JPH05337415A - 帯状金属板の両面塗装方法とその装置 - Google Patents

帯状金属板の両面塗装方法とその装置

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JPH05337415A
JPH05337415A JP4007993A JP4007993A JPH05337415A JP H05337415 A JPH05337415 A JP H05337415A JP 4007993 A JP4007993 A JP 4007993A JP 4007993 A JP4007993 A JP 4007993A JP H05337415 A JPH05337415 A JP H05337415A
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strip
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武彦 亀山
Toshio Arai
俊夫 荒井
Tetsui Shibuya
哲以 渋谷
Yoshiteru Kondo
芳輝 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状金属板の表面を塗装してから裏面を連続
的に塗装する際に、表裏の相対的な塗装位置がずれるこ
とのないような調整ができる帯状金属板両面塗装方法と
その装置を提供する。 【構成】コイル状に巻かれた帯状金属板12を解きつつ
送り出し、表面を塗装してから裏面を塗装する。帯状金
属板12の表面上の塗装13の位置から板縁12aまで
の距離a、その板縁12aから裏面塗装ロール19の延
長上にある平行基準22までの距離bを実測し、その実
測距離aと設計距離の差Δaを表面塗装ロールの移動距
離としてその回転軸の軸方向に移動させて表面塗装ロー
ルの位置を調整し、実測距離bと設計距離の差Δbを裏
面塗装ロール19の移動距離としてその回転軸19aの
軸方向xに移動させて裏面塗装ロール19の位置を調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルに巻かれた帯状
の金属板から溶接缶の缶胴などを形成するにあたり、金
属板に両面ストライプ塗装するコイルの両面塗装方法と
両面塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶接缶を製造するには、缶胴数十
缶分の大きさに相当する切り板の金属板(メッキ鋼板)
を使用していた。図6に示すように金属板112の表面
に缶胴の大きさに対応した塗装113がなされ、井桁模
様の未塗装部分115が残されている。金属板112の
裏面にも表面の塗装113に対応する塗装が施されてい
る。この未塗装部分115が裁断されて、1つずつの缶
胴のブランク板が造られる。このブランク板を管状に丸
めて未塗装部分115どうしを重ね合わせ、電気溶接で
接合すると缶胴が完成する。未塗装部分は、防錆のため
電気溶接後に内外面とも塗装される。電気溶接は未塗装
部分115の電気導電性のために可能となるものであ
る。未塗装部分の幅は狭い程好ましいが、電気溶接する
ための重ね合わせ幅として0.4〜0.5mm程度が必
要であるため、裁断しろも含めて表裏とも幅4mm程度
以下にしている。しかも表裏の塗装位置は、精度良く一
致している必要がある。
【0003】一方、従来から缶蓋などを製造するには、
連続コイル塗装装置が用いられている。この塗装装置
は、図3に示すようにコイル状に巻かれた帯状金属板1
2をアンコイラー10から解きつつ送り出し、塗装機1
6内(図4参照)の表面塗装ロール18で表面を塗装
し、裏面を裏面塗装ロール19で塗装してから、オーブ
ン20内を通過させて両面の塗装を一度に乾燥焼付す
る。この方法によれば帯状金属板12の両面に高速度で
大量に連続塗装できる。
【0004】帯状金属板に未塗装部分を残して連続塗装
する装置は、特公昭60-53670号公報に開示されており、
そのような未塗装部分を有する鋼板は缶の製造に利用で
きる旨の記載がある。しかしこの装置は、片面の塗装だ
けをするものであり、一般の缶詰缶の素材のように表裏
両面に塗装が要求される場合には使用できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3、図4に示した連
続コイル塗装装置を利用し、帯状金属板12の表面およ
び裏面に未塗装部分を残して塗装を施すと、表面および
裏面の塗装位置のずれがかなり大きく、これを裁断した
缶胴のブランク板は電気溶接するための重ね合わせ幅に
過不足が生じてしまう。このように表裏の塗装位置にず
れが生ずる原因は以下の理由による。表面塗装ロール1
8の位置から裏面塗装ロール19を通ってオーブン20
の出口まで、金属板12には未乾燥の塗装が付着してい
るため、これを挟持することはできない。そこで帯状金
属板12は表面塗装前の位置とオーブン乾燥後の位置を
保持して強い張力で引っ張って搬送姿勢が維持されてい
る。ところが、この距離が数十メートルにも及ぶため、
帯状金属板12は振動してしまう。その結果、表面塗装
ロール18の位置から裏面塗装ロール19の位置まで搬
送される間に帯状金属板12が蛇行をし、表面塗装位置
および裏面塗装位置を設計どおり精度良く合わせること
は極めて困難である。
【0006】本発明は前記の課題を解決するもので、帯
状金属板の表面および裏面に未塗装部分を残して塗装を
施す際に、表面および裏面の塗装位置にずれが生じない
ように塗装位置の調整を迅速かつ簡易に行うことができ
る両面塗装方法とその装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの本発明の帯状金属板の両面塗装方法及び両面塗装装
置を図に従って説明する。
【0008】本発明の帯状金属板の両面塗装方法は、コ
イル状に巻かれた帯状金属板を解きつつ送り出し、表面
を塗装してから裏面を塗装する両面塗装方法に関するも
のである。この両面塗装方法は、図1および図2に示す
ように、帯状金属板12の表面上の塗装13の位置から
帯状金属板の板縁12aまでの距離a、その板縁12aか
ら裏面塗装ロール19の延長上にある平行基準22まで
の距離bを実測し、その実測距離aと設計距離の差Δa
を表面塗装ロール18の移動距離としてその回転軸18
aの軸方向xに移動させて表面塗装ロール18の位置を
調整し、実測距離bと設計距離の差Δbを裏面塗装ロー
ル19の移動距離としてその回転軸19aの軸方向xに移
動させて裏面塗装ロール19の位置を調整する。
【0009】本発明の帯状金属板の両面塗装装置は、図
4に示すようにアンコイラーから送られてくる帯状金属
板12の表面に回転接触する表面塗装ロール18、およ
び裏面に回転接触する裏面塗装ロール19が順に設置さ
れている両面塗装装置に関するものである。この両面塗
装装置は、図1および図2に示すように、裏面塗装ロー
ル19上にあって表面が既に塗装されている帯状金属板
12と、裏面塗装ロール19の塗装部14より該裏面塗装
ロールの軸方向に離れ塗装部14の端面に平行で一体に
回転する平行基準22とを視野にする距離測定手段23
を有している。距離測定手段23の出力信号より表面塗
装誤差Δaを算出する演算器51・52、表面制御手段
53の制御により表面塗装誤差Δaを駆動量として表面
塗装ロール18をその軸18a方向に移動させる表面塗装
ロール駆動源45・46が設けられている。同じく距離
測定手段23の出力信号より裏面塗装誤差Δbを算出す
る演算器41・42、裏面制御手段43の制御により裏
面塗装誤差Δbを駆動量として裏面塗装ロール19をそ
の軸19a方向に移動させる裏面塗装ロール駆動源25
・26が設けられている。
【0010】本発明の別な態様では、図3に示す帯状金
属板12をアンコイラー10から解きつつ送り出し、塗
装機16の正しい位置に誘導するために、帯状金属板1
2の幅方向を制御するガイドロール208が設けられて
いてもよい。この場合には、塗装位置にずれが生じるの
は表面と裏面の相対塗装位置がずれるだけであるから、
表面塗装ロール18および裏面塗装ロール19のうちい
ずれか一方をその軸方向に移動させればよい。
【0011】
【作用】本発明の帯状金属板の両面塗装方法および両面
塗装装置によれば、実測した表面塗装誤差Δaをもとに
表面塗装ロール18を移動させて位置調整される。さら
に実測した裏面塗装誤差Δbをもとに裏面塗装ロール1
9を移動させて位置調整される。そのため、表面上の塗
装13の位置および裏面上の塗装14の位置は、ともに
設計距離に近づいてゆく。それらの相対位置も一致して
ゆく。
【0012】
【実施例】以下、本発明を適用する両面塗装方法とその
装置の実施例を図面により詳細に説明する。
【0013】本発明の両面塗装装置は、図3に示す連続
コイル塗装装置一部を構成するものである。連続コイル
塗装装置は、アンコイラー10から解かれて進んでくる
帯状金属板(スズメッキ鋼板)12の搬送方向に沿って
縫合機2、入口アキュムレータ3、塗装機16、オーブ
ン20が配置され、さらに図示を省略する出口アキュム
レータ、切断機、巻取りリールが配置されている。アン
コイラー5はアンコイラー10に隣接して待機状態で配
置されている。
【0014】塗装機16は、その詳細を図4に示すよう
に、帯状金属板12を挟んでその表面に表面塗装ロール
18と裏面にバックアップロール6が当接している。表
面塗装ロール18は、外表面に塗装形状に対応した凹凸
が形成され、塗料の供給ロール7に当接しながらリバー
ス回転する。供給ロール7は、一部がパン9内の塗料に
浸漬し、調整ロール8に接触している。さらに帯状金属
板12の進行先には、帯状金属板12の裏面に裏面塗装
ロール19が当接している。裏面塗装ロール19は、塗
料の供給ロール17に当接しながらリバース回転する。
供給ロール17は、一部がパン16内の塗料に浸漬し、
調整ロール11に接触している。
【0015】図1に本発明の両面塗装装置の要部である
裏面塗装ロール19の近傍の断面図が示されている。裏
面塗装ロール19の外表面には、帯状金属板12の裏面
塗装14の形状に対応した凸部(塗装部)28および凹
部(非塗装部)29が形成されている。そして裏面塗装
ロール19の非塗装領域の外表面には、平行基準となる
溝22が1周にわたって形成されている。裏面塗装ロー
ル19の上方には、塗装中の帯状金属板12の表面塗装
13の端から平行基準溝22までを視野とするラインセ
ンサカメラ23が設けられている。
【0016】図2には、本発明の両面塗装装置のブッロ
ク図が示されている。
【0017】ラインセンサカメラ23には表面塗装ロー
ル18の駆動制御系および裏面塗装ロール19の駆動制
御系が接続されている。すなわちラインセンサカメラ2
3には誤差判定器51が接続され、さらに送り量演算器
52、回転制御器53が接続されている。回転制御器5
3の制御で回転するサーボモータ45には、回転運動を
往復運動に変換するギア群46が係合している。そのギ
ア群46の駆動片は、表面塗装ロール18の回転軸18
aの軸受け47および48に係合している。軸受け47
および48はギア群46の駆動片の駆動により回転軸1
8aの軸方向に表面塗装ロール18とともに摺動するよ
うになっている。なお、回転軸18aは常法どおり回転
源44に繋がっている。またラインセンサカメラ23に
は誤差判定器41が接続され、さらに送り量演算器4
2、回転制御器43が接続されている。回転制御器43
の制御で回転するサーボモータ25には、回転運動を往
復運動に変換するギア群26が係合している。そのギア
群26の駆動片は、裏面塗装ロール19の回転軸19a
の軸受け31および32に係合している。軸受け31お
よび32はギア群26の駆動片の駆動により回転軸19
aの軸方向に裏面塗装ロール19とともに摺動するよう
になっている。なお、回転軸19aは常法どおり回転源
34に繋がっている。
【0018】上記装置で、図3に示すように帯状金属板
12はアンコイラー10から解かれて進行してゆき、縫
合機2、入口アキュムレータ3を通って塗装機16に搬
送されてゆく。尚、アンコイラー10の帯状金属板12
が終端になったときには、その終端をアンコイラー5の
帯状金属板の先端に縫合機2で接合し、連続して送るこ
とができる。接合の間は入口アキュムレータ3で蛇行し
ている帯状金属板12の蛇行量を減らしながら供給して
ゆくので連続的な搬送が可能である。
【0019】塗装機16に搬送された帯状金属板12
は、図4に示すように、その表面に表面塗装ロール18
が当接して表面塗装13がなされる。さらに帯状金属板
12が進行し、帯状金属板12の裏面に裏面塗装ロール
19が当接して裏面塗装14がなされる。この位置でラ
インセンサカメラ23による計測がなされる。
【0020】ラインセンサカメラ23による計測は、図
1に示すように平行基準溝22から表面塗装13の端部
まで1次元走査することにより計測される。図1にはこ
のときのラインセンサカメラ23の出力電圧が示してあ
る。
【0021】この出力電圧より誤差判定器51で帯状金
属板12の表面上の塗装13の端から帯状金属板の幅方
向の板縁12aまでの実測距離aを求めることができ
る。誤差判定器51には、塗装13の端から幅方向の板
縁12aまでの設計上の距離Aが設定してあり、実測距
離aと設計距離Aとの差Δa(=a−A)を出力する。
この差Δa、すなわち表面塗装誤差から送り量演算器5
2ではモータ45の回転方向および回転回数を演算す
る。回転制御器53は、送り量演算器52から入力した
回転方向および回転回数をもとにモータ45への供給電
力を変化させる。モータ45の回転はギア群46により
往復運動に変換され、ギア群46の駆動片により駆動さ
れて軸受け47および48が移動する。それにより表面
塗装ロール18が回転軸18aの方向に移動し、やがて表
面塗装誤差Δa=0に収斂する。一連の動作が繰り返し
続けられることにより、帯状金属板12の縁12aから
表面塗装13までの実測距離aが設計距離Aに一致して
ゆく。
【0022】図1に示すラインセンサカメラ23の出力
電圧より誤差判定器41で帯状金属板12の幅方向の板
縁12aから平行基準溝22までの実測距離bを求める
ことができる。誤差判定器41には、板縁12aから平
行基準溝22までの設計上の距離Bが設定してあり、実
測距離bと設計距離Bとの差Δb(=b−B)を出力す
る。この差Δb、すなわち裏面塗装誤差は帯状金属板1
2の幅方向の板縁12aから裏面塗装14の端までの距離
の誤差Δdに一致する。平行基準溝22から裏面塗装1
4の端までの距離をcとしたとき、板縁12aから裏面
塗装14の端までの距離d=c−bである。距離cは、
裏面塗装ロール19に固有のものであるから装置の定数
であり、Δd=D−d=(c−d)−(c−D)=b−
B=Δbである(dおよびDは、板縁12aから裏面塗
装14の端までの夫々実測距離および設計距離)。誤差
Δbから送り量演算器42ではモータ25の回転方向お
よび回転回数を演算する。回転制御器43は、送り量演
算器42から入力した回転方向および回転回数をもとに
モータ25への供給電力を変化させる。モータ25の回
転はギア群26により往復運動に変換され、ギア群26
の駆動片により駆動されて軸受け31および32が移動
する。それにより裏面塗装ロール19が回転軸19aの方向
に移動する。やがて表面塗装誤差Δb=0に収斂する。
一連の動作が繰り返し続けられることにより、帯状金属
板12の幅方向の板縁12aから裏面塗装14までの実
測距離dが設計距離Dに一致してゆく。
【0023】このようにして表面塗装13と裏面塗装1
4が終了した帯状金属板12は、図3に示すように塗装
機16から排出搬送され、オーブン20内に入って塗装
の焼付乾燥がされ、出口アキュムレータ(不図示)を通
って巻取りリールに巻かれてゆく。定長だけ巻取られる
と末端が切断機で切断され、新しい巻取りリールにつけ
替えられる。この作業の間は出口アキュムレータが作用
するため、塗装機16等は連続的に作業を続けることが
できる。リールに巻取られた塗装済の帯状金属板は、缶
胴を製造するためのブランク板を切り出す材料として供
される。
【0024】上記実施例では平行基準22は裏面塗装ロ
ール19上の溝を例示したが、描かれた線であっても実
施可能であり、また必ずしも連続しているものでなくて
断続している平行基準でも良い。平行基準それ自身は、
裏面塗装ロール19とは別体のものであっても、ともに
回転し、移動するものであればよい。
【0025】距離測定手段23は、前記のラインセンサ
カメラ以外に高精度のTVカメラやレーザ距離測定器な
ど各種の非接触式の距離測定が使用できる。
【0026】この実施例によれば、表面塗装ロ−ル18
の位置から裏面塗装ロ−ル19の位置まで搬送される間
に帯状金属板12が蛇行しても、裏面側の塗装位置を先
に施された表面側の塗装位置とずれが生じないように迅
速に調整することができ、表裏両面に高精度な相対位置
の連続塗装が可能となる。しかも、各塗装ロ−ルの調整
手段が距離測定手段と連係して自動的に駆動されるた
め、塗装位置の調整作業を無人で正確に行なうことがで
きる。また、塗装済の帯状金属板から切り出されたブラ
ンク板で缶胴を製造する際に発生し易い塗装誤差による
トラブルを防止することができる。
【0027】尚、本発明の両面塗装方法及び両面塗装装
置は、上記実施例では溶接缶の缶胴に使用するブランク
板を製造するための例を示してあるが、この例に限ら
ず、表裏両面に高精度な相対位置の塗装が要求されるも
のを製造する場合にも適用できる。
【0028】図5には別な実施例を示す。この実施例で
は、表面塗装ロール18と裏面塗装ロール19のいずれ
か一方だけ軸方向に移動させ、もう一方を固定し、固定
側となる塗装ロールの塗装誤差をガイドロールを用いた
板縁位置制御機構で調整するようにしてある。この板縁
制御機構には、平行に設置された2本のロールで構成さ
れ、このロール機構へ入ってくる帯状金属板の平面の中
心を回転中心とするセンターピボット式と、1本または
2本のロールよりなり、ガイドロール上流側に仮想支点
を作りこれを中心にロールの向きを変えるエンドピボッ
ト式があり、いずれでも使用できる。
【0029】以下、表面塗装ロール18側を固定、裏面
塗装ロール19側を移動させる例について説明する。ラ
インセンサカメラ23には、裏面塗装ロール19の駆動
制御系が接続されるとともに、帯状金属板の幅方向の位
置を制御して塗装機16に誘導する板縁位置制御系が接
続されている。
【0030】移動側となる裏面塗装ロール19の駆動制
御系は前述の図2に示した実施例のとおりになってい
る。なお、裏面塗装ロールの塗装部より裏面塗装ロール
の軸方向に離れ塗装部の端面に平行で一体に回転する平
行基準とを視野とするラインセンサカメラ23は図2に
示した実施例と同じである。
【0031】一方ラインセンサカメラ23に接続されて
いる板縁位置制御装置は、図5に示すようにラインセン
サカメラ23に誤差判定器51が接続され、さらに制御
量演算器202、制御器203が接続されている。制御
器203の制御で駆動するシリンダ205には、ガイド
ローラ208の回転軸を支持するエンドピボット方式の
ガイドロール機構207が連結され、ガイドロール機構
207を動かすことによりガイドロール208がθの範
囲で傾動するようになっている。
【0032】ラインセンサカメラ23の出力電圧より誤
差判定器51は実測距離aを求め、実測距離aと設計距
離Aとの差Δaを演算器202に出力する。演算器20
2ではΔaをガイドロール208の制御量としてその傾
動角αを演算する。制御器203は演算器202から入
力した傾動角αをもとにシリンダ205を駆動させガイ
ドロール機構207の向きを変えるとガイドロール20
8が角度αだけ傾く。これにより帯状金属板を塗装機側
へ運ぶと同時にその進む方向を変え、塗装機16が正しい
位置へ誘導されてゆき、やがて表面塗装誤差Δa=0に
収斂する。
【0033】実測距離bと設計距離Bとの差Δbは、図
2に示した実施例で説明したのと同様に、送り量演算器
42でモータ25の回転方向および回転回数を演算し、
回転制御器43でモータ25の回転が制御されて0に収
斂してゆく。
【0034】このように図5に示す実施例では、迅速に
表面と裏面の塗装の相対位置を一致させることができ
る。特に塗装ロールを軸方向に移動させる駆動源が片方
だけでよく位置スペースが少なくて済み、設備上有利と
なる。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明を適
用する両面塗装及び両面塗装装置では、帯状金属板の表
面および裏面に未塗装部分を残して塗装を施す際に、表
面および裏面の塗装位置にずれが生じないように塗装位
置の調整を迅速かつ簡易に行なうことができる。また、
塗装誤差の調整を迅速に行なえる結果、金属版の両面に
未塗装部分を残し高精度な相対位置の連続塗装が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する両面塗装装置の実施例の要部
断面図。
【図2】本発明を適用する両面塗装装置の実施例のブロ
ック図。
【図3】本発明を適用する両面塗装装置を含む連続コイ
ル塗装装置の全体図。
【図4】連続コイル塗装装置の塗装機周辺の図。
【図5】本発明を適用する両面塗装装置の別な実施例の
ブロック図。
【図6】従来の切り板金属板の塗装状態を示す斜視図。
【符号の説明】
2は縫合機、3は入口アキュムレータ、5・10はアンコ
イラー、6はバックアップロール、7は供給ロール、8
は塗料の調整ロール、9はパン、11は調整ロール、1
2は帯状金属板、12aは板縁、13は表面塗装、14
は裏面塗装、15は未塗装部分、16は塗装機、17は
供給ロール、18は表面塗装ロール、18aは回転軸、
19は裏面塗装ロール、19aは回転軸、20はオーブ
ン、22は平行基準溝、23はラインセンサカメラ、2
5・45はサーボモータ、26・46はギア群、28は
凸部、29は凹部、30は未塗装部分、31・32およ
び47・48は軸受け、34・44は回転源、41・5
1は誤差判定器、42・52は送り量演算器、43・5
3は回転制御器、112は金属板、113は塗装、11
5は未塗装部分、202は制御量演算器、203は制御
器、205はシリンダ、207はガイドロール機構、2
08はガイドローラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル状に巻かれた帯状金属板を解きつ
    つ送り出し、表面を塗装してから裏面を塗装する両面塗
    装方法において、帯状金属板の表面上の塗装位置から幅
    方向の板縁までの距離a、その板縁から裏面塗装ロール
    の延長上にある平行基準までの距離bを実測し、実測距
    離aと設計距離の差Δaを表面塗装ロールの移動距離と
    してその回転軸の軸方向に移動させて表面塗装ロールの
    位置を調整し、実測距離bと設計距離の差Δbを裏面塗
    装ロールの移動距離としてその回転軸の軸方向に移動さ
    せて裏面塗装ロールの位置を調整することを特徴とする
    帯状金属板の両面塗装方法。
  2. 【請求項2】 コイル状に巻かれた帯状金属板を解きつ
    つ送り出し、ガイドロールにより帯状金属板の幅方向を
    制御して塗装位置に誘導し、表面を塗装してから裏面を
    塗装する両面塗装方法において、表面上の塗装位置から
    幅方向の板縁までの距離a、その板縁から裏面塗装ロー
    ルの延長上にある平行基準までの距離bを実測し、実測
    距離aと設計距離の差Δaを表面塗装ロールの移動距離
    としてその回転軸の軸方向に移動させて表面塗装ロール
    の位置を調整し、実測距離bと設計距離の差Δbを前記
    ガイドロールの制御量としてその回転軸を傾動させて板
    縁の幅方向位置を調整することを特徴とする帯状金属板
    の両面塗装方法。
  3. 【請求項3】 コイル状に巻かれた帯状金属板を解きつ
    つ送り出し、ガイドロールにより帯状金属板の幅方向を
    制御して塗装位置に誘導し、表面を塗装してから裏面を
    塗装する両面塗装方法において、表面上の塗装位置から
    幅方向の板縁までの距離a、その板縁から裏面塗装ロー
    ルの延長上にある平行基準までの距離bを実測し、実測
    距離aと設計距離の差Δaを前記ガイドロールの制御量
    としてその回転軸を傾動させて板縁の幅方向位置を調整
    し、実測距離bと設計距離の差Δbを裏面塗装ロールの
    移動距離としてその回転軸の軸方向に移動させて裏面塗
    装ロールの位置を調整することを特徴とする帯状金属板
    の両面塗装方法。
  4. 【請求項4】 アンコイラーから送られてくる帯状金属
    板の表面に回転接触する表面塗装ロール、および裏面に
    回転接触する裏面塗装ロールが順に設置されている両面
    塗装装置において、裏面塗装ロール上にあって表面が既
    に塗装されている帯状金属板と、裏面塗装ロールの塗装
    部より該裏面塗装ロールの軸方向に離れ塗装部の端面に
    平行で一体に回転する平行基準とを視野にする距離測定
    手段を有し、該距離測定手段の出力信号から表面塗装誤
    差Δaを算出する演算手段、表面制御手段の制御により
    表面塗装誤差Δaを駆動量として表面塗装ロールをその
    軸方向に移動させる表面塗装ロール駆動源、同じく距離
    測定手段の出力信号から裏面塗装誤差Δbを算出する演
    算手段、裏面制御手段の制御により裏面塗装誤差Δbを
    駆動量として裏面塗装ロールをその軸方向に移動させる
    裏面塗装ロール駆動源が設けられていることを特徴とす
    る帯状金属板の両面塗装装置。
  5. 【請求項5】 アンコイラーから送られてくる帯板金属
    板の幅方向の位置制御を行うガイドロールを有し、帯状
    金属板の表面に回転接触する表面塗装ロール、および裏
    面に回転接触する裏面塗装ロールが順に設置されている
    両面塗装装置において、裏面塗装ロール上にあって表面
    が既に塗装されている帯状金属板と、裏面塗装ロールの
    塗装部より該裏面塗装ロールの軸方向に離れ塗装部の端
    面に平行で一体に回転する平行基準とを視野にする距離
    測定手段を有し、該距離測定手段の出力信号から表面塗
    装誤差Δaを算出する演算手段、表面制御手段の制御に
    より表面塗装誤差Δaを駆動量として表面塗装ロールを
    その軸方向に移動させる表面塗装ロール駆動源、同じく
    距離測定手段の出力信号から裏面塗装誤差Δbを算出す
    る演算手段、裏面制御手段の制御により裏面塗装誤差Δ
    bを制御量として前記ガイドロールを傾動させ、搬送中
    の帯板金属板の幅方向の位置制御を行う位置制御手段が
    設けられていることを特徴とする帯状金属板の両面塗装
    装置。
  6. 【請求項6】 アンコイラーから送られてくる帯板金属
    板の幅方向の位置制御を行うガイドロールを有し、帯状
    金属板の表面に回転接触する表面塗装ロール、および裏
    面に回転接触する裏面塗装ロールが順に設置されいる両
    面塗装装置において、裏面塗装ロール上にあって表面が
    既に塗装されている帯状金属板と、裏面塗装ロールの塗
    装部より該裏面塗装ロールの軸方向に離れ塗装部の端面
    に平行で一体に回転する平行基準とを視野にする距離測
    定手段を有し、該距離測定手段の出力信号から表面塗装
    誤差Δaを算出する演算手段、表面制御手段の制御によ
    り表面塗装誤差Δaを制御量として前記ガイドロールを
    傾動させ、搬送中の帯板金属板の幅方向の位置制御を行
    う位置制御手段、同じく距離測定手段の出力信号から裏
    面塗装誤差Δbを算出する演算手段、裏面制御手段の制
    御により裏面塗装誤差Δbを駆動量として裏面塗装ロー
    ルをその軸方向に移動させる表面塗装ロール駆動源が設
    けられていることを特徴とする帯状金属板の両面塗装装
    置。
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