JPH05345489A - 改良された感熱孔版原紙用薄葉紙 - Google Patents

改良された感熱孔版原紙用薄葉紙

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JPH05345489A
JPH05345489A JP15500192A JP15500192A JPH05345489A JP H05345489 A JPH05345489 A JP H05345489A JP 15500192 A JP15500192 A JP 15500192A JP 15500192 A JP15500192 A JP 15500192A JP H05345489 A JPH05345489 A JP H05345489A
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JP
Japan
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fiber
paper
average
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ink
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JP15500192A
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Kenji Tada
憲治 多田
Takaharu Yasuda
隆治 安田
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全自動ディジタル孔版印刷機に用いられる感
熱孔版原紙用薄葉紙の開孔を適正化することにより、印
刷物の画像性を大幅に向上させる。 【構成】 汎用の天然繊維、合成繊維、再生繊維よりも
細い繊度(平均繊維径2〜12.0μm)で、好ましい
長さ(2〜5mm)の繊維を水に良く分散させて単独又
は汎用繊維と混合して抄造することにより、開孔率と平
均開孔面積が適度に小さく、開孔面積のばらつきが少な
くて、インキの通過性が良好(高画像性)な薄葉紙を得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱孔版原紙用薄葉紙
に関するものである。更に詳しくは、サーマルヘッドや
キセノンフラッシュランプなどによって熱を受けること
により穿孔製版される感熱孔版印刷用原紙の多孔性支持
体として用いる薄葉紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】感熱孔版原紙に用いられている多孔性薄
葉紙としては、(1)こうぞ、みつまた、マニラ麻など
の天然繊維を抄造した謂ゆる和紙(特公昭41−762
3号公報)、(2)レーヨン、ビニロン、ポリエステ
ル、ナイロンなどの再生繊維や合成繊維を紙状に抄造し
たもの、(3)前記(1)の天然繊維と(2)の再生繊
維や合成繊維とを混合して抄造した混抄紙(特公昭49
−18728号公報)、(4)ポリエステル系繊維とバ
インダー繊維としての未延伸ポリエステル系繊維とを混
合して抄造した薄葉紙を熱ロールで熱圧加工した謂ゆる
ポリエステル紙(特公昭49−8809号公報)などが
一般に知られている。
【0003】このような薄葉紙は湿度あるいは温度によ
って変形したり、寸法変化したりすることによる機能低
下が問題となるので、湿潤時の寸法変化を小さくする提
案(特開昭61−254396号公報)や、薄葉紙に合
成樹脂の液を含浸させ、薄葉紙とフィルムの接着剤とし
ても機能させうるような加工の提案(特公昭55−47
997号公報)、特定範囲のポリエステル繊維と特定樹
脂の限られた範囲内での組み合わせによって得られる高
品質の薄葉紙の提案(特開平1−271293号公報)
などがなされている。さらに、ポリエステル紙にあって
は、いかに寸法安定性、耐熱性に優れたものにするかの
詳細な製造方法に関する提案(特開昭58−76597
号公報、特開昭58−76598号公報)、ファインデ
ニールによる改良の提案(特公昭62−55999号公
報)、剛性向上の提案(特開平2−67197号公報)
などがなされている。また、ディジタル穿孔方式におい
て、多孔性薄葉紙の開孔率、平均開孔面積などを規定す
ることにより、画像性を向上させる提案(特開平2−3
0593号公報)がなされている。しかし、最近急速な
成長を遂げているサーマルヘッド方式による全自動ディ
ジタル孔版印刷機に用いられる感熱孔版原紙用多孔性薄
葉紙に求められる性能である高画像性(インキの通過性
が良く、文字の解像性に優れ、ベタ部が均一で白抜けが
少ない)を満足するものは未だ得られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による薄葉紙
には次のような問題があった。即ち、開孔面積が大きく
かつそのばらつきが大きいため、インキの通過性が不均
一であり、インキが出過ぎた箇所は裏移り(重ねられた
印刷物の裏にインクがつく)となり、インキが出ない箇
所は白ぬけ又はぼそつきとなって鮮明な画像が得られな
い。薄葉紙の開孔率を規定した特開昭61−53092
号公報の場合は、フィルムの穿孔性には有効であるが、
インキの通過性の点で不充分である。さらに、特開平2
−30593号公報の場合、開孔率、平均開孔面積、圧
縮仕事量を規定しているが、平均開孔面積が大き過ぎる
ためインキ通過性の点で満足できるものではない。
【0005】本発明者は感熱孔版原紙に用いる薄葉紙の
前記問題を改良すべく鋭意研究を重ねた結果、平均径の
小さな繊維で、かつ適度な長さを有する繊維を使用する
ことによって開孔面積を小さくしかもばらつきを少なく
することにより、良質の画像性が得られることを見い出
した。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、平
均開孔面積600〜1,400μm2 、開孔面積の標準
偏差1,800μm2 以下、開孔率15〜40%である
ことを特徴とする感熱孔版原紙用薄葉紙である。以下、
本発明を詳細に説明する。
【0007】本発明では抄造した薄葉紙の坪量は5〜1
5g/m2 、厚さは10〜50μmであることが好まし
い。更に好ましくは、坪量8〜13g/m2 、厚さ25
〜40μmであり、且つ密度が0.25〜0.45g/
cm3 である。このように好ましい坪量、厚さの範囲内
でインキをフィルムの孔から均一に押し出すためには好
ましい長さ(好適には2〜5mm)の細い繊維(平均繊
維径2〜12μmが好ましい)を使用して繊維本数を増
やし、その繊維を均一に分散させることにより薄葉紙の
空隙を適度に細分化し、しかも極力その空隙を均一にす
ることができる。具体的には平均開孔面積が600〜
1,400μm2 で開孔面積の標準偏差が1,800μ
2 以下、開孔率が15〜40%であり、好ましくは、
平均開孔面積700〜1,200μm2 、開孔面積の標
準偏差1,200μm2 以下、開孔率18〜30%であ
る。
【0008】平均開孔面積が1,400μm2 よりも大
きいとインキの出方が不均一となり、画像の欠落部、不
鮮明な箇所が発生する。又、600μm2 より小さい
と、繊維の分散不良が発生し繊維のフロックによる白ぬ
けが発生する。さらに開孔率が40%を越えるとインキ
が局部的に出過ぎるため全体として見た場合、文字のド
ットのつながりが悪く解像性が劣るとともに、ベタ部の
白ぬけが発生するため好ましくない。開孔率が15%よ
り低くなるとインキの通過性が悪くなり、文字のドット
のつながりが悪く解像性が劣るとともに、ベタ部の白ぬ
けが発生し易いので好ましくない。なお、本発明におけ
る多孔性薄葉紙の開孔とは、光が透過し孔を形成してい
るように見える部分であり、インキが通過する孔を平面
的に解析した物である。
【0009】本発明の薄葉紙を構成する繊維としては、
天然繊維、再生繊維、合成繊維のいずれでも良いが、好
ましくはマニラ麻、亜麻等の靱皮繊維、ビスコース法レ
ーヨン繊維、銅アンモニア法レーヨン繊維等の再生繊
維、ナイロン、ポリエステル、ビニロン等の合成繊維で
ある。これらの繊維は単独で抄造しても良いし、混抄し
ても良いが、これらの内、少なくとも1種類は細い繊維
であることが好ましく、具体的には平均繊維径が2〜1
2μmの範囲で、2〜5mmの適度の長さをもつ繊維が
好ましい。
【0010】本発明での薄葉紙の抄造は、通常実施され
ている方法で行なわれる。この際、用いられる分散剤と
粘剤(好ましくはポリエチレンオキサイド又はポリアク
リルアミド)、消泡剤、離型剤、帯電防止剤および抄造
時の紙力増強剤、サイズ剤等の配合をしても良いことは
言うまでもない。本発明において天然繊維と合成繊維を
混抄する場合バインダーとしては、謂ゆるバインダー繊
維を使用することもできるが、繊維径が大きく画像性を
悪化させるため好ましくない。好ましくは塗工物による
バインドである。塗工物としては、ビスコース、ポリ酢
酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、SB
R、NBR等の合成ゴム、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂
等があるが、この内、溶剤溶液型、エマルジョン型のど
ちらでも用い得て、しかも結着力が強く、膜張りが少な
い(画像性を阻害しない)ウレタン樹脂とエポキシ樹脂
が好適である。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。実施例及び比較例における%は、重量%を表わす。
なお、特性の測定並びに評価は、下記方法によった。 (1) 開孔解析(平均開孔面積、開孔面積の標準偏
差、開孔率) 開孔解析は高精細画像解析ファイルシステムIP−10
00(旭化成工業(株)製)を用いて行った。キヤノン
(株)製の拡大装置(PCプリンター70)で薄葉紙の
37倍の拡大コピー(A4版)を作成し、任意の部分の
6cm×7cmの範囲について、読み取り倍率:37
倍、小図形除去:180μm2 以下設定条件で測定を行
い、これから自動的に平均開孔面積、開孔面積の標準偏
差及び開孔率を求めた。 (2) 画像性の評価 〔印刷むら〕感熱フィルム(延伸された熱可塑性合成樹
脂フィルム)としての非晶性の共重合ポリエステルフィ
ルム(製版感度の点で結晶性ポリエステルフィルムより
も優位)と本発明の多孔性支持体としての薄葉紙をウェ
ットラミネート用接着剤(溶剤としてイソプロピルアル
コールを用い、エポキシ化合物とポリアミン樹脂を重量
比で17:83になるように溶解した溶液)を用いてウ
ェットラミネーターで貼り合わせ感熱孔版原紙(以下マ
スターと呼ぶ)とした。このマスターを用い、サーマル
ヘッド試験用印字装置((株)大倉電機製、感熱発色装
置TH−PMD)に発熱素子密度400ドット/インチ
のサーマルヘッド((株)東芝製、TPH256R8
D)を搭載し、2mm四方の細かい文字と1ドットおよ
び2ドットで形成される細線と50mm四方の黒ベタ部
が印刷できるパターンを最適製版感度にて製版し、全自
動ディジタル孔版印刷機(理想科学工業(株)製、RC
115)にて印刷した。印刷物を目視判定にて評価を行
った。○は文字や細線の太さムラや黒ベタでの白抜けが
ないもの、×は文字や細線が部分的に切れたり太さむら
のあるもの、また黒ベタ部では白抜けが目立つもの、△
は○と×の中間程度で実用上何かと使えるレベルのもの
とした。
【0012】〔階調性〕前述の印字装置を用いてドット
密度を変え、階調性をもつ画像が得られる条件で製版
し、さらに前述の印刷機で印刷した印刷物を目視判定に
て評価を行った。○は各ドットが良く再現しているも
の、×はドットの欠けが目立つもの、△は○と×の中間
程度で実用上何かと使えるレベルのものとした。 (3) 坪量 恒温(22℃)恒湿(相対湿度66%)で24時間静置
した試験片(31.5cm×31.5cm)10枚の質
量を測定した。 (4) 厚さ JISP−8118により測定
【0013】
【実施例1〜3】 (A)マニラ麻(原麻)をアルカリ蒸解し、洗條後水で
濃度3%に希釈し、ビーターで濾水度18°SR(JI
SP−8121)に叩解して得たマニラ麻、及びパルプ
を離解漂白した濾水度25°SR(JISP−182
1)のサイザル麻を表1に示す合成繊維〔細デニールの
ポリエステル繊維:PET(A)〜(B)及びビニロン
(A)〕と表2に示した組成で均一に混合し、これにエ
ポキシ化ポリアミド樹脂を繊維に対して2%となるよう
に水溶液にして添加し均一に混合した。これを紙料とし
て円綱抄紙機により、薄葉紙を抄造した。薄葉紙は乾燥
温度130℃のヤンキードライヤーにより乾燥し巻き取
った。 (B)前記(A)で得た各々の薄葉紙につき、グラビア
塗工機でウレタン樹脂(水系エマルジョン:第一工業製
薬製、スーパーフレックス100)の塗工を行った。な
お、塗工量は1.0g/m2 とした。 (C)前記(B)で得た樹脂加工された薄葉紙の基本特
性と特性(画像性)の評価を行い、夫々表3、表4のよ
うな結果を得た。
【0014】
【実施例4】実施例1〜3で用いたマニラ麻、及びサイ
ザル麻、表1に示す細デニールのポリエステル繊維〔P
ET(C)〕、ビニロン繊維〔ビニロン(A)〕とを表
2に示す組成で均一に混合し、その後は実施例1〜3の
(A)項と同様にして薄葉紙を抄造し、その巻き取りロ
ールを得た。このものの樹脂加工および樹脂加工された
薄葉紙の基本特性、特性(画像性)の評価はともに実施
例1〜3の(B)、(C)項と同様に行った。その結果
を表3、表4に示す。
【0015】
【比較例1】実施例1〜3で用いたマニラ麻と表1に示
すポリエステル繊維〔PET(D)〕とを表2に示した
組成で均一に混合し、その後は実施例1〜3の(A)項
と同様にして薄葉紙を抄造し、その巻き取りロールを得
た。このものの樹脂加工および樹脂加工された薄葉紙の
基本特性、特性(画像性)の評価はともに実施例1〜3
の(B)、(C)項と同様に行った。その結果を表3、
表4に示す。
【0016】
【比較例2】実施例1〜3で用いたマニラ麻100%の
薄葉紙を実施例1〜3の(A)項と同様にして抄造し、
その巻き取りロールを得た。このものの樹脂加工および
樹脂加工された薄葉紙の基本特性、特性(画像性)の評
価はともに実施例1〜3の(B)、(C)項と同様に行
った。その結果を表3、表4に示す。
【0017】
【比較例3】実施例4で用いたサイザル麻100%の薄
葉紙を実施例1〜3と同様にして抄造し、その巻き取り
ロールを得た。このものの樹脂加工および樹脂加工され
た薄葉紙の基本特性、特性(画像性)の評価はともに実
施例1〜3の(B)、(C)項と同様に行った。その結
果を表3、表4に示す。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】
【発明の効果】本発明は特定範囲の開孔を有する感熱孔
版原紙用の薄葉紙であり、次のような優れた効果を得る
ことができる。 (1)繊維が均一に分散し、地合が良い。 (2)フィルムの穿孔性、インキの通過性が良好で、印
刷時の画像が鮮明である。 (3)インキが局部的に出過ぎることがなく、裏移りが
少ない。
【0023】このように、多孔性支持体としての優れた
性能を兼ね備えることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均開孔面積600〜1,400μ
    2 、開孔面積の標準偏差1,800μm2 以下、開孔
    率15〜40%であることを特徴とする感熱孔版原紙用
    薄葉紙。
JP15500192A 1992-06-15 1992-06-15 改良された感熱孔版原紙用薄葉紙 Withdrawn JPH05345489A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019137024A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 ミタニマイクロニクス株式会社 スクリーンマスク用メッシュ、スクリーンマスク、及び印刷物の製造方法

Cited By (2)

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Legal Events

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Effective date: 19990831