JPH05331484A - 金属の加工油剤 - Google Patents
金属の加工油剤Info
- Publication number
- JPH05331484A JPH05331484A JP16680592A JP16680592A JPH05331484A JP H05331484 A JPH05331484 A JP H05331484A JP 16680592 A JP16680592 A JP 16680592A JP 16680592 A JP16680592 A JP 16680592A JP H05331484 A JPH05331484 A JP H05331484A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- processing
- oil
- heating
- processing oil
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 加工中には加工油として優れた性能を発揮す
るだけでなく、加工終了後には被加工品を所定の温度に
加熱することにより容易に加工油を被加工品から除去で
きる新規な金属の加工油剤を提供する。 【構成】 粘度1.0〜10.0センチストークスのポ
リブテン類からなる基油に、炭素数4〜18の脂肪酸、
脂肪族アルコール及びエステルから選ばれた1種又は2
種以上の混合物からなる油性向上剤を0.5〜10重量
%の範囲で添加してなる金属の加工油剤である。 【効果】 加工油として優れた性能を有し、しかも、加
工終了後に被加工品を加熱するだけで容易に脱脂するこ
とができるので、洗浄剤を使用する洗浄作業を行う必要
がなく、工業的に極めて有用である。
るだけでなく、加工終了後には被加工品を所定の温度に
加熱することにより容易に加工油を被加工品から除去で
きる新規な金属の加工油剤を提供する。 【構成】 粘度1.0〜10.0センチストークスのポ
リブテン類からなる基油に、炭素数4〜18の脂肪酸、
脂肪族アルコール及びエステルから選ばれた1種又は2
種以上の混合物からなる油性向上剤を0.5〜10重量
%の範囲で添加してなる金属の加工油剤である。 【効果】 加工油として優れた性能を有し、しかも、加
工終了後に被加工品を加熱するだけで容易に脱脂するこ
とができるので、洗浄剤を使用する洗浄作業を行う必要
がなく、工業的に極めて有用である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄、アルミニウム等
の種々の金属について行われる種々の金属加工、例えば
プレス加工、コルゲート/ルーバー加工、ロールフォー
ム加工等の際に、被加工品の加工性を良好ならしめると
共に、工具の摩耗を防止する目的で使用される加工油に
関する。
の種々の金属について行われる種々の金属加工、例えば
プレス加工、コルゲート/ルーバー加工、ロールフォー
ム加工等の際に、被加工品の加工性を良好ならしめると
共に、工具の摩耗を防止する目的で使用される加工油に
関する。
【0002】従来、この種の金属加工においては、一般
には機械加工油が使用されているが、この機械加工油
は、鉱物油、植物油、動物油等を基油とし、これに各種
の添加剤を配合して構成されていて揮発性がなく、加工
後には得られた製品についてこの機械加工油を除去する
ための洗浄が必要になり、この洗浄作業が極めて面倒な
作業であったほか、環境汚染の防止の観点から洗浄廃液
の処理が必要になり、この洗浄廃液処理にも多大な費用
を必要とするという問題があった。
には機械加工油が使用されているが、この機械加工油
は、鉱物油、植物油、動物油等を基油とし、これに各種
の添加剤を配合して構成されていて揮発性がなく、加工
後には得られた製品についてこの機械加工油を除去する
ための洗浄が必要になり、この洗浄作業が極めて面倒な
作業であったほか、環境汚染の防止の観点から洗浄廃液
の処理が必要になり、この洗浄廃液処理にも多大な費用
を必要とするという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、このような問題のない加工油剤の開発について鋭意
研究を重ねた結果、基油として所定の粘度のポリブテン
類を使用し、これに所定の油性向上剤を一定の割合で添
加したものが、加工油として優れた性能を有するだけで
なく、加工終了後に被加工品を所定の温度に加熱するこ
とにより容易に揮発し、被加工品から除去できることを
見出し、本発明を完成した。
は、このような問題のない加工油剤の開発について鋭意
研究を重ねた結果、基油として所定の粘度のポリブテン
類を使用し、これに所定の油性向上剤を一定の割合で添
加したものが、加工油として優れた性能を有するだけで
なく、加工終了後に被加工品を所定の温度に加熱するこ
とにより容易に揮発し、被加工品から除去できることを
見出し、本発明を完成した。
【0004】従って、本発明の目的は、加工中には加工
油として優れた性能を発揮するだけでなく、加工終了後
には被加工品を所定の温度に加熱することにより容易に
加工油を被加工品から除去できる新規な金属の加工油剤
を提供することにある。
油として優れた性能を発揮するだけでなく、加工終了後
には被加工品を所定の温度に加熱することにより容易に
加工油を被加工品から除去できる新規な金属の加工油剤
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、粘
度1.0〜10.0センチストークス(cSt)のポリ
ブテン類からなる基油に、炭素数4〜18の脂肪酸、脂
肪族アルコール及びエステルから選ばれた1種又は2種
以上の混合物からなる油性向上剤を0.5〜10重量%
の範囲で添加してなる金属の加工油剤である。
度1.0〜10.0センチストークス(cSt)のポリ
ブテン類からなる基油に、炭素数4〜18の脂肪酸、脂
肪族アルコール及びエステルから選ばれた1種又は2種
以上の混合物からなる油性向上剤を0.5〜10重量%
の範囲で添加してなる金属の加工油剤である。
【0006】本発明において、基油として使用するポリ
ブテン類としては、ポリブテンの他に、同様な性質を有
する例えばポリブテン−1、ポリイソブチレン等を挙げ
ることができ、これらはその1種のみを単独で使用でき
るほか、2種以上の混合物としても使用することができ
る。このポリブテン類としてはポリブテンが最も好まし
い。このホリブテンは、主としてイソブチレンに少量の
n−ブテンが共重合した構造を有する粘稠な液状重合体
であり、不純物や重金属の含有量が極めて低く、毒性や
刺激性もなく、しかも、そのうちの常温での粘度が1.
0〜10.0cStのものは、200〜350℃に加熱
することにより、容易に揮発し、この際に硬化したり熱
解重合を起こし難いものである。本発明で使用するポリ
ブテン類は、その常温での粘度が1.0〜10.0cS
t、好ましくは1.0〜5.0cStのものであり、粘
度が1.0cStより低いと基油としての耐荷重性能が
不足し、また、引火点が低くなりすぎて引火の危険が生
じ、また、10.0cStを越えると加工後に硬化や熱
解重合を生起させることなく加熱して揮発除去せしめる
ことが困難になり、洗浄剤を使用して洗浄を行う必要が
生じる。
ブテン類としては、ポリブテンの他に、同様な性質を有
する例えばポリブテン−1、ポリイソブチレン等を挙げ
ることができ、これらはその1種のみを単独で使用でき
るほか、2種以上の混合物としても使用することができ
る。このポリブテン類としてはポリブテンが最も好まし
い。このホリブテンは、主としてイソブチレンに少量の
n−ブテンが共重合した構造を有する粘稠な液状重合体
であり、不純物や重金属の含有量が極めて低く、毒性や
刺激性もなく、しかも、そのうちの常温での粘度が1.
0〜10.0cStのものは、200〜350℃に加熱
することにより、容易に揮発し、この際に硬化したり熱
解重合を起こし難いものである。本発明で使用するポリ
ブテン類は、その常温での粘度が1.0〜10.0cS
t、好ましくは1.0〜5.0cStのものであり、粘
度が1.0cStより低いと基油としての耐荷重性能が
不足し、また、引火点が低くなりすぎて引火の危険が生
じ、また、10.0cStを越えると加工後に硬化や熱
解重合を生起させることなく加熱して揮発除去せしめる
ことが困難になり、洗浄剤を使用して洗浄を行う必要が
生じる。
【0007】また、本発明においては、上記基油として
のポリブテン類に脂肪酸、脂肪族アルコール及びエステ
ルから選ばれた1種又は2種以上の混合物からなる油性
向上剤を添加する。この油性向上剤は、基油の不足する
油性、すなわち境界潤滑状態における油膜の強度を改善
し、摩擦係数を低下させて加工中における耐荷重性能を
向上させるものである。本発明で油性向上剤として使用
する脂肪酸、脂肪族アルコール及びエステルは、その炭
素数が4〜18の範囲のものである必要があり、その種
類によっても異なるが、好ましくは8〜12の範囲のも
のである。炭素数が4より少ないと油性向上作用が不足
し、また、18より多くなると加工後に加熱して加工油
を除去する際に残渣が残り、この加熱残渣を除去するた
めに洗浄剤を使用して洗浄を行う必要が生じる。
のポリブテン類に脂肪酸、脂肪族アルコール及びエステ
ルから選ばれた1種又は2種以上の混合物からなる油性
向上剤を添加する。この油性向上剤は、基油の不足する
油性、すなわち境界潤滑状態における油膜の強度を改善
し、摩擦係数を低下させて加工中における耐荷重性能を
向上させるものである。本発明で油性向上剤として使用
する脂肪酸、脂肪族アルコール及びエステルは、その炭
素数が4〜18の範囲のものである必要があり、その種
類によっても異なるが、好ましくは8〜12の範囲のも
のである。炭素数が4より少ないと油性向上作用が不足
し、また、18より多くなると加工後に加熱して加工油
を除去する際に残渣が残り、この加熱残渣を除去するた
めに洗浄剤を使用して洗浄を行う必要が生じる。
【0008】このような油性向上剤となる脂肪酸として
は、例えば、カプリン酸、ラウリン酸、オレイン酸等を
挙げることができ、また、脂肪族アルコールとしては、
例えば、オクチルアルコール、デシルアルコール、ラウ
リルアルコール等を挙げることができ、さらに、エステ
ルとしては、例えば、ラウリン酸メチル、ステアリン酸
ブチル等を挙げることができる。この油性加工剤の添加
量は、通常0.5〜10重量%、好ましくは1.0〜
5.0重量%の範囲であり、0.5重量%より少ないと
期待する油性加工作用が発揮されず、また、10重量%
より多くなると加工後の加熱時にオイル・スティン等の
残渣が残るという問題が生じる。
は、例えば、カプリン酸、ラウリン酸、オレイン酸等を
挙げることができ、また、脂肪族アルコールとしては、
例えば、オクチルアルコール、デシルアルコール、ラウ
リルアルコール等を挙げることができ、さらに、エステ
ルとしては、例えば、ラウリン酸メチル、ステアリン酸
ブチル等を挙げることができる。この油性加工剤の添加
量は、通常0.5〜10重量%、好ましくは1.0〜
5.0重量%の範囲であり、0.5重量%より少ないと
期待する油性加工作用が発揮されず、また、10重量%
より多くなると加工後の加熱時にオイル・スティン等の
残渣が残るという問題が生じる。
【0009】本発明においては、金属加工の際における
工具の磨耗を軽減する目的で、必要に応じて極圧添加剤
を添加することができる。この極圧添加剤としては、加
工後に加工油を除去する目的で加熱する際に同時に揮発
して除去されるものであるのがよく、例えば、有機ホス
ファイト、有機ホォスフェート及びリン含有界面活性剤
から選ばれた1種又は2種以上の混合物を使用すること
ができる。具体的には、有機ホスファイトとしては、例
えばジラウリルハイドロジェンフォスファイト、トリオ
レイルフォスファイト等を挙げることができ、有機ホォ
スフェートとしては、例えばラウリルフォスフェート、
オレイルフォスフェート等を挙げることができ、また、
リン含有界面活性剤としては、例えばポリエチレングリ
コールエーテル、リン酸エステル等を挙げることができ
る。このような極圧添加剤を添加する場合における添加
量は通常5重量%以下であり、好ましくは0.01〜
1.0重量%の範囲である。5重量%を越えて添加する
と加工後に加熱しただけでは完全に揮発させて除去する
ことが困難である。
工具の磨耗を軽減する目的で、必要に応じて極圧添加剤
を添加することができる。この極圧添加剤としては、加
工後に加工油を除去する目的で加熱する際に同時に揮発
して除去されるものであるのがよく、例えば、有機ホス
ファイト、有機ホォスフェート及びリン含有界面活性剤
から選ばれた1種又は2種以上の混合物を使用すること
ができる。具体的には、有機ホスファイトとしては、例
えばジラウリルハイドロジェンフォスファイト、トリオ
レイルフォスファイト等を挙げることができ、有機ホォ
スフェートとしては、例えばラウリルフォスフェート、
オレイルフォスフェート等を挙げることができ、また、
リン含有界面活性剤としては、例えばポリエチレングリ
コールエーテル、リン酸エステル等を挙げることができ
る。このような極圧添加剤を添加する場合における添加
量は通常5重量%以下であり、好ましくは0.01〜
1.0重量%の範囲である。5重量%を越えて添加する
と加工後に加熱しただけでは完全に揮発させて除去する
ことが困難である。
【0010】本発明の加工油剤は、上記ポリブテン類か
らなる基油中に所定の量の油性向上剤と必要に応じて添
加される極圧添加剤とを添加し、全体を均一に混合する
ことにより調製される。そして、本発明の加工油剤は、
その常温での粘度が1.0〜10.0cSt、好ましく
は1.0〜5.0cStの範囲であるのがよい。そし
て、本発明の加工油剤は、鉄、アルミニウム等の種々の
金属についてのプレス加工、コルゲート/ルーバー加
工、ロールフォーム加工等の金属加工の際に、従来の機
械加工油と全く同様の方法で使用することができる。ま
た、本発明の加工油剤は、金属の冷間加工に限らず、熱
間加工についても適用可能である。また、加工終了後の
被加工品の洗浄については、この被加工品を通常200
〜350℃、好ましくは200〜300℃の温度で加熱
し、加工油剤を揮発させることにより容易に脱脂するこ
とができる。
らなる基油中に所定の量の油性向上剤と必要に応じて添
加される極圧添加剤とを添加し、全体を均一に混合する
ことにより調製される。そして、本発明の加工油剤は、
その常温での粘度が1.0〜10.0cSt、好ましく
は1.0〜5.0cStの範囲であるのがよい。そし
て、本発明の加工油剤は、鉄、アルミニウム等の種々の
金属についてのプレス加工、コルゲート/ルーバー加
工、ロールフォーム加工等の金属加工の際に、従来の機
械加工油と全く同様の方法で使用することができる。ま
た、本発明の加工油剤は、金属の冷間加工に限らず、熱
間加工についても適用可能である。また、加工終了後の
被加工品の洗浄については、この被加工品を通常200
〜350℃、好ましくは200〜300℃の温度で加熱
し、加工油剤を揮発させることにより容易に脱脂するこ
とができる。
【0011】
【作用】本発明の加工油剤によれば、基油として使用す
るポリブテン類が従来の機械加工油で使用されていた低
粘度鉱物油と同等あるいはそれ以上の潤滑性能を有する
のでこの機械加工油と同様に金属加工の潤滑油として使
用でき、しかも、このポリブテン類は、不純物や重金属
の含有量が極めて低く、毒性や刺激性もなく、また、加
熱することにより硬化や熱解重合を引き起こすことなく
容易に揮発する性質があるので、加工終了後に被加工品
を所定の温度に加熱することによりこの加工油を揮発さ
せて除去することができ、このために面倒な加工後の洗
浄作業が不要になる。
るポリブテン類が従来の機械加工油で使用されていた低
粘度鉱物油と同等あるいはそれ以上の潤滑性能を有する
のでこの機械加工油と同様に金属加工の潤滑油として使
用でき、しかも、このポリブテン類は、不純物や重金属
の含有量が極めて低く、毒性や刺激性もなく、また、加
熱することにより硬化や熱解重合を引き起こすことなく
容易に揮発する性質があるので、加工終了後に被加工品
を所定の温度に加熱することによりこの加工油を揮発さ
せて除去することができ、このために面倒な加工後の洗
浄作業が不要になる。
【0012】
【実施例】以下、実施例に基づいて、本発明を具体的に
説明する。
説明する。
【0013】実施例1 粘度1.3cSt(37.8℃)、引火点49℃及び芳
香族炭化水素0.1体積%以下である留分165〜20
4℃のポリブテン〔出光興産(株)製商品名:ダフニー
クリーナーM〕に、油性向上剤としてラウリルアルコー
ル3重量%と、極圧添加剤としてジラウリルハイドロジ
ェンフォスファイト0.1重量%とを添加し、均一に混
合して加工油剤とした。
香族炭化水素0.1体積%以下である留分165〜20
4℃のポリブテン〔出光興産(株)製商品名:ダフニー
クリーナーM〕に、油性向上剤としてラウリルアルコー
ル3重量%と、極圧添加剤としてジラウリルハイドロジ
ェンフォスファイト0.1重量%とを添加し、均一に混
合して加工油剤とした。
【0014】この加工油剤を使用し、実際にアルミ製熱
交換器フィン(フィン材:三層クラッド材、寸法:厚さ
0.1mm×幅20mm)のコルゲート/ルーバー加工
を行った。加工油の除去は、被加工品を250℃に加熱
して加工油を揮発させ、揮発した加工油を回収する方法
で行った。結果は、5,000山/分の加工速度で累積
5億山の加工を行った後に加工状況を観測したが、製品
の熱交換器フィンにばりの発生が認められず、また、工
具にも実質的な摩耗は認められなかった。また、加熱に
よる脱脂も充分に行われており、コンデンサーコアを組
付けた後にフラックスとしてKAlF4 とK3 AlF6
の混合物を使用して実施したロウ付けでのロウ付け率も
100%であった。
交換器フィン(フィン材:三層クラッド材、寸法:厚さ
0.1mm×幅20mm)のコルゲート/ルーバー加工
を行った。加工油の除去は、被加工品を250℃に加熱
して加工油を揮発させ、揮発した加工油を回収する方法
で行った。結果は、5,000山/分の加工速度で累積
5億山の加工を行った後に加工状況を観測したが、製品
の熱交換器フィンにばりの発生が認められず、また、工
具にも実質的な摩耗は認められなかった。また、加熱に
よる脱脂も充分に行われており、コンデンサーコアを組
付けた後にフラックスとしてKAlF4 とK3 AlF6
の混合物を使用して実施したロウ付けでのロウ付け率も
100%であった。
【0015】実施例2 粘度2.6cSt(37.8℃)及び引火点87℃であ
る留分213〜263℃のポリブテン〔出光興産(株)
製商品名:ダフニークリーナーH〕に、油性向上剤とし
てラウリルアルコール3重量%及びオレイン酸1重量%
と、極圧添加剤としてジラウリルハイドロジェンフォス
ファイト0.3重量%とを添加し、均一に混合して加工
油剤とした。
る留分213〜263℃のポリブテン〔出光興産(株)
製商品名:ダフニークリーナーH〕に、油性向上剤とし
てラウリルアルコール3重量%及びオレイン酸1重量%
と、極圧添加剤としてジラウリルハイドロジェンフォス
ファイト0.3重量%とを添加し、均一に混合して加工
油剤とした。
【0016】この加工油剤を使用し、実際にアルミ管プ
レス加工(H/Pピアシング加工)を行った。加工油の
除去は、被加工品を300℃に加熱して加工油を揮発さ
せ、揮発した加工油を回収する方法で行った。結果は、
10,000回のH/Pピアシング加工を行った後に加
工状況を観測したが、製品のヘッダーパイプのアルミの
焼き付やダイスの摩耗は認められなかった。また、加熱
による脱脂も充分に行われており、コンデンサーコアを
組付けた後にフラックスとしてKAlF4 とK3 AlF
6 の混合物を使用して実施したロウ付けでのロウ付け率
も100%であった。
レス加工(H/Pピアシング加工)を行った。加工油の
除去は、被加工品を300℃に加熱して加工油を揮発さ
せ、揮発した加工油を回収する方法で行った。結果は、
10,000回のH/Pピアシング加工を行った後に加
工状況を観測したが、製品のヘッダーパイプのアルミの
焼き付やダイスの摩耗は認められなかった。また、加熱
による脱脂も充分に行われており、コンデンサーコアを
組付けた後にフラックスとしてKAlF4 とK3 AlF
6 の混合物を使用して実施したロウ付けでのロウ付け率
も100%であった。
【0017】実施例3 油性向上剤としてラウリルアルコール3重量%及びステ
アリン酸ブチル3重量%を使用した以外は、上記実施例
1と同様にして加工油剤を調製した。この加工油剤を使
用し、実施例1と同様に、実際にアルミ製熱交換器フィ
ンのコルゲート/ルーバー加工を行った。結果は、実施
例1と同様に、5,000山/分の加工速度で累積5億
山の加工を行った後に加工状況を観測したが、製品の熱
交換器フィンにばりの発生は認められず、また、工具に
も実質的な摩耗は認められなかった。また、加熱による
脱脂も充分に行われており、コンデンサーコアを組付け
た後にフラックスとしてKAlF4 とK3 AlF6 の混
合物を使用して実施したロウ付けでのロウ付け率も10
0%であった。
アリン酸ブチル3重量%を使用した以外は、上記実施例
1と同様にして加工油剤を調製した。この加工油剤を使
用し、実施例1と同様に、実際にアルミ製熱交換器フィ
ンのコルゲート/ルーバー加工を行った。結果は、実施
例1と同様に、5,000山/分の加工速度で累積5億
山の加工を行った後に加工状況を観測したが、製品の熱
交換器フィンにばりの発生は認められず、また、工具に
も実質的な摩耗は認められなかった。また、加熱による
脱脂も充分に行われており、コンデンサーコアを組付け
た後にフラックスとしてKAlF4 とK3 AlF6 の混
合物を使用して実施したロウ付けでのロウ付け率も10
0%であった。
【0018】
【発明の効果】本発明の金属の加工油剤は、加工油とし
て優れた性能を有するだけでなく、加工終了後に被加工
品を所定の温度に加熱するだけで容易に脱脂することが
でき、洗浄剤を使用する洗浄作業を行う必要がなく、工
業的に極めて有用なものである。
て優れた性能を有するだけでなく、加工終了後に被加工
品を所定の温度に加熱するだけで容易に脱脂することが
でき、洗浄剤を使用する洗浄作業を行う必要がなく、工
業的に極めて有用なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C10M 129:70 137:04 137:02) C10N 20:02 30:06 40:24
Claims (2)
- 【請求項1】 粘度1.0〜10.0センチストークス
のポリブテン類からなる基油に、炭素数4〜18の脂肪
酸、脂肪族アルコール及びエステルから選ばれた1種又
は2種以上の混合物からなる油性向上剤を0.5〜10
重量%の範囲で添加してなる金属の加工油剤。 - 【請求項2】 有機ホスファイト、有機ホォスフェート
及びリン含有界面活性剤から選ばれた極圧添加剤を5重
量%以下の範囲で添加してなる請求項1記載の金属の加
工油剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16680592A JPH05331484A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 金属の加工油剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16680592A JPH05331484A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 金属の加工油剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05331484A true JPH05331484A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15838009
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16680592A Pending JPH05331484A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 金属の加工油剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05331484A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1123968A1 (en) * | 2000-02-08 | 2001-08-16 | Mobil Oil Francaise | Aluminium and aluminium alloys cold rolling oil composition |
| WO2005095562A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Nippon Oil Corporation | アルミニウム管加工用潤滑油組成物 |
| JP2006131726A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Daido Chem Ind Co Ltd | マグネシウム及び(又は)マグネシウム合金の温間及び熱間加工用潤滑剤組成物 |
| JP2006225595A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Nippon Oil Corp | 潤滑油組成物 |
| JP2008050515A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | アルミニウム管抽伸潤滑油及びそれを用いたアルミニウム管の抽伸方法。 |
| JP2010065231A (ja) * | 2009-12-15 | 2010-03-25 | Nippon Oil Corp | アルミニウム管加工用潤滑油組成物 |
| JP2018168259A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | Jxtgエネルギー株式会社 | 金属加工油組成物 |
| JP2019112475A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-11 | 出光興産株式会社 | 金属加工油組成物、及び金属板積層体の製造方法 |
| JP2023016353A (ja) * | 2021-07-21 | 2023-02-02 | Eneos株式会社 | 金属加工油組成物の製造方法 |
| WO2024009989A1 (ja) * | 2022-07-07 | 2024-01-11 | Eneos株式会社 | 金属加工油組成物用基油及び金属加工油組成物 |
| WO2024009951A1 (ja) * | 2022-07-07 | 2024-01-11 | Eneos株式会社 | 金属加工油組成物用基油及び金属加工油組成物 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58187493A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-01 | Nippon Oil Co Ltd | 金属加工用潤滑剤 |
| JPS6126695A (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-05 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 防錆兼金属加工用潤滑組成物 |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP16680592A patent/JPH05331484A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58187493A (ja) * | 1982-04-28 | 1983-11-01 | Nippon Oil Co Ltd | 金属加工用潤滑剤 |
| JPS6126695A (ja) * | 1984-07-17 | 1986-02-05 | Idemitsu Kosan Co Ltd | 防錆兼金属加工用潤滑組成物 |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1123968A1 (en) * | 2000-02-08 | 2001-08-16 | Mobil Oil Francaise | Aluminium and aluminium alloys cold rolling oil composition |
| WO2005095562A1 (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Nippon Oil Corporation | アルミニウム管加工用潤滑油組成物 |
| JP2005290160A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Nippon Oil Corp | アルミニウム管加工用潤滑油組成物 |
| JP2006131726A (ja) * | 2004-11-05 | 2006-05-25 | Daido Chem Ind Co Ltd | マグネシウム及び(又は)マグネシウム合金の温間及び熱間加工用潤滑剤組成物 |
| JP2006225595A (ja) * | 2005-02-21 | 2006-08-31 | Nippon Oil Corp | 潤滑油組成物 |
| JP2008050515A (ja) * | 2006-08-28 | 2008-03-06 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | アルミニウム管抽伸潤滑油及びそれを用いたアルミニウム管の抽伸方法。 |
| JP2010065231A (ja) * | 2009-12-15 | 2010-03-25 | Nippon Oil Corp | アルミニウム管加工用潤滑油組成物 |
| JP2018168259A (ja) * | 2017-03-29 | 2018-11-01 | Jxtgエネルギー株式会社 | 金属加工油組成物 |
| JP2019112475A (ja) * | 2017-12-20 | 2019-07-11 | 出光興産株式会社 | 金属加工油組成物、及び金属板積層体の製造方法 |
| JP2023016353A (ja) * | 2021-07-21 | 2023-02-02 | Eneos株式会社 | 金属加工油組成物の製造方法 |
| WO2024009989A1 (ja) * | 2022-07-07 | 2024-01-11 | Eneos株式会社 | 金属加工油組成物用基油及び金属加工油組成物 |
| WO2024009951A1 (ja) * | 2022-07-07 | 2024-01-11 | Eneos株式会社 | 金属加工油組成物用基油及び金属加工油組成物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH05331484A (ja) | 金属の加工油剤 | |
| JPH108085A (ja) | 金属材料の冷間塑性加工用水系潤滑剤 | |
| CN117568078B (zh) | 一种金属切削油及其制备方法和应用 | |
| US3124531A (en) | Metal working lubricant | |
| US3995465A (en) | Method of coldworking metal pieces | |
| US4950415A (en) | Water washable dry film lubricants | |
| US4242211A (en) | Lubricant for metal working | |
| CN1082085C (zh) | 一种挥发型金属加工润滑油 | |
| KR102894507B1 (ko) | 수성 금속 가공 유체 및 이의 사용 방법 | |
| JPH01123897A (ja) | 金属加工用潤滑油組成物 | |
| JP2990021B2 (ja) | アルミニウム用熱間圧延油および該圧延油を使用するアルミニウムの熱間圧延方法 | |
| JP2000073079A (ja) | 金属加工油組成物 | |
| JPH0229714B2 (ja) | Soseikakoyojunkatsuzaioyobisoreomochiitasoseikakohoho | |
| JP3135007B2 (ja) | 塑性加工用潤滑剤 | |
| JP3386927B2 (ja) | 金属加工油剤原液組成物および金属加工油剤組成物 | |
| JPS6324037B2 (ja) | ||
| EP0638116A1 (en) | Non-staining solid lubricants | |
| JPH08183987A (ja) | アルミニウム用熱間圧延油および該圧延油を使用するアルミニウムの熱間圧延方法 | |
| CN116144417B (zh) | 一种清净型环烷基铜冷轧乳化油及其制备方法与应用 | |
| JPS58187494A (ja) | 金属加工用潤滑剤 | |
| JP2004323563A (ja) | 塑性加工用潤滑剤及び塑性加工方法 | |
| JP2993653B2 (ja) | アルミニウム塑性加工用潤滑油組成物 | |
| JPS6187795A (ja) | 金属管の冷間加工用潤滑剤 | |
| CN112852530A (zh) | 走心机专用高精度硬质合金切削油 | |
| CN114437862A (zh) | 一种水基环保防锈铝箔冲剪液及其制备方法 |