JPH05331116A - ジアミン及びその製造方法 - Google Patents

ジアミン及びその製造方法

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JPH05331116A
JPH05331116A JP16396292A JP16396292A JPH05331116A JP H05331116 A JPH05331116 A JP H05331116A JP 16396292 A JP16396292 A JP 16396292A JP 16396292 A JP16396292 A JP 16396292A JP H05331116 A JPH05331116 A JP H05331116A
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JP
Japan
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diamine
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represented
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JP16396292A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Furuya
浩行 古谷
Jiyunya Ida
純哉 井田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(1) 【化1】 (式中、Xは反応性を有する1価の有機基、ZはH、M
e、OMe、Ph、FまたはCl)で示されるジアミ
ン。 【効果】 ポリイミドの構成モノマーとして有用で、高
い耐熱性と低吸湿性を有する硬化性ポリイミドを提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なジアミンに関
し、さらに詳しくは、ポリマー又はオリゴマーの構成単
位となし、低吸湿性の熱硬化性を有する樹脂を合成する
のに好適なジアミン及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】架橋反応性基を有する有機アミン類は、
熱硬化性あるいは光感応性を有するポリイミドやポリア
ミドの構成モノマーとして従来から使用されている。最
近、例えば、第1級アミンとして3−アミノフェニルア
セチレンを用い、末端を停止した熱硬化性ポリイミドが
「サーミッド(商品名、カネボウNSC製)」として上
市されている〔ヒューズ・エアクラフト、特開昭50−
5348等〕。ここで用いられている3−アミノフェニ
ルアセチレンの合成に関して、幾つかの方法〔例えば、
USP 4,125,563号〕が知られているが、いずれも合成
ルートが長く、しかも合成試薬が高価であるという問題
を有していた。また、第1級アミンとしてプロパルギル
アミンを用い末端を停止した熱硬化性ポリイミドも提案
されている〔株式会社宇部興産、特開平2−28492
3、特開平3−174427〕。しかし、プロパルギル
基の熱反応開始温度は250℃と高く、これを反応性基
として用いたイミドオリゴマーも硬化温度が高く、加工
性の点で劣ることが知られている〔ポリマー・エンジニ
アリング・サイエンス(Polym.Eng.Sc
i.)、22(1)、9−14(1982)〕。
【0003】また、2価の有機ジアミンの側鎖に、フェ
ニルアセチレン基を導入したものが報告されている。
〔ACS予稿集、33(1)、914ページ(199
2)、ジャーナル・オブ・マクロモレキュラー・サイエ
ンス・ケミカル・エディション、A32(8&9)、1
117ページ(1984)〕。しかしながら、それら
は、加工温度が高いことが問題とされていた。
【0004】また、プロパルギル基の熱硬化反応を利用
した系として、各種の芳香族プロパルギルエーテルが提
案されている〔例えば、ダウ・ケミカル、特開平2−8
5275、ユアロピアン・ポリマー・ジャーナル(Eu
r.Polym.J.)、27(11)、1279−1
287(1991)〕。芳香族プロパルギルエーテルは
各種フェノールと相転移触媒存在下、水性苛性溶液中で
ハロゲン化プロパルギルと反応させることにより得てい
る。プロパルギルエーテルは熱を加えることによりクロ
メンを経由して重合し熱硬化ポリマーを生成し、その硬
化物は低吸湿性であることが知られている。しかし、こ
れら芳香族プロパルギルエーテルはビスフェノールAの
両末端をプロパルギルエーテル化したもの等で、その重
合物は比較的低分子量のため硬化物の耐熱性、機械的強
度に劣る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、プロ
パルギルエーテルをジアミン成分の側鎖に導入した新規
ジアミンを提供することにある。このジアミンは、例え
ばイミドオリゴマーの構成モノマーとして使用すること
によって、良好な加工性を有しながら、耐熱性・機械的
強度に優れるとともに低吸湿性を備えた、反応性を有す
るポリイミドを提供することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
状に鑑み、これらの技術的課題を解決すべく鋭意検討を
重ねた結果、本発明に到達したものである。
【0007】即ち、本発明の第1は、一般式(1)
【0008】
【化9】
【0009】(式中、Xは熱架橋反応性を有する1価の
有機基、ZはH、Me、OMe、Ph、FまたはCl)
で示されるジアミンを、本発明の第2は、塩基の存在下
に、一般式(3)
【0010】
【化10】
【0011】(式中、ZはH、Me、OMe、Ph、F
またはCl)で示されるジアミノフェノールを溶解した
溶液中に、下記一般式(4)
【0012】Y−X (4)
【0013】(式中、Yはハロゲン、Xは反応性を有す
る1価の有機基)で示される有機ハロゲン化物を加えエ
ーテル化することを特徴とする上記ジアミンの製造方法
を、
【0014】本発明の第3は、一般式(5)
【0015】
【化11】
【0016】(式中、ZはH、Me、OMe、Ph、F
またはCl、Xは、反応性を有する1価の有機基)で示
されるジニトロフェノール誘導体を還元することを特徴
とする上記ジアミンの製造方法を、
【0017】本発明の第4は、一般式(6)
【0018】
【化12】
【0019】(式中、ZはH、Me、OMe、Ph、F
またはCl、Xは反応性を有する有機基、Tは有機基で
Fを有していてもよい。)で示されるジアミノフェノー
ル誘導体を脱保護することを特徴とする上記ジアミンの
製造方法を、それぞれ内容とするものである。尚、本発
明において、Me、OMe、Phは、それぞれCH3
OCH3 、フェニルを表す。
【0020】本発明のジアミンの製造方法について説明
する。ここでは、3種の方法を具体的に説明するが、い
づれの方法によっても良好な収率でジアミンを合成する
ことができる。
【0021】第1の方法では、上記一般式(3)で示さ
れるジアミノフェノールを相転移触媒の存在下、アルカ
リ性水溶液に溶解させ、その溶液中に、上記一般式
(4)で示される有機ハロゲン化物を少量ずつ滴下し、
ジアミノフェノール誘導体を得る。この時の反応温度は
−15〜120℃の範囲が好適であり、より好ましくは
0〜100℃、更に好ましくは0〜60℃の範囲であ
る。反応時間は1〜24時間が好ましい。
【0022】第2の方法では、上記一般式(5)で示さ
れるジニトロフェノール誘導体を水溶液及び/又は有機
溶媒中で、適当な還元剤によりニトロ基をアミノ基に還
元する。ここで使用する還元剤は特に制限はなく一般的
な触媒が使用でき、例えば、日本化学会編「新実験化学
講座、14巻、有機化合物の合成と反応(III)」の13
33〜1335ページに記載されているニトロ基の還元
反応に用いることのできるものであれば全て使用可能で
ある。ここでは、塩化スズ/塩酸系が、コストと反応の
取扱の容易性から好ましい。温度と反応時間については
特に制限が無いが、上記の例では、反応温度は−15〜
120℃の範囲が好適であり、より好ましくは0〜10
0℃の範囲である。反応時間は1〜24時間が好まし
い。
【0023】本発明のジアミンの前駆体であるジニトロ
化合物は、以下のように合成することができる。即ち、
上記一般式(7)で示されるジニトロフェノール
【0024】
【化13】
【0025】(式中、ZはH、Me、OMe等のアルキ
ル残基、Ph等の芳香族残基、またはF、C1等のハロ
ゲン残基)を相間移動触媒の存在下、アルカリ性水溶液
に溶解させ、その溶液中に、上記一般式(4)で示され
る有機ハロゲン化物を少量ずつ滴下し、上記一般式
(5)で示されるジニトロフェノール誘導体を得る。こ
の時の反応温度は、−15〜120℃の範囲が好適であ
り、より好ましくは0〜100℃、さらに好ましくは0
〜60℃が好適である。反応時間は、1〜24時間が好
ましい。
【0026】第3の方法は、上記一般式(6)で示され
るアミド化合物を水溶液中及び/又は有機溶媒中で脱保
護することにより、アミド基をアミノ基に変換する。こ
こで使用する脱保護剤は特に制限なく一般的な触媒が使
用でき、例えば、有機合成化学協会編「有機合成実験法
ハンドブック」の398ページ、または丸善編「新実験
化学講座、有機化合物の合成と反応(5)」の2555
〜2556ページに記載されているアセチル基の脱離法
に用いることのできるものであれば全て使用可能であ
る。ここでは、塩酸中での煮沸処理がコストと反応の取
扱の容易性から好ましい。温度と反応時間については特
に制限はないが、上記の例では反応温度は−15〜15
0℃の範囲が好適であり、より好ましくは0〜130℃
の範囲である。
【0027】本発明のジアミンの前駆体であるアミド化
合物は、以下のように合成することができる。即ち、一
般式(8)
【0028】
【化14】
【0029】(式中、Xは、反応性を有する有機基、Z
はH、Me、OMe等のアルキル残基、Ph等の芳香族
残基、F、C1等のハロゲン残基、RはMe、Et、T
は有機基でFを有していてもよい)で示されるアミドフ
ェノールを相間移動触媒の存在下でアルカリ性水溶液に
溶解させ、その溶液中に、上記一般式(4)で示される
有機ハロゲン化物を少しずつ滴下し、上記一般式(6)
で示されるアミド化合物を得る。この時の反応温度は、
−15〜120℃の範囲が好適であり、より好ましくは
0〜100℃、さらに好ましくは0〜60℃が好適であ
る。反応時間は、1〜24時間が好ましい。
【0030】本発明に用いられるジニトロフェノールは
上記式(7)で示されるが、より具体的には、諸特性の
バランス面から、3,5−ジニトロフェノールまたは
2,4−ジニトロフェノールが好適である。本発明に用
いられるジアミノフェノールは上記式(3)で示される
が、より具体的には、諸特性のバランス面から、3,5
−ジアミノフェノールまたは2,4−ジアミノフェノー
ルが好適である。
【0031】また、本発明に用いられる有機ハロゲン化
物は上記式(4)で示されるが、より具体的には、諸特
性のバランス面から、ハロゲン化プロパルギルまたはハ
ロゲン化アリルが好ましい。ハロゲン化プロパルギルは
塩化プロパルギルまたは臭化プロパルギル、ハロゲン化
アリルは塩化アリルまたは臭化アリルが好ましい。
【0032】また、本発明のプロバルギルエーテルの生
成反応に使用される塩基触媒としては特に制限はなく一
般的なアルカリ性水溶液が使用可能であるが、好ましく
は水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウムま
たはそれらの混合物の水溶液が用いられる。
【0033】本発明のプロパルギルエーテルの生成反応
において、高収率でエーテル生成物を得るために相転移
触媒が用いられる。ここで使用される相転移触媒は一般
的な相転移触媒が使用可能であるが、好ましくはテトラ
アルキル化ハロゲン化アンモニウム、テトラアルキル化
ハロゲン化ホスホニウムが用いられる。ハロゲン化物は
ヨウ化物、臭化物、塩化物またはこれらの混合物であ
る。
【0034】また、反応溶液には水溶液と共に有機溶媒
を併用することができる。ここで併用する有機溶媒はト
ルエン、ベンゼン、クロロホルム、アセトン等の汎用の
有機溶媒が好ましい。反応溶液の溶液濃度は5〜50%
が好ましく、より好ましくは10〜30%の範囲であ
る。この範囲を越えると反応が充分に行われなかった
り、反応副成物が生成しやすくなる場合がある。
【0035】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもので
はなく、また本発明はその趣旨を逸脱しない範囲内で、
当業者の知識に基づき種々の修正、改良、変更を加えた
態様で実施し得るものである。
【0036】実施例1 1,3−ジアミノフェニルプロパルギルエーテルの合成 300mlの3口フラスコに、三方コック、ジムロート冷
却器、滴下ロート、シーラムキャップを取り付けた。反
応系に1,3−ジアミノフェノール15.41g(0.
1mol )と水酸化ナトリウム4g(0.1mol )を10
0mlの水に溶解させた水溶液および臭化テトラブチルア
ンモニウム3.22g(0.01mol )を仕込混合し
た。次に臭化プロパルギル11.90g(0.1mol )
を滴下ロートに仕込み、室温下で10分かけて反応系に
滴下した後、還流下に4時間反応させた。反応後は反応
溶液を塩化メチレンで抽出し、有機層を水で洗浄した
後、無水硫酸ナトリウムで脱水・濾過をおこなった。溶
媒をロータリーエバポレーターで留去したところ、1
9.02g(収率;98%)の褐色オイルを得た。これ
をボールチューブ減圧蒸留装置により180℃/0.5
Torrで蒸留したところ、18.2g(収率;90%)の
1,3−ジアミノフェニルプロパルギルエーテルを橙色
オイルとして得た。
【0037】〔スペクトルデータ〕 IR(neat, cm-1)ν=3390, 3300, 28
60, 2720, 2620, 2120, 1600, 15
00, 1450, 1340, 1290, 1180, 11
60, 1100, 1040, 1000, 960, 93
0, 840, 770, 6901 H−NMR(CDCl3 , TMS, ppm ) δ=2.19(tr, J=2.4Hz, 1H),3.8
2(d, J=2.4Hz, 2H),4.23(bs, 4
H),6.03〜7.27(m,3H)
【0038】参考例1 2,4−ジアセトアミドフェノールの合成 300mlの3口フラスコに、50mlの滴下ロート、三方
コック、シーラムキャップを取り付け、減圧下に乾燥・
窒素置換した。200mlのテトラハイドロフラン(TH
F)と124.2g(0.1mol )の2,4−ジアミノ
フェノールを反応系に仕込んだ。180mol の無水酢酸
を滴下ロートから還流に注意しながら約1時間で加え
た。還流下に4時間反応させて、1晩静置し、析出した
結晶を濾別・乾燥したところ、20.21g(収率;9
5.2%)の2,4−ジアセトアミドフェノールを得
た。
【0039】〔スペクトルデータ〕 IR(neat, cm-1)ν=3500, 3300, 29
60, 2880, 1880, 1650, 1610, 15
60, 1510, 1450, 1370, 1270, 12
40, 1180, 1030, 840, 810, 660,
630
【0040】参考例2 2,4−ジアセトアミドフェニル−1−プロパルギルエ
ーテルの合成 300mlの3口フラスコに、50mlの滴下ロート、三方
コック、シーラムキャップを取り付け、減圧下に乾燥、
窒素置換した。20.82g(0.1mol )の参考例1
で得た2,4−ジアセトアミドフェノールと3.22g
(0.01mol)のテトラノルマルブチルアンモニウム
ブロマイドを反応器に仕込んだ後、4g(0.1mol )
の水酸化ナトリウムを130mlの水に溶解させた溶液を
加えた。反応温度を50℃に上げ2,4−ジアセトアミ
ドフェノールを溶解させた後、滴下ロートから13.0
9g(0.11mol )のプロパルギルブロマイドを約3
0分かけて添加した。50℃で4時間反応させたのち、
室温下で一夜攪拌した。析出した結晶を濾別し、エタノ
ールから再結晶した。24.1g(95.5%)の2,
4−ジアセトアミドフェニル−1−プロパルギルエーテ
ルを得た。
【0041】〔スペクトルデータ〕 IR(neat, cm-1)ν=3500, 3300, 29
60, 2880, 1880, 1650, 1610, 15
60, 1510, 1450, 1370, 1270, 12
40, 1180, 1030, 840, 810, 660,
6301 H−NMR(CDCl3 , ppm ) δ=2.12(s., 6H),2.48(tr.,1
H),4.61(d., J=2.4Hz, 2H),6.
77〜7.6(m.,3H),7.85(br.s.,
2H)
【0042】実施例2 2,4−ジアミノフェニル−1−プロパルギルエーテル
の合成 300mlの3口フラスコに、50mlの滴下ロート、三方
コック、シーラムキャップを取り付け、減圧下に乾燥、
窒素置換した。7.38g(0.03mol )の参考例2
で得た2,4−ジアセトアミドフェニル−1−プロパル
ギルエーテルと150gの3N塩酸を反応系に仕込み、
還流下に4時間反応させた。反応後、反応溶液を飽和炭
酸ナトリウム溶液中にあけ、塩化メチレンから抽出し
た。有機層を脱水・濾過し、溶媒を留去した。析出した
結晶をエタノールから再結晶することにより、6.58
g(収率;94.7%)の2,4−ジアミノフェニル−
1−プロパルギルエーテルを得た。
【0043】〔スペクトルデータ〕 IR(neat, cm-1)ν=3600−3000, 30
00, 2950, 1620, 1600, 1580, 14
95, 1450, 1350, 1295, 1220, 11
60, 990, 905, 860, 780, 735, 69
1 H−NMR(CDCl3 , ppm ) δ=2.5(tr.,1H),3.5(br.s.,4
H),4.75(d.,J=1.2Hz, 1H),6.
7(m.,3H)
【0044】参考例3 2,4−ジニトロフェニル−1−アリルエーテルの合成 500mlの3口フラスコに、200mlの滴下ロート、三
方コック、シーラムキャップを取り付け、減圧下に乾
燥、アルゴン置換した。8.0g(0.2mol )の水酸
化ナトリウムを200mlの水に溶解して反応器に仕込ん
だ。27.82g(0.2mol )2.4−ジニトロフェ
ノールと6.45g(0.2mol )のテトラノルマルブ
チルアンモニウムブロマイドを加えたのち、滴下ロート
から24.79g(17.1ml,0.2mol )のアリル
ブロマイドを約30分かけて添加し、80℃で4時間反
応させたのち、室温下で一夜攪拌をつづけた。析出した
結晶を濾別し、トルエンから再結晶した。30.9g
(収率;94.2%)の2,4−ジニトロフェニル−1
−アリルエーテルを得た。
【0045】〔スペクトルデータ〕 IR(neat, cm-1)ν=3600−3000, 30
00, 2950, 1620, 1600, 1580, 14
95, 1450, 1350, 1295, 1220, 11
60, 990, 905, 860, 780, 735, 69
1 H−NMR(クロロフォルム−d,ppm ) δ=3.8(d., J=2.0Hz, 2H),5.1
(m.,2H),5.9(m.,1H),7.9
(m.,3H)
【0046】実施例3 2,4−ジアミノフェニル−1−アリルエーテルの合成 500mlの3口フラスコに、200mlの滴下ロート、三
方コック、シーラムキャップを取り付け、減圧下に乾
燥、アルゴン置換した。23.67g(0.14mol )
の参考例3で得た2,4−ジニトロフェニル−1−アリ
ルエーテルと270mlのジオキサンを反応容器に仕込ん
だ。260.49g(1.16mol )の塩化スズと27
0mlの濃塩酸を2時間かけて氷冷下に滴下した。反応溶
液を氷冷下のまま1時間攪拌した後、1リットルの10
wt% 水酸化ナトリウム水溶液内に滴下した。析出した水
溶液スズを濾過したのち、濾液を塩化メチレンから抽出
した。脱水・濾過したのち、溶媒を留去し析出した結晶
を濾別し、トルエンから再結晶した。21.62g(収
率;93.2%)の2,4−ジアミノフェニル−1−ア
リルエーテルを得た。
【0047】〔スペクトルデータ〕 IR(neat, cm-1)ν=3600−3000, 30
00, 2950, 1620, 1600, 1580, 14
95, 1450, 1350, 1295, 1220, 11
60, 990, 905, 860, 780, 735, 69
1 H−NMR(クロロフォルム−d,ppm ) δ=3.5(tr.,1H),4.2(br.s.,4
H),5.15(d.,J=1.2Hz,1H),6.
7(m.,3H)
【0048】応用例 500mlの3口フラスコに200ml滴下ロート、三方コ
ック、シーラムキャップを取り付け、減圧下に乾燥、ア
ルゴン置換した。5.77g(0.01mol )のビスフ
ェノールAビス(トリメリレート)ジアンハイドライド
と6.44g(0.02mol )のベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物を反応器に仕込んだのち、200ml
の(カルシウムハイドライド上で乾燥)蒸留DMFを加
えた。滴下ロートから、50mlのDMFに溶解した1
6.39g(0.031mol )の実施例2で得られた
2,4−ジアミノフェニル−1−プロパルギルエーテル
を滴下した。80℃で2時間攪拌した。得られたポリア
ミック酸は、室温に反応温度を戻したのち、11mlの無
水酢酸と10mlのピリジンを添加して化学的に脱水閉環
した。反応後は1リットルのメタノール中に反応溶液を
投入し、ポリイミドを沈澱させた。アスピレーターで減
圧下に濾過し、真空中、80℃で48時間乾燥したとこ
ろ、25.2(収率;86.3%)の淡黄色パウダーと
してポリイミドを得た。還元粘度は、1.05dl/g
(0.495g/dl、23℃、m−クレゾール)であっ
た。
【0049】〔スペクトルデータ〕 IR(neat,cm-1)ν=3000,2950,17
80,1750,1700,1620,1600,15
80,1495,1450,1350,1295,12
20,1160,990,905,860,780,7
35,690
【0050】8.3gのポリイミドを用いて、220℃
・20分、250℃・30分、270℃・1時間、接触
圧下でプレスして、密度1.39g/cm3 を有する12
mm(幅)×12cm(長)×3.4mm(厚)の注型板を得
た。この注型板は、58.8Kg/mm2 の曲げ強さと、3
15Kg/mm2 の曲げ弾性率と、35Kg・cm/cm2 の衝撃
強度を有していた。動的粘弾性の測定から、ガラス転移
温度(Tg)は256℃であった。また、250℃、2
4時間のアフターキュアーを行なったところ、Tgが2
95℃となり、反応性基が後硬化することによって耐熱
性を改善できた。吸湿率は、0.27%(C−96/2
0/65)であった。
【0051】比較応用例 市販のイミドタイプ熱硬化型オリゴマー9.2gを用い
て、220℃・20分、250℃・30分、270℃・
1時間、接触圧下でプレスして、密度1.35g/cm3
を有する12mm(幅)×12cm(長)×3.5mm(厚)
の注型板を得た。この注型板は、38.2Kg/mm2 の曲
げ強さと261Kg/mm2 の曲げ弾性率と18Kg・cm/cm
2 の衝撃強度と212℃のガラス転移温度(Tg)を有
する樹脂であった。吸湿率は、0.75%(C−96/
20/65)であった。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る熱ないし光などによる反応
性基を有するジアミンは、例えばポリイミドの構成モノ
マーとして使用することにより、高い耐熱性を有し、低
吸湿性の硬化性ポリイミドを安価に提供することができ
る。また、得られた硬化物は積層板、耐熱性塗料、成型
材料等の幅広い用途において、極めて工業的価値の高い
材料を提供することができ、その有用性は大である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、Xは反応性を有する1価の有機基、ZはH、M
    e、OMe、Ph、FまたはCl)で示されるジアミ
    ン。
  2. 【請求項2】 Xが一般式(2) 【化2】 (式中、RはH、CH3 、CH2 CH3 または芳香族
    基)で示される請求項1記載のジアミン。
  3. 【請求項3】 塩基の存在下に、下記一般式(3) 【化3】 (式中、ZはH、Me、OMe、Ph、FまたはCl)
    で示されるジアミノフェノールを溶解した溶液中に、下
    記一般式(4) Y−X (4) (式中、Yはハロゲン、Xは反応性を有する1価の有機
    基)で示される有機ハロゲン化物を加えエーテル化する
    ことを特徴とする請求項1記載のジアミンの製造方法。
  4. 【請求項4】 Xが一般式(2) 【化4】 (式中、RはH、CH3 、CH2 CH3 または芳香族
    基)で示される請求項3記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 下記一般式(5) 【化5】 (式中、Xは、反応性を有する1価の有機基、ZはH、
    Me、OMe、Ph、FまたはCl)で示されるジトニ
    ロフェノール誘導体を還元することを特徴とする請求項
    1記載のジアミンの製造方法。
  6. 【請求項6】 Xが一般式(2) 【化6】 (式中、RはH、CH3 、CH2 CH3 または芳香族
    基)で示される請求項5記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 下記一般式(6) 【化7】 (式中、ZはH、Me、OMe、Ph、FまたはCl、
    Xは反応性を有する有機基、Tは有機基でFを有してい
    てもよい。)で示されるジアミノフェノール誘導体を脱
    保護することを特徴とする請求項1記載のジアミンの製
    造方法。
  8. 【請求項8】 Xが一般式(2) 【化8】 (式中、RはH、CH3 、CH2 CH3 または芳香族
    基)である請求項7記載の製造方法。
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