JPH0533533Y2 - - Google Patents

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JPH0533533Y2
JPH0533533Y2 JP1987117588U JP11758887U JPH0533533Y2 JP H0533533 Y2 JPH0533533 Y2 JP H0533533Y2 JP 1987117588 U JP1987117588 U JP 1987117588U JP 11758887 U JP11758887 U JP 11758887U JP H0533533 Y2 JPH0533533 Y2 JP H0533533Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は山の斜面等に設置して道路や線路等を
雪崩・落石または崩土から保護するための雪崩・
落石等防護壁に関する。
[従来の技術] 従来、この種のものとして鋼板側の斜梁材と支
柱材と止雪材とをそれぞれ溶着一体化したもの
が、実開昭47−30903号公報で提案され、またコ
ンクリート製の支柱と横柱と控柱とを一体化して
ものが特公昭57−34406号公報で提案されている。
しかし、これらは両者共現場打で基礎コンクリー
トを施工し、この基礎コンクリート上に鋼板製ま
たはコンクリート製の柱または止雪材等を構築し
ていたため、山間部までコンクリート打設機械を
運搬しなければならず施工が面倒である上、基礎
コンクリートが固まるまで待たねばならず工期が
長くかかるという問題点があつた。そこで、基礎
コンクリートなどを用いずに施工ができるものと
して、実開昭53−62105号公報には基礎を必要と
しない落石防護柵用支柱が提案されており、この
防護柵は、斜面に載置する支圧板の下面に楔形の
挿入支持部材を設けるとともに、その支圧板の上
面に支柱を一体に立設し、前記挿入支持部材を斜
面に差し込んで支柱を仮固定するとともに、支柱
の上端に連結した複数の縦支持ロープ等を張設し
て防護柵の支柱を固定するものである。
[考案が解決しようとする問題点] 上記防護柵では、支柱に加わつた雪崩・落石な
どの荷重が、該支柱に溶着一体化した支圧板及び
挿入支持部材に直接的に働くため、それらの荷重
の勢いを効果的に吸収することができない面があ
り、また、その荷重により支柱が倒れてしまう
と、この支柱に溶着一体化した支圧板及び挿入支
持部材も斜面から外れてしまい、斜面の地辷りを
防止する効果がまつたく失われてしまうという問
題があつた。
そこで本考案は工期の短縮および機械施工の割
合を削減でき、また、雪崩・落石などの荷重の勢
いを効果的に吸収することができ、さらに、斜面
の地辷防止効果を継続して備えた雪崩・落石等防
護壁を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案はアンカーにより斜面に定着されたプレ
キヤストコンクリート製基板と、この基板上に立
設され荷重を受ける防護面を山側に対向して設け
たプレキヤフトコンクリート製主体と、前記基板
と主体を連結する緩衝用連結部とを備え、この緩
衝用連結部を前記アンカーの定着力より小さくか
つ所定以上の荷重により破壊可能に設けて構成さ
れる。
[作用] 上記構成により、工場で製作したプレキヤスト
コンクリート製の基板と主体を用いて斜面に防護
壁を施工する。そして雪崩・落石などの荷重が、
アンカーの定着力より小さくかつ所定以上の場
合、緩衝用連結部が破壊してその荷重の勢いを緩
衝することができ、また、緩衝用連結部の破壊後
も基板はアンカーによつて定着された状態で斜面
に残るため、その基板とアンカーとにより継続し
て斜面の地辷りを防止することができる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説
明する。
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
し、同図において、1は山の斜面2にアンカー3
により定着された基板であり、この基板1上には
前面部4Aと控部4Bとを有する側面三角形状の
主体4が前記基板1に固設されたアンカボルト・
ナツト5によつて締結され、このアンガボルト・
ナツト5による基板1と主体4との緩衝用連結部
である締結部5Aは、アンカー3による基板1の
定着力により小さくかつ所定以上の荷重を防護面
Aに受けると破壊するように構成されている。6
は前記主体4に複数段に配設された梁であり、こ
の梁6の前面と主体1の前面とにより、山側に対
向する防護面Aを構成している。7は地辷面であ
り、前記アンカー3はその地辷面7を貫通して岩
盤に達している。8はアンカーヘツドである。こ
の場合、前記主体4、梁6および基板1はPC材
または鉄筋補強さたコンクリートで成形し互いに
ボルト・ナツトで連結してもよくあるいはボル
ト・ナツト締してもよい。またアンカー3はアー
スアンカーあるいはロツクアンカー等を1又は2
以上用い、PC鋼材を用いて基板1を斜面に支圧
させてもよい。
そして、基板1、主体4および梁6を工場にて
製造し、基板1と主体4とを工場内または現場の
平地あるいは斜面にて組立て、その後斜面2の地
中深く固設したアンカー3に前記基板1を定着さ
せ、梁6を主体4に取付ける。または、工場にて
製造された基板1、主体4および梁6を工場内ま
たは現場の平地にて組立て、その後組立てられた
状態で基板1をアンカー3に定着し、隣接する各
梁6をコンクリートまたは鋼材等に接続する。
このようにして施工された後雪崩・落石または
崩土が発生した場合、その荷重が防護壁の許容範
囲内であれば防護壁で受け止められ、所定以上す
なわち許容範囲より大であれば、アンカボルト・
ナツト5による基板1と主体4との締結部が破壊
し、雪崩・落石等の勢いを緩衝させることができ
る。この場合、基板1はアンカー3によつて定着
された状態で残るためアンカー3による地辷面7
の地辷防止機能を維持することができる。
上記実施例においては、基板1、主体4および
梁6を全て工場にて製造するものであるため、安
価で高品質の防護壁が得られる。また、斜面安定
化のためのアンカー3が防護壁の基礎工となつて
基板1を定着するものであるため、従来の基礎コ
ンクリートの現場打施工を省略でき工期を短縮で
き、機械施工の割合を削減することができる。さ
らに、斜面上の雪崩・落石または崩土防護対策と
傾斜地盤の安定化とを同時に実現できて合理的で
ある上、雪崩・落石等の荷重が一定許容範囲を超
えるきと防護壁が部分的に破損するように構成し
たため、その破損により荷重の勢いを緩衝でき、
かつ破損後も地辷面の7の下部まで達するアンカ
ー3と基板1とにより地盤安定化、地辷防止機能
を継続して維持することができる。
第3図は本考案の第2実施例を示し、上記実施
例と同一部分に同一符号を用い同一箇所の説明を
省略して説明すると、アンカー3により斜面2に
定着される基板1の上面中央には突部9が一体に
形成され、この突部9には垂直な凹溝10および
斜めの凹溝11が形成され、その凹溝10には前
面柱12Aが挿入されているとともに、凹溝11
には控柱12Bが挿入され前面柱12Aと控柱1
2Bとを図示しないボルト・ナツトまたは溶着に
より一体化して主体12を形成している。また、
前面柱12Aおよび控柱12Bの下端は横締ボル
ト・ナツト13により突部9に固定されている。
また主体12の前面柱12Aには梁6が上記実施
例と同様に設けられている。
そして、上記実施例と同様順序により施工され
るとともに、許容範囲以上の荷重が加わると、緩
衝用連結部である主体12の下部12Cが破壊さ
れて荷重の勢いを緩衝し、さらに上部工が除かれ
ても基板1はアンカー3によつて定着されたまま
保持され、傾斜面の安定化および地辷防止機能を
維持することもできる。
なお、上記第1、第2実施例において、梁6を
主体12下部の強度より弱く形成することによつ
て許容範囲以上の荷重が加わると、梁6が破壊す
るようにしてもよい。
第4図は第3実施例を示しており、上記実施例
と同一部分に同一符号を用い同一箇所の説明を省
略して説明すると、アンカー3により斜面2を定
着される基板1の上面には例えば側面三角形状の
主体4が複数並設され、この主体4の前面により
山側に対向する防護面Aを構成している。そし
て、上記実施例と同様順序で施工されるととも
に、許容範囲以上の荷重が加わるとアンカボル
ト・ナツト5による基板1と主体4との緩衝用連
結部である締結部5Aが破壊されるようにする構
成している。
なお本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば基板、主体、アンカー等
の構造、形状は適宜選定すればよい。
[考案の効果] 本考案はアンカーにより斜面に定着されたプレ
キヤストコンクリート製基板と、この基板上に立
設され荷重を受ける防護面を山側に対向して設け
たプレキヤストコンクリート製主体と、前記基板
と主体を連結する緩衝用連結部とを備え、この緩
衝用連結部を前記アンカーの定着力より小さくか
つ所定以上の荷重により破壊可能に設けたもので
あり、防護壁は安価で高品質になるとともに、斜
面安定化のためのアンカーが防護壁の基礎工とな
つて基板を定着するものであるため従来の基礎コ
ンクリートの現場打施工を省略でき、かつ、工期
を短縮でき、機械施工の割合を削減することがで
きる。またアンカー、基板および主体基礎を共用
することにより、合理的かつ経済的に防護工を設
置することができ、また、雪崩・落石などの荷重
の勢いを効果的に吸収することができ、さらに、
斜面の地辷防止効果を継続して備えた雪崩・落石
等防護壁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は断面図、第2図は平面図、第3図は
第2実施例を示す斜視図、第4図は第3実施例を
示す斜視図である。 1……基板、3……アンカー、4,12……主
体、5A……締結部(緩衝用連結部)、12C…
…下部(緩衝用連結部)、A……防護面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンカーにより斜面に定着されたプレキヤスト
    コンクリート製基板と、この基板上に立設され荷
    重を受ける防護面を山側に対向して設けたプレキ
    ヤストコンクリート製主体と、前記基板と主体を
    連結する緩衝用連結部とを備え、この緩衝用連結
    部を前記アンカーの定着力により小さくかつ所定
    以上の荷重により破壊可能に設けたことを特徴と
    する雪崩・落石防護壁。
JP1987117588U 1987-07-30 1987-07-30 Expired - Lifetime JPH0533533Y2 (ja)

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JP1987117588U JPH0533533Y2 (ja) 1987-07-30 1987-07-30

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JPS6424121U JPS6424121U (ja) 1989-02-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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