JPH05332284A - 真空ポンプ - Google Patents
真空ポンプInfo
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- JPH05332284A JPH05332284A JP4144397A JP14439792A JPH05332284A JP H05332284 A JPH05332284 A JP H05332284A JP 4144397 A JP4144397 A JP 4144397A JP 14439792 A JP14439792 A JP 14439792A JP H05332284 A JPH05332284 A JP H05332284A
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- Japan
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- vacuum pump
- rotating
- stationary
- drive mechanism
- disk
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- Non-Positive Displacement Air Blowers (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 真空ポンプの小型化、低コスト化を達成でき
る。また真空ポンプの信頼性を向上できる。 【構成】 複数の回転円板1Aと静止円板2Aとを交互
に配置した翼列並びに駆動機構4、10を有し、同各回
転円板1Aを同駆動機構4を有する回転軸3に締結した
真空ポンプにおいて、各回転円板1Aの少なくとも1段
を他の回転円板1Aに対して別個に形成するとともに、
別個に形成した回転円板1Aの近くの駆動機構側に一体
構造の静止円板2Aを配置しており、静止円板2Aが一
体構造なので、駆動機構側から反駆動機構側へのガスの
逆流が無くなる。このため、真空ポンプの移送能力(排
気速度S:単位時間当たりの体積流量〔l/s〕)が向
上して、大排気速度が得られ、真空ポンプの円板径の増
大、段数増の必要が無くなって、真空ポンプの小型化、
低コスト化が達成される。
る。また真空ポンプの信頼性を向上できる。 【構成】 複数の回転円板1Aと静止円板2Aとを交互
に配置した翼列並びに駆動機構4、10を有し、同各回
転円板1Aを同駆動機構4を有する回転軸3に締結した
真空ポンプにおいて、各回転円板1Aの少なくとも1段
を他の回転円板1Aに対して別個に形成するとともに、
別個に形成した回転円板1Aの近くの駆動機構側に一体
構造の静止円板2Aを配置しており、静止円板2Aが一
体構造なので、駆動機構側から反駆動機構側へのガスの
逆流が無くなる。このため、真空ポンプの移送能力(排
気速度S:単位時間当たりの体積流量〔l/s〕)が向
上して、大排気速度が得られ、真空ポンプの円板径の増
大、段数増の必要が無くなって、真空ポンプの小型化、
低コスト化が達成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空ポンプ、例えばジ
グバーン型真空ポンプに関するものである。
グバーン型真空ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のジグバーン型真空ポンプを図8、
図9により説明すると、図8の1が多段の回転円板で、
同各回転円板1が一体に形成されている。3が回転軸
で、同回転軸3と上記各回転円板1とがナツト5により
一体的に締結され、軸受6によりこれらの回転軸3と各
回転円板1とがケーシング8及びハウジング9内に回転
可能に支持されている。
図9により説明すると、図8の1が多段の回転円板で、
同各回転円板1が一体に形成されている。3が回転軸
で、同回転軸3と上記各回転円板1とがナツト5により
一体的に締結され、軸受6によりこれらの回転軸3と各
回転円板1とがケーシング8及びハウジング9内に回転
可能に支持されている。
【0003】2が多段の静止円板、7が同各静止円板2
の間に介装したスペーサで、ケーシング8をハウジング
9に固定することにより、同各静止円板2と同各スペー
サ7とがケーシング8の内周面に固定されて、同各静止
円板2が上記各回転円板1に対して狭い隙間を置いて対
向している。4が上記回転軸3に取付けたモータロー
タ、10が同モータロータ4に対向して上記ハウジング
9内に取付けたモータステータで、これらのモータロー
タ4とモータステータ10とにより、回転軸3の駆動機
構が構成されている。
の間に介装したスペーサで、ケーシング8をハウジング
9に固定することにより、同各静止円板2と同各スペー
サ7とがケーシング8の内周面に固定されて、同各静止
円板2が上記各回転円板1に対して狭い隙間を置いて対
向している。4が上記回転軸3に取付けたモータロー
タ、10が同モータロータ4に対向して上記ハウジング
9内に取付けたモータステータで、これらのモータロー
タ4とモータステータ10とにより、回転軸3の駆動機
構が構成されている。
【0004】上記のように互いに対向する回転円板1と
静止円板2の少なくとも一方には、図9に示すように溝
2aと山2bとが交互に設けられている。上記軸受6に
は、鋼製ボールを有する玉軸受を使用し、潤滑材料に
は、潤滑油13を使用している。そして潤滑油13をハ
ウジング9の下部に設けた潤滑油タンク16内に溜めて
おり、この潤滑油13をポンプ14→潤滑油配管15→
ハウジング9に設けた潤滑油通路を経て玉軸受6へ供給
する一方、玉軸受6から排出される潤滑油を矢印方向に
落下させ、潤滑油タンク16内へ戻して、玉軸受6を冷
却するようにしている。
静止円板2の少なくとも一方には、図9に示すように溝
2aと山2bとが交互に設けられている。上記軸受6に
は、鋼製ボールを有する玉軸受を使用し、潤滑材料に
は、潤滑油13を使用している。そして潤滑油13をハ
ウジング9の下部に設けた潤滑油タンク16内に溜めて
おり、この潤滑油13をポンプ14→潤滑油配管15→
ハウジング9に設けた潤滑油通路を経て玉軸受6へ供給
する一方、玉軸受6から排出される潤滑油を矢印方向に
落下させ、潤滑油タンク16内へ戻して、玉軸受6を冷
却するようにしている。
【0005】上記各回転円板1と静止円板2との間に
は、狭い隙間があり、回転軸3及び各回転円板1を回転
させると、回転円板1と静止円板2との流体力学的作用
により、図10の矢印のようにガスが反駆動機構側から
駆動機構側へ流れ、その結果、図8の吸気口11から排
気口12へガスが移送される。上記吸気口11側に容器
(図示せず)を設け、上記排気口12を大気に開放して
おり、ポンプを運転すると、上記容器内が真空となる。
その圧力は、10-5〜10-6Torrに達する。ここで
多段の回転円板1は、その全体が一体に形成されてい
る。一方、同各回転円板1の間に配置される静止円板2
は、後述するように組立上から図9に示すように中央部
を境に左右2つに分割されている。
は、狭い隙間があり、回転軸3及び各回転円板1を回転
させると、回転円板1と静止円板2との流体力学的作用
により、図10の矢印のようにガスが反駆動機構側から
駆動機構側へ流れ、その結果、図8の吸気口11から排
気口12へガスが移送される。上記吸気口11側に容器
(図示せず)を設け、上記排気口12を大気に開放して
おり、ポンプを運転すると、上記容器内が真空となる。
その圧力は、10-5〜10-6Torrに達する。ここで
多段の回転円板1は、その全体が一体に形成されてい
る。一方、同各回転円板1の間に配置される静止円板2
は、後述するように組立上から図9に示すように中央部
を境に左右2つに分割されている。
【0006】上記一体に形成した多段の回転円板1と、
上記分割構造の各静止円板2と、上記各スペーサ7との
組立時には、図11に示すように静止円板2の内径dが
回転円板1の外径Dによりも小さいため、分割構造の静
止円板2を左右から上下の回転円板1の間へ挿入する一
方、スペーサ7を静止円板2の間に介装して、これらの
部分を組立てる。
上記分割構造の各静止円板2と、上記各スペーサ7との
組立時には、図11に示すように静止円板2の内径dが
回転円板1の外径Dによりも小さいため、分割構造の静
止円板2を左右から上下の回転円板1の間へ挿入する一
方、スペーサ7を静止円板2の間に介装して、これらの
部分を組立てる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図8、図9に示す
従来のジグバーン型真空ポンプには、次の問題があっ
た。即ち、 (1)多段でしかも互いが一体の回転円板1と、図9に
示すように中央部を境に左右に分割可能な各静止円板2
との間には、図10に示すようにガスが反駆動機構側か
ら駆動機構側へ流れる。このときの駆動機構側の圧力を
PL、反駆動機構側の圧力をPUとすると、PL>PU
のため、一部のガスが図10の破線矢印のように静止円
板2の分割面を介し駆動機構側から反駆動機構側へ逆流
して、真空ポンプの移送能力(排気速度S:単位時間当
たりの体積流量〔l/s〕)が低下する。
従来のジグバーン型真空ポンプには、次の問題があっ
た。即ち、 (1)多段でしかも互いが一体の回転円板1と、図9に
示すように中央部を境に左右に分割可能な各静止円板2
との間には、図10に示すようにガスが反駆動機構側か
ら駆動機構側へ流れる。このときの駆動機構側の圧力を
PL、反駆動機構側の圧力をPUとすると、PL>PU
のため、一部のガスが図10の破線矢印のように静止円
板2の分割面を介し駆動機構側から反駆動機構側へ逆流
して、真空ポンプの移送能力(排気速度S:単位時間当
たりの体積流量〔l/s〕)が低下する。
【0008】この排気速度の低下を補うため、従来の真
空ポンプでは、排気速度を増加させる必要があり、その
ため、円板径を増大させたり、段数を増やしたりする等
の手段を講じており、ジグバーン型真空ポンプが排気速
度の割りに大型化、高コスト化する。 (2)また前記図8、図9に示す従来のジグバーン型真
空ポンプでは、鋼製ボールを有する玉軸受6を冷却する
ため、潤滑油システムを必要としている。この潤滑油シ
ステムは、潤滑油タンク16、ポンプ14、潤滑油配
管15等により構成されている。しかもこの潤滑油シ
ステムでは、これらの潤滑油機器が故障したとき、真空
ポンプの運転を停止させるためのシーケンス・コントロ
ール回路等を必要としている。そのため、ジグバーン型
真空ポンプの特徴の1つである小型化、低コスト化が上
記の点から妨げられて、大型化、高コスト化する。
空ポンプでは、排気速度を増加させる必要があり、その
ため、円板径を増大させたり、段数を増やしたりする等
の手段を講じており、ジグバーン型真空ポンプが排気速
度の割りに大型化、高コスト化する。 (2)また前記図8、図9に示す従来のジグバーン型真
空ポンプでは、鋼製ボールを有する玉軸受6を冷却する
ため、潤滑油システムを必要としている。この潤滑油シ
ステムは、潤滑油タンク16、ポンプ14、潤滑油配
管15等により構成されている。しかもこの潤滑油シ
ステムでは、これらの潤滑油機器が故障したとき、真空
ポンプの運転を停止させるためのシーケンス・コントロ
ール回路等を必要としている。そのため、ジグバーン型
真空ポンプの特徴の1つである小型化、低コスト化が上
記の点から妨げられて、大型化、高コスト化する。
【0009】また潤滑油13を使用しているため、定期
的な点検保守が面倒になる上に、潤滑油タンク16の配
置等により取付け姿勢が制限される等、用途が著しく制
約されるという問題があった。本発明は前記の問題点に
鑑み提案するものであり、その目的とする処は、小型
化、低コスト化を達成できる、また信頼性を向上でき
る、さらに用途を拡大できる真空ポンプを提供しようと
する点にある。
的な点検保守が面倒になる上に、潤滑油タンク16の配
置等により取付け姿勢が制限される等、用途が著しく制
約されるという問題があった。本発明は前記の問題点に
鑑み提案するものであり、その目的とする処は、小型
化、低コスト化を達成できる、また信頼性を向上でき
る、さらに用途を拡大できる真空ポンプを提供しようと
する点にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、駆動機構を具えた回転軸と、同回転軸
を回転可能に支持する軸受と、複数の回転円板と静止円
板とを交互に配置した翼列とを有し、同各回転円板を上
記回転軸に締結した真空ポンプにおいて、前記各回転円
板の少なくとも1段を他の回転円板に対して別個に形成
するとともに、別個に形成した回転円板の近くの駆動機
構側に一体構造の静止円板を配置している。
めに、本発明は、駆動機構を具えた回転軸と、同回転軸
を回転可能に支持する軸受と、複数の回転円板と静止円
板とを交互に配置した翼列とを有し、同各回転円板を上
記回転軸に締結した真空ポンプにおいて、前記各回転円
板の少なくとも1段を他の回転円板に対して別個に形成
するとともに、別個に形成した回転円板の近くの駆動機
構側に一体構造の静止円板を配置している。
【0011】また本発明は、前記真空ポンプにおいて、
各回転円板と各静止円板とを互いの間に狭い隙間を置い
て対向、配置するとともに、これら回転円板と静止円板
との一対の組合せのうち、何れか一方または両方の対向
面にスパイラル状溝を設けている。また本発明は、前記
真空ポンプにおいて、軸受にセラミックスボールを有す
る玉軸受を使用している。
各回転円板と各静止円板とを互いの間に狭い隙間を置い
て対向、配置するとともに、これら回転円板と静止円板
との一対の組合せのうち、何れか一方または両方の対向
面にスパイラル状溝を設けている。また本発明は、前記
真空ポンプにおいて、軸受にセラミックスボールを有す
る玉軸受を使用している。
【0012】
【作用】本発明の真空ポンプは前記のように各回転円板
の少なくとも1段を他の回転円板に対して別個に形成す
るとともに、別個に形成した回転円板の近くの駆動機構
側に一体構造の静止円板を配置しており、静止円板が一
体構造なので、駆動機構側から反駆動機構側へのガスの
逆流が無くなる。このため、真空ポンプの移送能力(排
気速度S:単位時間当たりの体積流量〔l/s〕)が向
上して、大排気速度が得られ、真空ポンプの円板径の増
大、段数増の必要が無くなって、真空ポンプの小型化、
低コスト化が達成される。また分割構造の静止円板の逆
流量には、製品個体差があったが、静止円板が一体構造
であり、上記逆流が無くなるので、排気速度の製品間の
バラツキが無くなって、真空ポンプの信頼性が向上す
る。
の少なくとも1段を他の回転円板に対して別個に形成す
るとともに、別個に形成した回転円板の近くの駆動機構
側に一体構造の静止円板を配置しており、静止円板が一
体構造なので、駆動機構側から反駆動機構側へのガスの
逆流が無くなる。このため、真空ポンプの移送能力(排
気速度S:単位時間当たりの体積流量〔l/s〕)が向
上して、大排気速度が得られ、真空ポンプの円板径の増
大、段数増の必要が無くなって、真空ポンプの小型化、
低コスト化が達成される。また分割構造の静止円板の逆
流量には、製品個体差があったが、静止円板が一体構造
であり、上記逆流が無くなるので、排気速度の製品間の
バラツキが無くなって、真空ポンプの信頼性が向上す
る。
【0013】また本発明の真空ポンプは前記のように軸
受にセラミックスボールを有する玉軸受を使用してお
り、従来の鋼製ボールに比べると、比重が小さくて
(鋼: 約7.8、セラミックス: 約3.2)、回転時に
生じる遠心力が小さくなる。このため、セラミックスボ
ールを有する玉軸受の発熱も小さくなり、グリースによ
る冷却で充分であり、潤滑油による冷却を行う必要がな
くなり、この結果、大掛かりな潤滑油システムが不要に
なって、真空ポンプの小型化、低コスト化が達成され
る。
受にセラミックスボールを有する玉軸受を使用してお
り、従来の鋼製ボールに比べると、比重が小さくて
(鋼: 約7.8、セラミックス: 約3.2)、回転時に
生じる遠心力が小さくなる。このため、セラミックスボ
ールを有する玉軸受の発熱も小さくなり、グリースによ
る冷却で充分であり、潤滑油による冷却を行う必要がな
くなり、この結果、大掛かりな潤滑油システムが不要に
なって、真空ポンプの小型化、低コスト化が達成され
る。
【0014】また潤滑油システムの定期的な点検保守の
必要がなくなる上に、潤滑油タンクの配置等により取付
け姿勢が制限されることがなくて、用途が拡大される。
必要がなくなる上に、潤滑油タンクの配置等により取付
け姿勢が制限されることがなくて、用途が拡大される。
【0015】
(第1実施例)次に本発明の真空ポンプを図1、図2に
示す第1実施例により説明すると、図1の1Aが一つ一
つを個別に形成した多段の回転円板、3が回転軸で、同
各回転円板1Aと回転軸3とがナツト5により一体的に
締結され、軸受6によりこれらの回転軸3と各回転円板
1とがケーシング8及びハウジング9内に回転可能に支
持されている。
示す第1実施例により説明すると、図1の1Aが一つ一
つを個別に形成した多段の回転円板、3が回転軸で、同
各回転円板1Aと回転軸3とがナツト5により一体的に
締結され、軸受6によりこれらの回転軸3と各回転円板
1とがケーシング8及びハウジング9内に回転可能に支
持されている。
【0016】図1、図2の2Aが多段の静止円板で、こ
れらの静止円板2Aは、図2に示すように分割されてお
らず、一体構造になっている。7が同各静止円板2Aの
間に介装したスペーサで、ケーシング8をハウジング9
に固定することにより、同各静止円板2Aと同各スペー
サ7とがケーシング8の内周面に固定されて、同各静止
円板2Aが上記回転円板1Aに対して僅かな隙間を置い
て対向している。
れらの静止円板2Aは、図2に示すように分割されてお
らず、一体構造になっている。7が同各静止円板2Aの
間に介装したスペーサで、ケーシング8をハウジング9
に固定することにより、同各静止円板2Aと同各スペー
サ7とがケーシング8の内周面に固定されて、同各静止
円板2Aが上記回転円板1Aに対して僅かな隙間を置い
て対向している。
【0017】そして各回転円板1Aと各静止円板2Aと
の一対の組合せのうち、何れか一方または両方の対向面
にスパイラル状溝2aと山2bとが交互に設けられてい
る。図1の4が上記回転軸3に取付けたモータロータ、
10が同モータロータ4に対向して上記ハウジング9内
に取付けたモータステータで、これらのモータロータ4
とモータステータ10とにより、回転軸3の駆動機構が
構成されている。
の一対の組合せのうち、何れか一方または両方の対向面
にスパイラル状溝2aと山2bとが交互に設けられてい
る。図1の4が上記回転軸3に取付けたモータロータ、
10が同モータロータ4に対向して上記ハウジング9内
に取付けたモータステータで、これらのモータロータ4
とモータステータ10とにより、回転軸3の駆動機構が
構成されている。
【0018】上記のように各回転円板1Aと各静止円板
2Aとの間には、狭い隙間がある。しかも各回転円板1
Aと各静止円板2Aとの一対の組合せのうち、何れか一
方または両方の対向面にスパイラル状溝2aと山2bと
が交互に設けられており、回転軸3及び各回転円板1A
を回転させると、回転円板1Aと静止円板2Aとの流体
力学的作用により、図3の矢印のようにガスが反駆動機
構側から駆動機構側へ流れ、その結果、図1の吸気口1
1から排気口12へガスが移送される。
2Aとの間には、狭い隙間がある。しかも各回転円板1
Aと各静止円板2Aとの一対の組合せのうち、何れか一
方または両方の対向面にスパイラル状溝2aと山2bと
が交互に設けられており、回転軸3及び各回転円板1A
を回転させると、回転円板1Aと静止円板2Aとの流体
力学的作用により、図3の矢印のようにガスが反駆動機
構側から駆動機構側へ流れ、その結果、図1の吸気口1
1から排気口12へガスが移送される。
【0019】上記吸気口11側に容器(図示せず)を設
け、上記排気口12を大気に開放しており、ポンプを運
転すると、上記容器内が真空となる。その圧力は、10
-5〜10-6Torrに達する。このときの駆動機構側の
圧力をPL、反駆動機構側の圧力をPUとすると、PL
>PUになるが、静止円板2Aが一体構造なので、ガス
の逆流が生じない(図3参照)。従って静止円板2Aが
分割されている場合に比べて同一溝条件であるにもかか
わらず、大排気速度が得られる。
け、上記排気口12を大気に開放しており、ポンプを運
転すると、上記容器内が真空となる。その圧力は、10
-5〜10-6Torrに達する。このときの駆動機構側の
圧力をPL、反駆動機構側の圧力をPUとすると、PL
>PUになるが、静止円板2Aが一体構造なので、ガス
の逆流が生じない(図3参照)。従って静止円板2Aが
分割されている場合に比べて同一溝条件であるにもかか
わらず、大排気速度が得られる。
【0020】次に各回転円板1A及び各静止円板2Aの
組立要領を図4により説明する。組立ては、駆動機構側
から反駆動機構側へ回転円板1Aと静止円板2Aとを交
互に積み重ねてゆくことにより行われる。即ち、図4
(a)は、駆動機構側の回転円板1Aの中央部に設けた
穴を回転軸3に係合して、同回転円板1Aを回転軸3に
組付ける一方、駆動機構側のスペーサ7をハウジング9
の上面に載せた状態を示している。
組立要領を図4により説明する。組立ては、駆動機構側
から反駆動機構側へ回転円板1Aと静止円板2Aとを交
互に積み重ねてゆくことにより行われる。即ち、図4
(a)は、駆動機構側の回転円板1Aの中央部に設けた
穴を回転軸3に係合して、同回転円板1Aを回転軸3に
組付ける一方、駆動機構側のスペーサ7をハウジング9
の上面に載せた状態を示している。
【0021】この状態から、図4(b)に示すように静
止円板2Aをスペーサ7の上に載せる。このとき、反駆
動機構側の回転円板1Aは、未だ回転軸3に組付けられ
ていないので、一体構造の静止円板2Aは、その内径d
が回転円板1Aの外径Dよりも小さいにもかかわらず、
静止円板2Aをスペーサ7の上に容易に載せることがで
きる。
止円板2Aをスペーサ7の上に載せる。このとき、反駆
動機構側の回転円板1Aは、未だ回転軸3に組付けられ
ていないので、一体構造の静止円板2Aは、その内径d
が回転円板1Aの外径Dよりも小さいにもかかわらず、
静止円板2Aをスペーサ7の上に容易に載せることがで
きる。
【0022】次いで図4(c)に示すように次の回転円
板1Aの中央部に設けた穴を回転軸3に係合して、同回
転円板1Aを回転軸3に組付ける。次いで図4(d)に
示すように次のスペーサ7を上記スペーサ7の上に載せ
る。以上により、組立ての1サイクルを完了し、それか
らも同じ要領で、回転円板1Aと静止円板2Aとスペー
サ7とを順次積み重ねてゆく。
板1Aの中央部に設けた穴を回転軸3に係合して、同回
転円板1Aを回転軸3に組付ける。次いで図4(d)に
示すように次のスペーサ7を上記スペーサ7の上に載せ
る。以上により、組立ての1サイクルを完了し、それか
らも同じ要領で、回転円板1Aと静止円板2Aとスペー
サ7とを順次積み重ねてゆく。
【0023】なお回転円板1Aの全てを個別に一つ一つ
形成しない場合でも、少なくとも1枚の回転円板1Aを
個別に形成すれば、その近くの駆動機構側の静止円板2
Aについては一体構造にすることができて、本件発明の
目的を達成できる。 (第2実施例)次に本発明の真空ポンプを図5、図6に
示す第2実施例により説明すると、前記第1実施例と同
じ部品については、同一符号を付した。1Cが吸気口1
1の方から数えて第1段、第2段の回転円板で、同第1
段、第2段の回転円板1Cが一体に形成されている。1
Aが第3段〜第5段の回転円板で、これらの回転円板1
Aは、その一つ一つが個別に形成されている。
形成しない場合でも、少なくとも1枚の回転円板1Aを
個別に形成すれば、その近くの駆動機構側の静止円板2
Aについては一体構造にすることができて、本件発明の
目的を達成できる。 (第2実施例)次に本発明の真空ポンプを図5、図6に
示す第2実施例により説明すると、前記第1実施例と同
じ部品については、同一符号を付した。1Cが吸気口1
1の方から数えて第1段、第2段の回転円板で、同第1
段、第2段の回転円板1Cが一体に形成されている。1
Aが第3段〜第5段の回転円板で、これらの回転円板1
Aは、その一つ一つが個別に形成されている。
【0024】一方、第2段の静止円板2は、分割構造に
なっているが、その他の静止円板2Aは、全て一体構造
になっており、この部分では、ガスの逆流が生じない。
なお前記各実施例では、溝付き回転円板の例を示してい
るが、この外、遠心式、渦巻式、軸流式等の一般の回転
機械で使用されている回転円板等に変えても差し支えな
い。
なっているが、その他の静止円板2Aは、全て一体構造
になっており、この部分では、ガスの逆流が生じない。
なお前記各実施例では、溝付き回転円板の例を示してい
るが、この外、遠心式、渦巻式、軸流式等の一般の回転
機械で使用されている回転円板等に変えても差し支えな
い。
【0025】(第3実施例)次に本発明の真空ポンプを
図7に示す第3実施例により説明する。6が回転軸3を
回転可能に支持する玉軸受で、同玉軸受6は、アウタレ
ース6Aと、インナレース6Bと、これらアウタレース
6Aとインナレース6Bとの間に介装した複数個のセラ
ミックスボール6Cとにより構成されている。そしてイ
ンナレース6Bが回転軸3に焼嵌め等により嵌合、固定
され、アウタレース6Aがハウジング9に取付けられ
る。
図7に示す第3実施例により説明する。6が回転軸3を
回転可能に支持する玉軸受で、同玉軸受6は、アウタレ
ース6Aと、インナレース6Bと、これらアウタレース
6Aとインナレース6Bとの間に介装した複数個のセラ
ミックスボール6Cとにより構成されている。そしてイ
ンナレース6Bが回転軸3に焼嵌め等により嵌合、固定
され、アウタレース6Aがハウジング9に取付けられ
る。
【0026】真空ポンプの運転時には、回転軸3の回転
力がインナレース6Bを介してセラミックスボール6C
に伝えられる。このときのセラミックスボール6Cの遠
心力は、重量に比例するため、比重の小さいセラミック
ス(例えばSi3 N4 : 3.2)を使用すれば、遠心力
が鋼製ボールを使用した玉軸受6の場合よりも小さくな
る。また遠心力に比例する摩擦力もセラミックスボール
6Cの場合には、小さいので、それに伴う発熱が小さく
なる。発熱が小さい場合には、グリースによる潤滑によ
り冷却すれば充分である。
力がインナレース6Bを介してセラミックスボール6C
に伝えられる。このときのセラミックスボール6Cの遠
心力は、重量に比例するため、比重の小さいセラミック
ス(例えばSi3 N4 : 3.2)を使用すれば、遠心力
が鋼製ボールを使用した玉軸受6の場合よりも小さくな
る。また遠心力に比例する摩擦力もセラミックスボール
6Cの場合には、小さいので、それに伴う発熱が小さく
なる。発熱が小さい場合には、グリースによる潤滑によ
り冷却すれば充分である。
【0027】なお玉軸受としては、図7に示す所謂深み
ぞ型の外に、アンギユラ型、保持器付きのもの等がある
が、セラミックスボール6Cによる遠心力の低下という
作用は、どの形式のものでも達成される。
ぞ型の外に、アンギユラ型、保持器付きのもの等がある
が、セラミックスボール6Cによる遠心力の低下という
作用は、どの形式のものでも達成される。
【0028】
【発明の効果】本発明は前記のように複数の回転円板と
静止円板とを交互に配置した翼列を有し、同各回転円板
を駆動機構を有する回転軸に締結した真空ポンプにおい
て、前記各回転円板の少なくとも1段を他の回転円板に
対して別個に形成するとともに、別個に形成した回転円
板の近くの駆動機構側に一体に形成した静止円板を配置
しており、静止円板が一体構造なので、駆動機構側から
反駆動機構側へのガスの逆流を無くすことができて、次
の効果を達成できる。即ち、 (1)真空ポンプの移送能力(排気速度S:単位時間当
たりの体積流量〔l/s〕)を向上できて、大排気速度
を得られ、真空ポンプの円板径の増大、段数増の必要を
無くすことができて、真空ポンプの小型化、低コスト化
を達成できる。 (2)分割構造の静止円板の逆流量には、製品個体差が
あったが、静止円板が一体構造で、逆流を無くすことが
できるので、製品間の排気速度のバラツキを無くすこと
ができて、真空ポンプの信頼性を向上できる。
静止円板とを交互に配置した翼列を有し、同各回転円板
を駆動機構を有する回転軸に締結した真空ポンプにおい
て、前記各回転円板の少なくとも1段を他の回転円板に
対して別個に形成するとともに、別個に形成した回転円
板の近くの駆動機構側に一体に形成した静止円板を配置
しており、静止円板が一体構造なので、駆動機構側から
反駆動機構側へのガスの逆流を無くすことができて、次
の効果を達成できる。即ち、 (1)真空ポンプの移送能力(排気速度S:単位時間当
たりの体積流量〔l/s〕)を向上できて、大排気速度
を得られ、真空ポンプの円板径の増大、段数増の必要を
無くすことができて、真空ポンプの小型化、低コスト化
を達成できる。 (2)分割構造の静止円板の逆流量には、製品個体差が
あったが、静止円板が一体構造で、逆流を無くすことが
できるので、製品間の排気速度のバラツキを無くすこと
ができて、真空ポンプの信頼性を向上できる。
【0029】また本発明の真空ポンプは前記のように軸
受にセラミックスボールを有する玉軸受を使用してお
り、次の効果を達成できる。即ち、 (3)従来の鋼製ボールに比べると、比重が小さくて
(鋼: 約7.8、セラミックス: 約3.2)、回転時に
生じる遠心力が小さくなる。このため、セラミックスボ
ールを有する玉軸受の発熱も小さくなり、グリースによ
る冷却で充分であり、潤滑油による冷却を行う必要がな
くなり、この結果、大掛かりな潤滑油システムを不要に
できて、真空ポンプの小型化、低コスト化を達成でき
る。 (4)潤滑油システムの定期的な点検保守の必要がなく
なる上に、潤滑油タンクの配置等により取付け姿勢が制
限されることもなくて、用途を拡大できる。
受にセラミックスボールを有する玉軸受を使用してお
り、次の効果を達成できる。即ち、 (3)従来の鋼製ボールに比べると、比重が小さくて
(鋼: 約7.8、セラミックス: 約3.2)、回転時に
生じる遠心力が小さくなる。このため、セラミックスボ
ールを有する玉軸受の発熱も小さくなり、グリースによ
る冷却で充分であり、潤滑油による冷却を行う必要がな
くなり、この結果、大掛かりな潤滑油システムを不要に
できて、真空ポンプの小型化、低コスト化を達成でき
る。 (4)潤滑油システムの定期的な点検保守の必要がなく
なる上に、潤滑油タンクの配置等により取付け姿勢が制
限されることもなくて、用途を拡大できる。
【図1】本発明の真空ポンプの第1実施例を示す縦断側
面図である。
面図である。
【図2】同真空ポンプの静止円板を示す平面図である。
【図3】同真空ポンプの作用説明図である。
【図4】(a)〜(d)は同真空ポンプの組立要領を示
す説明図である。
す説明図である。
【図5】同真空ポンプの第2実施例を示す縦断側面図で
ある。
ある。
【図6】同真空ポンプの静止円板を示す平面図である。
【図7】同真空ポンプの第3実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】従来の真空ポンプを示す縦断側面図である。
【図9】同真空ポンプの静止円板を示す平面図である。
【図10】同真空ポンプの作用説明図である。
【図11】同真空ポンプの組立要領を示す説明図であ
る。
る。
1A 回転円板 1C 〃 2 静止円板 2A 〃 2a 溝 2b 山 3 回転軸 4 モータロータ (回転側駆動機構) 5 ナット 6 玉軸受 6A アウタレース 6B インナレース 6C セラミックスボール 7 スペーサ 8 ケーシング 9 ハウジング 10 モータステータ (静止側駆動機構) 11 吸気口 12 排気口 13 潤滑油 14 ポンプ 15 潤滑油配管 16 潤滑油タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 仁 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動機構を具えた回転軸と、同回転軸を
回転可能に支持する軸受と、複数の回転円板と静止円板
とを交互に配置した翼列とを有し、同各回転円板を上記
回転軸に締結した真空ポンプにおいて、前記各回転円板
の少なくとも1段を他の回転円板に対して別個に形成す
るとともに、別個に形成した回転円板の近くの駆動機構
側に一体構造の静止円板を配置したことを特徴とする真
空ポンプ。 - 【請求項2】 前記各回転円板と前記各静止円板とを互
いの間に狭い隙間を置いて対向、配置するとともに、こ
れら回転円板と静止円板との一対の組合せのうち、何れ
か一方または両方の対向面にスパイラル状溝を設けたこ
とを特徴とする請求項1記載の真空ポンプ。 - 【請求項3】 前記軸受にセラミックスボールを有する
玉軸受を使用することを特徴とする請求項1記載の真空
ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4144397A JPH05332284A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 真空ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4144397A JPH05332284A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 真空ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05332284A true JPH05332284A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15361213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4144397A Withdrawn JPH05332284A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 真空ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05332284A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016142156A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | エドワーズ株式会社 | 真空ポンプ |
| JP2025035506A (ja) * | 2023-09-01 | 2025-03-13 | エドワーズ株式会社 | 真空ポンプ、固定円板および後付け部品 |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP4144397A patent/JPH05332284A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016142156A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | エドワーズ株式会社 | 真空ポンプ |
| JP2025035506A (ja) * | 2023-09-01 | 2025-03-13 | エドワーズ株式会社 | 真空ポンプ、固定円板および後付け部品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |