JPH0534048A - 電気加熱扉 - Google Patents

電気加熱扉

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JPH0534048A
JPH0534048A JP3186370A JP18637091A JPH0534048A JP H0534048 A JPH0534048 A JP H0534048A JP 3186370 A JP3186370 A JP 3186370A JP 18637091 A JP18637091 A JP 18637091A JP H0534048 A JPH0534048 A JP H0534048A
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秀厚 和田
Kenichi Hiruma
研一 昼間
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉のガラスに形成した薄膜への給電線の配線
作業を容易にし、且つ安全性の高い電気加熱扉を提供す
る。 【構成】 外ガラス12Cの扉7枢支側の裏面に第1及
び第2の電極36、37を形成する。外ガラス12Cの
扉7非枢支側の裏面に共通電極39を形成する。第1及
び第2の電極36、37からそれぞれ引き出された給電
線40、41を設ける。第1の薄膜31を第1の電極3
6と共通電極39間に接続する。第2の薄膜32を第2
の電極37と共通電極39間に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスの表面に光学的
に透明な導電被膜材料から成る薄膜を形成して成る電気
加熱扉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりスーパーマーケットやコンビニ
エンスストアにおける冷凍冷蔵ショーケース等において
は、食品を冷却保存するためにその庫内は常温より低い
冷蔵若しくは冷凍温度に冷却されている。また、係るシ
ョーケースの扉は内部の食品を見易くするために、通常
は透明なガラスによって構成されている。このガラスは
庫内の冷気によって冷却されるため、その表面には露や
霜が付着する。
【0003】これら露や霜はショーケース内部の視認性
を妨げるため、従来では例えば特開昭47−10591
号公報に示すように、ガラスの一表面に光学的に透明な
導電被膜材料から成る薄膜を被着し、この薄膜に通電し
て発熱させ、ガラス表面を加熱することにより前記露や
霜の成長を防止し、内部の視認性を確保するように構成
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に示される従来の構造では以下に述べる問題がある。
即ち、前記公報では薄膜をガラス面に一様に被着すると
共に、この薄膜に通電するための帯状の電極をガラスの
両側に上下に渡って形成し、この電極に給電する給電線
を扉の両側部から下方に引き出している。
【0005】ところが、この給電線は通常上部のヒンジ
から導入されるショーケース本体側からの電線と接続さ
れるものであるから、扉の枢支側下端から引き出された
給電線においては扉の上下寸法分、更に、扉の非枢支側
下端から引き出された給電線にあっては扉のサッシュ内
部を略半周に渡って引き回し、ヒンジ部分まで持ってこ
なければならず、配線作業がきわめて面倒になると共
に、途中で断線する危険性が高いものであった。
【0006】本発明は、係る従来構造の課題を解決し、
扉のガラスに形成した薄膜への給電線の配線作業を容易
にし、且つ安全性の高い電気加熱扉を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガラス板(外
ガラス12C)の一表面(裏面)に光学的に透明な導電
被膜材料から成る薄膜を形成した電気加熱扉7におい
て、外ガラス12Cの扉7枢支側の裏面に第1及び第2
の電極36、37を形成し、外ガラス12Cの扉7非枢
支側の裏面に共通電極39を形成し、第1及び第2の電
極36、37からそれぞれ引き出された給電線40、4
1を設け、前記薄膜を相互に分離された第1及び第2の
薄膜31、32とから構成し、第1の薄膜31を第1の
電極36と共通電極39間に接続し、第2の薄膜32を
第2の電極37と共通電極39間に接続したものであ
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、給電線40−第1の電極36
−第1の薄膜31−共通電極39−第2の薄膜32−第
2の電極37−給電線41の直列回路が構成されてお
り、給電線40、41に給電することによって両薄膜3
1、32に通電され、発熱して外ガラス12Cへの露や
霜の付着を解消する。
【0009】この時、第1及び第2の電極36、37は
外ガラス12Cの扉7枢支側にあるから、給電線40、
41は両方とも扉7の枢支側に電極36、37からその
まま引き出すことができる。
【0010】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明を適用する冷蔵ショーケース1
の斜視図、図2は扉装置2の一部切欠斜視図、図3は外
ガラス12Cの正面図、図4は三層ガラス13の扉7枢
支側の平断面図、図5は上ヒンジ装置8部分の扉装置2
の透視斜視図をそれぞれ示す。
【0011】冷蔵ショーケース1は前方に開放する断熱
箱体4の内部に貯蔵室5を構成しており、この貯蔵室5
内に図示しない冷凍装置から冷気を供給し、所定の低温
に維持するよう構成されている。扉装置2は、基本的に
は断熱箱体4の開口縁に取り付けられた枠状のアルミニ
ウム製フレーム6と、このフレーム6に垂直方向一側を
回動自在に枢支された2枚の電気加熱扉7、7とから構
成される。図2で両扉7、7はそれぞれ上ヒンジ装置
8、及び下ヒンジ装置9によって所謂観音開き式に枢支
されているが、これら上下ヒンジ装置8、9のフレーム
6に対する取り付け位置を扉7の他方の一側上下に変更
し、扉7の上下を反転することによってそれぞれ開放方
向を変更可能とされている。
【0012】この扉7はアルミニウムの押し出し成形に
て構成されたサッシュ11と、内ガラス12A、中ガラ
ス12B及び外ガラス12Cとから成る三層ガラス13
と、軟質樹脂製のガラスパッキン14と、亜鉛ダイキャ
ストから成り扉7の四隅に挿入されたL字状コーナー補
強金具15及び把手16にて構成されている。尚、この
扉7は前述の如く反転使用するために上下対称に構成さ
れる。
【0013】扉7の三層ガラス13を構成する三枚のガ
ラス12A、12B、12Cはスペーサ30、30によ
って相互に間隔を存して結合されており、外ガラス12
Cの一表面である裏面には、図3の如く上下に第1の薄
膜31と第2の薄膜32とが外ガラス12Cの裏面略全
体をカバーするよう形成されている(図3の斜線部
分)。両薄膜31、32は光学的に透明な導電被覆材料
から成り、該材料をコーティングすることにより、若し
くは膜状のものを接着することにより、外ガラス12C
の上下略中央部において水平に例えば5mmの絶縁間隔
34を存して分離形成されている。
【0014】両薄膜31及び32の扉7枢支側端縁に
は、銀材料から成る第1の電極36及び第2の電極37
が上下にそれぞれ形成され、第1の電極36は第1の薄
膜31とのみ、また、第2の電極37は第2の薄膜32
とのみ電気的に接続される。一方、両薄膜31及び32
の扉7非枢支側端縁には、これも銀材料から成る共通電
極39が上下に形成され、両薄膜31及び32はこの共
通電極39に電気的に接続され、この共通電極39にお
いてのみ両薄膜31及び32は導通される。
【0015】第1の電極36の前記間隔34側の端部に
は図4の如く給電線40が溶着され、また、第2の電極
37の前記間隔34側の端部にも給電線41が溶着され
て両給電線40及び41は三層ガラス13の扉7枢支側
中央部からそのまま側方に引き出されている。また、こ
れによって給電線40−第1の電極36−第1の薄膜3
1−共通電極39−第2の薄膜32−第2の電極37−
給電線41と電流が流れる直列回路が構成される。
【0016】次に図5において、前記上ヒンジ装置8は
上ヒンジ50と受け具51とから構成され、上ヒンジ5
0にはサッシュ11内部のヒーター52や前記第1及び
第2の薄膜31、32へ給電するための複数本のリード
線53が移動自在に挿通されている。その状態で上ヒン
ジ50はリード線53から先にサッシュ11の上隅部に
切欠形成した図示しない切欠孔よりその直管部をサッシ
ュ11内部に挿入され、コーナー補強金具15の縦辺に
形成した溝28内に回動且つ挿脱自在に差し込まれる。
上ヒンジ50の下端開口から引き出されたリード線53
は扉7の中央部まで挿入され、サッシュ11の扉7枢支
側中央部にてヒーター52や、前記第1及び第2電極3
6、37からそれぞれ引き出された給電線40、41と
カプラー55にて結線される。このカプラー55は合成
樹脂製のカバー10内面に図5の如く止めて保持し、そ
の状態でカバー10を図示しないサッシュ11側面の窓
孔に着脱自在に係合して取り付ける。
【0017】このように給電線40及び41は両電極3
6及び37から直接扉7の枢支側に引き出してリード線
53と接続することができるので、従来の如く、扉7内
部を引き回す必要がなくなる。また、給電線40、41
は扉7の一側中央部から引き出されてそこでリード線5
3と結線される構造とすることにより、扉7を電気配線
においても上下対称とし、扉7を前述の如く反転使用す
る場合にも問題が生じないようになっている。
【0018】係る電気加熱扉7に上ヒンジ50を取り付
け、下ヒンジ装置9にて扉7下端をフレーム6に枢支さ
せた後、上ヒンジ50上端を受け具51に前方より挿入
固定し、扉7上端をフレーム6に枢支する。上ヒンジ5
0の上端開口から引き出されたリード線53の端部は、
受け具51から後方に引き出された後、断熱箱体4側か
ら引き出されたリード線57とカプラー58、59にて
接続する。
【0019】以上の構成において、リード線57及び5
3を介して給電線40、41から両電極36、37間に
電圧が印加されると、電流は第1の電極36から第1の
薄膜31に流れ、次に共通電極39に流れて、共通電極
39からは更に第2の薄膜32に流れ、続いて第2の電
極37に流れる。これによって両薄膜31及び32は発
熱し、外ガラス12Cを裏面から加熱して露付きや霜の
付着を防止する。
【0020】尚、外ガラス12Cの間隔34部分は薄膜
が無く、非加熱領域となるが、極めて狭い範囲であり、
上下の薄膜31、32にて発熱しているので実用上問題
は無い。また、使用する薄膜の色によっては間隔34部
分のガラスの色が上下と比較して若干異なって来るが、
僅かの相違であり、それが問題となる場合でも丁度その
後方に位置する貯蔵室5に水平に棚を設ける等により、
違和感を解消することができる。
【0021】また、実施例では三層ガラスを本発明に適
用したが、それに限らず、二層若しくはそれ以上の多層
ガラスでも差し支えない。また、実施例では扉7を反転
使用する必要性から扉7の中央部にて両薄膜31、32
を分離したが、それに限らず、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で分離位置を変更可能であり、更に、冷蔵ショー
ケースに限らず冷凍ショーケース等においても本発明の
電気加熱扉は有効である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、相互に直列接続された
第1の薄膜及び第2の薄膜の発熱によってガラスを加熱
し、ガラス表面への露や霜の付着を解消することができ
る。
【0023】この時、第1及び第2の電極はガラスの扉
枢支側にあり、給電線は双方とも扉の枢支側に両電極か
らそのまま引き出すことができるので、扉周囲に給電線
を取り回す必要がなく、配線作業がきわめて容易になる
と共に、途中の断線故障の発生も低減することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵ショーケースの斜視図である。
【図2】扉装置の一部切欠斜視図である。
【図3】外ガラスの正面図である。
【図4】三層ガラス平断面図である。
【図5】上ヒンジ装置部分の扉装置の透視斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 扉装置 6 フレーム 7 電気加熱扉 8 上ヒンジ装置 9 下ヒンジ装置 12C 外ガラス 13 三層ガラス 31 第1の薄膜 32 第2の薄膜 34 間隔 36 第1の電極 37 第2の電極 39 共通電極 40 給電線 41 給電線 53 リード線

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ガラス板の一表面に光学的に透明な導電
    被膜材料から成る薄膜を形成した電気加熱扉において、
    前記ガラスの前記扉枢支側の前記一表面に形成した第1
    及び第2の電極と、前記ガラスの前記扉非枢支側の前記
    一表面に形成した共通電極と、前記第1及び第2の電極
    からそれぞれ引き出された給電線とを具備し、前記薄膜
    を相互に分離された第1及び第2の薄膜とから構成し、
    前記第1の薄膜を前記第1の電極と前記共通電極間に接
    続し、前記第2の薄膜を前記第2の電極と前記共通電極
    間に接続したことを特徴とする電気加熱扉。
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