JPH05337587A - 段付きパイプの鍛造方法および装置 - Google Patents

段付きパイプの鍛造方法および装置

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JPH05337587A
JPH05337587A JP14537892A JP14537892A JPH05337587A JP H05337587 A JPH05337587 A JP H05337587A JP 14537892 A JP14537892 A JP 14537892A JP 14537892 A JP14537892 A JP 14537892A JP H05337587 A JPH05337587 A JP H05337587A
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JP
Japan
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diameter
pipe material
cylindrical portion
forming hole
pipe
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Application number
JP14537892A
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English (en)
Inventor
Kunio Takeda
邦雄 武田
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Honda Motor Co Ltd
Minebea SoftwareSolutions Inc
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Honda Engineering Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05337587A publication Critical patent/JPH05337587A/ja
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00—Making machine elements
    • B21K1/06—Making machine elements axles or shafts
    • B21K1/063—Making machine elements axles or shafts hollow

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】小径円筒部の後端に大径円筒部が同軸に連設さ
れて成る段付きパイプを鍛造するにあたって、精度の向
上および工程の短縮化を図る。 【構成】外形成形孔19を備える固定のダイ8と、拡径
部11aの先端側にガイド部11bが同軸に連設されて
成るマンドレル11と、小径円筒部1aの内、外径に対
応した内、外径を有するパイプ素材5とを準備し、パイ
プ素材5の先端部を外形成形孔19の小径成形孔17に
挿入するとともにパイプ素材5の軸方向位置を規制する
第1ステップと、パイプ素材5にその後方側からマンド
レル11のガイド部11bを挿入する第2ステップと、
軸方向位置を規制された状態にあるパイプ素材5の後端
部をマンドレル11の拡径部11aで拡径する第3ステ
ップと、パイプ素材5をマンドレル11が挿入された状
態のまま外形成形孔19内に押込む第4ステップとを順
次実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小径円筒部の後端に大
径円筒部が同軸に連設されて成る段付きパイプを鍛造す
るための段付きパイプの鍛造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる段付きパイプを鍛造するに
あたっては、ダイ中に位置決め配置された棒状の加熱ビ
レットにその後方側からパンチを押込んで成形するか、
中空のシャフトをその軸方向一方から押圧力を加えるこ
とによりダイの中に押込んで絞り成形するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、加熱ビレッ
トにパンチを押込んで段付きパイプを得るものでは、鍛
造後の段付きパイプ中に余肉部が残って完全な中空とは
ならないので余肉部を除去する工程が必要であり、また
ビレットが重いため、ダイにビレットをセットする作業
員の負荷が大きい。また中空のシャフトをダイ中に押込
むようにしたものでは、セットにあたっての作業員の負
荷は軽減されるものの、シャフトが比較的長いため、軸
方向一方から押圧力が作用したときにシャフトに偏肉お
よび曲りが発生し易く、しかも鍛造装置のシャットハイ
トが比較的大となり、装置の大型化が避けられない。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、段付きパイプを精度よくかつ工程を少なくし
て鍛造し得るようにし、しかも装置の小型化を可能とし
た段付きパイプの鍛造方法および装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の鍛造方法では、小径円筒部の外径に
対応した内径を有する小径成形孔の外端に大径円筒部の
外径に対応した内径を有する大径成形孔が同軸に連設さ
れて成る外形成形孔を備える固定のダイと、大径円筒部
の内径に対応した外径を有する拡径部の先端側に小径円
筒部の内径に対応した外径を有するガイド部が同軸に連
設されて成るマンドレルと、小径円筒部の内、外径に対
応した内、外径を有するパイプ素材とを準備し、パイプ
素材の先端部をダイの小径成形孔に挿入するとともにパ
イプ素材の軸方向位置を該パイプ素材の後端部が大径成
形孔の後端から後方に突出した位置で規制する第1ステ
ップと、軸方向位置を規制された状態にあるパイプ素材
にその後方側からマンドレルのガイド部を挿入する第2
ステップと、軸方向位置を規制された状態にあるパイプ
素材の後端部にマンドレルの拡径部を押込むことにより
パイプ素材の後端部を拡径する第3ステップと、外形成
形孔内でのパイプ素材の軸方向移動規制を解除して該パ
イプ素材をマンドレルが挿入された状態のまま外形成形
孔内に押込む第4ステップとを順次実行する。
【0006】また請求項2記載の鍛造方法では、上記請
求項1記載の構成に加えて、段付きパイプは、軸方向に
延びる溝部を小径円筒部の先端側に備えるものであり、
前記溝部を成形するために小径成形孔の途中に設けた溝
成形用突部をパイプ素材の先端に当接させることによ
り、前記第1ステップから第3ステップまでパイプ素材
の軸方向移動を規制し、第4ステップで外形成形孔内に
パイプ素材が押し込まれるときに溝成形用突部で溝部を
形成する。
【0007】さらに請求項3記載の鍛造装置は、小径円
筒部の外径に対応した内径を有する小径成形孔の外端に
大径円筒部の外径に対応した内径を有する大径成形孔が
同軸に連設されて成る外形成形孔を備えて固定の基盤上
に固定されるダイと、外形成形孔の軸線方向に沿ってダ
イに対して近接・離反可能な可動台と、小径円筒部の
内、外径に対応した内、外径を有するパイプ素材の後端
に当接可能にして可動台に固定される円筒状のパンチ
と、大径円筒部の内径に対応した外径を有する拡径部の
先端側に小径円筒部の内径に対応した外径を有するガイ
ド部が同軸に連設されて成るとともに軸方向相対移動を
可能として前記パンチに嵌合されるマンドレルと、マン
ドレルを軸方向に駆動すべく該マンドレルに連結されて
可動台に設けられる駆動手段と、ダイの外形成形孔内に
挿入される前記パイプ素材の先端に当接して該パイプ素
材の軸方向位置を規制可能であるとともに前記パンチか
らパイプ素材に押圧力が作用したときには前記軸方向位
置規制を解除可能としてダイ側に設けられる規制手段と
を含む。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0009】図1ないし図11は本発明の一実施例を示
すものであり、図1は段付きパイプの縦断面図、図2は
段付きパイプを用いて形成したステータシャフトの縦断
面図、図3は第1ステップの状態にある鍛造装置の縦断
側面図、図4は可動台が上限位置にある状態でポンプの
構成を示す簡略図、図5は可動台の上限位置からの降下
開始直後の状態でポンプの作動状態を示す簡略図、図6
は可動台の降下途中でのポンプの作動状態を示す簡略
図、図7は第2ステップの状態にある鍛造装置の縦断側
面図、図8は第3ステップの状態にある鍛造装置の縦断
側面図、図9は第4ステップの状態にある鍛造装置の縦
断側面図、図10は可動台が下限位置にある状態でポン
プの作動状態を示す簡略図、図11は可動台の下限位置
からの上昇開始直後の状態でポンプの作動状態を示す簡
略図である。
【0010】先ず図1において、段付きパイプ1は、小
径円筒部1aの後端に大径円筒部1bが同軸に連設され
て成るものであり、該段付きパイプ1における小径円筒
部1aの先端側には、軸方向に延びる溝部としてセレー
ション溝2が刻設される。
【0011】この段付きパイプ1は、たとえば図2で示
すトルクコンバータ用ステータシャフト3の素材として
用いられるものであり、先端側外面にセレーション溝2
を有するステータシャフト3が、段付きパイプ1の内、
外面の加工により形成され、該ステータシャフト3の後
端寄りにレバー4の基端が溶接される。
【0012】図3において、段付きパイプ1を鍛造する
にあたっては、該段付きパイプ1における小径円筒部1
aの内、外径に対応した内、外径を有するパイプ素材5
が準備され、このパイプ素材5を鍛造装置6で鍛造する
ことにより、段付きパイプ1が形成されることになる。
【0013】鍛造装置6は、固定の基盤7上に固定され
るダイ8と、図示しないラムに連結されてダイ8の上方
で昇降可能な可動台9と、該可動台9に固定されるパン
チ10と、軸方向相対移動を可能として該パンチ10に
嵌合されるマンドレル11と、マンドレル11を軸方向
に駆動すべく該マンドレル11に連結されて可動台9に
設けられる駆動手段としての複動シリンダ12と、可動
台9および基盤7間に設けられるポンプ13とを備え
る。
【0014】ダイ8の下端部は基盤7の上面に設けれた
嵌合凹部14に嵌合される。しかもダイ8の下端部に
は、外側方に張出す係止鍔部8aが設けられており、該
係止鍔部8aに係止される押さえ板15が複数のボルト
16により基盤7に締着される。このダイ8には、段付
きパイプ1の外形に対応して鉛直方向に延びる外形成形
孔19が設けられるものであり、この外形成形孔19
は、段付きパイプ1における小径円筒部1aの外径に対
応した内径を有する小径成形孔17の外端すなわち上端
に、大径円筒部1bの外径に対応した内径を有する大径
成形孔18が同軸に連設されて成るものである。一方、
基盤7には、小径成形孔17と同一内径を有して小径成
形孔17に同軸に連なる大径孔20と、大径孔20より
も小径である小径孔21とが段差を介して同軸に連設さ
れる。而して、小径孔21にはノックアウトピン22が
上下に移動可能に挿通されており、小径成形孔17およ
び大径孔20内を上下に移動可能な拡径頭部22aがノ
ックアウトピン22の先端すなわち上端に設けられる。
【0015】ところで、段付きパイプ1は、軸方向に延
びるセレーション溝2を小径円筒部1aの先端側に備え
るものであり、段付きパイプ1の鍛造時にセレーション
溝2を同時に成形するために、規制手段としての溝成形
用突部23が小径成形孔17の途中の内面に周方向に間
隔をあけて多数設けられる。この溝成形用突部23は、
外形成形孔19内に挿入されるパイプ素材5の先端に当
接して該パイプ素材5の軸方向移動を規制することが可
能であるとともに、パイプ素材5が大きな押圧力で外形
成形孔19に押込まれたときには、パイプ素材5の外形
成形孔19内の軸方向移動を許容して小径円筒部1aの
先端側にセレーション溝2を成形することができるもの
である。
【0016】可動台9の下面にはダイ8に対応してホル
ダ25が固定される。このホルダ25は、透孔26を中
心部に形成して半径方向内方に張出した内鍔部27を下
端に有するとともに半径方向外方に張出した外鍔部28
を上端に有して円筒状に形成されるものである。可動台
9の下面に設けられる嵌合凹部29にホルダ25の上端
部が嵌合され、外鍔部28に係止される押さえ板30が
複数のボルト31により可動台9に締着されることによ
り、ホルダ25が可動台9に固定される。
【0017】パンチ10は、円筒状に形成されてホルダ
25の透孔26に挿通されるものであり、このパンチ1
0の上端にはホルダ25の内鍔部27に係合される係止
鍔10aが半径方向外方に張出して設けられる。また複
動シリンダ12のシリンダ体32は、パンチ10側を閉
塞端とした有底円筒状に形成されるとともに可動台9に
当接する閉塞部材33で開放端を油密に閉塞されるもの
であり、該シリンダ体32および閉塞部材33は、パン
チ10の上端および可動台9の下面との間に挟持される
ようにしてホルダ25内に収納される。
【0018】このようにしてパンチ10およびシリンダ
体32が可動台9に固定されるが、その固定状態で、パ
ンチ10は、ダイ8の外形成形孔19内に挿入されるパ
イプ素材5の後端にパンチ10の先端を当接可能とし
て、ホルダ25から突出せしめられる。
【0019】複動シリンダ12は、シリンダ体32の閉
塞端を油密にかつ摺動自在に貫通するロッド35に同軸
に連なるピストン36が、閉塞部材33との間にピスト
ン側油圧室37を形成するとともにシリンダ体32の閉
塞端との間にロッド側油圧室38を形成してシリンダ体
32に摺動可能に嵌合されて成るものである。而して前
記ロッド35には、パンチ10に摺動自在に嵌合される
マンドレル11が同軸にかつ一体に連設される。したが
ってピストン側油圧室37に油圧が作用したときにはマ
ンドレル11がその先端をダイ8に近接させる方向に駆
動され、ロッド側油圧室38に油圧が作用したときには
マンドレル11がダイ8から離反する方向に駆動される
ことになる。
【0020】マンドレル11は、大径円筒部1bの内径
に対応した外径を有する拡径部11aの先端側に小径円
筒部1aの内径に対応した外径を有するガイド部11b
が段差をなして同軸に連設されるとともに拡径部11a
の後端側に小径の軸部11cが段差をなして同軸に連設
されるものであり、軸部11cがロッド35に同軸に連
設される。而してロッド35の長さは、ピストン36が
シリンダ体32の閉塞端側への移動端に在るときに、マ
ンドレル11のほぼ全長をパンチ10から突出させるよ
うに設定される。
【0021】図4を併せて参照して、ポンプ13は、可
動台9側に設けられる油圧発生用シリンダ39と、基盤
7側に設けられるテレスコープ形シリンダ40とを備え
る。油圧発生用シリンダ39は、上下に延びる軸線を有
して可動台9に固定されるシリンダ体41内にピストン
42が摺動自在に嵌合されて成るものであり、シリンダ
体41の上端およびピストン42間には、シリンダ体4
1に対してピストン42が上動するのに伴って油圧を発
生する第1油圧発生室43が形成され、シリンダ体41
の下端およびピストン42間には、シリンダ体41に対
してピストン42が下動するのに伴って油圧を発生する
第2油圧発生室44が形成される。而してシリンダ体4
1の上端部には第1油圧発生室43に連なる第1吐出口
45が設けられ、第1吐出口45は複動シリンダ12の
ピストン側油圧室37に接続される。またシリンダ体4
1の下端部には第2油圧発生室44に連なる第2吐出口
46が設けられ、第2吐出口46は複動シリンダ12の
ロッド側油圧室38に接続される。したがって油圧発生
用シリンダ39においてピストン42がシリンダ体41
に対して上動すると、第1油圧発生室43で発生した油
圧が第1吐出口45からピストン側油圧室37に作用す
ることにより、複動シリンダ12はマンドレル11をダ
イ8に近接させる方向に作動せしめ、油圧発生用シリン
ダ39においてピストン42がシリンダ体41に対して
下動すると、第2油圧発生室44で発生した油圧が第2
吐出口46からロッド側油圧室38に作用することによ
り、複動シリンダ12はマンドレル11をダイ8から離
反させる方向に作動せしめることになる。
【0022】テレスコープ形シリンダ40は、油圧発生
用シリンダ39と同軸にして基盤7上に固定される固定
シリンダ体47と、上端を閉塞端として有底円筒状に形
成されるとともに下端にはピストン部49を有して固定
シリンダ体47の上端を油密にかつ摺動自在に貫通する
可動シリンダ体48と、前記ピストン部49に上方から
当接可能なピストン部51を下端に有して可動シリンダ
体48の上端を油密にかつ摺動自在に貫通するロッド5
0とを備えるものであり、ピストン部49が固定シリン
ダ体47に摺動自在に嵌合され、ピストン部51が可動
シリンダ体48に摺動自在に嵌合される。またロッド5
0の上端は、油圧発生用シリンダ39におけるシリンダ
体41の下端を油密にかつ摺動自在に貫通し、ピストン
42に同軸に連設される。
【0023】テレスコープ形シリンダ40において、固
定シリンダ体47および可動シリンダ体48と両ピスト
ン部49,51との間には両ピストン部49,51の下
面を臨ませる第1油圧室52が形成され、固定シリンダ
体47および可動シリンダ体48間にはピストン部49
の上面を臨ませる環状の第2油圧室53が形成され、可
動シリンダ体48およびロッド50間にはピストン部5
1の上面を臨ませる環状の第3油圧室54が形成され
る。
【0024】第1油圧室52は、第1油圧室52の油圧
が所定値以上になったときに開弁するリリーフ弁55を
介してリザーバ59に接続され、該リリーフ弁55に
は、第1油圧室52側への作動油の流通のみを許容する
チェック弁56が並列に接続される。また第2および第
3油圧室53,54は、第2および第3油圧室53,5
4の油圧が所定値以上となったときに開弁するリリーフ
弁57を介してリザーバ59に接続され、リリーフ弁5
7には、第2および第3油圧室53,54側への作動油
の流通のみを許容するチェック弁58が並列に接続され
る。
【0025】次に鍛造装置6による段付きパイプ1の鍛
造工程について順に説明する。
【0026】〔第1ステップ〕;図3および図4で示す
ように可動台9を上限位置まで上昇させた状態で、予め
準備してあるパイプ素材5の先端部をダイ8の小径成形
孔17に挿入する。そうすると、パイプ素材5の先端が
小径成形孔17の途中に設けられている溝成形用突部2
3に当接することにより、外形成形孔19内でパイプ素
材5の軸方向位置が定まり、該パイプ素材5の後端部は
大径成形孔18の後端すなわち上端から上方に突出した
状態となる。
【0027】この際、ポンプ13の油圧発生用シリンダ
39では、ピストン42が第2油圧発生室44の容積を
最小とする位置にあり、複動シリンダ12ではロッド側
油圧室38の油圧が高くなっていることによりピストン
36が上動せしめられており、したがってピストン36
に連なるマンドレル11はパンチ10内に引込まれてい
る。
【0028】而して可動台9が、その上限位置から降下
を開始すると、テレスコープ形シリンダ40における第
1油圧室52からの油圧排出が、その油圧が所定値以上
とならないとリリーフ弁55が開弁しないことにより阻
止されていることに伴い、ロッド50の降下が阻止され
る。このため、油圧発生用シリンダ39では、ピストン
42の下動が阻止されているのに対してシリンダ体41
が降下するので、図5で示すように、第1油圧発生室4
3の容積が減少し、第1油圧発生室43で発生した油圧
が第1吐出口45から複動シリンダ12のピストン側油
圧室37に作用する。したがってピストン36が降下
し、マンドレル11がパンチ10から下方に突出する。
【0029】〔第2ステップ〕;可動台9がさらに降下
すると、図6で示すように、油圧発生用シリンダ39に
おいてはピストン42がシリンダ体41の上端で下方に
向けて直接押されるようになる。而してテレスコープ形
シリンダ40では、ロッド50すなわちピストン部51
が第1油圧室52の容積を縮小する側に作動し、第1油
圧室52の油圧増大に伴ってリリーフ弁55が開弁する
ことにより、ピストン部51の下動が許容されることに
なる。
【0030】このようにして、可動台9はテレスコープ
形シリンダ40を収縮させながら降下し、図7で示すよ
うに、パンチ10から突出した状態にあるマンドレル1
1のガイド部11bが、外形成形孔19内に挿入された
状態のパイプ素材5に、その上方から挿入されることに
なる。
【0031】〔第3ステップ〕;可動台9のさらなる降
下により、図8で示すように、マンドレル11の拡径部
11aがパイプ素材5の後端部に押込まれ、パイプ素材
5の後端部が拡径されることになる。
【0032】この際、パイプ素材5の軸方向内方への移
動は該パイプ素材5の先端が溝成形用突部23に当接し
ていることにより規制されている。またガイド部11b
がパイプ素材5内に挿入されていることにより、拡径部
11aからの押圧力の作用によってパイプ素材5が曲が
ることはない。
【0033】〔第4ステップ〕;マンドレル11がパイ
プ素材5の後端部に押込まれると、図9で示すように、
可動台9の降下に伴ってパンチ10の先端がパイプ素材
5の後端に当接することになり、パイプ素材5は、マン
ドレル11を挿入した状態のままパンチ10で直接押さ
れることにより、溝成形用突部23による軸方向移動規
制を解除して外形成形孔19内に押込まれていく。これ
によりパイプ素材5の先端部には溝成形用突部23によ
ってセレーション溝2が成形され、またパイプ素材5の
後端部は外形成形孔19の大径成形孔18でしごかれ
る。したがって、先端側にセレーション溝2を有する小
径円筒部1aの後端に大径円筒部1bが同軸に連なって
成る段付きパイプ1が鍛造されることになる。
【0034】このようにして、可動台9の降下に伴う一
連の第1〜第4ステップを順次経過することにより段付
きパイプ1が成形されることになるが、ダイ8にパイプ
素材5が押込まれるときには、小径円筒部1a内にマン
ドレル11のガイド部11bが挿入されているので、小
径円筒部1aの曲がりを防止して内、外径精度の向上を
図ることができる。また大径円筒部1bは、マンドレル
11の拡径部11aで拡径された後に、外形成形孔19
の大径成形孔18でしごかれるので、鍛造後のリストラ
イクを不要として外径精度を向上することができる。
【0035】可動台9が下限位置まで降下したときに
は、図10で示すように、ポンプ13のテレスコープ形
シリンダ40は最も収縮した状態となる。而して、テレ
スコープ形シリンダ40の第2および第3油圧室53,
54には、ピストン部49,51の降下に伴うそれらの
油圧室53,54の容積増大に伴い、チェック弁58を
介してリザーバ59からの作動油が充満されている。
【0036】〔第5ステップ〕;可動台9が下限位置ま
で降下して段付きパイプ1が鍛造された後には、ノック
アウトピン22が上昇せしめられるとともに可動台9が
上昇せしめられる。これにより鍛造後の段付きパイプ1
は、その上端をパンチ10に当接させたまま外形成形孔
19から上方に抜き出されることになる。この際、ポン
プ13におけるテレスコープ形シリンダ40では、第2
および第3油圧室53,54の油圧排出がリリーフ弁5
7が閉弁状態にあることによって阻止されており、この
ため、油圧発生用シリンダ39では、シリンダ体41が
可動台9とともに上昇するのに対してピストン42の上
動が阻止される。したがって図11で示すように、油圧
発生用シリンダ39ではピストン42がシリンダ体41
に対して第2油圧発生室44の容積を縮小する側に相対
移動し、第2油圧発生室44で発生した油圧が第2吐出
口46から複動シリンダ12のロッド側油圧室38に作
用する。これにより、ピストン36がピストン側油圧室
37の容積を縮小する側に作動し、マンドレル11がパ
ンチ10内に引込まれる。この結果、上端をパンチ10
に当接させた段付きパイプ1からマンドレル11が引抜
かれる。
【0037】可動台9がさらに上昇すると、油圧発生用
シリンダ39ではピストン42がシリンダ体41の下端
で直接上方に押されることになり、テレスコープ形シリ
ンダ40では、ロッド50すなわちピストン部51が第
3油圧室54の容積を縮小する側に作動し、第2および
第3油圧室53,54の油圧増大に伴ってリリーフ弁5
7が開弁することにより、テレスコープ形シリンダ40
の伸長作動が許容されることになる。而して可動台9が
上限位置まで上昇すると、鍛造装置6は図3で示す状態
となり、ポンプ13は図4で示す状態となる。
【0038】このような鍛造装置6による鍛造工程によ
ると、可動台9の1回の降下により、小径円筒部1aの
後端に大径円筒部1bが同軸に連なってなる段付きパイ
プ1を、その曲がりおよび偏肉の発生を防止しながら精
度よく鍛造することができる。しかもマンドレル11に
おけるガイド部11bのパイプ素材5への挿入時、なら
びにマンドレル11における拡径部11aによるパイプ
素材5の拡径時に、外形成形孔19内でのパイプ素材5
の軸方向移動をセレーション溝2を成形するための溝成
形用突部23で規制するようにしたので、前記軸方向移
動を規制するための専用の構造が不要となる。さらに、
マンドレル11をパンチ10に対して軸方向相対移動可
能とし、マンドレル11を駆動するためのポンプ13
を、可動台9の昇降に応じて作動せしめるようにしたの
で、外形成形孔19へのパイプ素材5の挿入時に可動台
9の上限位置を比較的低く設定していてもパイプ素材5
の前記挿入に支障を来たすことがなく、したがって鍛造
装置6全体の高さ低減に寄与することができるととも
に、鍛造後の段付きパイプ1からマンドレル11を容易
に引き抜くことができる。
【0039】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の小設
計変更を行なうことが可能である。
【0040】たとえば、段付きパイプ1における小径円
筒部1aの先端側に設けられる溝部は、キー溝であって
もよく、また溝部に代えて絞り部を設けるようにしても
よい。
【0041】さらに小径円筒部1aの先端側に溝部ある
いは絞り部が設けられていなくてもよく、その場合、第
1〜第3ステップではパイプ素材5の外形成形孔19内
での軸方向移動を規制するが、第4ステップで前記軸方
向移動の規制を解除し得るようにした規制手段をダイ8
側に設ければよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の方法によれ
ば、小径円筒部の外径に対応した内径を有する小径成形
孔の外端に大径円筒部の外径に対応した内径を有する大
径成形孔が同軸に連設されて成る外形成形孔を備える固
定のダイと、大径円筒部の内径に対応した外径を有する
拡径部の先端側に小径円筒部の内径に対応した外径を有
するガイド部が同軸に連設されて成るマンドレルと、小
径円筒部の内、外径に対応した内、外径を有するパイプ
素材とを準備し、パイプ素材の先端部をダイの小径成形
孔に挿入するとともにパイプ素材の軸方向位置を該パイ
プ素材の後端部が大径成形孔の後端から後方に突出した
位置で規制する第1ステップと、軸方向位置を規制され
た状態にあるパイプ素材にその後方側からマンドレルの
ガイド部を挿入する第2ステップと、軸方向位置を規制
された状態にあるパイプ素材の後端部にマンドレルの拡
径部を押込むことによりパイプ素材の後端部を拡径する
第3ステップと、外形成形孔内でのパイプ素材の軸方向
移動規制を解除して該パイプ素材をマンドレルが挿入さ
れた状態のまま外形成形孔内に押込む第4ステップとを
順次実行するので、第1〜第4ステップまでの一連の工
程により、曲がりおよび偏肉の発生を防止しながら、段
付きパイプを精度よく鍛造することが可能となる。
【0043】また請求項2記載の方法によれば、段付き
パイプは、軸方向に延びる溝部を小径円筒部の先端側に
備えるものであり、前記溝部を成形するために小径成形
孔の途中に設けた溝成形用突部をパイプ素材の先端に当
接させることにより、前記第1ステップから第3ステッ
プまでパイプ素材の軸方向移動を規制し、第4ステップ
で外形成形孔内にパイプ素材が押し込まれるときに溝成
形用突部で溝部を形成するので、パイプ素材の軸方向移
動を規制するための専用の規制手段を設けることを不要
とすることができる。
【0044】請求項3記載の装置は、小径円筒部の外径
に対応した内径を有する小径成形孔の外端に大径円筒部
の外径に対応した内径を有する大径成形孔が同軸に連設
されて成る外形成形孔を備えて固定の基盤上に固定され
るダイと、外形成形孔の軸線方向に沿ってダイに対して
近接・離反可能な可動台と、小径円筒部の内、外径に対
応した内、外径を有するパイプ素材の後端に当接可能に
して可動台に固定される円筒状のパンチと、大径円筒部
の内径に対応した外径を有する拡径部の先端側に小径円
筒部の内径に対応した外径を有するガイド部が同軸に連
設されて成るとともに軸方向相対移動を可能として前記
パンチに嵌合されるマンドレルと、マンドレルを軸方向
に駆動すべく該マンドレルに連結されて可動台に設けら
れる駆動手段と、ダイの外形成形孔内に挿入される前記
パイプ素材の先端に当接して該パイプ素材の軸方向位置
を規制可能であるとともに前記パンチからパイプ素材に
押圧力が作用したときには前記軸方向位置規制を解除可
能としてダイ側に設けられる規制手段とを含むので、鍛
造装置の小型化を図りつつ、上記請求項1記載の鍛造方
法を適切に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は段付きパイプの縦断面図である。
【図2】段付きパイプを用いて形成したステータシャフ
トの縦断面図である。
【図3】第1ステップの状態にある鍛造装置の縦断側面
図である。
【図4】可動台が上限位置にある状態でポンプの構成を
示す簡略図である。
【図5】可動台の上限位置からの降下開始直後の状態で
ポンプの作動状態を示す簡略図である。
【図6】可動台の降下途中でのポンプの作動状態を示す
簡略図である。
【図7】第2ステップの状態にある鍛造装置の縦断側面
図である。
【図8】第3ステップの状態にある鍛造装置の縦断側面
図である。
【図9】第4ステップの状態にある鍛造装置の縦断側面
図である。
【図10】可動台が下限位置にある状態でポンプの作動
状態を示す簡略図である。
【図11】可動台の下限位置からの上昇開始直後の状態
でポンプの作動状態を示す簡略図である。
【符号の説明】
1 段付きパイプ 1a 小径円筒部 1b 大径円筒部 2 溝部としてのセレーション溝 5 パイプ素材 6 鍛造装置 7 基盤 8 ダイ 9 可動台 10 パンチ 11 マンドレル 11a 拡径部 11b ガイド部 12 駆動手段としての複動シリンダ 17 小径成形孔 18 大径成形孔 19 外形成形孔 23 規制手段としての溝成形用突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径円筒部(1a)の後端に大径円筒部
    (1b)が同軸に連設されて成る段付きパイプ(1)を
    鍛造するための段付きパイプの鍛造方法において、小径
    円筒部(1a)の外径に対応した内径を有する小径成形
    孔(17)の外端に大径円筒部(1b)の外径に対応し
    た内径を有する大径成形孔(18)が同軸に連設されて
    成る外形成形孔(19)を備える固定のダイ(8)と、
    大径円筒部(1b)の内径に対応した外径を有する拡径
    部(11a)の先端側に小径円筒部(1a)の内径に対
    応した外径を有するガイド部(11b)が同軸に連設さ
    れて成るマンドレル(11)と、小径円筒部(1a)の
    内、外径に対応した内、外径を有するパイプ素材(5)
    とを準備し、パイプ素材(5)の先端部をダイ(8)の
    小径成形孔(17)に挿入するとともにパイプ素材
    (5)の軸方向位置を該パイプ素材(5)の後端部が大
    径成形孔(18)の後端から後方に突出した位置で規制
    する第1ステップと、軸方向位置を規制された状態にあ
    るパイプ素材(5)にその後方側からマンドレル(1
    1)のガイド部(11b)を挿入する第2ステップと、
    軸方向位置を規制された状態にあるパイプ素材(5)の
    後端部にマンドレル(11)の拡径部(11a)を押込
    むことによりパイプ素材(5)の後端部を拡径する第3
    ステップと、外形成形孔(19)内でのパイプ素材
    (5)の軸方向移動規制を解除して該パイプ素材(5)
    をマンドレル(11)が挿入された状態のまま外形成形
    孔(19)内に押込む第4ステップとを順次実行するこ
    とを特徴とする段付きパイプの鍛造方法。
  2. 【請求項2】 段付きパイプ(1)は、軸方向に延びる
    溝部(2)を小径円筒部(1a)の先端側に備えるもの
    であり、前記溝部(2)を成形するために小径成形孔
    (17)の途中に設けた溝成形用突部(23)をパイプ
    素材(5)の先端に当接させることにより、前記第1ス
    テップから第3ステップまでパイプ素材(5)の軸方向
    移動を規制し、第4ステップで外形成形孔(19)内に
    パイプ素材(5)が押し込まれるときに溝成形用突部
    (23)で溝部(2)を形成することを特徴とする請求
    項1記載の段付きパイプの鍛造方法。
  3. 【請求項3】 小径円筒部(1a)の後端に大径円筒部
    (1b)が同軸に連設されて成る段付きパイプ(1)を
    鍛造するための段付きパイプの鍛造装置において、小径
    円筒部(1a)の外径に対応した内径を有する小径成形
    孔(17)の外端に大径円筒部(1b)の外径に対応し
    た内径を有する大径成形孔(18)が同軸に連設されて
    成る外形成形孔(19)を備えて固定の基盤(7)上に
    固定されるダイ(8)と、外形成形孔(19)の軸線方
    向に沿ってダイ(8)に対して近接・離反可能な可動台
    (9)と、小径円筒部(1a)の内、外径に対応した
    内、外径を有するパイプ素材(5)の後端に当接可能に
    して可動台(9)に固定される円筒状のパンチ(10)
    と、大径円筒部(1b)の内径に対応した外径を有する
    拡径部(11a)の先端側に小径円筒部(1a)の内径
    に対応した外径を有するガイド部(11b)が同軸に連
    設されて成るとともに軸方向相対移動を可能として前記
    パンチ(10)に嵌合されるマンドレル(11)と、マ
    ンドレル(11)を軸方向に駆動すべく該マンドレル
    (11)に連結されて可動台(9)に設けられる駆動手
    段(12)と、ダイ(8)の外形成形孔(19)内に挿
    入される前記パイプ素材(5)の先端に当接して該パイ
    プ素材(5)の軸方向位置を規制可能であるとともに前
    記パンチ(10)からパイプ素材(5)に押圧力が作用
    したときには前記軸方向位置規制を解除可能としてダイ
    (8)側に設けられる規制手段(23)とを含むことを
    特徴とする段付きパイプの鍛造装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6145185A (en) * 1997-10-31 2000-11-14 Hwang; Jeng-Yih Method for forming a connecting pipe of a high pressure connector for fluid
WO2006080503A1 (ja) * 2005-01-31 2006-08-03 Showa Denko K.K. 筒状素材の据え込み加工方法及び筒状素材の据え込み加工装置
JP2010214456A (ja) * 2009-03-18 2010-09-30 Toyota Motor Corp プレス成形方法
KR101484849B1 (ko) * 2013-07-22 2015-01-22 박선용 파이프 단조품의 단조장치
JP2015150599A (ja) * 2014-02-17 2015-08-24 株式会社コーリツ 冷間鍛造プレス装置、及び冷間鍛造プレス方法

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