JPH0534182A - 歪・温度複合センサ - Google Patents

歪・温度複合センサ

Info

Publication number
JPH0534182A
JPH0534182A JP19228291A JP19228291A JPH0534182A JP H0534182 A JPH0534182 A JP H0534182A JP 19228291 A JP19228291 A JP 19228291A JP 19228291 A JP19228291 A JP 19228291A JP H0534182 A JPH0534182 A JP H0534182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
strain
temperature
wheatstone bridge
resistors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19228291A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetaka Kubozono
秀隆 久保園
Tadashi Minatoguchi
正 湊口
Yuzuru Kobayashi
譲 小林
Akira Ikeda
昭 池田
Kyoichiro Seki
恭一郎 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP19228291A priority Critical patent/JPH0534182A/ja
Publication of JPH0534182A publication Critical patent/JPH0534182A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Force In General (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歪検出と温度検出とを一つのセンサで実現で
き、かつ狭い場所における歪および温度を精度よく測定
できることを目的とする。 【構成】 一つの絶縁薄膜基板上に高いゲージ率と高い
温度係数とを有した複数の同一薄膜抵抗を用いて歪検出
用と温度検出用との2つのホイートストンブリッジ回路
を形成している。さらに、歪測定用のホイートストンブ
リッジ回路の一辺を構成する高いゲージ率と高い温度係
数を有した薄膜抵抗の一つを歪発生方向に形成し、他の
薄膜抵抗を歪発生方向に対して直角に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歪測定と温度測定とを一
つのセンサで実行できる歪・温度複合センサに関する。
【0002】
【従来の技術】印加された力を最も簡便に測定する手法
の一つの手法として、外力が印加され金属に歪ゲージを
貼付けて、外力印加に起因して発生する表面歪を歪ゲー
ジの抵抗変化でもって検出する。そして、その抵抗変化
を外力に換算するようにしている。
【0003】しかし、金属表面に貼付けられた歪ゲージ
の抵抗値Rは金属表面の歪εにほぼ比例して変化すると
ともに、周囲温度Tの変化によっても変化する。したが
って、歪の測定結果に温度変化の要因が混入しないよう
に、4枚の歪ゲーシを金属表面に貼付けて、これらでも
ってホイートストンブリッシ回路を構成すようにしてい
る。
【0004】一方、歪のみならず周囲温度も同時に測定
する必要が生じる場合がある。このような場合、別途温
度専用の温度検出装置を用いないで、歪測定装置の機能
を用いて歪と温度とを同時に測定する手法が提唱されて
いる(特開平1−206113号公報,特開昭58−1
34394号公報)。
【0005】図7は特開平1−206113号公報に記
載された歪および温度を測定可能な歪・温度センサを示
す回路図である。4個の歪ゲージ1a,1b,1c,1
dでもってホイートストンブリッジ回路を構成してい
る。そして、入力端子2a,2bから電圧を印加する
と、出力端子3a,3b間に歪εに比例する電圧Ve が
出力され、出力端子3b,3c間に温度Tに対応する電
圧Vtが出力される。
【0006】歪ゲージ1aは例えば図7(b)に示すよ
うに、例えば絶縁性のポリイミドフィルム4上に細い抵
抗線箔5を配線して、両端からリード線6a,6bを取
出すように構成されている。このように、歪測定用のホ
イートストンブリッシ回路を構成する一つの歪ゲーシ1
cの温度変化に起因する抵抗変化を利用して温度Tを測
定することが可能である。
【0007】しかし、一般に、歪を測定する歪ゲージ1
a〜1dにおいては、歪に対する抵抗変化度合いを示す
ゲージ率Gは測定感度を向上するためになるべく大きな
値となる抵抗材料が選択される。また、温度の影響をな
るべく少なくするために、歪ゲージ1a〜1dにおける
温度変化に対する抵抗変化度合いを示す温度係数Kがな
るべく小さい値となる抵抗材料が選択される。したがっ
て、歪ゲージ1dの低い温度係数Kを利用して温度Tを
測定するので、高い測定精度が得られない問題がある。
【0008】このような不都合を解消するために。図8
に示す特開昭58−134394号公報に記載された歪
・温度センサにおいては、歪検出用のホイートストンブ
リッジ回路を構成する4個の各歪ゲーシ7a〜7dの他
に温度検出専用の感温抵抗素子8を用いて、歪εおよび
温度Tを個別に検出するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7お
よび図8に示した歪・温度センサにおいて、各歪ゲージ
は図7(b)に示すようにそれぞれ個別の電子部品であ
り、各歪ゲージをそれぞれ被測定体の最良の方向でかつ
最良の位置に貼付たのち、各歪ゲージをホイートストン
ブリッジ回路を構成するように接続する必要がある。
【0010】その結果、各歪ゲージ相互間の位置関係も
考慮して貼付ける必要があるので、歪ゲージ貼付け作業
能率が大幅に低下する。また、各歪ゲージの貼付け作業
が終了した後に、ホイートストンブリッジ回路への配線
作業を行う必要がある。したがって、実際に測定開始す
るまでの準備作業に多大の時間を費やすことになる。
【0011】また、いずれの場合であっても、一つの歪
ゲージ1cまたは1つの感温抵抗素子8のみで温度測定
を行っており、歪測定の場合のようにホイートストンブ
リッジ回路を構成していない。したがって、温度以外の
歪の影響や電源変動の影響を受けやすい。
【0012】さらに、前述したように、各歪ゲージ1a
〜1d,7a〜7dはポリイミドフィルム4上に貼付け
られたそれぞれ個別の電子部品であるので、これら4枚
の歪ゲージをまとめて狭い場所に貼付けることは不可能
である。
【0013】また、図8のセンサにおいては、歪検出用
の歪ゲージと温度検出用の感温抵抗素子との2種類の抵
抗素子を製造する必要がある。さらに、歪測定用と温度
測定用とでそれぞれ独立した2つの定電流電源9a,9
bが必要である。
【0014】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、一つの絶縁薄膜基板上に同一の薄膜抵抗を
用いた歪検出用と温度検出用との2つのホイートストン
ブリッジ回路を形成することによって、歪検出と温度検
出とを同程度の精度で正確に測定でき、かつセンサ全体
が一つの電子部品であるので、センサ全体を小型に形成
できる歪・温度複合センサを提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に本発明の歪・温度複合センサは、絶縁薄膜基板と、こ
の絶縁薄膜基板上に歪検出方向が歪発生方向に一致する
ように形成された第1の薄膜抵抗と、絶縁薄膜基板上に
歪検出方向が第1の薄膜抗抵と直交するように形成され
た第2,第3,第4,第5,第6の薄膜抗抵と、第1,
2の薄膜抵抗を直列接続してなる直列回路と第3,4の
薄膜抵抗の直列回路とが並列接続され、各直列回路の中
点相互間から第1の出力信号が導出される第1のホイー
トストンブリッジ回路と、第3,4の薄膜抵抗の直列回
路と第5,6の薄膜抵抗の直列回路とが並列接続され、
各直列回路の中点相互間から第2の出力信号が導出され
る第2のホイートストンブリッジ回路とで構成されてい
る。
【0016】さらに、少なくとも前記第1,第3の各薄
膜抗抵のゲージ率および温度係数が第2,第4,第5の
各薄膜抗抵のゲージ率および温度係数より大きい金属材
料で構成されている。そして、第1の出力信号を歪検出
信号として取出し、第2の出力信号を温度検出信号とし
て取出す。
【0017】
【作用】このように構成された歪・温度複合センサによ
れば、この歪・温度複合センサに組込まれる第1から第
6までの6個の薄膜抵抗はすべて1枚の絶縁薄膜基板上
に形成されている。また、各薄膜抵抗を接続して第1,
第2のホイートストンブリッジ回路が構成されるが、各
薄膜抵抗を接続する各配線も前記絶縁薄膜基板上に形成
することが容易であるので、歪・温度複合センサを一つ
の電子部品として取扱うことが可能となる。
【0018】また、歪検出方向が外部歪の発生方向に一
致するように形成された第1の薄膜抵抗と第2〜第4の
薄膜抵抗とで第1のホイートストンブリッジ回路が構成
されている。したがって、この歪・温度複合センサが貼
付けられた被測定体表面に歪が発生すると、第1の薄膜
抵抗の抵抗値のみが大きく変化するので、第1のホイー
トストンブリッジ回路の出力信号は歪に対応した値を有
する歪検出信号となる。
【0019】なお、第1の薄膜抵抗の抵抗値は周囲温度
にも大きく影響され、その影響は前記歪検出信号に含ま
れるが、第3の薄膜抵抗も同じ条件で周囲温度の影響を
受ける。その結果、歪検出信号に含まれる第1の薄膜抵
抗の温度変動分は第3の薄膜抵抗の温度変動分によって
相殺される。したがって、前記歪検出信号から温度変動
成分が除去される。
【0020】また、第3〜第6の薄膜抵抗で第2のホイ
ートストンブリッジ回路が構成されている。第3の薄膜
抵抗の温度係数は第4および第5の薄膜抵抗の温度係数
に比較して大きい値に設定されている。したがって、こ
の歪・温度複合センサの周囲温度が変化すると、第3の
薄膜抵抗の抵抗値のみが大きく変化するので、第2のホ
イートストンブリッジ回路の出力信号は温度に対応した
値を有する温度検出信号となる。
【0021】なお、この歪・温度複合センサが貼付けら
れた被測定体表面に歪が発生して、たとえ第3の薄膜抵
抗が第1の薄膜抵抗と同一の高いゲージ率を有していた
としても、歪検出方向が歪発生方向と直交しているの
で、抵抗値の変化は小さい。その結果、温度検出信号に
歪成分が混入することはない。
【0022】このように、歪および温度がそれぞれ独立
して、しかも高い精度で測定可能となる。
【0023】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。
【0024】図1は実施例の歪・温度複合センサの概略
構成を示す上面図である。矩形形状を有した絶縁薄膜基
板10は例えばガラス板,ポリイミドフィルム等、また
は金属基板に絶縁処理を施した表面を例えばCVDSi
2 薄膜等の絶縁薄膜で覆って作成される。そして、大
きさは例えば[4.4mm(横)×3.4 mm(縦)]である。
【0025】この絶縁薄膜基板10上の周縁に例えば
[Ni Cr −Au ]等の良導体金属からなるシールジ膜
11が例えばフォトエッチング手法を用いて形成されて
いる。そして、下側の両隅に外部のシールドケーブルに
接続する場合のシールド端子11a,11bが形成され
ている。シールド膜11の内側に第1〜第6の各薄膜抵
抗R1 〜R6 が形成されている。第1の薄膜抵抗R1 は
絶縁薄膜基板10の長尺方向に向かって形成され、それ
以外の第2〜第6の5個の各薄膜抵抗R2 〜R6は第1
の薄膜抵抗R1 に対して直交する方向に形成されてい
る。
【0026】各薄膜抵抗R1 〜R6 は例えば前述した図
7(b)に示すように、薄膜抵抗内部にその長尺方向に
短冊状に多数の線が配線されている。長尺方向に歪が発
生すると、その抵抗値Rが大きく変化するが、短尺方向
に歪が発生した場合は抵抗値Rはほとんど変化しない。
すなわち、各薄膜抵抗R1〜R6 において、長尺方向が
歪検出方向となる。
【0027】前記6つの薄膜抵抗R1 〜R6 のうちの第
1の薄膜抵抗R1 ,第3の薄膜抵抗R3 および第6の薄
膜抵抗R6 はアモルファスシリコン半導体をプラズマC
VD法の一種であるグロー放電法を用いて薄膜絶縁基板
10上に堆積したアモルファスシリコン半導体薄膜であ
る。そして、このアモルファスシリコン半導体薄膜で形
成された第1,第3,第6の薄膜抵抗R1 ,R3 ,R6
のゲージ率Gは20〜30の非常に高い値である。ちな
みに、図7,図8で示したCu −Ni 箔に代表される従
来の歪ゲージのゲージ率Gは2〜4程度の値である。
【0028】また、このアモルファスシリコン半導体薄
膜で形成された第1,第3,第6のの薄膜抵抗R1 ,R
3 ,R6 の温度係数Kは−500 〜−3000ppmの非常に
高い値である。ちなみに、前述した従来の歪ゲージの温
度係数Kは−100 ppm程度の値である。
【0029】このように、第1,第3,第6の薄膜抵抗
R1 ,R3 ,R6 は高いゲージ率Gと高い温度係数Kと
を有する。
【0030】これに対して、他の第2,第4,第5の各
薄膜抵抗R2 ,R4 ,R5 は、例えは、[Ta2 N]等
の金属を前述と同様にグロー放電法を用いて薄膜絶縁基
板10上に堆積して構成されている。そして、この各薄
膜抵抗R2 ,R4 ,R6 のゲージ率Gはほぼ0の値であ
り、温度係数Kは−100 ppm程度の値である。
【0031】したがって、第1,第3,第6の薄膜抵抗
R1 ,R3 R6 のゲージ率Gおよび温度係数Kは、他の
第2,第4,第5の各薄膜抵抗R2 ,R4 ,R5 のゲー
ジ率Gおよび温度係数Kに比較して桁違いに高い値であ
る。
【0032】そして、第1の薄膜抵抗R1 と第2の薄膜
抵抗R2 とを[Ni Cr −Au ]等の金属薄膜14で直
列接続した直列回路と、第3の薄膜抵抗R3 と第4の薄
膜抵抗R4 とを金属薄膜14で直列接続した直列回路と
が並列接続されて、図2の等価回路で示すように、第1
のホイートストンブリッジ回路15aが構成される。さ
らに、前記第3の薄膜抵抗R3 と第4の薄膜抵抗R4 と
の直列回路と、第5の薄膜抵抗R5 と第6の薄膜抵抗R
6 とを金属薄膜14で直列接続した直列回路とが並列接
続されて第2のホイートストンブリッジ回路15bが構
成される。
【0033】そして、各直列回路の各中点からそれぞれ
出力端子12a,12b,12cが同じく金属薄膜14
で導出されている。また、第1,第2のホイートストン
ブリッジ回路15a,15bの両端から接地端子13a
および電源端子13bが導出されている。
【0034】図3は、この歪・温度複合センサを用いて
歪εおよび温度Tを測定する場合の回路図である。第1
のホイートストンブリッジ回路15aの各出力端子12
a,12b相互間の電圧を増幅器16aで増幅して歪検
出信号aとして取出す。また、第2のホイートストンブ
リッジ回路15bの各出力端子12b,12c相互間の
電圧を増幅器16bで増幅して温度検出信号bとして取
出す。
【0035】次にこのように構成された歪・温度複合セ
ンサの動作を説明する。
【0036】先ず、被測定体の歪発生方向に第1の薄膜
抵抗R1 の歪検出方向(長尺方向)が一致するようにこ
の歪・温度複合センサを被測定体表面に例えば樹脂等の
接着剤を用いて貼付ける。そして、図3に示すように、
各出力端子12a〜12cに増幅器16a,16bを接
続する。また、接地端子13aと電源端子13bとの間
に直流基準電圧Eを印加する。
【0037】なお、被測定体に歪が発生していない状態
でかつ例えば室温20℃等の基準温度において、各薄膜
抵抗R1 〜R6 の抵抗値が一致するように予め設定され
ている。したがって、この状態においては、各中点に接
続された各出力端子12a〜12cの電圧Va ,Vb ,
Vc はそれぞれ等しい。
【0038】そして、被測定体に前述した方向に歪εが
発生し、かつ温度Tが20℃の基準温度からずれたとす
る。
【0039】この場合、第1の薄膜抵抗R1 は歪εおよ
び温度Tに応じて抵抗値が大きく変化する。また、第
3,第6の薄膜抵抗R3 ,R6 は温度Tに応じて抵抗値
が変化するが、歪方向と直交する方向に形成されている
ので、歪εによる抵抗変化は少ない。
【0040】なお、他の薄膜抵抗R2 ,R4 ,R5 は歪
方向と直交する方向に形成されており、かつゲーシ率G
が小さいので、歪εによる抵抗変化は第3の薄膜抵抗R
3 に比較してさらに少ない。また、これらの薄膜抵抗R
2 ,R4 ,R5 の抵抗値は温度Tに応じて変化するが、
温度係数Kが小さいので、その変化量は第3,第6のの
薄膜抵抗R3 ,R6 に比較して少ない。
【0041】第1のホイートストンブリッジ回路15a
における第1の薄膜抵抗R1 と第3の薄膜抵抗R3 は温
度Tに対して同一の抵抗変化を示し、かつ第2の薄膜抵
抗R2 と第4の薄膜抵抗R4 は温度Tに対して同一の抵
抗変化を示すので、出力端子12a,12b間の電圧
(Va −Vb )からなる出力信号には、それらの抵抗変
化分が互いに相殺されて、温度成分が含まれない。ま
た、歪εに対しては第1の薄膜抵抗R1 のみに大きな抵
抗変化が生じる。したがって、出力信号は歪εに応じた
値に変化する。よって、この出力信号が増幅器16aで
増幅されて歪検出信号aとなる。
【0042】一方、第2のホイートストンブリッジ回路
15bにおける第3〜第6の各薄膜抵抗R3 〜R6 はそ
れぞれ歪方向と直角に形成されているので、歪εに起因
する抵抗変化は非常に少なく、かつ同程度に影響される
と見なすことが可能である。したがって、出力端子12
b,12c間の電圧(Vb−Vc )からなる出力信号に
は、それらの抵抗変化分が互いに相殺されて、歪成分が
含まれないと見なすことが可能である。また、温度Tに
対しては第3,第6の薄膜抵抗R3 ,R6 に大きな抵抗
変化が生じる。したがって、出力信号は温度Tに応じた
値に変化する。よって、この出力信号を増幅器16bで
増幅した信号が温度検出信号bとなる。
【0043】なお、第3,第6の薄膜抵抗R3 ,R6 は
ホイートストンブリッジ回路15bにおける対角線位置
に挿入されているので、温度検出信号bの温度変化に対
する検出感度は、第3,第6の薄膜抵抗R3 ,R6のう
ちのいずれか一方の抵抗のみが前述した高い温度係数K
を有する場合に比較して2倍となる。
【0044】このように、一つの歪・温度複合センサで
もって、歪εと温度Tとを個別に測定することが可能で
ある。
【0045】図4は例えば荷重試験装置でもって被測定
体に応力を印加して、歪εと各出力端子12a,12b
間の出力電圧V01(=Va −Vb)との関係を示す実測
図である。歪を上昇させていった場合と、歪を減少させ
ていた場合における各出力値が区別して表示されてい
る。この実測図でも理解できるように、発生歪に対して
非常に高い直線性を有し、かつヒステリシスもほとんど
発生しない出力特性が得られることが理解できる。
【0046】さらに、図5は例えば冷凍加熱試験装置で
もって被測定体の周囲温度を−40℃から+100℃ま
で変化させた場合における各温度Tと各出力端子12
b,12c間の出力電圧V02(=Vb −Vc )との関係
を示す実測図である。温度を上昇させていった場合と、
温度を低下させていた場合における各出力値が区別して
表示されている。この実測図でも理解できるように、温
度に対してヒステリシスがほとんど発生しない出力特性
が得られる。また、出力端子12a,12b間の出力電
圧V03(=Va−Vb)は、温度によってほとんど変化
しない。したがって、温度補正された出力特性が得られ
る。
【0047】このように構成された歪・温度複合センサ
であれば、6枚の薄膜抵抗R1 〜R6 が1枚の絶縁薄膜
基板10上に例えばプラズマCDV法等の半導体製造手
法を用いて形成されているので、この歪・温度複合セン
サを一つの部品として取扱うことができる。したがっ
て、この歪・温度複合センサを被測定体表面に1回の貼
付け操作で装着できる。また、歪の発生方向と歪・温度
複合センサの長尺方向とを一致させて貼付けるのみでよ
い。その結果、図7,図8に示した従来センサのよう
に、各歪ゲージをそれぞれ個別に被測定体の表面に方向
を調整しながら貼付けていき、その後ブリッジに接続す
る場合に比較して、貼付け作業能率が大幅に向上する。
【0048】また、歪・温度複合センサ全体の形状を従
来センサに比較して大幅に小型化可能である。例えば実
施例センサにおいては、5mm角以下にできる。したがっ
て、狭い場所や小さい部品においても確実に該当位置に
おける正確な歪εと温度Tとを精度よく測定できる。
【0049】また、歪測定のみならず、温度測定におい
てもホイートストンブリッジ回路を用いて歪,雑音等の
温度以外の要因を温度検出信号bから除去している。ま
た、従来の歪ゲージに比較して格段に高い温度係数Kを
有した薄膜抵抗R3 を使用しているので、温度測定精度
を歪測定精度とほぼ同程度まで上昇できる。
【0050】さらに、ゲージ率Gと温度係数Kとが両方
とも従来の歪ゲージに比較して格段に高い値を有する例
えばアモルファスシリコン半導体薄膜を使用することに
よって、歪測定と温度測定とを1種類の薄膜抵抗でもっ
て両方とも正確に測定できる。したがって、それぞれ専
用の検出素子を用いた図8の従来センサに比較して製造
工程が簡素化できる。また、製造費が低減される。
【0051】また、温度Tが歪εと独立して検出できる
ので、例えばゲージ率Gが温度により変化する場合に
は、その温度特性を補正することができ、歪測定精度を
さらに向上できる。
【0052】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではない。例えば図6に示すように、第2のホイ
ートストンブリッジ回路15bを構成する第6の薄膜抵
抗R6 を第2,第4,第5の薄膜抵抗R2 ,R4 ,R5
と同一の低いゲージ率Gおよび低い温度係数Kを有した
通常の[Ta2 N]等の金属で形成することも可能であ
る。
【0053】この場合には、温度Tが変化すると、第2
のホイートストンブリッジ回路15bにおいて、第3の
薄膜抵抗R3 の抵抗値のみが大きく変化するので、温度
に対応した温度検出信号bが得られるが、検出感度は前
述した実施例に比較して低くなる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の歪・温度複
合センサによれば、一つの絶縁薄膜基板上に高いゲージ
率と高い温度係数とを有した複数の同一薄膜抵抗を用い
て歪検出用と温度検出用との2つのホイートストンブリ
ッジ回路を形成している。したがって。歪検出と温度検
出とを同程度の高い精度で正確に測定できる。
【0055】また、センサ全体が一つの電子部品である
ので、センサ全体を小型に形成でき、被測定体における
狭い位置の歪および温度が測定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる歪・温度複合セン
サの概略構成を示す上面図、
【図2】 同実施例センサの等価回路図、
【図3】 同実施例センサに増幅器を接続した回路図、
【図4】 同実施例センサにおける歪−出力特性図、
【図5】 同実施例センサにおける温度−出力特性図、
【図6】 本発明の他の実施例に係わる歪・温度複合セ
ンサの等価回路図、
【図7】 従来の歪・温度センサを示す回路図、
【図8】 従来の他の歪・温度センサを示す回路図、
【符号の説明】 10…絶縁薄膜基板、12a〜12c…出力端子、13
a…接地端子、13b…電源端子、14…金属薄膜、1
5a…第1のホイートストンブリッジ回路、15b…第
2のホーシストンブリッジ回路、16a,16b…増幅
器、R1 〜R6…第1〜第6の薄膜抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 昭 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)発明者 関 恭一郎 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 絶縁薄膜基板(10)と、この絶縁薄膜基板
    上に歪検出方向が歪発生方向に一致するように形成され
    た第1の薄膜抵抗 (R1)と、前記絶縁薄膜基板上に歪検
    出方向が前記第1の薄膜抗抵と直交するように形成され
    た第2,第3,第4,第5,第6の薄膜抗抵 (R2 〜R
    6)と、前記第1,2の薄膜抵抗を直列接続してなる直列
    回路と前記第3,4の薄膜抵抗の直列回路とが並列接続
    され、各直列回路の中点相互間から第1の出力信号が導
    出される第1のホイートストンブリッジ回路(15a) と、
    前記第3,4の薄膜抵抗の直列回路と前記第5,6の薄
    膜抵抗の直列回路とが並列接続され、各直列回路の中点
    相互間から第2の出力信号が導出される第2のホイート
    ストンブリッジ回路(15b) とで構成され、 少なくとも前記第1,第3の各薄膜抗抵のゲージ率およ
    び温度係数が前記第2,第4,第5の各薄膜抗抵のゲー
    ジ率および温度係数より大きい金属材料で構成され、前
    記第1の出力信号を歪検出信号(a) として取出し、前記
    第2の出力信号を温度検出信号(b) として取出すことを
    特徴とする歪・温度複合センサ。
JP19228291A 1991-07-31 1991-07-31 歪・温度複合センサ Pending JPH0534182A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19228291A JPH0534182A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 歪・温度複合センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19228291A JPH0534182A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 歪・温度複合センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0534182A true JPH0534182A (ja) 1993-02-09

Family

ID=16288689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19228291A Pending JPH0534182A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 歪・温度複合センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0534182A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11211586A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Matsushita Electric Works Ltd 半導体装置
JP2001221696A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Res Inst Electric Magnetic Alloys 感温感歪複合センサ
JP2007057377A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Tsubakimoto Chain Co チェーン張力測定方法
JP2011117971A (ja) * 2011-02-07 2011-06-16 Res Inst Electric Magnetic Alloys 感温感歪複合センサ
JP2014035239A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Research Institute For Electromagnetic Materials 歪センサ
CN113324028A (zh) * 2020-02-28 2021-08-31 日本电产新宝株式会社 动力传递装置以及故障检测系统
JP2021139891A (ja) * 2020-02-28 2021-09-16 日本電産シンポ株式会社 センサシステムおよび動力伝達装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11211586A (ja) * 1998-01-27 1999-08-06 Matsushita Electric Works Ltd 半導体装置
JP2001221696A (ja) * 2000-02-10 2001-08-17 Res Inst Electric Magnetic Alloys 感温感歪複合センサ
JP2007057377A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Tsubakimoto Chain Co チェーン張力測定方法
JP2011117971A (ja) * 2011-02-07 2011-06-16 Res Inst Electric Magnetic Alloys 感温感歪複合センサ
JP2014035239A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Research Institute For Electromagnetic Materials 歪センサ
CN113324028A (zh) * 2020-02-28 2021-08-31 日本电产新宝株式会社 动力传递装置以及故障检测系统
JP2021139891A (ja) * 2020-02-28 2021-09-16 日本電産シンポ株式会社 センサシステムおよび動力伝達装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2871488B1 (en) Hall electromotive force compensation device and hall electromotive force compensation method
JP3399953B2 (ja) 圧力センサ
JPH038482B2 (ja)
JPH07311100A (ja) トランスデューサ回路
US4932265A (en) Pressure transducer using thick film resistor
JP2001272293A (ja) 圧力センサ
JPH0715485B2 (ja) 圧電型力学量センサ
CN215114946U (zh) 集成型压力传感薄膜和压力传感器
JPH0534182A (ja) 歪・温度複合センサ
US6877379B2 (en) Doubly compensated pressure transducer
EP1677089B1 (en) Integrated pressure sensor and method of manufacture
JP2520120Y2 (ja) 歪・温度センサの異常検出装置
Peng et al. The temperature compensation of the silicon piezo-resistive pressure sensor using the half-bridge technique
Ştefănescu Wheatstone bridge-the basic circuit for strain gauge force transducers
US7301352B1 (en) High sensitivity single or multi sensor interface circuit with constant voltage operation
US3759093A (en) Linear load cell bridge including a non-linear strain sensitive element
US3358501A (en) Linearization of output signals from load cell bridge circuits
AU617348B2 (en) Pressure transducer using thick film resistor
JPH0125425B2 (ja)
JP2934538B2 (ja) トランスジューサ回路とその製造方法
JPH0830716B2 (ja) 半導体加速度検出装置
Crescini Load cell for dynamic force measurements: An example in Thick-Film Technology
JPH0921715A (ja) センサ用温度補償回路
Crescini SOLID-CERAMIC LOAD CELLS IN THICK-FILM-TECHNOLOGY
Crescini et al. High precision Thick-Film load cell for dynamic force measurement