JPH05337601A - 砂型鋳型の押湯用中子 - Google Patents
砂型鋳型の押湯用中子Info
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- JPH05337601A JPH05337601A JP17021892A JP17021892A JPH05337601A JP H05337601 A JPH05337601 A JP H05337601A JP 17021892 A JP17021892 A JP 17021892A JP 17021892 A JP17021892 A JP 17021892A JP H05337601 A JPH05337601 A JP H05337601A
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Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 砂型鋳型の押湯に設置して鋳造における押湯
効果と分離効果を確保し得る押湯用中子を提供する。 【構成】 耐火製板体1の中央に設けた開口部2に耐熱
性網体を張設して成る押湯用中子の該網体3の開孔率A
と該中央開口部2の面積S1 が該板体1の上面の押湯横
断面の面積S2 に対し占める面積比S1 /S2 =Bとの
関係を下記のように設定する。 20%≦A<30%において20%<B≦47%; 30%≦A<40%において16%<B<39%; 40%≦A<50%において12%<B<31%; 50%≦A≦60%において12%<B<28%。
効果と分離効果を確保し得る押湯用中子を提供する。 【構成】 耐火製板体1の中央に設けた開口部2に耐熱
性網体を張設して成る押湯用中子の該網体3の開孔率A
と該中央開口部2の面積S1 が該板体1の上面の押湯横
断面の面積S2 に対し占める面積比S1 /S2 =Bとの
関係を下記のように設定する。 20%≦A<30%において20%<B≦47%; 30%≦A<40%において16%<B<39%; 40%≦A<50%において12%<B<31%; 50%≦A≦60%において12%<B<28%。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高融点金属などの金属
溶湯を鋳造する砂型鋳型の押湯に設置して使用される砂
型鋳型の押湯用中子に関する。
溶湯を鋳造する砂型鋳型の押湯に設置して使用される砂
型鋳型の押湯用中子に関する。
【0002】
【従来の技術並びに発明が解決しようとする課題】従
来、湯口と押湯とが各別に具備して成る方案系砂型鋳型
を用いて、例えば高融点金属の溶湯を湯口から注入し、
製品鋳造用空間を充たし、該押湯へ溶湯を押し上げた状
態で鋳造し、鋳造後、該鋳造製品と押湯凝固部とをバー
ナーや刃物などで切断分離していたが、その分離作業能
率が悪く、粉塵などが発生し、衛生上問題があるなどの
不都合を生じていた。また、その分離作業を容易にする
べく、特開昭60−82248号公報などに開示されて
いるように、耐火製板体の中央部にネックダウン用開口
部を設けて成る中子を該押湯の基部に、製品鋳造用空間
との間に介在させて成る砂型鋳型が提案され、鋳造後、
該押湯凝固部をハンマーで叩き分離することが提案され
ているが、該中央開口部の面積が小さすぎると押湯効果
が妨げられ、その結果、ひけ巣を有する不良製品を生
じ、生産効率の低下をもたらし、逆に該中央開口部の面
積が大きすぎると、ハンマーによる分断効率が悪くな
り、しばしば分断不能をもたらす。一方、特公昭47−
14631号公報に開示の湯口を兼ねる押湯の基部に、
押湯の口径と略同径の中央開口部に耐熱性網体を張設し
て成る中子を設置し、該中子の該網体により溶湯の濾過
を行わせ、鋳造後、その網体の介在により、分断を容易
に行うようにしたものであるが、該中子は、該中央開口
部の口径と該湯口の口径とが略等しいため、その注湯の
落下時に受ける該網体の衝撃は大きく、該網体の変形を
もたらし、濾過性の低下、該網体の吊り下がりによる鋳
造製品への喰い込み、損傷をもたらす恐れがある。ま
た、その網体の開孔率によっては、押湯効果の低下、分
断性の低下をもたらす。出願人は、先に、実願平3−4
0989号として、上記の湯口を兼ねる押湯を具備した
方案系砂型鋳型の押湯用中子の改良型を提案した。これ
によれば、網体の開孔率を20〜35%の範囲とすることに
より、耐衝撃性を付与し、濾過性、押湯効果、分断性の
向上し得られるようにしたが、中央開口部の面積、該網
体の開孔率と該耐熱性板体の押湯口横断面に対する該中
央開口部の面積比率との関係などの種々のファクターの
値によっては、上記の諸効果を確実に発揮する保証はな
い。これらの条件は、先の湯口と押湯を各別に備えた方
案系砂型鋳型の押湯用中子にも当て嵌まり、上記の種々
のファクターにつき検討し、押湯効果、条件値を求める
ことができれば望ましい。
来、湯口と押湯とが各別に具備して成る方案系砂型鋳型
を用いて、例えば高融点金属の溶湯を湯口から注入し、
製品鋳造用空間を充たし、該押湯へ溶湯を押し上げた状
態で鋳造し、鋳造後、該鋳造製品と押湯凝固部とをバー
ナーや刃物などで切断分離していたが、その分離作業能
率が悪く、粉塵などが発生し、衛生上問題があるなどの
不都合を生じていた。また、その分離作業を容易にする
べく、特開昭60−82248号公報などに開示されて
いるように、耐火製板体の中央部にネックダウン用開口
部を設けて成る中子を該押湯の基部に、製品鋳造用空間
との間に介在させて成る砂型鋳型が提案され、鋳造後、
該押湯凝固部をハンマーで叩き分離することが提案され
ているが、該中央開口部の面積が小さすぎると押湯効果
が妨げられ、その結果、ひけ巣を有する不良製品を生
じ、生産効率の低下をもたらし、逆に該中央開口部の面
積が大きすぎると、ハンマーによる分断効率が悪くな
り、しばしば分断不能をもたらす。一方、特公昭47−
14631号公報に開示の湯口を兼ねる押湯の基部に、
押湯の口径と略同径の中央開口部に耐熱性網体を張設し
て成る中子を設置し、該中子の該網体により溶湯の濾過
を行わせ、鋳造後、その網体の介在により、分断を容易
に行うようにしたものであるが、該中子は、該中央開口
部の口径と該湯口の口径とが略等しいため、その注湯の
落下時に受ける該網体の衝撃は大きく、該網体の変形を
もたらし、濾過性の低下、該網体の吊り下がりによる鋳
造製品への喰い込み、損傷をもたらす恐れがある。ま
た、その網体の開孔率によっては、押湯効果の低下、分
断性の低下をもたらす。出願人は、先に、実願平3−4
0989号として、上記の湯口を兼ねる押湯を具備した
方案系砂型鋳型の押湯用中子の改良型を提案した。これ
によれば、網体の開孔率を20〜35%の範囲とすることに
より、耐衝撃性を付与し、濾過性、押湯効果、分断性の
向上し得られるようにしたが、中央開口部の面積、該網
体の開孔率と該耐熱性板体の押湯口横断面に対する該中
央開口部の面積比率との関係などの種々のファクターの
値によっては、上記の諸効果を確実に発揮する保証はな
い。これらの条件は、先の湯口と押湯を各別に備えた方
案系砂型鋳型の押湯用中子にも当て嵌まり、上記の種々
のファクターにつき検討し、押湯効果、条件値を求める
ことができれば望ましい。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の従来の
技術の欠点を解消すると共に上記の要望を満足した砂型
鋳型の押湯中子を提供するもので、その第1の発明は、
中央開口部に張設した耐熱性網体を保持した耐火製板体
から成り、湯口と押湯とを各別に備えた方案系砂型鋳型
の該押湯に設置される砂型鋳型の押湯用中子において、
該中央開口部の面積は約8cm2 〜約40cm2 の範囲であ
り、且つ該耐熱性網体の開孔率Aと該板体の押湯横断面
に対する該中央開口部の面積比率Bとの関係を下記のよ
うに設定することを特徴とする。 20%≦A<30%において20%<B≦47%; 30%≦A<40%において16%<B<39%; 40%≦A<50%において12%<B<31%; 50%≦A≦60%において12%<B<28%。 更にその第2の発明は、中央開口部に張設した耐熱性網
体を保持した耐火製板体から成り、湯口を兼用する押湯
を備えた方案系砂型鋳型の該押湯口に設置される砂型鋳
型の押湯用中子において、該中央開口部の面積は約8cm
2 〜約40cm2 の範囲であり、且つ該耐熱性網体の開孔率
Aと該板体の押湯横断面に対する該中央開口部の面積比
率Bとの関係を下記のように設定することを特徴とす
る。 20%≦A<30%において16%<B<47%;並び
に 30%≦A≦35%において12%<B<43%。
技術の欠点を解消すると共に上記の要望を満足した砂型
鋳型の押湯中子を提供するもので、その第1の発明は、
中央開口部に張設した耐熱性網体を保持した耐火製板体
から成り、湯口と押湯とを各別に備えた方案系砂型鋳型
の該押湯に設置される砂型鋳型の押湯用中子において、
該中央開口部の面積は約8cm2 〜約40cm2 の範囲であ
り、且つ該耐熱性網体の開孔率Aと該板体の押湯横断面
に対する該中央開口部の面積比率Bとの関係を下記のよ
うに設定することを特徴とする。 20%≦A<30%において20%<B≦47%; 30%≦A<40%において16%<B<39%; 40%≦A<50%において12%<B<31%; 50%≦A≦60%において12%<B<28%。 更にその第2の発明は、中央開口部に張設した耐熱性網
体を保持した耐火製板体から成り、湯口を兼用する押湯
を備えた方案系砂型鋳型の該押湯口に設置される砂型鋳
型の押湯用中子において、該中央開口部の面積は約8cm
2 〜約40cm2 の範囲であり、且つ該耐熱性網体の開孔率
Aと該板体の押湯横断面に対する該中央開口部の面積比
率Bとの関係を下記のように設定することを特徴とす
る。 20%≦A<30%において16%<B<47%;並び
に 30%≦A≦35%において12%<B<43%。
【0004】
【作用】第1の発明の押湯用中子は、上記の中央開口部
の面積の範囲によりハンマーによる分断効果を確実にも
たらす。また、上記の夫々の該網体の開孔率Aにおいて
夫々該面積比率Bを上記の範囲を選択することにより、
押湯効果とハンマーにより1〜3回叩くことにより簡単
に分断できる効果とを保証し、ひけ巣のない良質の鋳造
製品を確実に得られ、生産効率の向上をもたらす。第2
の発明の押湯用中子は、良好な濾過性能を維持し、而も
上記の第1の発明の押湯用中子と同様の諸効果をもたら
す。この場合、該中子の該耐火製板体の該中央開口部に
張設される耐熱性網体の高さを該板の下面から少なくと
も2mmの高さ位置に張設することが好ましい。かくする
ときは、該網体の下面に部を囲繞する板の内周壁面とで
形成される滞溜部に、溶湯中のスラグやノロなどの粒子
を浮上滞溜させることができるので、鋳造製品にかゝる
粒子を含まない良質の製品が得られる。
の面積の範囲によりハンマーによる分断効果を確実にも
たらす。また、上記の夫々の該網体の開孔率Aにおいて
夫々該面積比率Bを上記の範囲を選択することにより、
押湯効果とハンマーにより1〜3回叩くことにより簡単
に分断できる効果とを保証し、ひけ巣のない良質の鋳造
製品を確実に得られ、生産効率の向上をもたらす。第2
の発明の押湯用中子は、良好な濾過性能を維持し、而も
上記の第1の発明の押湯用中子と同様の諸効果をもたら
す。この場合、該中子の該耐火製板体の該中央開口部に
張設される耐熱性網体の高さを該板の下面から少なくと
も2mmの高さ位置に張設することが好ましい。かくする
ときは、該網体の下面に部を囲繞する板の内周壁面とで
形成される滞溜部に、溶湯中のスラグやノロなどの粒子
を浮上滞溜させることができるので、鋳造製品にかゝる
粒子を含まない良質の製品が得られる。
【0005】
【実施例】次に本発明の実施例を詳細に説明する。図1
及び図2は、本発明の実施の1例の押湯溶中子を示す。
該中子は、円形で適宜肉厚のシェル砂などを材料とした
耐火製板体1と、該板体1の中心部に設けたネックダウ
ン用の中央開口部2に周縁部を埋設状態に保持して張設
された耐熱性網体3とから成る。好ましくは、押湯の保
温のため、該板体1の周縁に、図示の例ではその周縁上
面に下端を耐熱性接着剤などで結着した円形スリーブ4
を設け、その内部に、内径Dと容積をもつ押湯用空間5
を形成するスリーブ付き押湯用中子とすることが好まし
い。また該円形スリーブ4は耐熱性物質から成り、好ま
しくは、内部の押湯を加温する発熱性スリーブとするこ
とが好ましい。該耐熱性網体3としては、炭素繊維また
はガラス繊維から成る織布で形成し、好ましくは、SiO
2 を95%以上含有する高珪酸ガラス繊維から成る織布が
好ましい。また、厚さは 0.5〜2mm程度であることが好
ましい。
及び図2は、本発明の実施の1例の押湯溶中子を示す。
該中子は、円形で適宜肉厚のシェル砂などを材料とした
耐火製板体1と、該板体1の中心部に設けたネックダウ
ン用の中央開口部2に周縁部を埋設状態に保持して張設
された耐熱性網体3とから成る。好ましくは、押湯の保
温のため、該板体1の周縁に、図示の例ではその周縁上
面に下端を耐熱性接着剤などで結着した円形スリーブ4
を設け、その内部に、内径Dと容積をもつ押湯用空間5
を形成するスリーブ付き押湯用中子とすることが好まし
い。また該円形スリーブ4は耐熱性物質から成り、好ま
しくは、内部の押湯を加温する発熱性スリーブとするこ
とが好ましい。該耐熱性網体3としては、炭素繊維また
はガラス繊維から成る織布で形成し、好ましくは、SiO
2 を95%以上含有する高珪酸ガラス繊維から成る織布が
好ましい。また、厚さは 0.5〜2mm程度であることが好
ましい。
【0006】先ず、押湯効果、分断効果を生ずる限界を
求めるため、中央開口部2の面積S1 及び網体3の開孔
率、スリーブ4の内径D1 即ち、押湯用収容空間5の内
径D1 を異にするが、図1と同じ構造の押湯用中子の多
数個を用意し、これらを、図3示と同じ構造を有する
が、各種の押湯用中子を設定する押湯7を具備し鋳造す
るに適した方案系砂型鋳型の押湯に夫々セットして、夫
々の鋳造を行った。その結果、押湯効果を生ぜしめ且つ
ハンマーによる分断を可能とするには、中央開口部の面
積は約8cm2 〜約40cm2 の範囲、網体の開孔率は約20%
〜約60%の範囲、押湯用空間、即ち該スリーブの内径D
1 は約70mm〜約 160mmの範囲であることが好ましいこと
が確認された。
求めるため、中央開口部2の面積S1 及び網体3の開孔
率、スリーブ4の内径D1 即ち、押湯用収容空間5の内
径D1 を異にするが、図1と同じ構造の押湯用中子の多
数個を用意し、これらを、図3示と同じ構造を有する
が、各種の押湯用中子を設定する押湯7を具備し鋳造す
るに適した方案系砂型鋳型の押湯に夫々セットして、夫
々の鋳造を行った。その結果、押湯効果を生ぜしめ且つ
ハンマーによる分断を可能とするには、中央開口部の面
積は約8cm2 〜約40cm2 の範囲、網体の開孔率は約20%
〜約60%の範囲、押湯用空間、即ち該スリーブの内径D
1 は約70mm〜約 160mmの範囲であることが好ましいこと
が確認された。
【0007】網体の開孔率20〜60%の範囲において、そ
の開孔率と中央開口部の面積S1 が板体1の上面の押湯
横断面積S2 、即ち、実施例では、スリーブ4により区
劃形成される内径D1 を有する押湯横断面の面積S2 に
占める面積比率B、即ちS1/S2 =Bとの関係が、押
湯効果とハンマーによる分断効果に重要なファクターと
なることに着目し、この関係を検討するべく次のように
試験した。即ち、耐火製板体1としては、厚さ10mm、外
径 140mmのシェル砂製耐火製板を使用し、その周縁部の
上面に外径D2 140mm 、内径D1 100mm 、高さ 100mmを
取り付け、その押湯用収容空間5の容器 0.8l、板体1
の押湯横断面の面積S2 78.5cm2 となる共通の構造とす
るが、その中央開口部の面積S1 を下記表1に示すよう
に種々変えて、従って面積比率(%)S1 /S2 =Bを
変えて、而してこれらの中央開口部2に開孔率が20〜60
%までと異なる高珪酸ガラス繊維の網体3を夫々張設し
て成る多数の押湯用中子について、夫々図1に示す鋳型
の該押湯7内にセットして表2に示す鋳込み条件で鋳造
を行った。該スリーブ4としては、発熱性スリーブを使
用した。
の開孔率と中央開口部の面積S1 が板体1の上面の押湯
横断面積S2 、即ち、実施例では、スリーブ4により区
劃形成される内径D1 を有する押湯横断面の面積S2 に
占める面積比率B、即ちS1/S2 =Bとの関係が、押
湯効果とハンマーによる分断効果に重要なファクターと
なることに着目し、この関係を検討するべく次のように
試験した。即ち、耐火製板体1としては、厚さ10mm、外
径 140mmのシェル砂製耐火製板を使用し、その周縁部の
上面に外径D2 140mm 、内径D1 100mm 、高さ 100mmを
取り付け、その押湯用収容空間5の容器 0.8l、板体1
の押湯横断面の面積S2 78.5cm2 となる共通の構造とす
るが、その中央開口部の面積S1 を下記表1に示すよう
に種々変えて、従って面積比率(%)S1 /S2 =Bを
変えて、而してこれらの中央開口部2に開孔率が20〜60
%までと異なる高珪酸ガラス繊維の網体3を夫々張設し
て成る多数の押湯用中子について、夫々図1に示す鋳型
の該押湯7内にセットして表2に示す鋳込み条件で鋳造
を行った。該スリーブ4としては、発熱性スリーブを使
用した。
【0008】
【表1】
【0009】
【表2】
【0010】表1から明らかなように、ひけ巣を生じな
い押湯効果は、網体の開孔率Aと面積比率Bは、次の関
係において設定するとき、発揮されることが分かる。 20%≦A<30%において20%<B; 30%≦A<40%において16%<B; 40%≦A<50%において12%<B; 50%≦A≦60%において12%<B。
い押湯効果は、網体の開孔率Aと面積比率Bは、次の関
係において設定するとき、発揮されることが分かる。 20%≦A<30%において20%<B; 30%≦A<40%において16%<B; 40%≦A<50%において12%<B; 50%≦A≦60%において12%<B。
【0011】上記のように鋳造後、鋳型から取り出した
夫々の鋳造物の押湯凝固部を 3.6Kgのハンマーにより、
鋳造製品部から分離されるまで叩いた。その分断に必要
な叩き回数が1〜3回迄を分断効果が容易なものとし、
4回以上のものを分断効果不良と判断した。その試験結
果は下記表3に示す通りであった。参考に、各中央開口
部に網体がないものを表3に並記した。
夫々の鋳造物の押湯凝固部を 3.6Kgのハンマーにより、
鋳造製品部から分離されるまで叩いた。その分断に必要
な叩き回数が1〜3回迄を分断効果が容易なものとし、
4回以上のものを分断効果不良と判断した。その試験結
果は下記表3に示す通りであった。参考に、各中央開口
部に網体がないものを表3に並記した。
【0012】
【表3】
【0013】表3から明らかなように、網体の開孔率に
対し面積比率S1 /S2 =Bを下記のように設定すると
きは、優れた分断効果をもたらすことが判る。 20%≦A<30%においてB≦47%; 30%≦A<40%においてB<39%; 40%≦A<50%においてB<31%; 50%≦A≦60%においてB<28%。
対し面積比率S1 /S2 =Bを下記のように設定すると
きは、優れた分断効果をもたらすことが判る。 20%≦A<30%においてB≦47%; 30%≦A<40%においてB<39%; 40%≦A<50%においてB<31%; 50%≦A≦60%においてB<28%。
【0014】以上の押湯効果試験と分断効果試験の結果
より、ひけ巣のない押湯効果及び 3.6Kgのハンマーによ
る3回までの叩きによる容易な分断効果を確保するため
には、網体の開孔率Aに対する板体の押湯横断面S2 に
対する中央開口部S1 の面積比率S1 /S2 =Bを次の
ような関係を有するように設定した押湯用中子を構成す
ることが必要であるとの結論を得た。 20%≦A<30%において20%<B≦47%; 30%≦A<40%において16%<B<39%; 40%≦A<50%において12%<B<31%; 50%≦A≦60%において12%<B<28%。
より、ひけ巣のない押湯効果及び 3.6Kgのハンマーによ
る3回までの叩きによる容易な分断効果を確保するため
には、網体の開孔率Aに対する板体の押湯横断面S2 に
対する中央開口部S1 の面積比率S1 /S2 =Bを次の
ような関係を有するように設定した押湯用中子を構成す
ることが必要であるとの結論を得た。 20%≦A<30%において20%<B≦47%; 30%≦A<40%において16%<B<39%; 40%≦A<50%において12%<B<31%; 50%≦A≦60%において12%<B<28%。
【0015】次に、上記と同じ構造をもつ押湯用中子を
湯口に兼ねる押湯を具備した方案系砂型鋳型に使用した
場合、上記と同様の押湯効果と分断効果を得るために、
その網体の開孔率に対する面積比率S1 /S2 =Bの適
用範囲にすべきかを検討するべく、上記と同様の試験
を、図4示に示す砂型鋳型9aの湯口兼押湯7aに設置し
て、上記と同じ表2に示す鋳込み条件で行った。図面で
8aは鋳造製品用空間を示す。但し、該網体の開孔率は、
溶湯の注湯時の耐衝撃性と優れた濾過性とを保持する必
要上、先に実願平3−40989号において提案した開
孔率20%〜35%の範囲内にあるものを使用した。その押
湯効果試験結果は下記表4に示す通りであった。
湯口に兼ねる押湯を具備した方案系砂型鋳型に使用した
場合、上記と同様の押湯効果と分断効果を得るために、
その網体の開孔率に対する面積比率S1 /S2 =Bの適
用範囲にすべきかを検討するべく、上記と同様の試験
を、図4示に示す砂型鋳型9aの湯口兼押湯7aに設置し
て、上記と同じ表2に示す鋳込み条件で行った。図面で
8aは鋳造製品用空間を示す。但し、該網体の開孔率は、
溶湯の注湯時の耐衝撃性と優れた濾過性とを保持する必
要上、先に実願平3−40989号において提案した開
孔率20%〜35%の範囲内にあるものを使用した。その押
湯効果試験結果は下記表4に示す通りであった。
【0016】
【表4】
【0017】表4から明らかなように、ひけ巣のない押
湯効果は、網体の開孔率Aに対する面積比率Bは下記の
関係で設定することにより達成されることが判った。 20%≦A<30%において16%<B; 30%≦A≦35%において12%<B。
湯効果は、網体の開孔率Aに対する面積比率Bは下記の
関係で設定することにより達成されることが判った。 20%≦A<30%において16%<B; 30%≦A≦35%において12%<B。
【0018】また、上記の鋳込みにより得られた夫々の
鋳物の該押湯凝固部の分断効果試験結果は下記表5に示
す通りであった。
鋳物の該押湯凝固部の分断効果試験結果は下記表5に示
す通りであった。
【0019】
【表5】
【0020】表5から明らかなように、ハンマーによる
叩き回数3回以下で分断できる網体の開孔率Aと面積比
率Bとの関係は下記のように設定しなければならない。 20%≦A<30%においてB<47%; 30%≦A≦35%においてB<43%。
叩き回数3回以下で分断できる網体の開孔率Aと面積比
率Bとの関係は下記のように設定しなければならない。 20%≦A<30%においてB<47%; 30%≦A≦35%においてB<43%。
【0021】以上の試験結果から、ひけ巣を生じない押
湯効果とハンマーによる叩き回数3回以下の分断効果
は、網体の開孔率Aと面積比率Bとの関係は次のように
有する押湯用中子を作製することにより確保することが
できる。 20%≦A<30%において16%<B<47%; 30%≦A≦35%において12%<B<43%。
湯効果とハンマーによる叩き回数3回以下の分断効果
は、網体の開孔率Aと面積比率Bとの関係は次のように
有する押湯用中子を作製することにより確保することが
できる。 20%≦A<30%において16%<B<47%; 30%≦A≦35%において12%<B<43%。
【0022】尚、以上の押湯効果並びに分断効果の試験
結果には、スリーブ内径 100mm、押湯口横断面78.5cm2
を有する押湯用中子を用いたが、スリーブ内径が約70〜
約 160mmの範囲、即ち、押湯口横断面の面積が約30cm2
〜約 200cm2 の範囲を有するスリーブ付き押湯用中子を
用いた場合でも、上記と同様の試験結果を得た。
結果には、スリーブ内径 100mm、押湯口横断面78.5cm2
を有する押湯用中子を用いたが、スリーブ内径が約70〜
約 160mmの範囲、即ち、押湯口横断面の面積が約30cm2
〜約 200cm2 の範囲を有するスリーブ付き押湯用中子を
用いた場合でも、上記と同様の試験結果を得た。
【0023】尚、本発明の押湯用中子において、該板体
1の該中央開口部2を囲繞する内周面は、従来公知のよ
うに先端に至るに従い肉薄となるくさび型に形成しても
良い。また、スリーブ付き押湯用中子の場合は、該板体
1の外周縁に、その上面または端面に結着されるスリー
ブ4の内径により囲まれる面域が押湯面積S1 となり、
また鋳型に設置した場合は、該スリーブ4の内部空間が
押湯を規制することになるが、スリーブなしの板体1の
みから成る押湯用中子の場合は、鋳型の押湯に露出する
面が押湯横断面S2 となる。
1の該中央開口部2を囲繞する内周面は、従来公知のよ
うに先端に至るに従い肉薄となるくさび型に形成しても
良い。また、スリーブ付き押湯用中子の場合は、該板体
1の外周縁に、その上面または端面に結着されるスリー
ブ4の内径により囲まれる面域が押湯面積S1 となり、
また鋳型に設置した場合は、該スリーブ4の内部空間が
押湯を規制することになるが、スリーブなしの板体1の
みから成る押湯用中子の場合は、鋳型の押湯に露出する
面が押湯横断面S2 となる。
【0024】本発明の押湯用中子により、更に好ましい
実施例は、該網体3の張設を、高さ10mmの該板体1の下
面から少なくとも2mmの高さ位置に設けることである。
これによれば、その中子を図3示または図4示の鋳型9
または9aの押湯7または7aに設置した場合、その網体3
の下面に2mm以下の高さ該製品用空間8または8aの上方
に、該板体1の下面から少なくとも2mmの高さを有する
スラグ、ノロなどの異物粒子を溜める空間10が形成され
ることゝなるので、かゝる異物粒子が鋳造製品に喰い込
むことを防止でき、分断後、異物粒子集積層を研削除去
することにより表面の美麗な良質の製品を得ることがで
きる。従って、その集積層は、可及的に薄いことが望ま
しく、従って、貯溜用空間10の網体3は該板体1の下面
から2〜5mm程度確保することが一般である。
実施例は、該網体3の張設を、高さ10mmの該板体1の下
面から少なくとも2mmの高さ位置に設けることである。
これによれば、その中子を図3示または図4示の鋳型9
または9aの押湯7または7aに設置した場合、その網体3
の下面に2mm以下の高さ該製品用空間8または8aの上方
に、該板体1の下面から少なくとも2mmの高さを有する
スラグ、ノロなどの異物粒子を溜める空間10が形成され
ることゝなるので、かゝる異物粒子が鋳造製品に喰い込
むことを防止でき、分断後、異物粒子集積層を研削除去
することにより表面の美麗な良質の製品を得ることがで
きる。従って、その集積層は、可及的に薄いことが望ま
しく、従って、貯溜用空間10の網体3は該板体1の下面
から2〜5mm程度確保することが一般である。
【0025】
【発明の効果】このように本発明によるときは、耐火製
板体の中央に上記所定の開口部を有し、且つ該中央開口
部に上記所定の開孔率を有する耐熱性網体を張設して成
る押湯用中子において、これを湯口と押湯とを各別に有
する方案系砂型鋳型に用いる場合には、該網体の開孔率
Aと板体の押湯受面に対する該中央開口部の面積比率B
とを下記のように設定することにより、ひけ巣のない鋳
造製品をもたらす押湯効果と 3.6Kgのハンマーで多くて
も3回の叩きにより分断を可能とする分断効果を確保す
ることができる効果をもたらす。 記 20%≦A<30%において20%<B≦47%; 30%≦A<40%において16%<B<39%; 40%≦A<50%において12%<B<31%; 50%≦A≦60%において12%<B<28%。 また、これを注湯口を兼ねる押湯を有する方案系砂型鋳
型に用いる場合には、該網体の開孔率Aと上記の面積比
率Bとを 20%≦A<30%において16%<B<47%; 30%≦A≦35%において12%<B<43% に設定するときは、注湯時良好な耐衝撃性、濾過性を確
保する上に、上記と同様の押湯効果と分断効果を確保す
ることができる効果を有する。この場合、上記の本発明
の押湯用中子の網体を、該板体の下面より少なくとも2
mmの高さに張設するときは、分断後の鋳造製品の表面に
スラグやノロなどの異物粒子が喰い込むことが防止で
き、良質の製品を確保でき好ましい。
板体の中央に上記所定の開口部を有し、且つ該中央開口
部に上記所定の開孔率を有する耐熱性網体を張設して成
る押湯用中子において、これを湯口と押湯とを各別に有
する方案系砂型鋳型に用いる場合には、該網体の開孔率
Aと板体の押湯受面に対する該中央開口部の面積比率B
とを下記のように設定することにより、ひけ巣のない鋳
造製品をもたらす押湯効果と 3.6Kgのハンマーで多くて
も3回の叩きにより分断を可能とする分断効果を確保す
ることができる効果をもたらす。 記 20%≦A<30%において20%<B≦47%; 30%≦A<40%において16%<B<39%; 40%≦A<50%において12%<B<31%; 50%≦A≦60%において12%<B<28%。 また、これを注湯口を兼ねる押湯を有する方案系砂型鋳
型に用いる場合には、該網体の開孔率Aと上記の面積比
率Bとを 20%≦A<30%において16%<B<47%; 30%≦A≦35%において12%<B<43% に設定するときは、注湯時良好な耐衝撃性、濾過性を確
保する上に、上記と同様の押湯効果と分断効果を確保す
ることができる効果を有する。この場合、上記の本発明
の押湯用中子の網体を、該板体の下面より少なくとも2
mmの高さに張設するときは、分断後の鋳造製品の表面に
スラグやノロなどの異物粒子が喰い込むことが防止で
き、良質の製品を確保でき好ましい。
【図1】本発明実施の1例の押湯用中子の断面図であ
る。
る。
【図2】図1に示す押湯用中子の上面図である。
【図3】湯口と押湯を各別に有する方案系であり且つ本
発明の押湯用中子を設置して成る砂型鋳型の縦断面図で
ある。
発明の押湯用中子を設置して成る砂型鋳型の縦断面図で
ある。
【図4】湯口を兼ねる押湯を有する方案系であり且つ本
発明の押湯用中子を設置して成る砂型鋳型の縦断面図で
ある。
発明の押湯用中子を設置して成る砂型鋳型の縦断面図で
ある。
【符号の説明】 1 耐火製板体 2 中央開口部 3
耐熱性網体 4 スリーブ 9 砂型鋳型 9a
砂型鋳型 10 異物粒子貯溜用空間 A 網体の開孔率 B
面積比率 S1 中央開口部の面積 S2 押湯横断面の面積
耐熱性網体 4 スリーブ 9 砂型鋳型 9a
砂型鋳型 10 異物粒子貯溜用空間 A 網体の開孔率 B
面積比率 S1 中央開口部の面積 S2 押湯横断面の面積
【表1】 × 孔径2mm以上のひけ巣発生 △ 孔径2mm以下のひけ巣発生 ○ ひけ巣発生なし
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
Claims (3)
- 【請求項1】 中央開口部に張設した耐熱性網体を保持
した耐火製板体から成り、湯口と押湯とを各別に備えた
方案系砂型鋳型の該押湯に設置される砂型鋳型の押湯用
中子において、該中央開口部の面積は約8cm2 〜約40cm
2 の範囲であり、且つ該耐熱性網体の開孔率Aと該板体
の押湯横断面に対する該中央開口部の面積比率Bとの関
係を下記のように設定することを特徴とする。 20%≦A<30%において20%<B≦47%; 30%≦A<40%において16%<B<39%; 40%≦A<50%において12%<B<31%; 50%≦A≦60%において12%<B<28%。 - 【請求項2】 中央開口部に張設した耐熱性網体を保持
した耐火製板体から成り、湯口を兼用する押湯を備えた
方案系砂型鋳型の該押湯に設置される砂型鋳型の押湯用
中子において、該中央開口部の面積は約8cm2 〜約40cm
2 の範囲であり、且つ該耐熱性網体の開孔率Aと該板体
の押湯横断面に対する該中央開口部の面積比率Bとの関
係を下記のように設定することを特徴とする。 20%≦A<30%において16%<B<47%; 30%≦A≦35%において12%<B<43%。 - 【請求項3】 該耐火製板体の該中央開口部に張設され
る該耐熱性網体を、該耐火製板体の底面より少なくとも
2mmの高さ位置に張設して成る請求項1または2の砂型
鋳型の押湯用中子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17021892A JPH05337601A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 砂型鋳型の押湯用中子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17021892A JPH05337601A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 砂型鋳型の押湯用中子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05337601A true JPH05337601A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15900864
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17021892A Pending JPH05337601A (ja) | 1992-06-04 | 1992-06-04 | 砂型鋳型の押湯用中子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05337601A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103394645A (zh) * | 2013-07-03 | 2013-11-20 | 安徽省宁国新宁装备制造科技发展有限公司 | 一种冒口和铸造型腔一体化成型模 |
-
1992
- 1992-06-04 JP JP17021892A patent/JPH05337601A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103394645A (zh) * | 2013-07-03 | 2013-11-20 | 安徽省宁国新宁装备制造科技发展有限公司 | 一种冒口和铸造型腔一体化成型模 |
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