JPH05332413A - 多段変速式遊星ローラ型動力伝達装置 - Google Patents
多段変速式遊星ローラ型動力伝達装置Info
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- JPH05332413A JPH05332413A JP13862192A JP13862192A JPH05332413A JP H05332413 A JPH05332413 A JP H05332413A JP 13862192 A JP13862192 A JP 13862192A JP 13862192 A JP13862192 A JP 13862192A JP H05332413 A JPH05332413 A JP H05332413A
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Landscapes
- Friction Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数段の遊星ローラ変速部を直列に連結した構
造の多段変速式遊星ローラ型動力伝達装置において、例
えば起動時や制動時において低速段の遊星ローラ変速部
側の入出力軸に連結する被駆動体の振動を可及的に抑制
すること。 【構成】ハウジング7に備える径方向内向き鍔7aと、
低速段の遊星ローラ変速部Aのキャリアプレート4Aと
の対向隙間を密封空間とし、この空間にグリースGを封
入している。このグリースGの粘性がキャリアプレート
4Aに回転抵抗として付与される。このキャリアプレー
ト4Aに一体の入出力軸8に被駆動体を連結した場合、
起動時には入出力軸8に付与している回転抵抗によって
被駆動体への動力伝達が遅れることになって入出力軸8
がねじれにくくなるから、被駆動体が振動しにくくな
る。
造の多段変速式遊星ローラ型動力伝達装置において、例
えば起動時や制動時において低速段の遊星ローラ変速部
側の入出力軸に連結する被駆動体の振動を可及的に抑制
すること。 【構成】ハウジング7に備える径方向内向き鍔7aと、
低速段の遊星ローラ変速部Aのキャリアプレート4Aと
の対向隙間を密封空間とし、この空間にグリースGを封
入している。このグリースGの粘性がキャリアプレート
4Aに回転抵抗として付与される。このキャリアプレー
ト4Aに一体の入出力軸8に被駆動体を連結した場合、
起動時には入出力軸8に付与している回転抵抗によって
被駆動体への動力伝達が遅れることになって入出力軸8
がねじれにくくなるから、被駆動体が振動しにくくな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多段変速式遊星ローラ
型動力伝達装置に関する。
型動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の多段変速式遊星ローラ型動力伝達
装置は、図4に示すように、例えば三段の遊星ローラ変
速部A、B、Cを装置ハウジング7の内部で後述のよう
に直列に連結したユニット構造になっている。いずれの
遊星ローラ変速部A、B、Cも、固定輪1(1A、1
B、1C)と、太陽軸2(2A、2B、2C)と、遊星
ローラ3(3A、3B、3C)と、キャリア4(4A、
4B、4C)とで構成されている。
装置は、図4に示すように、例えば三段の遊星ローラ変
速部A、B、Cを装置ハウジング7の内部で後述のよう
に直列に連結したユニット構造になっている。いずれの
遊星ローラ変速部A、B、Cも、固定輪1(1A、1
B、1C)と、太陽軸2(2A、2B、2C)と、遊星
ローラ3(3A、3B、3C)と、キャリア4(4A、
4B、4C)とで構成されている。
【0003】固定輪1は、サイドスペーサ5・・により
軸方向位置が調整されてハウジング7に対して蓋6を締
め付けることによりハウジング7に固定されている。太
陽軸2は、固定輪1の内周に同心に配置されており、ま
た、遊星ローラ3は、太陽軸2と固定輪1との間に圧接
状に介装された状態で遊星軸(符号省略)を介してキャ
リアプレート4に回転自在に支持されている。
軸方向位置が調整されてハウジング7に対して蓋6を締
め付けることによりハウジング7に固定されている。太
陽軸2は、固定輪1の内周に同心に配置されており、ま
た、遊星ローラ3は、太陽軸2と固定輪1との間に圧接
状に介装された状態で遊星軸(符号省略)を介してキャ
リアプレート4に回転自在に支持されている。
【0004】そして、三段の遊星ローラ変速部A、B、
Cのうち、低速段(図面では左側の段)の遊星ローラ変
速部Aのキャリアプレート4Aは低速側の入出力軸8に
連結され、その太陽軸2Aは中速段(図面では中央の
段)の遊星ローラ変速部Bのキャリアプレート4Bに連
結され、中速段の遊星ローラ変速部Bの太陽軸2Bは高
速段(図面では右側の段)の遊星ローラ変速部Cのキャ
リアプレート4Cに連結されているとともに、高速段の
遊星ローラ変速部Cの太陽軸2Cは高速側の入出力軸9
と一体に形成されることで前記直列連結構造が構成され
ている。この入出力軸8,9はハウジング7および蓋6
に転がり軸受10,11を介して回転自在に支持されて
いる。この転がり軸受10,11は詳細に図示しないが
シール装置を内蔵した密封タイプであり、ハウジング7
内部に潤滑剤が封入されている。
Cのうち、低速段(図面では左側の段)の遊星ローラ変
速部Aのキャリアプレート4Aは低速側の入出力軸8に
連結され、その太陽軸2Aは中速段(図面では中央の
段)の遊星ローラ変速部Bのキャリアプレート4Bに連
結され、中速段の遊星ローラ変速部Bの太陽軸2Bは高
速段(図面では右側の段)の遊星ローラ変速部Cのキャ
リアプレート4Cに連結されているとともに、高速段の
遊星ローラ変速部Cの太陽軸2Cは高速側の入出力軸9
と一体に形成されることで前記直列連結構造が構成され
ている。この入出力軸8,9はハウジング7および蓋6
に転がり軸受10,11を介して回転自在に支持されて
いる。この転がり軸受10,11は詳細に図示しないが
シール装置を内蔵した密封タイプであり、ハウジング7
内部に潤滑剤が封入されている。
【0005】なお、低速段のキャリアプレート4Aと入
出力軸8、中速段のキャリアプレート4Bと低速段の太
陽軸2A、および高速段のキャリアプレート4Cと中速
段の太陽軸2Bとを組み合わせたものをそれぞれキャリ
ア部と呼ぶ。このようにキャリア部は二つの部品を組み
合わせたものと、図示しないがそれらを一体に形成した
ものとがある。
出力軸8、中速段のキャリアプレート4Bと低速段の太
陽軸2A、および高速段のキャリアプレート4Cと中速
段の太陽軸2Bとを組み合わせたものをそれぞれキャリ
ア部と呼ぶ。このようにキャリア部は二つの部品を組み
合わせたものと、図示しないがそれらを一体に形成した
ものとがある。
【0006】このような多段変速式遊星ローラ型動力伝
達装置は、大きな変速比を得ることができるので、例え
ば図5に示すような写真製版機の駆動系の減速機として
用いることができる。図中、60は原稿、61は露光用
ランプ、62はCCD撮像素子、63は演算回路、64
はレーザ光源、65は第1光学系(ビームコンプレッ
サ、音響光学変調器、ビームエクスパンダ、シリンドリ
カルレンズ)、66は回転多面鏡、67は第2光学系
(トロイダルレンズ、タブレットスフェリカルレン
ズ)、68は送りドラム、69は感光フィルムであり、
送りドラム68には前述の遊星ローラ型動力伝達装置か
らなる減速機を介してモータが接続される。
達装置は、大きな変速比を得ることができるので、例え
ば図5に示すような写真製版機の駆動系の減速機として
用いることができる。図中、60は原稿、61は露光用
ランプ、62はCCD撮像素子、63は演算回路、64
はレーザ光源、65は第1光学系(ビームコンプレッ
サ、音響光学変調器、ビームエクスパンダ、シリンドリ
カルレンズ)、66は回転多面鏡、67は第2光学系
(トロイダルレンズ、タブレットスフェリカルレン
ズ)、68は送りドラム、69は感光フィルムであり、
送りドラム68には前述の遊星ローラ型動力伝達装置か
らなる減速機を介してモータが接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多段変速式
遊星ローラ型動力伝達装置を写真製版機の減速機として
いる状況において、例えば起動時や制動時のように加速
度が発生する場合には、写真製版機の送りドラム68の
慣性モーメントに基づき減速機の出力軸(低速段の遊星
ローラ変速部A側の入出力軸8)がねじれることがあ
り、このようなねじれが起こると、送りドラム68の振
動を誘発するため、送りドラム68に角速度リップルが
生じてしまう。
遊星ローラ型動力伝達装置を写真製版機の減速機として
いる状況において、例えば起動時や制動時のように加速
度が発生する場合には、写真製版機の送りドラム68の
慣性モーメントに基づき減速機の出力軸(低速段の遊星
ローラ変速部A側の入出力軸8)がねじれることがあ
り、このようなねじれが起こると、送りドラム68の振
動を誘発するため、送りドラム68に角速度リップルが
生じてしまう。
【0008】このような送りドラム68の回転変動が起
こると、写真製版機の製版加工精度を低下させることに
なるため、従来では、製版加工を起動時や制動時には行
わずに回転変動が減衰した後に行っていたので、時間の
ロスが長かった。
こると、写真製版機の製版加工精度を低下させることに
なるため、従来では、製版加工を起動時や制動時には行
わずに回転変動が減衰した後に行っていたので、時間の
ロスが長かった。
【0009】なお、送りドラム68の持つ慣性モーメン
トに近似するイナーシャダンパを、入出力軸8と送りド
ラム68との間に設けることで、送りドラム68の角速
度リップルを低減することも可能であるが、前述の対策
装置が必要になる他、設置スペースを考慮せねばならな
くなるなどの不具合が指摘される。
トに近似するイナーシャダンパを、入出力軸8と送りド
ラム68との間に設けることで、送りドラム68の角速
度リップルを低減することも可能であるが、前述の対策
装置が必要になる他、設置スペースを考慮せねばならな
くなるなどの不具合が指摘される。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたもので、例えば起動時や制動時のように加速度が発
生する場合において、低速段の遊星ローラ変速部側の入
出力軸に連結する被駆動体の振動を可及的に抑制するこ
とを目的としている。
れたもので、例えば起動時や制動時のように加速度が発
生する場合において、低速段の遊星ローラ変速部側の入
出力軸に連結する被駆動体の振動を可及的に抑制するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、複数段の遊星ローラ変速部が直列
に連結された構造になっている多段変速式遊星ローラ型
動力伝達装置において、次のような構成をとる。
るために、本発明は、複数段の遊星ローラ変速部が直列
に連結された構造になっている多段変速式遊星ローラ型
動力伝達装置において、次のような構成をとる。
【0012】本発明の多段変速式遊星ローラ型動力伝達
装置は、低速段の遊星ローラ変速部を構成し、遊星ロー
ラ支持用のキャリアプレートとそれに同体的に連結され
る入出力軸とからなるキャリア部に対して回転抵抗を付
与する手段を備えている。
装置は、低速段の遊星ローラ変速部を構成し、遊星ロー
ラ支持用のキャリアプレートとそれに同体的に連結され
る入出力軸とからなるキャリア部に対して回転抵抗を付
与する手段を備えている。
【0013】なお、前述の回転抵抗付与手段は、キャリ
ア部と装置ハウジングとの間の対向隙間に封入される粘
性体からなり、粘性体の粘性抵抗をキャリア部に与える
ものとしてもよい。また、回転抵抗付与手段は、キャリ
ア部と装置ハウジングとの間に設けられる制動装置から
なり、制動装置による制動抵抗をキャリア部に与えるも
のとすることができる。
ア部と装置ハウジングとの間の対向隙間に封入される粘
性体からなり、粘性体の粘性抵抗をキャリア部に与える
ものとしてもよい。また、回転抵抗付与手段は、キャリ
ア部と装置ハウジングとの間に設けられる制動装置から
なり、制動装置による制動抵抗をキャリア部に与えるも
のとすることができる。
【0014】
【作用】上記構成では、低速段の遊星ローラ変速部のキ
ャリア部に回転抵抗を付与するようになっているから、
例えば起動時や制動時のように加速度が発生する場合に
おいて前述のキャリア部から外部装置への動力伝達が遅
れるようになる。これにより、キャリア部と連結される
被駆動体の慣性モーメントに起因するキャリア部のねじ
れが起きにくくなり、被駆動体が振動しにくくなる。
ャリア部に回転抵抗を付与するようになっているから、
例えば起動時や制動時のように加速度が発生する場合に
おいて前述のキャリア部から外部装置への動力伝達が遅
れるようになる。これにより、キャリア部と連結される
被駆動体の慣性モーメントに起因するキャリア部のねじ
れが起きにくくなり、被駆動体が振動しにくくなる。
【0015】
【実施例】図1に本発明の第1実施例を示している。図
例の多段変速式遊星ローラ型動力伝達装置は、三段の遊
星ローラ変速部A、B、Cをハウジング7の内部で後述
のように直列に連結したユニット構造になっており、従
来例で説明したものと基本構成を同じとしている。すな
わち、いずれの遊星ローラ変速部A、B、Cも、固定輪
1(1A、1B、1C)と、太陽軸2(2A、2B、2
C)と、遊星ローラ3(3A、3B、3C)と、キャリ
アプレート4(4A、4B、4C)とで構成されてい
る。 固定輪1は、サイドスペーサ5・・により軸方向
位置が調整されてハウジング7に対して蓋6を締め付け
ることによりハウジング7に固定されている。太陽軸2
は、固定輪1の内周に同心に配置されており、また、遊
星ローラ3は、太陽軸2と固定輪1との間に圧接状に介
装された状態で遊星軸(符号省略)を介してキャリアプ
レート4に回転自在に支持されている。
例の多段変速式遊星ローラ型動力伝達装置は、三段の遊
星ローラ変速部A、B、Cをハウジング7の内部で後述
のように直列に連結したユニット構造になっており、従
来例で説明したものと基本構成を同じとしている。すな
わち、いずれの遊星ローラ変速部A、B、Cも、固定輪
1(1A、1B、1C)と、太陽軸2(2A、2B、2
C)と、遊星ローラ3(3A、3B、3C)と、キャリ
アプレート4(4A、4B、4C)とで構成されてい
る。 固定輪1は、サイドスペーサ5・・により軸方向
位置が調整されてハウジング7に対して蓋6を締め付け
ることによりハウジング7に固定されている。太陽軸2
は、固定輪1の内周に同心に配置されており、また、遊
星ローラ3は、太陽軸2と固定輪1との間に圧接状に介
装された状態で遊星軸(符号省略)を介してキャリアプ
レート4に回転自在に支持されている。
【0016】そして、三段の遊星ローラ変速部A、B、
Cのうち、低速段(図面では左側の段)の遊星ローラ変
速部Aのキャリアプレート4Aは低速側の入出力軸8に
連結され、その太陽軸2Aは中速段(図面では中央の
段)の遊星ローラ変速部Bのキャリアプレート4Bに連
結され、中速段の遊星ローラ変速部Bの太陽軸2Bは高
速段(図面では右側の段)の遊星ローラ変速部Cのキャ
リアプレート4Cに連結されているとともに、高速段の
遊星ローラ変速部Cの太陽軸2Cは高速側の入出力軸9
と一体に形成されることで前記直列連結構造が構成され
ている。
Cのうち、低速段(図面では左側の段)の遊星ローラ変
速部Aのキャリアプレート4Aは低速側の入出力軸8に
連結され、その太陽軸2Aは中速段(図面では中央の
段)の遊星ローラ変速部Bのキャリアプレート4Bに連
結され、中速段の遊星ローラ変速部Bの太陽軸2Bは高
速段(図面では右側の段)の遊星ローラ変速部Cのキャ
リアプレート4Cに連結されているとともに、高速段の
遊星ローラ変速部Cの太陽軸2Cは高速側の入出力軸9
と一体に形成されることで前記直列連結構造が構成され
ている。
【0017】本実施例の特徴構成は、ハウジング7に備
える径方向内向き鍔7aと、低速段の遊星ローラ変速部
Aのキャリアプレート4Aとの対向隙間を密封空間と
し、この空間にグリースG例えばシリコン系グリースを
封入していることである。具体的に、前述の対向隙間
は、入出力軸8の支持用の密封タイプ転がり軸受10
と、キャリアプレート4Aの外周面に装着されるOリン
グ12とでもって密封空間とされており、グリースGの
外部流出を防止するようになっている。また、キャリア
プレート4Aの外周面とハウジング7の内周面には、そ
れぞれ微小隙間を介して対向するように周方向に連続す
る突起13,14が設けられており、前述のグリースG
の封入量を多くするようになっている。本実施例では、
グリースGの粘性による回転抵抗をキャリアプレート4
Aに付与するとともに、Oリング12の弾接力によって
も回転抵抗を付与するようにしている。Oリング12に
代え、オイルシールなどでもよい。
える径方向内向き鍔7aと、低速段の遊星ローラ変速部
Aのキャリアプレート4Aとの対向隙間を密封空間と
し、この空間にグリースG例えばシリコン系グリースを
封入していることである。具体的に、前述の対向隙間
は、入出力軸8の支持用の密封タイプ転がり軸受10
と、キャリアプレート4Aの外周面に装着されるOリン
グ12とでもって密封空間とされており、グリースGの
外部流出を防止するようになっている。また、キャリア
プレート4Aの外周面とハウジング7の内周面には、そ
れぞれ微小隙間を介して対向するように周方向に連続す
る突起13,14が設けられており、前述のグリースG
の封入量を多くするようになっている。本実施例では、
グリースGの粘性による回転抵抗をキャリアプレート4
Aに付与するとともに、Oリング12の弾接力によって
も回転抵抗を付与するようにしている。Oリング12に
代え、オイルシールなどでもよい。
【0018】図2に本発明の第2実施例を示している。
本実施例では、ハウジング7に備える径方向内向き鍔7
aと、低速段の遊星ローラ変速部Aのキャリアプレート
4Aとの対向隙間の形状を上記実施例と異ならせてい
る。すなわち、キャリアプレート4Aの外側面には二つ
の円筒部15a,15bが同心状に設けられており、ハ
ウジング7の径方向内向き鍔7aの内側面には前述の二
つの円筒部15a,15bが非接触状態で収納される二
つの環状凹溝16a,16bが設けられている。本実施
例では、グリースGの粘性による回転抵抗の他に、二つ
の円筒部15a,15bによるグリースGの撹拌による
回転抵抗をキャリアプレート4Aに付与するようにして
いる。
本実施例では、ハウジング7に備える径方向内向き鍔7
aと、低速段の遊星ローラ変速部Aのキャリアプレート
4Aとの対向隙間の形状を上記実施例と異ならせてい
る。すなわち、キャリアプレート4Aの外側面には二つ
の円筒部15a,15bが同心状に設けられており、ハ
ウジング7の径方向内向き鍔7aの内側面には前述の二
つの円筒部15a,15bが非接触状態で収納される二
つの環状凹溝16a,16bが設けられている。本実施
例では、グリースGの粘性による回転抵抗の他に、二つ
の円筒部15a,15bによるグリースGの撹拌による
回転抵抗をキャリアプレート4Aに付与するようにして
いる。
【0019】図3に本発明の第3実施例を示している。
本実施例では、入出力軸8を磁性材とし、ハウジング7
に備える径方向内向き鍔7aの内周面に電磁石17を設
け、この径方向内向き鍔7aの内周面と入出力軸8の外
周面との対向隙間に磁性流体18を封入している。つま
り、ハウジング7の径方向内向き鍔7aと入出力軸8と
の間に制動装置を設けたようになっており、この電磁石
17による磁性流体18の拘束力でもって入出力軸8に
回転抵抗を付与するようにしている。前記拘束力は可変
であるから、回転抵抗は任意に調節することができる。
本実施例では、入出力軸8を磁性材とし、ハウジング7
に備える径方向内向き鍔7aの内周面に電磁石17を設
け、この径方向内向き鍔7aの内周面と入出力軸8の外
周面との対向隙間に磁性流体18を封入している。つま
り、ハウジング7の径方向内向き鍔7aと入出力軸8と
の間に制動装置を設けたようになっており、この電磁石
17による磁性流体18の拘束力でもって入出力軸8に
回転抵抗を付与するようにしている。前記拘束力は可変
であるから、回転抵抗は任意に調節することができる。
【0020】以上の各実施例のように入出力軸8に対し
て回転抵抗を付与していれば、この入出力軸8に被駆動
体(例えば図5の送りドラム68に相当)を連結した状
況において、例えば起動時や制動時のように加速度が発
生する場合には、入出力軸8から被駆動体への動力伝達
が遅れることになって入出力軸8がねじれにくくなるた
め、被駆動体が振動しにくくなる。なお、被駆動体が振
動するとしても従来に比べてかなり微弱なものと考えら
れるから、その減衰時間は短くて済む。
て回転抵抗を付与していれば、この入出力軸8に被駆動
体(例えば図5の送りドラム68に相当)を連結した状
況において、例えば起動時や制動時のように加速度が発
生する場合には、入出力軸8から被駆動体への動力伝達
が遅れることになって入出力軸8がねじれにくくなるた
め、被駆動体が振動しにくくなる。なお、被駆動体が振
動するとしても従来に比べてかなり微弱なものと考えら
れるから、その減衰時間は短くて済む。
【0021】なお、図1,図2の実施例では、入出力軸
8を、例えばセラミックスなどのような縦弾性係数の高
い材料で製作してねじり剛性を高めるようにしていれば
より効果的である。
8を、例えばセラミックスなどのような縦弾性係数の高
い材料で製作してねじり剛性を高めるようにしていれば
より効果的である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、低速段の遊星ローラ変
速部のキャリア部が起動時などにねじれるのを抑制する
ことができるから、このキャリア部に連結される被駆動
体側で振動が発生しにくくなり、被駆動体の回転精度が
向上するようになる。
速部のキャリア部が起動時などにねじれるのを抑制する
ことができるから、このキャリア部に連結される被駆動
体側で振動が発生しにくくなり、被駆動体の回転精度が
向上するようになる。
【0023】つまり、本発明では、遊星ローラ型動力伝
達装置そのものに振動減衰機能を持たせているから、従
来のような対策装置が不要になるとともに設置スペース
を省略できるなど、実用面で優れている。
達装置そのものに振動減衰機能を持たせているから、従
来のような対策装置が不要になるとともに設置スペース
を省略できるなど、実用面で優れている。
【図1】本発明の第1実施例の縦断側面図。
【図2】本発明の第2実施例の縦断側面図。
【図3】本発明の第3実施例の縦断側面図。
【図4】従来の多段変速式の遊星ローラ型動力伝達装置
の縦断側面図。
の縦断側面図。
【図5】一般的な写真製版機の概略構成図。
A 低速段の遊星ローラ変速部 B 中速段の遊星ローラ変速部 C 高速段の遊星ローラ変速部 4A〜4C キャリアプレート 8 低速側の入出力軸 9 高速側の入出力軸 G グリース
Claims (3)
- 【請求項1】 複数段の遊星ローラ変速部が直列に連結
された構造になっている多段変速式遊星ローラ型動力伝
達装置であって、 低速段の遊星ローラ変速部を構成し、遊星ローラ支持用
のキャリアプレートとそれに同体的に連結される入出力
軸とからなるキャリア部に対して回転抵抗を付与する手
段を備えている、ことを特徴とする多段変速式遊星ロー
ラ型動力伝達装置。 - 【請求項2】 前記回転抵抗付与手段は、キャリア部と
装置ハウジングとの間の対向隙間に封入される粘性体か
らなり、粘性体の粘性抵抗をキャリア部に与えるもので
ある、請求項1記載の多段変速式遊星ローラ型動力伝達
装置。 - 【請求項3】 前記回転抵抗付与手段は、キャリア部と
装置ハウジングとの間に設けられる制動装置からなり、
制動装置による制動抵抗をキャリア部に与えるものであ
る、請求項1記載の多段変速式遊星ローラ型動力伝達装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13862192A JPH05332413A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 多段変速式遊星ローラ型動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13862192A JPH05332413A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 多段変速式遊星ローラ型動力伝達装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05332413A true JPH05332413A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15226351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13862192A Pending JPH05332413A (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 多段変速式遊星ローラ型動力伝達装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05332413A (ja) |
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-
1992
- 1992-05-29 JP JP13862192A patent/JPH05332413A/ja active Pending
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