JPH05344973A - 超音波内視鏡 - Google Patents

超音波内視鏡

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JPH05344973A
JPH05344973A JP4158172A JP15817292A JPH05344973A JP H05344973 A JPH05344973 A JP H05344973A JP 4158172 A JP4158172 A JP 4158172A JP 15817292 A JP15817292 A JP 15817292A JP H05344973 A JPH05344973 A JP H05344973A
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puncture
probe
scanning
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超音波ガイド下穿刺可能の超音波内視鏡の挿
入性、穿刺性を向上させる。 【構成】 挿入部中心軸29と側面方向にその送受波面27
を向けた超音波プローブ26の走査軸とを径方向に所定量
xずらし、プローブを支持する支持部25の外径を、その
超音波プローブの走査断面28内に穿刺針を突没自在に導
出する鉗子口の支持部33の外細より細くする。鉗子口の
側方に観察光学系36を配し、挿入部内において、一方に
鉗子チャンネル、プローブ信号ケーブル系を、他方に観
察光学系の挿通部材を挿入できる。超音波ガイド下穿刺
が可能で、先端硬質長を長くせず挿入部の外径を必要部
分以外は細くして挿入性は向上し、被検者の苦痛の低減
も実現する。鉗子口に臨む起上台31をストッパまで完全
に起上させた状態で針の突出方向がプローブの良好画像
範囲に入るようにする構成を付加すると、より良好な穿
刺ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波内視鏡、特に超音
波プローブの走査面に穿刺針等を突没自在に導出する鉗
子口を有して生体内に挿入し使用する超音波内視鏡に関
する。
【0002】
【従来の技術】超音波内視鏡において、先端から超音波
プローブ、鉗子口、観察光学系をこの順で一列にレイア
ウトすることが特開平1−124444号公報(文献1)に開
示されている。また、特開平1−131243号公報(文献
2)に示されるものは、先端より超音波プローブ、観察
光学系、鉗子口の順で同じく先端硬質部分に一列に配置
してある。いずれのものも、超音波プローブを支持する
構成部分と鉗子口を支持する構成部分の外径(横幅)は
同じであり、また、挿入部の中心軸と超音波プローブの
走査軸とは一致している。また、穿刺処置に関して、上
記文献2のものでは、その鉗子口において穿刺針等の処
置具の穿刺角度を調整できるような機能はないが、文献
1のものでは、穿刺角度を調整する起上台を有していて
起上角度の調節で針の突出角度の調整が可能であり、そ
の穿刺針の位置を超音波観察もできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、文献1及び2
の超音波内視鏡は、上述のように、超音波プローブ、鉗
子口、観察光学系の3者が先端より一列に並んでいるた
め先端硬質長が長くなりがちであると共に、先端から連
続して同じ太さであるために、体腔内への挿入時に被検
者の苦痛を伴う。挿入性の向上は、そのような被検者の
苦痛を抑制し、結果検査時間の短縮化にも役立つが、上
記文献に開示の構成を踏襲したままで小型化を進めたと
しても限界がある。
【0004】本出願人はまた、特開平1−171533号公報
により別の超音波内視鏡について提案をしているとこ
ろ、これは挿入部の中心軸と回転子の回転中心とを径方
向にずらし、回転中心と超音波入出射窓の曲率中心を一
致させることで全周方向に均一な良好画像を得ようとす
るものにとどまり、超音波プローブの走査断面内に穿刺
針を突没自在に導出する鉗子口を備えていない。
【0005】また、上記文献1のものでは、起上台を備
えてはいるものの、超音波プローブ送受波面を体腔内壁
表面に密着させた後、穿刺対象部位の深さに合わせて針
の突出角度(θ)を調整するもので、起上範囲は広いが
その起上角度を規制するストッパ機能までは具備してい
ない。ストッパ機構がないため、針の突出角度が容易に
変化し、突出方向の予測が難しくて危険を伴うことが多
く、術者はそれを避けようと処置を進めることから、そ
の分検査時間もかかり患者の負担も増大する。また、超
音波プローブ送受波面を体腔壁表面に密着させる方式で
あると、針が超音波画像、内視鏡視野の両方でも針を確
認できない死角が生じ、状況によっては超音波ガイド下
の穿刺を施せない場合も生ずる。また、文献2によるも
のの場合は、鉗子口に起上台がなくて専ら出口の斜面を
利用して針を出すために、起上角(出口斜面のスロープ
角)はいきおい小さくならざるを得ず、結果、針が超音
波プローブ送受波面の表面近くを横切って穿刺処置が施
されることになる。換言すれば、穿刺針はその送受波面
近くの部位にしか刺通できず、この点で使いにくい上、
上述の如く起上角が少ないため針が良好な超音波画像が
得られる範囲(通常、例えば送受波面の表面から10mm程
度以上)に入らず、従って安全に超音波ガイド下穿刺が
できない問題もある。
【0006】本発明は、上述のような不利、不便を解消
し、挿入性、穿刺性を向上させるよう改良を加えた、使
用に便利で操作性の良い超音波内視鏡を実現しようとい
うものである。より詳しくは、超音波プローブの走査断
面内に穿刺針等の内視鏡用処置具類を突没自在に導出す
る鉗子口を有して超音波ガイド下穿刺可能な超音波内視
鏡の先端硬質長を短かいものとすることが可能で、不要
な部分は細くして得て、被検者の苦痛の低減も図ること
のできる超音波内視鏡を提供することにある。また、他
の目的は、鉗子口の起上台にストッパ機能を付加し、処
置具類が超音波プローブの良好画像範囲に入るようにす
ることを確保し得て、容易に安全に良好な超音波ガイド
下穿刺のできる超音波内視鏡を提供することである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明によって、下記
の超音波内視鏡が提供される。生体内に挿入される細長
状の挿入部の先端構成部に側面方向に超音波送受波面を
向けるよう超音波プローブを設け、その超音プローブの
超音波送受波面と同じ側でかつ当該超音波プローブより
も手元側の先端構成部に、その超音波プローブの走査断
面内に穿刺針等の内視鏡用処置具類を突没自在に導出す
る鉗子口と観察光学系を設ける超音波内視鏡であって、
上記挿入部の中心軸と上記超音波プローブの走査軸とを
径方向にずらし、超音波プローブを支持する先端構成部
の外径を上記鉗子口を支持する先端構成部の外径よりも
細くしたことを特徴とする超音波内視鏡、及び細長状の
挿入部の先端構成部に超音波プローブを設け、その超音
波プローブの超音波送受波面と同じ側でかつ当該超音波
プローブよりも手元側の先端構成部に、その超音波プロ
ーブの走査断面内に穿刺針等の内視鏡用処置具類を突没
自在に導出する鉗子口と該処置具類の導出角度を調整す
る起上台を設ける超音波内視鏡であって、上記起上台の
起上角度を規制するストッパ機構を設け、最大起上時に
処置具類が超音波プローブ走査範囲の良好画像範囲に入
るように設定したことを特徴とする超音波内視鏡であ
る。
【0008】
【作用】本発明の超音波内視鏡によれば、使用に便利で
操作性を高めることができる。請求項1の場合は、挿入
部の中心軸と側面方向に超音波送受面を向けた超音波プ
ローブの走査軸とを径方向にずらし、超音波プローブを
支持する部分の外径をその超音波プローブの走査断面内
に穿刺針等を突没自在に導出する鉗子口を支持する部分
の外径より細くしたことにより、先端硬質長を長くする
ことなく挿入部の外径を必要部分以外は細くし得て挿入
性が向上する。鉗子口から穿刺針等を走査断面内に導出
でき、上記ずれを利用し当該鉗子口の側方に観察光学系
を配置可能である。挿入部内では、一方に鉗子チャネ
ル、超音波プローブケーブル系を、もう一方に当該観察
光学系の挿通部材を挿入するのがよい。
【0009】請求項2では、起上台の起上角度を規制す
るストッパ機構により最大起上時に穿刺針等が超音波プ
ローブ走査範囲の良好画像範囲に入るように設定するこ
とにより、穿刺処置においては起上台をストッパ機構で
規制される状態まで起上させて導出すればよく、その状
態で良好画像の領域内に穿刺針等が出ていくため安全に
超音波ガイド下穿刺が行え、穿刺性が向上する。ストッ
パ機構による規制によって、術者には、穿刺針等の突出
方向の予測が容易で、かつその突出角度の不測の変化も
抑えられ、また、良好画像内に穿刺対象部位が来るよう
に先端構成部を移動させた後穿刺するようにすれば、送
受波面近くの部位にしか刺さらないといたような使いに
くさもなくせ、死角も生じないようにすることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明の超音波内視鏡の一実施例を示すもの
で、これは、細長状の挿入部1、手元側の操作部2、ユ
ニバーサルコード3、内視鏡コネクタ4、超音波コード
5、及び超音波コネクタ6を有する。挿入部1は、生体
内に挿入されるもので、先端構成部11と湾曲部12と軟性
部13が順に連続して該挿入部1を構成する。
【0011】挿入部1に連続して操作部2を備え、該操
作部2は、処置具、脱気水等のための挿入口14、送気送
水ボタン15、吸引ボタン16、上記湾曲部12を上下、左右
4方向に屈曲させるアングルノブ17を有すると共に、図
示例では更に、起上操作ノブ18を有する。起上操作ノブ
18は、後述するように、その起上角度がストッパ機構に
よって規制される起上台の操作の用に供される。操作部
2にはまた、図示例では、内視鏡視野を確認する接眼部
19を有するものとし、図示しないライトガイド、吸引チ
ューブ、送気チューブ、送水チューブ等が内部に通って
いるユニバーサルコード3を介して図示しない光源装置
に接続する内視鏡コネクタ4が上記操作部2に接続して
ある。また、ユニバーサルコード3の途中から超音波コ
ード5が分岐し、これは超音波コネクタ6を介して図示
しない超音波診断装置に接続し、図示しないモニタ上で
超音波断層像を表示するようになっている。なお、図
中、20は後記の使用時の説明で触れるシース、21はその
シース端に装着の注入または吸引用シリンジを夫々示
す。
【0012】体腔内への挿入部4の先端硬質部分である
前記先端構成部11には、超音波プローブを設けると共
に、その超音波プローブの超音波送受面と同じ側でかつ
当該超音波プローブよりも手元側の先端構成部にその超
音波プローブの走査断面内に穿刺針等の内視鏡用処置具
類を突没自在に導出する鉗子口を設ける。具体的には、
先端構成部11は、黒系統のプラスチック等の絶縁部材で
形成することができ、ここでは、図2〜図6に示すよう
に、先端支持部25に凸状(コンベックス状)の超音波プ
ローブ26が前方側(先端側)にわずかに(例えば5〜15
゜の角度)傾けて装着してある。
【0013】ここに、図2は先端構成部部分の平面図、
図3は同先端構成部部分を先端側(図2中の左方側)か
ら見た図、図4はバルーン部分を含めて示す先端構成部
の側断面図である(なお、図2,3はバルーン部分を除
去して示してある)。また、図5,6は、夫々動作説明
に供する図(前者は起上台倒置時、後者は起上台起上時
の場合を示す)である。上記超音波プローブ26は、図2
〜4の如くに、その超音波送受波面27を側面方向に向け
て先端側支持部25に設ける。該支持部は、図4に示すよ
うに前蓋25aと本体25bとに分かれており、それらは固
定ビス25cと内部に充填する接着剤25dにより連結して
ある。先端側支持部25はまた、超音波プローブ26に引き
続く後方位置において、超音波プローブ26の走査断面28
内に穿刺針等の内視鏡用処置具類29(図5,6)が突没
自在に導出するように配置する鉗子口30、及び図示例で
は更に後述の手元操作部2の起上操作ノブ18(図1)の
操作により内視鏡用処置具類29の導出角度を調整する起
上台31を備える。該起上台31については、これを側方か
ら着脱できるようにするため、図2,3に示す如く、先
端構成部11は一方の側面部分に横蓋32を設け、これを着
脱自在に取り付ける。なお、起上台31部分に関連する構
成の一例は後記に示される。
【0014】上記脱着自在に取り付いている横蓋32と対
向する他方の側方側部分には、観察光学系を設けること
ができる。即ち、本実施例では、前述の如く超音波プロ
ーブ26の走査断面28内に穿刺針等を突没自在に導出する
鉗子口30の横蓋32の反対側の先端部本体33(図2,3)
には、対物レンズ34、照明レンズ35から成る観察光学系
36、その対物レンズ34を洗滌する送気送水ノズル37が図
示の配置で装着されている。ここに、図2,3の対物レ
ンズ34の視野範囲38は、上記超音波プローブ26の走査断
面28の死角を補いつつ走査断面28にも重なるように向け
られている(図4参照)。鉗子口30、観察光学系36は、
上述のように、それらを前後方向(挿入部の軸方向)に
配置されるのではなく、観察光学系36、送気送水ノズル
37は、鉗子口30の側方に配される。
【0015】更に、本超音波内視鏡は、挿入部の中心軸
と超音波プローブの走査軸とを径方向にずらし、超音波
プローブを支持する先端構成部の外径を鉗子口を支持す
る先端構成部の外径よりも細くする。具体的には、図2
に、また図3に示すように、鉗子口支持部33を含む挿入
部1の中心軸39と上記超音波プローブ26の走査断面28
(走査軸)とは、上記横蓋32側に約10mm径方向のずれ量
xがあるように設定されている。また、先端側支持部25
の外径は、同各図にみるように、その後端側の鉗子口支
持部33の外径内にほぼおさまるようにひと回り小さな外
径(幅)のもとなっている。
【0016】鉗子口30は、図2,3に示される如く、上
記挿入部中心軸39とは径方向ずれ量xをもって偏寄して
配され、超音波プローブ26の走査軸と当該鉗子口30の軸
とが一致し、従って穿刺針(29)使用時も超音波ガイド下
穿刺が可能であり、しかも、先端硬質長を長くするのを
避けつつ、同時に挿入部1の外径は必要部分以外は細く
せんとするにあたり、先に触れたように、当該鉗子口30
の側方に観察光学系36、送気送水ノズル37を配し得て、
かつ、挿入部内において、一方に鉗子チャンネルと超音
波プローブ26の信号ケーブルを、もう一方に観察光学系
用挿通部材と送気送水用チューブを挿入することができ
る。図4の断面構成は、超音波プローブ26の走査断面28
(走査軸)での断面を表すが、超音波プローブ26からの
複数本の信号ケーブル40については先端構成部11内の鉗
子口30及びそれに臨む起上台31の下を通り、操作部2か
ら超音波コード5を経由して超音波コネクタ6に連結し
てある。
【0017】先端構成部11に超音波プローブ26の走査面
内に穿刺針を突没自在に導出する鉗子口30の他、起上台
31を設ける場合は、本実施例では、起上台31の起上角度
を規制するストッパ機構を設け、最大起上(起上台をス
トッパまで完全に起上させた状態)時に穿刺針が超音波
プローブ走査範囲の良好画像範囲内に入るように設定す
る。具体的には、ここでは、最大起上時に穿刺針が超音
波プローブ26の走査範囲の中心位置で超音波送受波面27
の表面からの距離が例えば25mm±15mmの範囲に入るよう
に設定してある(図6)。
【0018】図7,8には、上述のような機能を具備せ
しめた起上台31部の詳細の一例が示されている。起上台
操作機能は、起上台31を起上(図6)、倒置(図5)す
る操作ワイヤ45を有し、これは、先端部本体33に連結す
るガイドパイプ46、及びそれに続くガイドチューブ47
(図8)内に挿通され、図1の起上操作ノブ18に連結し
てある。また、ガイドチューブ47の周囲にはチューブの
座屈防止用のコイルパイプ48を被せる(図8)。起上台
31は回動軸49を中心に先端部本体33に回動可能に装着し
てあるが、図示例では、該起上台31にストッパピン50が
固定してあり、他方、起上台31の起上角を規制するスト
ッパ面51が鉗子口支持部33に設けられている。これらス
トッパピン50及びストッパ面51によりストッパ機構が構
成される。
【0019】本例では、このようなストッパ機構で起上
角の規制を行う。しかしててストッパピン50がストッパ
面51に当接する状態(図8)、即ち起上台31をストッパ
機構で規制される位置まで完全に起上させた状態が最大
起上時で、この時の角度につき、図6に示すように、穿
刺針(29)が走査範囲の中心位置で超音波送受波面27の表
面から前記の25mm±15mm(従って、最小10mm、最大45m
m)の良好画像範囲に入るよう設定してあり、従って、
これにより、超音波ガイド下穿刺時、穿刺針の突出方向
が超音波プローブ26の良好画像範囲に入るように設定す
ることができる。
【0020】なお、前記図4では先に触れたようにバル
ーン部分を含めて示してあり、図示の如く、超音波プロ
ーブ26の周囲はそれを覆うように袋状のバルーン55を着
脱可能に固定する構成のものとし、その先端側は手術用
のひも56等でバルーン55が先端側へ膨らまないように固
定する。また、バルーン55内には、図示はしていない
が、図1の挿入部1内は1本で、かつ操作部2内の送気
送水ボタン15、吸引ボタン16の手前で2本に分岐するチ
ューブを通り、これらボタン15,16の操作により脱気水
57の注入・排出が行われるものとする。また、図4〜6
において、61は体腔内壁、62は被検対象体を夫々示す。
【0021】上記構成の超音波内視鏡による超音波診
断、超音波ガイド下穿刺、即ち体腔内への挿入部1に超
音波プローブ26を設け、またその超音波プローブ26の走
査断面28内に穿刺針を突没自在に導出する鉗子口30を設
けての、被検対象体62の超音波診断または超音波ガイド
穿刺は、以下のようにして行うことができる。診断、ま
たは診断及び処置にあたって、被検者の体腔内に経口的
または経肛門的に挿入部1を挿入する。
【0022】この場合、本超音波内視鏡では、挿入部1
の中心軸39と側面方向に超音波送受波面27を向けた超音
波プローブ26の走査軸とを径方向にずらし(ずれ量
x)、超音波プローブ26支持部としての先端側支持部25
の外径は、該超音波プローブ26の走査断面28内に穿刺針
を突没自在に導出する鉗子口30の支持部としこの先端部
本体33の外径より細くしてあり、被検者の苦痛は緩和さ
れる。超音波プローブ、鉗子口、観察光学系を有する場
合においてそれらが先端から一列に挿入方向に並んでい
るものに比し、かつまた、その場合の対物窓と照明窓と
が、超音波プローブの走査断面内に穿刺針を突没自在に
導出する鉗子口をはさんで左右に配置する場合のものと
比較しても、本構成では、挿入部1の先端硬質長は短か
くでき、かつ先端側支持部25の太さも、超音波プローブ
26の軸と鉗子口30の軸とを一致させての超音波ガイド下
穿刺可能な穿刺機能をも確保しつつだきるだけ細くし得
て、先端部は太くなることがない。鉗子口30の側方に観
察光学系36、送気送水ノズル37等も図2,3の如くに配
することができ、かつ、挿入部1内において図4の如
く、一方に鉗子チャンネルと超音波プローブ26の信号ケ
ーブル40等を、他方にその観察光学系36用のものと送気
送水チューブ等を挿入可能となるのであり、先端硬質長
を長くすることなく挿入部1の外径を不要な部分は細く
することで、挿入性は向上しその分被検者の苦痛を低減
することができる。操作性の向上は、検査時間が短くな
る上でも有利であり、また、術者の負担も軽減できる。
【0023】上記のように挿入部1を挿入したなら、体
腔内の目的部位で内視鏡観察後、即ち超音波プローブ26
の走査断面方向に向けた観察光学系36をもって観察後、
鉗子口30より脱気水57を注入するか、バルーン55内に脱
気水57を注入するか、または両者を併用して(図4参
照)、超音波走査を行い体腔内よりの超音波診断を行
う。
【0024】かかる超音波診断により装置のモニタ上に
表示の超音波断層像に基づき治療すべき部位が見い出さ
れたとき処置を行うが、その場合において穿刺処置を施
すときでも、本超音波内視鏡は、安全に良好な超音波ガ
イド穿刺が実施できる。本実施例では、超音波プローブ
26とは前記の如くの関係で位置する鉗子口30に臨む起上
台31の起上角度を規制するストッパ50及びストッパ面51
のストッパ機構が設けられて、その最大起上時に針が超
音波プローブ26走査範囲内の良好画像範囲内に入るよう
に設定してあり、よって起上台31のストッパピン50がス
トッパ面51に突き当たるまで起上させるだけで針の突出
方向の予測が容易につき、針の突出角度も変化しにくい
ので、安全に超音波ガイド下穿刺ができ、また、良好画
像の領域内に針が出ていくので、この領域内に穿刺対象
部位が来るように先端部を湾曲機構等を使って移動させ
た後、穿刺すれば死角もなく安全に行える。
【0025】具体的な手順は、次のようである。まず、
先端構成部11の必要な移動を行う。即ち、穿刺により組
織を採取したりエタノールを局注して治療すべき被検対
象体62を走査断面28内の良好画像範囲(ここでは、超音
波送受波面27の表面から10mm以上)に入るように、先端
構成部11を湾曲部12等の操作により移動する。ここに、
図6に示すように、5mm以下の場合、あるいは45mm以上
の場合は、良好な超音波画像を得にくいので、通常、良
好な超音波画像が得られる範囲である上記の範囲のもの
とするのがよい。
【0026】次に、穿刺針等の内視鏡用処置具類29を、
手元側操作部2の挿入口14(図1)から挿入する。この
場合においては、まず、図5の如くに起上台31はこれを
倒した状態で同図のように挿入する。起上台31倒置時の
かかる状態にあっては、鉗子口30から無理なくほぼ前方
に出ていくため、硬質部の長い処置具類29が体腔内に挿
入できる。しかして、処置具類29の軟性部まで出たとこ
ろで、起上台31を図5の状態から図6の状態へと手元側
の起上操作ノブ9の操作により起上する。このとき、起
上台31は、図8に示すように、その一体に回動するスト
ッパピン50がストッパ面51に当たるため、そこで起上は
止まる。即ち、起上台31は図6の位置をとることにな
る。
【0027】この場合の角度については、既に述べたよ
うに、本実施例では、処置具類29が超音波プローブ26の
走査範囲(18)の中心位置で超音波送受波面27の表面から
25mm±15mmの良好画像範囲Fに入るように設定してある
ので、起上台31の起上に際しては、術者はそのストッパ
機構で規制される最大起上状態まで起上させる操作を行
えば済むことになる。かくして、上記起上後は、処置具
類29を手元側のシース20をして押し進めることで、体腔
内壁61へ向い、図6に示す如くに、体腔内壁61を突き破
って被検対象体62に達するに至る。上記のような様子
は、体腔内壁61までは前記対物レンズ視野範囲38による
内視鏡視野でも確認できる上、それ以後は超音波モニタ
上に映出され、良好画像の領域内でその進入を監視でき
る。しかして、被検対象体62に先端が達した後、図1の
如くシース20端に注入または吸引用シリンジ21を装着し
エタノールの注入や組織生検を行えばよい。
【0028】このように本超音波内視鏡によれば、スト
ッパ機構をもたない場合のようには突出角度が変化する
などすることが防げるし、死角が生ずるといったことも
避けられ、起上台31をストッパ機構で完全に起上させる
だけでよく、超音波ガイド下穿刺は安全にかつ良好に行
える。なお、本実施例では、ストッパ機構はストッパピ
ン50とストッパ面51とによって構成したが、そのような
ストッパピンとストッパ面の組み合わせに限定されるも
のでないことはいうまでもなく、例えば、図8に示すよ
うな起上台31の側面60と鉗子口出口の底面61との面同士
が当接することによって最大起上状態を規制するストッ
パ機構の構成としてもよく、また、ストッパ機構の設置
位置は起上台31周辺に限らず、操作部2内に設けるよう
にしてもよく、いずれの場合も、ストッパピン50とスト
ッパ面51の場合と同様に、穿刺性は向上し、簡単確実な
方法で安全に良好に超音波ガイド下穿刺が実現できる。
【0029】次に示すものは、本発明の他の実施例であ
る。本実施例は、前記実施例によるもののように、生体
内に挿入される細長状の挿入部の先端構成部に側面方向
に超音波送受波面を向け超音波プローブを設け、この超
音波プローブの超音波送受波面と同じ側で、かつこの超
音波プローブよりも手元側の先端構成部に上記超音波プ
ローブの走査断面内に穿刺針を突没自在に導出する鉗子
口と観察光学系を設ける場合において、上記挿入部の中
心軸と上記超音波プローブの走査軸とを径方向にずら
し、超音波プローブを支持する先端構成部の外径を鉗子
口を支持する先端構成部の外径より細くする構成の超音
波内視鏡は勿論、細長状の挿入部の先端構成部に超音波
プローブを設け、この超音波プローブの超音波送受波面
と同じ側でかつ手元側の先端構成部に上記超音波プロー
ブの走査断面内に穿刺針を突没自在に導出する鉗子口と
手元側の起上操作ノブの操作により穿刺針の導出角度を
調整する起上台を設ける場合において、上記起上台の起
上角度を規制するストッパ機構を設け、最大起上時に穿
刺針が上記超音波プローブの走査範囲の中心位置で超音
波送受波面の表面からの距離が25mm±15mmの範囲に入る
ように設定する構成の超音波内視鏡のいずれのものにも
適用できる。
【0030】図9は本実施例に係る超音波内視鏡におけ
る先端構成部の平面図、図10はその断面A−Aでの要部
説明用の図、図11は光学視野内の図を夫々示し、不図示
の他の構成部分については、前記実施例に係るものと同
様であってよい。本実施例は、前記実施例の図2,3に
示した対物レンズ34と照明レンズ35について、これらを
図9に示す如くに起上台31の側方において前後に並べる
と共に、少なくとも対物レンズ34の視野中心65方向を超
音波プローブ26の走査断面28側に傾け(図10)、図11の
如く穿刺針等の処置具類29の先端がビストピント付近で
接眼部19(図1)の光学視野66の中心付近になるように
配置したものである。
【0031】本実施例でも、先端硬質長を長くすること
なく、かつ先端部を太くすることのない穿刺機能付超音
波内視鏡を実現できる上、穿刺針の導入にあたっても、
これをより安全、確実に行うことができる。図12,図13
は、図9〜11の場合と対比して示すものであるが、これ
との比較でいえば次のようである。即ち、図12の如く走
査断面28(穿刺針等の進路は、その破線を含む面上が進
路となる)と平行に視野中心65が向いているとすると、
その場合、図13の如く処置具類29は光学視野66の周辺に
描出されるため、視認しにくいものとなる。これに対
し、本構成では、図9のようなレイアウトの場合でも、
超音波画像中に良好に穿刺針等が描出される上、図11の
ように光学視野66中でもその中心付近に良好に描出で
き、従って安全性、確実性が高められ、簡単な構成で穿
刺針等の内視鏡用処置具類を安全・確実に導入すること
ができる。
【0032】なお、本発明は、前記の各実施例、変形例
に限定されるものではない。例えば、図1に係るもので
は接眼部を有したが、これをなくし、先端に固体撮像素
子を配し、超音波画像と同じく内視鏡像をモニタ観察す
るようにしてもよい。また、超音波プローブはコンベッ
クス状でなくリニア素子・セクタ素子又はこれらの組み
合わせでも、メカニカル走査するものでもよい。その
他、本発明の狙いとする挿入性の向上、穿刺性の向上を
逸脱しない範囲で種々の変形、変更実施が可能である。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、超音波ガイド下穿刺可
能な超音波内視鏡の先端硬質長を短かくし、不要な部分
を細くして挿入性を向上することができ、被検者の苦痛
も低減でき、検査時間の短縮化、術者の負担軽減も図れ
る。また、起上台をストッパ機構で制限される状態まで
起上させるだけで穿刺針等の処置具類の突出方向を超音
波プローブの良好画像範囲に入れることができ、穿刺性
が向上し、簡単確実に安全に良好な超音波ガイド下穿刺
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の超音波内視鏡の全体構成を
示す図である。
【図2】同例の先端構成部の説明に供する平面図であ
る。
【図3】先端構成部の先端側(図2中の左方側)から見
た図である。
【図4】バルーン部分をも含めて示す先端構成部の側断
面図(超音波プローブの走査断面での断面図)にして走
査範囲や視野範囲の様子等の説明にも供される図であ
る。
【図5】超音波ガイド下穿刺を行う場合の動作説明に供
する図(起上台倒置時)である。
【図6】同じく、動作説明に供する図(起上台起上時)
である。
【図7】起上台部分の詳細な構成の一例を示す図であ
る。
【図8】同じく、その起上台の起上角度の規制状態の説
明に供する図である。
【図9】本発明の他の実施例の要部を示す図である。
【図10】同例における図10のA−A線でみた場合の超
音波走査系と光学系との関係の要部説明図である。
【図11】同じく、同例での光学視野内の一例を示す図
である。
【図12】図10と対比して示す比較例での説明図であ
る。
【図13】その場合の光学視野内の図である。
【符号の説明】
1 挿入部 2 操作部 11 先端構成部 12 湾曲部 13 軟性部 18 起上操作ノブ 19 接眼部 25 先端側支持部 26 超音波プローブ 27 超音波送受波面 28 走査断面(走査軸) 29 穿刺針等の内視鏡用処置具類 30 鉗子口 31 起上台 33 鉗子口支持部 34 対物レンズ 35 照明レンズ 36 観察光学系 38 視野範囲 39 中心軸 45 操作ワイヤ 50 ストッパピン 51 ストッパ面 60 起上台の側面 61 鉗子口出口の底面 65 対物レンズの視野中心 66 光学視野
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明は、上述のような不利、不便を解消
し、挿入性、穿刺性を向上させるよう改良を加えた、使
用に便利で操作性の良い超音波内視鏡を実現しようとい
うものである。より詳しくは、超音波プローブの走査断
面内に穿刺針等の内視鏡用処置具類を突没自在に導出す
る鉗子口を有して超音波ガイド下穿刺可能な超音波内視
鏡の先端硬質長を短かいものとすることが可能で、不要
な部分は細くし得て、被検者の苦痛の低減も図ることの
できる超音波内視鏡を提供することにある。また、他の
目的は、鉗子口の起上台にストッパ機能を付加し、処置
具類が超音波プローブの良好画像範囲に入るようにする
ことを確保し得て、容易に安全に良好な超音波ガイド下
穿刺のできる超音波内視鏡を提供することである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項2では、起上台の起上角度を規制す
るストッパ機構により最大起上時に穿刺針等が超音波プ
ローブ走査範囲の良好画像範囲に入るように設定するこ
とにより、穿刺処置においては起上台をストッパ機構で
規制される状態まで起上させて導出すればよく、その状
態で良好画像の領域内に穿刺針等が出ていくため安全に
超音波ガイド下穿刺が行え、穿刺性が向上する。ストッ
パ機構による規制によって、術者には、穿刺針等の突出
方向の予測が容易で、かつその突出角度の不測の変化も
抑えられ、また、良好画像内に穿刺対象部位が来るよう
に先端構成部を移動させた後穿刺するようにすれば、送
受波面近くの部位にしか刺さらないというような使いに
くさもなくせ、死角も生じないようにすることができ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】本例では、このようなストッパ機構で起上
角の規制を行う。しかしてストッパピン50がストッパ面
51に当接する状態(図8)、即ち起上台31をストッパ機
構で規制される位置まで完全に起上させた状態が最大起
上時で、この時の角度につき、図6に示すように、穿刺
針(29)が走査範囲の中心位置で超音波送受波面27の表面
から前記の25mm±15mm(従って、最小10mm、最大45mm)
の良好画像範囲に入るよう設定してあり、従って、これ
により、超音波ガイド下穿刺時、穿刺針の突出方向が超
音波プローブ26の良好画像範囲に入るように設定するこ
とができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】この場合、本超音波内視鏡では、挿入部1
の中心軸39と側面方向に超音波送受波面27を向けた超音
波プローブ26の走査軸とを径方向にずらし(ずれ量
x)、超音波プローブ26支持部としての先端側支持部25
の外径は、該超音波プローブ26の走査断面28内に穿刺針
を突没自在に導出する鉗子口30の支持部としこの先端部
本体33の外径より細くしてあり、被検者の苦痛は緩和さ
れる。超音波プローブ、鉗子口、観察光学系を有する場
合においてそれらが先端から一列に挿入方向に並んでい
るものに比し、かつまた、その場合の対物窓と照明窓と
が、超音波プローブの走査断面内に穿刺針を突没自在に
導出する鉗子口をはさんで左右に配置する場合のものと
比較しても、本構成では、挿入部1の先端硬質長は短か
くでき、かつ先端側支持部25の太さも、超音波プローブ
26の軸と鉗子口30の軸とを一致させての超音波ガイド下
穿刺可能な穿刺機能をも確保しつつできるだけ細くし得
て、先端部は太くなることがない。鉗子口30の側方に観
察光学系36、送気送水ノズル37等も図2,3の如くに配
することができ、かつ、挿入部1内において図4の如
く、一方に鉗子チャンネルと超音波プローブ26の信号ケ
ーブル40等を、他方にその観察光学系36用のものと送気
送水チューブ等を挿入可能となるのであり、先端硬質長
を長くすることなく挿入部1の外径を不要な部分は細く
することで、挿入性は向上しその分被検者の苦痛を低減
することができる。操作性の向上は、検査時間が短くな
る上でも有利であり、また、術者の負担も軽減できる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】図9は本実施例に係る超音波内視鏡におけ
る先端構成部の平面図、図10はその断面A−Aでの要部
説明用の図、図11は光学視野内の図を夫々示し、不図示
の他の構成部分については、前記実施例に係るものと同
様であってよい。本実施例は、前記実施例の図2,3に
示した対物レンズ34と照明レンズ35について、これらを
図9に示す如くに起上台31の側方において前後に並べる
と共に、少なくとも対物レンズ34の視野中心65方向を超
音波プローブ26の走査断面28側に傾け(図10)、図11の
如く穿刺針等の処置具類29の先端がベストピント付近で
接眼部19(図1)の光学視野66の中心付近になるように
配置したものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内に挿入される細長状の挿入部の先
    端構成部に側面方向に超音波送受波面を向けるよう超音
    波プローブを設け、その超音プローブの超音波送受波面
    と同じ側でかつ当該超音波プローブよりも手元側の先端
    構成部に、その超音波プローブの走査断面内に穿刺針等
    の内視鏡用処置具類を突没自在に導出する鉗子口と観察
    光学系を設ける超音波内視鏡であって、 上記挿入部の中心軸と上記超音波プローブの走査軸とを
    径方向にずらし、超音波プローブを支持する先端構成部
    の外径を上記鉗子口を支持する先端構成部の外径よりも
    細くしたことを特徴とする超音波内視鏡。
  2. 【請求項2】 細長状の挿入部の先端構成部に超音波プ
    ローブを設け、その超音波プローブの超音波送受波面と
    同じ側でかつ当該超音波プローブよりも手元側の先端構
    成部に、その超音波プローブの走査断面内に穿刺針等の
    内視鏡用処置具類を突没自在に導出する鉗子口と該処置
    具類の導出角度を調整する起上台を設ける超音波内視鏡
    であって、 上記起上台の起上角度を規制するストッパ機構を設け、
    最大起上時に処置具類が超音波プローブ走査範囲の良好
    画像範囲に入るように設定したことを特徴とする超音波
    内視鏡。
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