JPH05332261A - スクロール圧縮機の圧縮部支持機構 - Google Patents
スクロール圧縮機の圧縮部支持機構Info
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- JPH05332261A JPH05332261A JP13838492A JP13838492A JPH05332261A JP H05332261 A JPH05332261 A JP H05332261A JP 13838492 A JP13838492 A JP 13838492A JP 13838492 A JP13838492 A JP 13838492A JP H05332261 A JPH05332261 A JP H05332261A
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- orbiting scroll
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Abstract
(57)【要約】
【構成】旋回スクロール3の鏡板3a外周部下面とフレ
ーム4の座面の接触によりシールされるシール部3bで
密閉される背圧室11を設け、吐出圧力を高圧源として
差圧により供給され、軸受等を給油した後の油がその中
に流入し、油に溶解していた一部の冷媒がガス化して圧
力が上昇し、背圧室11の圧力による荷重と圧縮室9側
からの荷重とが釣り合ったとき旋回スクロール3が持ち
上げられ、シール部3bの外側の低圧の空間へ油と冷媒
ガスが逃けるようにする。背圧はそれより上昇も下降も
せずにバランスし、旋回スクロール3は流体力で支えら
れる。 【効果】運転条件によらず旋回スクロールの両面の軸方
向荷重が常り釣り合い、鏡板部には機械的押しつけ力が
発生しないので、摺動損失が最小になる。また、背圧室
の圧力が吐出圧力を越えることがないので、どんな条件
でも差圧給油ができ、運転条件として圧力比の制約がな
くなる。
ーム4の座面の接触によりシールされるシール部3bで
密閉される背圧室11を設け、吐出圧力を高圧源として
差圧により供給され、軸受等を給油した後の油がその中
に流入し、油に溶解していた一部の冷媒がガス化して圧
力が上昇し、背圧室11の圧力による荷重と圧縮室9側
からの荷重とが釣り合ったとき旋回スクロール3が持ち
上げられ、シール部3bの外側の低圧の空間へ油と冷媒
ガスが逃けるようにする。背圧はそれより上昇も下降も
せずにバランスし、旋回スクロール3は流体力で支えら
れる。 【効果】運転条件によらず旋回スクロールの両面の軸方
向荷重が常り釣り合い、鏡板部には機械的押しつけ力が
発生しないので、摺動損失が最小になる。また、背圧室
の圧力が吐出圧力を越えることがないので、どんな条件
でも差圧給油ができ、運転条件として圧力比の制約がな
くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に冷凍機あるいは空調
機に使用するスクロール圧縮機に係り、特に、高性能化
を図る上で好適な圧縮部の支持機構に関する。
機に使用するスクロール圧縮機に係り、特に、高性能化
を図る上で好適な圧縮部の支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機では、特公昭57
−23793 号公報に見られるように、旋回スクロールを背
圧により固定スクロール側へ密着させ、ラップ先端の隙
間を最初から微小に設定して圧縮室間をシールするもの
があった。この構造では必要な背圧を旋回スクロールの
端板に貫通して設けた背圧ポートを通じて、中間的な圧
力の圧縮室から圧力を導入していた。しかし、背圧の設
定はある標準的な条件で行われるため、その条件からず
れた条件で運転すると、圧縮室の軸方向力が強すぎて旋
回スクロールが固定スクロールから離脱して圧縮室間の
漏れ損失が増大したり、逆に、背圧の方が強すぎて旋回
スクロールの押しつけ力が強すぎ、摺動損失が増加した
りしていた。また、非常に低圧力比の運転では背圧が吐
出圧力よりも高くなり、差圧給油ができなくなるという
欠点があった。その結果、条件によっては性能や信頼性
に悪影響を及ぼす恐れがあった。
−23793 号公報に見られるように、旋回スクロールを背
圧により固定スクロール側へ密着させ、ラップ先端の隙
間を最初から微小に設定して圧縮室間をシールするもの
があった。この構造では必要な背圧を旋回スクロールの
端板に貫通して設けた背圧ポートを通じて、中間的な圧
力の圧縮室から圧力を導入していた。しかし、背圧の設
定はある標準的な条件で行われるため、その条件からず
れた条件で運転すると、圧縮室の軸方向力が強すぎて旋
回スクロールが固定スクロールから離脱して圧縮室間の
漏れ損失が増大したり、逆に、背圧の方が強すぎて旋回
スクロールの押しつけ力が強すぎ、摺動損失が増加した
りしていた。また、非常に低圧力比の運転では背圧が吐
出圧力よりも高くなり、差圧給油ができなくなるという
欠点があった。その結果、条件によっては性能や信頼性
に悪影響を及ぼす恐れがあった。
【0003】また、実公平1−43514号公報に見られるよ
うに、旋回スクロールは背面のスラスト軸受で機械的に
指示する方式のものがあった。この方式では、スクロー
ルが互いに離反するため、ラップの先端にシール部材を
装着して隙間の漏れを防止する構造が普通であった。し
かし、スラスト軸受が旋回スクロールの軸方向力を機械
的に受けるため、荷重が大きく、摺動損失が大きかっ
た。
うに、旋回スクロールは背面のスラスト軸受で機械的に
指示する方式のものがあった。この方式では、スクロー
ルが互いに離反するため、ラップの先端にシール部材を
装着して隙間の漏れを防止する構造が普通であった。し
かし、スラスト軸受が旋回スクロールの軸方向力を機械
的に受けるため、荷重が大きく、摺動損失が大きかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の背圧で旋回スク
ロールを支持する構造では、背圧室が連通する圧縮室の
圧力で背圧が決定されるので、条件によっては離脱や押
しつけ過ぎが生じていた。そこで、旋回スクロールの背
圧が、圧縮室側から作用する軸方向力と常にバランスす
る荷重を発生する圧力になるようにして、漏れ損失や摺
動損失を最小にする。
ロールを支持する構造では、背圧室が連通する圧縮室の
圧力で背圧が決定されるので、条件によっては離脱や押
しつけ過ぎが生じていた。そこで、旋回スクロールの背
圧が、圧縮室側から作用する軸方向力と常にバランスす
る荷重を発生する圧力になるようにして、漏れ損失や摺
動損失を最小にする。
【0005】また、旋回スクロールの背圧が吐出圧力を
越えないようにして、どんな圧力比でも軸受に給油がで
きるようにする。
越えないようにして、どんな圧力比でも軸受に給油がで
きるようにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】旋回スクロールの背面外
周部の接触によりシールされる背圧室を設け、この背圧
室は吐出圧力を高圧源として軸受へ差圧給油された油の
排出口に連通し、それ以外にはどこにも連通しないよう
にする。前記シール部より外周側の空間は、低圧力比条
件でも吐出圧力を越えないような吸入圧力に近い低圧の
部分に連通させる。さらに、固定スクロールを軸方向に
固定してスクロールラップ先端にはシール手段を設ける
か、固定スクロールを軸方向に移動可能にしてその背面
に低圧か中間的な圧力と吐出圧力を併用して加える。
周部の接触によりシールされる背圧室を設け、この背圧
室は吐出圧力を高圧源として軸受へ差圧給油された油の
排出口に連通し、それ以外にはどこにも連通しないよう
にする。前記シール部より外周側の空間は、低圧力比条
件でも吐出圧力を越えないような吸入圧力に近い低圧の
部分に連通させる。さらに、固定スクロールを軸方向に
固定してスクロールラップ先端にはシール手段を設ける
か、固定スクロールを軸方向に移動可能にしてその背面
に低圧か中間的な圧力と吐出圧力を併用して加える。
【0007】
【作用】旋回スクロールの背圧室へは軸受から排出され
た油と油に溶解していた冷媒が流入してくるので、圧力
が上昇する。その圧力による押しつけ力が、旋回スクロ
ールが圧縮室側から押される荷重より大きくなると、旋
回スクロールが持ち上げられ、シール部が開いて油及び
冷媒が流出し、圧力はそれ以上上がらない。すなわち、
旋回スクロールは圧縮室側と背圧室側の荷重がバランス
し、スラスト方向の荷重が0になる。
た油と油に溶解していた冷媒が流入してくるので、圧力
が上昇する。その圧力による押しつけ力が、旋回スクロ
ールが圧縮室側から押される荷重より大きくなると、旋
回スクロールが持ち上げられ、シール部が開いて油及び
冷媒が流出し、圧力はそれ以上上がらない。すなわち、
旋回スクロールは圧縮室側と背圧室側の荷重がバランス
し、スラスト方向の荷重が0になる。
【0008】背圧室のシール部分より外側の空間は吐出
圧より低くなるように設定されているから、給油差圧が
保たれ、低圧力比でも運転できる。
圧より低くなるように設定されているから、給油差圧が
保たれ、低圧力比でも運転できる。
【0009】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1に示す。
【0010】図1は第一の実施例を適用した圧縮機の断
面を示す。密閉容器1内に、固定スクロール2と旋回ス
クロール3が互いのラップを向き合わせて組み合わせら
れている。固定スクロールはフレーム4に組付けられて
おり、フレームにはクランク軸5が支持されている。旋
回スクロール3の軸受部はクランク軸5の偏心ピン部に
嵌合しており、また、オルダムリング6により自転を防
止されている。電動機7により駆動されるクランク軸5
の回転により、旋回スクロール3が旋回運動し、吸入口
8から圧縮室9に吸入されたガスは中心部へ送られて圧
縮され、吐出ポート10から吐出される。
面を示す。密閉容器1内に、固定スクロール2と旋回ス
クロール3が互いのラップを向き合わせて組み合わせら
れている。固定スクロールはフレーム4に組付けられて
おり、フレームにはクランク軸5が支持されている。旋
回スクロール3の軸受部はクランク軸5の偏心ピン部に
嵌合しており、また、オルダムリング6により自転を防
止されている。電動機7により駆動されるクランク軸5
の回転により、旋回スクロール3が旋回運動し、吸入口
8から圧縮室9に吸入されたガスは中心部へ送られて圧
縮され、吐出ポート10から吐出される。
【0011】旋回スクロール3の背面には密閉された背
圧室11が設けられている。背圧室11には旋回軸受1
2及び主軸受13の給油排出口が連通している。旋回ス
クロールの鏡板3aの背面外周部は平滑面になってお
り、フレーム4の上面には鏡板の背面外周部に対応する
位置は同じく平滑面になっている。旋回スクロール3が
フレーム側に押しつけられると、互いの平滑面は密着
し、シール作用が生じる。旋回スクロールの鏡板内には
連通路14が設けられ、シール部3bより外側の空間4
aと低圧状態の圧縮室とを連通している。このように構
成したスクロール圧縮機において、運転を開始すると、
バランス状態から、吐出圧力は上昇し、吸入圧力は低下
していく。密閉容器1内は吐出圧力になっており、背圧
室11の圧力より高くなるため、差圧により容器内の油
が給油管15からクランク軸内の通路を通って旋回軸受
12,主軸受13,下軸受16へ給油される。このう
ち、旋回軸受12に給油された油と主軸受13に給油さ
れた油は軸受の隙間を通った後、背圧室11へ排出され
る。軸受に給油される油には、作動冷媒が溶け込んでい
る。したがって背圧室11に流入した油が減圧されるこ
とにより、一部の冷媒がガス化する。背圧室に油とガス
が流入する結果、圧力が上昇する。旋回軸受12のハウ
ジング内は給油される油で満たされており、ほぼ吐出圧
力になっている。ハウジング内の圧力と背圧室の圧力に
よる合成荷重が、圧縮室側から押しつけられる荷重より
大きくなると、旋回スクロール3は押し上げられ、シー
ル部3bに隙間が生じ、背圧室11内の油と冷媒ガスが
外側の空間4aに抜け、空間からは鏡板内連通路14を
通って低圧の圧縮室へ逃げる。したがって、背圧室11
内の圧力はそれ以上上昇しない。このときの背圧室側か
らの荷重は丁度圧縮室側からの荷重とつりあうため、旋
回スクロール3は軸方向のどちらにも機械的に押しつけ
られない。したがって、鏡板摺動部には摩擦損失がほと
んど発生しない。
圧室11が設けられている。背圧室11には旋回軸受1
2及び主軸受13の給油排出口が連通している。旋回ス
クロールの鏡板3aの背面外周部は平滑面になってお
り、フレーム4の上面には鏡板の背面外周部に対応する
位置は同じく平滑面になっている。旋回スクロール3が
フレーム側に押しつけられると、互いの平滑面は密着
し、シール作用が生じる。旋回スクロールの鏡板内には
連通路14が設けられ、シール部3bより外側の空間4
aと低圧状態の圧縮室とを連通している。このように構
成したスクロール圧縮機において、運転を開始すると、
バランス状態から、吐出圧力は上昇し、吸入圧力は低下
していく。密閉容器1内は吐出圧力になっており、背圧
室11の圧力より高くなるため、差圧により容器内の油
が給油管15からクランク軸内の通路を通って旋回軸受
12,主軸受13,下軸受16へ給油される。このう
ち、旋回軸受12に給油された油と主軸受13に給油さ
れた油は軸受の隙間を通った後、背圧室11へ排出され
る。軸受に給油される油には、作動冷媒が溶け込んでい
る。したがって背圧室11に流入した油が減圧されるこ
とにより、一部の冷媒がガス化する。背圧室に油とガス
が流入する結果、圧力が上昇する。旋回軸受12のハウ
ジング内は給油される油で満たされており、ほぼ吐出圧
力になっている。ハウジング内の圧力と背圧室の圧力に
よる合成荷重が、圧縮室側から押しつけられる荷重より
大きくなると、旋回スクロール3は押し上げられ、シー
ル部3bに隙間が生じ、背圧室11内の油と冷媒ガスが
外側の空間4aに抜け、空間からは鏡板内連通路14を
通って低圧の圧縮室へ逃げる。したがって、背圧室11
内の圧力はそれ以上上昇しない。このときの背圧室側か
らの荷重は丁度圧縮室側からの荷重とつりあうため、旋
回スクロール3は軸方向のどちらにも機械的に押しつけ
られない。したがって、鏡板摺動部には摩擦損失がほと
んど発生しない。
【0012】一方、固定スクロール2および旋回スクロ
ールのラップ先端には隙間をシールするためのシール材
17が設置されている。したがって、わずかな隙間が生
じてもガスがもれることはない。すなわち、鏡板部の摩
擦損失が減少した分だけ圧縮機の効率が向上する。ま
た、背圧室11内の圧力は吐出圧力を越えないので、ど
んな運転条件でも給油差圧が確保でき、運転範囲の制約
が生じない。
ールのラップ先端には隙間をシールするためのシール材
17が設置されている。したがって、わずかな隙間が生
じてもガスがもれることはない。すなわち、鏡板部の摩
擦損失が減少した分だけ圧縮機の効率が向上する。ま
た、背圧室11内の圧力は吐出圧力を越えないので、ど
んな運転条件でも給油差圧が確保でき、運転範囲の制約
が生じない。
【0013】本発明の第二の実施例を図2に示す。旋回
スクロールの背面側の構成は第一の実施例と同じである
が、固定スクロールの指示方法とラップ部の構成が異な
っている。固定スクロールは軸方向に移動可能に設置さ
れている。固定スクロールの背面には円筒シール18が
設けられている。シール部の内部は吐出ガスの通路にな
っており、圧力は吐出圧力である。固定スクロール2の
端板を貫通して連通口19が設けられており、ラップ側
の吸入室と背面側を連通している。したがって、円筒シ
ール18より外側の空間は吸入圧力になっている。固定
スクロールは円筒シール内の吐出圧力とシールより外の
吸入圧力の合力で圧縮室側へ押される。この荷重をF1
とする。また固定スクロールと旋回スクロールは圧縮室
の圧力分布荷重により互いに離反する方向に押される。
この荷重をF2とする。また仮に背圧室11内の圧力が
全部吐出圧力になったと仮定したときの、旋回スクロー
ル3が圧縮室側へ押される荷重をF3とする。このと
き、F2<F1<F3となるように円筒シール18内外
の面積比を設定する。なお望ましくは、F1はF2より
少し大きく、F3はF1よりなるべく大きくなるような
組み合わせとする。
スクロールの背面側の構成は第一の実施例と同じである
が、固定スクロールの指示方法とラップ部の構成が異な
っている。固定スクロールは軸方向に移動可能に設置さ
れている。固定スクロールの背面には円筒シール18が
設けられている。シール部の内部は吐出ガスの通路にな
っており、圧力は吐出圧力である。固定スクロール2の
端板を貫通して連通口19が設けられており、ラップ側
の吸入室と背面側を連通している。したがって、円筒シ
ール18より外側の空間は吸入圧力になっている。固定
スクロールは円筒シール内の吐出圧力とシールより外の
吸入圧力の合力で圧縮室側へ押される。この荷重をF1
とする。また固定スクロールと旋回スクロールは圧縮室
の圧力分布荷重により互いに離反する方向に押される。
この荷重をF2とする。また仮に背圧室11内の圧力が
全部吐出圧力になったと仮定したときの、旋回スクロー
ル3が圧縮室側へ押される荷重をF3とする。このと
き、F2<F1<F3となるように円筒シール18内外
の面積比を設定する。なお望ましくは、F1はF2より
少し大きく、F3はF1よりなるべく大きくなるような
組み合わせとする。
【0014】このような荷重関係にすると、固定スクロ
ールは旋回スクロールに対し、わずかな力で押しつけら
れる。旋回スクロールの背面には第一の実施例と全く同
じ原理で圧力が作用し、この圧力による荷重がF1を越
えようとすると、旋回スクロール3が固定スクロール2
とともに持ち上げられ、シール部3bには摩擦損失がほ
とんど発生しない。固定スクロール2と旋回スクロール
3の摺動部も小さな力で押しつけられているので摩擦損
失も小さい。本実施例では、ラップの先端に隙間が生じ
ないから、シール材を装着しなくても良好な圧縮室間の
シールが行える。
ールは旋回スクロールに対し、わずかな力で押しつけら
れる。旋回スクロールの背面には第一の実施例と全く同
じ原理で圧力が作用し、この圧力による荷重がF1を越
えようとすると、旋回スクロール3が固定スクロール2
とともに持ち上げられ、シール部3bには摩擦損失がほ
とんど発生しない。固定スクロール2と旋回スクロール
3の摺動部も小さな力で押しつけられているので摩擦損
失も小さい。本実施例では、ラップの先端に隙間が生じ
ないから、シール材を装着しなくても良好な圧縮室間の
シールが行える。
【0015】本実施例でも、摩擦損失が小さく漏れが少
ないので、高効率で、かつ運転範囲に制約のない圧縮機
とすることができる。
ないので、高効率で、かつ運転範囲に制約のない圧縮機
とすることができる。
【0016】本発明の第三の実施例を図3に示す。本実
施例は第二の実施例と類似しているが、固定スクロール
の背面の圧力のかけかたが異なっている。固定スクロー
ルは軸方向に移動可能に設置されている。固定スクロー
ルの背面には円筒シール18が設けられている。シール
部の内部は吐出ガスの通路になっており、圧力は吐出圧
力である。固定スクロール2の端板を貫通して連通口1
9が設けられており、ラップ側の比較的低圧の圧縮室と
背面側を連通している。したがって、円筒シール18よ
り外側の空間は吸入圧力よりやや高い中間圧力になって
いる。固定スクロールは前記円筒シール内の吐出圧力と
シールより外の中間圧力の合力で圧縮室側へ押される。
この荷重をF1とする。また固定スクロールと旋回スク
ロールは圧縮室の圧力分布荷重により互いに離反する方
向に押される。この荷重をF2とする。また仮に背圧室
11内の圧力が全部吐出圧力になったと仮定したとき
の、旋回スクロール3が圧縮室側へ押される荷重をF3
とする。このとき、F2<F1<F3となるように円筒
シール18内外の面積比を設定する。なお望ましくは、
F1はF2より少し大きく、F3はF1よりなるべく大
きくなるような組み合わせとする。
施例は第二の実施例と類似しているが、固定スクロール
の背面の圧力のかけかたが異なっている。固定スクロー
ルは軸方向に移動可能に設置されている。固定スクロー
ルの背面には円筒シール18が設けられている。シール
部の内部は吐出ガスの通路になっており、圧力は吐出圧
力である。固定スクロール2の端板を貫通して連通口1
9が設けられており、ラップ側の比較的低圧の圧縮室と
背面側を連通している。したがって、円筒シール18よ
り外側の空間は吸入圧力よりやや高い中間圧力になって
いる。固定スクロールは前記円筒シール内の吐出圧力と
シールより外の中間圧力の合力で圧縮室側へ押される。
この荷重をF1とする。また固定スクロールと旋回スク
ロールは圧縮室の圧力分布荷重により互いに離反する方
向に押される。この荷重をF2とする。また仮に背圧室
11内の圧力が全部吐出圧力になったと仮定したとき
の、旋回スクロール3が圧縮室側へ押される荷重をF3
とする。このとき、F2<F1<F3となるように円筒
シール18内外の面積比を設定する。なお望ましくは、
F1はF2より少し大きく、F3はF1よりなるべく大
きくなるような組み合わせとする。
【0017】このような荷重関係にすると、本実施例で
も第二の実施例と同じ効果が得られるので摩擦損失が小
さく、ラップの先端に隙間が生じないから、シール材を
装着しなくても良好な圧縮室間のシールが行える。
も第二の実施例と同じ効果が得られるので摩擦損失が小
さく、ラップの先端に隙間が生じないから、シール材を
装着しなくても良好な圧縮室間のシールが行える。
【0018】本実施例でも、摩擦損失が小さく漏れが少
ないので、高効率で、かつ運転範囲に制約のない圧縮機
とすることができる。
ないので、高効率で、かつ運転範囲に制約のない圧縮機
とすることができる。
【0019】本発明の第四の実施例を図4に示す。本実
施例でも固定スクロールが軸方向に移動可能に設置され
ており、背面の圧力のかけかたは第二の実施例と同様で
ある。旋回スクロール鏡板背面のシール部3bより外側
の空間4aと、圧縮開始後の圧縮室9が、固定スクロー
ル部材を貫通してパイプ20で連結されている。パイプ
20の途中には、空間から圧縮室の方向へのみ流れるこ
とを許す逆止弁21が装着されている。この構成による
と、圧縮室9内の圧力が空間4a内の圧力より低いとき
空間から圧縮室側へガス及び油が流れる。したがって、
空間4a内は連通する圧縮室9の圧力変動のほぼ最低の
圧力になる。すなわち、吸入圧力に近い低圧の中間圧力
になる。このようにすれば、旋回スクロールが持ち上げ
られて背圧室11から油とガスが空間4aに流入して
も、速やかに圧縮室9へ流れるので、空間4a内で攪拌
損失が増加することない。したがって、第二の実施例に
加えて、さらに損失低減の効果が高い。
施例でも固定スクロールが軸方向に移動可能に設置され
ており、背面の圧力のかけかたは第二の実施例と同様で
ある。旋回スクロール鏡板背面のシール部3bより外側
の空間4aと、圧縮開始後の圧縮室9が、固定スクロー
ル部材を貫通してパイプ20で連結されている。パイプ
20の途中には、空間から圧縮室の方向へのみ流れるこ
とを許す逆止弁21が装着されている。この構成による
と、圧縮室9内の圧力が空間4a内の圧力より低いとき
空間から圧縮室側へガス及び油が流れる。したがって、
空間4a内は連通する圧縮室9の圧力変動のほぼ最低の
圧力になる。すなわち、吸入圧力に近い低圧の中間圧力
になる。このようにすれば、旋回スクロールが持ち上げ
られて背圧室11から油とガスが空間4aに流入して
も、速やかに圧縮室9へ流れるので、空間4a内で攪拌
損失が増加することない。したがって、第二の実施例に
加えて、さらに損失低減の効果が高い。
【0020】第四の実施例では空間4aから圧縮室9へ
の連通路を固定スクロール部材を通して設けた例を示し
たが、実施例1〜3に示される旋回スクロールの鏡板内
連通路14の途中に逆止弁を設けてもよい。
の連通路を固定スクロール部材を通して設けた例を示し
たが、実施例1〜3に示される旋回スクロールの鏡板内
連通路14の途中に逆止弁を設けてもよい。
【0021】本実施例では旋回スクロールの鏡板外周部
下面とフレーム座面の接触によりシールされるシール部
で密閉される背圧室を設け、吐出圧力を高圧源として差
圧により供給され、軸受等を給油した後の油がその中に
流入し、油に溶解していた一部の冷媒がガス化して圧力
が上昇し、背圧室の圧力による荷重と圧縮室側からの荷
重とが釣り合ったとき旋回スクロールが持ち上げられ、
シール部の外側の低圧の空間へ油と冷媒ガスが逃けるよ
うにしたので、背圧はそれより上昇も下降もせずバラン
スし、旋回スクロールは流体力で支えられる。このよう
に、運転条件によらず旋回スクロールの両面の軸方向荷
重が常に釣り合い、鏡板部には機械的押しつけ力が発生
しないので、摺動損失が最小になる。
下面とフレーム座面の接触によりシールされるシール部
で密閉される背圧室を設け、吐出圧力を高圧源として差
圧により供給され、軸受等を給油した後の油がその中に
流入し、油に溶解していた一部の冷媒がガス化して圧力
が上昇し、背圧室の圧力による荷重と圧縮室側からの荷
重とが釣り合ったとき旋回スクロールが持ち上げられ、
シール部の外側の低圧の空間へ油と冷媒ガスが逃けるよ
うにしたので、背圧はそれより上昇も下降もせずバラン
スし、旋回スクロールは流体力で支えられる。このよう
に、運転条件によらず旋回スクロールの両面の軸方向荷
重が常に釣り合い、鏡板部には機械的押しつけ力が発生
しないので、摺動損失が最小になる。
【0022】また、シール部より外側の空間は旋回スク
ロールの支持に寄与する必要はなく、圧力は吸入圧力に
近い低圧にすることができる。したがって、圧縮室と連
通させた従来の背圧方式のように、背圧室の圧力が吐出
圧力を越えるようなことがないので、運転条件として、
圧力比の制約がなくなる。
ロールの支持に寄与する必要はなく、圧力は吸入圧力に
近い低圧にすることができる。したがって、圧縮室と連
通させた従来の背圧方式のように、背圧室の圧力が吐出
圧力を越えるようなことがないので、運転条件として、
圧力比の制約がなくなる。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、損失の少ない高効率の
圧縮機を提供することができる。また、圧力比の制限な
く運転できるので、空調機あるいは冷凍機の制御も簡単
になり、使い勝手のよい圧縮機となる。さらに冷凍負荷
に応じた条件で運転することにより、消費電力が少な
く、効率の高い空調機あるいは冷凍機を提供することが
できる。
圧縮機を提供することができる。また、圧力比の制限な
く運転できるので、空調機あるいは冷凍機の制御も簡単
になり、使い勝手のよい圧縮機となる。さらに冷凍負荷
に応じた条件で運転することにより、消費電力が少な
く、効率の高い空調機あるいは冷凍機を提供することが
できる。
【図1】本発明の第一の実施例を示す圧縮機の断面図。
【図2】本発明の第二の実施例を示す主要部の断面図。
【図3】本発明の第三の実施例を示す主要部の断面図。
【図4】本発明の第四の実施例を示す主要部の断面図。
1…密閉容器、2…固定スクロール、3…旋回スクロー
ル、4a…空間、5…クランク軸、6…オルダムリン
グ、7…電動機、8…吸入口、9…圧縮室、10…吐出
ポート、11…背圧室。
ル、4a…空間、5…クランク軸、6…オルダムリン
グ、7…電動機、8…吸入口、9…圧縮室、10…吐出
ポート、11…背圧室。
Claims (1)
- 【請求項1】端板に渦巻状のラップを直立させた固定ス
クロール部材と、同様に形成された旋回スクロール部材
を互いにラップを向き合わせて組み合わせ、前記旋回ス
クロール部材を自転することなく旋回運動させてガスを
圧縮するようにし、前記旋回スクロールの鏡板背面部に
背圧室を設け、前記背圧室内を中間的な圧力にして前記
旋回スクロールに軸方向力を付加する方式のスクロール
圧縮機において、前記旋回スクロールの前記鏡板背面に
リング状の接触シール面を構成し、前記シール面より外
周の空間は低圧の部分に連通するとともに、前記シール
面より内周の空間は吐出圧力を高圧源として差圧給油さ
れる軸受給油経路の出口にのみ連通することを特徴とす
るスクロール圧縮機の圧縮部支持機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13838492A JPH05332261A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | スクロール圧縮機の圧縮部支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13838492A JPH05332261A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | スクロール圧縮機の圧縮部支持機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05332261A true JPH05332261A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15220686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13838492A Pending JPH05332261A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | スクロール圧縮機の圧縮部支持機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05332261A (ja) |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP13838492A patent/JPH05332261A/ja active Pending
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