JPH05337123A - 生体用縫合結紮具 - Google Patents

生体用縫合結紮具

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JPH05337123A
JPH05337123A JP4144299A JP14429992A JPH05337123A JP H05337123 A JPH05337123 A JP H05337123A JP 4144299 A JP4144299 A JP 4144299A JP 14429992 A JP14429992 A JP 14429992A JP H05337123 A JPH05337123 A JP H05337123A
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clip
suture
stapler
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ligature
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Withdrawn
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JP4144299A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Ozeki
和彦 大関
Minoru Tsuruta
稔 鶴田
Seiji Kuramoto
聖治 倉本
Akito Mukaisawa
明人 向澤
Shuichi Kimura
修一 木村
Takeshi Tsukagoshi
壯 塚越
Isami Hirao
勇実 平尾
Akio Nakada
明雄 中田
Shirou Bitou
士郎 備藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/461,987 priority patent/US5649937A/en
Priority to US08/620,364 priority patent/US5797931A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型で生体組織を縫合結紮することが容易であ
り、生体に熱的影響を与えることがなく安全性の高い生
体用縫合結紮具を提供することにある。 【構成】生体吸収性材料からなり、熱変形によって生体
組織を縫合結紮する生体用縫合結紮具において、縫合結
紮具本体としてのクリップ1はヒンジ部2と把持部3,
3とからなり、このクリップ1を熱変形開始温度が摂氏
45度以上、100度以下の生体吸収性材料で形成した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、生体の胆管や血管等
の管路を縫合結紮する生体用縫合結紮具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、胆のう結石手術等において、再
発防止のために胆のうごと摘出手術を行う場合、胆管と
胆のう管との接続部を切断するが、この胆のう管には胆
のう動脈、胆のう静脈が通っているため、胆のう管をナ
イフ等によって切断すると同時に縫合結紮する必要があ
る。
【0003】このような胆のう結石手術等においては腹
壁等を貫通して体腔内に挿入して体腔内の組織を縫合し
たり、結紮する縫合結紮具が用いられている。この縫合
結紮具は、ポリジオキサン、ポリジオキサノン、ポリラ
クチド、ポリグリコリド等の単独または共重合体からな
る生体吸収性材料よりなる。例えば、米国特許第4,620,
541 号明細書には、ポリジオキサノンにて形成された生
体吸収性のクリップが示されている。
【0004】また、米国特許第4,889,119 号明細書には
ポリラクタイドまたはポリグリコライド、ポリジオキサ
ンからなる生体吸収性のステープラ状縫合具が示されて
いる。
【0005】これらの生体吸収性材料からなる縫合結紮
具は、生体内において徐々に分解吸収されるため、異物
として長期間生体内に留置することがなく、安全性が高
いと考えられ、従来使用されてきた金属製縫合結紮具に
代わって外科分野において広く使われだしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
金属材料からなる縫合結紮具が塑性変形を利用して生体
組織を固定しているのに対して、生体吸収性からなる縫
合結紮具は、塑性変形が使用できないため機械的固定手
段を設ける必要があり、このために構造が複雑化すると
ともに大型化し、コイトアップの原因となっている。
【0007】そこで、前述のように問題を解決するため
に、生体吸収性材料が熱塑性変形であることに着目し、
生体吸収性材料からなる縫合結紮具を加熱し、熱変形さ
せることによって生体組織を固定する方法が考えられて
いる。
【0008】しかしながら、従来実用化されている生体
吸収性材料の熱変形温度は120℃〜220℃の範囲に
あるため、生体内で安全に加熱軟化することが難しく、
熱によって生体組織に悪影響を及ぼす恐れがあり、非実
用的であった。
【0009】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、小型で生体組織を縫
合結紮することが容易であり、生体に熱的影響を与える
ことがない生体用縫合結紮具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、生体吸収性材料からなり、熱変形によっ
て生体組織を縫合結紮する生体用縫合結紮具において、
縫合結紮具本体を、熱変形開始温度が摂氏45度以上、
100度以下の生体吸収性材料で形成したことを特徴と
する。
【0011】
【作用】縫合結紮具本体を45℃〜100℃の範囲で熱
変形させて生体組織を縫合結紮することにより、機械的
な固定手段を設けることなく固定され、熱変形温度が低
いため生体に熱的影響を与えることがない。
【0012】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図面に基づいて
説明する。
【0013】図1〜図4は第1の実施例を示す。図1に
示すように、縫合結紮具本体としてのクリップ1は、ヒ
ンジ部2とこのヒンジ部2によって結合された2つの把
持部3,3からなり、これら把持部3,3の背面には把
持用の突起部4,4が設けられている。
【0014】このクリップ1はジオキサンまたはラクタ
イドまたはジオキサノンまたはグリコライドの単独また
は共重合体により形成されており、重合体の5〜30重
量%を分子量1万以下の比較的低分子量体とすることに
より、熱変形温度を100℃以下、好ましくは熱変形温
度を45℃〜80℃としている。
【0015】図2は前記クリップ1を把持して結紮する
ためのクリップアプケータ5を示す。このクリップアプ
リケータ5の挿入部6は細径パイプによって形成され、
この挿入部6の先端部にはヒンジ7を支点として開閉自
在なクリップ把持部8,9が設けられている。これらク
リップ把持部8,9の互いに対向する面には凹部10が
設けられ、この凹部10には前記クリップ1の突起部
4,4が係合するようになっている。一方のクリップ把
持部9の基端部には連結ピン11を介して連結部材12
が連結され、この連結部材12には操作ロッド13が連
結されている。
【0016】この操作ロッド13は前記挿入部6に進退
自在に挿通され、挿入部6の基端部から突出している。
挿入部6の基端部には固定ハンドル14とこの固定ハン
ドル14に対して枢支ピン15によって回動自在に枢支
した可動ハンドル16からかる操作ハンドル17が設け
られている。
【0017】そして、この可動ハンドル16と前記操作
ロッド13とが連結されて、操作ハンドル17によって
操作ロッド13を進退させ、前記クリップ把持部8,9
を開閉操作できるようになっている。
【0018】挿入部6の内部には流体通路18が形成さ
れ、この流体通路18の一端側は挿入部6の先端開口1
9に連通し、他端側は挿入部6の基端側に設けた接続口
金20と連通している。この接続口金20にはシリンジ
21が着脱可能に接続されている。
【0019】次に、前述のように構成されたクリップ1
をクリップアプリケータ5によって生体の胆管あるいは
血管等の生体管路22を結紮する方法について説明す
る。図3に示すように、クリップアプリケータ5のクリ
ップ把持部8,9を開状態とし、このクリップ把持部
8,9間にクリップ1を挟み、突起部4,4を凹部10
に係合すると、クリップ1はクリップ把持部8,9から
容易に脱落しない状態となる。
【0020】術者が操作ハンドル17を把持して挿入部
6を生体の体腔内に挿入し、目的とする生体管路22を
クリップ1の把持部材3,3の間に入れ、操作ハンドル
17の可動ハンドル16を握ると、操作ロッド13が前
進してクリップ把持部8,9が閉じ、クリップ1の把持
部材3,3によって生体管路22が押し潰される。
【0021】この状態で、クリップ1を熱変形させるこ
とができる温度の温水等の加熱流体をシリンジ21から
圧送すると、加熱流体は流体通路18を通って挿入部6
の先端開口19からクリップ1に向かって噴出する。
【0022】クリップ1が加熱流体によって加熱される
と加熱軟化し、図4に示すように、把持部材3,3が生
体管路22を包み込むように変形する。次に、シリンジ
21から冷水を圧送すると、冷水は流体通路18を通っ
て挿入部6の先端開口19からクリップ1に向かって噴
出する。したがって、クリップ1は冷水によって冷却硬
化し、図4に示すようにクリップ1の把持部材3,3が
変形された状態で固まり、生体管路22が結紮される。
【0023】この実施例によれば、クリップ1を加熱流
体によって熱変形させることにより、生体管路22を簡
単に結紮でき、クリップ1に機械的な固定手段が不要と
なるため、クリップの小型化、簡便化が容易であり、か
つ熱変形温度が低いために生体に熱的影響を与える恐れ
はなく安全である。
【0024】図5は第2の実施例を示し、第1の実施例
と同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。ク
リップ1を把持して結紮するためのクリップアプケータ
5の一方のクリップ把持部9の内面には凹陥部23が設
けられ、この凹陥部23にはダーイオードまたはセラミ
ックヒータ等の発熱体24が収納されている。この発熱
体24は挿入部6に内装されたリード線25に接続さ
れ、このリード線25は挿入部6の基端部から外部に導
出して電源(図示しない)接続されている。
【0025】したがって、第1の実施例と同様に、クリ
ップ把持部8,9を閉じてクリップ1の把持部材3,3
によって生体管路22を押し潰した後、発熱体24に通
電してクリップ1を熱変形させることができる温度に加
熱して加熱軟化し、つづいて、クリップ1を冷却硬化す
ることにより把持部材3,3が変形された状態で固ま
り、生体管路22を結紮できる。
【0026】なお、クリップ1を加熱、冷却する手段と
しては、第1および第2の実施例に限定されず、レーザ
光による加熱、温風加熱等の加熱手段を用い、ガスを吹
き付けての冷却、冷媒等による冷却手段を用いてもよ
い。
【0027】図6および図7は第2の実施例を示す。図
6に示すように、縫合結紮具本体としてのステープラ3
1は、両端部に生体組織に刺入する鋭利な先端を有する
爪部32,32が設けられているとともに、両端部から
約1/3の位置で、しかも爪部32,32とは反対側に
凹部33,33が設けられている。
【0028】このステープラ31はジオキサンまたはラ
クタイドまたはグリコライドの単独または共重合体によ
り形成されており、成形時に脂肪酸または脂肪酸エステ
ルからなる可塑性を5〜40重量%混入することによ
り、熱変形温度を45℃〜80℃としている。
【0029】なお、可塑剤としては、各種市販可塑剤が
使用可能であるが、生体に対する安全性の観点から、セ
バシン酸ジブチル、エポキシ化大豆油、ステアリン酸ジ
ブチル、エポキシ化サフラワー油、オレイン酸エステル
類、リノール酸エステル類等が好適である。
【0030】前記ステープラ31を用いて生体組織を縫
合する場合には、まずステープラ31を加熱軟化した
後、縫合する生体組織34a,34bに爪部32,32
から刺入して図7に示すように変形させ、つづいてステ
ープラ31を冷却硬化して生体組織34a,34bを縫
合固定する。なお、ステープラ31の加熱、変形、硬化
には専用または汎用の縫合器を用いてもよい。
【0031】この実施例によれば、ステープラ31を熱
変形させることができる温度に加熱して加熱軟化し、つ
づいて、ステープラ31を冷却硬化することによりステ
ープラ31が変形された状態で固まり、生体組織34
a,34bを確実に縫合でき、ステープラ31に機械的
な固定手段が不要となるため、ステープラ31の小型
化、簡便化が容易であり、かつ熱変形温度が低いために
生体に熱的影響を与える恐れはなく安全である。
【0032】図8は第4の実施例を示す。第1の実施例
と同一形状のクリップ35は、ジオキサンまたはラクタ
イドまたはグリコライドの単独または共重合体により形
成されており、成形時に重合体の5〜40重量%の生体
用油性造影剤、例えばウログラフィン、リピオドール
(いずれも商品名)を混入させることにより、熱変形温
度を45℃〜80℃としている。
【0033】使用方法は第1の実施例と同様であり、第
1の実施例の効果に加え、造影剤が混入されているた
め、X線により体外から透視して位置を確認することが
できる。また、クリップ35が生体に吸収されるととも
に、クリップ35中の造影剤も吸収させるため、X線透
視によりクリップ35の吸収状況の確認が可能であると
いう効果がある。
【0034】図9は第5の実施例を示し、図10は第6
の実施例を示す。両実施例は、生体吸収性材料は強度敵
に低いため、生体吸収性材料からなるクリップやステー
プラ等の縫合結紮具は十分な強度を持たせるために肉厚
化、大型化が必要であることに着目してなされたもので
ある。
【0035】まず、第5の実施例に示すクリップ36
は、ジオキサンまたはラクタイドまたはグリコライドの
単独または共重合体に、生体吸収性セラミックスである
TCP(リン酸3カルシュウム)、HAP(ハイドロキ
シアパタイト)、リン酸4カルシュウムから選んだ1〜
2種のセラミックスの粉体を5〜45重量%混入して形
成したものである。
【0036】セラミックス粉末を混入したことによっ
て、強度の向上が図られ、クリップ36の薄肉化、小型
化が可能となる。また、生体吸収性のセラミックス粉末
を混入しているため、生体吸収性樹脂材料と合わせてセ
ラミックスの粉末も生体に吸収されるため、クリップ3
6が生体に残留することはない。なお、生体吸収性樹脂
材料は従来から使用されているものでも、第1〜第4の
実施例に示した熱変形温度を低下させたものでもよい。
【0037】第6の実施例に示すステープラ37は、ジ
オキサンまたはラクタイドまたはグリコライドの単独ま
たは共重合体に、生体吸収性ガラスセラミックスである
アパタイト微結晶とウオルストナイト微結晶を含むA−
W結晶化ガラスのフィラーないしファイバーを5〜45
重量%混入した成形したものである。
【0038】ガラスセラミックス粉末を混入したことに
よって、強度の向上が図られ、ステープラ37の薄肉
化、小型化が可能となる。また、生体吸収性のセラミッ
クス粉末を混入しているため、生体吸収性樹脂材料と合
わせてセラミックスの粉末も生体に吸収されるため、ス
テープラ37が生体に残留することはない。
【0039】また、ガラスセラミックスの吸収速度が遅
く、ガラスセラミックスが生体に残留する事態が発生し
ても安全性が高い。なお、生体吸収性樹脂材料は従来か
ら使用されているものでも、第1〜第4の実施例に示し
た熱変形温度を低下させたものでもよい。
【0040】図11は第7の実施例を示す。縫合結紮具
本体としての体内留置型クリップ38は、胆のう管、卵
管、血管等の体内管腔臓器を把持・閉塞する前端部3
9,39と、くの字形の後端部40とから構成されてい
る。前端部39,39の後端面には凸部41が設けら
れ、後端部40の前端には凸部41に嵌合する凹部42
が設けられ、後端部40に対して前端部39,39は一
体的に結合されている。前端部39,39の先端部には
管腔臓器を挟んだ後、係合して生体組織から外れにいよ
うに係合凸部43と係合凹部44が設けられている。
【0041】クリップ38は体内留置後、分解吸収され
るように生体吸収性材料によって形成されているが、肉
厚の大きい前端部39,39と肉厚の小さい後端部40
の生体への分解吸収速度を均一にするため後端部40の
方が前端部39,39より吸収速度が遅くなるように材
料によって調整している。
【0042】ここで、生体吸収性材料の体内分解速度に
係わる因子について述べる。生体吸収性材料の分解速度
を規定する材料固有の因子としては、(1) 分子量、(2)
重合組成、(3) 残存モノマー量、(4) 分子配列の規則性
が挙げられ、吸収速度を早めるためには(1) 分子量を少
なくする、(2) ポリーD,L乳酸とグリコール酸共重合
体においてグリコール酸の割合を増やす、(3) 残存モノ
マー量を多くする、(4) 分子の結晶性を高める、とすれ
ばよい。
【0043】そして、前述の結果により、吸収速度の早
い前端部39,39には例えば分子量約10万程度、ポ
リーD,L乳酸:グリコール酸=80:20、残存モノ
マー量14重量%の材料が用いられる。一方、吸収速度
の遅い後端部40には分子量約20万程度、ポリーD,
L乳酸:グリコール酸=100:0、残存モノマー量0
重量%の材料が用いられる。
【0044】このような材料によって形成したクリップ
38は、通常の方法により体腔内に導入され、アプリケ
ータによって体腔内の管腔臓器を結紮して閉塞する。そ
して、肉厚の大きい前端部39,39は吸収速度が早い
材料によって構成され、一方、肉厚の小さい後端部40
は吸収速度が遅い材料によって構成されているため、ク
リップ38全体としては均一な速度で生体に吸収されて
消失する。
【0045】このようにクリップ38はその肉厚によっ
て吸収速度が左右されず、全体的に均一に吸収されるた
め、従来のように肉厚の小さい後端部40の方が早く吸
収されてしまって脱落するという不具合が解消される。
【0046】図12は第8の実施例を示す。第7の実施
例と同様に胆のう管、卵管、血管等の体内管腔臓器を把
持・閉塞する縫合結紮具本体としての体内留置型クリッ
プ45は、前端部46,46と、くの字形の後端部47
とが一体成形されている。
【0047】そして、第7の実施例と同様に吸収速度を
変える材料因子を調整して前端部46,46の方が後端
部47より早く吸収される材料で形成されている。すな
わち、前端部46,46と後端部47は材料組成が傾斜
的に変化している。
【0048】このように形成されたクリップ45は、通
常の方法により体腔内に導入され、アプリケータによっ
て体腔内の管腔臓器を結紮して閉塞することにより、第
7の実施例と同様の作用により、クリップ45の全体が
均一な速度で生体に吸収されて消失する。この実施例に
よれば、クリップ45が一体成形されているため、前端
部46,46と後端部47とが分離する恐れはなく、ま
た製作も容易である。
【0049】なお、生体へ吸収される吸収速度を変える
例としてはクリップに限定されるものではなく、ステー
プラやメッシュに採用してもよく、また、クリップ、ス
ケープラの形状は実施例に限定されるものではない。
【0050】図13〜図20に示す実施例は、構造およ
び形状が異なるクリップ、ステープラ等を示すもので、
いずれも第7の実施例および第8の実施例と同様に体内
留置後、分解吸収されるように生体吸収性材料によって
形成されている。さらに、肉厚の大きい部分と肉厚の小
さい部分の生体への分解吸収速度を均一にするため、肉
厚の大きい部分の方が肉厚の小さい部分より吸収速度が
遅くなるように材料によって調整している。
【0051】図13は第9の実施例を示す。クリップ5
1は、把持部52の内面に滑り止め歯53を設けたもの
である。滑り止め歯53を設けたことにより、生体管路
を結紮したときに滑り止め歯53が生体管路の組織に食
い込みクリップ51の締め付け固定力が向上し、クリッ
プ51の移動、脱落を防止できる。
【0052】図14は第10の実施例を示す。同図
(a)に示すクリップ54は、一方の把持部55の略中
心部内側に鋭利な先端部を有する固定用突起56を設
け、他方の把持部57に固定用突起56に対応する連結
用穴58を設けたものである。したがって、同図(b)
に示すように、クリップ54によって生体管路59を結
紮したとき固定用突起56が生体管路59を貫通して連
結用穴58に係合して固定力が向上し、クリップ54の
移動、脱落を防止できる。
【0053】図15は第11の実施例を示す。同図
(a)に示すクリップ60は、第1の把持部材61と第
2の把持部材62とをヒンジ部63によって回動自在に
連結され、第1の把持部材61の先端部の外周部にはラ
チェット歯64が形成されている。第2の把持部材62
は略並行に設けた2枚の把持板65,66を先端部にお
いてラチェット歯64と係合するラチェット部材67に
よって連結されている。
【0054】したがって、同図(b)に示すように、ク
リップ60によって生体管路68を結紮したとき、第1
の把持部材61と第2の把持部材62はラチェット歯6
4とラチェット部材67との係合によって連結される。
しかも、ラチェット歯64を複数設けているため、締め
代を自由に選択でき、同一サイズのクリップ60で様々
な径の生体管路68に対応できる。また、同図(c)に
示すように、生体管路68を第2の把持部材62、把持
板65,66の3枚で挟み込んでいるため締め付けが強
固であり、クリップ60の移動、脱落を防止できる。
【0055】図16は第12の実施例を示す。同図
(a)に示すステープラ69は、本体70に2本の脚部
71がヒンジ部72によって回動自在に設けられてい
る。本体70の両端部には係合穴73が設けられ、脚部
71には係合穴73に係合する突起74が設けられてい
る。したがって、同図(b)に示すように、生体組織7
5,76を縫合したとき、係合穴73に突起74が係合
しているため、脚部71が開いてステープラ69が脱落
する恐れはない。
【0056】図17は第13の実施例を示す。同図
(a)(b)に示すステープラ77は、第3の実施例に
示したステープラ本体78と、このステープラ本体78
を縫合するために変形した際に嵌合可能な開口部を有す
る固定部材79とから構成されている。
【0057】したがって、同図(c)に示すように、ス
テープラ本体78によって生体組織80,81を縫合固
定し、このステープラ本体78に固定部材79を嵌合す
ることにより、ステープラ77の変形、脱落を防止でき
る。
【0058】図18は第14の実施例を示す。同図
(a)に示すステープラ80は、ステープラ本体81
と、このステープラ本体81を縫合するために変形した
際にステープラ本体81の凹部82と嵌合可能な凸部8
3を有する固定部材84とから構成されている。
【0059】したがって、同図(b)に示すように、ス
テープラ本体81によって生体組織85,86を縫合固
定し、このステープラ本体81に固定部材84を嵌合す
ることにより、ステープラ80の変形、脱落を防止でき
る。
【0060】図19は第15の実施例を示す。同図
(a)(b)に示すクリップ87は、ヒンジ部88によ
って連結された第1の固定部材89と第2の固定部材9
0とからなり、第1の固定部材89の先端部にはラチェ
ット歯を有する固定用突起91が突設され、第2の固定
部材90には固定用突起91と嵌合する嵌合部92が設
けられている。この嵌合部92には固定用突起91のラ
チェット歯と係合するラチェット部材93が設けられて
いる。
【0061】したがって、固定用突起91を嵌合部93
に嵌合することによってラチェット歯とラチェット部材
93とが噛み合い生体管路を強固に結紮でき、またラチ
ェット歯とラチェット部材93との噛み合い位置を変え
ることによって締め付け力量を調整することが可能であ
る。
【0062】図20は第16の実施例を示す。同図
(a)に示す縫合具94は、円盤状の本体95に螺旋状
の縫合針96と回転止め針97が設けられている。した
がって、同図(b)に示すように、本体95を回して生
体組織98,99に縫合針96を刺入することによって
縫合針96によって生体組織98,99を縫合でき、ま
た回転止め針97によって縫合具94の脱落を防止でき
る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、生体吸収性材料からなる縫合結紮具本体を、熱変形
開始温度が摂氏45度以上、100度以下の生体吸収性
材料で形成したことによって、小型で生体組織を縫合結
紮することが容易であり、生体に熱的影響を与えること
がなく安全性の高い生体用縫合結紮具を提供できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示すクリップの側面
図。
【図2】同実施例のクリップアプリケータの縦断側面
図。
【図3】同実施例のクリップアプリケータの把持部を示
す側面図。
【図4】同実施例のクリップによって生体管路を結紮し
た状態の側面図。
【図5】この発明の第2の実施例を示すクリップアプリ
ケータの縦断側面図。
【図6】この発明の第3の実施例を示すクリップの側面
図。
【図7】同実施例のクリップによって生体組織を縫合し
た状態を示す断面図。
【図8】この発明の第4の実施例を示すクリップの側面
図。
【図9】この発明の第5の実施例を示すクリップの側面
図。
【図10】この発明の第6の実施例を示すステープラの
側面図。
【図11】この発明の第7の実施例を示すクリップの斜
視図。
【図12】この発明の第8の実施例を示すクリップの斜
視図。
【図13】この発明の第9の実施例を示すクリップの斜
視図。
【図14】この発明の第10の実施例を示すクリップの
斜視図および使用状態図。
【図15】この発明の第11の実施例を示すクリップの
斜視図および使用状態図。
【図16】この発明の第12の実施例を示すステープラ
の斜視図および使用状態図。
【図17】この発明の第13の実施例を示すステープラ
の斜視図。
【図18】この発明の第14の実施例を示すステープラ
の斜視図および使用状態図。
【図19】この発明の第15の実施例を示すクリップの
斜視図および要部断面図。
【図20】この発明の第16の実施例を示す縫合具の斜
視図および使用状態図。
【符号の説明】
1…クリップ(縫合結紮具本体)、2…ヒンジ部、3…
把持部、22…生体管路。
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】しかしながら、従来実用化されている生体
吸収性材料の熱変形温度は120℃〜220℃の範囲に
あるため、加熱、冷却などの温度制御がむずかしく、安
定した融着が困難であった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、小型で生体組織を縫
合結紮することが容易であり、かつ簡単な方法で温度制
御でき、安定した融着が行える生体用縫合結紮具を提供
することにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【作用】縫合結紮具本体を45℃〜100℃の範囲で熱
変形させて生体組織を縫合結紮することにより、機械的
な固定手段を設けることなく固定され、熱変形温度が低
いため温度制御し易く、安定して融着することができ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】この実施例によれば、クリップ1を加熱流
体によって熱変形させることにより、生体管路22を簡
単に結紮でき、クリップ1に機械的な固定手段が不要と
なるため、クリップの小型化、簡便化が容易であり、か
つ熱変形温度が低いために加熱、冷却が容易な方法で行
うことができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】この実施例によれば、ステープラ31を熱
変形させることができる温度に加熱して加熱軟化し、つ
づいて、ステープラ31を冷却硬化することによりステ
ープラ31が変形された状態で固まり、生体組織34
a,34bを確実に縫合でき、ステープラ31に機械的
な固定手段が不要となるため、ステープラ31の小型
化、簡便化が容易であり、かつ熱変形温度が低いために
加熱、冷却が容易な方法で行うことができる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】ここで、生体吸収性材料の体内分解速度に
係わる因子について述べる。生体吸収性材料の分解速度
を規定する材料固有の因子としては、(1) 分子量、(2)
重合組成、(3) 残存モノマー量、(4) 分子配列の規則性
が挙げられる。分子量については分子量が大きいほど吸
収速度が遅くなり、分子量を低下させると吸収速度が早
まる。重合組成についてはポリ乳酸とポリグリコール酸
の共重合体を例に挙げると、グリコール酸の割合が低い
物ほど分解速度が遅くなり、グリコール酸の割合を増や
すと分解速度が早まる。また、残存モノマー量は、多く
なるほど分解速度が早まる傾向を有する。分子配列に関
しては結晶性の高い物ほど分解速度が遅くなり、結晶性
の低い物ほど分解速度が早くなる。ポリ乳酸を例に取る
と、乳酸は光学異性体を有するため、L体のみ重合した
ポリ−L乳酸およびD体のみ重合したポリ−D乳酸は結
晶性が高く分解速度が遅いが、D体とL体の共重合物で
あるポリ−D,L乳酸では非晶質となり分解速度が早く
なる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】そして、前述の結果により、吸収速度の早
い前端部39,39には例えば平均分子量約10万程
度、ポリ−D,L乳酸:グリコール酸=80:20の共
重合体であり、残存モノマー量14重量%の材料が用い
られる。一方、吸収速度の遅い後端部40には平均分子
量約20万程度であり、かつ残存モノマーを含まないポ
リ−D乳酸の単独重合体が用いられる。
フロントページの続き (72)発明者 向澤 明人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 木村 修一 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 塚越 壯 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 平尾 勇実 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中田 明雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 備藤 士郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体吸収性材料からなり、熱変形によっ
    て生体組織を縫合結紮する生体用縫合結紮具において、
    縫合結紮具本体を、熱変形開始温度が摂氏45度以上、
    100度以下の生体吸収性材料で形成したことを特徴と
    する生体用縫合結紮具。
JP4144299A 1992-06-04 1992-06-04 生体用縫合結紮具 Withdrawn JPH05337123A (ja)

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