JPH05337704A - 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 - Google Patents
傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具Info
- Publication number
- JPH05337704A JPH05337704A JP4177499A JP17749992A JPH05337704A JP H05337704 A JPH05337704 A JP H05337704A JP 4177499 A JP4177499 A JP 4177499A JP 17749992 A JP17749992 A JP 17749992A JP H05337704 A JPH05337704 A JP H05337704A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cemented carbide
- hard layer
- layer
- coated
- cutting tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 傾斜硬質層が被覆されているチップ、ドリ
ル、エンドミルなどいかなる切削に対しても優れた切削
性能を示す傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具に関する
ものである。 【構成】 超硬合金基体の表面または超硬合金基体の表
面にさらに窒化チタン層を被覆した前記窒化チタン層の
上に、Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬
質層を被覆してなる切削工具において、前記Ti(Cx
Ny)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層におけるx
は、超硬合金基体の表面または窒化チタン層に接する面
で実質的に0となり、内面から外面に向かって層厚方向
に増加するように変化して炭化チタン層に接する面で実
質的に1となり、一方、yは、超硬合金基体の表面また
は窒化チタン層に接する面で実質的に1となり、内面か
ら外面に向かって層厚方向に減少するように変化して最
外面で実質的に0となる傾斜硬質層被覆超硬合金製切削
工具。
ル、エンドミルなどいかなる切削に対しても優れた切削
性能を示す傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具に関する
ものである。 【構成】 超硬合金基体の表面または超硬合金基体の表
面にさらに窒化チタン層を被覆した前記窒化チタン層の
上に、Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬
質層を被覆してなる切削工具において、前記Ti(Cx
Ny)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層におけるx
は、超硬合金基体の表面または窒化チタン層に接する面
で実質的に0となり、内面から外面に向かって層厚方向
に増加するように変化して炭化チタン層に接する面で実
質的に1となり、一方、yは、超硬合金基体の表面また
は窒化チタン層に接する面で実質的に1となり、内面か
ら外面に向かって層厚方向に減少するように変化して最
外面で実質的に0となる傾斜硬質層被覆超硬合金製切削
工具。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、傾斜硬質層が被覆さ
れているチップ、ドリル、エンドミルなどいかなる切削
に対しても優れた切削性能を示す傾斜硬質層被覆超硬合
金製切削工具に関するものである。
れているチップ、ドリル、エンドミルなどいかなる切削
に対しても優れた切削性能を示す傾斜硬質層被覆超硬合
金製切削工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、結合相形成成分として、鉄族金
属のうち1種または2種以上を含有し、さらに必要に応
じて周期律表の4a、5a、および6a族金属の炭化
物、窒化物、炭窒化物を0.5〜30重量%含有し、残
りが炭化タングステン(以下、WCと記す、)および不
可避不純物からなる超硬合金基体(以下、超硬合金基体
という)の表面に、Tiの化合物層を被覆してなる硬質
層被覆超硬合金製切削工具は知られている。
属のうち1種または2種以上を含有し、さらに必要に応
じて周期律表の4a、5a、および6a族金属の炭化
物、窒化物、炭窒化物を0.5〜30重量%含有し、残
りが炭化タングステン(以下、WCと記す、)および不
可避不純物からなる超硬合金基体(以下、超硬合金基体
という)の表面に、Tiの化合物層を被覆してなる硬質
層被覆超硬合金製切削工具は知られている。
【0003】これらの硬質層被覆超硬合金製切削工具の
硬質層は、一般にTiN層、TiC層、TiCN層など
が知られているが、近年、CおよびNが図4に示される
ように濃度変化するTiCN傾斜硬質層が提案されてい
る(特開平3−82748号公報参照)。
硬質層は、一般にTiN層、TiC層、TiCN層など
が知られているが、近年、CおよびNが図4に示される
ように濃度変化するTiCN傾斜硬質層が提案されてい
る(特開平3−82748号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来のT
iCN傾斜硬質層を被覆した硬質層被覆超硬合金製切削
工具は、高送りの連続切削、フライス切削などの断続切
削に用いた場合には耐摩耗性が十分でなく、TiCN傾
斜硬質層が剥離し、その部分から欠損が発生し、満足の
いく使用寿命が得られていない。
iCN傾斜硬質層を被覆した硬質層被覆超硬合金製切削
工具は、高送りの連続切削、フライス切削などの断続切
削に用いた場合には耐摩耗性が十分でなく、TiCN傾
斜硬質層が剥離し、その部分から欠損が発生し、満足の
いく使用寿命が得られていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは、
上述のような課題を解決し、高送りの連続切削、フライ
ス切削などの断続切削に用いた場合にも一層の長寿命を
示す硬質層被覆超硬合金製切削工具を得るべく研究を行
った結果、(a) 超硬合金基体の表面に被覆した傾斜
硬質層をTi(CxNy)[ただし、x+y=1]で表
すと、前記Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]に
おけるxが最内面で実質的に0となり、最内面から最外
面に向かって連続的に増加するように変化するとともに
yを連続的に減少するように変化し、yが最外面で実質
的に0となる傾斜硬質層を被覆した超硬合金製切削工具
は、従来よりも耐剥離性に優れかつ使用寿命が長くな
る、(b) この場合、前記Ti(CxNy)[ただ
し、x+y=1]傾斜硬質層と超硬合金基体の表面の間
にTiN層を介在させてもほぼ同じ効果が得られる、な
どの知見を得たのである。
上述のような課題を解決し、高送りの連続切削、フライ
ス切削などの断続切削に用いた場合にも一層の長寿命を
示す硬質層被覆超硬合金製切削工具を得るべく研究を行
った結果、(a) 超硬合金基体の表面に被覆した傾斜
硬質層をTi(CxNy)[ただし、x+y=1]で表
すと、前記Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]に
おけるxが最内面で実質的に0となり、最内面から最外
面に向かって連続的に増加するように変化するとともに
yを連続的に減少するように変化し、yが最外面で実質
的に0となる傾斜硬質層を被覆した超硬合金製切削工具
は、従来よりも耐剥離性に優れかつ使用寿命が長くな
る、(b) この場合、前記Ti(CxNy)[ただ
し、x+y=1]傾斜硬質層と超硬合金基体の表面の間
にTiN層を介在させてもほぼ同じ効果が得られる、な
どの知見を得たのである。
【0006】この発明は、かかる知見にもとづいて成さ
れたものであって、 (1) 超硬合金基体の表面にTi(CxNy)[ただ
し、x+y=1]傾斜硬質層を被覆してなる切削工具に
おいて、前記Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]
傾斜硬質層におけるxは超硬合金基体の表面に接する最
内面で実質的に0となり、内面から外面に向かって層厚
方向に増加するように変化して最外面で実質的に1とな
り、一方、yは超硬合金基体の表面に接する最内面で実
質的に1となり、内面から外面に向かって層厚方向に減
少するように変化して最外面で実質的に0となる傾斜硬
質層被覆超硬合金製切削工具。 (2) 超硬合金基体の表面に、窒化チタン層を被覆
し、前記窒化チタン層の上にTi(CxNy)[ただ
し、x+y=1]傾斜硬質層を被覆してなる切削工具に
おいて、前記Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]
傾斜硬質層におけるxは窒化チタン層に接する最内面で
実質的に0となり、内面から外面に向かって層厚方向に
増加するように変化して最外面で実質的に1となり、一
方、yは、窒化チタン層に接する面で実質的に1とな
り、内面から外面に向かって層厚方向に減少するように
変化して最外面で実質的に0となる傾斜硬質層被覆超硬
合金製切削工具、に特徴を有するものである。
れたものであって、 (1) 超硬合金基体の表面にTi(CxNy)[ただ
し、x+y=1]傾斜硬質層を被覆してなる切削工具に
おいて、前記Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]
傾斜硬質層におけるxは超硬合金基体の表面に接する最
内面で実質的に0となり、内面から外面に向かって層厚
方向に増加するように変化して最外面で実質的に1とな
り、一方、yは超硬合金基体の表面に接する最内面で実
質的に1となり、内面から外面に向かって層厚方向に減
少するように変化して最外面で実質的に0となる傾斜硬
質層被覆超硬合金製切削工具。 (2) 超硬合金基体の表面に、窒化チタン層を被覆
し、前記窒化チタン層の上にTi(CxNy)[ただ
し、x+y=1]傾斜硬質層を被覆してなる切削工具に
おいて、前記Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]
傾斜硬質層におけるxは窒化チタン層に接する最内面で
実質的に0となり、内面から外面に向かって層厚方向に
増加するように変化して最外面で実質的に1となり、一
方、yは、窒化チタン層に接する面で実質的に1とな
り、内面から外面に向かって層厚方向に減少するように
変化して最外面で実質的に0となる傾斜硬質層被覆超硬
合金製切削工具、に特徴を有するものである。
【0007】この発明の傾斜硬質層被覆超硬合金製切削
工具における傾斜硬質層を形成するには、イオンプレー
ティング装置等の物理蒸着装置を用いる。前記物理蒸着
装置に導入する反応ガスは、最初、窒素ガス:100
%、炭化水素ガス:0%となるように導入し、この混合
ガスは、図1のグラフに示されるように、物理蒸着の進
行にともなって、窒素ガス導入量を連続的に減少させる
とともに、これに反比例するように炭化水素ガスを連続
的に増加するように供給し、最終的に窒素ガス:0%、
炭化水素ガス:100%となるように導入する。図1の
グラフでは、窒素ガス導入量および炭化水素ガス導入量
を直線的に連続して変化させているが、これに限定され
るものではなく、曲線的に連続して変化させてもよい。
工具における傾斜硬質層を形成するには、イオンプレー
ティング装置等の物理蒸着装置を用いる。前記物理蒸着
装置に導入する反応ガスは、最初、窒素ガス:100
%、炭化水素ガス:0%となるように導入し、この混合
ガスは、図1のグラフに示されるように、物理蒸着の進
行にともなって、窒素ガス導入量を連続的に減少させる
とともに、これに反比例するように炭化水素ガスを連続
的に増加するように供給し、最終的に窒素ガス:0%、
炭化水素ガス:100%となるように導入する。図1の
グラフでは、窒素ガス導入量および炭化水素ガス導入量
を直線的に連続して変化させているが、これに限定され
るものではなく、曲線的に連続して変化させてもよい。
【0008】このようにして得られた傾斜硬質層をTi
(CxNy)[ただし、x+y=1]で表すと、xおよ
びyの値は、0≦x≦1および0≦y≦1の範囲内の値
をとり、傾斜硬質層のCおよびNの濃度勾配は、ほぼ図
2のグラフに示されるようになる。 超硬合金基体に接
する最内面または窒化チタン層に接する面がx=0、y
=1となって実質的にTiNとなるために超硬合金基体
に対する付着性が優れ、一方、切削時に直接影響を受け
る最外面がx=1、y=0となって実質的にTiCとな
るために耐摩耗性が優れることになり、したがって、T
i(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被
覆することにより付着性および耐摩耗性の両方を兼備え
た優れた特性を有する硬質層被覆超硬合金製切削工具が
得られることになる。
(CxNy)[ただし、x+y=1]で表すと、xおよ
びyの値は、0≦x≦1および0≦y≦1の範囲内の値
をとり、傾斜硬質層のCおよびNの濃度勾配は、ほぼ図
2のグラフに示されるようになる。 超硬合金基体に接
する最内面または窒化チタン層に接する面がx=0、y
=1となって実質的にTiNとなるために超硬合金基体
に対する付着性が優れ、一方、切削時に直接影響を受け
る最外面がx=1、y=0となって実質的にTiCとな
るために耐摩耗性が優れることになり、したがって、T
i(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被
覆することにより付着性および耐摩耗性の両方を兼備え
た優れた特性を有する硬質層被覆超硬合金製切削工具が
得られることになる。
【0009】また、図3のグラフに示されるように、超
硬合金基体の表面に窒化チタン層を被覆し、前記窒化チ
タン層の上に前記Ti(CxNy)[ただし、x+y=
1]傾斜硬質層を被覆してもよい。前記Ti(CxN
y)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層の厚さは、30
μm以下であることが好ましい。30μmを越えると切
削時に基体との間に熱膨脹の差が大きくなり、亀裂が生
じて剥離しやすくなる。一方、前記傾斜硬質層が0.5
μm未満では硬質層剥離抑制効果が十分でないために
0.5μm以上であることが好ましい。
硬合金基体の表面に窒化チタン層を被覆し、前記窒化チ
タン層の上に前記Ti(CxNy)[ただし、x+y=
1]傾斜硬質層を被覆してもよい。前記Ti(CxN
y)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層の厚さは、30
μm以下であることが好ましい。30μmを越えると切
削時に基体との間に熱膨脹の差が大きくなり、亀裂が生
じて剥離しやすくなる。一方、前記傾斜硬質層が0.5
μm未満では硬質層剥離抑制効果が十分でないために
0.5μm以上であることが好ましい。
【0010】この発明のTi(CxNy)[ただし、x
+y=1]傾斜硬質層は、図2および図3のグラフに示
されるように、超硬合金基体に接する最内面または窒化
チタン層に接する面がx=0、y=1となり、最外面が
x=1、y=0となり、xおよびyの値は、0≦x≦1
および0≦y≦1の範囲内の値をとる傾斜硬質層である
に対し、従来の図4のグラフに示される傾斜硬質層はT
i(CxNy)[ただし、x+y=1]におけるxおよ
びyは、0<x<1および0<y<1の範囲内の値をと
るものであり、かかる傾斜硬質層の相違により傾斜硬質
層被覆超硬合金製切削工具の切削効果は格段に優れたも
のとなるのである。
+y=1]傾斜硬質層は、図2および図3のグラフに示
されるように、超硬合金基体に接する最内面または窒化
チタン層に接する面がx=0、y=1となり、最外面が
x=1、y=0となり、xおよびyの値は、0≦x≦1
および0≦y≦1の範囲内の値をとる傾斜硬質層である
に対し、従来の図4のグラフに示される傾斜硬質層はT
i(CxNy)[ただし、x+y=1]におけるxおよ
びyは、0<x<1および0<y<1の範囲内の値をと
るものであり、かかる傾斜硬質層の相違により傾斜硬質
層被覆超硬合金製切削工具の切削効果は格段に優れたも
のとなるのである。
【0011】
【実施例】つぎに、この発明の傾斜硬質層被覆超硬合金
製切削工具を実施例に基づいて具体的に説明する。
製切削工具を実施例に基づいて具体的に説明する。
【0012】実施例1 原料粉末として、それぞれ平均粒径:3μmのCo粉
末、TiC粉末、TaC粉末、WC粉末を用意し、これ
ら粉末を、Co粉末:9重量%、TiC粉末:1重量
%、TaC粉末:2重量%、残り:WC粉末となるよう
に配合し、混合したのち、圧粉体に成型し、この圧粉体
を通常の条件で焼結して焼結体を製造し、この焼結体を
研削してISO規格TNGA160408の形状を有す
るWC基超硬合金製チップを作製した。
末、TiC粉末、TaC粉末、WC粉末を用意し、これ
ら粉末を、Co粉末:9重量%、TiC粉末:1重量
%、TaC粉末:2重量%、残り:WC粉末となるよう
に配合し、混合したのち、圧粉体に成型し、この圧粉体
を通常の条件で焼結して焼結体を製造し、この焼結体を
研削してISO規格TNGA160408の形状を有す
るWC基超硬合金製チップを作製した。
【0013】つぎに、このWC基超硬合金製チップを通
常のイオンプレーティング装置内の上方に装着し、一
方、前記イオンプレーティング装置内の下方には、Ti
金属を充填した。かかる状態で前記イオンプレーティン
グ装置内を1×10-5Torrの真空に保持し、昇温速
度:6℃/min.で700℃に昇温させ、つづいて、
この温度に保持しながら、5×10-2TorrのArガ
ス雰囲気に保持してボンバードクリーニングした。
常のイオンプレーティング装置内の上方に装着し、一
方、前記イオンプレーティング装置内の下方には、Ti
金属を充填した。かかる状態で前記イオンプレーティン
グ装置内を1×10-5Torrの真空に保持し、昇温速
度:6℃/min.で700℃に昇温させ、つづいて、
この温度に保持しながら、5×10-2TorrのArガ
ス雰囲気に保持してボンバードクリーニングした。
【0014】さらに、Ti金属を通電等により加熱蒸発
させるとともに、供給口より窒素ガスのみを供給し、即
座に窒素ガスの供給を減らすと共にアセチレンガスを導
入し、排出口より排出しながらイオンプレーティング装
置内の圧力を1.0×10-3Torrに維持し、窒素ガ
スとアセチレンガスの混合比を反比例するように連続的
に変化させながら物理蒸着を行い、前記WC基超硬合金
製チップの表面に、最内面がx=0、y=1となって実
質的にTiNとなり最外面がx=1、y=0となって実
質的にTiCとなる厚さ:4.0μmのTi(CxN
y)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆した本発
明傾斜被覆チップ1を作製した。
させるとともに、供給口より窒素ガスのみを供給し、即
座に窒素ガスの供給を減らすと共にアセチレンガスを導
入し、排出口より排出しながらイオンプレーティング装
置内の圧力を1.0×10-3Torrに維持し、窒素ガ
スとアセチレンガスの混合比を反比例するように連続的
に変化させながら物理蒸着を行い、前記WC基超硬合金
製チップの表面に、最内面がx=0、y=1となって実
質的にTiNとなり最外面がx=1、y=0となって実
質的にTiCとなる厚さ:4.0μmのTi(CxN
y)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆した本発
明傾斜被覆チップ1を作製した。
【0015】さらに、供給口より窒素ガスのみを約10
分間供給しながら前記WC基超硬合金製チップの表面に
厚さ:0.5μmのTiN層を形成し、ついで、WC基
超硬合金製チップの表面に形成された前記TiN層の上
に同様にして最内面がx=0、y=1となって実質的に
TiNとなり最外面がx=1、y=0となって実質的に
TiCとなる厚さ:3.5μmのTi(CxNy)[た
だし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆した本発明傾斜被
覆チップ2を作製した。
分間供給しながら前記WC基超硬合金製チップの表面に
厚さ:0.5μmのTiN層を形成し、ついで、WC基
超硬合金製チップの表面に形成された前記TiN層の上
に同様にして最内面がx=0、y=1となって実質的に
TiNとなり最外面がx=1、y=0となって実質的に
TiCとなる厚さ:3.5μmのTi(CxNy)[た
だし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆した本発明傾斜被
覆チップ2を作製した。
【0016】従来例1 一方、比較のために、実施例1で作製したISO規格T
NGA160408の形状を有するWC基超硬合金製チ
ップを実施例1と同様にボンバードクリーニングしたの
ち、まず供給口より、窒素ガス:アセチレンガス=0.
1:0.9の混合ガスを供給し、続いて窒素ガスの供給
量を減少させると同時にアセチレンガスの供給量を増加
させながら最終的に窒素ガス:アセチレンガス=0.
9:0.1の混合ガスとなるように供給し、前記WC基
超硬合金製チップの表面に、最内面がx=0.1、y=
0.9となり最外面がx=0.9、y=0.1となる厚
さ:4.0μmのTi(CxNy)[ただし、x+y=
1]傾斜硬質層を被覆し、従来被覆チップを作製した。
NGA160408の形状を有するWC基超硬合金製チ
ップを実施例1と同様にボンバードクリーニングしたの
ち、まず供給口より、窒素ガス:アセチレンガス=0.
1:0.9の混合ガスを供給し、続いて窒素ガスの供給
量を減少させると同時にアセチレンガスの供給量を増加
させながら最終的に窒素ガス:アセチレンガス=0.
9:0.1の混合ガスとなるように供給し、前記WC基
超硬合金製チップの表面に、最内面がx=0.1、y=
0.9となり最外面がx=0.9、y=0.1となる厚
さ:4.0μmのTi(CxNy)[ただし、x+y=
1]傾斜硬質層を被覆し、従来被覆チップを作製した。
【0017】これら本発明傾斜被覆チップ1および2並
びに従来被覆チップについて、下記の条件で連続切削試
験および断続切削試験を実施し、それらの結果を表1に
示した。 1 連続乾式切削試験 (1) 高速切削試験 被削材:SNCM439(ブリネル硬さ:250)、 切削速度:210m/min、 送り:0.25mm/rev.、 切込み:1.5mm、 の条件で連続乾式切削し、20分切削後のクレーター摩
耗深さ(μm)を測定し、さらに切刃の逃げ面摩耗幅V
B が0.3mmになるまでの時間(分)を測定し、それ
らの測定結果を表1に示した。
びに従来被覆チップについて、下記の条件で連続切削試
験および断続切削試験を実施し、それらの結果を表1に
示した。 1 連続乾式切削試験 (1) 高速切削試験 被削材:SNCM439(ブリネル硬さ:250)、 切削速度:210m/min、 送り:0.25mm/rev.、 切込み:1.5mm、 の条件で連続乾式切削し、20分切削後のクレーター摩
耗深さ(μm)を測定し、さらに切刃の逃げ面摩耗幅V
B が0.3mmになるまでの時間(分)を測定し、それ
らの測定結果を表1に示した。
【0018】(2) 中低速切削試験 被削材:SNCM439(ブリネル硬さ:250)、 切削速度:150m/min、 送り:0.25mm/rev.、 切込み:1.5mm、 の条件で連続乾式切削し、切刃の逃げ面摩耗幅VB が
0.3mmになるまでの時間(分)を測定し、それらの
測定結果を表1に示した。
0.3mmになるまでの時間(分)を測定し、それらの
測定結果を表1に示した。
【0019】2 断続乾式切削試験 被削材:SCM440(ブリネル硬さ:300)製で軸
方向外周に4本の溝の付いた円柱体、 切削速度:100m/min、 送り:0.21mm/rev.、 切込み:1.0mm、 の条件で乾式切削し、10個の試験切刃のうちの欠損が
発生した切刃数を測定し、それらの測定結果を表1に示
した。
方向外周に4本の溝の付いた円柱体、 切削速度:100m/min、 送り:0.21mm/rev.、 切込み:1.0mm、 の条件で乾式切削し、10個の試験切刃のうちの欠損が
発生した切刃数を測定し、それらの測定結果を表1に示
した。
【0020】
【表1】 表1に示される結果から、本発明傾斜被覆チップ1およ
び2は従来被覆チップに比べて切削特性が優れているこ
とが分かる。
び2は従来被覆チップに比べて切削特性が優れているこ
とが分かる。
【0021】実施例2 JIS規格B4104のK10に相当する組成を有し、
外径:10mmのドリルを用意し、このドリルの表面を
実施例1とまったく同様にしてボンバードクリーニング
し、ついで供給口より窒素ガスのみを供給し、即座に窒
素ガスの供給を減らすと共にアセチレンガスを導入し、
排出口より排出しながらイオンプレーティング装置内の
圧力を1.0×10-3Torrに維持し、窒素ガスとア
セチレンガスの混合比を反比例するように連続的に変化
させながら物理蒸着を行い、前記ドリルの表面に最内面
がx=0、y=1となって実質的にTiNとなり最外面
がx=1、y=0となって実質的にTiCとなる厚さ:
4.0μmのTi(CxNy)[ただし、x+y=1]
傾斜硬質層を被覆した本発明傾斜被覆ドリル1を作製し
た。
外径:10mmのドリルを用意し、このドリルの表面を
実施例1とまったく同様にしてボンバードクリーニング
し、ついで供給口より窒素ガスのみを供給し、即座に窒
素ガスの供給を減らすと共にアセチレンガスを導入し、
排出口より排出しながらイオンプレーティング装置内の
圧力を1.0×10-3Torrに維持し、窒素ガスとア
セチレンガスの混合比を反比例するように連続的に変化
させながら物理蒸着を行い、前記ドリルの表面に最内面
がx=0、y=1となって実質的にTiNとなり最外面
がx=1、y=0となって実質的にTiCとなる厚さ:
4.0μmのTi(CxNy)[ただし、x+y=1]
傾斜硬質層を被覆した本発明傾斜被覆ドリル1を作製し
た。
【0022】さらに、供給口より窒素ガスのみを約10
分間供給しながら前記ドリルの表面に厚さ:0.5μm
のTiN層を形成し、ついで、ドリルの表面に形成され
た前記TiN層の上に同様にして最内面がx=0、y=
1となり実質的にTiNとなり最外面がx=1、y=0
となって実質的にTiCとなる厚さ:3.5μmのTi
(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆
した本発明傾斜被覆ドリル2を作製した。
分間供給しながら前記ドリルの表面に厚さ:0.5μm
のTiN層を形成し、ついで、ドリルの表面に形成され
た前記TiN層の上に同様にして最内面がx=0、y=
1となり実質的にTiNとなり最外面がx=1、y=0
となって実質的にTiCとなる厚さ:3.5μmのTi
(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆
した本発明傾斜被覆ドリル2を作製した。
【0023】従来例2 一方、比較のために、実施例2で用意したJIS規格B
4104のK10に相当する組成を有し、外径:10m
mのドリルを実施例2と同様にボンバードクリーニング
したのち、まず供給口より、窒素ガス:アセチレンガス
=0.1:0.9の混合ガスを供給し、続いて窒素ガス
の供給量を減少させると同時にアセチレンガスの供給量
を増加させながら最終的に窒素ガス:アセチレンガス=
0.9:0.1の混合ガスとなるように供給し、前記W
C基超硬合金製ドリルの表面に、最内面がx=0.1、
y=0.9となり最外面がx=0.9、y=0.1とな
る厚さ:4.0μmのTi(CxNy)[ただし、x+
y=1]傾斜硬質層を被覆した従来被覆ドリルを作製し
た。
4104のK10に相当する組成を有し、外径:10m
mのドリルを実施例2と同様にボンバードクリーニング
したのち、まず供給口より、窒素ガス:アセチレンガス
=0.1:0.9の混合ガスを供給し、続いて窒素ガス
の供給量を減少させると同時にアセチレンガスの供給量
を増加させながら最終的に窒素ガス:アセチレンガス=
0.9:0.1の混合ガスとなるように供給し、前記W
C基超硬合金製ドリルの表面に、最内面がx=0.1、
y=0.9となり最外面がx=0.9、y=0.1とな
る厚さ:4.0μmのTi(CxNy)[ただし、x+
y=1]傾斜硬質層を被覆した従来被覆ドリルを作製し
た。
【0024】これら本発明被覆ドリルおよび従来被覆ド
リルについて、下記の条件で穴明け試験を実施し、それ
らの結果を表2に示した。 3 穴明け試験 被削材:厚さ:20mmのSCM440(ブリネル硬
さ:220)からなる厚板 切削速度:60m/min、 送り:0.2mm/rev.、 の条件で2500穴の貫通穴明けし、全切削長:50m
の穴明けを行い、ドリルのマージン部の摩耗量および刃
裏部の摩耗量を測定し、それらの測定結果を表2に示し
た。
リルについて、下記の条件で穴明け試験を実施し、それ
らの結果を表2に示した。 3 穴明け試験 被削材:厚さ:20mmのSCM440(ブリネル硬
さ:220)からなる厚板 切削速度:60m/min、 送り:0.2mm/rev.、 の条件で2500穴の貫通穴明けし、全切削長:50m
の穴明けを行い、ドリルのマージン部の摩耗量および刃
裏部の摩耗量を測定し、それらの測定結果を表2に示し
た。
【0025】
【表2】 表2に示される結果から、本発明被覆ドリル1および2
は従来被覆ドリルに比べて穴明け特性が優れていること
が分かる。
は従来被覆ドリルに比べて穴明け特性が優れていること
が分かる。
【0026】実施例3 JIS規格M20に相当する組成を有し、外径:6mm
のエンドミル用意し、このエンドミルの表面に実施例1
とまったく同様にして厚さ:0.5μmのTiN層を形
成し、即座に窒素ガスの供給を減らすと共にアセチレン
ガスを導入し、一方、使用済みの窒素ガスおよびアセチ
レンガスを排出口より排出しながらイオンプレーティン
グ装置内の圧力を1.0×10-3Torrに維持し、窒
素ガスとアセチレンガスの混合比を反比例するように連
続的に変化させながら物理蒸着を行い、前記エンドミル
の表面に厚さ:4.0μmのTi(CxNy)[ただ
し、x+y=1]傾斜硬質層を被覆し、本発明傾斜被覆
エンドミル1を作製した。
のエンドミル用意し、このエンドミルの表面に実施例1
とまったく同様にして厚さ:0.5μmのTiN層を形
成し、即座に窒素ガスの供給を減らすと共にアセチレン
ガスを導入し、一方、使用済みの窒素ガスおよびアセチ
レンガスを排出口より排出しながらイオンプレーティン
グ装置内の圧力を1.0×10-3Torrに維持し、窒
素ガスとアセチレンガスの混合比を反比例するように連
続的に変化させながら物理蒸着を行い、前記エンドミル
の表面に厚さ:4.0μmのTi(CxNy)[ただ
し、x+y=1]傾斜硬質層を被覆し、本発明傾斜被覆
エンドミル1を作製した。
【0027】さらに、供給口より窒素ガスのみを約10
分間供給しながら前記エンドミルの表面に厚さ:0.5
μmのTiN層を形成し、ついで、エンドミルの表面に
形成された前記TiN層の上に同様にして最内面がx=
0、y=1となり実質的にTiNとなり最外面がx=
1、y=0となって実質的にTiCとなる厚さ:3.5
μmのTi(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬
質層を被覆した本発明傾斜被覆エンドミル2を作製し
た。
分間供給しながら前記エンドミルの表面に厚さ:0.5
μmのTiN層を形成し、ついで、エンドミルの表面に
形成された前記TiN層の上に同様にして最内面がx=
0、y=1となり実質的にTiNとなり最外面がx=
1、y=0となって実質的にTiCとなる厚さ:3.5
μmのTi(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬
質層を被覆した本発明傾斜被覆エンドミル2を作製し
た。
【0028】従来例3 一方、比較のために、実施例3で用意したJIS規格M
20に相当する組成を有し、外径:6mmのエンドミル
を実施例3と同様にボンバードクリーニングしたのち、
まず供給口より、窒素ガス:アセチレンガス=0.1:
0.9の混合ガスを供給し、続いて窒素ガスの供給量を
減少させると同時にアセチレンガスの供給量を増加させ
ながら最終的に窒素ガス:アセチレンガス=0.9:
0.1の混合ガスとなるように供給し、前記エンドミル
の表面に、最内面がx=0.1、y=0.9となり最外
面がx=0.9、y=0.1となる厚さ:4.0μmの
Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を
被覆した従来被覆エンドミルを作製した。
20に相当する組成を有し、外径:6mmのエンドミル
を実施例3と同様にボンバードクリーニングしたのち、
まず供給口より、窒素ガス:アセチレンガス=0.1:
0.9の混合ガスを供給し、続いて窒素ガスの供給量を
減少させると同時にアセチレンガスの供給量を増加させ
ながら最終的に窒素ガス:アセチレンガス=0.9:
0.1の混合ガスとなるように供給し、前記エンドミル
の表面に、最内面がx=0.1、y=0.9となり最外
面がx=0.9、y=0.1となる厚さ:4.0μmの
Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を
被覆した従来被覆エンドミルを作製した。
【0029】これら本発明被覆エンドミル1および2並
びに従来被覆エンドミルについて、下記の条件でダウン
カット方式による鋼の湿式片削り試験を実施し、それら
の結果を表3に示した。 4 ダウンカット方式による鋼の湿式片削り試験 被削材 :S43C、 切削速度 :60m/min、 一刃当たりの送り:0.01mm/rev.、 切り込み深さ :15mm、 切り込み幅 :0.05mm、 の条件で湿式片削り試験を行い、エンドミルのマージン
部の摩耗量が0.2mm以上もしくは被削材垂直面の表
面粗さ(Rmax)が6.0μm以上となった時点を寿
命とし、この寿命に至るまでの時間を5分単位で測定し
た。
びに従来被覆エンドミルについて、下記の条件でダウン
カット方式による鋼の湿式片削り試験を実施し、それら
の結果を表3に示した。 4 ダウンカット方式による鋼の湿式片削り試験 被削材 :S43C、 切削速度 :60m/min、 一刃当たりの送り:0.01mm/rev.、 切り込み深さ :15mm、 切り込み幅 :0.05mm、 の条件で湿式片削り試験を行い、エンドミルのマージン
部の摩耗量が0.2mm以上もしくは被削材垂直面の表
面粗さ(Rmax)が6.0μm以上となった時点を寿
命とし、この寿命に至るまでの時間を5分単位で測定し
た。
【0030】
【表3】 表3に示される結果から、本発明被覆エンドミル1およ
び2は従来被覆エンドミル比べて切削寿命が優れている
ことが分かる。
び2は従来被覆エンドミル比べて切削寿命が優れている
ことが分かる。
【0031】
【発明の効果】前記実施例1〜3および従来例1〜3に
示される結果から、この発明の傾斜硬質層被覆超硬合金
製切削工具は、従来の傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工
具に比べて優れた性能を有し、工業上優れた効果をもた
らすものである。
示される結果から、この発明の傾斜硬質層被覆超硬合金
製切削工具は、従来の傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工
具に比べて優れた性能を有し、工業上優れた効果をもた
らすものである。
【図1】この発明の傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具
を製造するために物理蒸着装置に窒素ガスおよび炭化水
素ガスを導入する量を模型的に示したグラフである。
を製造するために物理蒸着装置に窒素ガスおよび炭化水
素ガスを導入する量を模型的に示したグラフである。
【図2】この発明の傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具
におけるTi(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜
硬質層のCおよびNの濃度勾配を模型的に示したグラフ
である。
におけるTi(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜
硬質層のCおよびNの濃度勾配を模型的に示したグラフ
である。
【図3】この発明の傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具
におけるTi(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜
硬質層のCおよびNの濃度勾配を模型的に示したグラフ
である。
におけるTi(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜
硬質層のCおよびNの濃度勾配を模型的に示したグラフ
である。
【図4】従来の傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具にお
けるTi(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質
層のCおよびNの濃度勾配を模型的に示したグラフであ
る。
けるTi(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質
層のCおよびNの濃度勾配を模型的に示したグラフであ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】さらに、Ti金属を通電等により加熱蒸発
させるとともに、供給口より窒素ガスのみを供給し、即
座に窒素ガスの供給を減らすと共にアセチレンガスを導
入し、排出口より排出しながらイオンプレーティング装
置内の圧力を1.0×10 -4 Torrに維持し、窒素ガ
スとアセチレンガスの混合比を反比例するように連続的
に変化させながら物理蒸着を行い、前記WC基超硬合金
製チップの表面に、最内面がx=0、y=1となって実
質的にTiNとなり最外面がx=1、y=0となって実
質的にTiCとなる厚さ:4.0μmのTi(CxN
y)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆した本発
明傾斜被覆チップ1を作製した。
させるとともに、供給口より窒素ガスのみを供給し、即
座に窒素ガスの供給を減らすと共にアセチレンガスを導
入し、排出口より排出しながらイオンプレーティング装
置内の圧力を1.0×10 -4 Torrに維持し、窒素ガ
スとアセチレンガスの混合比を反比例するように連続的
に変化させながら物理蒸着を行い、前記WC基超硬合金
製チップの表面に、最内面がx=0、y=1となって実
質的にTiNとなり最外面がx=1、y=0となって実
質的にTiCとなる厚さ:4.0μmのTi(CxN
y)[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆した本発
明傾斜被覆チップ1を作製した。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【表2】 表2に示される結果から、本発明被覆ドリル1および2
は従来被覆ドリルに比べて穴明け特性が優れていること
が分かる。
は従来被覆ドリルに比べて穴明け特性が優れていること
が分かる。
Claims (2)
- 【請求項1】 超硬合金基体の表面にTi(CxNy)
[ただし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆してなる切削
工具において、 前記Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質
層におけるxは超硬合金基体の表面に接する面で実質的
に0となり、内面から外面に向かって層厚方向に増加す
るように変化して最外面で実質的に1となり、 一方、yは超硬合金基体の表面に接する面で実質的に1
となり、内面から外面に向かって層厚方向に減少するよ
うに変化して最外面で実質的に0となる、ことを特徴と
する傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具。 - 【請求項2】 超硬合金基体の表面に、窒化チタン層を
被覆し、前記窒化チタン層の上にTi(CxNy)[た
だし、x+y=1]傾斜硬質層を被覆してなる切削工具
において、 前記Ti(CxNy)[ただし、x+y=1]傾斜硬質
層におけるxは、窒化チタン層に接する面で実質的に0
となり、内面から外面に向かって層厚方向に増加するよ
うに変化して最外面で実質的に1となり、一方、yは、
窒化チタン層に接する面で実質的に1となり、内面から
外面に向かって層厚方向に減少するように変化して最外
面で実質的に0となる、ことを特徴とする傾斜硬質層被
覆超硬合金製切削工具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4177499A JPH05337704A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4177499A JPH05337704A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05337704A true JPH05337704A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=16031979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4177499A Pending JPH05337704A (ja) | 1992-06-11 | 1992-06-11 | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05337704A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010202926A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Toyo Advanced Technologies Co Ltd | 硬質被膜を有する球状化黒鉛鋳鉄材、プレス用金型、及び硬質被膜を有する球状化黒鉛鋳鉄材の製造方法 |
| JP2023128173A (ja) * | 2022-03-03 | 2023-09-14 | 三菱マテリアル株式会社 | 表面被覆切削工具 |
-
1992
- 1992-06-11 JP JP4177499A patent/JPH05337704A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010202926A (ja) * | 2009-03-03 | 2010-09-16 | Toyo Advanced Technologies Co Ltd | 硬質被膜を有する球状化黒鉛鋳鉄材、プレス用金型、及び硬質被膜を有する球状化黒鉛鋳鉄材の製造方法 |
| JP2023128173A (ja) * | 2022-03-03 | 2023-09-14 | 三菱マテリアル株式会社 | 表面被覆切削工具 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3969230B2 (ja) | 重切削加工条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP2009061520A (ja) | 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具 | |
| JP5088480B2 (ja) | 表面被覆切削工具 | |
| JP5041222B2 (ja) | 表面被覆切削工具 | |
| JP3928481B2 (ja) | 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP2005028474A (ja) | 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP2002239810A (ja) | 切粉に対する表面潤滑性にすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP3928480B2 (ja) | 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP3198636B2 (ja) | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP4116382B2 (ja) | 被覆硬質工具 | |
| JPH0617230A (ja) | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP4007102B2 (ja) | 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP5035527B2 (ja) | 表面被覆切削工具 | |
| JP2827597B2 (ja) | 硬質層被覆超硬合金製切削工具およびその製造法 | |
| JP3985227B2 (ja) | 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP5099495B2 (ja) | 表面被覆切削工具 | |
| JP4844884B2 (ja) | 耐熱合金の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具 | |
| JP3982301B2 (ja) | 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP4211508B2 (ja) | 難削材の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具 | |
| JP2011224688A (ja) | 表面被覆切削工具 | |
| JP3991272B2 (ja) | 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP3962921B2 (ja) | 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 | |
| JPH0615504A (ja) | 傾斜硬質層被覆超硬合金製切削工具 | |
| JP2009095916A (ja) | 表面被覆切削工具 | |
| JP3900517B2 (ja) | 高速切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000704 |