JPH05337078A - 内視鏡撮像装置 - Google Patents

内視鏡撮像装置

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JPH05337078A
JPH05337078A JP4150927A JP15092792A JPH05337078A JP H05337078 A JPH05337078 A JP H05337078A JP 4150927 A JP4150927 A JP 4150927A JP 15092792 A JP15092792 A JP 15092792A JP H05337078 A JPH05337078 A JP H05337078A
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Masao Uehara
政夫 上原
Katsuyuki Saito
克行 斉藤
Masahito Goto
正仁 後藤
Mototsugu Ogawa
元嗣 小川
Shinji Yamashita
真司 山下
Akinobu Uchikubo
明伸 内久保
Akihiro Miyashita
章裕 宮下
Takehiro Nakagawa
雄大 中川
Kazunari Kobayashi
一成 小林
Akira Murata
晃 村田
Seiji Yamaguchi
征治 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートクレーブ処理を行わなくても清潔な状
態に保ち、再び使用できるようにした内視鏡撮像装置を
提供すること。 【構成】 着脱機構を設けたカメラヘッドカバー部材1
2で外付けカメラ1のTVカメラヘッド本体部11を収
納し、外付けカメラ1を生体等に対して使用した後に、
カメラヘッドカバー部材12に収納されたTVカメラヘ
ッド本体部11を取り出した後、カメラヘッドカバー部
材12などをオートクレーブ処理などする構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも固体撮像素
子を含む撮像手段の取り外し機構を有し、該撮像手段を
覆うカバー部材側を高温、高圧で滅菌処理等するように
した内視鏡撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療分野で広く用いられ
るようになった。内視鏡など特に生体内に挿入される医
療機器は、感染症などが生じないように十分に滅菌され
た状態のものが使用される。又、このような医療機器は
使用された後には、生体内の体液とか固形物などが医療
機器に付着したりするので、医療機器を洗浄して付着物
を除去した後に、消毒液に浸漬して消毒するようにして
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら固体撮像
素子を撮像手段に用いた電子内視鏡と外付けカメラ等の
内視鏡撮像装置は薬液に浸漬とか滅菌用のガスでのみ消
毒とか滅菌が可能であり、100°Cを越える水蒸気を
用いた滅菌処理を行うオートクレーブ処理には耐えられ
なかった。
【0004】薬液等の有毒な物質を滅菌処理に使用した
場合には滅菌処理の後にその有毒な物質の処理が問題と
なるため、最近ではこのような有毒な物質の使用量を減
らしたり、使用しないで無害の水蒸気を用いて滅菌処理
を行うことが望まれる情勢にある。しかし、上記のよう
に固体撮像素子を撮像手段に用いた電子内視鏡等の内視
鏡撮像装置は100°Cを越える水蒸気を用いたオート
クレーブ処理には耐えられいため、電子内視鏡等を生体
に使用した後、どのようにして再び安全に使用できるよ
うにするかが問題になる。
【0005】本発明は、上述した点にかんがみてなされ
たもので、オートクレーブ処理に耐えられない固体撮像
素子等、内視鏡撮像装置の一部をオートクレーブ処理を
行わなくても清潔な状態に保ち、再び使用できるように
した内視鏡撮像装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の内視鏡
撮像装置では、この内視鏡撮像装置に着脱自在で装着さ
れ、耐熱性を備えたカバー部材と、前記カバー部材の内
部に収納可能で、且つ内視鏡撮像装置から撮像手段を着
脱自在で取り外し可能にする着脱機構とを設けることに
より、内視鏡撮像装置を生体等に対して使用した後に、
カバー部材に収納された撮像手段を取り出した後、カバ
ー部材をオートクレーブ処理したり、廃棄するなどし
て、被収納部材をオートクレーブ処理することなく、清
潔に保持して、再び使用することができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図3は本発明の第1実施例に係り、図
1(a)は第1実施例の外付けカメラを示し、図1
(b)は図1(a)を分解して示し、図2はヘッドカバ
ー部材を開いた状態及び閉じた状態で示し、図3はオー
トクレーブ装置に収納して滅菌処理を行う様子を示す。
【0008】図1(a)に示すように第1実施例の内視
鏡撮像装置を構成する外付けカメラ1は光学式内視鏡2
の接眼部3に装着可能なカメラヘッド4と、このカメラ
ヘッド4から延出されたカメラケーブル5とから構成さ
れ、このカメラケーブル5の末端にはコネクタ6が設け
てあり、図示しない信号処理手段としてのカメラコント
ロールユニット(CCUと略記する)に接続することが
できる。
【0009】図1(b)に示すように上記カメラヘッド
4は結像レンズ系7を備えた光学アダプタ8と、この光
学アダプタ8に着脱自在に装着され、CCD9を内蔵し
たTVカメラ本体部11と、このTVカメラ本体部11
を内部に収納した状態及び取り外した状態で光学アダプ
タ8に着脱自在に装着されるカメラヘッドカバー部材
(単にカバー部材とも記す)12とから構成される。
【0010】上記光学アダプタ8は、ほぼリング状の枠
体に結像レンズ系7が取り付けてあり、前面のマウント
用開口を接眼部3に嵌合させた状態で固定ネジの摘み部
13を回転して接眼部3に取り付けたり、取り外したり
することができる。又、この光学アダプタ8の後端部の
表面には光軸方向及び周方向の溝14が設けてあり、T
Vカメラ本体部11の前面内側に突出した突起15をこ
の溝14に収納して、溝14の最深部の周方向の溝部分
に移動することにより、TVカメラ本体部11を光学ア
ダプタ8に装着したり、逆方向に移動することにより取
り外したりすることができるようになっている。
【0011】この光学アダプタ8はその枠体部分及び結
像レンズ系7がオートクレーブ処理に耐える材質の部材
で形成されている。例えば枠体部分を金属材料とか、通
常のプラスティックよりも高い温度に耐える高機能エン
ジニアリングプラスティック材料等、オートクレーブ処
理に耐える材質で形成されている。
【0012】接眼部3に光学アダプタ8が装着され、さ
らこの光学アダプタ8にTVカメラ本体部11が装着さ
れた図1(a)に示す状態では、TVカメラ本体部11
に内蔵されたCCD9の撮像面(光電変換面)には内視
鏡2の図示しないイメージガイドで接眼部3側に伝送さ
れた光学像が結像されるようになっている。
【0013】上記光学アダプタ8における後端部に隣接
する前側の外周面には、後端部より大きい外径にされ、
さらに周溝16が形成され、この周溝16にはヘッドカ
バー部材12の前面の内側の周方向に形成した突起部1
7を収納することにより、光学アダプタ8にヘッドカバ
ー部材12を装着することができる。
【0014】このヘッドカバー部材12は図2(a)に
示すように円筒形状の部材をその直径を通る平面で縦方
向(長手方向)に2つに分割した半円筒形状の部材18
a,18bを例えば蝶番状の枢支部材19で連結し、こ
の枢支部材19を中心に回動する構造になっており、回
動してクリック機構が形成された2つの半円筒形状の部
材18a,18bの周方向の端部を重ねた状態にする
と、図2(b)に示すように円筒形状になる。
【0015】このヘッドカバー部材12は図2(b)に
示す状態にされた場合には、円筒の前面側となる一方の
端部が開口し、他方の端部はカメラカーブル5に圧接す
る小さな開口にされている。上記ヘッドカバー部材12
は通常のプラスティックよりも高い温度に耐える高機能
エンジニアリングプラスティック材料等、オートクレー
ブ処理に耐える材質で形成されている。
【0016】上記TVカメラ本体部11から延出された
カメラケーブル5は例えば高機能エンジニアリングプラ
スティック材料で形成されたケーブルカバー20aで覆
うことができるようになっている。つまり図1に示すよ
うにケーブルカバー20aはTVカメラ本体部11との
接続部からコネクタ6を覆い、このケーブルカバー20
aはその長手方向に設けたファスナ20bにより、カメ
ラケーブル5から取り外すことができるようになってい
る。
【0017】この第1実施例によれば通常は図1(a)
に示すように接眼部3に光学アダプタ8を装着し、この
光学アダプタ8にTVカメラ本体部11を装着すると共
に、このTVカメラ本体部11を覆う状態で光学アダプ
タ8にヘッドカバー部材12を装着した図1(a)に示
す状態で使用する。使用の後は光学アダプタ8に装着さ
れたTVカメラ本体部11を取り外し、光学アダプタ8
と、ヘッドカバー部材12と、ケーブルカバー20aと
を図3に示すようにオートクレーブ装置30内に収納し
てオートクレーブ処理する。
【0018】この場合には耐熱性の低いCCD9を備え
たTVカメラ本体部11を取り外した状態であるので、
オートクレーブ処理が可能になる。この第1実施例によ
れば、光学アダプタ8、ヘッドカバー部材12及びケー
ブルカバー20aをオートクレーブ処理に耐える材質で
形成すれば、容易にオートクレーブ処理に対応できる。
この実施例ではヘッドカバー部材12及びケーブルカバ
ー20aを繰り返し使用できる。
【0019】図4は本発明の第2実施例の外付けカメラ
21を分解して示す。この実施例は、第1実施例におけ
る光学アダプタ8とヘッドカバー部材12との着脱機構
が螺合により構成され、カメラケーブル5を光学アダプ
タ8から着脱できる構造にして、ケーブルカバー20a
を不要な構成にしている。
【0020】つまり、この実施例の光学アダプタ8′で
は第1実施例の光学アダプタ8における周溝16が形成
された部分に、雄ネジ部22が形成されており、ヘッド
カバー部材12′の前端にはこの雄ネジ部22に螺合す
る雌ネジ部23が形成されている。
【0021】又、この実施例ではカメラケーブル5の基
端部にはTVカメラ本体部11′のコネクタ受け24に
着脱自在のコネクタ25が設けてある。このカメラケー
ブル5はコネクタ6及び25と共に、オートクレーブ処
理に耐える材質で形成されている。
【0022】又、この実施例におけるヘッドカバー部材
12′は図5に示すように半径方向内側に突起が放射状
に設けてあり、TVカメラ本体部11′が回転的に移動
することを防止している。その他は第1実施例と同様の
構成であり、その説明を省略する。
【0023】この実施例では外付けカメラ21を使用し
た後にはTVカメラ本体部11′を取り外して光学アダ
プタ8′と、ヘッドカバー部材12′と、コネクタ6及
び24が設けられたケーブル5とをオートクレーブ処理
する。この実施例は第1実施例とほぼ同様の効果を有す
る。図6は本発明の第3実施例を備えた内視鏡システム
31を示す。
【0024】この内視鏡システム31は軟性内視鏡(フ
ァイバスコープとも記す。)32及びこのファイバスコ
ープ32に装着される外付けカメラ33からなるカメラ
外付け内視鏡34と、前記ファイバスコープ32に照明
光を供給する光源装置35と、前記外付けカメラ33に
対する信号処理を行うカメラコントロールユニット(C
CUと略記する。)36と、このCCU36から出力さ
れる映像信号を表示するモニタ37とから構成される。
【0025】上記ファイバスコープ32は、細長の挿入
部41と、この挿入部41の後端に連設された太径の操
作部42と、この操作部42の後端に形成された接眼部
43と、前記操作部42の側部から延出されたライトガ
イドケーブル44とからなり、このライトガイドケーブ
ル44の末端に設けたコネクタ45を光源装置35に着
脱自在で接続することができる。
【0026】上記挿入部41は先端側から硬質の先端部
46と、湾曲自在の湾曲部47と、可撓性の可撓管部4
8とからなり、操作部42に設けた湾曲ノブ49を操作
することによって、湾曲部47を湾曲できるようになっ
ている。上記ライトガイドケーブル44のコネクタ45
を光源装置35に接続することによって、光源装置35
内の図示しないランプによる白色光がライトガイド51
の端面に照射され、このライトガイド51により伝送さ
れた照明光は、先端部46側の端面が取り付けられた照
明窓から前方に出射され、図示しない被検体を照明す
る。
【0027】この出射された照明光により、照明された
被写体は先端部46に設けられた対物レンズ52によっ
て、その焦点面に固定されたイメージガイド53の先端
面に光学像が結像され、この光学像は接眼部43側の端
面に伝送され、この端面に対向配置された接眼レンズ5
4を介して拡大観察できるようになっている。上記接眼
部43には外付けカメラ33を形成するカメラヘッド本
体部33aが着脱自在で装着でき、このカメラヘッド本
体部33aはほぼ円筒状である。又、このカメラヘッド
本体部33aは例えば高機能エンジニアリングプラステ
ィック等の耐熱性がある材質で円筒状のハウジングが形
成されている。
【0028】このカメラヘッド本体部33aには接眼レ
ンズ54に対向する位置に枠体61aに固定された結像
レンズ系55が取り付けてあり、この結像レンズ系55
により、撮像素子としてのCCD56の光電変換面に結
像できるようになっている。このCCD56はプリント
基板57に実装され、このプリント基板57に平行に配
置されたプリント基板58にはCCD56を動作させる
ためのIC、コンデンサ、抵抗器などの電子部品59が
実装され、周辺回路を形成している。
【0029】上記CCD56は結像レンズ系55が取り
付けられた枠体61aに嵌合する枠体61bに固定さ
れ、プリント基板57及び58もスペーサ60を介して
この枠体61bに固定されている。また、プリント基板
58には、信号ケーブル62のコネクタ62aを着脱自
在で接続できるようになっている。この信号ケーブル6
2はゴム状のブッシング63を通り、他方の端部に設け
たコネクタ62bをCCU6に接続できるようになって
いる。
【0030】この実施例ではカメラヘッド本体部33a
の後端側の開口部には雌ネジ部66aが設けられ、この
雌ネジ部66aには雄ネジ部66bを形成したリング状
の蓋部材67を螺合により、着脱自在で装着することが
できる。螺合を解いて、この蓋部材67をカメラヘッド
本体部33aから外すと、枠体61bにスペーサ60を
介して取り付けられたプリント基板57及び58に実装
されたCCD56及び電子部品59からなる撮像ユニッ
ト68は枠体61aに装着したり、取り外したりすこと
ができる。そして、図7に示すようにこの撮像ユニット
68を取り外した状態の外付けカメラ33をケーブル6
2と共に、オートクレーブ装置に収納してオートクレー
ブ処理することができるようになっている。
【0031】図6に示すCCU36はCCD56を適正
に駆動するための駆動信号の発生手段と、この駆動信号
の印加により、CCD56から出力される電気信号を標
準的な映像信号(例えばNTSC映像信号)に変換する
信号処理手段とを有し、このCCU36から出力される
映像出力はモニタ37に入力され、このモニタ37によ
って、被写体像が表示される。
【0032】この第3実施例によれば、撮像ユニット6
8をカメラヘッド本体33aから取り外し可能にしてあ
るので、この撮像ユニット68を取り外してオートクレ
ーブ処理を行うことができる。
【0033】図8は本発明の第4実施例の電子内視鏡
(電子スコープと記す。)71の先端側を示す。挿入部
72を形成する外装チューブ73の先端には硬質の先端
部材74が設けてあり、この先端部材74の前面には撮
像アダプタ75が着脱自在で装着される。
【0034】つまり、先端部材74の外周面と撮像アダ
プタ75の外周面にはネジが設けてあり、先端部材74
の前面に撮像アダプタ75の後面を接触させた状態で、
雌ネジが設けられた接続リング76により両部材を接続
固定できる。上記撮像アダプタ75を形成する外装枠7
7の前面に設けた観察窓には対物レンズ78がレンズ枠
79を介して取り付けられている。このレンズ枠79に
は、撮像ユニット80を構成するCCD81が取り付け
られたCCD枠82を嵌合させることによりレンズ枠7
9に装着でき、この状態においてCCD81は対物レン
ズ78の焦点面の位置になる。
【0035】このCCD81はその裏面側に配置された
ハイブリッド基板83と、このハイブリッド基板83の
後方に配置され、共にCCD枠82に固定されたコネク
タ84とで一体化された撮像ユニット80を構成してい
る。そして、CCD81で光電変換された信号はこのハ
イブリッド基板83を経た後、このハイブリッド基板8
3と電気的に接続されたコネクタ84に伝送される。
【0036】さらに、この信号はこのコネクタ84と接
続されるコネクタ受け85が取り付けられた伝送ケーブ
ル86を通って、図示しないCCU又はビデオプロセッ
サに入力される。このコネクタ受け85は先端部材74
に固定されており、前方からコネクタ84を装着した
り、逆の操作で取り外すことができる。撮像アダプタ7
5を先端部材74から外した状態で、コネクタ84をコ
ネクタ受け85から取り外すと、撮像ユニット80を外
すことができる。
【0037】上記外装チューブ73内にはライトガイド
87が挿通され、その先端はパイプ88aにより先端部
材74に固定されている。このライトガイド87の先端
面にはレンズ89aが固定されている。撮像アダプタ7
5にもパイプ88aに嵌合するパイプ88bが設けら
れ、このパイプ88bにも短いライトガイド90が挿通
され、その両端にレンズ89b,89cが取り付けてあ
る。2つのパイプ88a,88bは互いに嵌合する構造
にして、照明光を漏れなく伝送できるようにしてある。
尚、先端部材74の後端には湾曲部を構成する湾曲駒9
1、91が互いに回動自在で縦列接続され、その外側は
外装チューブ73で被覆されている。
【0038】この実施例では図8に示すように接続した
状態で電子スコープとして使用できる。使用の後は接続
リング76を回して先端部材74から撮像アダプタ75
を分離することができ、この撮像アダプタ75から撮像
ユニット80を取り外すことができる。そして、図9に
示すように撮像ユニット80を取り外した撮像アダプタ
75を電子スコープ本体(図8で先端部材74から撮像
アダプタ75を取り除いたもの)と共に、オートクレー
ブ処理することができる。
【0039】図10は図8の変形例を示す。この変形例
は図8において、レンズ枠79とCCD枠82とを一体
化した枠体93にして撮像ユニット94(又は撮像アダ
プタ)を構成している。この構造ではオートクレーブ処
理する場合には撮像ユニット94を取り外して電子スコ
ープ本体をオートクレーブ処理し、撮像ユニット94は
EOGガス等で滅菌処理する。その後、撮像ユニット9
4を再び電子スコープ本体に装着して使用する。
【0040】この変形例では撮像ユニット94をEOG
ガス等で滅菌処理するが、撮像ユニット94部分は小さ
いので、滅菌に使用するEOGガスの量は少なくて済
み、使用済みのEOGガス等の廃棄処理は環境上余り問
題にならないし、廃棄処理に莫大なコストがかからな
い。
【0041】図11はさらに他の変形例を示す。この変
形例は図8において、コネクタ84とコネクタ受け85
を一体化し、一点鎖線で示す撮像ユニット95を取り外
しできるようにしたものである。この撮像ユニット95
の後端は後方の図示しない操作部まで延出され、操作部
から着脱自在である。又、この変形例ではライトガイド
87の先端部はパイプ88により先端部材96に固定さ
れ、この先端部の端面からさらに照明レンズ89cを経
て照明光が出射されるようになっている。
【0042】次に断熱的な構造にして、オートクレーブ
処理の時に撮像手段に熱が伝わりにくくして撮像手段の
耐熱性を向上した内視鏡撮像装置について説明する。図
12に示す内視鏡撮像装置としての電子内視鏡101は
細長の挿入部102と、この挿入部102の後端に連設
された太径の操作部103と、この操作部103の側部
から延出されたユニバーサルケーブル104とからな
り、このユニバーサルケーブル104の末端に設けたコ
ネクタ105を図示しないCCUに着脱自在で接続する
ことができる。
【0043】上記挿入部102は硬質の先端部106
と、湾曲部107と、可撓管部108とから構成され、
操作部103に設けた湾曲ノブ109を操作することに
よって湾曲部107を湾曲できる。上記先端部106は
図13(a),(b)に示すようになっている。
【0044】先端部106を形成する先端部本体106
aの前面側には円柱状の凹部が形成され、この凹部内周
面には雌ネジ部111が設けてある。この凹部には撮像
ユニット112の基端側を着脱自在で収納できる。つま
り、撮像ユニット112の基端側の外周面に設けた雄ネ
ジ部113を雌ネジ部111に螺合させて装着できる。
【0045】この撮像ユニット112は、その本体部1
14が低い熱伝導率の物質でほぼ円柱状に成形され、そ
の前面側に、円柱の中心軸に回転対称で凹部が形成さ
れ、この凹部内にカバーガラス115、対物レンズ11
6、CCD117とが収納固定されている。このCCD
117は裏面の基板を介してケーブル118で本体部1
14の裏面に設けた接点部119と電気的に導通する。
【0046】この接点部119は例えば中心軸の周りに
同心となる複数のリングで形成した複数の接点が絶縁部
材に設けてある。そして撮像ユニット112を先端部1
06の凹部に装着すると、本体部114の裏面に突設す
る接点部119は、先端部本体106aの凹部に設けた
半径方向に離間する複数の接点で形成された接点受け部
120と接触する。この接点受け部120はケーブル1
21を介してコネクタ105の電気接点にいたる。
【0047】上記本体部114の外周面には透明のカバ
ー部材122の後端側に設けたネジ部123と螺合する
ネジ部124が設けてあり、凹部に装着された本体部1
14におけるこの凹部から露出する部分をカバー122
で覆うことができるようになっている。
【0048】このカバー122にはパッキン125が周
溝内に収納され、このパッキン125より内側を気密に
保つ構造になっている。この電子内視鏡101では撮像
ユニット112にカバー122を取り付けた場合、図1
3(a)に示すようにネジ部123とネジ部124との
螺合する部分とパッキン125で密着する部分とを除い
て撮像ユニット112とカバー122とは接触しない構
造となっている。
【0049】従って、カバー122を撮像ユニット11
2に取り付ける時は、先端部の本体部106aから外し
た撮像ユニット112と共に真空槽の中で取り付けるこ
とにより、撮像ユニット112とカバー122との間
に、断熱機能の優れた真空層127を形成することがで
きるようにしている。この真空層127によってオート
クレーブ装置で処理した場合にCCD117等がその耐
性をこえる温度に上昇するのを防止するようにしてい
る。
【0050】図14は内視鏡撮像装置としてのカメラ外
付け内視鏡を示す。例えば図6に示すファイバスコープ
32に着脱自在で装着される外付けカメラ132はカメ
ラヘッド部133と、このカメラヘッド部133から延
出されるカメラケーブル134とから構成され、このカ
メラケーブル134の末端にはコネクタ135が取り付
けてある。
【0051】上記カメラヘッド部133は螺合部136
で、カバー137と着脱自在となっており、このカバー
137にはさらに撮像ユニット142が着脱自在で装着
できるようになっている。
【0052】このカバー137は円柱状の収納スペース
を有するほぼ円筒形状であり、一方の端部はガラス板な
どの透明部材138で閉塞され、他方の端部は開口し、
内周面にネジ部139が設けてある。又、このネジ部1
39の奥に周溝を設けてパッキン141が収納されてい
る。このカバー137にはネジ部139に螺合するネジ
部を設けた撮像ユニット142を装着できる。
【0053】この撮像ユニット142はほぼ円柱形状の
本体に凹部を形成してカバーガラス143、結像レンズ
144、CCD145が収納配置されている。この撮像
ユニット142の外径はカバー137の内径より小さく
設定してあり、カバー137に装着した場合、撮像ユニ
ット142の大部分の外周面はカバー137の内周面と
離間する。
【0054】又、撮像ユニット142の前面もカバー1
37の前面内側と離間する。そして、撮像ユニット14
2の周囲のスペースは図13の場合と同様に真空状態に
保持される真空層146が形成されるようにしている。
【0055】CCD145はケーブル147により撮像
ユニット142の裏面側に突設した接点部148と導通
する。この接点部148はカメラヘッド部133の対向
する位置に設けた接点受け部149と電気的に接続され
る。この接点受け部149に接続されたケーブル150
はコネクタ135に至る。ところで、例えば図12の電
子内視鏡101における先端部106を図15に示す構
成にしても良い。
【0056】先端部本体151には螺合手段により撮像
ユニット152が着脱自在で装着される。この撮像ユニ
ット152は少なくとも両端面が透明なガラス等で閉塞
された円筒枠153の内部に、レンズ枠に固定された対
物レンズ154と、CCD155と、電子回路基板15
6と、光通信素子157と、CCD155および電子回
路基板156等を動作させるためのバッテリ158とが
収納され、この円筒枠153の内部は真空に保持されて
いる。
【0057】上記光通信素子157に対向して先端部本
体151側にも光通信素子159が配置され、この光通
信素子159はケーブル160によりコネクタ105
(図12参照)と接続されている。この構成によれば、
CCD155等は真空の内部に収納されているので、オ
ートクレーブ処理の場合の耐熱性を確保できる。又、図
14の外付けカメラ132を図16のような構成にして
も良い。
【0058】この外付けカメラ161はカメラヘッド枠
体162に撮像ユニット163が螺合手段により着脱自
在である。この撮像ユニット163は密閉構造の枠体1
65内に結像レンズ166と、CCD167と、電子回
路基板168と、光通信素子169と、CCD167等
を動作させるためのバッテリ170とが収納され、枠体
165内は真空にされている。又、光通信素子169に
対向する枠体165の外側にも光通信素子169と通信
するための光通信素子171が配置され、この光通信素
子171はケーブル172と接続されている。この構成
にした場合にも図15と同様の機構を有する。
【0059】図6に示す内視鏡システム31では外付け
カメラ33は撮像ユニット68を分離して取り出せる構
造にしたが、図17に示す内視鏡システム31′におけ
る外付けカメラ33′では分離しないで、断熱構造にし
てオートクレーブ処理できるようにしている。この外付
けカメラ33′のカメラヘッド本体33a内には枠体6
1に結像レンズ55とCCD56とが取り付けられ、さ
らにスペーサ60をかいしてプリント基板57、58も
取り付けてある。
【0060】上記CCD56及び電子部品59が実装さ
れたプリント基板57及び58は高機能エンジニアリン
グプラスティック等の耐熱性がある材質を発砲プラステ
ィック状して、箱状に成形された断熱体64内に収納さ
れ、CCD56及び電子部品59を熱滅菌処理の際に、
この断熱体64により外部から断熱体64内部への熱の
伝導を極力防ぐような構造、つまり断熱的構造にして断
熱体64内部の温度上昇を防止できるようにしている。
この断熱体64の周囲は高機能エンジニアリングプラス
チック材料などで箱状に成形されたモールド部材65で
覆われてる。
【0061】この実施例では断熱体64の外表面には凹
凸部が形成され、外装ハウジングとしてのモールド部材
65との接触面積を極力小さくして、外側のモールド部
材65からの熱をこの断熱体64に極力伝導しないよう
にしている。
【0062】さらにこの実施例では枠体61には内圧を
調整するための通気孔66aが設けてあり、この通気孔
66aは弁66bによって開閉する構造にしている。つ
まり、通気孔66aは内部と外部の圧力差が大きくない
場合には図18(a)に示すように弁66bで閉じた状
態に保持され、内部の圧力が外部の圧力よりかなり高く
なると図18(b)に示すように弁66bが開く。この
内圧の調整機構を設けた電子内視鏡の先端部181を図
19に示す。
【0063】外装枠182に設けた観察窓には対物レン
ズ183が取り付けられ、この対物レンズ183の焦点
面にはCCD184の光電変換面が配置されている。こ
のCCD184はハイブリッド基板185と一体構造に
されており、CCD184で光電変換された信号はこの
ハイブリッド基板185を経て、このハイブリッド基板
185に接続された伝送ケーブル186を通って、図示
しなビデオプロセッサに入力される。
【0064】上記ビデオプロセッサはCCD184の出
力信号を標準的な映像信号に変換する。上記外装枠18
2内には断熱部材187が収納され、この断熱部材18
7によって、CCD184とハイブリッド基板185を
覆うようにしている。この断熱部材187は例えば発砲
スチロールで形成され、この発砲スチロールの熱伝導率
は上記外装枠182に比較して1/10以下である。こ
の発砲スチロールの代わりに熱伝導率の低い材料を用い
ても良い。
【0065】上記外装枠182内には照明光を伝送する
ライトガイド188が挿通され、このライトガイド18
8の手元側の端部は図示しない光源装置に接続され、こ
の光源装置からの照明光を伝送して先端面からさらに照
明レンズ189を経て前方の被写体側に出射される。こ
の実施例でも断熱部材187により、CCD184とハ
イブリッド基板185を覆うようにしている。さらに断
熱部材187には内圧を調整するための通気孔190と
弁191とが設けてあり、内部の圧力が高くなると弁1
91が開くようになっている。
【0066】尚、図20に示すように通気孔190に形
状記憶金属を用いた弁193を取付け、オートクレーブ
処理の時の熱で点線で示すように弁193が屈曲するこ
とにより通気孔190が開くようにしても良い。
【0067】図21に示す電子内視鏡201では挿入部
先端部202を構成する外装枠203に設けた観察窓に
は対物レンズ204が取付られ、その奥にCCD205
が配置されている。このCCD205の裏面側に回路部
品206が実装された基板207が配置されている。こ
の基板207には信号ケーブル208が接続され、後方
の図示しない操作部側に延出されている。CCD205
等の周囲は円筒状に断熱材209が配置され、基板20
7より後方位置にはドーナツ状の熱膨張部材210が配
置されている。
【0068】この熱膨張部材210は通常は実線で示す
ようにその前後を連通するように開口し、オートクレー
ブ処理の時には熱膨張して点線で示すように両側を遮断
し、熱膨張部材210より前に配置されているCCD2
05側に蒸気が侵入するのを防止するようになってい
る。
【0069】この構成によればオートクレーブ処理の際
にCCD205等が湿気でその特性が劣化する等を有効
に防止できる。なお、上述した各実施例を部分的などで
組み合わせてたものも、本発明に属する。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、着
脱機構を設けたカバー部材で内視鏡撮像装置の少なくと
も一部を収納し、内視鏡撮像装置を生体等に対して使用
した後に、カバー部材に収納された被収納部材を取り出
した後、カバー部材をオートクレーブ処理したり、廃棄
するなどする構成にしてあるので、被収納部材をオート
クレーブ処理することなく、清潔に保持して、再び使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す構成図。
【図2】カメラヘッドカバー部材を示す正面図。
【図3】第1実施例からTVカメラ本体部を取り外して
オートクレーブ装置に収納した様子を示す説明図。
【図4】本発明の第2実施例を示す分解図。
【図5】カメラヘッドカバー部材を示す図。
【図6】本発明の第3実施例を備えた内視鏡システムを
示す構成図。
【図7】撮像ユニットを取り外した状態を示す断面図。
【図8】本発明の第4実施例の電子内視鏡の先端部の構
成を示す断面図。
【図9】図8から撮像ユニットを取り外した状態を示す
断面図。
【図10】第4実施例の変形例の先端部の構成を示す断
面図。
【図11】第4実施例の他の変形例の先端部の構成を示
す断面図。
【図12】断熱構造にした電子内視鏡の全体を示す側面
図。
【図13】図12の先端部の構造を示す断面図。
【図14】断熱構造にしたカメラ外付け内視鏡の主要部
を示す断面図。
【図15】図11の変形例における先端部の構成を示す
断面図。
【図16】図14の変形例の構成を示す断面図。
【図17】断熱構造にしたカメラ外付け内視鏡を備えた
内視鏡システムの構成図。
【図18】内圧の調整機構を示す図。
【図19】内圧の調整機構を設けた電子内視鏡の先端部
の構成図。
【図20】内圧の調整機構を示す図。
【図21】蒸気の侵入を防止する機構を設けた電子内視
鏡の先端部の構成図。
【符号の説明】
1…外付けカメラ 2…光学式内視鏡 3…接眼部 4…カメラヘッド 5…カメラケーブル 6…コネクタ 7…結像レンズ系 8…光学アダプタ 9…CCD 11…TVカメラ本体部 12…カメラヘッドカバー部材 16…周溝 19…枢支部材 20…ケーブルカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 元嗣 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山下 真司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 内久保 明伸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 宮下 章裕 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中川 雄大 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 小林 一成 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 村田 晃 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 山口 征治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段を備えた内視鏡撮像装置におい
    て、 内視鏡撮像装置に着脱自在で装着され、耐熱性を備えた
    カバー部材と、 前記カバー部材の内部に収納可能で、且つ内視鏡撮像装
    置から撮像手段を着脱自在で取り外し可能にする着脱機
    構と、 を備えことを特徴とする内視鏡撮像装置。
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