JPH05337961A - 成形複合光学部品の離型方法 - Google Patents

成形複合光学部品の離型方法

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JPH05337961A
JPH05337961A JP14588492A JP14588492A JPH05337961A JP H05337961 A JPH05337961 A JP H05337961A JP 14588492 A JP14588492 A JP 14588492A JP 14588492 A JP14588492 A JP 14588492A JP H05337961 A JPH05337961 A JP H05337961A
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JP
Japan
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mold
resin material
resin
cooling
composite optical
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Application number
JP14588492A
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English (en)
Inventor
Toru Chiba
亨 千葉
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス製基材上に鋳型を用いて樹脂材料を付
着成形する成形方法において、鋳型および成形樹脂材料
に機械的に接触することなく、離型することができる離
型方法を得ること。 【構成】 ガラス製基材上に鋳型を用いて樹脂材料を付
着成形し、これを室温近傍まで冷却した後、冷却スプレ
ーの冷却ガスを用いて急冷する成形複合光学部品の離型
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、ガラス製基材上に合成樹脂層を
付着成形する成形複合光学部品において、成形後に鋳型
を合成樹脂層から離型させるための離型方法に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】ガラス製基材と合成樹脂
層との成形複合光学部品、例えば複合型非球面レンズ
は、予め加工されたガラス製基材上に、秤量された樹脂
材料を滴下し、この樹脂材料を鋳型で延伸した後重合成
形してガラス製基材上に接合する。このような成形複合
光学部品にとっては、ガラス製基材と合成樹脂層とが剥
離しないことは第一に要求される性質である。
【0003】樹脂材料としては、熱硬化型樹脂、紫外線
硬化型樹脂等が使用される。理想的な樹脂材料は、ガラ
ス製基材に対する密着性が良く、鋳型に対する離型性が
良い材料であるが、樹脂材料にとって密着性と離型性は
二律背反の要求である。そこで従来、ガラス材料に対す
る密着性のよい樹脂材料を用い鋳型にその樹脂材料との
離型性に優れた離型剤を塗布するか、あるいは鋳型との
離型性に優れた樹脂材料を用いガラス製基材にその樹脂
材料との接着性に優れたバインダーを塗布する、のいず
れかが選択使用されてきた。しかし、このようないわば
化学的な対策のみでは、離型性を向上させることに限界
があった。
【0004】そこで、機械的な離型方法として、鋳型と
成形樹脂材料との間にナイフエッジを挿入し、機械的な
ショックを与えることにより、離型させる方法が提案さ
れている(特公平2-57002 号、 同2-57003 号)。しか
し、この機械的な離型方法は、鋳型や成形樹脂層にダメ
ージを与えるおそれがあり、実際的でない。
【0005】
【発明の目的】本発明は、鋳型および成形樹脂材料に機
械的に接触することなく、離型することができる離型方
法を得ることを目的とする。
【0006】
【発明の概要】本発明は、ガラス製基材上に鋳型を用い
て樹脂材料を付着成形し、これを室温まで冷却した後、
冷却スプレーの冷却ガスを用いて冷却すると、鋳型、樹
脂材料およびガラス製基材の熱膨張係数の差により、数
秒以内で離型ができることを実験的に見出して完成され
たものである。
【0007】すなわち本発明の離型方法は、ガラス製基
材上に鋳型を用いて樹脂材料を付着成形し、これを室温
まで冷却した後、冷却スプレーを用いて急冷することを
特徴としている。冷却スプレーは、−5℃〜−70℃、
好ましくは、−20℃〜−60℃の冷却能のものを用い
るとよい結果が得られた。冷却スプレーは、各種の冷却
能のものが市販されており、何ら特別な設備を必要とせ
ずに、離型に用いることができるという利点がある。
【0008】本発明の離型方法は、基本的に、樹脂材料
や離型剤の種類を問わずに適用できる。しかし、ガラス
材料に対する密着性のよい樹脂材料としてエポキシ系樹
脂等の熱硬化性樹脂を用いる場合には、鋳型に熱硬化性
樹脂との離型性に優れた離型剤を塗布することが望まし
いのは勿論である。
【0009】
【発明の実施例】以下図面について本発明を説明する。
図1は、成形複合光学部品として複合非球面レンズの成
形工程を示すものである。予め所定の球面に加工された
ガラス製レンズ11上には、予め秤量された樹脂材料1
2が滴下される。次に、この樹脂材料12上に、非球面
13を有する鋳型14を予め定めた距離だけ接近させ
て、樹脂材料12をガラス製レンズ11上に薄く延ば
す。この状態で樹脂材料12を加熱重合すると、非球面
13の形状が移された樹脂材料12がガラス製レンズ1
1上に接合されて、複合非球面レンズ15が得られる。
鋳型14の非球面13の表面には、予め離型剤が塗布さ
れている。
【0010】本発明は、このようにして成形されるガラ
ス製レンズ11、樹脂材料12および鋳型14を常法に
従い室温迄徐冷した後、この複合非球面レンズ15を鋳
型14から離型させるために、図2に示すように、冷却
スプレー20を用い、その冷却ガスにより、急冷するの
である。すると、ガラス製レンズ11、樹脂材料12お
よび鋳型14の熱膨張係数の差により、数秒以内で鋳型
14が複合非球面レンズ15から離型する。例えば、ガ
ラス製レンズ11の直径が3cm程度で、−40℃の冷却
能の冷却スプレー20(商品名『キューレイ』、サンハ
ヤト社製)を用いた場合には、1秒前後で離型した。冷
却スプレー20は、ガラス製レンズ11側から噴霧する
ことが望ましい。なお、複合非球面レンズ15室温迄冷
却せずにスプレーで冷却すると、該レンズ、つまりガラ
ス製レンズ11が破損するおそれがある。
【0011】本発明の離型方法は、樹脂材料や離型剤の
種類を問わずに適用できるが、次に複合非球面レンズと
して好ましい樹脂材料と離型剤の例を説明する。樹脂材
料は、エポキシ系の熱硬化型樹脂が好ましい。エポキシ
系樹脂はガラス材料との密着性に優れ、収縮量は4〜6
%と紫外線硬化型樹脂の8〜12%に比較して少ないた
め、収縮に起因する加工精度、密着性、内部応力への悪
影響が少ない。また熱硬化型樹脂は、紫外線硬化型樹脂
のように厚さ(の差)に制限がないため、非球面量を比
較的自由に設定することができる。紫外線硬化型樹脂で
は、紫外線を照射したとき厚さの厚い部分は薄い部分に
比して遅く硬化するので、中央部と周辺部の厚さの差を
それ程大きくできないという制約がある。また紫外線硬
化型樹脂では、樹脂層が厚いと、紫外線が樹脂層に吸収
されてしまうため、樹脂層深部にある紫外線硬化型樹脂
は硬化させることができない。
【0012】さらに具体的には、次の化合物を樹脂材料
12の材料として用いることが好ましい。 A、主剤として、次の化合物(X)と(Y) 化合物(X) ビスフェノールA型エポキシ樹脂、分子構造を下記に示
す。
【化学式1】 化合物(Y) 次の、、の化合物の1種または2種以上の混合
物、混合割合は任意である。 ジグリジジルフタレート ジググリジジルヘキサヒドロフタレート ジグリジジルテトラヒドロフタレート 、、の分子構造を下記に示す。
【化学式2】 この化合物(X)と(Y)は、10〜90:90〜10
重量部の割合で混合される。
【0013】B、硬化剤として次の化合物(Z) 化合物(Z) 下記に示す一般式、、、で示される酸無水物硬
化剤の1種、または2種以上の混合物
【化学式3】
【0014】C、さらに硬化促進剤として、ベンジルジ
メチルアミン、分子構造を下記に示す。
【化学式4】 D、リン酸化合物
【0015】以上のA、B、C、Dを次の割合で混合し
て樹脂材料12の材料とする。 A:40〜60重量部 B:60〜40重量部 C:0〜5重量部 D:0〜5重量部
【0016】また鋳型14の非球面13面に塗布する離
型剤としては、東レ■製のストレートシリコンメチル系
『SR2411』をn−ヘプタンで1:10〜1:20
で希釈したものを用いるのが好ましい。下記に『SR2
411』の分子構造を示す。
【化学式5】
【0017】この希釈濃度が1:10を越えると(より
濃くなると)、樹脂材料12が硬化してポリマーとなる
際、非球面13の表面で不均一に硬化し、所定の非球面
形状を保持できない。別言すると、非球面13表面に離
型材による不均一な厚さの皮膜が残存してしまう。
【0018】一方、この希釈濃度が1:20未満では
(より薄くなると)、離型性が悪化してしまい、本発明
の冷却スプレーによる離型方法でも、より長時間を要し
たり、離型できない可能性がある。
【0019】この離型溶液は、スピンコート法、ディッ
プコート法、スプレーコート法等の周知の方法で鋳型1
4の非球面13の表面に塗布される。なかでも均一厚さ
の塗膜が得られるスピンコート法が好ましい。スピンコ
ート法により、1,000 〜1,500rpm,30〜15秒で塗布が完
了するように塗布すると、n−ヘプタンが蒸発しないう
ちに、均一な離型塗膜を形成することができる。また、
硬化条件は、100℃〜250℃で5分〜30分、特に
150℃〜175℃で10分〜20分が好ましい。
【0020】上記実施例は、複合非球面レンズに本発明
を適用したものであるが、本発明は、ガラス製基材上に
合成樹脂材料を成形する他の複合光学素子についても同
様に適用できる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の離型方法は、ガ
ラス基材上に合成樹脂材料を成形する成形方法におい
て、成形後、冷却スプレーの冷却ガスで冷却するという
簡単な作業で離型することができる。成形樹脂材料にも
鋳型にも外力を加えることがないので、傷の付くおそれ
がなく、また冷却スプレーは市販品を使用することがで
きるので、設備投資の必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用するガラス製基材に対する樹脂
材料の成形手順を示す模式図である。
【図2】 本発明方法を示す模式図である。
【符号の説明】
11 ガラス製レンズ 12 樹脂材料 14 鋳型 20 冷却スプレー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス製基材上に鋳型を用いて樹脂材料
    を付着成形し、これを室温近傍まで冷却した後、冷却ス
    プレーの冷却ガスを用いて急冷することを特徴とする成
    形複合光学部品の離型方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、冷却スプレーの冷却
    能は、−5℃〜−70℃である成形複合光学部品の離型
    方法。
JP14588492A 1992-06-05 1992-06-05 成形複合光学部品の離型方法 Pending JPH05337961A (ja)

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