JPH05337600A - ネックダウンコアー付押湯スリーブ - Google Patents
ネックダウンコアー付押湯スリーブInfo
- Publication number
- JPH05337600A JPH05337600A JP26490292A JP26490292A JPH05337600A JP H05337600 A JPH05337600 A JP H05337600A JP 26490292 A JP26490292 A JP 26490292A JP 26490292 A JP26490292 A JP 26490292A JP H05337600 A JPH05337600 A JP H05337600A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- neck
- down core
- feeder sleeve
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- core
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、鋳物仕上げ工程を大幅に短縮し得
るネックダウンコアー付押湯スリーブを提供することを
目的とする。 【構成】 縦軸に沿う断面形状がV字型、U字型もしく
はこれらの類似型である押湯スリーブの底部に、ネック
ダウンコアーを取りつけてなり、同ネックダウンコアー
の中央開口の内径D3は同押湯スリーブの底部開口の内
径D2にほぼ等しいか、またはやや小さく、同ネックダ
ウンコアーの外径D5は同押湯スリーブの底部外径D4と
実質的に等しいか、またはそれより大きいことを特徴と
するネックダウンコアー付押湯スリーブ。
るネックダウンコアー付押湯スリーブを提供することを
目的とする。 【構成】 縦軸に沿う断面形状がV字型、U字型もしく
はこれらの類似型である押湯スリーブの底部に、ネック
ダウンコアーを取りつけてなり、同ネックダウンコアー
の中央開口の内径D3は同押湯スリーブの底部開口の内
径D2にほぼ等しいか、またはやや小さく、同ネックダ
ウンコアーの外径D5は同押湯スリーブの底部外径D4と
実質的に等しいか、またはそれより大きいことを特徴と
するネックダウンコアー付押湯スリーブ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属鋳造用のネックダ
ウンコアー付押湯スリーブに関するものである。
ウンコアー付押湯スリーブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】発熱性または断熱性の押湯スリーブ底部
にセラミック製ネックダウンコアー、砂型ネックダウン
コアー、断熱材製ネックダウンコアーを取り付けて使用
することは広く行われている。特に、ダクタイル鋳鉄、
普通鋳鉄、鋳鋼などに使用されてきたが、鋳鉄の場合は
使用上問題はないが、鋳鋼、特に特殊鋼の場合、溶湯鋳
込み前には、押湯スリーブ5とネックダウンコアー6は
図3に示すような状態に砂鋳型7内に設置されている
が、溶湯の鋳込み後には図4に示す如く、ネックダウン
コアー6の下部が盛り上がる(矢印E参照)ので、ネッ
クダウンコアーの取り付けにより押湯8の切断が容易に
なったものの、押湯の下部の盛り上がりを除くために工
数がかかり、結局ネックダウンコアーを使用する利点と
相殺されるということで、特殊鋼の鋳造の場合は殆ど使
用されておらず、そのため押湯の切断に手間と費用がか
かっている。
にセラミック製ネックダウンコアー、砂型ネックダウン
コアー、断熱材製ネックダウンコアーを取り付けて使用
することは広く行われている。特に、ダクタイル鋳鉄、
普通鋳鉄、鋳鋼などに使用されてきたが、鋳鉄の場合は
使用上問題はないが、鋳鋼、特に特殊鋼の場合、溶湯鋳
込み前には、押湯スリーブ5とネックダウンコアー6は
図3に示すような状態に砂鋳型7内に設置されている
が、溶湯の鋳込み後には図4に示す如く、ネックダウン
コアー6の下部が盛り上がる(矢印E参照)ので、ネッ
クダウンコアーの取り付けにより押湯8の切断が容易に
なったものの、押湯の下部の盛り上がりを除くために工
数がかかり、結局ネックダウンコアーを使用する利点と
相殺されるということで、特殊鋼の鋳造の場合は殆ど使
用されておらず、そのため押湯の切断に手間と費用がか
かっている。
【0003】また図5に示す如く、肉厚の薄い部分に大
きな径のネックダウンコアーを配置して造型すると、鋳
型のBの部分の砂の詰まりが悪くなるので、その部分で
の鋳型の強度が弱くなり、溶湯の差込みが生じるという
欠点がある。一方、ネックダウンコアーに要求される特
性としては、鋳物の鋳造後の仕上作業において崩壊性に
優れていることが必要である。このような観点からは、
ネックダウンの成形には、有機性粘結剤を用いるのが好
ましく、特に熱硬化性フェノールレジンを粘結剤に用い
て成形したネックダウンコアーが広く用いられている。
しかし、このネックダウンコアーは、鋳鉄、銅合金等を
鋳造する場合には鋳造欠陥の発生はないが、鋳鋼を鋳造
する場合には粘結剤からの窒素ガスの発生による鋳物に
ガス欠陥が生じる。また、酸硬化フランレジンを粘結剤
として用いたネックダウンコアーは鋳造後の仕上作業に
おいて崩壊性に難点はないが、硬化剤に硫黄が含まれて
いるため、SO2ガスの発生があり、やはり鋳物にガス
欠陥を生じる。他方、亜麻仁油、桐油、大豆油等の乾性
油がネックダウンコアーの粘結剤として従来から用いら
れており、ある程度の熱間強度があり、またガスによる
鋳造欠陥も生じないが、ネックダウンコアーの生産性に
難点がある。
きな径のネックダウンコアーを配置して造型すると、鋳
型のBの部分の砂の詰まりが悪くなるので、その部分で
の鋳型の強度が弱くなり、溶湯の差込みが生じるという
欠点がある。一方、ネックダウンコアーに要求される特
性としては、鋳物の鋳造後の仕上作業において崩壊性に
優れていることが必要である。このような観点からは、
ネックダウンの成形には、有機性粘結剤を用いるのが好
ましく、特に熱硬化性フェノールレジンを粘結剤に用い
て成形したネックダウンコアーが広く用いられている。
しかし、このネックダウンコアーは、鋳鉄、銅合金等を
鋳造する場合には鋳造欠陥の発生はないが、鋳鋼を鋳造
する場合には粘結剤からの窒素ガスの発生による鋳物に
ガス欠陥が生じる。また、酸硬化フランレジンを粘結剤
として用いたネックダウンコアーは鋳造後の仕上作業に
おいて崩壊性に難点はないが、硬化剤に硫黄が含まれて
いるため、SO2ガスの発生があり、やはり鋳物にガス
欠陥を生じる。他方、亜麻仁油、桐油、大豆油等の乾性
油がネックダウンコアーの粘結剤として従来から用いら
れており、ある程度の熱間強度があり、またガスによる
鋳造欠陥も生じないが、ネックダウンコアーの生産性に
難点がある。
【0004】硅砂からなるネックダウンコアーは、鋳鉄
などの比較的低融点の鋳物を鋳造する場合には問題なく
使用できるが、高い融点の鋳鋼の場合には、硅砂製ネッ
クダウンコアーは鋳込まれた溶湯の熱と圧力により変形
して盛り上がり、そのため鋳物に盛り上がり部分が生じ
る。
などの比較的低融点の鋳物を鋳造する場合には問題なく
使用できるが、高い融点の鋳鋼の場合には、硅砂製ネッ
クダウンコアーは鋳込まれた溶湯の熱と圧力により変形
して盛り上がり、そのため鋳物に盛り上がり部分が生じ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の如き
難点を完全排除し得るネックダウンコアー付押湯スリー
ブを提供することを目的とする。
難点を完全排除し得るネックダウンコアー付押湯スリー
ブを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは下記のとおりである。
ろは下記のとおりである。
【0007】(1) 縦軸に沿う断面形状がV字型、U
字型もしくはこれらの類似型を示す押湯スリーブの底部
に、ネックダウンコアーを取りつけてなり、同ネックダ
ウンコアーの中央開口の内径D3は同押湯スリーブの底
部開口の内径D2にほぼ等しいか、またはやや小さく、
同ネックダウンコアーの外径D5は同押湯スリーブの底
部外径D4と実質的に等しいか、またはそれより大きい
ことを特徴とするネックダウンコアー付押湯スリーブ。
字型もしくはこれらの類似型を示す押湯スリーブの底部
に、ネックダウンコアーを取りつけてなり、同ネックダ
ウンコアーの中央開口の内径D3は同押湯スリーブの底
部開口の内径D2にほぼ等しいか、またはやや小さく、
同ネックダウンコアーの外径D5は同押湯スリーブの底
部外径D4と実質的に等しいか、またはそれより大きい
ことを特徴とするネックダウンコアー付押湯スリーブ。
【0008】(2) ネックダウンコアーの中央開口の
内周側の縦断面形状を楔状としたことを特徴とする請求
項1記載のネックダウンコアー付押湯スリーブ。 (3) ネックダウンコアーは鋳物砂からなることを特
徴とする請求項1または2記載のネックダウンコアー付
押湯スリーブ。 (4) ネックダウンコアーはジルコンサンド、クロマ
イトサンド等から選んだ1種または2種以上の比較的比
重が大で、融点の高い砂を主成分とすることを特徴とす
る請求項1または2記載のネックダウンコアー付押湯ス
リーブ。
内周側の縦断面形状を楔状としたことを特徴とする請求
項1記載のネックダウンコアー付押湯スリーブ。 (3) ネックダウンコアーは鋳物砂からなることを特
徴とする請求項1または2記載のネックダウンコアー付
押湯スリーブ。 (4) ネックダウンコアーはジルコンサンド、クロマ
イトサンド等から選んだ1種または2種以上の比較的比
重が大で、融点の高い砂を主成分とすることを特徴とす
る請求項1または2記載のネックダウンコアー付押湯ス
リーブ。
【0009】(5) ネックダウンコアーは粘結剤とし
て乾性油またはアルカリ性フェノールレジン等の有機性
樹脂を用いて成形されていることを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載のネックダウンコアー付押湯スリ
ーブ。
て乾性油またはアルカリ性フェノールレジン等の有機性
樹脂を用いて成形されていることを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載のネックダウンコアー付押湯スリ
ーブ。
【0010】本発明を図面に基づいて説明する。図1
は、本発明の一実施例である縦断面の形状がV字型(U
字型としてもよい)の押湯スリーブ1の底部に硅砂、ク
ロマイトサンド、ジルコンサンドの1種または2種以上
からなる本発明に従ったネックダウンコアー2を取りつ
けた状態を示す断面図である。本発明に従い押湯スリー
ブ1の底部開口部の内径D2とネックダウンコアー2の
孔の内径D3とを実質的に等しくしてある。
は、本発明の一実施例である縦断面の形状がV字型(U
字型としてもよい)の押湯スリーブ1の底部に硅砂、ク
ロマイトサンド、ジルコンサンドの1種または2種以上
からなる本発明に従ったネックダウンコアー2を取りつ
けた状態を示す断面図である。本発明に従い押湯スリー
ブ1の底部開口部の内径D2とネックダウンコアー2の
孔の内径D3とを実質的に等しくしてある。
【0011】又、図2は本発明の他の実施例を示す断面
図であり、この場合はネックダウンコアー4の孔の内周
側の縦断面形状を楔状に成形して、押湯スリーブ3の開
口部の内径D2とネックダウンコアー4の孔の楔状部の
内径D3との寸法が殆ど等しくなるように構成してあ
る。このようなネックダウンコアーを使用すると、例え
ばハイマンガン鋳鋼鋳物の押湯(200mm内径)の場
合には、押湯をハンマーにて簡単に鋳物から切断でき
る。勿論ネックダウンコアーに接した鋳物の表面には盛
り上がりは全く認められない。このために鋳物仕上げ工
程が大幅に短縮できる。
図であり、この場合はネックダウンコアー4の孔の内周
側の縦断面形状を楔状に成形して、押湯スリーブ3の開
口部の内径D2とネックダウンコアー4の孔の楔状部の
内径D3との寸法が殆ど等しくなるように構成してあ
る。このようなネックダウンコアーを使用すると、例え
ばハイマンガン鋳鋼鋳物の押湯(200mm内径)の場
合には、押湯をハンマーにて簡単に鋳物から切断でき
る。勿論ネックダウンコアーに接した鋳物の表面には盛
り上がりは全く認められない。このために鋳物仕上げ工
程が大幅に短縮できる。
【0012】前記図1および図2に示す如く、さらに本
発明に従いネックダウンコアー2、4の外径D5は一般
的には押湯スリーブ1、3の外径D4より大きい寸法と
する。即ち、ネックダウンコアー2、4が押湯スリーブ
1、3の底部で、はみ出すように構成するが、比較的厚
いネックダウンコアーの場合には、変形が少ないのでネ
ックダウンコアー2、4の外径D5は押湯スリーブ1、
3の外径D4と等しくしてもよい。しかし、著しく厚い
ネックダウンコアーを使用する場合には、鋳造のために
溶湯を鋳込んだ際に、ネックダウンコアーの中央開口付
近の溶湯の冷却が早くなるため、溶湯が凝固して中央開
口の口径が狭くなり、押湯の供給がむつかしくなる。そ
こでネックダウンコアーの中央開口の内径D3とネック
ダウンコアーの厚みaとの間に次式の関係となるように
配慮せねばならない。
発明に従いネックダウンコアー2、4の外径D5は一般
的には押湯スリーブ1、3の外径D4より大きい寸法と
する。即ち、ネックダウンコアー2、4が押湯スリーブ
1、3の底部で、はみ出すように構成するが、比較的厚
いネックダウンコアーの場合には、変形が少ないのでネ
ックダウンコアー2、4の外径D5は押湯スリーブ1、
3の外径D4と等しくしてもよい。しかし、著しく厚い
ネックダウンコアーを使用する場合には、鋳造のために
溶湯を鋳込んだ際に、ネックダウンコアーの中央開口付
近の溶湯の冷却が早くなるため、溶湯が凝固して中央開
口の口径が狭くなり、押湯の供給がむつかしくなる。そ
こでネックダウンコアーの中央開口の内径D3とネック
ダウンコアーの厚みaとの間に次式の関係となるように
配慮せねばならない。
【0013】1/20<a/D3<2 本発明のネックダウンコアー付押湯スリーブを前記の如
き構成とした利点について説明する。
き構成とした利点について説明する。
【0014】(1)ネックダウンコアーの下面と鋳物上
面との接触面積を少なくすることができ、また図2に示
す如く、ネックダウンコアー4のはみ出し部分Aの抑え
および押湯スリーブ3のD部における該スリーブ自体の
抑えによって、溶湯の鋳込み時に、従来のネックダウン
コアーを用いた場合のようにネックダウンコアーが盛り
上がることがなくなり(従来例を示す図3(鋳込み前)
および図4(鋳込み後)参照)、その結果押湯スリーブ
の底部に接する鋳物の上面に、図4にて矢印Eで示すよ
うな盛り上がりがなくなる。またネックダウンコアーの
径と押湯スリーブの底部の絞りによって押湯下部の面積
を85%以上小さくすることができ、押湯の切断が極め
て簡単となる。
面との接触面積を少なくすることができ、また図2に示
す如く、ネックダウンコアー4のはみ出し部分Aの抑え
および押湯スリーブ3のD部における該スリーブ自体の
抑えによって、溶湯の鋳込み時に、従来のネックダウン
コアーを用いた場合のようにネックダウンコアーが盛り
上がることがなくなり(従来例を示す図3(鋳込み前)
および図4(鋳込み後)参照)、その結果押湯スリーブ
の底部に接する鋳物の上面に、図4にて矢印Eで示すよ
うな盛り上がりがなくなる。またネックダウンコアーの
径と押湯スリーブの底部の絞りによって押湯下部の面積
を85%以上小さくすることができ、押湯の切断が極め
て簡単となる。
【0015】(2)押湯スリーブが直接鋳物の肌に当た
らないので、鋳物の上面に押湯スリーブからのAl、S
i等の不純物が混入して起きる鋳物肌の硬化を防止する
ことができる。 (3)縦軸に沿う断面形状がV字型、U字型またはこれ
らの類似型である押湯スリーブを使用するので、図5に
示す従来例の場合に生じるようなB部の砂の詰まりが悪
くなるということもなく、従って鋳肌への溶金の差込み
を防止できる。
らないので、鋳物の上面に押湯スリーブからのAl、S
i等の不純物が混入して起きる鋳物肌の硬化を防止する
ことができる。 (3)縦軸に沿う断面形状がV字型、U字型またはこれ
らの類似型である押湯スリーブを使用するので、図5に
示す従来例の場合に生じるようなB部の砂の詰まりが悪
くなるということもなく、従って鋳肌への溶金の差込み
を防止できる。
【0016】(4)ネックダウンコアーの成形に際して
用いる粘結剤としての水溶性アルカリ性フェノール樹脂
は窒素、硫黄を含有しないため、鋳造に際して窒素ガス
またはSO2ガスによるガス欠陥の発生がない。なお、
ギ酸メチルガスを硬化剤とした場合、乾燥を必要としな
いガス成形法を用いることができるため、ネックダウン
コアーの生産性を著しく高めることができ、コスト低減
に有効である。また熱間強度が高いので、鋳造後の変形
がなく、鋳造後の仕上作業における崩壊性は極めて良好
である。
用いる粘結剤としての水溶性アルカリ性フェノール樹脂
は窒素、硫黄を含有しないため、鋳造に際して窒素ガス
またはSO2ガスによるガス欠陥の発生がない。なお、
ギ酸メチルガスを硬化剤とした場合、乾燥を必要としな
いガス成形法を用いることができるため、ネックダウン
コアーの生産性を著しく高めることができ、コスト低減
に有効である。また熱間強度が高いので、鋳造後の変形
がなく、鋳造後の仕上作業における崩壊性は極めて良好
である。
【0017】
実施例1 内径180φの押湯スリーブ(縦断面V字型)の底部
に、ジルコンサンドに亜麻仁油を加えて成形し、300
℃で加熱乾燥して得られたネックダウンコアーを取り付
けたものを、ハイマンガン鋳鋼の鋳造に使用したとこ
ろ、従来のネックダウンコアーを使用した場合に生じた
ネックダウンコアー下部の鋳物表面の盛り上がりがな
く、押湯の下部の径を約85%縮小できた。その結果、
押湯の切断のための時間、経費を大幅(約80%)節約
ができ、欠陥のない鋳鋼製品を得ることができた。また
ネックダウンコアーの下部には、従来のセラミック製の
ネックダウンコアーに見られるようなガス欠陥であるピ
ンポールは皆無であった。
に、ジルコンサンドに亜麻仁油を加えて成形し、300
℃で加熱乾燥して得られたネックダウンコアーを取り付
けたものを、ハイマンガン鋳鋼の鋳造に使用したとこ
ろ、従来のネックダウンコアーを使用した場合に生じた
ネックダウンコアー下部の鋳物表面の盛り上がりがな
く、押湯の下部の径を約85%縮小できた。その結果、
押湯の切断のための時間、経費を大幅(約80%)節約
ができ、欠陥のない鋳鋼製品を得ることができた。また
ネックダウンコアーの下部には、従来のセラミック製の
ネックダウンコアーに見られるようなガス欠陥であるピ
ンポールは皆無であった。
【0018】実施例2 内径220φの押湯スリーブ(縦断面V字型)の底部
に、クロマイトサンドに水溶性アルカリ性フェノール樹
脂を加えて成形し、蟻酸ガスで硬化して得られたネック
ダウンコアーを取り付けたものを、クロムモリブデン鋳
鋼品の鋳造に使用したところ、従来のネックダウンコア
ーを使用した場合に生じたネックダウンコアー自体によ
る盛り上がりがなく、押湯の下部の径を約85%縮小で
き、その結果、押湯をハンマーで簡単にたたき折ること
ができた。また鋳物の歩留りを84%とすることが可能
となり、鋳物仕上げの経費を大幅(約80%)節約がで
き、ネックダウンコアーの下部に全く欠陥のない鋳鋼製
品が得られたばかりでなく、ガス欠陥であるピンポール
は皆無であった。またこの実施例で用いたネックダウン
コアーは、その製造に際して乾燥工程がなく、すべて自
動化が可能であるため、生産性がよく、大量生産に適し
ているので、生産コストの低減が可能である。
に、クロマイトサンドに水溶性アルカリ性フェノール樹
脂を加えて成形し、蟻酸ガスで硬化して得られたネック
ダウンコアーを取り付けたものを、クロムモリブデン鋳
鋼品の鋳造に使用したところ、従来のネックダウンコア
ーを使用した場合に生じたネックダウンコアー自体によ
る盛り上がりがなく、押湯の下部の径を約85%縮小で
き、その結果、押湯をハンマーで簡単にたたき折ること
ができた。また鋳物の歩留りを84%とすることが可能
となり、鋳物仕上げの経費を大幅(約80%)節約がで
き、ネックダウンコアーの下部に全く欠陥のない鋳鋼製
品が得られたばかりでなく、ガス欠陥であるピンポール
は皆無であった。またこの実施例で用いたネックダウン
コアーは、その製造に際して乾燥工程がなく、すべて自
動化が可能であるため、生産性がよく、大量生産に適し
ているので、生産コストの低減が可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明のネックダウンコアー付押湯スリ
ーブを使用することによって、ネックダウンコアーに接
した鋳物表面に盛り上がりはなくなり、従って鋳物仕上
げ工程が大幅に短縮できる。また従来のセラミック製ネ
ックダウンコアーの場合は、通気性がないため、ガスの
逃げが極めて悪く、ネックダウンコアーと鋳肌とが接す
る面にピンホールが発生するが、本発明の場合はネック
ダウンコアーが鋳物砂製であるから、このような欠陥の
発生が皆無である。
ーブを使用することによって、ネックダウンコアーに接
した鋳物表面に盛り上がりはなくなり、従って鋳物仕上
げ工程が大幅に短縮できる。また従来のセラミック製ネ
ックダウンコアーの場合は、通気性がないため、ガスの
逃げが極めて悪く、ネックダウンコアーと鋳肌とが接す
る面にピンホールが発生するが、本発明の場合はネック
ダウンコアーが鋳物砂製であるから、このような欠陥の
発生が皆無である。
【0020】押湯スリーブの上部内径D1に比して同ス
リーブの下部内径D2が絞られているため、D部(図2
参照)の内部が厚くなり、押湯スリーブの絞り部分を加
熱または保温するため、ネックダウンコアーを付けても
押湯スリーブの絞り部分の溶金の冷却が早くなることを
防ぐ。このためネックダウンコアーの部分またはその下
部にひけ巣を生じることはない。
リーブの下部内径D2が絞られているため、D部(図2
参照)の内部が厚くなり、押湯スリーブの絞り部分を加
熱または保温するため、ネックダウンコアーを付けても
押湯スリーブの絞り部分の溶金の冷却が早くなることを
防ぐ。このためネックダウンコアーの部分またはその下
部にひけ巣を生じることはない。
【0021】ネックダウンコアーに接した鋳肌は焼付、
ガス欠陥等がなく、極めて美麗であるため、特にグライ
ンダーによる仕上げをせずにそのまま製品とすることが
できる。
ガス欠陥等がなく、極めて美麗であるため、特にグライ
ンダーによる仕上げをせずにそのまま製品とすることが
できる。
【図1】本発明の実施の態様を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施の態様を示す断面図である。
【図3】従来例のネックダウンコアーを使用した場合の
砂型における溶湯の鋳込み前の押湯スリーブとネックダ
ウンコアーの配置状態を示す図である。
砂型における溶湯の鋳込み前の押湯スリーブとネックダ
ウンコアーの配置状態を示す図である。
【図4】図3の砂型への溶湯の鋳込み後のネックダウン
コアー下部の鋳物の盛り上がり状態を示す図である。
コアー下部の鋳物の盛り上がり状態を示す図である。
【図5】肉厚の薄い部分に、従来例の大径のネックダウ
ンコアーを配置して造型した砂型の脆弱部分の発生個所
を示す説明図である。
ンコアーを配置して造型した砂型の脆弱部分の発生個所
を示す説明図である。
1、3、5 押湯スリーブ 2、4、6 ネックダウンコアー 7 砂鋳型8 押湯
Claims (5)
- 【請求項1】 縦軸に沿う断面形状がV字型、U字型も
しくはこれらの類似型である押湯スリーブの底部に、ネ
ックダウンコアーを取りつけてなり、同ネックダウンコ
アーの中央開口の内径D3は同押湯スリーブの底部開口
の内径D2にほぼ等しいか、またはやや小さく、同ネッ
クダウンコアーの外径D5は同押湯スリーブの底部外径
D4と実質的に等しいか、またはそれより大きいことを
特徴とするネックダウンコアー付押湯スリーブ。 - 【請求項2】 ネックダウンコアーの中央開口の内周側
の縦断面形状を楔状としたことを特徴とする請求項1記
載のネックダウンコアー付押湯スリーブ。 - 【請求項3】 ネックダウンコアーは鋳物砂からなるこ
とを特徴とする請求項1または2記載のネックダウンコ
アー付押湯スリーブ。 - 【請求項4】 ネックダウンコアーはジルコンサンド、
クロマイトサンド等から選んだ1種または2種以上の比
較的比重が大で、融点の高い砂を主成分とすることを特
徴とする請求項1または2記載のネックダウンコアー付
押湯スリーブ。 - 【請求項5】 ネックダウンコアーは粘結剤として乾性
油またはアルカリ性フェノールレジン等の有機性樹脂を
用いて成形されていることを特徴とする請求項1〜4の
いずれかに記載のネックダウンコアー付押湯スリーブ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4264902A JP2782401B2 (ja) | 1991-10-03 | 1992-10-02 | ネックダウンコアー付開放型押湯スリーブ |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3-80602 | 1991-10-03 | ||
| JP8060291 | 1991-10-03 | ||
| JP4264902A JP2782401B2 (ja) | 1991-10-03 | 1992-10-02 | ネックダウンコアー付開放型押湯スリーブ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05337600A true JPH05337600A (ja) | 1993-12-21 |
| JP2782401B2 JP2782401B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=26421596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4264902A Expired - Fee Related JP2782401B2 (ja) | 1991-10-03 | 1992-10-02 | ネックダウンコアー付開放型押湯スリーブ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2782401B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08103850A (ja) * | 1994-09-30 | 1996-04-23 | Kurimoto Ltd | 鋳造用の押湯ネックダウンコア |
| JP2018058103A (ja) * | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 日立金属株式会社 | 押湯形成体及びその押湯形成体を用いた鋳物の製造方法 |
| CN113968001A (zh) * | 2021-10-26 | 2022-01-25 | 重庆精渝田科技有限公司 | 软硬复合胶件注塑装置及成型方法 |
| CN116197359A (zh) * | 2023-04-11 | 2023-06-02 | 四川省金镭重工有限公司 | 一种铸钢件防止冒口颈粘砂的铸件模型及铸造方法 |
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| JPS59162140U (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-30 | 花王株式会社 | ネツク部を有する押湯発熱体 |
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1992
- 1992-10-02 JP JP4264902A patent/JP2782401B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2782401B2 (ja) | 1998-07-30 |
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