JPH0533267A - ポリエステル系複合嵩高前処理糸及び樹脂構造体 - Google Patents
ポリエステル系複合嵩高前処理糸及び樹脂構造体Info
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- JPH0533267A JPH0533267A JP3206132A JP20613291A JPH0533267A JP H0533267 A JPH0533267 A JP H0533267A JP 3206132 A JP3206132 A JP 3206132A JP 20613291 A JP20613291 A JP 20613291A JP H0533267 A JPH0533267 A JP H0533267A
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- polyester
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- resin
- sheath
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被覆樹脂との接着性に優れ、ベルトの如き動
的な接着耐久性の要求される用途に好適なポリエステル
系複合嵩高前処理糸を提供する。 【構成】 下記特性を有する芯鞘構造のポリエステル系
複合嵩高糸であって、該複合糸の繊維表面には、脂肪族
多官能エポキシ化合物(A)0.01〜0.5%及びポ
リアリルアミン(B)0.1〜5%付着しているポリエ
ステル系複合嵩高前処理糸。 (a)芯糸は実質的に直線配列 (b)鞘糸は芯糸に部分的に交絡しつつ、その構成単繊
維の大部分は複合糸の表面で曲線状の形態を呈する。 (c)鞘糸の割合が3%以上20%未満。
的な接着耐久性の要求される用途に好適なポリエステル
系複合嵩高前処理糸を提供する。 【構成】 下記特性を有する芯鞘構造のポリエステル系
複合嵩高糸であって、該複合糸の繊維表面には、脂肪族
多官能エポキシ化合物(A)0.01〜0.5%及びポ
リアリルアミン(B)0.1〜5%付着しているポリエ
ステル系複合嵩高前処理糸。 (a)芯糸は実質的に直線配列 (b)鞘糸は芯糸に部分的に交絡しつつ、その構成単繊
維の大部分は複合糸の表面で曲線状の形態を呈する。 (c)鞘糸の割合が3%以上20%未満。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汎用性樹脂類、特にポ
リウレタン系樹脂、含ハロゲン系ビニール樹脂、エチレ
ン−酢ビ系樹脂などとの接着性を改良したポリエステル
系複合嵩高前処理糸およびそれを用いてなる樹脂構造体
に関する。
リウレタン系樹脂、含ハロゲン系ビニール樹脂、エチレ
ン−酢ビ系樹脂などとの接着性を改良したポリエステル
系複合嵩高前処理糸およびそれを用いてなる樹脂構造体
に関する。
【0002】
【従来の技術】合成繊維および該繊維よりなる布帛が、
あらゆる産業資材分野で使用されていることは周知のと
ころである。
あらゆる産業資材分野で使用されていることは周知のと
ころである。
【0003】特に、ポリエステル系繊維は安価でかつ強
力もあるために、これを補強材料としてポリウレタン系
樹脂、含ハロゲン系ビニール樹脂あるいはエチレン−酢
ビ系樹脂と組み合わせることによって、帆布、テント、
ターポリン、養生シートなどのシート状膜構造体、レザ
ー、合成皮革、食品ベルト、ホースなどの広範な産業資
材分野に使われている。例えば、ポリウレタン系樹脂と
の複合材料は耐摩耗性が優れているために、食品ベルト
などに使用されている。含ハロゲン系ビニール重合体と
の複合材料は、その物理的性質および加工性を改良する
ために比較的多量に可塑剤その他の配合成分を加えるの
で、耐熱性の面では劣るが、耐薬品性、電気絶縁性を生
かした用途に応用されている。
力もあるために、これを補強材料としてポリウレタン系
樹脂、含ハロゲン系ビニール樹脂あるいはエチレン−酢
ビ系樹脂と組み合わせることによって、帆布、テント、
ターポリン、養生シートなどのシート状膜構造体、レザ
ー、合成皮革、食品ベルト、ホースなどの広範な産業資
材分野に使われている。例えば、ポリウレタン系樹脂と
の複合材料は耐摩耗性が優れているために、食品ベルト
などに使用されている。含ハロゲン系ビニール重合体と
の複合材料は、その物理的性質および加工性を改良する
ために比較的多量に可塑剤その他の配合成分を加えるの
で、耐熱性の面では劣るが、耐薬品性、電気絶縁性を生
かした用途に応用されている。
【0004】また、エチレン−酢ビ系樹脂との複合材料
は、コンテナ用途で無毒性を重視する分野に広く使われ
ている。
は、コンテナ用途で無毒性を重視する分野に広く使われ
ている。
【0005】しかし、複合材として優れた性能を発揮す
るポリエステル系繊維材料は、一方ではその化学構造に
起因して表面が不活性であり上記樹脂類との接着性に不
安があるためにさらに一段とレベルアップが望まれてい
るのが現状である。
るポリエステル系繊維材料は、一方ではその化学構造に
起因して表面が不活性であり上記樹脂類との接着性に不
安があるためにさらに一段とレベルアップが望まれてい
るのが現状である。
【0006】これを克服するための手段としては一般に
は、布帛の目付を低くして布帛の両面に樹脂膜を形成
させる方法、すなわち織物の目の間隙を通して熱融着さ
せブリッジを形成せしめる方法、布帛を構成する繊維
形態を紡績糸として毛羽立ち、バルキー化させ加工時に
溶融した樹脂を単糸間隙に浸透せしめることによるアン
カー効果によって接着を向上せしめる方法、プラズマ
処理で表面を接着しやすくする方法、などが専ら提案さ
れている。
は、布帛の目付を低くして布帛の両面に樹脂膜を形成
させる方法、すなわち織物の目の間隙を通して熱融着さ
せブリッジを形成せしめる方法、布帛を構成する繊維
形態を紡績糸として毛羽立ち、バルキー化させ加工時に
溶融した樹脂を単糸間隙に浸透せしめることによるアン
カー効果によって接着を向上せしめる方法、プラズマ
処理で表面を接着しやすくする方法、などが専ら提案さ
れている。
【0007】以上の物理的方法の他には、以下に示す化
学的方法、すなわち被覆樹脂にポリイソシアネート化
合物を含有せしめる方法、樹脂で被覆する前の布帛を
ポリエチレンイミンで処理する方法、などの提案もされ
ている。これらの技術を単独で、あるいはこれらを組み
合わせて実用化されているのが現状である。
学的方法、すなわち被覆樹脂にポリイソシアネート化
合物を含有せしめる方法、樹脂で被覆する前の布帛を
ポリエチレンイミンで処理する方法、などの提案もされ
ている。これらの技術を単独で、あるいはこれらを組み
合わせて実用化されているのが現状である。
【0008】しかし、以上述べた方法を用いた製品にお
いても、繊維と樹脂類との接着が不充分なために長期使
用に際し、繊維と樹脂との剥離が起こり種々のトラブル
が発生している。
いても、繊維と樹脂類との接着が不充分なために長期使
用に際し、繊維と樹脂との剥離が起こり種々のトラブル
が発生している。
【0009】以下、具体的に示すと、ブリッジ効果やア
ンカー効果などの物理的手段を使ったものについては、
その織物組織の空隙に毛羽などを有効に活用できるが、
高密度の織物や毛羽の少ない布帛ではその効果が発現で
きなくなる。さらに、フィラメント使いの帆布では織目
のあらい低目付の織物でも繊維との接着性が良くないた
めに繊維と樹脂との剥離現象という品質問題が顕在化す
ることがある。例えば、ポリウレタン樹脂ベルトの場合
に屈曲の繰り返しによって剥離現象を起こす。
ンカー効果などの物理的手段を使ったものについては、
その織物組織の空隙に毛羽などを有効に活用できるが、
高密度の織物や毛羽の少ない布帛ではその効果が発現で
きなくなる。さらに、フィラメント使いの帆布では織目
のあらい低目付の織物でも繊維との接着性が良くないた
めに繊維と樹脂との剥離現象という品質問題が顕在化す
ることがある。例えば、ポリウレタン樹脂ベルトの場合
に屈曲の繰り返しによって剥離現象を起こす。
【0010】また、ターポリン用途などの目付が低くか
つ織目のあらい織物については、両面からの樹脂融着に
よるブリッジ形成によって複合材料としての機能を発揮
するが、「ハタメキ」あるいは「伸び縮みの繰り返し」
など、長期間使用によって受ける外力によって疲労し、
これによって樹脂からのフィラメントのすっぽ抜けや帆
布の破損などのトラブルが発生する。また、フィラメン
ト帆布は勿論のこと、スパン帆布でもポリウレタン系樹
脂や含ハロゲン系樹脂との接着を要求される分野におい
ては、物理的効果以外に合成繊維と樹脂との界面接着の
向上をはかるために、接着剤のプレコートあるいは樹脂
にポリイソシアネートを添加したりする場合がある。し
かしながら、この方法では、接着性が向上する反面、製
品自体の風合が硬くなったり引裂強度が低下するという
問題が発生してくる場合が多い。
つ織目のあらい織物については、両面からの樹脂融着に
よるブリッジ形成によって複合材料としての機能を発揮
するが、「ハタメキ」あるいは「伸び縮みの繰り返し」
など、長期間使用によって受ける外力によって疲労し、
これによって樹脂からのフィラメントのすっぽ抜けや帆
布の破損などのトラブルが発生する。また、フィラメン
ト帆布は勿論のこと、スパン帆布でもポリウレタン系樹
脂や含ハロゲン系樹脂との接着を要求される分野におい
ては、物理的効果以外に合成繊維と樹脂との界面接着の
向上をはかるために、接着剤のプレコートあるいは樹脂
にポリイソシアネートを添加したりする場合がある。し
かしながら、この方法では、接着性が向上する反面、製
品自体の風合が硬くなったり引裂強度が低下するという
問題が発生してくる場合が多い。
【0011】一方、引裂強度を高めるために樹脂中のポ
リイソシアネート類の割合を減少させると、接着強度が
著しく低下してくる。
リイソシアネート類の割合を減少させると、接着強度が
著しく低下してくる。
【0012】また、他の化学的方法として樹脂で被覆
する前に合成繊維をポリアルキレンイミンの溶液で処理
する方法が提案されている(特公昭55−36398号
公報、特開昭59−94610号公報、特公昭53−3
7473号公報)。
する前に合成繊維をポリアルキレンイミンの溶液で処理
する方法が提案されている(特公昭55−36398号
公報、特開昭59−94610号公報、特公昭53−3
7473号公報)。
【0013】しかしながら、ポリアルキレンイミンなど
で処理すると、合成繊維からなる布帛を著しく着色さ
せ、通常、この着色が黄色または黄褐色を呈するため、
色相の薄いものあるいは透明感のある樹脂複合体では最
終製品の外観への影響があり、実用上色相が問題とな
る。
で処理すると、合成繊維からなる布帛を著しく着色さ
せ、通常、この着色が黄色または黄褐色を呈するため、
色相の薄いものあるいは透明感のある樹脂複合体では最
終製品の外観への影響があり、実用上色相が問題とな
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリエステ
ル系繊維またはポリエステル系繊維布帛と樹脂とからな
る樹脂構造体を得る場合に、製品の引裂強度などの物性
を損わずに繊維と被覆樹脂との接着性を大巾に向上さ
せ、特に樹脂ベルトの如き動的な耐久接着性の要求され
る用途に好適なポリエステル系複合嵩高前処理糸および
それを用いてなる樹脂構造体を提供することを目的とす
る。
ル系繊維またはポリエステル系繊維布帛と樹脂とからな
る樹脂構造体を得る場合に、製品の引裂強度などの物性
を損わずに繊維と被覆樹脂との接着性を大巾に向上さ
せ、特に樹脂ベルトの如き動的な耐久接着性の要求され
る用途に好適なポリエステル系複合嵩高前処理糸および
それを用いてなる樹脂構造体を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、下
記(a)〜(c)の特性を有する芯鞘構造のポリエステ
ル系複合嵩高糸であって、(a)芯糸は実質的に直線状
に配列し、(b)他方鞘糸は該芯糸と部分的に交絡しつ
つ、その構成単繊維の大部分は複合糸表面で曲線状の形
態を呈し、(c)該鞘糸の割合が複合糸の全繊度に対し
て3%以上20%未満、該複合糸の繊維表面には、分子
内に2ケ以上のエポキシ基を有する脂肪族ポリエポキシ
化合物(A)が0.01〜0.5重量%、及び下記一般
式
記(a)〜(c)の特性を有する芯鞘構造のポリエステ
ル系複合嵩高糸であって、(a)芯糸は実質的に直線状
に配列し、(b)他方鞘糸は該芯糸と部分的に交絡しつ
つ、その構成単繊維の大部分は複合糸表面で曲線状の形
態を呈し、(c)該鞘糸の割合が複合糸の全繊度に対し
て3%以上20%未満、該複合糸の繊維表面には、分子
内に2ケ以上のエポキシ基を有する脂肪族ポリエポキシ
化合物(A)が0.01〜0.5重量%、及び下記一般
式
【0016】
【化2】
で表わされる基本骨格を有するポリアリルアミン(B)
が0.1〜5.0重量%付着してなるポリエステル系複
合嵩高前処理糸であり、また第2発明は、請求項1記載
のポリエステル系複合嵩高前処理糸を製織した後、樹脂
加工してなる樹脂構造体である。
が0.1〜5.0重量%付着してなるポリエステル系複
合嵩高前処理糸であり、また第2発明は、請求項1記載
のポリエステル系複合嵩高前処理糸を製織した後、樹脂
加工してなる樹脂構造体である。
【0017】本発明における複合嵩高糸を構成するポリ
エステルは、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレ
ートからなるものを対象とするが、その基本特性が変化
しない範囲(例えば10モル%以下)共重合成分を含ん
でいてもよい。また、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、安定剤などの添加剤を接着を阻害しない範囲内で適
宜併用してもよい。
エステルは、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレ
ートからなるものを対象とするが、その基本特性が変化
しない範囲(例えば10モル%以下)共重合成分を含ん
でいてもよい。また、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、安定剤などの添加剤を接着を阻害しない範囲内で適
宜併用してもよい。
【0018】本発明においては、芯鞘構造を有する複合
嵩高糸は、下記(a)〜(c)の特性を有していること
が必要である。(a)芯糸は実質的に直線状に配列し、
(b)他方鞘糸は該芯糸と部分的に交絡しつつ、その構
成単繊維の大部分は複合糸表面で曲線状の形態を呈し、
(c)該鞘糸の割合が複合糸の全繊度に対して3%以上
20%未満、ここで芯糸の直線状の配列は、寸法安定性
の面で重要である。すなわち、直線状の芯糸が、複合嵩
高糸に掛かる引張荷重に対して抗張体の機能を有するの
であって、芯糸が曲線状であるとその曲線状の繊維が直
線状に引揃って初めて抗張力が働くことになるので、た
とえ芯糸自体のモジュラスが高いものであっても何ら役
にたたないのである。なお、ここでいう実質的に直線状
とは、構成単繊維本数の70%以上が糸軸に対して45
°以下の角度で配列している状態をいう。
嵩高糸は、下記(a)〜(c)の特性を有していること
が必要である。(a)芯糸は実質的に直線状に配列し、
(b)他方鞘糸は該芯糸と部分的に交絡しつつ、その構
成単繊維の大部分は複合糸表面で曲線状の形態を呈し、
(c)該鞘糸の割合が複合糸の全繊度に対して3%以上
20%未満、ここで芯糸の直線状の配列は、寸法安定性
の面で重要である。すなわち、直線状の芯糸が、複合嵩
高糸に掛かる引張荷重に対して抗張体の機能を有するの
であって、芯糸が曲線状であるとその曲線状の繊維が直
線状に引揃って初めて抗張力が働くことになるので、た
とえ芯糸自体のモジュラスが高いものであっても何ら役
にたたないのである。なお、ここでいう実質的に直線状
とは、構成単繊維本数の70%以上が糸軸に対して45
°以下の角度で配列している状態をいう。
【0019】また鞘糸は、該芯糸と部分的に交絡してい
ることが必要である。しかしながら、交絡度があまりに
大きすぎる場合には、芯糸と鞘糸との区別がつきにくく
なるばかりでなく、芯糸の直線状配列の割合が低下して
伸長時のモジュラスが低下する傾向がある。一方交絡度
が小さすぎる場合には、鞘糸が芯糸と分離し易くなり、
複合糸の補強効果が小さくなる傾向がある。したがっ
て、交絡度は5〜100ケ/m、特に20〜60ケ/m
の範囲にあるのが望ましい。
ることが必要である。しかしながら、交絡度があまりに
大きすぎる場合には、芯糸と鞘糸との区別がつきにくく
なるばかりでなく、芯糸の直線状配列の割合が低下して
伸長時のモジュラスが低下する傾向がある。一方交絡度
が小さすぎる場合には、鞘糸が芯糸と分離し易くなり、
複合糸の補強効果が小さくなる傾向がある。したがっ
て、交絡度は5〜100ケ/m、特に20〜60ケ/m
の範囲にあるのが望ましい。
【0020】さらに鞘糸は、複合糸表面で曲線状の形態
を有していることが必要である。紡績糸のような毛羽で
は、毛羽端は自由なため樹脂をかかえこむことができ
ず、単に毛羽の接着性に頼るしかないのに対して、本発
明では、鞘糸が曲線状の形態を有しているので樹脂をか
かえこむことができ、接着力は極めて向上する。
を有していることが必要である。紡績糸のような毛羽で
は、毛羽端は自由なため樹脂をかかえこむことができ
ず、単に毛羽の接着性に頼るしかないのに対して、本発
明では、鞘糸が曲線状の形態を有しているので樹脂をか
かえこむことができ、接着力は極めて向上する。
【0021】曲線状の形態は、接着力向上の面から極力
ループの広がりの大きいものが良く、特にアーチ状ルー
プ形状が好適である。しかしながら、アーチ状ループの
長さと該ループに対応する芯糸の長さとの比が1.4倍
を超えて大きすぎる場合には、芯糸と離れすぎて樹脂を
かかえ込む効果が薄れる。したがって、この比は1.0
3〜1.2倍程度が望ましい。
ループの広がりの大きいものが良く、特にアーチ状ルー
プ形状が好適である。しかしながら、アーチ状ループの
長さと該ループに対応する芯糸の長さとの比が1.4倍
を超えて大きすぎる場合には、芯糸と離れすぎて樹脂を
かかえ込む効果が薄れる。したがって、この比は1.0
3〜1.2倍程度が望ましい。
【0022】本発明においては、上述の鞘糸が、複合糸
の全繊度に対して3%以上20%未満の割合で複合され
ていることが必要であって、この割合が3%未満の場合
には、前述した樹脂をかかえ込むループの形成が少なく
なるため、樹脂加工を行っても高度の接着耐久性が保て
なくなる。一方、20%以上の場合には、充分な接着性
能は得られるものの、ループ部分が多くなるため引張荷
重に対する抗張力を担う成分が少なくなり破断強度が低
下するため好ましくない。特に本発明の目的とするよう
な高荷重で使用される用途においては、満足できる補強
効果が発現できなくなる。
の全繊度に対して3%以上20%未満の割合で複合され
ていることが必要であって、この割合が3%未満の場合
には、前述した樹脂をかかえ込むループの形成が少なく
なるため、樹脂加工を行っても高度の接着耐久性が保て
なくなる。一方、20%以上の場合には、充分な接着性
能は得られるものの、ループ部分が多くなるため引張荷
重に対する抗張力を担う成分が少なくなり破断強度が低
下するため好ましくない。特に本発明の目的とするよう
な高荷重で使用される用途においては、満足できる補強
効果が発現できなくなる。
【0023】かかるポリエステル系複合嵩高糸は、例え
ば次の如くして製造することができる。すなわち、芯糸
となるポリエステル繊維を0.1〜0.5%の緊張下
で、他方鞘糸となるポリエステル繊維を10〜20%の
オーバーフィード下でインターレースノズルに2フィー
ドで供給し、圧縮空気圧4〜5kg/cm2 で混繊させれば
よく、さらに好ましい方法としては、芯糸用には紡糸速
度を高くした高配向未延伸糸を用い、他方鞘糸用には低
速度で紡糸した低配向未延伸糸を用い、これらを混繊し
た後芯糸の適正延伸倍率で延伸して、芯鞘両糸の伸張弾
性回復差により鞘糸にたるみを発生させる方法をあげる
ことができる。特にこの方法では、アーチ状のループ形
態のものが得やすく、接着向上の面から好ましい。
ば次の如くして製造することができる。すなわち、芯糸
となるポリエステル繊維を0.1〜0.5%の緊張下
で、他方鞘糸となるポリエステル繊維を10〜20%の
オーバーフィード下でインターレースノズルに2フィー
ドで供給し、圧縮空気圧4〜5kg/cm2 で混繊させれば
よく、さらに好ましい方法としては、芯糸用には紡糸速
度を高くした高配向未延伸糸を用い、他方鞘糸用には低
速度で紡糸した低配向未延伸糸を用い、これらを混繊し
た後芯糸の適正延伸倍率で延伸して、芯鞘両糸の伸張弾
性回復差により鞘糸にたるみを発生させる方法をあげる
ことができる。特にこの方法では、アーチ状のループ形
態のものが得やすく、接着向上の面から好ましい。
【0024】次に本発明においては、上述の複合嵩高糸
の繊維表面には、分子内に2ケ以上のエポキシ基を有す
る脂肪族ポリエポキシ化合物(A)およびポリアクリル
アミン(B)が付着していることが大切である。
の繊維表面には、分子内に2ケ以上のエポキシ基を有す
る脂肪族ポリエポキシ化合物(A)およびポリアクリル
アミン(B)が付着していることが大切である。
【0025】ここで分子内に2ケ以上のエポキシ基を有
する脂肪族ポリエポキシ系化合物(A)とは、分子内に
少なくとも2ケ以上のエポキシ基を有し、分子量が20
0以上、3,000以下の室温で液状を呈する脂肪族系
のポリグリシジルエーテル化合物であって、水溶性か水
分散可能な化合物をいい、例えばエチレングリコール、
グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ポ
リエチレングリコール、グリセリンの2量体〜ポリグリ
セリン等の、ポリグリシジルエーテル化合物など通常公
知のものが用いられる。そのほか、異節環を有するトリ
グリシジルイソシアヌレートや芳香環を有し間接的に脂
肪族鎖にグリシジルエーテル基のついたもの、ビスフェ
ノールA径にグリシジルエーテル基のついたものなど
も、脂肪族ポリエポキシ化合物(A)に50%以下の割
合であれば混合して使用してもよい。
する脂肪族ポリエポキシ系化合物(A)とは、分子内に
少なくとも2ケ以上のエポキシ基を有し、分子量が20
0以上、3,000以下の室温で液状を呈する脂肪族系
のポリグリシジルエーテル化合物であって、水溶性か水
分散可能な化合物をいい、例えばエチレングリコール、
グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ポ
リエチレングリコール、グリセリンの2量体〜ポリグリ
セリン等の、ポリグリシジルエーテル化合物など通常公
知のものが用いられる。そのほか、異節環を有するトリ
グリシジルイソシアヌレートや芳香環を有し間接的に脂
肪族鎖にグリシジルエーテル基のついたもの、ビスフェ
ノールA径にグリシジルエーテル基のついたものなど
も、脂肪族ポリエポキシ化合物(A)に50%以下の割
合であれば混合して使用してもよい。
【0026】かかる脂肪族ポリエポキシ化合物(A)の
複合嵩高糸に対する付着量は0.01〜0.5重量%の
範囲内にあることが必要であって、0.01重量%未満
の場合には樹脂との接着力が不充分となり、一方0.5
重量%を超える場合には、ループを形成している鞘糸が
芯糸に膠着して接着力向上効果が発現しなくなったり、
あるいは鞘糸同志が膠着して解舒性が低下したりするた
め好ましくない。
複合嵩高糸に対する付着量は0.01〜0.5重量%の
範囲内にあることが必要であって、0.01重量%未満
の場合には樹脂との接着力が不充分となり、一方0.5
重量%を超える場合には、ループを形成している鞘糸が
芯糸に膠着して接着力向上効果が発現しなくなったり、
あるいは鞘糸同志が膠着して解舒性が低下したりするた
め好ましくない。
【0027】複合糸に付与されているもう一つの成分で
あるポリアリルアミン(B)とは、下記一般式で表わさ
れるものを基本骨格とする側鎖にアミノ基を有するアリ
ルアミンの重合体であって、
あるポリアリルアミン(B)とは、下記一般式で表わさ
れるものを基本骨格とする側鎖にアミノ基を有するアリ
ルアミンの重合体であって、
【0028】
【化3】
数平均分子量Mnが2500〜50000(数平均重合
度44〜877)のものが特に好ましい。
度44〜877)のものが特に好ましい。
【0029】かかるポリアリルアミン(B)の合成方法
は、特開昭58−201811号公報に示されていると
おりで、例えばモノアリルアミンの無機酸塩を極性溶媒
中で分子中にアゾ基とカチオン性のチッソ原子を持つ基
とを含むラジカル開始剤の存在下に重合させ、得られた
ポリアリルアミンの無機酸塩を強塩基性イオン交換樹脂
を通して無機酸を除去するかまたはアルカリ化合物(例
えば苛性ソーダ)と反応させてできる中和水溶液を透析
することによって作られる。
は、特開昭58−201811号公報に示されていると
おりで、例えばモノアリルアミンの無機酸塩を極性溶媒
中で分子中にアゾ基とカチオン性のチッソ原子を持つ基
とを含むラジカル開始剤の存在下に重合させ、得られた
ポリアリルアミンの無機酸塩を強塩基性イオン交換樹脂
を通して無機酸を除去するかまたはアルカリ化合物(例
えば苛性ソーダ)と反応させてできる中和水溶液を透析
することによって作られる。
【0030】このように、ポリアリルアミンは一般にラ
ジカル重合法によって製造されるので、Mnが2,50
0未満の低分子量領域では安定した製品を得ることが難
しく、一方Mnが50,000を超える場合は、繊維と
被覆樹脂との接着性は向上するものの、処理剤粘度が増
加して取扱性が低下するので好ましくない。
ジカル重合法によって製造されるので、Mnが2,50
0未満の低分子量領域では安定した製品を得ることが難
しく、一方Mnが50,000を超える場合は、繊維と
被覆樹脂との接着性は向上するものの、処理剤粘度が増
加して取扱性が低下するので好ましくない。
【0031】かかるポリアリルアミン(B)の付着量
は、複合糸に対して0.1〜5.0重量%、好ましくは
0.4〜1.5重量%である必要があり、0.1重量%
未満の場合には樹脂との接着が不充分となり、一方5.
0重量%を超える場合には付着量増加に伴う接着力向上
効果がそれほど得られず、むしろコストが増大するため
経済性の面で好ましくない。
は、複合糸に対して0.1〜5.0重量%、好ましくは
0.4〜1.5重量%である必要があり、0.1重量%
未満の場合には樹脂との接着が不充分となり、一方5.
0重量%を超える場合には付着量増加に伴う接着力向上
効果がそれほど得られず、むしろコストが増大するため
経済性の面で好ましくない。
【0032】本発明においては、上述した脂肪族ポリエ
ポキシ化合物(A)およびポリアリルアミン(B)を付
与する方法は任意であり、複合糸を製造する前のポリエ
ステル繊維にあらかじめ付与しておく方法、複合繊維と
なした後に付与する方法、さらには該複合嵩高糸を製織
した後であって樹脂加工する前の段階で付与する方法等
を例示することができる。具体的には、例えば次の如く
実施すればよい。
ポキシ化合物(A)およびポリアリルアミン(B)を付
与する方法は任意であり、複合糸を製造する前のポリエ
ステル繊維にあらかじめ付与しておく方法、複合繊維と
なした後に付与する方法、さらには該複合嵩高糸を製織
した後であって樹脂加工する前の段階で付与する方法等
を例示することができる。具体的には、例えば次の如く
実施すればよい。
【0033】すなわち、ポリエステル繊維に対してまず
脂肪族ポリエポキシ化合物を付与し、熱処理して該エポ
キシ化合物を硬化せしめた後にポリアリルアミン(B)
を付与する。ここで、脂肪族ポリエポキシ化合物(A)
とポリアリルアミン(B)とを混合して付与する場合に
は、ポリアリルアミンがエポキシ化合物と反応するため
に該処理液の安定期間が短い上に、熱処理ローラー等の
糸導上に多量のスカムを形成し、著しい場合には熱処理
ロール上に走行糸が捲き付くといったトラブルが発生し
易いので望ましくない。
脂肪族ポリエポキシ化合物を付与し、熱処理して該エポ
キシ化合物を硬化せしめた後にポリアリルアミン(B)
を付与する。ここで、脂肪族ポリエポキシ化合物(A)
とポリアリルアミン(B)とを混合して付与する場合に
は、ポリアリルアミンがエポキシ化合物と反応するため
に該処理液の安定期間が短い上に、熱処理ローラー等の
糸導上に多量のスカムを形成し、著しい場合には熱処理
ロール上に走行糸が捲き付くといったトラブルが発生し
易いので望ましくない。
【0034】なお、熱処理によって脂肪族ポリエポキシ
化合物はポリエステル表面に固着されるが、ポリエステ
ル繊維の構造がルーズで該エポキシ化合物が繊維内部に
浸透し易い紡糸段階で付与して延伸過程で熱処理する方
法は、さらに効果的である。
化合物はポリエステル表面に固着されるが、ポリエステ
ル繊維の構造がルーズで該エポキシ化合物が繊維内部に
浸透し易い紡糸段階で付与して延伸過程で熱処理する方
法は、さらに効果的である。
【0035】一方ポリアリルアミンは、硬化途中では極
めて粘着性が高く、金属ローラー、ガイド等への粘着ス
カムを形成し易いので、ポリアリルアミン付与後は、非
接触状態で乾燥することが望ましい。また乾燥温度はポ
リアリルアミンのアミノ基の活性を損わないようにでき
るだけ低い温度で実施することが望ましく、少なくとも
150℃以上の雰囲気で長時間処理することは好ましく
ない。
めて粘着性が高く、金属ローラー、ガイド等への粘着ス
カムを形成し易いので、ポリアリルアミン付与後は、非
接触状態で乾燥することが望ましい。また乾燥温度はポ
リアリルアミンのアミノ基の活性を損わないようにでき
るだけ低い温度で実施することが望ましく、少なくとも
150℃以上の雰囲気で長時間処理することは好ましく
ない。
【0036】なお、脂肪族ポリエポキシ化合物(A)を
紡糸段階で付与する場合には、通常の紡糸油剤と混合し
て付与すればよく、延伸糸や布帛に付与する場合には水
系で5%程度の分散液として付与すればよい。
紡糸段階で付与する場合には、通常の紡糸油剤と混合し
て付与すればよく、延伸糸や布帛に付与する場合には水
系で5%程度の分散液として付与すればよい。
【0037】一方ポリアリルアミン(B)は、水溶液ま
たは有機溶剤の溶液として付与することが、樹脂との接
着性をもたせるためには好ましい。また、ポリアリルア
ミン溶液の付与方法としては、スプレー、ローラ、浸漬
法など任意の方法が適宜用いられるが、延伸糸に対して
はローラ法、布帛に対しては浸漬法がプロセスとしては
簡便で好ましい。
たは有機溶剤の溶液として付与することが、樹脂との接
着性をもたせるためには好ましい。また、ポリアリルア
ミン溶液の付与方法としては、スプレー、ローラ、浸漬
法など任意の方法が適宜用いられるが、延伸糸に対して
はローラ法、布帛に対しては浸漬法がプロセスとしては
簡便で好ましい。
【0038】さらには、本発明の複合嵩高前処理糸は、
通常の未処理糸に比べると、どうしても摩擦特性は低下
するので、ポリアリルアミン付与工程において、乾燥捲
取前にジオクチルフタレート等の可塑剤を0.2〜0.
5重量%ストレートオイリングすると、接着劣化を起す
ことなく摩擦係数を下げることができ、後加工での製織
性が向上するため効果的である。
通常の未処理糸に比べると、どうしても摩擦特性は低下
するので、ポリアリルアミン付与工程において、乾燥捲
取前にジオクチルフタレート等の可塑剤を0.2〜0.
5重量%ストレートオイリングすると、接着劣化を起す
ことなく摩擦係数を下げることができ、後加工での製織
性が向上するため効果的である。
【0039】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明する。なお、実施例中「%」、「部」はそれぞれ
「重量%」、「重量部」を示す。また延伸糸の物性、鞘
比率、芯糸と鞘糸の長さの比、交絡度、糸の固有粘度
[η]F 、布帛の黄変性、接着力、耐久接着性能につい
ては以下のように測定した。
説明する。なお、実施例中「%」、「部」はそれぞれ
「重量%」、「重量部」を示す。また延伸糸の物性、鞘
比率、芯糸と鞘糸の長さの比、交絡度、糸の固有粘度
[η]F 、布帛の黄変性、接着力、耐久接着性能につい
ては以下のように測定した。
【0040】(1)延伸糸の強伸度
引張荷重測定器(島津製オートグラフ)を用いてJIS
L−1074−64に従って測定した。
L−1074−64に従って測定した。
【0041】(2)150℃乾熱収縮率
JIS L−1017−1963(5.12)に準拠し
た。
た。
【0042】(3)鞘比率
混繊前の鞘糸と芯糸の繊度より次式によって求めた。
鞘比率(%)=鞘糸繊度/(鞘糸繊度+芯糸繊度)×1
00
00
【0043】(4)芯糸の鞘糸の長さの比
複合嵩高糸のデニール当たりに1/30gの荷重を吊る
し、複合嵩高糸の中間域において5cmの間隙でマークを
付けた後、芯糸の単繊維10本、および鞘糸の単繊維1
0本を引き抜き、芯糸および鞘糸の単繊維デニールの1
/30gの荷重を吊るし、各々マーク間の長さを測定す
る。芯糸単繊維の10本の長さの平均、また鞘糸単繊維
10本の長さの平均を芯糸および鞘糸の平均長さとし鞘
糸の平均長さを芯糸の平均長さで割って求める。 長さ比=鞘糸単繊維の平均長さ/芯糸単繊維の平均長さ
し、複合嵩高糸の中間域において5cmの間隙でマークを
付けた後、芯糸の単繊維10本、および鞘糸の単繊維1
0本を引き抜き、芯糸および鞘糸の単繊維デニールの1
/30gの荷重を吊るし、各々マーク間の長さを測定す
る。芯糸単繊維の10本の長さの平均、また鞘糸単繊維
10本の長さの平均を芯糸および鞘糸の平均長さとし鞘
糸の平均長さを芯糸の平均長さで割って求める。 長さ比=鞘糸単繊維の平均長さ/芯糸単繊維の平均長さ
【0044】(5)交絡度
糸のデニールの1/30の荷重を着け吊るし、50cm間
隔でマークを付け、その間の交絡部の数を測定する。そ
の際フックドロップ法で行う。荷重は糸のデニールの1
/10の荷重で行い、10回の繰り返しで平均個数をだ
しその平均個数を2倍してケ/mとして表わす。
隔でマークを付け、その間の交絡部の数を測定する。そ
の際フックドロップ法で行う。荷重は糸のデニールの1
/10の荷重で行い、10回の繰り返しで平均個数をだ
しその平均個数を2倍してケ/mとして表わす。
【0045】(6)糸の固有粘度[η]F
オルソクロロフェノール100mlに対して糸1.2gの
割合で、温度130℃で溶解し、オストワルド粘度計を
用いて温度25℃で測定した。
割合で、温度130℃で溶解し、オストワルド粘度計を
用いて温度25℃で測定した。
【0046】(7)布帛の黄変性
平織した布帛を180℃の空気浴中で10分間熱処理し
処理前の布帛と目視で対比して判定した。
処理前の布帛と目視で対比して判定した。
【0047】(8)接着力(剥離)指数
JIS K6329−1968(ゴム引き布)の6,
3,7(剥離試験−180°)の方法に準じて測定し
た。なお接着力(剥離力)は、未処理糸(比較例8)を
基準として、相対指数にて測定結果を示した。
3,7(剥離試験−180°)の方法に準じて測定し
た。なお接着力(剥離力)は、未処理糸(比較例8)を
基準として、相対指数にて測定結果を示した。
【0048】(9)耐久接着性
接着評価時に作成した樹脂加工布帛を5mm径のステンレ
ス棒に90°の角度で接触させ、6kg/インチ巾の荷重
をかけて毎秒30cmのストロークで該樹脂加工布帛を往
復動させ、300時間経過後に取り外して接着力を前述
の(8)項と同様に測定し、下記の式より接着保持率で
耐久接着性を表示した。 耐久接着性(%)=屈曲疲労後の接着力/処理前の接着
力×100
ス棒に90°の角度で接触させ、6kg/インチ巾の荷重
をかけて毎秒30cmのストロークで該樹脂加工布帛を往
復動させ、300時間経過後に取り外して接着力を前述
の(8)項と同様に測定し、下記の式より接着保持率で
耐久接着性を表示した。 耐久接着性(%)=屈曲疲労後の接着力/処理前の接着
力×100
【0049】
【実施例1】紡糸速度2500m/min で紡糸したポリ
エステル2020デニール192フィラメント、固有粘
度[η]F 0.86、切断伸度180%の原糸(1)と
紡糸速度1000m/min で紡糸したポリエステル28
0デニール72フィラメント、固有粘度[η]F 0.8
0、切断伸度240%の原糸(2)を用いて、周速度1
28m/分のコットローラに合糸供給し、コットローラ
と供給ローラ間に設置されたインターレースノズルで圧
縮空気圧4.5kg/cm2 、オーバーフィード1.5%の
弛緩状態で混繊後、95℃のホットローラで1.9倍、
210℃の乾熱浴中で1.21倍の延伸を行って290
m/分の速度で捲き取った。得られた複合嵩高糸の物性
は表1の通りである。
エステル2020デニール192フィラメント、固有粘
度[η]F 0.86、切断伸度180%の原糸(1)と
紡糸速度1000m/min で紡糸したポリエステル28
0デニール72フィラメント、固有粘度[η]F 0.8
0、切断伸度240%の原糸(2)を用いて、周速度1
28m/分のコットローラに合糸供給し、コットローラ
と供給ローラ間に設置されたインターレースノズルで圧
縮空気圧4.5kg/cm2 、オーバーフィード1.5%の
弛緩状態で混繊後、95℃のホットローラで1.9倍、
210℃の乾熱浴中で1.21倍の延伸を行って290
m/分の速度で捲き取った。得られた複合嵩高糸の物性
は表1の通りである。
【0050】次いで該複合糸に脂肪族ポリエポキシ化合
物(デナコールEX512:ポリグリセロールポリグリ
シジルエーテル:ナガセ化成工業(株)製)を70%含
有する油剤を0.3%付与し10%弛緩下で180℃、
2分間熱処理して硬化させた。
物(デナコールEX512:ポリグリセロールポリグリ
シジルエーテル:ナガセ化成工業(株)製)を70%含
有する油剤を0.3%付与し10%弛緩下で180℃、
2分間熱処理して硬化させた。
【0051】その後ポリアリルアミン(PAA−10、
数平均分子量Mn=41,000、日東紡績(株)製)
を5%の水溶液で付着量が1.50%になるように付与
して後、定長下で120℃熱風乾燥ヒーター(非接触
型)で10分間処理して乾燥させた。
数平均分子量Mn=41,000、日東紡績(株)製)
を5%の水溶液で付着量が1.50%になるように付与
して後、定長下で120℃熱風乾燥ヒーター(非接触
型)で10分間処理して乾燥させた。
【0052】次いで該処理糸を用いて目付が300gr/
m2 になるように平織し、200℃で1分間キュアリン
グを行った後、次の組成の軟質配合ポリ塩化ビニル樹脂 ポリ塩化ビニル(平均重合度=11,000) 100部 ステアリン酸バリウム(安定剤) 2部 ジイソオクチルフタレート(可塑剤) 55部 を通常のカレンダー法により押出し、厚さ0.5mmの皮
膜を加熱押圧して、繊維とポリ塩化ビニル樹脂との接着
布を得た。この接着布の接着力の評価を行った結果を表
1に示す。
m2 になるように平織し、200℃で1分間キュアリン
グを行った後、次の組成の軟質配合ポリ塩化ビニル樹脂 ポリ塩化ビニル(平均重合度=11,000) 100部 ステアリン酸バリウム(安定剤) 2部 ジイソオクチルフタレート(可塑剤) 55部 を通常のカレンダー法により押出し、厚さ0.5mmの皮
膜を加熱押圧して、繊維とポリ塩化ビニル樹脂との接着
布を得た。この接着布の接着力の評価を行った結果を表
1に示す。
【0053】
【実施例2】脂肪族ポリエポキシ化合物(A)を10%
含有する油剤を0.5%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を0.40%とした以外は実施例1と同
様に実施した。
含有する油剤を0.5%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を0.40%とした以外は実施例1と同
様に実施した。
【0054】
【実施例3】脂肪族ポリエポキシ化合物(A)を50%
含有する油剤を0.9%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を0.15%とした以外は実施例1と同
様に実施した。
含有する油剤を0.9%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を0.15%とした以外は実施例1と同
様に実施した。
【0055】
【実施例4】紡糸速度2500m/分で紡糸したポリエ
ステル2185デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.88、切断伸度185%の原糸(1)と紡
糸速度1100m/分で紡糸したポリエステル115デ
ニール48フィラメント、固有粘度[η]F 0.76、
切断伸度245%の原糸(2)を用い、脂肪族ポリエポ
キシ化合物(A)を40%含有する油剤を0.3%付与
し、ポリアリルアミン(B)の付着量を、3.5%とし
た以外は実施例1と同様に実施した。
ステル2185デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.88、切断伸度185%の原糸(1)と紡
糸速度1100m/分で紡糸したポリエステル115デ
ニール48フィラメント、固有粘度[η]F 0.76、
切断伸度245%の原糸(2)を用い、脂肪族ポリエポ
キシ化合物(A)を40%含有する油剤を0.3%付与
し、ポリアリルアミン(B)の付着量を、3.5%とし
た以外は実施例1と同様に実施した。
【0056】
【実施例5】紡糸速度2500m/分で紡糸したポリエ
ステル1890デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.85、切断伸度276%の原糸(1)と紡
糸速度1000m/分で紡糸したポリエステル415デ
ニール72フィラメントを用い、脂肪族ポリエポキシ化
合物(A)を50%含有する油剤を0.6%付与し、ポ
リアリルアミン(B)の付着量を、2.1%とした以外
は実施例1と同様に実施した。
ステル1890デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.85、切断伸度276%の原糸(1)と紡
糸速度1000m/分で紡糸したポリエステル415デ
ニール72フィラメントを用い、脂肪族ポリエポキシ化
合物(A)を50%含有する油剤を0.6%付与し、ポ
リアリルアミン(B)の付着量を、2.1%とした以外
は実施例1と同様に実施した。
【0057】
【実施例6】固有粘度[η]F 0.90、引張強度8.
5g/d、切断伸度10.1%のポリエステル900デ
ニール192フィラメントを0.1%の緊張下で、固有
粘度[η]F 0.70、引張強度8.6g/d、切断伸
度12%のポリエステル100デニール72フィラメン
トを13%のオーバーフィード下で同一インターレース
ノズルに供給し、圧縮圧空気5.0kg/cm2 で混繊し
た。
5g/d、切断伸度10.1%のポリエステル900デ
ニール192フィラメントを0.1%の緊張下で、固有
粘度[η]F 0.70、引張強度8.6g/d、切断伸
度12%のポリエステル100デニール72フィラメン
トを13%のオーバーフィード下で同一インターレース
ノズルに供給し、圧縮圧空気5.0kg/cm2 で混繊し
た。
【0058】得られた該複合糸に脂肪族ポリエポキシ化
合物(A)[デナコールEX512:ポリグリセロール
ポリグリシジルエーテル:ナガセ化成工業(株)製)を
50%含有する油剤0.5%付与し、5%の弛緩下で1
80℃、2分間熱処理して硬化させた。
合物(A)[デナコールEX512:ポリグリセロール
ポリグリシジルエーテル:ナガセ化成工業(株)製)を
50%含有する油剤0.5%付与し、5%の弛緩下で1
80℃、2分間熱処理して硬化させた。
【0059】その後ポリアリルアミン(B)の付着量を
0.9%とした以外は実施例1と同様に実施した。
0.9%とした以外は実施例1と同様に実施した。
【0060】
【実施例7】実施例1と同様にして作成した複合糸を2
30gr/m2 の目付となるように平織し布帛とした後、
脂肪族ポリエポキシ化合物(デナコールEX512:ポ
リグリセロールポリグリシジルエーテル:ナガセ化成工
業(株)製)を70%含有する油剤中に浸漬して0.4
%付与し、17%弛緩下で180℃、2分間熱処理して
300g/m2 の目付に調整すると共にエポキシを硬化
させた。その後ポリアリルアミン[PAA−10、数平
均分子量Mn=41,000、日東紡績(株)製]を5
%の水溶液で付着量が1.3%になるように付与して
後、定長下で120℃の熱風乾燥ヒーター(非接触型)
で10分間処理して乾燥させた。次いで200℃下1分
間キュアリングを行った後、次の組成の軟質配合ポリ塩
化ビニル樹脂 ポリ塩化ビニル(平均重合度=11,000) 100部 ステアリン酸バリウム(安定剤) 2部 ジイソオクチルフタレート(可塑剤) 55部 を通常のカレンダー法により押出し、厚さ0.5mmの皮
膜を加熱押圧して、繊維とポリ塩化ビニル樹脂との接着
布を得た。以降実施例1と同様に接着力を評価した。
30gr/m2 の目付となるように平織し布帛とした後、
脂肪族ポリエポキシ化合物(デナコールEX512:ポ
リグリセロールポリグリシジルエーテル:ナガセ化成工
業(株)製)を70%含有する油剤中に浸漬して0.4
%付与し、17%弛緩下で180℃、2分間熱処理して
300g/m2 の目付に調整すると共にエポキシを硬化
させた。その後ポリアリルアミン[PAA−10、数平
均分子量Mn=41,000、日東紡績(株)製]を5
%の水溶液で付着量が1.3%になるように付与して
後、定長下で120℃の熱風乾燥ヒーター(非接触型)
で10分間処理して乾燥させた。次いで200℃下1分
間キュアリングを行った後、次の組成の軟質配合ポリ塩
化ビニル樹脂 ポリ塩化ビニル(平均重合度=11,000) 100部 ステアリン酸バリウム(安定剤) 2部 ジイソオクチルフタレート(可塑剤) 55部 を通常のカレンダー法により押出し、厚さ0.5mmの皮
膜を加熱押圧して、繊維とポリ塩化ビニル樹脂との接着
布を得た。以降実施例1と同様に接着力を評価した。
【0061】
【比較例1】脂肪族ポリエポキシ化合物(A)を80%
含有する紡糸油剤を0.7%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を0.80%とした以外は実施例1と同
様に実施した。
含有する紡糸油剤を0.7%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を0.80%とした以外は実施例1と同
様に実施した。
【0062】
【比較例2】脂肪族ポリエポキシ化合物(A)を11%
含有する紡糸油剤を0.6%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を1.20%とした以外は実施例1と同
様に実施した。
含有する紡糸油剤を0.6%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を1.20%とした以外は実施例1と同
様に実施した。
【0063】
【比較例3】脂肪族ポリエポキシ化合物(A)を80%
含有する紡糸油剤を0.2%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を0.05%とした以外は実施例1と同
様に実施した。
含有する紡糸油剤を0.2%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を0.05%とした以外は実施例1と同
様に実施した。
【0064】
【比較例4】脂肪族ポリエポキシ化合物(A)を50%
含有する紡糸油剤を0.4%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を6.0%とした以外は実施例1と同様
に実施した。
含有する紡糸油剤を0.4%付与し、ポリアリルアミン
(B)の付着量を6.0%とした以外は実施例1と同様
に実施した。
【0065】
【比較例5】脂肪族ポリエポキシ化合物(A)の付着量
およびポリアリルアミン(B)の付着量を0とした以外
は実施例1と同様に実施した。この比較例はいわば複合
嵩高糸の未処理糸である。
およびポリアリルアミン(B)の付着量を0とした以外
は実施例1と同様に実施した。この比較例はいわば複合
嵩高糸の未処理糸である。
【0066】
【比較例6】紡糸速度2500m/分で紡糸したポリエ
ステル1840デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.87、切断伸度176%の原糸(1)と紡
糸速度1000m/分で紡糸したポリエステル460デ
ニール72フィラメント、固有粘度[η]F 0.75、
切断伸度260%の原糸(2)を用い、脂肪族ポリエポ
キシ化合物(A)を50%含有する紡糸油剤を0.8%
付与し、ポリアリルアミン(B)の付着量を0.9%と
した以外は実施例1と同様に実施した。
ステル1840デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.87、切断伸度176%の原糸(1)と紡
糸速度1000m/分で紡糸したポリエステル460デ
ニール72フィラメント、固有粘度[η]F 0.75、
切断伸度260%の原糸(2)を用い、脂肪族ポリエポ
キシ化合物(A)を50%含有する紡糸油剤を0.8%
付与し、ポリアリルアミン(B)の付着量を0.9%と
した以外は実施例1と同様に実施した。
【0067】
【比較例7】紡糸速度2500m/分で紡糸したポリエ
ステル2230デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.88、切断伸度185%の原糸(1)と紡
糸速度1200m/分で紡糸したポリエステル70デニ
ール24フィラメント、固有粘度[η]F 0.71、切
断伸度235%の原糸(2)を用い、脂肪族ポリエポキ
シ化合物(A)を70%含有する紡糸油剤を0.5%付
与し、ポリアリルアミン(B)の付着量を2.5%とし
た以外は実施例1と同様に実施した。
ステル2230デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.88、切断伸度185%の原糸(1)と紡
糸速度1200m/分で紡糸したポリエステル70デニ
ール24フィラメント、固有粘度[η]F 0.71、切
断伸度235%の原糸(2)を用い、脂肪族ポリエポキ
シ化合物(A)を70%含有する紡糸油剤を0.5%付
与し、ポリアリルアミン(B)の付着量を2.5%とし
た以外は実施例1と同様に実施した。
【0068】
【比較例8】紡糸速度2500m/分で紡糸したポリエ
ステル2300デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.85、切断伸度250%の原糸(1)のみ
とし(原糸(2)なし)、インターレースを通さず、脂
肪族ポリエポキシ化合物(A)、ポリアリルアミン
(B)共にゼロとした以外は実施例1と同様に実施し
た。本比較例は、フラットヤーンの未処理に相当するも
のである。
ステル2300デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.85、切断伸度250%の原糸(1)のみ
とし(原糸(2)なし)、インターレースを通さず、脂
肪族ポリエポキシ化合物(A)、ポリアリルアミン
(B)共にゼロとした以外は実施例1と同様に実施し
た。本比較例は、フラットヤーンの未処理に相当するも
のである。
【0069】
【表1】
【0070】
【発明の効果】本発明のポリエステル系複合嵩高前処理
糸は、ポリウレタン系樹脂、含ハロゲン系ビニル樹脂、
エチレン−酢酸ビニル系樹脂などとの接着性に特に優れ
ており、樹脂との複合材として帆布、テント、ターポリ
ン、養生シート、食品ベルト、ホースなどの広範な用途
に活用できる。特に嵩高糸による樹脂のアンカー効果と
化学的処理による接着力向上が相乗的に寄与しているの
で動的な接着耐久性に優れ、樹脂ベルトや帆布などの用
途に極めて好適な素材である。
糸は、ポリウレタン系樹脂、含ハロゲン系ビニル樹脂、
エチレン−酢酸ビニル系樹脂などとの接着性に特に優れ
ており、樹脂との複合材として帆布、テント、ターポリ
ン、養生シート、食品ベルト、ホースなどの広範な用途
に活用できる。特に嵩高糸による樹脂のアンカー効果と
化学的処理による接着力向上が相乗的に寄与しているの
で動的な接着耐久性に優れ、樹脂ベルトや帆布などの用
途に極めて好適な素材である。
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【手続補正書】
【提出日】平成4年1月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本発明における複合嵩高糸を構成するポリ
エステルは、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレ
ートからなるものを対象とするが、その基本特性が変化
しない範囲(例えば10モル%以下)で共重合成分を含
んでいてもよい。また、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、安定剤などの添加剤を接着を阻害しない範囲内で
適宜併用してもよい。
エステルは、主たる繰り返し単位がエチレンテレフタレ
ートからなるものを対象とするが、その基本特性が変化
しない範囲(例えば10モル%以下)で共重合成分を含
んでいてもよい。また、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、安定剤などの添加剤を接着を阻害しない範囲内で
適宜併用してもよい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】得られた該複合糸に脂肪族ポリエポキシ化
合物(A)[デナコールEX512:ポリグリセロール
ポリグリシジルエーテル:ナガセ化成工業(株)製)を
50%含有する油剤を0.5%付与し、5%の弛緩下で
180℃、2分間熱処理して硬化させた。
合物(A)[デナコールEX512:ポリグリセロール
ポリグリシジルエーテル:ナガセ化成工業(株)製)を
50%含有する油剤を0.5%付与し、5%の弛緩下で
180℃、2分間熱処理して硬化させた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】
【比較例7】紡糸速度2500m/分で紡糸したポリエ
ステル2230デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.88、切断伸度185%の原糸(1)と紡
糸速度1200m/分で紡糸したポリエステル65デニ
ール24フィラメント、固有粘度[η]F 0.71、切
断伸度235%の原糸(2)を用い、脂肪族ポリエポキ
シ化合物(A)を70%含有する紡糸油剤を0.5%付
与し、ポリアリルアミン(B)の付着量を2.5%とし
た以外は実施例1と同様に実施した。
ステル2230デニール192フィラメント、固有粘度
[η]F 0.88、切断伸度185%の原糸(1)と紡
糸速度1200m/分で紡糸したポリエステル65デニ
ール24フィラメント、固有粘度[η]F 0.71、切
断伸度235%の原糸(2)を用い、脂肪族ポリエポキ
シ化合物(A)を70%含有する紡糸油剤を0.5%付
与し、ポリアリルアミン(B)の付着量を2.5%とし
た以外は実施例1と同様に実施した。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】
【表1】
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
D01F 6/62 301 A 7199−3B
303 Z 7199−3B
11/08 7199−3B
D02G 3/04 7199−3B
3/24 7199−3B
D02J 1/00 K 7199−3B
D06M 13/11
// B29K 105:08
Claims (2)
- 【請求項1】 下記(a)〜(c)の特性を有する芯鞘
構造のポリエステル系複合嵩高糸であって、(a)芯糸
は実質的に直線状に配列し、(b)他方鞘糸は該芯糸と
部分的に交絡しつつ、その構成単繊維の大部分は複合糸
表面で曲線状の形態を呈し、(c)該鞘糸の割合が複合
糸の全繊度に対して3%以上20%未満、該複合糸の繊
維表面には、分子内に2ケ以上のエポキシ基を有する脂
肪族ポリエポキシ化合物(A)が0.01〜0.5重量
%、及び下記一般式 【化1】 で表わされる基本骨格を有するポリアリルアミン(B)
が0.1〜5.0重量%付着してなるポリエステル系複
合嵩高前処理糸。 - 【請求項2】 請求項1記載のポリエステル系複合嵩高
前処理糸を製織した後、樹脂加工してなる樹脂構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3206132A JPH0533267A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエステル系複合嵩高前処理糸及び樹脂構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3206132A JPH0533267A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエステル系複合嵩高前処理糸及び樹脂構造体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0533267A true JPH0533267A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16518318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3206132A Pending JPH0533267A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | ポリエステル系複合嵩高前処理糸及び樹脂構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0533267A (ja) |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP3206132A patent/JPH0533267A/ja active Pending
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