JPH05339513A - アルコール可溶性染料およびそれを含むインキ組成物 - Google Patents
アルコール可溶性染料およびそれを含むインキ組成物Info
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- JPH05339513A JPH05339513A JP14930592A JP14930592A JPH05339513A JP H05339513 A JPH05339513 A JP H05339513A JP 14930592 A JP14930592 A JP 14930592A JP 14930592 A JP14930592 A JP 14930592A JP H05339513 A JPH05339513 A JP H05339513A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 筆記用インキ、記録用インキ等に用いるアル
コール可溶性造塩体染料、並びにその染料を含有するイ
ンキ組成物を提供することを目的とする。 【構成】 式: 【化1】 【化2】 [式中、Ka+は炭素原子数6〜12の分岐していてもよ
く、酸素で中断されていてもよい鎖状または環状アルキ
ル基またはアラルキル基の少なくとも1つで置換された
アミンのカチオンを意味する]で示される各ジスアゾ造
塩体染料、並びにそれらを含有するインキ組成物を提供
する。
コール可溶性造塩体染料、並びにその染料を含有するイ
ンキ組成物を提供することを目的とする。 【構成】 式: 【化1】 【化2】 [式中、Ka+は炭素原子数6〜12の分岐していてもよ
く、酸素で中断されていてもよい鎖状または環状アルキ
ル基またはアラルキル基の少なくとも1つで置換された
アミンのカチオンを意味する]で示される各ジスアゾ造
塩体染料、並びにそれらを含有するインキ組成物を提供
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筆記用具用インキ、記
録用インキ、スタンプ用インキ等に用いるジスアゾ造塩
体染料、さらに詳しくは、アルコール類、グリコール類
等の有機溶剤に対する溶解性に優れた鮮明な赤色または
紫黒色を呈する造塩体染料およびそれを含むインキ組成
物に関する。
録用インキ、スタンプ用インキ等に用いるジスアゾ造塩
体染料、さらに詳しくは、アルコール類、グリコール類
等の有機溶剤に対する溶解性に優れた鮮明な赤色または
紫黒色を呈する造塩体染料およびそれを含むインキ組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】従来から、紙のような被記録
材に記録を行うための、筆記用具用およびインクジェッ
ト記録用インキとして、種々の染料または顔料を液媒体
やバインダーに溶解または分散させた組成物が利用され
ている。この中で、有機顔料分散型インキは、耐光性の
ような堅牢性に優れるという利点を有する。しかしなが
ら、この種の顔料分散型インキにおいては、顔料が経時
的に沈降したり、凝集しやすため、製造工程において分
散加工のような煩雑な変質防止処理が必要となり、製造
コストが上昇する。
材に記録を行うための、筆記用具用およびインクジェッ
ト記録用インキとして、種々の染料または顔料を液媒体
やバインダーに溶解または分散させた組成物が利用され
ている。この中で、有機顔料分散型インキは、耐光性の
ような堅牢性に優れるという利点を有する。しかしなが
ら、この種の顔料分散型インキにおいては、顔料が経時
的に沈降したり、凝集しやすため、製造工程において分
散加工のような煩雑な変質防止処理が必要となり、製造
コストが上昇する。
【0003】一方、染料を溶解した油性インキや水性イ
ンキの製造工程では、厄介な分散加工処理を必要としな
いため、染料溶解型インキは顔料分散型インキより簡便
に製造できる。しかしながら、染料溶解型の油性インキ
には溶剤毒性の問題があり、染料溶解型の水性インキに
は乾燥が遅く汎用性に欠けるとういう問題がある。従っ
て、近年ではアルコールのような親水性有機溶剤に対す
る溶解性に優れた染料が求められている。このような要
求を満足する染料としては、例えば、塩基性染料と酸性
染料の造塩体、塩基性染料を脂肪酸で処理したもの、ス
ルホン基等の水溶性基を有する含金属アゾ錯塩染料、酸
性染料を有機アミンで処理したもの等、種々のアルコー
ル可溶性染料が知られている。
ンキの製造工程では、厄介な分散加工処理を必要としな
いため、染料溶解型インキは顔料分散型インキより簡便
に製造できる。しかしながら、染料溶解型の油性インキ
には溶剤毒性の問題があり、染料溶解型の水性インキに
は乾燥が遅く汎用性に欠けるとういう問題がある。従っ
て、近年ではアルコールのような親水性有機溶剤に対す
る溶解性に優れた染料が求められている。このような要
求を満足する染料としては、例えば、塩基性染料と酸性
染料の造塩体、塩基性染料を脂肪酸で処理したもの、ス
ルホン基等の水溶性基を有する含金属アゾ錯塩染料、酸
性染料を有機アミンで処理したもの等、種々のアルコー
ル可溶性染料が知られている。
【0004】しかしながら、従来のアルコール可溶性染
料(例えば、アシッドレッド73、アシッドレッド18
0、ダイレクトブルー87等のアミン塩染料、ローダミ
ン、ビクトリアブルー、メチルバイオレット等の塩基性
染料を用いた造塩体染料)を用いた油性インキは、温度
や湿度のような環境条件が変化した場合の経時溶解安定
性、および筆跡の堅牢性(耐光性および耐水性)等が共
に不十分である。
料(例えば、アシッドレッド73、アシッドレッド18
0、ダイレクトブルー87等のアミン塩染料、ローダミ
ン、ビクトリアブルー、メチルバイオレット等の塩基性
染料を用いた造塩体染料)を用いた油性インキは、温度
や湿度のような環境条件が変化した場合の経時溶解安定
性、および筆跡の堅牢性(耐光性および耐水性)等が共
に不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を解決するものであり、その目的とするところ
は、アルコールやグリコールのようなアルコール系親水
性有機溶剤に対する溶解性に優れ、かつ、経時溶解安定
性および筆跡の堅牢性(耐光性および耐水性)に優れた
インキ組成物を提供できる造塩体染料を提供すること、
並びに、これを含有する赤色または紫黒色インキ組成物
を提供することにある。
の問題点を解決するものであり、その目的とするところ
は、アルコールやグリコールのようなアルコール系親水
性有機溶剤に対する溶解性に優れ、かつ、経時溶解安定
性および筆跡の堅牢性(耐光性および耐水性)に優れた
インキ組成物を提供できる造塩体染料を提供すること、
並びに、これを含有する赤色または紫黒色インキ組成物
を提供することにある。
【0006】本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、染
料構造中にsec−ブチルフェニルアゾ基が導入された特
定の水溶性ジスアゾ染料をアミンで造塩して得られる赤
色または紫黒色ジスアゾ染料が、極めて良好なアルコー
ル溶解性を有し、ボールペンやサインペン等の筆記具用
油性インキに適用した場合、優れた効果を奏するもので
あることを見い出し、本発明を完成するに至った。
料構造中にsec−ブチルフェニルアゾ基が導入された特
定の水溶性ジスアゾ染料をアミンで造塩して得られる赤
色または紫黒色ジスアゾ染料が、極めて良好なアルコー
ル溶解性を有し、ボールペンやサインペン等の筆記具用
油性インキに適用した場合、優れた効果を奏するもので
あることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、染
料構造中に2個のsec−ブチルフェニルアゾ基を有して
なる式:
料構造中に2個のsec−ブチルフェニルアゾ基を有して
なる式:
【化3】 [式中、Ka+は炭素原子数6〜12の枝分かれしていて
もよく、酸素で中断されていてもよい鎖状または環状ア
ルキル基またはアラルキル基の少なくとも1つで置換さ
れたアミンのカチオンを意味する]で示されるジスアゾ
造塩体染料;染料構造中に1個のsec−ブチルフェニル
アゾ基を有してなる式:
もよく、酸素で中断されていてもよい鎖状または環状ア
ルキル基またはアラルキル基の少なくとも1つで置換さ
れたアミンのカチオンを意味する]で示されるジスアゾ
造塩体染料;染料構造中に1個のsec−ブチルフェニル
アゾ基を有してなる式:
【化4】 [式中、Ka+は炭素原子数6〜12の枝分かれしていて
もよく、酸素で中断されていてもよい鎖状または環状ア
ルキル基またはアラルキル基の少なくとも1つで置換さ
れたアミンのカチオンを意味する]で示されるジスアゾ
造塩体染料;並びにアルコール類および/またはグリコ
ール類液媒体に、ジスアゾ造塩体染料を含んでなるイン
キ組成物を提供するものである。
もよく、酸素で中断されていてもよい鎖状または環状ア
ルキル基またはアラルキル基の少なくとも1つで置換さ
れたアミンのカチオンを意味する]で示されるジスアゾ
造塩体染料;並びにアルコール類および/またはグリコ
ール類液媒体に、ジスアゾ造塩体染料を含んでなるイン
キ組成物を提供するものである。
【0008】本発明の上記式[I]で示される赤色ジス
アゾ造塩体染料は、式:
アゾ造塩体染料は、式:
【化5】 [式中、Mは水素またはアルカリ金属を意味する]で示
される構造を有するジスアゾ水溶性染料(1)を、アミ
ンと造塩させることにより得られる。
される構造を有するジスアゾ水溶性染料(1)を、アミ
ンと造塩させることにより得られる。
【0009】このジスアゾ水溶性染料は、常法により、
sec−ブチルアニリン2モルをジアゾ化し、下記カップ
ラー[ビス−(5,5'−ジヒドロキシ−2,2'−ナフチ
ル)アミン−7,7'−ジスルホン酸(以下、ジ−J酸と
いう)]1モルとカップリングすることにより得られ
る。
sec−ブチルアニリン2モルをジアゾ化し、下記カップ
ラー[ビス−(5,5'−ジヒドロキシ−2,2'−ナフチ
ル)アミン−7,7'−ジスルホン酸(以下、ジ−J酸と
いう)]1モルとカップリングすることにより得られ
る。
【0010】
【化6】
【0011】また、本発明の上記式[II]で示される紫
黒色ジスアゾ造塩体染料は、式:
黒色ジスアゾ造塩体染料は、式:
【化7】 [式中、Mは水素またはアルカリ金属を意味する]で示
される構造を有するジスアゾ染料(2)を、アミンと造
塩させることにより得られる。
される構造を有するジスアゾ染料(2)を、アミンと造
塩させることにより得られる。
【0012】このジスアゾ水溶性染料は、常法により、
sec−ブチルアニリンとp−クレシジン(3−アミノ−4
−メトキシトルエン)とのジアゾ化カップリング反応に
より得られる式:
sec−ブチルアニリンとp−クレシジン(3−アミノ−4
−メトキシトルエン)とのジアゾ化カップリング反応に
より得られる式:
【化8】 で示されるアミノアゾ化合物をジアゾ化し、下記カップ
ラー[(8−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホ
ン酸(以下、H酸という)]とカップリングすることに
より得られる。
ラー[(8−アミノ−1−ナフトール−3,6−ジスルホ
ン酸(以下、H酸という)]とカップリングすることに
より得られる。
【0013】
【化9】
【0014】上記方法により得られたジスアゾ水溶性染
料は、公知のいずれの方法でも造塩処理できる。本発明
では、水系で行う方法と溶剤系で行う方法を採用した。
料は、公知のいずれの方法でも造塩処理できる。本発明
では、水系で行う方法と溶剤系で行う方法を採用した。
【0015】造塩処理に用いるカチオン付与剤Ka+・Y
-の例としては、式:
-の例としては、式:
【化10】 [式中、R1、R2、R3およびR4は、各々、水素、アル
キル基、アルコキシ基、シクロヘキシル基またはアラル
キル基であって、R1〜R4のうちの少なくとも1つは炭
素原子数6〜12の枝分かれしていてもよいアルキル、
アルコキシアルキル、シクロアルキルまたはアラルキル
基、Yは無機または有機アニオンを意味する]で示され
るものが挙げられ、例えば、式:
キル基、アルコキシ基、シクロヘキシル基またはアラル
キル基であって、R1〜R4のうちの少なくとも1つは炭
素原子数6〜12の枝分かれしていてもよいアルキル、
アルコキシアルキル、シクロアルキルまたはアラルキル
基、Yは無機または有機アニオンを意味する]で示され
るものが挙げられ、例えば、式:
【化11】 で示されるような第1級、第2級または第3級アミンの
アンモニウム塩、あるいは第4級アンモニウム塩であ
る。
アンモニウム塩、あるいは第4級アンモニウム塩であ
る。
【0016】他の形態(遊離アミンと同意義)のカチオ
ン付与剤としては、式:
ン付与剤としては、式:
【化12】 [式中、R1、R2およびR3は、各々、前記と同意義で
あって、R1〜R3のうちの少なくとも1つは炭素原子数
6〜12の枝分かれしていてもよいアルキル、アルコキ
シアルキル、シクロアルキルまたはアラルキル基を意味
する]で示されるアミンが用いられ、例えば、ヘキシル
アミン、ペンチルアミン、オクチルアミン、2−エチル
ヘキシルアミン、ジ−(2−エチルヘキシル)アミン、ド
デシルアミン等の脂肪族アミン、シクロヘキシルアミ
ン、ジ−シクロヘキシルアミン等の脂環族アミン、3−
プロポシキプロピルアミン、3−ブトキシプロピルアミ
ン、ジ−(3−ブトキシプロピル)アミン、オクトオキシ
プロピルアミン、3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロ
ピルアミン等が挙げられる。これらのアミンは上記カチ
オン付与剤Ka+・Y-におけるKa+を形成することがで
きる。
あって、R1〜R3のうちの少なくとも1つは炭素原子数
6〜12の枝分かれしていてもよいアルキル、アルコキ
シアルキル、シクロアルキルまたはアラルキル基を意味
する]で示されるアミンが用いられ、例えば、ヘキシル
アミン、ペンチルアミン、オクチルアミン、2−エチル
ヘキシルアミン、ジ−(2−エチルヘキシル)アミン、ド
デシルアミン等の脂肪族アミン、シクロヘキシルアミ
ン、ジ−シクロヘキシルアミン等の脂環族アミン、3−
プロポシキプロピルアミン、3−ブトキシプロピルアミ
ン、ジ−(3−ブトキシプロピル)アミン、オクトオキシ
プロピルアミン、3−(2−エチルヘキシルオキシ)プロ
ピルアミン等が挙げられる。これらのアミンは上記カチ
オン付与剤Ka+・Y-におけるKa+を形成することがで
きる。
【0017】カチオン付与剤としては、炭素数6〜12
の置換基を1つ以上有し、沸点が100℃以上の低揮発
性のものが好ましい。高揮発性のカチオン付与剤を使用
した場合、得られる造塩体染料は十分な親油性が得られ
ず、好ましくない。
の置換基を1つ以上有し、沸点が100℃以上の低揮発
性のものが好ましい。高揮発性のカチオン付与剤を使用
した場合、得られる造塩体染料は十分な親油性が得られ
ず、好ましくない。
【0018】上記式および中、アルキル基として
は、炭素原子数1〜12のアルキル基、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、アミル基、ヘキシル基、オ
クチル基、ノニル基、ドデシル基、シクロヘキシル基等
が挙げられる。アルコキシアルキル基としては、例え
ば、3−メトキシプロピル基、3−エトキシプロピル
基、3−ブトキシプロピル基、3−オクトキシプロピル
基、3−(2−エチルヘキシル)プロピル基等が挙げられ
る。アラルキル基としては、例えば、ベンジル基、α,
α'−ジメチルベンジル基等が挙げられる。
は、炭素原子数1〜12のアルキル基、例えば、メチル
基、エチル基、プロピル基、アミル基、ヘキシル基、オ
クチル基、ノニル基、ドデシル基、シクロヘキシル基等
が挙げられる。アルコキシアルキル基としては、例え
ば、3−メトキシプロピル基、3−エトキシプロピル
基、3−ブトキシプロピル基、3−オクトキシプロピル
基、3−(2−エチルヘキシル)プロピル基等が挙げられ
る。アラルキル基としては、例えば、ベンジル基、α,
α'−ジメチルベンジル基等が挙げられる。
【0019】R1〜R4もしくはR1〜R3は、これらの基
から選択され、同一でも異なってもよい。ただし、R1
〜R4のうち少なくとも1つは、炭素原子数6〜12の
枝分かれしていてもよいアルキル、アルコキシアルキ
ル、シクロヘキシルまたはアラルキル基である。
から選択され、同一でも異なってもよい。ただし、R1
〜R4のうち少なくとも1つは、炭素原子数6〜12の
枝分かれしていてもよいアルキル、アルコキシアルキ
ル、シクロヘキシルまたはアラルキル基である。
【0020】本発明によるジスアゾ水溶性染料とカチオ
ン付与剤との反応比は、実質的には化学量論量でよく、
例えば、ジスアゾ水溶性染料1モルに対して、カチオン
付与剤は2〜2.2モル用いられる。反応は通常の方法
で行ってもよく、例えば、ジスアゾ系水溶性染料とカチ
オン付与剤水溶液を、酸性ないし中性雰囲気下、水系中
で2〜5時間撹拌混合する。有機溶剤(例えばアルコー
ル)中で造塩操作する場合、例えば、アゾ系水溶性染料
(乾燥品)と水難溶性アミン(例えば式のカチオン付
与剤)を、有機溶剤中で溶解状態になるまで撹拌混合し
た後、この反応溶液を酸性水溶液中に注加、析出させて
も得られる。
ン付与剤との反応比は、実質的には化学量論量でよく、
例えば、ジスアゾ水溶性染料1モルに対して、カチオン
付与剤は2〜2.2モル用いられる。反応は通常の方法
で行ってもよく、例えば、ジスアゾ系水溶性染料とカチ
オン付与剤水溶液を、酸性ないし中性雰囲気下、水系中
で2〜5時間撹拌混合する。有機溶剤(例えばアルコー
ル)中で造塩操作する場合、例えば、アゾ系水溶性染料
(乾燥品)と水難溶性アミン(例えば式のカチオン付
与剤)を、有機溶剤中で溶解状態になるまで撹拌混合し
た後、この反応溶液を酸性水溶液中に注加、析出させて
も得られる。
【0021】本発明のインキ組成物は、式[I]または
式[II]で示される造塩体染料と、油性液媒体とを含有
する。
式[II]で示される造塩体染料と、油性液媒体とを含有
する。
【0022】本発明に用いる油性液媒体とは、アルコー
ル類および/またはグリコール類(グリコールのエーテ
ルまたはエステルを含む)を主成分とする有機溶剤であ
ることが好ましい。それにより、インキ液媒体がアルコ
ール系溶剤を主体とする無公害インキが提供される。
ル類および/またはグリコール類(グリコールのエーテ
ルまたはエステルを含む)を主成分とする有機溶剤であ
ることが好ましい。それにより、インキ液媒体がアルコ
ール系溶剤を主体とする無公害インキが提供される。
【0023】油性液媒体に用いるアルコール系有機溶剤
としては、例えば、1価のアルコール(例えば、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、アミルアルコール、ベンジルアルコール、シク
ロヘキサノール、ジアセトンアルコール等のアルコール
類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、
ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコ
ール類のモノアルキルエーテル;エチレングリコールモ
ノアセテート、プロピレングリコールモノアセテート等
のグリコール類のモノアセテート)、2価のアルコール
(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール等のグリコ
ール類)等が挙げられる。
としては、例えば、1価のアルコール(例えば、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、アミルアルコール、ベンジルアルコール、シク
ロヘキサノール、ジアセトンアルコール等のアルコール
類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコール
モノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、
ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコ
ール類のモノアルキルエーテル;エチレングリコールモ
ノアセテート、プロピレングリコールモノアセテート等
のグリコール類のモノアセテート)、2価のアルコール
(例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール等のグリコ
ール類)等が挙げられる。
【0024】本発明においては、特に低毒性ないし無毒
性のエタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、ベンジルアルコール、エチレングリコール、フェニ
ルグリコール、プロピレングリコールモノアルキルエー
テル、さらには、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル
等の親水性有機溶剤を適宜混合して、衛生上問題ないイ
ンキを調製できる。また、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−ピロリドン、N−メチルピロリドン等のピロ
リドン化合物を、インキ組成物全量に対して15重量%
未満で併用できる。
性のエタノール、n−プロパノール、イソプロパノー
ル、ベンジルアルコール、エチレングリコール、フェニ
ルグリコール、プロピレングリコールモノアルキルエー
テル、さらには、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチル
等の親水性有機溶剤を適宜混合して、衛生上問題ないイ
ンキを調製できる。また、N−(2−ヒドロキシエチ
ル)−2−ピロリドン、N−メチルピロリドン等のピロ
リドン化合物を、インキ組成物全量に対して15重量%
未満で併用できる。
【0025】インキ組成物全量に対して、ジスアゾ造塩
体染料1〜40重量%を、有機溶剤60〜95重量%お
よび樹脂5〜25重量%からなる液媒体に(加熱)溶解
した後、濾過することにより本発明のインキ組成物が得
られる。この際、必要であれば、ノニオン系界面活性剤
や防錆剤等の添加剤を少量加えてもよい。染料含有量は
インキの用途によって異なり、限定されるものではない
が、一般に、ボールペン用としては20〜30重量%、
マーキングペン用としては5〜15重量%、インクジェ
ット記録用としては3〜10重量%である。
体染料1〜40重量%を、有機溶剤60〜95重量%お
よび樹脂5〜25重量%からなる液媒体に(加熱)溶解
した後、濾過することにより本発明のインキ組成物が得
られる。この際、必要であれば、ノニオン系界面活性剤
や防錆剤等の添加剤を少量加えてもよい。染料含有量は
インキの用途によって異なり、限定されるものではない
が、一般に、ボールペン用としては20〜30重量%、
マーキングペン用としては5〜15重量%、インクジェ
ット記録用としては3〜10重量%である。
【0026】本発明のインキ組成物に好適に使用できる
樹脂としては、例えば、ほとんどのアルコール可溶性樹
脂が使用でき、例えば、この種のインキ用樹脂として汎
用されるビニルピロリドンの低縮合物、アルキッド樹
脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、スチレンマレイン
酸樹脂、ケトン樹脂、ロジン樹脂等が挙げられる。
樹脂としては、例えば、ほとんどのアルコール可溶性樹
脂が使用でき、例えば、この種のインキ用樹脂として汎
用されるビニルピロリドンの低縮合物、アルキッド樹
脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、スチレンマレイン
酸樹脂、ケトン樹脂、ロジン樹脂等が挙げられる。
【0027】
(i)本発明のジスアゾ造塩体染料は、色素母体にsec−
ブチルフェニルアゾ基の2個または1個を含み、アルコ
ールやグリコールに対する溶解性に優れる。
ブチルフェニルアゾ基の2個または1個を含み、アルコ
ールやグリコールに対する溶解性に優れる。
【0028】(ii)本発明のジスアゾ造塩体染料は、所
望により、高濃度アルコールインキ組成物として調製で
き、各種用途の油性インキに適用できる。
望により、高濃度アルコールインキ組成物として調製で
き、各種用途の油性インキに適用できる。
【0029】(iii)本発明のジスアゾ造塩体染料を用
いた筆記用具用インキは、アミン類や塩基性染料で造塩
された赤色または紫黒色の従来品に比べ、温度や湿度等
の環境変化により染料が変質したり、析出することがな
く経時安定性に優れ、かつ、筆跡の堅牢性(耐水性およ
び耐光性)に優れる。
いた筆記用具用インキは、アミン類や塩基性染料で造塩
された赤色または紫黒色の従来品に比べ、温度や湿度等
の環境変化により染料が変質したり、析出することがな
く経時安定性に優れ、かつ、筆跡の堅牢性(耐水性およ
び耐光性)に優れる。
【0030】(iv)インキ液媒体がアルコール性溶剤を
主体とする無公害インキを提供できる。
主体とする無公害インキを提供できる。
【0031】つぎに、実施例および比較例を挙げて本発
明をさらに詳しく説明する。なお、特に断らない限り、
「部」は重量部であり、( )内の「モル」は100%換
算である。 実施例1染料1の合成 常法によりp−(sec−ブチル)アニリン30部(0.2モ
ル)を、0℃でジアゾ化し、ジアゾ液を調製した。一
方、ジ−J酸51部(0.1モル)を水酸化ナトリウム
水溶液に溶解し、これにジアゾ液を加え、5〜10℃で
4時間撹拌した。酸・塩析することにより得られたジス
アゾ化合物を濾過、水洗、乾燥して赤色色素80部を得
た。得られた色素40部を、アルコール200部中、3
−(2−エチルヘキシルオキシ)−1−プロピルアミン1
8部と共に40〜50℃で1時間撹拌して色素を溶解し
た。この造塩処理液を酢酸水溶液に注加し、染料を析出
させた後、濾過、水洗、乾燥して赤色染料50部を得
た。
明をさらに詳しく説明する。なお、特に断らない限り、
「部」は重量部であり、( )内の「モル」は100%換
算である。 実施例1染料1の合成 常法によりp−(sec−ブチル)アニリン30部(0.2モ
ル)を、0℃でジアゾ化し、ジアゾ液を調製した。一
方、ジ−J酸51部(0.1モル)を水酸化ナトリウム
水溶液に溶解し、これにジアゾ液を加え、5〜10℃で
4時間撹拌した。酸・塩析することにより得られたジス
アゾ化合物を濾過、水洗、乾燥して赤色色素80部を得
た。得られた色素40部を、アルコール200部中、3
−(2−エチルヘキシルオキシ)−1−プロピルアミン1
8部と共に40〜50℃で1時間撹拌して色素を溶解し
た。この造塩処理液を酢酸水溶液に注加し、染料を析出
させた後、濾過、水洗、乾燥して赤色染料50部を得
た。
【0032】得られたジスアゾ造塩体染料を、以下の条
件で、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)に付し
た。結果を図1に示す。 (HPLC分析条件) カラム;L−カラム(4.6mmφ×150mm) キャリヤー;CH3CN:H2O=45:55(容量比) (0.0125N KH2PO4、0.015N K2HPO
4) カラム温度;45℃ 流量;1.5ml/分 検出波長;313nm 試料調製;染料0.05gをキャリヤー15mlに溶解
し、分析試料溶液を調製した。この分析試料5μlを用
いて分析を行った。
件で、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)に付し
た。結果を図1に示す。 (HPLC分析条件) カラム;L−カラム(4.6mmφ×150mm) キャリヤー;CH3CN:H2O=45:55(容量比) (0.0125N KH2PO4、0.015N K2HPO
4) カラム温度;45℃ 流量;1.5ml/分 検出波長;313nm 試料調製;染料0.05gをキャリヤー15mlに溶解
し、分析試料溶液を調製した。この分析試料5μlを用
いて分析を行った。
【0033】以下に、得られた染料の構造式、色相およ
び最大吸収波長(λmax)を示す。また、可視吸収スペ
クトル(溶剤:メタノール)を図2に示す。 染料1:赤色、530nm
び最大吸収波長(λmax)を示す。また、可視吸収スペ
クトル(溶剤:メタノール)を図2に示す。 染料1:赤色、530nm
【化13】
【0034】実施例2染料2の合成 3−(2−エチルヘキシルオキシ)−1−プロピルアミ
ン18部を、ジ−(2−エチルヘキシル)アミン24部に
代えた以外は、実施例1と同様にして以下に示すジスア
ゾ染料を得た。 染料2:赤色、530nm
ン18部を、ジ−(2−エチルヘキシル)アミン24部に
代えた以外は、実施例1と同様にして以下に示すジスア
ゾ染料を得た。 染料2:赤色、530nm
【化14】
【0035】実施例3染料3の合成 N,N−ジエチルベンジルアミン17部(0.1モル)を
用い、実施例1と同様にして以下に示すジスアゾ染料を
得た。 染料3:赤色、530nm
用い、実施例1と同様にして以下に示すジスアゾ染料を
得た。 染料3:赤色、530nm
【化15】
【0036】実施例4染料4の合成 常法により、p−(sec−ブチル)アニリン30部(0.2
モル)を0℃でジアゾ化し、p−クレシジン28部
(0.2モル)と酸性カップリングしてアミノアゾ化合
物とし、これをジアゾ化して、モノアゾジアゾ化液を調
製した。一方、H酸68部(0.2モル)を水酸化ナト
リウム水溶液に溶解し、これにモノアゾジアゾ化液を加
え、5〜10℃で4時間撹拌した。得られたジアゾ化カ
ップリング反応液を濾過し、濾過液をpH7〜8に調整
後、3−(2−エチルヘキシルオキシ)−1−プロピルア
ミン52部の酢酸水溶液を加え、室温で4時間撹拌し
た。ついで、pH5.0に調整した後、析出した染料を加
熱、濾過、水洗、乾燥することにより紫黒色染料100
部を得た。
モル)を0℃でジアゾ化し、p−クレシジン28部
(0.2モル)と酸性カップリングしてアミノアゾ化合
物とし、これをジアゾ化して、モノアゾジアゾ化液を調
製した。一方、H酸68部(0.2モル)を水酸化ナト
リウム水溶液に溶解し、これにモノアゾジアゾ化液を加
え、5〜10℃で4時間撹拌した。得られたジアゾ化カ
ップリング反応液を濾過し、濾過液をpH7〜8に調整
後、3−(2−エチルヘキシルオキシ)−1−プロピルア
ミン52部の酢酸水溶液を加え、室温で4時間撹拌し
た。ついで、pH5.0に調整した後、析出した染料を加
熱、濾過、水洗、乾燥することにより紫黒色染料100
部を得た。
【0037】実施例1と同様にして、得られた造塩体染
料を、HPLC分析(検出波長:313nm)に付した。
結果を図3に示す。以下に、得られた染料の構造式、色
相および最大吸収波長(λmax)を示す。また、可視吸
収スペクトル(溶剤:メタノール)を図4に示す。 染料4:青紫色、594nm
料を、HPLC分析(検出波長:313nm)に付した。
結果を図3に示す。以下に、得られた染料の構造式、色
相および最大吸収波長(λmax)を示す。また、可視吸
収スペクトル(溶剤:メタノール)を図4に示す。 染料4:青紫色、594nm
【化16】
【0038】実施例5染料5の合成 3−(2−エチルヘキシルオキシ)−1−プロピルアミ
ン52部(0.4モル)を、3−ブトキシ−1−プロピ
ルアミン53部(0.4モル)に代えた以外は、実施例
3と同様にして以下に示すジスアゾ造塩体染料を得た。 染料5:青紫色、594nm
ン52部(0.4モル)を、3−ブトキシ−1−プロピ
ルアミン53部(0.4モル)に代えた以外は、実施例
3と同様にして以下に示すジスアゾ造塩体染料を得た。 染料5:青紫色、594nm
【化17】
【0039】比較例1〜3 常法により以下の染料a〜cを合成し、sec−ブチルフ
ェニルアゾ基の効果を確認するために、溶解性およびイ
ンキ適応性を比較した。 染料a:赤色
ェニルアゾ基の効果を確認するために、溶解性およびイ
ンキ適応性を比較した。 染料a:赤色
【化18】 染料b:赤色
【化19】 染料c:青紫色
【化20】
【0040】溶解性比較試験 実施例1〜5で得られたジスアゾ造塩体染料(染料1〜
5)並びに染料a〜cのアルコール系有機染料に対する
溶解性を試験した。まず、各染料をマグネットスターラ
ーで撹拌しながら溶剤100部に添加し、濾紙(東洋濾
紙No.2)にスポットして飽和濃度を調べた。溶剤とし
て、エチレングリコールや混合溶剤を用いた場合は、7
0〜80℃に加温した後に染料を加えた。結果を表1に
示す。
5)並びに染料a〜cのアルコール系有機染料に対する
溶解性を試験した。まず、各染料をマグネットスターラ
ーで撹拌しながら溶剤100部に添加し、濾紙(東洋濾
紙No.2)にスポットして飽和濃度を調べた。溶剤とし
て、エチレングリコールや混合溶剤を用いた場合は、7
0〜80℃に加温した後に染料を加えた。結果を表1に
示す。
【0041】
【表1】
【0042】実施例6アルコールマーカーペン用インキの調製 成分 量(重量部) 染料1 7 エタノール 58 n−プロパノール 10 ベンジルアルコール 5 乳酸エチル 10 フェノール樹脂 10 上記成分を40℃で均一に混合溶解し、赤色インキを調
製した。このインキを用い、つぎの項目について評価試
験した。
製した。このインキを用い、つぎの項目について評価試
験した。
【0043】(評価方法)試験サンプルの評価はつぎの
方法で行った。 経時安定性:インキ30mlをガラス瓶にとり、低温/
高温器(商品名:インキュベーター、三洋電気社製)を
用いてて、3ケ月間の試験(温度範囲−10〜50℃、
60分間隔で繰返し)を行った後、染料の析出およびイ
ンキの増粘の有無を観察し、評価を行った。 優良(◎)、良(○)、不良(×)
方法で行った。 経時安定性:インキ30mlをガラス瓶にとり、低温/
高温器(商品名:インキュベーター、三洋電気社製)を
用いてて、3ケ月間の試験(温度範囲−10〜50℃、
60分間隔で繰返し)を行った後、染料の析出およびイ
ンキの増粘の有無を観察し、評価を行った。 優良(◎)、良(○)、不良(×)
【0044】耐水性:インキをペンにセットし、JIS
P3201(筆記用紙)に筆記後、蒸留水に24時間
浸漬し、引き上げて風乾した後、筆跡を観察し、評価し
た。 優良(◎)、良(○)、不良(×)
P3201(筆記用紙)に筆記後、蒸留水に24時間
浸漬し、引き上げて風乾した後、筆跡を観察し、評価し
た。 優良(◎)、良(○)、不良(×)
【0045】耐光性:インキをペンにセットし、JIS
P3201(筆記用紙)に筆記後、ロングライフフェ
ードメータ(カーボンアーク式)中で5時間光照射して
筆跡を観察し、評価した。 優良(◎)、良(○)、不良(×)
P3201(筆記用紙)に筆記後、ロングライフフェ
ードメータ(カーボンアーク式)中で5時間光照射して
筆跡を観察し、評価した。 優良(◎)、良(○)、不良(×)
【0046】結果を表2に示す。
【0047】
【表2】
【0048】経時安定性試験後、染料の析出およびイン
キの増粘は認められなかった。また、筆跡の耐水性およ
び耐光性は表2に示す通り良好であった。
キの増粘は認められなかった。また、筆跡の耐水性およ
び耐光性は表2に示す通り良好であった。
【0049】実施例7成分 量(重量部) 染料4 10 エタノール 65 乳酸エチル 10 ベンジルアルコール 5 ケトン樹脂 10 上記成分を60℃で均一に混合溶解し、精密濾過して、
黒色インキを調製した。実施例6と同様にして経時安定
性を調べたが、染料の析出およびインキの増粘は認めら
れなかった。また、筆跡の耐水性および耐光性は表2に
示す通り良好であった。
黒色インキを調製した。実施例6と同様にして経時安定
性を調べたが、染料の析出およびインキの増粘は認めら
れなかった。また、筆跡の耐水性および耐光性は表2に
示す通り良好であった。
【0050】ボールペン用油性インキの調製 実施例8成分 量(重量部) 染料2 20 フェニルグリコール 45 ベンジルアルコール 9 活性剤 5 (商品名:プライサーフP-208、 第一工業製薬社製) ポリビニルピロリドン 2 ケトン樹脂 20 (商品名:ハイラック、日立化成社製) 上記成分を60℃で均一に混合溶解し、精密濾過して、
赤色インキを調製した。実施例6と同様にして経時安定
性を調べたが、染料の析出およびインキの増粘は認めら
れなかった。また、筆跡の耐水性および耐光性は表2に
示す通り良好であった。
赤色インキを調製した。実施例6と同様にして経時安定
性を調べたが、染料の析出およびインキの増粘は認めら
れなかった。また、筆跡の耐水性および耐光性は表2に
示す通り良好であった。
【0051】実施例9成分 量(重量部) 染料4 30 フェニルグリコール 35 ベンジルアルコール 8 活性剤 5 (商品名:プライサーフP-208、 第一工業製薬社製) ポリビニルピロリドン 2 ケトン樹脂 20 (商品名:ハイラック、日立化成社製) 上記成分を60℃で均一に混合溶解し、精密濾過して、
黒色インキを調製した。実施例6と同様にして経時安定
性を調べたが、染料の析出およびインキの増粘は認めら
れなかった。また、筆跡の耐水性および耐光性は表2に
示す通り良好であった。
黒色インキを調製した。実施例6と同様にして経時安定
性を調べたが、染料の析出およびインキの増粘は認めら
れなかった。また、筆跡の耐水性および耐光性は表2に
示す通り良好であった。
【0052】比較例4 実施例6で用いた本発明の染料1を比較例1の染料aに
代えた以外は、実施例6と同様にして赤色インキを調製
した。得られたインキは経時安定性に劣り、3ケ月後の
筆記試験で筆跡のかすれを生じ、アルコールマーカーペ
ン用として不適当であった。
代えた以外は、実施例6と同様にして赤色インキを調製
した。得られたインキは経時安定性に劣り、3ケ月後の
筆記試験で筆跡のかすれを生じ、アルコールマーカーペ
ン用として不適当であった。
【0053】比較例5 実施例6で用いた本発明の染料1を比較例2の染料bに
代えた以外は、実施例6と同様にして赤色インキを調製
した。得られたインキは温度や湿度の環境変化に不安定
であり、耐水性のある筆跡が得られなかった。
代えた以外は、実施例6と同様にして赤色インキを調製
した。得られたインキは温度や湿度の環境変化に不安定
であり、耐水性のある筆跡が得られなかった。
【0054】比較例6 実施例9で用いた本発明の染料4を比較例3の染料cに
代えた以外は、実施例9と同様にして黒色インキを調製
した。得られたインキは経時安定性に劣り、3ケ月後の
筆記試験で筆記不能となった。
代えた以外は、実施例9と同様にして黒色インキを調製
した。得られたインキは経時安定性に劣り、3ケ月後の
筆記試験で筆記不能となった。
【図1】 染料1の高速液体クロマトグラムを示すグラ
フである。
フである。
【図2】 染料1の可視吸収スペクトルを示すグラフで
ある。
ある。
【図3】 染料4の高速液体クロマトグラムを示すグラ
フである。
フである。
【図4】 染料4の可視吸収スペクトルを示すグラフで
ある。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 式: 【化1】 [式中、Ka+は炭素数6〜12の枝分かれしていてもよ
く、酸素で中断されていてもよい鎖状または環状アルキ
ル基またはアラルキル基の少なくとも1つで置換された
アミンのカチオンを意味する]で示されるジスアゾ造塩
体染料。 - 【請求項2】 式: 【化2】 [式中、Ka+は炭素数6〜12の枝分かれしていてもよ
く、酸素で中断されていてもよい鎖状または環状アルキ
ル基またはアラルキル基の少なくとも1つで置換された
アミンのカチオンを意味する]で示されるジスアゾ造塩
体染料。 - 【請求項3】 アルコール類および/またはグリコール
類(グリコールのエーテルまたはエステルを含む)液媒
体に、請求項1または2記載のジスアゾ造塩体染料を含
んでなるインキ組成物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14930592A JP2986614B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | アルコール可溶性染料およびそれを含むインキ組成物 |
| US08/073,477 US5366543A (en) | 1992-06-09 | 1993-06-09 | Alcohol-soluble dye and ink composition containing the same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14930592A JP2986614B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | アルコール可溶性染料およびそれを含むインキ組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05339513A true JPH05339513A (ja) | 1993-12-21 |
| JP2986614B2 JP2986614B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=15472240
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14930592A Expired - Fee Related JP2986614B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | アルコール可溶性染料およびそれを含むインキ組成物 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5366543A (ja) |
| JP (1) | JP2986614B2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| JP2004352918A (ja) * | 2003-05-30 | 2004-12-16 | Pentel Corp | 油性緑色インキ |
| WO2012137736A1 (ja) * | 2011-04-07 | 2012-10-11 | 日本化薬株式会社 | 水溶性アゾ染料、それを含む染料組成物及びそれらを用いる染色方法 |
| JP2017088889A (ja) * | 2012-03-07 | 2017-05-25 | 株式会社パイロットコーポレーション | 油性ボールペン用インキ組成物、ならびにそれを用いた油性ボールペンレフィルおよび油性ボールペン |
| JP2017149836A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 株式会社パイロットコーポレーション | 筆記具用油性インキ組成物及びそれを収容した筆記具 |
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|---|---|---|---|---|
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| GB9715124D0 (en) | 1997-07-17 | 1997-09-24 | Gillette Co | Ballpoint pen and ink therefor |
| US6096889A (en) * | 1999-06-01 | 2000-08-01 | Basf Corporation | Process for making high performance dyes |
| US6372031B1 (en) * | 1999-08-03 | 2002-04-16 | Milliken & Company | Washable coloring compositions comprising low molecular-weight styrene-maleic anhydride copolymers |
| DE60122493T2 (de) * | 2000-03-27 | 2007-03-15 | Mitsubishi Pencil K.K. | Tinte für einen auf öl basierenden kugelschreiber |
| EP1702014A1 (en) * | 2004-01-06 | 2006-09-20 | Videojet Technologies Inc. | Indelible ink jet ink composition |
| MY139010A (en) * | 2005-01-21 | 2009-08-28 | Ciba Holding Inc | 6-azo-5, 5'-dihydroxy -7,7'-disulfo-2-2'-dinaphthylamine derivatives |
| CN113234434B (zh) * | 2021-05-12 | 2022-08-30 | 河北工业大学 | 一种耐水罗丹明b/氧化锆复合荧光膜的制备方法 |
Family Cites Families (2)
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|---|---|---|---|---|
| DE1769328A1 (de) * | 1968-05-09 | 1971-10-21 | Bayer Ag | Disazofarbstoffe |
| JPS58174461A (ja) * | 1982-04-06 | 1983-10-13 | Canon Inc | 記録液 |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP14930592A patent/JP2986614B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-06-09 US US08/073,477 patent/US5366543A/en not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
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| WO2012137736A1 (ja) * | 2011-04-07 | 2012-10-11 | 日本化薬株式会社 | 水溶性アゾ染料、それを含む染料組成物及びそれらを用いる染色方法 |
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