JPH05340879A - 磁性体球の定位自転および搬送装置 - Google Patents
磁性体球の定位自転および搬送装置Info
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- JPH05340879A JPH05340879A JP17495592A JP17495592A JPH05340879A JP H05340879 A JPH05340879 A JP H05340879A JP 17495592 A JP17495592 A JP 17495592A JP 17495592 A JP17495592 A JP 17495592A JP H05340879 A JPH05340879 A JP H05340879A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボールベアリング等の鋼球の表面の傷を検査
するために、その鋼球の搬送と位置決め(定位)と回転
を正確に行える安価な磁性体球の定位自転および搬送装
置を提供する。 【構成】 両端に鍔を有する磁性体製の巻枠に導線を巻
回して構成されている磁界発生ユニットA,B,Cおよ
びDが、互いの鍔の間に僅かな空隙ができるように磁性
体板3の上に配置されている。磁界発生ユニットAとC
に巻回されているコイルは直列に、かつ電流を流したと
きに上側磁極の極性が逆の磁界を発生するように接続さ
れている。磁界発生ユニットBとDのコイルも同様に接
続されている。所定のタイミングで各直列回路に正弦波
電流を流すと磁界発生ユニットA,B,CおよびDの鍔
の角部が対面しているP点に回転磁界が発生する。これ
により磁性体球は定位自転する。
するために、その鋼球の搬送と位置決め(定位)と回転
を正確に行える安価な磁性体球の定位自転および搬送装
置を提供する。 【構成】 両端に鍔を有する磁性体製の巻枠に導線を巻
回して構成されている磁界発生ユニットA,B,Cおよ
びDが、互いの鍔の間に僅かな空隙ができるように磁性
体板3の上に配置されている。磁界発生ユニットAとC
に巻回されているコイルは直列に、かつ電流を流したと
きに上側磁極の極性が逆の磁界を発生するように接続さ
れている。磁界発生ユニットBとDのコイルも同様に接
続されている。所定のタイミングで各直列回路に正弦波
電流を流すと磁界発生ユニットA,B,CおよびDの鍔
の角部が対面しているP点に回転磁界が発生する。これ
により磁性体球は定位自転する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボールベアリングに用い
る鋼球等の磁性体球表面の傷の検査に用いるための球の
定位自転装置および搬送装置に関するものである。
る鋼球等の磁性体球表面の傷の検査に用いるための球の
定位自転装置および搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボールベアリングは、ハードディスクド
ライブやVTR等、精密な回転を必要とする機器に必須
のものであり、これら機器の性能を左右する重要な部品
の1つである。このボールベアリングの回転精度を向上
させるためには、ボールベアリングを構成する鋼球の精
度を向上させることが必要である。鋼球は、線状の鋼鉄
線を短く切断し、略球形にプレス成形した後、溝を切っ
た2枚の円盤状の砥石で挟み、長時間転がして研磨する
ことによって製造される。精度の高い鋼球を製造するた
めには、この研磨工程が最も重要である。しかし、この
工程においてプレス工程での傷が除ききれない場合や、
砥粒の脱落によって鋼球表面に傷が生じる場合があり、
これらの傷がボールベアリングの振動や騒音を引き起こ
す原因となる。
ライブやVTR等、精密な回転を必要とする機器に必須
のものであり、これら機器の性能を左右する重要な部品
の1つである。このボールベアリングの回転精度を向上
させるためには、ボールベアリングを構成する鋼球の精
度を向上させることが必要である。鋼球は、線状の鋼鉄
線を短く切断し、略球形にプレス成形した後、溝を切っ
た2枚の円盤状の砥石で挟み、長時間転がして研磨する
ことによって製造される。精度の高い鋼球を製造するた
めには、この研磨工程が最も重要である。しかし、この
工程においてプレス工程での傷が除ききれない場合や、
砥粒の脱落によって鋼球表面に傷が生じる場合があり、
これらの傷がボールベアリングの振動や騒音を引き起こ
す原因となる。
【0003】そのため完成した鋼球をボールベアリング
として組み立てる前に表面を検査し傷のあるものを除く
作業が必要となる。ボール表面の傷の検出は目視による
方法が一般的であるが、この方法は信頼性に乏しい上に
多くの工数がかかり経済的ではない。そこで、機械的な
方法で傷を検出することが試みられている。これらの方
法には、レーザやカメラ等の光学的検査装置によるもの
や渦電流を用いるものなど種々のものが存在する。しか
し、いずれも球の全表面を1回の測定で走査できるもの
はなく、球の全表面を検査するためには球を搬送し、位
置決めした後、回転させて複数回測定しなければならな
い。
として組み立てる前に表面を検査し傷のあるものを除く
作業が必要となる。ボール表面の傷の検出は目視による
方法が一般的であるが、この方法は信頼性に乏しい上に
多くの工数がかかり経済的ではない。そこで、機械的な
方法で傷を検出することが試みられている。これらの方
法には、レーザやカメラ等の光学的検査装置によるもの
や渦電流を用いるものなど種々のものが存在する。しか
し、いずれも球の全表面を1回の測定で走査できるもの
はなく、球の全表面を検査するためには球を搬送し、位
置決めした後、回転させて複数回測定しなければならな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記条件を満
たすものとして鋼球の検査装置が提案されている(特開
平1−206239)。これは圧搾空気流を位置決めに
用い、球の回転に回転磁界を用いるものである。しかし
ながら、この装置は圧縮空気が必要で圧縮空気源を設け
なければならないので、コストが高くなる上に位置決め
が精度良く行えないという問題があった。本発明の目的
は上記問題を解決するもので、磁性体球の搬送位置決め
と回転を正確に行える安価な磁性体球の定位自転および
搬送装置を提供することにある。
たすものとして鋼球の検査装置が提案されている(特開
平1−206239)。これは圧搾空気流を位置決めに
用い、球の回転に回転磁界を用いるものである。しかし
ながら、この装置は圧縮空気が必要で圧縮空気源を設け
なければならないので、コストが高くなる上に位置決め
が精度良く行えないという問題があった。本発明の目的
は上記問題を解決するもので、磁性体球の搬送位置決め
と回転を正確に行える安価な磁性体球の定位自転および
搬送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による磁性体球の定位自転装置は、周期的に磁
界の方向と強度が変化する磁界発生ユニット複数個によ
って磁界発生ユニット群を構成し、前記磁界発生ユニッ
ト群の中央部に中心ほど磁束密度が高くなるような回転
磁界を発生させ、前記回転磁界の中心部に磁性体球を定
位させつつ、回転させるように構成されている。また、
本発明による磁性体球の定位自転装置は、1以上の永久
磁石を設け、前記永久磁石を回転させることにより、そ
の回転中心ほど磁束密度が高くなるような回転磁界を発
生させ、前記回転磁界の中心部に磁性体球を定位させつ
つ、回転させるように構成されている。さらに、本発明
による磁性体球の定位自転搬送装置は、流す電流によっ
て周期的に方向と強度が変化する磁界を発生させること
ができる磁界発生ユニットを多数配列し、隣接する複数
個の前記磁界発生ユニットで構成される磁界発生ユニッ
ト群に電流を流して中心ほど磁束密度が高くなるような
回転磁界を発生させ、その中心部に磁性体球を定位させ
つつ回転させておき、電流を流す磁界発生ユニット群
を、前記磁界発生ユニット群から、前記磁界発生ユニッ
ト群を構成する磁界発生ユニットと一部あるいは全部が
異なる磁界発生ユニットで構成される磁界発生ユニット
群に切換えて回転磁界の中心を移動させることにより、
磁性体球を自転させつつ移動させ、磁性体球を定位およ
び搬送するように構成されている。
に本発明による磁性体球の定位自転装置は、周期的に磁
界の方向と強度が変化する磁界発生ユニット複数個によ
って磁界発生ユニット群を構成し、前記磁界発生ユニッ
ト群の中央部に中心ほど磁束密度が高くなるような回転
磁界を発生させ、前記回転磁界の中心部に磁性体球を定
位させつつ、回転させるように構成されている。また、
本発明による磁性体球の定位自転装置は、1以上の永久
磁石を設け、前記永久磁石を回転させることにより、そ
の回転中心ほど磁束密度が高くなるような回転磁界を発
生させ、前記回転磁界の中心部に磁性体球を定位させつ
つ、回転させるように構成されている。さらに、本発明
による磁性体球の定位自転搬送装置は、流す電流によっ
て周期的に方向と強度が変化する磁界を発生させること
ができる磁界発生ユニットを多数配列し、隣接する複数
個の前記磁界発生ユニットで構成される磁界発生ユニッ
ト群に電流を流して中心ほど磁束密度が高くなるような
回転磁界を発生させ、その中心部に磁性体球を定位させ
つつ回転させておき、電流を流す磁界発生ユニット群
を、前記磁界発生ユニット群から、前記磁界発生ユニッ
ト群を構成する磁界発生ユニットと一部あるいは全部が
異なる磁界発生ユニットで構成される磁界発生ユニット
群に切換えて回転磁界の中心を移動させることにより、
磁性体球を自転させつつ移動させ、磁性体球を定位およ
び搬送するように構成されている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、磁界発生ユニットまたは永
久磁石を用いることによって回転磁界の中心に磁束が集
中するように回転磁界発生装置が構成されるので、磁性
体球は回転磁界の中心に引き寄せられ、容易かつ確実に
位置決めができる。また、回転磁界の中心を移動させる
ことによって、磁性体の搬送も容易に行うことができ
る。さらに、磁界発生面が下部になるように回転磁界発
生装置を配置することにより磁性体球を吊り下げ定位自
転させることができるので、重力によって磁性体球と回
転磁界発生装置の間の摩擦抵抗を少なくすることがで
き、より正確に定位自転させることができる。
久磁石を用いることによって回転磁界の中心に磁束が集
中するように回転磁界発生装置が構成されるので、磁性
体球は回転磁界の中心に引き寄せられ、容易かつ確実に
位置決めができる。また、回転磁界の中心を移動させる
ことによって、磁性体の搬送も容易に行うことができ
る。さらに、磁界発生面が下部になるように回転磁界発
生装置を配置することにより磁性体球を吊り下げ定位自
転させることができるので、重力によって磁性体球と回
転磁界発生装置の間の摩擦抵抗を少なくすることがで
き、より正確に定位自転させることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。図1は本発明による磁性体球の定位自転装置
の実施例(図2)に用いる磁界発生ユニットを示す斜視
図である。この磁界発生ユニットは両端に四角形状の鍔
1a,1bを有する磁性体製の巻枠1と、巻枠1に導線
を巻いてなるコイル2より構成されている。
説明する。図1は本発明による磁性体球の定位自転装置
の実施例(図2)に用いる磁界発生ユニットを示す斜視
図である。この磁界発生ユニットは両端に四角形状の鍔
1a,1bを有する磁性体製の巻枠1と、巻枠1に導線
を巻いてなるコイル2より構成されている。
【0008】図2は図1の磁界発生ユニットを4個用い
て磁界発生ユニット群を構成した定位自転装置の実施例
を示す斜視図である。4個の磁界発生ユニットA,B,
CおよびDが互いの鍔の間に僅かな空隙ができるように
磁性体板3上に配置されて構成されている。
て磁界発生ユニット群を構成した定位自転装置の実施例
を示す斜視図である。4個の磁界発生ユニットA,B,
CおよびDが互いの鍔の間に僅かな空隙ができるように
磁性体板3上に配置されて構成されている。
【0009】図3は図2の磁界発生ユニットに巻回され
ているコイルの電気結線を説明するための図である。磁
界発生ユニットAとCのコイルは直列に、かつ、電流を
流したときに上側磁極の極性が逆の磁界を発生するよう
に接続されている。磁界発生ユニットBとDのコイルに
ついても同様に接続されている。磁界発生ユニットAと
Cの直列回路に正弦波電流Isin ωt (ω:角周波数,
t:時間)が、一方、磁界発生ユニットBとDの直列回
路に正弦波電流Icos ωtがそれぞれ供給され、磁界発
生ユニットA,B,CおよびDによって回転磁界ができ
る。
ているコイルの電気結線を説明するための図である。磁
界発生ユニットAとCのコイルは直列に、かつ、電流を
流したときに上側磁極の極性が逆の磁界を発生するよう
に接続されている。磁界発生ユニットBとDのコイルに
ついても同様に接続されている。磁界発生ユニットAと
Cの直列回路に正弦波電流Isin ωt (ω:角周波数,
t:時間)が、一方、磁界発生ユニットBとDの直列回
路に正弦波電流Icos ωtがそれぞれ供給され、磁界発
生ユニットA,B,CおよびDによって回転磁界ができ
る。
【0010】図4はこのように電流を流したときの回転
磁界の発生を説明するための図である。4個の磁界発生
ユニットA,B,CおよびDの磁性体製巻枠の鍔の角部
が対面する位置Pを中心にして時間とともに回転する磁
界が生じる。この回転磁界の磁束密度は点Pに近づくほ
ど高くなるので、磁性体球は点Pすなわち回転磁界の中
心に引きつけられ、点Pを通る軸上に定位し、点Pを通
る軸を中心にして回転する。なお、各磁界発生ユニット
のコイルに流す正弦波電流Isin ωt と正弦波電流Ico
s ωt を入れ換えると磁性体球の回転方向を逆にするこ
とができる。
磁界の発生を説明するための図である。4個の磁界発生
ユニットA,B,CおよびDの磁性体製巻枠の鍔の角部
が対面する位置Pを中心にして時間とともに回転する磁
界が生じる。この回転磁界の磁束密度は点Pに近づくほ
ど高くなるので、磁性体球は点Pすなわち回転磁界の中
心に引きつけられ、点Pを通る軸上に定位し、点Pを通
る軸を中心にして回転する。なお、各磁界発生ユニット
のコイルに流す正弦波電流Isin ωt と正弦波電流Ico
s ωt を入れ換えると磁性体球の回転方向を逆にするこ
とができる。
【0011】図5は本発明による磁性体球の定位自転装
置の他の実施例を示す図である。図5(a) は円柱状の磁
性体10にコイル9を巻回してなる磁界発生ユニット8
を4個,その磁界発生面が対面するように配置し、その
上にガラス板7を搭載したものである。磁界発生ユニッ
ト群の中央を通る軸を中心に回転磁界が発生し、ガラス
板7上の磁性体球6は中央を通る軸上で定位自転する。
図5(b) はコの字形状の磁性体13の両端部付近にコイ
ル12を巻回してなる磁界発生ユニット11を交叉させ
て配置したものである。磁界発生ユニットの中心を通る
軸上に回転磁界が発生し、その軸上を図示しない磁性体
球が定位自転する。図5(c) はコの字形状の磁性体15
の中央部に1個のコイル16を巻回してなる磁界発生ユ
ニット14を示すもので、図5(b) の磁界発生ユニット
11に代えて当該磁界発生ユニット14を用いても同様
に回転磁界を発生させることができる。
置の他の実施例を示す図である。図5(a) は円柱状の磁
性体10にコイル9を巻回してなる磁界発生ユニット8
を4個,その磁界発生面が対面するように配置し、その
上にガラス板7を搭載したものである。磁界発生ユニッ
ト群の中央を通る軸を中心に回転磁界が発生し、ガラス
板7上の磁性体球6は中央を通る軸上で定位自転する。
図5(b) はコの字形状の磁性体13の両端部付近にコイ
ル12を巻回してなる磁界発生ユニット11を交叉させ
て配置したものである。磁界発生ユニットの中心を通る
軸上に回転磁界が発生し、その軸上を図示しない磁性体
球が定位自転する。図5(c) はコの字形状の磁性体15
の中央部に1個のコイル16を巻回してなる磁界発生ユ
ニット14を示すもので、図5(b) の磁界発生ユニット
11に代えて当該磁界発生ユニット14を用いても同様
に回転磁界を発生させることができる。
【0012】以上の実施例は4個および2個(コの字形
状の磁性体にコイルを巻いたものは1個の磁界発生ユニ
ットと数える)の磁界発生ユニットを配列して磁性体に
巻回したコイルに正弦波電流を流すことにより回転磁界
を作る磁性体球定位自転装置について説明したが、磁界
発生ユニットの個数は2個以上であれば何個用いてもよ
い。また、中心ほど磁束密度が高くなっている回転磁界
を発生できるものであれば、上記実施例のように構成す
る必要はなく、例えば、永久磁石をモータ等で回転させ
て回転磁界を発生させるものでも良い。
状の磁性体にコイルを巻いたものは1個の磁界発生ユニ
ットと数える)の磁界発生ユニットを配列して磁性体に
巻回したコイルに正弦波電流を流すことにより回転磁界
を作る磁性体球定位自転装置について説明したが、磁界
発生ユニットの個数は2個以上であれば何個用いてもよ
い。また、中心ほど磁束密度が高くなっている回転磁界
を発生できるものであれば、上記実施例のように構成す
る必要はなく、例えば、永久磁石をモータ等で回転させ
て回転磁界を発生させるものでも良い。
【0013】図6にこの永久磁石を用いた定位自転装置
の実施例を示す。モータ20の回転軸19の端部に図示
のように磁石17と18を配置し、モータ20を回転さ
せることにより、磁石17と18の中間部分を回転中心
として回転磁界を発生させることができる。
の実施例を示す。モータ20の回転軸19の端部に図示
のように磁石17と18を配置し、モータ20を回転さ
せることにより、磁石17と18の中間部分を回転中心
として回転磁界を発生させることができる。
【0014】図7は本発明による磁性体球の定位自転搬
送装置の実施例を示す斜視図である。図1の磁界発生ユ
ニットを磁性体板4の上に2列に、合計で8個の磁界発
生ユニットA,B〜Hを配置している。図3に示すよう
に磁界発生ユニットA,B,CおよびDのコイルに電流
を流せば、磁性体球5は点P上を定位自転する。この状
態から磁界発生ユニットAのコイルに流している電流
を、磁界発生ユニットAの代わりに磁界発生ユニットD
のコイルに流し、同じタイミングで磁界発生ユニットB
のコイルに流している電流を、磁界発生ユニットBの代
わりに磁界発生ユニットCのコイルに流し、磁界発生ユ
ニットCのコイルに流している電流を、磁界発生ユニッ
トCの代わりに磁界発生ユニットFのコイルに流し、磁
界発生ユニットDのコイルに流している電流を、磁界発
生ユニットDの代わりに磁界発生ユニットEのコイルに
流す。これにより磁性体球5は点Q上に移動し定位自転
する。
送装置の実施例を示す斜視図である。図1の磁界発生ユ
ニットを磁性体板4の上に2列に、合計で8個の磁界発
生ユニットA,B〜Hを配置している。図3に示すよう
に磁界発生ユニットA,B,CおよびDのコイルに電流
を流せば、磁性体球5は点P上を定位自転する。この状
態から磁界発生ユニットAのコイルに流している電流
を、磁界発生ユニットAの代わりに磁界発生ユニットD
のコイルに流し、同じタイミングで磁界発生ユニットB
のコイルに流している電流を、磁界発生ユニットBの代
わりに磁界発生ユニットCのコイルに流し、磁界発生ユ
ニットCのコイルに流している電流を、磁界発生ユニッ
トCの代わりに磁界発生ユニットFのコイルに流し、磁
界発生ユニットDのコイルに流している電流を、磁界発
生ユニットDの代わりに磁界発生ユニットEのコイルに
流す。これにより磁性体球5は点Q上に移動し定位自転
する。
【0015】同様にして磁界発生ユニットD,C,Fお
よびEの各コイルの電流を、磁界発生ユニットD,C,
FおよびEの代わりに磁界発生ユニットE,F,Gおよ
びHの各コイルにそれぞれ流すことにより磁性体球5は
さらに移動して点R上で定位自転する。以上のように図
1に示す磁界発生ユニットを2列にその端部が僅かの空
隙を持つように配列しておき、磁界発生ユニットに巻回
されているコイルに流す電流を所定のタイミングで順番
に切り換えていくことにより、磁性体球を定位自転させ
つつ、搬送させることができる。
よびEの各コイルの電流を、磁界発生ユニットD,C,
FおよびEの代わりに磁界発生ユニットE,F,Gおよ
びHの各コイルにそれぞれ流すことにより磁性体球5は
さらに移動して点R上で定位自転する。以上のように図
1に示す磁界発生ユニットを2列にその端部が僅かの空
隙を持つように配列しておき、磁界発生ユニットに巻回
されているコイルに流す電流を所定のタイミングで順番
に切り換えていくことにより、磁性体球を定位自転させ
つつ、搬送させることができる。
【0016】図8は本発明による磁性体球の定位自転搬
送装置の他の実施例を示す図である。図8(a) の実施例
は磁界発生面が円形状の磁性体にコイルを巻いてなる磁
界発生ユニットを三角形状に配置したものである。回転
磁界は磁界発生ユニット21A,21Bおよび21Cの
中央部、21B,21Cおよび21Eの中央部、21
B,21Eおよび21Fの中央部、21C,21Dおよ
び21Eの中央部にそれぞれ発生可能であり、各磁界発
生ユニットに流す電流を制御することにより、磁性体球
を上記4つの中央部の間を定位自転させつつ移動させる
ことができる。図8(b) の実施例は磁界発生面が円形状
の磁性体にコイルを巻いてなる磁界発生ユニットを六角
形状に配置したものである。この実施例は磁性体球を磁
界発生ユニット22Eの周囲を定位自転させつつ移動さ
せることができる。
送装置の他の実施例を示す図である。図8(a) の実施例
は磁界発生面が円形状の磁性体にコイルを巻いてなる磁
界発生ユニットを三角形状に配置したものである。回転
磁界は磁界発生ユニット21A,21Bおよび21Cの
中央部、21B,21Cおよび21Eの中央部、21
B,21Eおよび21Fの中央部、21C,21Dおよ
び21Eの中央部にそれぞれ発生可能であり、各磁界発
生ユニットに流す電流を制御することにより、磁性体球
を上記4つの中央部の間を定位自転させつつ移動させる
ことができる。図8(b) の実施例は磁界発生面が円形状
の磁性体にコイルを巻いてなる磁界発生ユニットを六角
形状に配置したものである。この実施例は磁性体球を磁
界発生ユニット22Eの周囲を定位自転させつつ移動さ
せることができる。
【0017】図9は本発明による磁性体球の定位自転装
置のさらに他の実施例を示す斜視図である。本実施例は
磁性体球の定位自転装置を逆さまにして構成した点で図
2の装置とは異なっており、各磁界発生ユニットのコイ
ル配線,各コイルに流れる電流は図3と同様である。回
転磁界による引力が磁性体球に働く重力よりも大きけれ
ば磁性体球は上に引き寄せられ、吊り下げられて回転す
る。回転磁界による上方への引力と磁性体球にかかる重
力は方向が反対であるため、図2に示す構成での引力と
重力が同一方向の場合より、磁性体球の定位が安定する
ばかりでなく磁性体球と定位自転装置の間の摩擦抵抗も
減少し、球の自転速度を上げることができる。
置のさらに他の実施例を示す斜視図である。本実施例は
磁性体球の定位自転装置を逆さまにして構成した点で図
2の装置とは異なっており、各磁界発生ユニットのコイ
ル配線,各コイルに流れる電流は図3と同様である。回
転磁界による引力が磁性体球に働く重力よりも大きけれ
ば磁性体球は上に引き寄せられ、吊り下げられて回転す
る。回転磁界による上方への引力と磁性体球にかかる重
力は方向が反対であるため、図2に示す構成での引力と
重力が同一方向の場合より、磁性体球の定位が安定する
ばかりでなく磁性体球と定位自転装置の間の摩擦抵抗も
減少し、球の自転速度を上げることができる。
【0018】
【発明の効果】以上、説明したように本発明は周期的に
磁界の方向と強度が変化する磁界発生ユニットを複数個
配列するか、または1以上の永久磁石を回転させること
により、その中心ほど磁束密度が高くなるような回転磁
界を発生させ、この部分で磁性体球を定位自転させるよ
うに構成されている。また、本発明は磁界発生ユニット
を多数配列し、各磁界発生ユニットを流れる電流の向き
と強度を所定のタイミングで変化するように制御するこ
とにより、各磁界発生ユニットの境界部に発生する回転
磁界の中心を任意の位置に移動させるように構成されて
いる。したがって、上記装置によれば、磁性体球を迅速
かつ正確に定位自転させつつ搬送することができるの
で、ボールベアリング等の製造における傷検査工程の作
業能率を向上させることができる。また、安価な磁性体
球の定位自転および搬送装置を実現できる。
磁界の方向と強度が変化する磁界発生ユニットを複数個
配列するか、または1以上の永久磁石を回転させること
により、その中心ほど磁束密度が高くなるような回転磁
界を発生させ、この部分で磁性体球を定位自転させるよ
うに構成されている。また、本発明は磁界発生ユニット
を多数配列し、各磁界発生ユニットを流れる電流の向き
と強度を所定のタイミングで変化するように制御するこ
とにより、各磁界発生ユニットの境界部に発生する回転
磁界の中心を任意の位置に移動させるように構成されて
いる。したがって、上記装置によれば、磁性体球を迅速
かつ正確に定位自転させつつ搬送することができるの
で、ボールベアリング等の製造における傷検査工程の作
業能率を向上させることができる。また、安価な磁性体
球の定位自転および搬送装置を実現できる。
【図1】本発明による磁性体球の定位自転装置の実施例
に用いる磁界発生ユニットを示す斜視図である。
に用いる磁界発生ユニットを示す斜視図である。
【図2】本発明による磁性体球の定位自転装置の実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】図2の磁界発生ユニットに巻回しているコイル
の電気結線を説明するための図である。
の電気結線を説明するための図である。
【図4】図2の定位自転装置における回転磁界の発生原
理を説明するための図である。
理を説明するための図である。
【図5】本発明による磁性体球の定位自転装置の他の実
施例を示す斜視図である。
施例を示す斜視図である。
【図6】本発明による磁性体球の定位自転装置のさらに
他の実施例を示す図である。
他の実施例を示す図である。
【図7】本発明による磁性体球の定位自転搬送装置の実
施例を示す斜視図である。
施例を示す斜視図である。
【図8】本発明による磁性体球の定位自転搬送装置の他
の実施例を示す図である。
の実施例を示す図である。
【図9】本発明による磁性体球の定位自転装置のさらな
る他の実施例を示す斜視図である。
る他の実施例を示す斜視図である。
1 巻枠 2 コイル 3,4 磁性体板 5,6 磁性体球 7 ガラス板 8,11,14,21A〜21F,22A〜22G 磁
界発生ユニット 9,12,16 コイル 10,13,15 磁性体 17,18 磁石 19 モータ回転軸 20 モータ
界発生ユニット 9,12,16 コイル 10,13,15 磁性体 17,18 磁石 19 モータ回転軸 20 モータ
Claims (4)
- 【請求項1】 周期的に磁界の方向と強度が変化する磁
界発生ユニット複数個によって磁界発生ユニット群を構
成し、前記磁界発生ユニット群の中央部に中心ほど磁束
密度が高くなるような回転磁界を発生させ、 前記回転磁界の中心部に磁性体球を定位させつつ、回転
させるように構成したことを特徴とする磁性体球の定位
自転装置。 - 【請求項2】 1以上の永久磁石を設け、前記永久磁石
を回転させることにより、その回転中心ほど磁束密度が
高くなるような回転磁界を発生させ、 前記回転磁界の中心部に磁性体球を定位させつつ、回転
させるように構成したことを特徴とする磁性体球の定位
自転装置。 - 【請求項3】 流す電流によって周期的に方向と強度が
変化する磁界を発生させることができる磁界発生ユニッ
トを多数配列し、隣接する複数個の前記磁界発生ユニッ
トで構成される磁界発生ユニット群に電流を流して中心
ほど磁束密度が高くなるような回転磁界を発生させ、 その中心部に磁性体球を定位させつつ回転させておき、 電流を流す磁界発生ユニット群を、前記磁界発生ユニッ
ト群から、前記磁界発生ユニット群を構成する磁界発生
ユニットと一部あるいは全部が異なる磁界発生ユニット
で構成される磁界発生ユニット群に切換えて回転磁界の
中心を移動させることにより、磁性体球を自転させつつ
移動させ、磁性体球を定位および搬送するように構成し
たことを特徴とする磁性体球の自転定位搬送装置。 - 【請求項4】 その磁界発生面が下部になるように前記
回転磁界を発生する手段を配置し、前記下部に磁性体球
を吸着させて定位自転させるように構成したことを特徴
とする請求項1または2記載の磁性体球の定位自転装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17495592A JP3184305B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 磁性体球の定位自転および搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17495592A JP3184305B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 磁性体球の定位自転および搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05340879A true JPH05340879A (ja) | 1993-12-24 |
| JP3184305B2 JP3184305B2 (ja) | 2001-07-09 |
Family
ID=15987665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17495592A Expired - Fee Related JP3184305B2 (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 磁性体球の定位自転および搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3184305B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007248310A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Hamamatsu Kagaku Gijutsu Kenkyu Shinkokai | 粗研削鋼球等の表面傷の検出方法及びその装置 |
| CN119219090A (zh) * | 2024-12-02 | 2024-12-31 | 湖南中夏水务科技发展有限公司 | 一种智慧加药装置 |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP17495592A patent/JP3184305B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007248310A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Hamamatsu Kagaku Gijutsu Kenkyu Shinkokai | 粗研削鋼球等の表面傷の検出方法及びその装置 |
| CN119219090A (zh) * | 2024-12-02 | 2024-12-31 | 湖南中夏水务科技发展有限公司 | 一种智慧加药装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3184305B2 (ja) | 2001-07-09 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |