JPH05332204A - 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置 - Google Patents
内燃エンジンの蒸発燃料制御装置Info
- Publication number
- JPH05332204A JPH05332204A JP16862592A JP16862592A JPH05332204A JP H05332204 A JPH05332204 A JP H05332204A JP 16862592 A JP16862592 A JP 16862592A JP 16862592 A JP16862592 A JP 16862592A JP H05332204 A JPH05332204 A JP H05332204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- canister
- passage
- valve
- tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】燃料蒸気排出抑止系の故障検知が可能で、しか
も給油時に大気へ蒸発燃料を排出することのない内燃エ
ンジンの蒸発燃料制御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】給油口のキャップが取り外されるに先立ち、ス
テップS31でフューエルリッド・スイッチ18がオン
して給油作業が検知されると、第1の電磁弁84が開弁
する(ステップS32)。これによって燃料タンク8内
の蒸発燃料はブリーザ管82及び通路83を介してキャ
ニスタ15に流入し、燃料タンク8は大気圧となる。
も給油時に大気へ蒸発燃料を排出することのない内燃エ
ンジンの蒸発燃料制御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】給油口のキャップが取り外されるに先立ち、ス
テップS31でフューエルリッド・スイッチ18がオン
して給油作業が検知されると、第1の電磁弁84が開弁
する(ステップS32)。これによって燃料タンク8内
の蒸発燃料はブリーザ管82及び通路83を介してキャ
ニスタ15に流入し、燃料タンク8は大気圧となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料タンクからキャニ
スタに至る燃料蒸気排出抑止装置を備えた内燃エンジン
の蒸発燃料制御装置に関するものである。
スタに至る燃料蒸気排出抑止装置を備えた内燃エンジン
の蒸発燃料制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料タンク内で燃料から発生
する燃料蒸気が大気中に放出されるのを防止する燃料蒸
気排出抑止装置を利用した蒸発燃料制御系が広く用いら
れている。この装置では燃料蒸気がキャニスタで一時貯
えられ、この貯えられた蒸発燃料が内燃エンジンの吸気
系へ供給される。さらに、通常、燃料タンクとキャニス
タとの間には2方向弁が設けられており、これによって
燃料タンクの内圧を調整している。
する燃料蒸気が大気中に放出されるのを防止する燃料蒸
気排出抑止装置を利用した蒸発燃料制御系が広く用いら
れている。この装置では燃料蒸気がキャニスタで一時貯
えられ、この貯えられた蒸発燃料が内燃エンジンの吸気
系へ供給される。さらに、通常、燃料タンクとキャニス
タとの間には2方向弁が設けられており、これによって
燃料タンクの内圧を調整している。
【0003】この種の蒸発燃料制御系においては、給油
管に給油ガンノズルを挿入して燃料タンク内に燃料を給
油する際に、燃料タンク側より給油管を介して蒸発燃料
が大気へ放出されるのを防止するため、給油ガンノズル
挿入時に生ずる該ガンノズルと給油口との隙間を塞ぐ給
油ガンノズルシールを設けたものが既に公知となってい
る。
管に給油ガンノズルを挿入して燃料タンク内に燃料を給
油する際に、燃料タンク側より給油管を介して蒸発燃料
が大気へ放出されるのを防止するため、給油ガンノズル
挿入時に生ずる該ガンノズルと給油口との隙間を塞ぐ給
油ガンノズルシールを設けたものが既に公知となってい
る。
【0004】ところが、このような給油ガンノズルシー
ルを設けると、給油時において、給油管の給油口近傍箇
所に燃料タンク上部空間に連通するブリーザ管から空気
が逃げず、しかも、前記2方向弁は燃料タンクの内圧が
所定値以上になった場合にのみ開くようになっているた
め、空気の逃げ場がなくなり、充分に燃料供給ができな
いという問題が生じていた。
ルを設けると、給油時において、給油管の給油口近傍箇
所に燃料タンク上部空間に連通するブリーザ管から空気
が逃げず、しかも、前記2方向弁は燃料タンクの内圧が
所定値以上になった場合にのみ開くようになっているた
め、空気の逃げ場がなくなり、充分に燃料供給ができな
いという問題が生じていた。
【0005】そこで、本願出願人は、給油管とキャニス
タを連通する通路と、給油ガンノズルの給油口への挿入
時に該給油ガンノズルに押圧されて開動し前記通路と前
記ブリーザ管とを連通するシャッタとを設け、給油時の
み空気及び蒸気燃料が前記通路と前記ブリーザ管を通
り、キャニスタにより蒸発燃料は吸着され、清浄な空気
のみが大気に放出されるようにした手法を提案している
(文献1;実開昭61−127025号)。
タを連通する通路と、給油ガンノズルの給油口への挿入
時に該給油ガンノズルに押圧されて開動し前記通路と前
記ブリーザ管とを連通するシャッタとを設け、給油時の
み空気及び蒸気燃料が前記通路と前記ブリーザ管を通
り、キャニスタにより蒸発燃料は吸着され、清浄な空気
のみが大気に放出されるようにした手法を提案している
(文献1;実開昭61−127025号)。
【0006】また、前記文献1と同様に燃料供給時に押
し出される蒸気燃料をキャニスタ内へ吸着させる考案が
実公平3−509号公報(文献2)等に開示されてい
る。この文献2の考案では、給油管の給油口とキャニス
タとを連通する通路に三方向切替電磁弁を介在させ、給
油時には給油管の給油口とキャニスタとを連通し、エン
ジン運転時には該連通を閉塞すると同時にキャニスタへ
の通路を大気へ開放するようになっている。
し出される蒸気燃料をキャニスタ内へ吸着させる考案が
実公平3−509号公報(文献2)等に開示されてい
る。この文献2の考案では、給油管の給油口とキャニス
タとを連通する通路に三方向切替電磁弁を介在させ、給
油時には給油管の給油口とキャニスタとを連通し、エン
ジン運転時には該連通を閉塞すると同時にキャニスタへ
の通路を大気へ開放するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献1及び文献2の装置においては、燃料タンクからキャ
ニスタを含めた上記燃料蒸気排出抑止系の故障検知を行
うための手段が設けられておらず、そのため、燃料蒸気
排出抑止装置のリークチェック等が実施できないという
問題があった。
献1及び文献2の装置においては、燃料タンクからキャ
ニスタを含めた上記燃料蒸気排出抑止系の故障検知を行
うための手段が設けられておらず、そのため、燃料蒸気
排出抑止装置のリークチェック等が実施できないという
問題があった。
【0008】さらに、文献1では、給油ガンノズルシー
ルが劣化しているような場合、あるいはその取り付けが
不十分である場合には、給油口へ給油ガンノズルが挿入
されたとき該ガンノズルと給油ガンノズルシールとの間
に隙間が生じて完全に密閉できない恐れがある。このよ
うな場合には、燃料タンク内の蒸発燃料が前記隙間より
漏れ出すという問題があった。
ルが劣化しているような場合、あるいはその取り付けが
不十分である場合には、給油口へ給油ガンノズルが挿入
されたとき該ガンノズルと給油ガンノズルシールとの間
に隙間が生じて完全に密閉できない恐れがある。このよ
うな場合には、燃料タンク内の蒸発燃料が前記隙間より
漏れ出すという問題があった。
【0009】また、給油ガンノズルの挿入時に、該ガン
ノズルとノズルシールとの密閉状態が十分であっても、
シャッタが押し開けられると、吸気管とキャニスタを連
通する通路を介して燃料タンク内の蒸発燃料が一度に大
量に流れ込む恐れがあった。
ノズルとノズルシールとの密閉状態が十分であっても、
シャッタが押し開けられると、吸気管とキャニスタを連
通する通路を介して燃料タンク内の蒸発燃料が一度に大
量に流れ込む恐れがあった。
【0010】本発明は上記従来の問題点に鑑み、燃料蒸
気排出抑止系の故障検知が可能で、しかも給油時に大気
へ蒸発燃料を排出することのない内燃エンジンの蒸発燃
料制御装置を提供することを目的とする。
気排出抑止系の故障検知が可能で、しかも給油時に大気
へ蒸発燃料を排出することのない内燃エンジンの蒸発燃
料制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明では、キャニスタと燃料タンクを2方向弁
を介して連通する第1の通路と、前記燃料タンクに設け
られた給油管と前記キャニスタとを連通する第2の通路
と、前記キャニスタとエンジン吸気系をパージ制御弁と
を介して連通するパージ通路とを有する燃料蒸気排出抑
止系を備えた内燃エンジンの蒸発燃料制御装置におい
て、前記第2の通路に介装された第1の電磁弁と、前記
燃料タンクへの給油時を検知する給油検知手段と、前記
給油時を検知した時に前記第1の電磁弁を開弁する弁制
御手段を設けたものである。
に第1の発明では、キャニスタと燃料タンクを2方向弁
を介して連通する第1の通路と、前記燃料タンクに設け
られた給油管と前記キャニスタとを連通する第2の通路
と、前記キャニスタとエンジン吸気系をパージ制御弁と
を介して連通するパージ通路とを有する燃料蒸気排出抑
止系を備えた内燃エンジンの蒸発燃料制御装置におい
て、前記第2の通路に介装された第1の電磁弁と、前記
燃料タンクへの給油時を検知する給油検知手段と、前記
給油時を検知した時に前記第1の電磁弁を開弁する弁制
御手段を設けたものである。
【0012】第2の発明では、キャニスタと燃料タンク
を2方向弁を介して連通する第1の通路と、前記燃料タ
ンクに設けられた給油管と前記キャニスタとを連通する
第2の通路と、前記キャニスタとエンジン吸気系とをパ
ージ制御弁を介して連通するパージ通路とを有する燃料
蒸気排出抑止系を備えた内燃エンジンの蒸発燃料制御装
置において、前記第2の通路及び前記キャニスタの吸気
口にそれぞれ介装された第1及び第2の電磁弁と、前記
燃料タンクの内圧力を検出するタンク内圧センサと、該
タンク内圧センサの検出値に基づき第1及び第2の電磁
弁並びに前記パージ制御弁の開閉状態を制御し前記燃料
蒸気排出抑止系の異常態様を検知する異常態様検知手段
とを設けたものである。
を2方向弁を介して連通する第1の通路と、前記燃料タ
ンクに設けられた給油管と前記キャニスタとを連通する
第2の通路と、前記キャニスタとエンジン吸気系とをパ
ージ制御弁を介して連通するパージ通路とを有する燃料
蒸気排出抑止系を備えた内燃エンジンの蒸発燃料制御装
置において、前記第2の通路及び前記キャニスタの吸気
口にそれぞれ介装された第1及び第2の電磁弁と、前記
燃料タンクの内圧力を検出するタンク内圧センサと、該
タンク内圧センサの検出値に基づき第1及び第2の電磁
弁並びに前記パージ制御弁の開閉状態を制御し前記燃料
蒸気排出抑止系の異常態様を検知する異常態様検知手段
とを設けたものである。
【0013】
【作用】上記構成により第1の発明によれば、給油検知
手段により給油時を検知した時に第1の電磁弁が開弁
し、燃料タンク側と第2の通路を介してキャニスタ側が
連通され、予め給油ガンノズルが挿入される前に燃料タ
ンク内が大気圧になる。従って、円滑な給油が可能とな
ると共に給油時であっても清浄な空気のみが大気に放出
される。
手段により給油時を検知した時に第1の電磁弁が開弁
し、燃料タンク側と第2の通路を介してキャニスタ側が
連通され、予め給油ガンノズルが挿入される前に燃料タ
ンク内が大気圧になる。従って、円滑な給油が可能とな
ると共に給油時であっても清浄な空気のみが大気に放出
される。
【0014】第2の発明によれば、異常態様検知手段
は、タンク内圧センサの検出値に基づき第1及び第2の
電磁弁並びにパージ制御弁の開閉状態を制御し燃料蒸気
排出抑止系の例えばリーク等の異常態様を検知する。
は、タンク内圧センサの検出値に基づき第1及び第2の
電磁弁並びにパージ制御弁の開閉状態を制御し燃料蒸気
排出抑止系の例えばリーク等の異常態様を検知する。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて詳
述する。
述する。
【0016】図1は本発明の一実施例に係る蒸発燃料供
給装置を組込んだ燃料供給制御装置の全体の構成図であ
り、符号1は例えば4気筒の内燃エンジンを示し、エン
ジン1の吸気管2の途中にはスロットルボディ3が設け
られ、その内部にはスロットル弁301が配されてい
る。スロットル弁301にはスロットル弁開度(θTH)
センサ4が連結されており、当該スロットル弁301の
開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニ
ット(以下「ECU」という)5に供給する。
給装置を組込んだ燃料供給制御装置の全体の構成図であ
り、符号1は例えば4気筒の内燃エンジンを示し、エン
ジン1の吸気管2の途中にはスロットルボディ3が設け
られ、その内部にはスロットル弁301が配されてい
る。スロットル弁301にはスロットル弁開度(θTH)
センサ4が連結されており、当該スロットル弁301の
開度に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニ
ット(以下「ECU」という)5に供給する。
【0017】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
301との間で且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し
上流側に各気筒毎に設けられており、各燃料噴射弁6は
燃料ポンプ7を介して燃料タンク8に接続されていると
共にECU5に電気的に接続されて当該ECU5からの
信号により燃料噴射弁6の開弁時間が制御される。
301との間で且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し
上流側に各気筒毎に設けられており、各燃料噴射弁6は
燃料ポンプ7を介して燃料タンク8に接続されていると
共にECU5に電気的に接続されて当該ECU5からの
信号により燃料噴射弁6の開弁時間が制御される。
【0018】また、燃料タンク8には、タンク内圧(P
T)センサ8aが取り付けられている。
T)センサ8aが取り付けられている。
【0019】スロットル弁301の直ぐ下流には管9を
介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ10及び吸気温
(TA)センサ11cが設けられており、これらにより
電気信号に変換された信号は前記ECU5に供給され
る。
介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ10及び吸気温
(TA)センサ11cが設けられており、これらにより
電気信号に変換された信号は前記ECU5に供給され
る。
【0020】エンジン回転数(NE)センサ11bはエ
ンジン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に
取り付けられ、エンジン1のクランク軸の180度回転毎
に所定のクランク角度位置で信号パルス(以下「TDC
信号パルス」という)を出力し、このTDC信号パルス
はECU5に供給される。さらにエンジン1にはエンジ
ン冷却水温(TW)センサ11aが取り付けられてい
る。
ンジン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲に
取り付けられ、エンジン1のクランク軸の180度回転毎
に所定のクランク角度位置で信号パルス(以下「TDC
信号パルス」という)を出力し、このTDC信号パルス
はECU5に供給される。さらにエンジン1にはエンジ
ン冷却水温(TW)センサ11aが取り付けられてい
る。
【0021】排気ガス濃度検出器としてのO2センサ1
2はエンジン1の排気管13に装着されており、排気ガ
ス中の酸素濃度を検出し、その濃度に応じた信号を出力
しECU5に供給する。
2はエンジン1の排気管13に装着されており、排気ガ
ス中の酸素濃度を検出し、その濃度に応じた信号を出力
しECU5に供給する。
【0022】密閉された燃料タンク8の上部とスロット
ルボディ3との間には、ベント管14a(第1の通路)
に介装された2ウェイバルブ14、及び吸着剤151を
内蔵するキャニスタ15から成る燃料蒸気排出抑止系
と、弁を駆動するソレノイドを有したリニア制御弁(E
ACV)であるパージ制御弁16と、燃料タンク8の上
部に開口する給油管81及びフリーザ管82と、給油管
81とキャニスタ15との間に設けられた通路83(第
2の通路)に介装された第1の電磁弁84及びカット弁
85とが設けられている。ここで、カット弁85は、給
油中に燃料タンク8内の燃料が上昇し、通路83を介し
てキャニスタ15側へ直接流入するのを防止する。パー
ジ制御弁16のソレノイドはECU5に接続され、パー
ジ制御弁16はECU5からの信号に応じて制御されて
開弁量をリニアに変化させる。
ルボディ3との間には、ベント管14a(第1の通路)
に介装された2ウェイバルブ14、及び吸着剤151を
内蔵するキャニスタ15から成る燃料蒸気排出抑止系
と、弁を駆動するソレノイドを有したリニア制御弁(E
ACV)であるパージ制御弁16と、燃料タンク8の上
部に開口する給油管81及びフリーザ管82と、給油管
81とキャニスタ15との間に設けられた通路83(第
2の通路)に介装された第1の電磁弁84及びカット弁
85とが設けられている。ここで、カット弁85は、給
油中に燃料タンク8内の燃料が上昇し、通路83を介し
てキャニスタ15側へ直接流入するのを防止する。パー
ジ制御弁16のソレノイドはECU5に接続され、パー
ジ制御弁16はECU5からの信号に応じて制御されて
開弁量をリニアに変化させる。
【0023】また、第1の電磁弁84のソレノイドもE
CU5に接続され、エンジンのオン/オフに拘らずフュ
ーエルリッド・スイッチ18のオン時(給油時)に開状
態となり、それ以外の時は後述するリークダウンチェッ
ク時を除き、常時閉じている。この第1の電磁弁84
は、エンジンのオン時には、リッドスイッチ18のオン
信号により、ECUから「開」操作する。エンジンのオ
フ時には前記オン信号によりバッテリーからの電力供給
が行われてECU等から「開」操作が行われ、リッドス
イッチのオフ信号で電力供給が停止される。第2の電磁
弁153は、リークダウンチェック時のみ閉じ、それ以
外は常時開いている。フューエルリッド・スイッチ18
は、上記給油管81における給油口近傍の車両ボディに
設けられた給油口開閉用の小扉であるフューエルリッド
が開いた時にオン作動する。
CU5に接続され、エンジンのオン/オフに拘らずフュ
ーエルリッド・スイッチ18のオン時(給油時)に開状
態となり、それ以外の時は後述するリークダウンチェッ
ク時を除き、常時閉じている。この第1の電磁弁84
は、エンジンのオン時には、リッドスイッチ18のオン
信号により、ECUから「開」操作する。エンジンのオ
フ時には前記オン信号によりバッテリーからの電力供給
が行われてECU等から「開」操作が行われ、リッドス
イッチのオフ信号で電力供給が停止される。第2の電磁
弁153は、リークダウンチェック時のみ閉じ、それ以
外は常時開いている。フューエルリッド・スイッチ18
は、上記給油管81における給油口近傍の車両ボディに
設けられた給油口開閉用の小扉であるフューエルリッド
が開いた時にオン作動する。
【0024】図2は、給油管81の給油口側の断面側面
図である。
図である。
【0025】図2において、フリーザ管82は、燃料タ
ンク8内の最高充填液面と略同じ高さに一端が開口し、
他端が給油口の近傍の給油管81内に開口している。給
油管81の給油口には、中央部に給油ガンノズル811
を挿入するための孔812が貫設された筒状部材813
が装着されている。この筒状部材813には、一端が下
面に開口し他端が通路83の開口814に接続するよう
外周部に通路が形成されると共に、その通路を形成する
筒状部材813の内端面には一端が下面に開口する孔8
20が設けられている。
ンク8内の最高充填液面と略同じ高さに一端が開口し、
他端が給油口の近傍の給油管81内に開口している。給
油管81の給油口には、中央部に給油ガンノズル811
を挿入するための孔812が貫設された筒状部材813
が装着されている。この筒状部材813には、一端が下
面に開口し他端が通路83の開口814に接続するよう
外周部に通路が形成されると共に、その通路を形成する
筒状部材813の内端面には一端が下面に開口する孔8
20が設けられている。
【0026】さらに、筒状部材813の下面には環状の
シール材815が配設され、さらにねじりスプリング8
16により常時シール材815に弾接され前記孔812
の開口端815を閉塞する弁体(シャッタ)817が設
けられている。この弁体817は、給油ガン挿入時に給
油ガンノズル811に押圧されて支軸818を中心とし
て下方へ回動し、前記孔812の開口端814を開放す
る。その結果、通路83とブリーザ管82とが連通す
る。また、筒状部材813の上部には、環状を成すノズ
ルシール819が取付けられ、このノズルシール819
により、給油ガンノズル811の挿入時であっても燃料
蒸気が大気へ漏れないようになっている。
シール材815が配設され、さらにねじりスプリング8
16により常時シール材815に弾接され前記孔812
の開口端815を閉塞する弁体(シャッタ)817が設
けられている。この弁体817は、給油ガン挿入時に給
油ガンノズル811に押圧されて支軸818を中心とし
て下方へ回動し、前記孔812の開口端814を開放す
る。その結果、通路83とブリーザ管82とが連通す
る。また、筒状部材813の上部には、環状を成すノズ
ルシール819が取付けられ、このノズルシール819
により、給油ガンノズル811の挿入時であっても燃料
蒸気が大気へ漏れないようになっている。
【0027】この燃料蒸気排出抑止系によれば、後述す
る給油時処理のときを除く通常のエンジン停止時あるい
は運転時では第1の電磁弁84は閉じ、第2の電磁弁1
53は開き、燃料タンク8の圧力は2方向弁14で調整
される。燃料タンク8内で発生した燃料蒸気(燃料ベー
パ)は高温等により所定の設定圧に達すると2ウェイバ
ルブ14の正圧バルブを押し開き、キャニスタ15に流
入し、キャニスタ15内の吸着剤151によって吸着さ
れ貯蔵される。パージ制御弁16はECU5からの制御
信号でそのソレノイドが付勢されていない時には閉弁し
ているが、該ソレノイドが制御信号に応じて付勢される
と、その付勢量に応じた開弁量だけパージ制御弁16が
開弁され、キャニスタ15に一時貯えられていた蒸発燃
料は、吸気管2内の負圧により、キャニスタ15に設け
られた外気取込口152から吸入された外気と共にパー
ジ制御弁16を経て吸気管2へ吸引され、各気筒へ送ら
れる。また外気などで燃料タンク8が冷却されて燃料タ
ンク内の負圧が増すと、2ウェイバルブ14の負圧バル
ブが開弁し、キャニスタ15に一時貯えられていた蒸発
燃料は燃料タンク8へ戻される。このようにして燃料タ
ンク8内に発生した燃料蒸気が大気に放出されることを
抑止している。また、給油時処理においては、第1の電
磁弁84及びキャニスタ15の外気取込口152に設け
られた第2の電磁弁153が開弁し、通路83を介して
蒸気燃料がキャニスタ15へ流入するようになってい
る。
る給油時処理のときを除く通常のエンジン停止時あるい
は運転時では第1の電磁弁84は閉じ、第2の電磁弁1
53は開き、燃料タンク8の圧力は2方向弁14で調整
される。燃料タンク8内で発生した燃料蒸気(燃料ベー
パ)は高温等により所定の設定圧に達すると2ウェイバ
ルブ14の正圧バルブを押し開き、キャニスタ15に流
入し、キャニスタ15内の吸着剤151によって吸着さ
れ貯蔵される。パージ制御弁16はECU5からの制御
信号でそのソレノイドが付勢されていない時には閉弁し
ているが、該ソレノイドが制御信号に応じて付勢される
と、その付勢量に応じた開弁量だけパージ制御弁16が
開弁され、キャニスタ15に一時貯えられていた蒸発燃
料は、吸気管2内の負圧により、キャニスタ15に設け
られた外気取込口152から吸入された外気と共にパー
ジ制御弁16を経て吸気管2へ吸引され、各気筒へ送ら
れる。また外気などで燃料タンク8が冷却されて燃料タ
ンク内の負圧が増すと、2ウェイバルブ14の負圧バル
ブが開弁し、キャニスタ15に一時貯えられていた蒸発
燃料は燃料タンク8へ戻される。このようにして燃料タ
ンク8内に発生した燃料蒸気が大気に放出されることを
抑止している。また、給油時処理においては、第1の電
磁弁84及びキャニスタ15の外気取込口152に設け
られた第2の電磁弁153が開弁し、通路83を介して
蒸気燃料がキャニスタ15へ流入するようになってい
る。
【0028】キャニスタ15とパージ制御弁16との間
のパージ管(パージ通路)17には熱線式流量計(質量
流量計)22が設けられ、パージ管17内を流れる燃料
蒸気を含む混合気の流量に応じた出力信号をECU5へ
供給する。この熱線式流量計22は、電流を通して加熱
した白金線を気流にさらすと、その白金線は熱を奪われ
て温度が下がり、その電気抵抗が減少することを利用す
るものである。
のパージ管(パージ通路)17には熱線式流量計(質量
流量計)22が設けられ、パージ管17内を流れる燃料
蒸気を含む混合気の流量に応じた出力信号をECU5へ
供給する。この熱線式流量計22は、電流を通して加熱
した白金線を気流にさらすと、その白金線は熱を奪われ
て温度が下がり、その電気抵抗が減少することを利用す
るものである。
【0029】ECU5は、各種センサからの入力信号の
波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナ
ログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有す
る入力回路、後述の給油時処理や故障検知処理のプログ
ラム等を実行する中央処理回路(以下「CPU」とい
う)、CPUで実行される各種演算プログラム、後述の
Tiマップ及び演算結果等を記憶する記憶手段、前記燃
料噴射弁6、パージ制御弁16に駆動信号を供給する出
力回路等から構成される。
波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナ
ログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有す
る入力回路、後述の給油時処理や故障検知処理のプログ
ラム等を実行する中央処理回路(以下「CPU」とい
う)、CPUで実行される各種演算プログラム、後述の
Tiマップ及び演算結果等を記憶する記憶手段、前記燃
料噴射弁6、パージ制御弁16に駆動信号を供給する出
力回路等から構成される。
【0030】CPUは上述の各種センサからのエンジン
運転パラメータ信号に基づいて、排ガス中の酸素濃度に
応じたフィードバック制御運転領域やオープンループ制
御運転領域等の種々のエンジン運転状態を判別するとと
もに、エンジン運転状態に応じ、次式(1)に基づき、
前記TDC信号パルスに同期して燃料噴射弁6の燃料噴
射時間Toutを演算する。
運転パラメータ信号に基づいて、排ガス中の酸素濃度に
応じたフィードバック制御運転領域やオープンループ制
御運転領域等の種々のエンジン運転状態を判別するとと
もに、エンジン運転状態に応じ、次式(1)に基づき、
前記TDC信号パルスに同期して燃料噴射弁6の燃料噴
射時間Toutを演算する。
【0031】 Tout=Ti×KO2×K1+K2…(1) ここに、Tiは燃料噴射弁6の燃料噴射時間Toutの
基準値(基本燃料量)であり、エンジン回転数NEと吸
気管内絶対圧PBAに応じて設定されたTiマップから
読み出される。
基準値(基本燃料量)であり、エンジン回転数NEと吸
気管内絶対圧PBAに応じて設定されたTiマップから
読み出される。
【0032】KO2は空燃比フィードバック補正係数で
あって、フィードバック制御時O2センサ12により検
出される排気ガス中の酸素濃度に応じて設定され、更に
フィードバック制御を行なわない複数のオープンループ
制御運転領域では各運転領域に応じて設定される係数で
ある。
あって、フィードバック制御時O2センサ12により検
出される排気ガス中の酸素濃度に応じて設定され、更に
フィードバック制御を行なわない複数のオープンループ
制御運転領域では各運転領域に応じて設定される係数で
ある。
【0033】K1及びK2は夫々各種エンジン運転パラ
メータ信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変
数であり、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジ
ン加速特性等の諸特性の最適化が図られるような所定値
に設定される。
メータ信号に応じて演算される他の補正係数及び補正変
数であり、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジ
ン加速特性等の諸特性の最適化が図られるような所定値
に設定される。
【0034】CPUは上述のようにして求めた燃料噴射
時間Toutに基づいて燃料噴射弁6を開弁させる駆動
信号を出力回路を介して燃料噴射弁6に供給する。
時間Toutに基づいて燃料噴射弁6を開弁させる駆動
信号を出力回路を介して燃料噴射弁6に供給する。
【0035】次に、本実施例における給油時処理を図3
のフローチャートを用いて説明する。ステップS31に
おいてフューエルリッド・スイッチ18がオンして給油
作業が検知されると、ECU5は第1の電磁弁84を開
弁状態にする(ステップS32)。その結果、図2に示
す孔820を介してブリーザ管82と通路83とが連通
する。これによって、燃料タンク8内の蒸発燃料は、ブ
リーザ管82及び通路83を介してキャニスタ15に流
入し、燃料タンク8は大気圧となる。その後、給油口の
キャップが取り外され、給油ガンノズル811が給油管
81の給油口に挿入されると、シャッタ817が開状態
となり、蒸気燃料中の燃料ベーパはキャニスタ15に吸
着され、清浄な空気のみが外気取込み口152から大気
に放出される。このように給油口のキャップが取り外さ
れるに先立ち、燃料タンク8内が大気圧となっているの
で、キャップが取り外されても、ノズルシール819か
らの漏れ蒸発燃料は、大気に開放されない。また、一度
に大量の蒸発燃料がキャニスタ側へ流入することも防止
できる。
のフローチャートを用いて説明する。ステップS31に
おいてフューエルリッド・スイッチ18がオンして給油
作業が検知されると、ECU5は第1の電磁弁84を開
弁状態にする(ステップS32)。その結果、図2に示
す孔820を介してブリーザ管82と通路83とが連通
する。これによって、燃料タンク8内の蒸発燃料は、ブ
リーザ管82及び通路83を介してキャニスタ15に流
入し、燃料タンク8は大気圧となる。その後、給油口の
キャップが取り外され、給油ガンノズル811が給油管
81の給油口に挿入されると、シャッタ817が開状態
となり、蒸気燃料中の燃料ベーパはキャニスタ15に吸
着され、清浄な空気のみが外気取込み口152から大気
に放出される。このように給油口のキャップが取り外さ
れるに先立ち、燃料タンク8内が大気圧となっているの
で、キャップが取り外されても、ノズルシール819か
らの漏れ蒸発燃料は、大気に開放されない。また、一度
に大量の蒸発燃料がキャニスタ側へ流入することも防止
できる。
【0036】本実施例では、給油時にブリーザ管82と
通路83とを連通状態にするようにしたが、これによっ
て過給油状態を誘因することにはならない。すなわち、
過給油状態が生ずるのは、給油中に、燃料タンク8の空
気の逃げ道があって燃料タンク8の内圧を一定に維持で
きず、燃料液面が一旦、給油管81の上端に達しても直
ちに給油管81の下方へ落ちていき、この状態を見て作
業者は更に給油可能と誤判断し給油を継続するためであ
る。本実施例では、給油により燃料液面がベント管14
aの開口部を越えて上昇してくると、ベント管14aと
給油管81あるいはブリーザ管82を介して通路83と
の経路で連通されなくなるため、2方向弁14と燃料タ
ンク8との間のベント管14a中の空気は、2方向弁1
4の正圧バルブで止められる。これにより、燃料タンク
8の内圧を一定に維持できるため、燃料液面が給油管8
1の上端に達しても給油管81の下方へ落ちていくこと
はない。
通路83とを連通状態にするようにしたが、これによっ
て過給油状態を誘因することにはならない。すなわち、
過給油状態が生ずるのは、給油中に、燃料タンク8の空
気の逃げ道があって燃料タンク8の内圧を一定に維持で
きず、燃料液面が一旦、給油管81の上端に達しても直
ちに給油管81の下方へ落ちていき、この状態を見て作
業者は更に給油可能と誤判断し給油を継続するためであ
る。本実施例では、給油により燃料液面がベント管14
aの開口部を越えて上昇してくると、ベント管14aと
給油管81あるいはブリーザ管82を介して通路83と
の経路で連通されなくなるため、2方向弁14と燃料タ
ンク8との間のベント管14a中の空気は、2方向弁1
4の正圧バルブで止められる。これにより、燃料タンク
8の内圧を一定に維持できるため、燃料液面が給油管8
1の上端に達しても給油管81の下方へ落ちていくこと
はない。
【0037】本実施例では、先に述べた文献1のように
キャニスタを2個設けていないので装置がコンパクトに
なる。
キャニスタを2個設けていないので装置がコンパクトに
なる。
【0038】以下、図示のフローチャートに基づき上記
燃料蒸気排出抑止系(排出抑止系)の異常診断手法につ
いて詳述する。
燃料蒸気排出抑止系(排出抑止系)の異常診断手法につ
いて詳述する。
【0039】図4は、上記排出抑止系の異常診断処理の
制御手順を示すフローチャートであって、該制御手順の
実行はECU5(CPU)においてなされる。
制御手順を示すフローチャートであって、該制御手順の
実行はECU5(CPU)においてなされる。
【0040】まず、ステップS41では後述するモニタ
許可判断ルーチンを実行し、次いでステップS42で異
常診断のモニタが許可されたか否か、すなわちフラグF
MONが「1」に設定されているか否かを判断する。そ
して、その答が否定(NO)のときは第1及び第2の電
磁弁84,153とパージ制御弁16を通常パージモー
ドに設定して処理を終了する一方、その答が肯定(YE
S)のときは大気開放時のタンク内圧をチェックし(ス
テップS43)、そのチェックが終了したか否かを判断
する(ステップS44)。そして、その答が否定(N
O)のときはそのまま処理を終了する一方、その答が肯
定(YES)、すなわちタンク内圧のチェックが終了し
たと判断された場合は、次に第1の電磁弁84を閉弁し
てタンク内圧の変動をチェックし(ステップS45)、
そのチェックが終了したか否かを判断する(ステップS
46)。そして、その答が否定(NO)のときは処理を
終了する一方、その答が肯定(YES)のときは第1及
び第2の電磁弁84,153とパージ制御弁16を操作
して燃料タンク23を含む排出抑止系を減圧処理する
(ステップS47)。
許可判断ルーチンを実行し、次いでステップS42で異
常診断のモニタが許可されたか否か、すなわちフラグF
MONが「1」に設定されているか否かを判断する。そ
して、その答が否定(NO)のときは第1及び第2の電
磁弁84,153とパージ制御弁16を通常パージモー
ドに設定して処理を終了する一方、その答が肯定(YE
S)のときは大気開放時のタンク内圧をチェックし(ス
テップS43)、そのチェックが終了したか否かを判断
する(ステップS44)。そして、その答が否定(N
O)のときはそのまま処理を終了する一方、その答が肯
定(YES)、すなわちタンク内圧のチェックが終了し
たと判断された場合は、次に第1の電磁弁84を閉弁し
てタンク内圧の変動をチェックし(ステップS45)、
そのチェックが終了したか否かを判断する(ステップS
46)。そして、その答が否定(NO)のときは処理を
終了する一方、その答が肯定(YES)のときは第1及
び第2の電磁弁84,153とパージ制御弁16を操作
して燃料タンク23を含む排出抑止系を減圧処理する
(ステップS47)。
【0041】一方、前記減圧処理の開始と同時にECU
5に内蔵された第1のタイマtmPRGをスタートさ
せ、そのタイマ値が所定時間T1を経過したか否かを判
断する(ステップS48)。ここで、所定時間T1とし
ては通常の状態にあるときに排出抑止系11を所定の負
圧状態にするに充分な時間に設定される。そして、ステ
ップS48の答が肯定(YES)のときは燃料タンク8
等に「穴あき」などが発生しているため排出抑止系を所
定の負圧状態に設定することができない場合であると判
断してステップS52に進む。一方、ステップS48の
答が否定(NO)のときは減圧処理が終了したか否かを
判断する(ステップS49)。そして、その答が否定
(NO)のときは処理を終了する一方、その答が肯定
(YES)のときは後述するリークダウンチェックルー
チンに基づき排出抑止系から燃料蒸気のリークが生じて
いるか否かをチェックし(ステップS50)、次いで、
そのチェックが終了したか否かを判断する(ステップS
51)。
5に内蔵された第1のタイマtmPRGをスタートさ
せ、そのタイマ値が所定時間T1を経過したか否かを判
断する(ステップS48)。ここで、所定時間T1とし
ては通常の状態にあるときに排出抑止系11を所定の負
圧状態にするに充分な時間に設定される。そして、ステ
ップS48の答が肯定(YES)のときは燃料タンク8
等に「穴あき」などが発生しているため排出抑止系を所
定の負圧状態に設定することができない場合であると判
断してステップS52に進む。一方、ステップS48の
答が否定(NO)のときは減圧処理が終了したか否かを
判断する(ステップS49)。そして、その答が否定
(NO)のときは処理を終了する一方、その答が肯定
(YES)のときは後述するリークダウンチェックルー
チンに基づき排出抑止系から燃料蒸気のリークが生じて
いるか否かをチェックし(ステップS50)、次いで、
そのチェックが終了したか否かを判断する(ステップS
51)。
【0042】そして、その答が否定(NO)のときは処
理を終了する一方、その答が肯定(YES)のときはス
テップS52に進む。
理を終了する一方、その答が肯定(YES)のときはス
テップS52に進む。
【0043】しかして、ステップS52では排出抑止系
のシステム状態の判定処理を行ない、次に該判定処理が
終了したか否かを判断する(ステップS53)。そし
て、その答が否定(NO)のときは処理を終了する一
方、その答が肯定(YES)のときは排出抑止系を通常
パージモードに設定して(ステップS54)処理を終了
する。
のシステム状態の判定処理を行ない、次に該判定処理が
終了したか否かを判断する(ステップS53)。そし
て、その答が否定(NO)のときは処理を終了する一
方、その答が肯定(YES)のときは排出抑止系を通常
パージモードに設定して(ステップS54)処理を終了
する。
【0044】次に、上記各処理ステップについて順次説
明する。
明する。
【0045】(1) モニタ許可判断(図4、ステップS4
1) 図5は異常診断のモニタが許可されたか否かを判断する
モニタ許可判断ルーチンのフローチャートであって、本
プログラムはバックグラウンド処理時に実行される。
1) 図5は異常診断のモニタが許可されたか否かを判断する
モニタ許可判断ルーチンのフローチャートであって、本
プログラムはバックグラウンド処理時に実行される。
【0046】ステップS61では、始動時のエンジン冷
却水温TWIが所定温度TWXより小さいか否かを判別
する。すなわち、本実施例の異常診断はエンジンが長時
間運転されずに放置された状態のときに実行すれば充分
であり(例えば、1回/日)、まず、イグニッションス
イッチIGSWオン時に始動時のエンジン冷却水温TW
Iを読み込み、該エンジン冷却水温TWIが所定温度T
WX、例えば20℃以下だったか否かを判別する。
却水温TWIが所定温度TWXより小さいか否かを判別
する。すなわち、本実施例の異常診断はエンジンが長時
間運転されずに放置された状態のときに実行すれば充分
であり(例えば、1回/日)、まず、イグニッションス
イッチIGSWオン時に始動時のエンジン冷却水温TW
Iを読み込み、該エンジン冷却水温TWIが所定温度T
WX、例えば20℃以下だったか否かを判別する。
【0047】そして、その答が肯定(YES)、すなわ
ち始動時のエンジン冷却水温TWIが所定温度TWX以
下のときは、TWセンサ11aにより検出された現在の
冷却水温TWが所定下限値TWL(例えば、50℃)と
所定上限値TWH(例えば、90℃)の範囲内にあるか
否かを判別し(ステップS62)、その答が肯定(YE
S)のときはTAセンサ11cにより検出される吸気温
が所定下限値TAL(例えば、70℃)と所定上限値T
AH(例えば90℃)の範囲内にあるかを判別する(ス
テップS63)。そして、その答が肯定(YES)のと
きは、エンジンは緩機状態にあると判断してステップS
64に進む。
ち始動時のエンジン冷却水温TWIが所定温度TWX以
下のときは、TWセンサ11aにより検出された現在の
冷却水温TWが所定下限値TWL(例えば、50℃)と
所定上限値TWH(例えば、90℃)の範囲内にあるか
否かを判別し(ステップS62)、その答が肯定(YE
S)のときはTAセンサ11cにより検出される吸気温
が所定下限値TAL(例えば、70℃)と所定上限値T
AH(例えば90℃)の範囲内にあるかを判別する(ス
テップS63)。そして、その答が肯定(YES)のと
きは、エンジンは緩機状態にあると判断してステップS
64に進む。
【0048】ステップS64ではNEセンサ11bによ
り検出されたエンジン回転数NEが所定下限値NEL
(例えば2000rpm)と所定上限値NEH(例えば
4000rpm)の範囲内にあるか否かを判別する。そ
して、その答が肯定(YES)のときはPBAセンサ1
0により検出された吸気管内絶対圧PBAが所定下限値
PBAL(例えば350mmHg)と所定上限値PBAH
(例えば−150mmHg)の範囲内にあるか否かを判別す
る(ステップS65)。そして、その答が肯定(YE
S)のときはθTHセンサ4により検出されたスロット
ル弁開度θTHが所定下限値θTH(例えば1°)と所
定上限値θTHH(例えば5°)の範囲内にあるか否か
を判別する(ステップS66)。そして、その答が肯定
(YES)のときはVSPセンサ21により検出される
車速VSPが所定下限値VSPL(例えば、53km/h
r)と所定上限値VSPH(例えば、61km/hr)の範囲
にあるか否かを判別する(ステップS67)。そして、
その答が肯定(YES)のときはエンジンは緩機中であ
り、しかもその運転状態は安定していると判断してステ
ップS68に進む。
り検出されたエンジン回転数NEが所定下限値NEL
(例えば2000rpm)と所定上限値NEH(例えば
4000rpm)の範囲内にあるか否かを判別する。そ
して、その答が肯定(YES)のときはPBAセンサ1
0により検出された吸気管内絶対圧PBAが所定下限値
PBAL(例えば350mmHg)と所定上限値PBAH
(例えば−150mmHg)の範囲内にあるか否かを判別す
る(ステップS65)。そして、その答が肯定(YE
S)のときはθTHセンサ4により検出されたスロット
ル弁開度θTHが所定下限値θTH(例えば1°)と所
定上限値θTHH(例えば5°)の範囲内にあるか否か
を判別する(ステップS66)。そして、その答が肯定
(YES)のときはVSPセンサ21により検出される
車速VSPが所定下限値VSPL(例えば、53km/h
r)と所定上限値VSPH(例えば、61km/hr)の範囲
にあるか否かを判別する(ステップS67)。そして、
その答が肯定(YES)のときはエンジンは緩機中であ
り、しかもその運転状態は安定していると判断してステ
ップS68に進む。
【0049】ステップS68では車輌がクルーズ走行状
態にあるか否かを判別する。ここで車輌がクルーズ走行
状態にあるか否かは、例えば±0.8km/sec以内の車速
変動が2秒間継続した走行状態にあるか否かにより判別
される。そして、その答が肯定(YES)のときは一定
時間パージを行なったか否かを判別する(ステップS6
9)。すなわち、キャニスタ15に多量の蒸気が貯蔵さ
れている場合は、排出抑止系を所定の負圧状態に減圧し
ようとする際に通気抵抗の増大による減圧処理時間が増
加したり、減圧処理中に濃い蒸気が吸気系にパージされ
る虞がある。そこで、本実施例では一定時間パージを行
なうことによりキャニスタ15内に吸着貯蔵されている
燃料蒸気を低減させる。
態にあるか否かを判別する。ここで車輌がクルーズ走行
状態にあるか否かは、例えば±0.8km/sec以内の車速
変動が2秒間継続した走行状態にあるか否かにより判別
される。そして、その答が肯定(YES)のときは一定
時間パージを行なったか否かを判別する(ステップS6
9)。すなわち、キャニスタ15に多量の蒸気が貯蔵さ
れている場合は、排出抑止系を所定の負圧状態に減圧し
ようとする際に通気抵抗の増大による減圧処理時間が増
加したり、減圧処理中に濃い蒸気が吸気系にパージされ
る虞がある。そこで、本実施例では一定時間パージを行
なうことによりキャニスタ15内に吸着貯蔵されている
燃料蒸気を低減させる。
【0050】そして、その答が肯定(YES)のときは
異常診断のモニタを許可すべくフラグFMONを「1」
に設定して(ステップS70)本プログラムを終了す
る。一方、S61〜S69の各判断ステップの答のうち
少くとも1つが否定(NO)となったときはモニタ許可
の条件が成立していないためフラグFMONを「0」に
設定し(ステップS71)、本プログラムを終了する。
異常診断のモニタを許可すべくフラグFMONを「1」
に設定して(ステップS70)本プログラムを終了す
る。一方、S61〜S69の各判断ステップの答のうち
少くとも1つが否定(NO)となったときはモニタ許可
の条件が成立していないためフラグFMONを「0」に
設定し(ステップS71)、本プログラムを終了する。
【0051】(2) 大気開放時のタンク内圧チェック(図
4、ステップS43) 図6は、大気開放時のタンク内圧チェックルーチンを示
すフローチャートであって、本プログラムはバックグラ
ウンド処理時に実行される。
4、ステップS43) 図6は、大気開放時のタンク内圧チェックルーチンを示
すフローチャートであって、本プログラムはバックグラ
ウンド処理時に実行される。
【0052】まず、ステップS81では排出抑止系をタ
ンク内圧開放モードに設定すると共に、第2のタイマt
mATMPのタイマ値を「0」にセットして該第2のタ
イマtmATMPをスタートさせる。すなわち、第1の
電磁弁84を閉弁状態にすると共に、第2の電磁弁15
3を開弁状態にし、さらにパージ制御弁16を開弁状態
にしてタンク内圧を大気に開放する。
ンク内圧開放モードに設定すると共に、第2のタイマt
mATMPのタイマ値を「0」にセットして該第2のタ
イマtmATMPをスタートさせる。すなわち、第1の
電磁弁84を閉弁状態にすると共に、第2の電磁弁15
3を開弁状態にし、さらにパージ制御弁16を開弁状態
にしてタンク内圧を大気に開放する。
【0053】そして、ステップS82では第2のタイマ
tmATMPのタイマ値が所定時間T2を経過したか否
かを判別する。ここで、所定時間T2としては排出抑止
系の内圧力が安定し得る時間、例えば4secに設定され
る。そして、その答が否定(NO)のときは本プログラ
ムを終了する一方、その答が肯定(YES)になったと
きは、ステップS43に進み、PTセンサ8aにより大
気開放時のタンク内圧PATMを計測してECU5に記
憶させた後(ステップS83)、チェック終了フラグを
立てて(ステップS84)本プログラムを終了する。
tmATMPのタイマ値が所定時間T2を経過したか否
かを判別する。ここで、所定時間T2としては排出抑止
系の内圧力が安定し得る時間、例えば4secに設定され
る。そして、その答が否定(NO)のときは本プログラ
ムを終了する一方、その答が肯定(YES)になったと
きは、ステップS43に進み、PTセンサ8aにより大
気開放時のタンク内圧PATMを計測してECU5に記
憶させた後(ステップS83)、チェック終了フラグを
立てて(ステップS84)本プログラムを終了する。
【0054】(3) タンク内圧変動チェック(図4、ステ
ップS45) 図7はタンク内圧変動チェックルーチンを示すフローチ
ャートであって、本プログラムはバックグラウンド処理
時に実行される。
ップS45) 図7はタンク内圧変動チェックルーチンを示すフローチ
ャートであって、本プログラムはバックグラウンド処理
時に実行される。
【0055】まず、ステップS91では排出抑止系をタ
ンク内圧変動チェックモードに設定すると共に第3のタ
イマtmTPを「0」にセットして該第2のタイマtm
TPをスタートさせる。すなわち、パージ制御弁16及
び第2の電磁弁153を開弁状態に維持したまま第1の
電磁弁84を開弁状態に切り換えて排出抑止系をタンク
内圧変動チェックモードに設定する。
ンク内圧変動チェックモードに設定すると共に第3のタ
イマtmTPを「0」にセットして該第2のタイマtm
TPをスタートさせる。すなわち、パージ制御弁16及
び第2の電磁弁153を開弁状態に維持したまま第1の
電磁弁84を開弁状態に切り換えて排出抑止系をタンク
内圧変動チェックモードに設定する。
【0056】そして、ステップS92では第3のタイマ
tmTPが所定時間T3(例えば10sec)経過したか
否かを判別する。そして、その答が否定(NO)のとき
はそのまま本プログラムを終了する一方、その答が肯定
(YES)のときは所定時間T3経過時のタンク内圧力
PCLSを計測してECU5に記憶させ(ステップS9
3)、数式(1)に基づき第1のタンク内圧変化率PV
ARIAを算出する(ステップS94)。
tmTPが所定時間T3(例えば10sec)経過したか
否かを判別する。そして、その答が否定(NO)のとき
はそのまま本プログラムを終了する一方、その答が肯定
(YES)のときは所定時間T3経過時のタンク内圧力
PCLSを計測してECU5に記憶させ(ステップS9
3)、数式(1)に基づき第1のタンク内圧変化率PV
ARIAを算出する(ステップS94)。
【0057】
【数1】 そして、上述の如く算出された第1のタンク内圧変化率
PVARIAをECU5に記憶してチェック終了フラグ
を立て(ステップS95)、本プログラムを終了する。
PVARIAをECU5に記憶してチェック終了フラグ
を立て(ステップS95)、本プログラムを終了する。
【0058】(4) タンク内圧減圧処理(図4、ステップ
S47) 図8は、タンク内圧減圧処理ルーチンを示すフローチャ
ートであって、本プログラムはバックグラウンド処理時
に実行される。
S47) 図8は、タンク内圧減圧処理ルーチンを示すフローチャ
ートであって、本プログラムはバックグラウンド処理時
に実行される。
【0059】まず、ステップS101では排出抑止系を
タンク内圧減圧処理モードに設定する(ステップS10
1)。すなわち、パージ制御弁16を開弁状態に維持す
ると共に、第1の電磁弁84を開弁状態に、また第2の
電磁弁153を閉弁状態にする。エンジン1の作動によ
る吸引力によって排出抑止系を所定の負圧状態に設定す
る。次に、このときのタンク内圧力PCHKが所定の負
圧力P1(例えば、−20mmHg)以上か否かを判別する
(ステップS102)。そして、その答が否定(NO)
のときは本プログラムを終了する一方、その答が肯定
(YES)になったときは処理終了フラグを立てて(ス
テップS103)、本プログラムを終了する。
タンク内圧減圧処理モードに設定する(ステップS10
1)。すなわち、パージ制御弁16を開弁状態に維持す
ると共に、第1の電磁弁84を開弁状態に、また第2の
電磁弁153を閉弁状態にする。エンジン1の作動によ
る吸引力によって排出抑止系を所定の負圧状態に設定す
る。次に、このときのタンク内圧力PCHKが所定の負
圧力P1(例えば、−20mmHg)以上か否かを判別する
(ステップS102)。そして、その答が否定(NO)
のときは本プログラムを終了する一方、その答が肯定
(YES)になったときは処理終了フラグを立てて(ス
テップS103)、本プログラムを終了する。
【0060】図9は、リークダウンチェックルーチンを
示すフローチャートであって、本プログラムはバックグ
ラウンド処理時に実行される。
示すフローチャートであって、本プログラムはバックグ
ラウンド処理時に実行される。
【0061】まず、ステップS111では排出抑止系を
リークダウンチェックモードに設定する。すなわち、第
1の電磁弁84を開弁状態に、また第2の電磁弁153
を閉弁状態に維持したままパージ制御弁16を閉弁して
排出抑止系とエンジン1の吸気管2とを遮断する。
リークダウンチェックモードに設定する。すなわち、第
1の電磁弁84を開弁状態に、また第2の電磁弁153
を閉弁状態に維持したままパージ制御弁16を閉弁して
排出抑止系とエンジン1の吸気管2とを遮断する。
【0062】次に、ステップS112に進み、リークダ
ウンチェック時のタンク内圧PSTが計測されたか否か
を判別する。最初のループではステップS112の答は
否定(NO)となるためステップS113に進み、タン
ク内圧PSTを計測すると共に、タイマtmLEAKを
「0」にセットしてスタートさせる。
ウンチェック時のタンク内圧PSTが計測されたか否か
を判別する。最初のループではステップS112の答は
否定(NO)となるためステップS113に進み、タン
ク内圧PSTを計測すると共に、タイマtmLEAKを
「0」にセットしてスタートさせる。
【0063】次に、タイマtmLEAKが所定時間T4
(例えば、10sec)を経過したか否かを判別する(ス
テップS114)。そして、最初のループではその答は
否定(NO)となるためそのまま本プログラムを終了す
る。
(例えば、10sec)を経過したか否かを判別する(ス
テップS114)。そして、最初のループではその答は
否定(NO)となるためそのまま本プログラムを終了す
る。
【0064】一方、次回ループにおいては、上記したス
テップS112の答が肯定(YES)となるためステッ
プS114に進み、第4のタイマtmLEAKが所定時
間T4を経過したか否かを判別する。そして、その答が
否定(NO)のときはそのまま本プログラムを終了する
一方、その答が肯定(YES)になるとリークダウンチ
ェックを行っている現在のタンク内圧PENDを計測し
てECU5に記憶させ(ステップS115)、数式
(2)に基づき第2のタンク内圧変化率PVARIBを
算出する(ステップS116)。
テップS112の答が肯定(YES)となるためステッ
プS114に進み、第4のタイマtmLEAKが所定時
間T4を経過したか否かを判別する。そして、その答が
否定(NO)のときはそのまま本プログラムを終了する
一方、その答が肯定(YES)になるとリークダウンチ
ェックを行っている現在のタンク内圧PENDを計測し
てECU5に記憶させ(ステップS115)、数式
(2)に基づき第2のタンク内圧変化率PVARIBを
算出する(ステップS116)。
【0065】
【数2】 そして、上述の如く算出された第2のタンク内圧変化率
PVARIBをECU5に記憶してチェック終了フラグ
を立て(ステップS117)、本プログラムを終了す
る。
PVARIBをECU5に記憶してチェック終了フラグ
を立て(ステップS117)、本プログラムを終了す
る。
【0066】(6) システム状態判定処理(図4、ステッ
プS52) 図10は、異常判定処理ルーチンを示すフローチャート
であって、本プログラムはバックグラウンド処理時に実
行される。
プS52) 図10は、異常判定処理ルーチンを示すフローチャート
であって、本プログラムはバックグラウンド処理時に実
行される。
【0067】まず、ステップS121では減圧処理中に
第1のタイマtmPGRが所定時間T1を経過したか否
かを判別する。そして、その答が肯定(YES)のとき
は燃料タンク23の「穴あき」等により排出抑止系から
燃料蒸気の大量リークが発生していると判断してステッ
プS122に進み、第1のタンク内圧変化率PVARI
Aが所定値P2より大きいか否かを判別する。そして、
その答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック
時におけるタンク内圧の上昇が低い場合であり、燃料タ
ンク8や配管接続部等から大量の燃料蒸気がリークして
いると判断して排出抑止系の異常を検出し(ステップS
123)、処理終了フラグを立てて(ステップS12
6)本プログラムを終了する。また、ステップS122
の答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック時
には多量の燃料蒸気が発生してタンク内圧が上昇(変
動)しているため、排出抑止系を所定の負圧状態とする
ことができない場合であり、判定を保留して(ステップ
S124)処理終了フラグを立て(ステップS12
6)、本プログラムを終了する。
第1のタイマtmPGRが所定時間T1を経過したか否
かを判別する。そして、その答が肯定(YES)のとき
は燃料タンク23の「穴あき」等により排出抑止系から
燃料蒸気の大量リークが発生していると判断してステッ
プS122に進み、第1のタンク内圧変化率PVARI
Aが所定値P2より大きいか否かを判別する。そして、
その答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック
時におけるタンク内圧の上昇が低い場合であり、燃料タ
ンク8や配管接続部等から大量の燃料蒸気がリークして
いると判断して排出抑止系の異常を検出し(ステップS
123)、処理終了フラグを立てて(ステップS12
6)本プログラムを終了する。また、ステップS122
の答が否定(NO)のときはタンク内圧変動チェック時
には多量の燃料蒸気が発生してタンク内圧が上昇(変
動)しているため、排出抑止系を所定の負圧状態とする
ことができない場合であり、判定を保留して(ステップ
S124)処理終了フラグを立て(ステップS12
6)、本プログラムを終了する。
【0068】一方、ステップS121の答が否定(N
O)のとき、すなわち排出抑止系を所定の負圧状態とす
ることができる場合は、減圧処理終了後における所定の
判定処理ルーチンを実行した後(ステップS125)、
処理終了フラグを立てて(ステップS126)本プログ
ラムを終了する。
O)のとき、すなわち排出抑止系を所定の負圧状態とす
ることができる場合は、減圧処理終了後における所定の
判定処理ルーチンを実行した後(ステップS125)、
処理終了フラグを立てて(ステップS126)本プログ
ラムを終了する。
【0069】しかして、上記ステップS125で実行さ
れる判定処理ルーチンは、具体的には、図11に示すフ
ローチャートにしたがって実行される。
れる判定処理ルーチンは、具体的には、図11に示すフ
ローチャートにしたがって実行される。
【0070】まず、第2のタンク内圧変化率PVARI
Bと第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所
定値P3より大きいか否かを判別する。
Bと第1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所
定値P3より大きいか否かを判別する。
【0071】すなわち、タンク内圧変化率PVARIB
が排出抑止系からのリークに起因するものなのか、又は
燃料タンク8内の蒸気発生量に起因するものなのかを判
別するため、第2のタンク内圧変化率PVARIBと第
1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所定値P
3より大きいか否かを判別する。つまり、燃料タンク8
内の蒸気発生量が多いために第1のタンク内圧変化率P
VARIAが大きい場合はステップS131の答は否定
(NO)となり、排出抑止系から外部へのリーク量が多
いために第2のタンク内圧変化率PVARIBが大きい
場合はステップS131の答は肯定(YES)となる。
ここで、所定値P3は減圧処理時間TRに応じて図12
に示す如く設定される。すなわち、所定値P3は、減圧
処理時間TRが所定時間TR1より長いときは「P3
1」に設定され、減圧処理時間TR1が前記所定時間T
Rより短いときは「P32」(>P31)に設定され
る。そして、ステップS131の答が肯定(YES)、
すなわち、第2のタンク内圧変化率PVARIBと第1
のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所定値P3
より大きいときは排出抑止系の異常を検出し(ステップ
S132)、ステップS131の答が否定(NO)のと
きは排出抑止系は正常であると判断して(ステップS1
33)、処理を終了する。
が排出抑止系からのリークに起因するものなのか、又は
燃料タンク8内の蒸気発生量に起因するものなのかを判
別するため、第2のタンク内圧変化率PVARIBと第
1のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所定値P
3より大きいか否かを判別する。つまり、燃料タンク8
内の蒸気発生量が多いために第1のタンク内圧変化率P
VARIAが大きい場合はステップS131の答は否定
(NO)となり、排出抑止系から外部へのリーク量が多
いために第2のタンク内圧変化率PVARIBが大きい
場合はステップS131の答は肯定(YES)となる。
ここで、所定値P3は減圧処理時間TRに応じて図12
に示す如く設定される。すなわち、所定値P3は、減圧
処理時間TRが所定時間TR1より長いときは「P3
1」に設定され、減圧処理時間TR1が前記所定時間T
Rより短いときは「P32」(>P31)に設定され
る。そして、ステップS131の答が肯定(YES)、
すなわち、第2のタンク内圧変化率PVARIBと第1
のタンク内圧変化率PVARIAとの偏差が所定値P3
より大きいときは排出抑止系の異常を検出し(ステップ
S132)、ステップS131の答が否定(NO)のと
きは排出抑止系は正常であると判断して(ステップS1
33)、処理を終了する。
【0072】なお、給油検知手段としてフューエルリッ
ド・スイッチ18を用いたが、例えば車内に設けられて
いるフューエルリッド自動開閉用のオープナースイッチ
やリッドキー挿入時に作動するリッドキー穴用スイッチ
を用いてもよい。
ド・スイッチ18を用いたが、例えば車内に設けられて
いるフューエルリッド自動開閉用のオープナースイッチ
やリッドキー挿入時に作動するリッドキー穴用スイッチ
を用いてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように第1の発明
によれば、第2の通路及びキャニスタの吸気口にそれぞ
れ介装された第1及び第2の電磁弁と、燃料タンクへの
給油時を検知する給油検知手段と、前記給油時を検知し
た時に前記第1の電磁弁を開弁する弁制御手段を設けた
ので、給油時に燃料タンク側と第2の通路及びキャニス
タ側が連通され、給油口のキャップを開ける前に、既に
燃料タンク内が大気圧となっているので、キャップが開
けられてもキャニスタを通して清浄な空気のみが大気に
放出される。また、一度に大量の蒸発燃料がキャニスタ
側へ流入することも防止できる。
によれば、第2の通路及びキャニスタの吸気口にそれぞ
れ介装された第1及び第2の電磁弁と、燃料タンクへの
給油時を検知する給油検知手段と、前記給油時を検知し
た時に前記第1の電磁弁を開弁する弁制御手段を設けた
ので、給油時に燃料タンク側と第2の通路及びキャニス
タ側が連通され、給油口のキャップを開ける前に、既に
燃料タンク内が大気圧となっているので、キャップが開
けられてもキャニスタを通して清浄な空気のみが大気に
放出される。また、一度に大量の蒸発燃料がキャニスタ
側へ流入することも防止できる。
【0074】第2の発明によれば、第2の通路及びキャ
ニスタの吸気口にそれぞれ介装された第1及び第2の電
磁弁と、燃料タンクの内圧力を検出するタンク内圧セン
サと、該タンク内圧センサの検出値に基づき第1及び第
2の電磁弁並びに前記パージ制御弁の開閉状態を制御し
前記燃料蒸気排出抑止系の異常態様を検知する異常態様
検知手段とを設けたので、簡単な構成でキャニスタから
燃料タンクに至るまでの全ての燃料排出抑止系の異常態
様をチェックすることが可能となる。
ニスタの吸気口にそれぞれ介装された第1及び第2の電
磁弁と、燃料タンクの内圧力を検出するタンク内圧セン
サと、該タンク内圧センサの検出値に基づき第1及び第
2の電磁弁並びに前記パージ制御弁の開閉状態を制御し
前記燃料蒸気排出抑止系の異常態様を検知する異常態様
検知手段とを設けたので、簡単な構成でキャニスタから
燃料タンクに至るまでの全ての燃料排出抑止系の異常態
様をチェックすることが可能となる。
【図1】本発明に係る燃料蒸気排出抑止装置を備えた蒸
発燃料処理装置の一実施例を示す全体構成図である。
発燃料処理装置の一実施例を示す全体構成図である。
【図2】給油管の給油口側の断面側面図である。
【図3】給油時処理ルーチンのフローチャートである。
【図4】異常診断処理のメインルーチンを示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】モニタ許可判断ルーチンのフローチャートであ
る。
る。
【図6】大気開放時のタンク内圧チェックルーチンのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図7】タンク内圧変動チェックルーチンのフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】タンク内圧減圧処理ルーチンのフローチャート
である。
である。
【図9】リークダウンチェックルーチンのフローチャー
トである。
トである。
【図10】システム状態判定処理ルーチンのフローチャ
ートである。
ートである。
【図11】異常判定処理ルーチンのフローチャートであ
る。
る。
【図12】異常判定マップ図である。
1 内燃エンジン 5 ECU(異常態様手段、弁制御手段) 5a IGSWセンサ 8 燃料タンク 8a PAセンサ(タンク内圧センサ) 10 パージ通路 14a 第1の通路 15 キャニスタ 16 パージ制御弁 17 パージ通路 83 第2の通路 84 第1の電磁弁 152 吸気口 153 第2の電磁弁
Claims (2)
- 【請求項1】 キャニスタと燃料タンクを2方向弁を介
して連通する第1の通路と、前記燃料タンクに設けられ
た給油管と前記キャニスタとを連通する第2の通路と、
前記キャニスタとエンジン吸気系とをパージ制御弁を介
して連通するパージ通路とを有する燃料蒸気排出抑止系
を備えた内燃エンジンの蒸発燃料制御装置において、 前記第2の通路に介装された第1の電磁弁と、前記燃料
タンクへの給油時を検知する給油検知手段と、前記給油
時を検知した時に前記第1の電磁弁を開弁する弁制御手
段を設けたことを特徴とする内燃エンジンの蒸発燃料制
御装置。 - 【請求項2】 キャニスタと燃料タンクを2方向弁を介
して連通する第1の通路と、前記燃料タンクに設けられ
た給油管と前記キャニスタとを連通する第2の通路と、
前記キャニスタとエンジン吸気系とをパージ制御弁を介
して連通するパージ通路とを有する燃料蒸気排出抑止系
を備えた内燃エンジンの蒸発燃料制御装置において、 前記第2の通路及び前記キャニスタの吸気口にそれぞれ
介装された第1及び第2の電磁弁と、前記燃料タンクの
内圧力を検出するタンク内圧センサと、該タンク内圧セ
ンサの検出値に基づき第1及び第2の電磁弁並びに前記
パージ制御弁の開閉状態を制御し前記燃料蒸気排出抑止
系の異常態様を検知する異常態様検知手段とを設けたこ
とを特徴とする内燃エンジンの蒸発燃料制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16862592A JPH05332204A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16862592A JPH05332204A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05332204A true JPH05332204A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15871529
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16862592A Pending JPH05332204A (ja) | 1992-06-03 | 1992-06-03 | 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05332204A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6533002B1 (en) | 1999-11-11 | 2003-03-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel tank system |
| US9140219B2 (en) | 2012-10-15 | 2015-09-22 | Denso Corporation | Vapor fuel processing apparatus |
| JPWO2016035656A1 (ja) * | 2014-09-01 | 2017-04-27 | 愛三工業株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
| JP2017094865A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料タンクシステム |
| US9976520B2 (en) | 2014-09-01 | 2018-05-22 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Vaporized fuel processing apparatus |
-
1992
- 1992-06-03 JP JP16862592A patent/JPH05332204A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6533002B1 (en) | 1999-11-11 | 2003-03-18 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Fuel tank system |
| US9140219B2 (en) | 2012-10-15 | 2015-09-22 | Denso Corporation | Vapor fuel processing apparatus |
| JPWO2016035656A1 (ja) * | 2014-09-01 | 2017-04-27 | 愛三工業株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
| US9976520B2 (en) | 2014-09-01 | 2018-05-22 | Aisan Kogyo Kabushiki Kaisha | Vaporized fuel processing apparatus |
| JP2017094865A (ja) * | 2015-11-20 | 2017-06-01 | トヨタ自動車株式会社 | 燃料タンクシステム |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2688674B2 (ja) | 燃料タンク内圧センサの故障検出装置及び故障補償装置 | |
| USRE37895E1 (en) | Evaporative fuel-processing system for internal combustion engines | |
| US5275144A (en) | Evaporative emission system diagnostic | |
| JP2759908B2 (ja) | 内燃エンジンの蒸発燃料処理装置 | |
| US6047692A (en) | Abnormality-diagnosing device for evaporation purge system and air-fuel ratio controller for internal combustion engine having the abnormality-diagnosing device incorporated therein | |
| US5767395A (en) | Function diagnosis apparatus for evaporative emission control system | |
| US6334355B1 (en) | Enhanced vacuum decay diagnostic and integration with purge function | |
| US6789523B2 (en) | Failure diagnosis apparatus for evaporative fuel processing system | |
| JPH05240117A (ja) | 内燃エンジンの蒸発燃料処理装置 | |
| US7366604B2 (en) | Fuel vapor treatment system with leak diagnosing | |
| US6886399B2 (en) | Method for determining mass flows into the inlet manifold of an internal combustion engine | |
| JP3703015B2 (ja) | 燃料蒸散防止装置の異常検出装置 | |
| US5799639A (en) | Evaporative fuel-processing system for internal combustion engines | |
| JPH05332204A (ja) | 内燃エンジンの蒸発燃料制御装置 | |
| JP4186258B2 (ja) | 燃料タンクに配置されるセンサの異常診断装置 | |
| JP4103185B2 (ja) | 圧力センサの異常診断装置 | |
| KR100748662B1 (ko) | 자동차의 증발가스 리크 진단장치 및 방법 | |
| JP3800717B2 (ja) | 蒸発燃料供給系の故障診断装置 | |
| JPH0579408A (ja) | 内燃エンジンの蒸発燃料処理装置 | |
| JPH11148430A (ja) | 燃料蒸発ガスパージシステムのリーク判定装置 | |
| JP4554107B2 (ja) | エバポパージシステムの故障診断装置 | |
| JPH0539754A (ja) | エバポシステム | |
| JP3322194B2 (ja) | エバポガスパージシステムの漏れ診断装置 | |
| JP3826487B2 (ja) | 蒸発燃料供給系の故障診断装置 | |
| JP2007009849A (ja) | 車両の給油検出装置 |