JPH05340432A - 回転差感応継手 - Google Patents
回転差感応継手Info
- Publication number
- JPH05340432A JPH05340432A JP14707892A JP14707892A JPH05340432A JP H05340432 A JPH05340432 A JP H05340432A JP 14707892 A JP14707892 A JP 14707892A JP 14707892 A JP14707892 A JP 14707892A JP H05340432 A JPH05340432 A JP H05340432A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- rotor member
- cam surface
- housing member
- joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転差感応継手の、カム面とピストンとの摺
動部の油膜切れを防止して、カム面の摩耗を防止する。 【構成】 ハウジング部材4のカム面31中心線Hとド
ライブピストン50のピストン回転軸P1 とを距離eだ
けオフセットして設け、カム面31とドライブピストン
50との摺動点S1 、S2 をピストン回転軸P1 、P2
に対してEだけオフセットすることにより、ドライブピ
ストン50を回転させ、摺動点S1 、S2に油膜を形成
する。
動部の油膜切れを防止して、カム面の摩耗を防止する。 【構成】 ハウジング部材4のカム面31中心線Hとド
ライブピストン50のピストン回転軸P1 とを距離eだ
けオフセットして設け、カム面31とドライブピストン
50との摺動点S1 、S2 をピストン回転軸P1 、P2
に対してEだけオフセットすることにより、ドライブピ
ストン50を回転させ、摺動点S1 、S2に油膜を形成
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両の駆動系に
適用され、駆動入出力部材の相対回転差に応じた継手伝
達トルクを得る回転差感応継手に関する。
適用され、駆動入出力部材の相対回転差に応じた継手伝
達トルクを得る回転差感応継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転差感応継手としては、特開昭
63−285334号公報に開示されるものがある。
63−285334号公報に開示されるものがある。
【0003】これは、同軸上に相対回転可能にハウジン
グ部材とロータ部材とを配置し、ハウジング部材の内面
に形成したカム面に摺動するようロータ部材に放射状に
ピストンを設け、このピストンが、カム面との摺動によ
って半径方向に往復動するようにしたものである。そし
て、ピストンがロータ部材の中心方向へ移動するときに
吐出される流体の流出をオリフィスにより規制して、こ
の時発生する流体圧によってピストンをカム面に押しつ
けることにより、ハウジング部材とロータ部材とのトル
ク伝達を行っている。
グ部材とロータ部材とを配置し、ハウジング部材の内面
に形成したカム面に摺動するようロータ部材に放射状に
ピストンを設け、このピストンが、カム面との摺動によ
って半径方向に往復動するようにしたものである。そし
て、ピストンがロータ部材の中心方向へ移動するときに
吐出される流体の流出をオリフィスにより規制して、こ
の時発生する流体圧によってピストンをカム面に押しつ
けることにより、ハウジング部材とロータ部材とのトル
ク伝達を行っている。
【0004】特に第7図には、カム面摺動部の摩耗を防
止する手段として、カム面を異なる半径を持つ2つの円
弧で形成し、ピストンとの摺動部がピストン中心軸に対
して反対位置で、且つこの軸からの距離が異なる2つの
点となるようにしたものが示されている。これにおいて
は、2つの摺動部での摺動摩擦による回転モーメントが
不均等となることを利用してピストンを回転させ、この
回転による油のかき込み作用によりカム面とピストンと
の摺動部に油膜を形成させ、油の潤滑作用によってカム
面の摩耗を防止していた。
止する手段として、カム面を異なる半径を持つ2つの円
弧で形成し、ピストンとの摺動部がピストン中心軸に対
して反対位置で、且つこの軸からの距離が異なる2つの
点となるようにしたものが示されている。これにおいて
は、2つの摺動部での摺動摩擦による回転モーメントが
不均等となることを利用してピストンを回転させ、この
回転による油のかき込み作用によりカム面とピストンと
の摺動部に油膜を形成させ、油の潤滑作用によってカム
面の摩耗を防止していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭63−285334号公報の第7図のものは、ピス
トン回転時に一方の摺動部はカム面による油のかき込み
方向と、ピストンによる油のかき込み方向が一致し、ピ
ストン非回転時に比べ形成される油膜が厚くなり油の潤
滑作用が増すものの、他方の摺動部はカム面による油の
かき込み方向と、ピストンによる油のかき込み方向が逆
となるため、ピストン非回転時に比べ形成される油膜が
薄くなり、油の潤滑作用が低下する。このため、カム面
の摩耗が促進されるという問題があった。
開昭63−285334号公報の第7図のものは、ピス
トン回転時に一方の摺動部はカム面による油のかき込み
方向と、ピストンによる油のかき込み方向が一致し、ピ
ストン非回転時に比べ形成される油膜が厚くなり油の潤
滑作用が増すものの、他方の摺動部はカム面による油の
かき込み方向と、ピストンによる油のかき込み方向が逆
となるため、ピストン非回転時に比べ形成される油膜が
薄くなり、油の潤滑作用が低下する。このため、カム面
の摩耗が促進されるという問題があった。
【0006】本発明は上記に鑑み、その目的は、ピスト
ンとカム面との摺動部の油膜切れを防止し、カム面の摩
耗を低減するものである。
ンとカム面との摺動部の油膜切れを防止し、カム面の摩
耗を低減するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の回転差感応継手は、同軸上に相対回
転可能に配置されたハウジング部材及びロータ部材と、
前記ハウジング部材の内面に設けられたカム面と、前記
ロータ部材に設けられ、ロータ部材の半径方向に放射状
配置されると共に前記ハウジング部材との相対回転によ
って前記カム面に摺動しながら半径方向に往復動する円
柱状のピストンと、前記ロータ部材に設けられ、前記ピ
ストンの往復動に伴い体積変化する流体室と、この流体
室の縮小によって吐出される流体の流出を規制するオリ
フィスと、を備え、このオリフィスによる流出規制で生
じる流体圧をハウジング部材とロータ部材との間の伝達
トルクに変換する回転差感応継手において、前記ピスト
ンの前記カム面との摺動部を、ピストンの往復動方向の
中心軸に対して、ロータ部材の軸方向のいずれか一方側
にオフセットして設けたものである。
に、請求項1記載の回転差感応継手は、同軸上に相対回
転可能に配置されたハウジング部材及びロータ部材と、
前記ハウジング部材の内面に設けられたカム面と、前記
ロータ部材に設けられ、ロータ部材の半径方向に放射状
配置されると共に前記ハウジング部材との相対回転によ
って前記カム面に摺動しながら半径方向に往復動する円
柱状のピストンと、前記ロータ部材に設けられ、前記ピ
ストンの往復動に伴い体積変化する流体室と、この流体
室の縮小によって吐出される流体の流出を規制するオリ
フィスと、を備え、このオリフィスによる流出規制で生
じる流体圧をハウジング部材とロータ部材との間の伝達
トルクに変換する回転差感応継手において、前記ピスト
ンの前記カム面との摺動部を、ピストンの往復動方向の
中心軸に対して、ロータ部材の軸方向のいずれか一方側
にオフセットして設けたものである。
【0008】上記目的を達成するために、請求項2記載
の回転差感応継手は、前記ロータ部材の回転軸に対して
対称位置にあるピストンの前記摺動部のオフセット方向
を異ならしめたことを特徴とする請求項1記載の回転差
感応継手としたものである。
の回転差感応継手は、前記ロータ部材の回転軸に対して
対称位置にあるピストンの前記摺動部のオフセット方向
を異ならしめたことを特徴とする請求項1記載の回転差
感応継手としたものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の回転差感応継手は、ハウジング
部材とロータ部材とに相対回転差が生じると、ロータ部
材に放射状配置されたピストンが、前記カム面と摺動し
ながら径方向に往復動する。このピストンの往復動によ
る流体室の縮小によって吐出される流体がオリフィスに
よって流出規制されて流体圧が生じ、ハウジング部材と
ロータ部材との伝達トルクに変換される。この時、ピス
トンとカム面との摺動部をロータ部材の軸方向のいずれ
か一方にオフセットしていることからピストンは回転
し、カム面による油のかき込み方向とピストンによる油
のかき込み方向が一致することから摺動部に形成される
油膜が厚くなり、潤滑作用が増加する。
部材とロータ部材とに相対回転差が生じると、ロータ部
材に放射状配置されたピストンが、前記カム面と摺動し
ながら径方向に往復動する。このピストンの往復動によ
る流体室の縮小によって吐出される流体がオリフィスに
よって流出規制されて流体圧が生じ、ハウジング部材と
ロータ部材との伝達トルクに変換される。この時、ピス
トンとカム面との摺動部をロータ部材の軸方向のいずれ
か一方にオフセットしていることからピストンは回転
し、カム面による油のかき込み方向とピストンによる油
のかき込み方向が一致することから摺動部に形成される
油膜が厚くなり、潤滑作用が増加する。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の作用に加え、ハウジング部材とロータ部材と回転軸
に対して、対称位置にあるピストンのカム面との摺動部
のオフセットの方向を異ならしめていることから、一方
のピストンがロータ部材の軸方向に押圧される力と、対
称位置にある他方のピストンがロータ部材の軸方向に押
圧される力とが相殺され、結果的にロータ部材とハウジ
ング部材との位置決めがなされる。
明の作用に加え、ハウジング部材とロータ部材と回転軸
に対して、対称位置にあるピストンのカム面との摺動部
のオフセットの方向を異ならしめていることから、一方
のピストンがロータ部材の軸方向に押圧される力と、対
称位置にある他方のピストンがロータ部材の軸方向に押
圧される力とが相殺され、結果的にロータ部材とハウジ
ング部材との位置決めがなされる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図4に基づ
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の実施例である制御型回転
差感応継手のカム面とピストンとの関係を示す模式図、
図2は、本発明の実施例である制御型回転差感応継手を
トルク配分装置として適用したトランスファを示す断面
図、図3はこの実施例を適用した車両用駆動系及び制御
系を示す概略図、図4はこの制御型回転差感応継手にお
けるロータ部材とハウジング部材との相対回転差と継手
伝達トルクの関係を示すグラフである。
差感応継手のカム面とピストンとの関係を示す模式図、
図2は、本発明の実施例である制御型回転差感応継手を
トルク配分装置として適用したトランスファを示す断面
図、図3はこの実施例を適用した車両用駆動系及び制御
系を示す概略図、図4はこの制御型回転差感応継手にお
けるロータ部材とハウジング部材との相対回転差と継手
伝達トルクの関係を示すグラフである。
【0013】図3に示す如く、本実施例の車両用駆動系
においてはエンジン76で発生した駆動力を、トランス
ミッション74、トランスミッション出力ギア93を介
してトランスファ53に伝達し、駆動力の一部をトラン
スファ53からトランスファギア94、プロペラシャフ
ト81、リアデファレンシャル82を介して左後輪9
2、右後輪88に伝達する。一方、残りの駆動力をトラ
ンスファ53からフロントデファレンシャル32を介し
て左前輪76、右前輪84に伝達する。
においてはエンジン76で発生した駆動力を、トランス
ミッション74、トランスミッション出力ギア93を介
してトランスファ53に伝達し、駆動力の一部をトラン
スファ53からトランスファギア94、プロペラシャフ
ト81、リアデファレンシャル82を介して左後輪9
2、右後輪88に伝達する。一方、残りの駆動力をトラ
ンスファ53からフロントデファレンシャル32を介し
て左前輪76、右前輪84に伝達する。
【0014】前記フロントデファレンシャル32は、ト
ランスファケース38に内蔵されており、左前輪76側
にトルク配分機能を持つ制御型回転差感応継手(回転差
感応継手)25を設けている。このため前後輪に相対回
転差が生じた場合に制御型回転差感応継手25において
発生する継手伝達トルクが前輪側へ配分される駆動力と
なる。尚、制御型回転差感応継手25は、左サイドギア
位置にのみ設けられているが、デファレンシャル32に
よるトルク等配分伝達作用により左前輪76、右前輪8
4に同じトルクが伝達される。
ランスファケース38に内蔵されており、左前輪76側
にトルク配分機能を持つ制御型回転差感応継手(回転差
感応継手)25を設けている。このため前後輪に相対回
転差が生じた場合に制御型回転差感応継手25において
発生する継手伝達トルクが前輪側へ配分される駆動力と
なる。尚、制御型回転差感応継手25は、左サイドギア
位置にのみ設けられているが、デファレンシャル32に
よるトルク等配分伝達作用により左前輪76、右前輪8
4に同じトルクが伝達される。
【0015】又、制御型回転差感応継手25の継手伝達
トルク特性は、モータアクチュエータ62を駆動するこ
とにより変更可能であり、該モータアクチュエータ62
はコントローラ78により駆動制御される。
トルク特性は、モータアクチュエータ62を駆動するこ
とにより変更可能であり、該モータアクチュエータ62
はコントローラ78により駆動制御される。
【0016】このコントローラ78には、図外の右前輪
速センサ、左前輪速センサ、右後輪速センサ、左後輪速
センサ、横Gセンサ、アクセル開度センサからの信号及
びエンジン回転数信号、ABS制御信号等が入力され、
これらの信号を入力情報とし、各車輪の回転速度差やア
クセル開度等に応じて継手伝達トルク特性の変更制御を
行ったり、ABS作動時に解除制御を行うようにしてい
る。
速センサ、左前輪速センサ、右後輪速センサ、左後輪速
センサ、横Gセンサ、アクセル開度センサからの信号及
びエンジン回転数信号、ABS制御信号等が入力され、
これらの信号を入力情報とし、各車輪の回転速度差やア
クセル開度等に応じて継手伝達トルク特性の変更制御を
行ったり、ABS作動時に解除制御を行うようにしてい
る。
【0017】前記トランスファケース38は図2に示す
如く、トランスファハウジング54に回転可能に支持さ
れ、外周フランジ部に図外のトランスミッション出力ギ
ア93と噛合するリングギア28がボルト29で固定さ
れると共に、図外のトランスファギア94に連結されて
いる。
如く、トランスファハウジング54に回転可能に支持さ
れ、外周フランジ部に図外のトランスミッション出力ギ
ア93と噛合するリングギア28がボルト29で固定さ
れると共に、図外のトランスファギア94に連結されて
いる。
【0018】前記フロントデファレンシャル32は、ト
ランスファケース38に支持されるピニオンシャフト3
4と、該ピニオンシャフト34に回転自在に支持される
ピニオン36と、該ピニオン36に噛合する一対のサイ
ドギア46、48とよりなる。
ランスファケース38に支持されるピニオンシャフト3
4と、該ピニオンシャフト34に回転自在に支持される
ピニオン36と、該ピニオン36に噛合する一対のサイ
ドギア46、48とよりなる。
【0019】該サイドギア48は、前記制御型回転差感
応継手25を介して左前輪軸42にスプライン結合さ
れ、サイドギア46は、右前輪軸44にスプライン結合
される。
応継手25を介して左前輪軸42にスプライン結合さ
れ、サイドギア46は、右前輪軸44にスプライン結合
される。
【0020】前記モータアクチュエータ62は、トラン
スファハウジング54に固定され、モータ軸64に設け
られたフォーク66と、該フォーク66に接するアウタ
ースリーブ68と、該アウタースリーブ68にベアリン
グ58を介して設けられたインナースリーブ56と、該
インナースリーブ56に固定されたクロスロッド72
と、該クロスロッド72に一端が固定されると共に左前
輪軸42の軸心位置に配置されたプッシュロッド52と
によって、このプッシュロッド52の他端に固定された
スプール69の位置を変化させるものである。尚、モー
タアクチュエータ62とモータ軸64は断面を90゜変
えて描いている。
スファハウジング54に固定され、モータ軸64に設け
られたフォーク66と、該フォーク66に接するアウタ
ースリーブ68と、該アウタースリーブ68にベアリン
グ58を介して設けられたインナースリーブ56と、該
インナースリーブ56に固定されたクロスロッド72
と、該クロスロッド72に一端が固定されると共に左前
輪軸42の軸心位置に配置されたプッシュロッド52と
によって、このプッシュロッド52の他端に固定された
スプール69の位置を変化させるものである。尚、モー
タアクチュエータ62とモータ軸64は断面を90゜変
えて描いている。
【0021】前記制御型回転差感応継手25は、サイド
ギア48が一体に形成されると共に内面にカム面31が
形成されたハウジング部材4と、左前輪軸42にスプラ
イン結合されたロータ部材2と、前記ハウジング部材4
とロータ部材2との相対回転差により前記カム面31に
摺接しながらロータ部材2に設けたシリンダ孔41内を
径方向に往復動する放射状配置のドライブピストン(ピ
ストン)50と、該ドライブピストン50の往復動に伴
って体積変化するシリンダ室(流体室)60と、ロータ
部材2の軸心位置に設けられたスプール室70と、該ス
プール室70と前記シリンダ室60とを連通するオリフ
ィス8を持つ吐出路71と、前記スプール室70に軸方
向ストローク可能に設けられ、前記オリフィス8の開口
面積を変化させるスプール69と、該スプール69の端
部位置に形成されたアキュムレータ室90とを有する。
又、前記ドライブピストン50の外周には、シリンダ孔
41との摺動面から油が漏れないようにカップシール5
1を設けている。
ギア48が一体に形成されると共に内面にカム面31が
形成されたハウジング部材4と、左前輪軸42にスプラ
イン結合されたロータ部材2と、前記ハウジング部材4
とロータ部材2との相対回転差により前記カム面31に
摺接しながらロータ部材2に設けたシリンダ孔41内を
径方向に往復動する放射状配置のドライブピストン(ピ
ストン)50と、該ドライブピストン50の往復動に伴
って体積変化するシリンダ室(流体室)60と、ロータ
部材2の軸心位置に設けられたスプール室70と、該ス
プール室70と前記シリンダ室60とを連通するオリフ
ィス8を持つ吐出路71と、前記スプール室70に軸方
向ストローク可能に設けられ、前記オリフィス8の開口
面積を変化させるスプール69と、該スプール69の端
部位置に形成されたアキュムレータ室90とを有する。
又、前記ドライブピストン50の外周には、シリンダ孔
41との摺動面から油が漏れないようにカップシール5
1を設けている。
【0022】前記ロータ部材2には、アキュムレータ室
90とシリンダ室60とをワンウェイバルブ81を介し
て連通するレギュレータ油路80が形成されている。前
記アキュムレータ室90はロータ部材2に同軸上に設け
られた円筒状の挿通孔16と、この挿通孔16内を摺動
するアキュムレータピストン6とで形成される。
90とシリンダ室60とをワンウェイバルブ81を介し
て連通するレギュレータ油路80が形成されている。前
記アキュムレータ室90はロータ部材2に同軸上に設け
られた円筒状の挿通孔16と、この挿通孔16内を摺動
するアキュムレータピストン6とで形成される。
【0023】前記カム面31とドライブピストン50と
の関係は、図1に示すように、ハウジング部材4のカム
面中心線Hに対して、図中上側に示すドライブピストン
50のピストン中心軸P1 をeだけオフセットして設
け、このドライブピストン50とロータ部材2の回転軸
Rに対して対称な位置にある図中下側に示すドライブピ
ストン50のピストン中心軸P2 をハウジング部材4の
カム面中心線Hに対して、中心軸P1 とは反対の方向に
eだけオフセットして設けている。このため、図中上側
のドライブピストン50とカム面31との摺動部S1
は、ピストン中心軸P1 に対して図中左側にEだけオフ
セットされ、図中下側のドライブピストン50とカム面
31との摺動部S2 は、ピストン回転軸P2 に対して図
中右側にEだけオフセットされている。
の関係は、図1に示すように、ハウジング部材4のカム
面中心線Hに対して、図中上側に示すドライブピストン
50のピストン中心軸P1 をeだけオフセットして設
け、このドライブピストン50とロータ部材2の回転軸
Rに対して対称な位置にある図中下側に示すドライブピ
ストン50のピストン中心軸P2 をハウジング部材4の
カム面中心線Hに対して、中心軸P1 とは反対の方向に
eだけオフセットして設けている。このため、図中上側
のドライブピストン50とカム面31との摺動部S1
は、ピストン中心軸P1 に対して図中左側にEだけオフ
セットされ、図中下側のドライブピストン50とカム面
31との摺動部S2 は、ピストン回転軸P2 に対して図
中右側にEだけオフセットされている。
【0024】次に、作用について説明する。
【0025】例えば、車両が旋回するときに前輪側と後
輪側との軌跡が異なるため前後輪に回転差が生じ、ハウ
ジング部材4とロータ部材2とに相対回転差が生じる。
ハウジング部材4とロータ部材2とに相対回転差が生じ
ると、軸心方向にストロークするドライブピストン50
の往復動に伴い、シリンダ室60から吐出路71を通り
スプール室70からアキュムレータ室90へ吐出される
油の流出をオリフィス8によって規制することによりシ
リンダ室60内に流体圧が発生する。アキュムレータ室
90に吐出された油は、アキュムレータピストン6によ
って加えられる圧力によりドライブピストン50が半径
方向にストロークするときにレギュレータ油路80を通
りシリンダ室60へ戻る。
輪側との軌跡が異なるため前後輪に回転差が生じ、ハウ
ジング部材4とロータ部材2とに相対回転差が生じる。
ハウジング部材4とロータ部材2とに相対回転差が生じ
ると、軸心方向にストロークするドライブピストン50
の往復動に伴い、シリンダ室60から吐出路71を通り
スプール室70からアキュムレータ室90へ吐出される
油の流出をオリフィス8によって規制することによりシ
リンダ室60内に流体圧が発生する。アキュムレータ室
90に吐出された油は、アキュムレータピストン6によ
って加えられる圧力によりドライブピストン50が半径
方向にストロークするときにレギュレータ油路80を通
りシリンダ室60へ戻る。
【0026】この時の、1つのドライブピストン50が
カム面31に押圧される押圧力を求める。
カム面31に押圧される押圧力を求める。
【0027】ロータ部材2とハウジング部材4との位相
角をθ、カム面で決まるピストンのストロークの関数を
R(θ)とすると、回転差n(rpm)でのピストンス
トロークスピードVP (m/sec)は、
角をθ、カム面で決まるピストンのストロークの関数を
R(θ)とすると、回転差n(rpm)でのピストンス
トロークスピードVP (m/sec)は、
【0028】
【数1】
【0029】となる。ドライブピストンの径をD、オリ
フィスの径をd、流量係数をcとすると、オリフィス部
の流速VO は、
フィスの径をd、流量係数をcとすると、オリフィス部
の流速VO は、
【0030】
【数2】
【0031】となり、流体密度をγとするとシリンダ内
油圧p(Pa)は、ベルヌーイの定理より、
油圧p(Pa)は、ベルヌーイの定理より、
【0032】
【数3】
【0033】であるから、油圧による力P(N)は、
【0034】
【数4】
【0035】となる。この力によりドライブピストン5
0がカム面31に圧接し、ハウジング部材4とロータ部
材2との相対回転差に応じた継手伝達トルクが発生す
る。
0がカム面31に圧接し、ハウジング部材4とロータ部
材2との相対回転差に応じた継手伝達トルクが発生す
る。
【0036】即ち、継手伝達トルクは、ハウジング部材
4とロータ部材2との相対回転差の2乗に比例し、オリ
フィス8の開口面積の2乗に反比例して伝達される。従
って、図3に特性曲線を示すように、オリフィス8の開
口面積に応じたゲインを持つ2次関数曲線的な継手伝達
トルク特性となり、オリフィス8全閉側で高ゲイン、全
開側で低ゲインというように決まる。車両走行時にはコ
ントローラ78からの制御信号に応じて、所望の継手伝
達トルクを得られるようオリフィス8の開口面積を決定
するスプール69の軸方向位置がモータアクチュエータ
62により決定される。
4とロータ部材2との相対回転差の2乗に比例し、オリ
フィス8の開口面積の2乗に反比例して伝達される。従
って、図3に特性曲線を示すように、オリフィス8の開
口面積に応じたゲインを持つ2次関数曲線的な継手伝達
トルク特性となり、オリフィス8全閉側で高ゲイン、全
開側で低ゲインというように決まる。車両走行時にはコ
ントローラ78からの制御信号に応じて、所望の継手伝
達トルクを得られるようオリフィス8の開口面積を決定
するスプール69の軸方向位置がモータアクチュエータ
62により決定される。
【0037】本実施例においては、ドライブピストン5
0とカム面31との摺動部S1 がピストン中心軸P1 に
対してEだけオフセットされているため、ドライブピス
トン50に回転モーメントが作用して回転する。即ち、
摺動部S1 、S2 におけるカム面31による油のかき込
み方向とドライブピストン50による油のかき込み方向
とが一致し、油膜が形成されやすくなる。このため、油
による潤滑作用が増し、カム面31の摩耗を防止でき
る。又、ドライブピストン50自体も回転により常に摺
動部を移動させることになり、摩耗を低減することがで
きるため、表面剥離や油膜切れによる表面の虫食い現象
を防止できる。
0とカム面31との摺動部S1 がピストン中心軸P1 に
対してEだけオフセットされているため、ドライブピス
トン50に回転モーメントが作用して回転する。即ち、
摺動部S1 、S2 におけるカム面31による油のかき込
み方向とドライブピストン50による油のかき込み方向
とが一致し、油膜が形成されやすくなる。このため、油
による潤滑作用が増し、カム面31の摩耗を防止でき
る。又、ドライブピストン50自体も回転により常に摺
動部を移動させることになり、摩耗を低減することがで
きるため、表面剥離や油膜切れによる表面の虫食い現象
を防止できる。
【0038】又、ハウジング部材4とロータ部材2との
他の接触部分で位置決めを行う場合、この部分の摺動摩
擦による駆動ロスを生じてしまうが、本実施例の如く、
ロータ部材2の回転軸に対して、対称にあるドライブピ
ストン50のオフセットの方向を異ならしめ、図1にお
ける図中上方のドライブピストン50とカム面31とに
作用する図中右方向へのスラスト力と、図中下方のドラ
イブピストン50とカム面31とに作用する図中左方向
へのスラスト力とを打ち消し合うようにしてロータ部材
2とハウジング部材4との位置決めを行うことにより、
駆動ロスを生じることなく両部材間の位置決めが正確に
なされ、精度の良いオリフィス開度特性、即ち伝達トル
ク特性を得ることができる。
他の接触部分で位置決めを行う場合、この部分の摺動摩
擦による駆動ロスを生じてしまうが、本実施例の如く、
ロータ部材2の回転軸に対して、対称にあるドライブピ
ストン50のオフセットの方向を異ならしめ、図1にお
ける図中上方のドライブピストン50とカム面31とに
作用する図中右方向へのスラスト力と、図中下方のドラ
イブピストン50とカム面31とに作用する図中左方向
へのスラスト力とを打ち消し合うようにしてロータ部材
2とハウジング部材4との位置決めを行うことにより、
駆動ロスを生じることなく両部材間の位置決めが正確に
なされ、精度の良いオリフィス開度特性、即ち伝達トル
ク特性を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1記載の回転
差感応継手は、ハウジング部材とロータ部材との相対回
転時に、ピストンを回転させることによってカム面及び
ピストン摺動部の摩耗を防止できる。
差感応継手は、ハウジング部材とロータ部材との相対回
転時に、ピストンを回転させることによってカム面及び
ピストン摺動部の摩耗を防止できる。
【0040】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、カム面とピストンとで位置決めを行え
るので、ロータ部材とハウジング部材のそのほかの部分
で位置決めするものに比べ、駆動ロスを生じることなく
両部材間の位置決めを正確になすことができる。
明の効果に加え、カム面とピストンとで位置決めを行え
るので、ロータ部材とハウジング部材のそのほかの部分
で位置決めするものに比べ、駆動ロスを生じることなく
両部材間の位置決めを正確になすことができる。
【図1】本発明の実施例である制御型回転差感応継手の
カム面とピストンとの関係を示す模式図である。
カム面とピストンとの関係を示す模式図である。
【図2】本発明の実施例である制御型回転差感応継手を
トルク配分装置として適用したトランスファを示す断面
図である。
トルク配分装置として適用したトランスファを示す断面
図である。
【図3】この実施例を適用したエンジン駆動系及び制御
系を示す概略図である。
系を示す概略図である。
【図4】この制御型回転差感応継手のロータ部材とハウ
ジング部材との相対回転差と継手伝達トルクの関係を示
す特性図である。
ジング部材との相対回転差と継手伝達トルクの関係を示
す特性図である。
2…ロータ部材、4…ハウジング部材、8…オリフィ
ス、25…制御型回転差感応継手(回転差感応継手)、
31…カム面、50…ドライブピストン(ピストン)、
60…シリンダ室(流体室)、P1、P2…ピストン回転
軸(ピストンの往復動方向の中心軸)、S1、S2…摺動
部、E…オフセット。
ス、25…制御型回転差感応継手(回転差感応継手)、
31…カム面、50…ドライブピストン(ピストン)、
60…シリンダ室(流体室)、P1、P2…ピストン回転
軸(ピストンの往復動方向の中心軸)、S1、S2…摺動
部、E…オフセット。
Claims (2)
- 【請求項1】同軸上に相対回転可能に配置されたハウジ
ング部材及びロータ部材と、 前記ハウジング部材の内面に設けられたカム面と、 前記ロータ部材に設けられ、ロータ部材の半径方向に放
射状配置されると共に前記ハウジング部材との相対回転
によって前記カム面に摺動しながら半径方向に往復動す
る円柱状のピストンと、 前記ロータ部材に設けられ、前記ピストンの往復動に伴
い体積変化する流体室と、 この流体室の縮小によって吐出される流体の流出を規制
するオリフィスと、を備え、 このオリフィスによる流出規制で生じる流体圧をハウジ
ング部材とロータ部材との間の伝達トルクに変換する回
転差感応継手において、 前記ピストンの前記カム面との摺動部を、ピストンの往
復動方向の中心軸に対して、ロータ部材の軸方向のいず
れか一方側にオフセットして設けたことを特徴とする回
転差感応継手。 - 【請求項2】前記ロータ部材の回転軸に対して対称位置
にあるピストンの前記摺動部のオフセット方向を異なら
しめたことを特徴とする請求項1記載の回転差感応継
手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14707892A JPH05340432A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 回転差感応継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14707892A JPH05340432A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 回転差感応継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05340432A true JPH05340432A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15421977
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14707892A Pending JPH05340432A (ja) | 1992-06-08 | 1992-06-08 | 回転差感応継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05340432A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220044405A (ko) * | 2020-10-01 | 2022-04-08 | 에어버스 헬리콥터스 | 프리휠 및 윤활 장치가 구비된 회전 연결 시스템 |
-
1992
- 1992-06-08 JP JP14707892A patent/JPH05340432A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20220044405A (ko) * | 2020-10-01 | 2022-04-08 | 에어버스 헬리콥터스 | 프리휠 및 윤활 장치가 구비된 회전 연결 시스템 |
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