免疫学的な安全性に問題がある場合が
多い。また、安定化剤としてアミノ酸を添加することに
より、安定性の向上が見られることが、一部の蛋白質な
どで報告されているが、CGRP類については不明であ
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
すべく、安全で安定な製剤処方を得るため、種々研究を
続けた結果、意外にも、CGRP類に対して、糖類の単
独での使用の中ではサイクロデキストリンに限り、優れ
た安定化効果が見られた。
【0008】しかしながら、一般によく使用されている
マンニトール、マルトース等は安定化効果は認められな
かった。また、グルコース、ガラクトース、マンノース
等を使用した場合は、固くて良好な凍結乾燥物が得られ
ず、ガサガサしたあるいは一部糸を引いたような不均一
な壊れ易い固形物となり、アンプルの枝部に移動する恐
れがあり、ケーキの形状が悪い。ソルビトールを使用し
た場合は、小さな丸い固形物が分散した状態で底にへば
りつき、均一なケーキ状態とならない。フルクトースを
使用した場合は、粉末とならず、液状化し、凍結乾燥物
が得られない。これら糖類の単独での使用は、サイクロ
デキストリン以外はCGRP類の安定化剤としては適当
ではなかった。
【0009】さらに、アミノ酸類の中では、L−リジ
ン、L−グルタミンおよびL−メチオニンに限り、優れ
た安定化効果があることを見出した。しかし、一部の蛋
白質製剤において使用されているグリシン、L−アラニ
ン、L−ロイシンなどのアミノ酸では、ほとんど安定化
効果が見られなかった。同様に蛋白質、ペプチド製剤で
よく使用されているヒト血清アルブミン等の高分子物質
はCGRP類に限り安定化効果が見られなかった。
【0010】このように、サイクロデキストリン、L−
リジン、L−グルタミンおよびL−メチオニンは、CG
RP類に対して特異的に安定化効果を示すことを見出
し、これらの化合物をCGRP類の安定化剤として用い
ることにより、安全でしかも熱安定性に優れたCGRP
類の凍結乾燥製剤を提供することが可能となった。
【0011】さらに、研究を続けた結果、安定化剤とし
てマンニトール、シュクロース、イノシトール、ソルビ
トール、マルトース、デキストラン、フルクトース、グ
ルコース、マンノース、ガラクトースなどの糖類単独ま
たはグリシン、L−アラニン、L−ロイシン、L−シス
テイン、L−アルギニン、L−ヒスチジンなどのアミノ
酸類単独では、その安定化効果は低いが、意外にも、上
記の各種糖類またはアミノ酸類に一定量の塩化ナトリウ
ムを配合して凍結乾燥することにより、CGRP類の安
定性が著しく向上することを見出した。この結果、CG
RP類の凍結乾燥製剤の安定化剤として上記の糖類また
はアミノ酸類と塩化ナトリウムを併用することにより、
安全でしかも熱安定性に優れたCGRP類の凍結乾燥製
剤を提供することが可能となった。
【0012】すなわち、本発明の目的は、CGRP類を
有効成分とし、安定化剤として、 1)有効量のサイクロデキストリン、L−リジン、L−
グルタミンまたはL−メチオニン、あるいは、2)有効
量の塩化ナトリウムと有効量の1種または2種以上のマ
ンニトール、シュクロース、イノシトール、ソルビトー
ル、マルトース、トレハロース、デキストラン、フルク
トース、グルコース、マンノースおよびガラクトースか
らなる群より選ばれた糖類またはグリシン、L−アラニ
ン、L−システイン、L−ロイシン、L−アルギニンお
よびL−ヒスチジンからなる群より選ばれたアミノ酸
類、のいずれか1つを含有することを特徴とする凍結乾
燥組成物を提供することである。
【0013】また、本発明の目的は、CDRP類と安定
化剤として、 1)有効量のサイクロデキストリン、L−リジン、L−
グルタミンまたはL−メチオニン、あるいは、2)有効
量の塩化ナトリウムと有効量の1種または2種以上のマ
ンニトール、シュクロース、イノシトール、ソルビトー
ル、マルトース、トレハロース、デキストラン、フルク
トース、グルコース、マンノースおよびガラクトースか
らなる群より選ばれた糖類またはグリシン、L−アラニ
ン、L−システイン、L−ロイシン、L−アルギニンお
よびL−ヒスチジンからなる群より選ばれたアミノ酸
類、のいずれか1つを水性媒体に溶解した後、凍結乾燥
することを特徴とするカルシトニン遺伝子関連ペプチド
類の安定化法を提供することである。
【0014】まず、本発明の有効成分であるCGRP類
とは、CGRP、その誘導体またはそれらの塩である。
CGRPおよびその誘導体は公知のペプチド合成法、例
えば、液相法、固相法により製造される。CGRPの例
としては、h−α−CGRP、h−β−CGRP、c−
CGRP、r−α−CGRP、r−β−CGRP、p−
CGRPなどが挙げられる。
【0015】前記の誘導体の例としては、デスアラニル
−デアミノ−h−α−CGRP、デスアラニル−デアミ
ノ−h−β−CGRP、デスアラニル−〔Asu2,7
−h−α−CGRP、デスアラニル−〔Asu2,7 〕−
h−β−CGRP、〔Asn 3 ,Phe15,Gly23
−h−α−CGRP、デスアラニル−デアミノ−〔As
3 ,Phe15,Gly23〕−h−α−CGRP、〔A
sn3 ,Asp14,Gly23〕−h−α−CGRP、デ
スアラニル−デアミノ−〔Asn3 ,Asp14,Gly
23〕−h−α−CGRP、〔Asn3 ,Asp14,Ph
15〕−h−α−CGRP、デスアラニル−デアミノ−
〔Asn3 ,Asp14,Phe15〕−h−α−CGR
P、〔Asp14〕−h−α−CGRP、デスアラニル−
デアミノ−〔Asp14〕−h−α−CGRP、〔Asn
3 ,Glu14,Gly23〕−h−α−CGRP、デスア
ラニル−デアミノ−〔Asn3 ,Glu14,Gly23
−h−α−CGRP、〔Asn3 ,Glu14,Ph
15〕−h−α−CGRP、デスアラニル−デアミノ−
〔Asn3 ,Glu14,Phe15〕−h−α−CGR
P、〔Glu14〕−h−α−CGRP、デスアラニル−
デアミノ−〔Glu14〕−h−α−CGRP、デスアラ
ニル−〔Asu2,7 〕−c−CGRP、デスアラニル−
〔Asp3 ,Asu2,7 〕−c−CGRP、デスアラニ
ル−デアミノ−c−CGRP、デスアラニル−デアミノ
−〔(4−F−Phe)37〕−c−CGRPなどが挙げ
られる。
【0016】上記のCGRP誘導体の製造は、例えば、
特開昭62−129297号、特開昭63−12689
4号、特開昭63−258490号、特開昭64−26
598号などに記載されている。前記のCGRPまたは
その誘導体の塩としては、薬理学的に非毒性の塩が適宜
使用される。例えば、塩酸、硫酸、リン酸などの無機酸
との塩、酢酸、酒石酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸
などの有機酸との塩が挙げられる。
【0017】本発明に用いられるCGRP類の使用量
は、医薬品として有効な生理活性作用を発現する量を用
いればよく、通常、1回投与当り、0.1〜500μg
程度になるよう調製すればよい。
【0018】CGRP類の安定化剤としては、サイクロ
デキストリン、L−リジン、L−グルタミンまたはL−
メチオニンをそれぞれ単独で使用するか、あるいは2種
以上を混合して用いるか、あるいは塩化ナトリウムと糖
類またはアミノ酸を併用して用いてもよい。
【0019】上記の糖類としては、例えばマンニトー
ル、シュクロース、イノシトール、ソルビトール、マル
トース、トレハロース、デキストラン、フルクトース、
グルコース、マンノース、ガラクトースなどが挙げら
れ、また該糖類は、単独または2種以上を併用して用い
てもよい。上記のアミノ酸類としては、例えば、グリシ
ン、L−アラニン、L−システイン、L−ロイシン、L
−アルギニン、L−ヒスチジンなどが挙げられ、また該
アミノ酸類は、単独または2種以上を併用して用いても
よい。さらにまた、該糖類と該アミノ酸類を併用しても
よい。
【0020】上記安定化剤の添加量は、CGRP類1重
量部に対し、0.2〜100,000重量部程度が好ま
しく、さらに好ましくは2〜10,000重量部程度添
加すればよい。塩化ナトリウムの添加量は、糖類または
アミノ酸類1重量部に対して、0.001〜5重量部程
度が好ましく、さらに好ましくは0.01〜1重量部程
度添加すればよい。水性媒体としては、例えば注射用蒸
留水、生理食塩液などが例示される。さらに上記の水性
溶媒は毒性を示さない限り水溶性有機溶媒、例えば少量
のエタノール等を含んでいてもよい。
【0021】本発明の凍結乾燥組成物を製造するには、
例えば、上記の組成のCGRP類、安定化剤を、必要に
応じて適宜公知のpH調製剤、等張化剤、安定化剤、増
量剤、防腐剤等を混合し、上記の水性媒体に溶解して無
菌濾過し、常法に基づいて凍結乾燥すればよい。この凍
結乾燥には、通常用いられている条件下で、トレー凍結
乾燥、バイアル凍結乾燥などの公知の凍結乾燥法が採用
できる。
【0022】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明をさらに詳
細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。尚、実施例で用いたCGRP類は、前記の公知の
文献に従って、全て旭化成工業が合成したものを使用し
た。
【0023】実施例1 デスアラニル−デアミノ−c−CGRP1mgと下記の
表1の安定化剤をとり、無菌蒸留水50mlを加え溶解
させた。無菌濾過後、ガラスアンプルに0.5mlずつ
分注し、凍結乾燥を行い、窒素置換後熔閉し、用時溶解
型凍結乾燥製剤を得た。
【0024】
【表1】
【0025】実施例2 CGRP類および安定化剤を下記の表2に示した組成で
混合し、無菌蒸留水20mlに溶解した後、実施例1と
同様に処理し、各々凍結乾燥製剤を得た。
【0026】
【表2】
【0027】実施例3 デスアラニル−デアミノ−c−CGRP1mgとD−マ
ンニトール500mgおよび塩化ナトリウム100mg
をとり、無菌蒸留水50mlを加え、溶解させた。無菌
濾過後、ガラスアンプルに0.5mlずつ分注し、凍結
乾燥を行い、窒素置換後、熔閉し、用時溶解型の凍結乾
燥製剤を得た(本発明品5)。
【0028】実施例4 実施例3において、D−マンニトールの代わりに下記の
表3の糖類またはアミノ酸類を用い、塩化ナトリウムを
表3の量を用いて同様に処理し、各々凍結乾燥製剤を得
た(本発明品6〜17)。
【0029】
【表3】
【0030】実施例5 h−α−CGRP0.5mgとD−マンニトール250
mgおよび塩化ナトリウム50mgをとり、無菌蒸留水
25mlを加え、溶解させた。無菌濾過後ガラスアンプ
ルに0.5mlずつ分注し、凍結乾燥を行い、窒素置換
後熔閉して用時溶解型製剤を得た。
【0031】実施例6 CGRP類、糖類またはアミノ酸類および塩化ナトリウ
ムを下記の表4に示した組成で混合し、無菌蒸留水20
mlに溶解した後、実施例5と同様に処理し、各々凍結
乾燥製剤を得た。
【0032】
【表4】
【0033】実施例7 デスアラニル−デアミノ−c−CGRP10mgとD−
マンニトール1gおよび塩化ナトリウム100mgをと
り、無菌蒸留水50mlを加え溶解させた。無菌濾過
後、ガラスアンプルに0.5mlずつ分注し、凍結乾燥
を行い、窒素置換後、熔閉し、用時溶解型の凍結乾燥製
剤を得た。
【0034】実施例8 デスアラニル−デアミノ−c−CGRP50mgとD−
マンニトール1gおよび塩化ナトリウム100mgをと
り、無菌蒸留水50mlを加え溶解させた。無菌濾過
後、ガラスアンプルに0.5mlずつ分注し、凍結乾燥
を行い、窒素置換後、熔閉し、用時溶解型の凍結乾燥製
剤を得た。
【0035】
【発明の効果】
CGRP類安定化試験 〔対照製剤の調製〕 (1)デスアラニル−デアミノ−c−CGRP1mgを
とり、無菌蒸留水50mlに溶解させた。無菌濾過後、
ガラスアンプルに0.5mlづつ分注し、凍結乾燥を行
い窒素置換後、熔閉し、用時溶解型凍結乾燥製剤を得た
(対照品1)。 (2)デスアラニル−デアミノ−c−CGRP1mgと
D−マンニトール1000mgをとり、無菌蒸留水50
mlに溶解させた。以下、同様に処理し、用時溶解型凍
結乾燥製剤を得た(対照品2)。 (3)デスアラニル−デアミノ−c−CGRP1mgと
マルトース1000mgをとり、無菌蒸留水50mlに
溶解させた。以下、同様に処理し、用時溶解型凍結乾燥
製剤を得た(対照品3)。
【0036】(4)デスアラニル−デアミノ−c−CG
RP1mgとグリシン1000mgをとり、無菌蒸留水
50mlに溶解させた。以下、同様に処理し、用時溶解
型凍結乾燥製剤を得た(対照品4)。 (5)デスアラニル−デアミノ−c−CGRP1mgと
L−アラニン1000mgをとり、無菌蒸留水50ml
に溶解させた。以下、同様に処理し、用時溶解型凍結乾
燥製剤を得た(対照品5)。 (6)デスアラニル−デアミノ−c−CGRP1mgと
ヒト血清アルブミン100mgをとり、無菌蒸留水50
mlに溶解させた。以下、同様に処理し、用時溶解型凍
結乾燥製剤を得た(対照品6)。
【0037】(7)デスアラニル−デアミノ−c−CG
RP1mgと塩化ナトリウム1000mgをとり、無菌
蒸留水50mlに溶解させた。以下、同様に処理し、用
時溶解型凍結乾燥製剤を得た(対照品7)。 (8)デスアラニル−デアミノ−c−CGRP1mgと
D−マンニトール500mgをとり、無菌蒸留水50m
lに溶解させた。以下、同様に処理し、用時溶解型凍結
乾燥製剤を得た(対照品8)。 (9)デスアラニル−デアミノ−c−CGRP1mgと
D−マンニトール500mgおよびグリシン200mg
をとり、無菌蒸留水50mlに溶解させた。以下、同様
に処理し、用時溶解型凍結乾燥製剤を得た(対照品
9)。
【0038】〔試験方法〕前述の実施例で得た本発明品
1〜17および対照品1〜9の各々を60℃にて3ヶ月
保存した後、次の条件による高速液体クロマトグラフィ
ー(HPLC)を用いてCGRP類の含量を測定し、熔
閉直後の含量を100%として残存率を求めた。
【0039】HPLC測定条件 カラム:YMC AM−302 ODS S−5 12
0Å(YMC社製) 内径4.6×150mm 移動相:0.1%TFA:アセトニトリル=69:31 流速:0.7ml/分 検出:220nm 〔試験結果〕各試料のCGRP類の残存率を表5に示し
た。
【0040】
【表5】
【0041】表5の結果に示す通り、サイクロデキスト
リン以外の糖類、例えば、マンニトール、マルトースな
どを単独で添加した対照品、L−リジン、L−グルタミ
ンおよびL−メチオニン以外のアミノ酸、例えばグリシ
ン、L−アラニンなどを単独で添加した対照品、上記の
糖類とアミノ酸類の併用、例えば、マンニトールとグリ
シンを併用添加した対照品ならびに塩化ナトリウム単独
で添加した対照品は、CGRP類の安定性が著しく低下
したのに対し、サイクロデキストリン、L−リジン、L
−グルタミンおよびL−メチオニン単独で添加した本発
明品は優れた安定性を示し、また、上記糖類またはアミ
ノ酸類と塩化ナトリウムを併用した本発明品は優れた安
定性を示し、糖類またはアミノ酸類と塩化ナトリウムの
併用効果が認められた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 9/14 L 7329−4C E 7329−4C B 7329−4C 47/02 J 7433−4C 47/18 J 7433−4C 47/26 J 7433−4C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルシトニン遺伝子関連ペプチド類を有
    効成分とし、安定化剤として、 1)有効量のサイクロデキストリン、L−リジン、L−
    グルタミンまたはL−メチオニン、あるいは 2)有効量の塩化ナトリウムと有効量の1種または2種
    以上のマンニトール、シュクロース、イノシトール、ソ
    ルビトール、マルトース、トレハロース、デキストラ
    ン、フルクトース、グルコース、マンノースおよびガラ
    クトースからなる群より選ばれた糖類またはグリシン、
    L−アラニン、L−システイン、L−ロイシン、L−ア
    ルギニンおよびL−ヒスチジンからなる群より選ばれた
    アミノ酸類、のいずれか1つを含有することを特徴とす
    るカルシトニン遺伝子関連ペプチド類の凍結乾燥組成
    物。
  2. 【請求項2】 カルシトニン遺伝子関連ペプチド類と安
    定化剤として、 1)有効量のサイクロデキストリン、L−リジン、L−
    グルタミンまたはL−メチオニン、あるいは 2)有効量の塩化ナトリウムと有効量の1種または2種
    以上のマンニトール、シュクロース、イノシトール、ソ
    ルビトール、マルトース、トレハロース、デキストラ
    ン、フルクトース、グルコース、マンノースおよびガラ
    クトースからなる群より選ばれた糖類またはグリシン、
    L−アラニン、L−システイン、L−ロイシン、L−ア
    ルギニンおよびL−ヒスチジンからなる群より選ばれた
    アミノ酸類、のいずれか1つを水性媒体に溶解した後、
    凍結乾燥することを特徴とするカルシトニン遺伝子関連
    ペプチド類の安定化法。
JP5001861A 1992-01-17 1993-01-08 カルシトニン遺伝子関連ペプチド類の凍結乾燥組成物および安定化法 Withdrawn JPH05331071A (ja)

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