JPH05346276A - 膨張弁 - Google Patents
膨張弁Info
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- JPH05346276A JPH05346276A JP4123409A JP12340992A JPH05346276A JP H05346276 A JPH05346276 A JP H05346276A JP 4123409 A JP4123409 A JP 4123409A JP 12340992 A JP12340992 A JP 12340992A JP H05346276 A JPH05346276 A JP H05346276A
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Links
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Landscapes
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボール弁のリフト時に作動棒が傾くことを防
止し、且つ膨張弁の製造コストを上昇させることなくオ
リフィスの侵食を防止する。 【構成】 高圧側流路10と低圧側流路11とを区画す
る区画壁12に円形状のオリフィス13を形成した真鍮
製の弁本体2と、このオリフィス13の開度を制御する
ボール弁6を軸方向に作動させるSUS製の作動棒8
と、この作動棒8の先端部に固定され、オリフィス13
内を摺動するリング状のガイド9とを備え、そのガイド
9を局部侵食に耐え、弁本体2より高硬度のSUSによ
り製造し、内部に形成した連通路24によりボール弁6
の開弁時に高圧側流路10と低圧側流路11とを連通す
るようにした。
止し、且つ膨張弁の製造コストを上昇させることなくオ
リフィスの侵食を防止する。 【構成】 高圧側流路10と低圧側流路11とを区画す
る区画壁12に円形状のオリフィス13を形成した真鍮
製の弁本体2と、このオリフィス13の開度を制御する
ボール弁6を軸方向に作動させるSUS製の作動棒8
と、この作動棒8の先端部に固定され、オリフィス13
内を摺動するリング状のガイド9とを備え、そのガイド
9を局部侵食に耐え、弁本体2より高硬度のSUSによ
り製造し、内部に形成した連通路24によりボール弁6
の開弁時に高圧側流路10と低圧側流路11とを連通す
るようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍サイクルに組み込
まれる膨張弁に関するものである。
まれる膨張弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば図5に示したように、
カーエアコン等の冷凍サイクルに組み込まれる膨張弁1
00は、真鍮製の弁本体101の内部を高圧側流路10
2と低圧側流路103とに区画する区画壁104にオリ
フィス105が形成されている。そして、弁本体101
内には、低圧側流路103とオリフィス105を貫通す
る作動棒106が軸方向に移動自在に配されている。ま
た、作動棒106の先端部には、オリフィス105の開
度を制御するボール弁107が当接しており、そのボー
ル弁107にはコイルスプリング108の弁座109が
取り付けられている。
カーエアコン等の冷凍サイクルに組み込まれる膨張弁1
00は、真鍮製の弁本体101の内部を高圧側流路10
2と低圧側流路103とに区画する区画壁104にオリ
フィス105が形成されている。そして、弁本体101
内には、低圧側流路103とオリフィス105を貫通す
る作動棒106が軸方向に移動自在に配されている。ま
た、作動棒106の先端部には、オリフィス105の開
度を制御するボール弁107が当接しており、そのボー
ル弁107にはコイルスプリング108の弁座109が
取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の膨張
弁100においては、ボール弁107のリフト時に、作
動棒106の先端部を支持する部材が存在しないため、
図6に示したように、作動棒106が傾いてしまい、ボ
ール弁107のリフト量が乱れが生じる(図7のグラフ
参照:実線がボール弁107の下降時を示し、破線がボ
ール弁107の上昇時を示す)。よって、所望の冷媒の
流量が得られないので、冷凍サイクルの性能を低下させ
るという課題があった。また、本発明者等は、ボール弁
107が最大リフトして冷媒が高流速で流れている際
に、ボール弁107とオリフィス105との間を通過す
る際に急激に膨張して生じた気泡がオリフィス105と
作動棒106との間を通過する際の少量の圧縮作用によ
り破裂するとき、オリフィス105が侵食されることを
発見した。
弁100においては、ボール弁107のリフト時に、作
動棒106の先端部を支持する部材が存在しないため、
図6に示したように、作動棒106が傾いてしまい、ボ
ール弁107のリフト量が乱れが生じる(図7のグラフ
参照:実線がボール弁107の下降時を示し、破線がボ
ール弁107の上昇時を示す)。よって、所望の冷媒の
流量が得られないので、冷凍サイクルの性能を低下させ
るという課題があった。また、本発明者等は、ボール弁
107が最大リフトして冷媒が高流速で流れている際
に、ボール弁107とオリフィス105との間を通過す
る際に急激に膨張して生じた気泡がオリフィス105と
作動棒106との間を通過する際の少量の圧縮作用によ
り破裂するとき、オリフィス105が侵食されることを
発見した。
【0004】そのオリフィス105の侵食現象が進む
と、冷凍サイクルの停止時、すなわち、ボール弁107
が区画壁104に当接する閉弁時でも、高圧側流路10
2と低圧側流路103とが連通してしまい、高圧側流路
102から低圧側流路103へ冷媒が流出し、異音が発
生する不具合を生じる。この対応策として、オリフィス
105をコーティングしたり、弁本体101の硬度を向
上させることが考えられるが、製造コストが上昇してし
まう。本発明は、弁体のリフト時に作動棒が傾くことを
防止するとともに、製造コストを上昇させることなく絞
り部の侵食を防止する膨張弁の提供を目的とする。
と、冷凍サイクルの停止時、すなわち、ボール弁107
が区画壁104に当接する閉弁時でも、高圧側流路10
2と低圧側流路103とが連通してしまい、高圧側流路
102から低圧側流路103へ冷媒が流出し、異音が発
生する不具合を生じる。この対応策として、オリフィス
105をコーティングしたり、弁本体101の硬度を向
上させることが考えられるが、製造コストが上昇してし
まう。本発明は、弁体のリフト時に作動棒が傾くことを
防止するとともに、製造コストを上昇させることなく絞
り部の侵食を防止する膨張弁の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に、高圧
側流路と低圧側流路とを区画する区画壁が設けられ、且
つこの区画壁に前記高圧側流路および前記低圧側流路よ
り内径の小さい絞り部が形成された弁本体と、前記高圧
側流路内に移動可能に配され、前記絞り部の開度を制御
する弁体と、先端部が前記絞り部を貫通して前記弁体に
当接するとともに、軸方向に変位して前記弁体を作動さ
せる作動棒と、この作動棒の外周または前記区画壁の内
周に固定され、前記区画壁の内周または前記作動棒の外
周に摺動自在に配され、前記2つの冷媒流路を連通する
連通路が形成された耐侵食性の環状部材とを備えた技術
手段を採用した。
側流路と低圧側流路とを区画する区画壁が設けられ、且
つこの区画壁に前記高圧側流路および前記低圧側流路よ
り内径の小さい絞り部が形成された弁本体と、前記高圧
側流路内に移動可能に配され、前記絞り部の開度を制御
する弁体と、先端部が前記絞り部を貫通して前記弁体に
当接するとともに、軸方向に変位して前記弁体を作動さ
せる作動棒と、この作動棒の外周または前記区画壁の内
周に固定され、前記区画壁の内周または前記作動棒の外
周に摺動自在に配され、前記2つの冷媒流路を連通する
連通路が形成された耐侵食性の環状部材とを備えた技術
手段を採用した。
【0006】
【作用】本発明は、作動棒の外周または区画壁の内周に
固定された環状部材が、区画壁の内周または作動棒の外
周に摺動自在に取り付けられているので、弁体が区画壁
よりリフトしても作動棒の先端部が傾くことはない。ま
た、耐侵食性の材料を用いていない弁本体の絞り部を、
耐侵食性の材料を用いた環状部材で覆っているので、冷
媒が高流速で絞り部内を通過することにより絞り部内で
気泡が破裂しても、製造コストを上昇させることなく絞
り部の侵食を防げる。
固定された環状部材が、区画壁の内周または作動棒の外
周に摺動自在に取り付けられているので、弁体が区画壁
よりリフトしても作動棒の先端部が傾くことはない。ま
た、耐侵食性の材料を用いていない弁本体の絞り部を、
耐侵食性の材料を用いた環状部材で覆っているので、冷
媒が高流速で絞り部内を通過することにより絞り部内で
気泡が破裂しても、製造コストを上昇させることなく絞
り部の侵食を防げる。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明の膨張弁を図1ないし図4に
示す一実施例に基づいて説明する。図1および図2は冷
凍サイクルに組み込まれる温度作動式の膨張弁の主要部
を示した図で、図3はその膨張弁の全体構造を示した図
である。温度作動式の膨張弁1は、内部を冷媒が流れる
管状の弁本体2と、この弁本体2の上部に設けられたエ
レメント3と、このエレメント3にキャピラリチューブ
4を介して連結する感温筒5と、弁本体2内に移動可能
に配されたボール弁6と、このボール弁6を図示上方に
付勢するコイルスプリング7と、ボール弁6を往復方向
に作動させる作動棒8と、この作動棒8の先端部(図示
下端部)に取り付けられたガイド9とを備える。
示す一実施例に基づいて説明する。図1および図2は冷
凍サイクルに組み込まれる温度作動式の膨張弁の主要部
を示した図で、図3はその膨張弁の全体構造を示した図
である。温度作動式の膨張弁1は、内部を冷媒が流れる
管状の弁本体2と、この弁本体2の上部に設けられたエ
レメント3と、このエレメント3にキャピラリチューブ
4を介して連結する感温筒5と、弁本体2内に移動可能
に配されたボール弁6と、このボール弁6を図示上方に
付勢するコイルスプリング7と、ボール弁6を往復方向
に作動させる作動棒8と、この作動棒8の先端部(図示
下端部)に取り付けられたガイド9とを備える。
【0008】弁本体2は、真鍮製で断面形状がT字型の
形状に形成されている。この弁本体2には、内部を高圧
側流路10と低圧側流路11とに2分する区画壁12が
冷媒の流れ方向に直交する方向に設けられている。この
区画壁12には、高圧側流路10と低圧側流路11より
内径の小さいオリフィス13がその区画壁12の両側面
を連通するように形成されている。高圧側流路10は、
冷凍サイクルのレシーバ(図示せず)の出口側に冷媒配
管(図示せず)を介して連通している。また、低圧側流
路11は、冷凍サイクルの冷媒蒸発器(図示せず)の入
口側に冷媒配管(図示せず)を介して連通している。区
画壁12の高圧側流路10側の端面は、膨張弁1の閉弁
時にボール弁6がシートするシール部14とされてい
る。オリフィス13は、本発明の絞り部であって、円形
状に形成されており、内部を作動棒8が往復移動すると
ともに、内周面にガイド9が摺動自在に往復移動する。
形状に形成されている。この弁本体2には、内部を高圧
側流路10と低圧側流路11とに2分する区画壁12が
冷媒の流れ方向に直交する方向に設けられている。この
区画壁12には、高圧側流路10と低圧側流路11より
内径の小さいオリフィス13がその区画壁12の両側面
を連通するように形成されている。高圧側流路10は、
冷凍サイクルのレシーバ(図示せず)の出口側に冷媒配
管(図示せず)を介して連通している。また、低圧側流
路11は、冷凍サイクルの冷媒蒸発器(図示せず)の入
口側に冷媒配管(図示せず)を介して連通している。区
画壁12の高圧側流路10側の端面は、膨張弁1の閉弁
時にボール弁6がシートするシール部14とされてい
る。オリフィス13は、本発明の絞り部であって、円形
状に形成されており、内部を作動棒8が往復移動すると
ともに、内周面にガイド9が摺動自在に往復移動する。
【0009】エレメント3は、内部を上側圧力室15と
下側圧力室16とに区画するダイヤフラム17が変位自
在に配されている。上側圧力室15は、キャピラリチュ
ーブ4を介して感温筒5の内部に連通している。また、
下側圧力室16は、弁本体2に形成された連通孔18を
介して低圧側流路11に連通している。このため、下側
圧力室16内には、オリフィス13の出口側の圧力(冷
凍サイクルの低圧側圧力)が加わる。ダイヤフラム17
の下側圧力室16側の面には、中央部に作動棒8の後端
部(図示上端部)に連結する円盤状のストッパ19が同
軸的に装着されている。
下側圧力室16とに区画するダイヤフラム17が変位自
在に配されている。上側圧力室15は、キャピラリチュ
ーブ4を介して感温筒5の内部に連通している。また、
下側圧力室16は、弁本体2に形成された連通孔18を
介して低圧側流路11に連通している。このため、下側
圧力室16内には、オリフィス13の出口側の圧力(冷
凍サイクルの低圧側圧力)が加わる。ダイヤフラム17
の下側圧力室16側の面には、中央部に作動棒8の後端
部(図示上端部)に連結する円盤状のストッパ19が同
軸的に装着されている。
【0010】感温筒5は、内部に冷凍サイクルを循環す
る冷媒と同種の冷媒ガスが封入され、冷媒蒸発器の出口
側の冷媒配管(図示せず)に接触して取り付けられてお
り、その冷媒配管内を流れる冷媒の温度変化を圧力変化
に変換して、キャピラリチューブ4を介してエレメント
3の上側圧力室15内に伝える。ボール弁6は、本発明
の弁体であって、高圧側流路10内に変位自在に配さ
れ、上側に作動棒8の先端部が当接し、下側に弁座20
が当接する。このボール弁6は、上側圧力室15内に作
用する感温筒5内の圧力と下側圧力室16内に作用する
低圧側圧力およびコイルスプリング7のばね力とがバラ
ンスする位置に変位し、このボール弁6のオリフィス1
3からのリフト量に応じて冷媒の流量が制御される。
る冷媒と同種の冷媒ガスが封入され、冷媒蒸発器の出口
側の冷媒配管(図示せず)に接触して取り付けられてお
り、その冷媒配管内を流れる冷媒の温度変化を圧力変化
に変換して、キャピラリチューブ4を介してエレメント
3の上側圧力室15内に伝える。ボール弁6は、本発明
の弁体であって、高圧側流路10内に変位自在に配さ
れ、上側に作動棒8の先端部が当接し、下側に弁座20
が当接する。このボール弁6は、上側圧力室15内に作
用する感温筒5内の圧力と下側圧力室16内に作用する
低圧側圧力およびコイルスプリング7のばね力とがバラ
ンスする位置に変位し、このボール弁6のオリフィス1
3からのリフト量に応じて冷媒の流量が制御される。
【0011】コイルスプリング7は、上端が弁座20に
保持され、下端が弁本体2の下端部に螺着された調節ね
じ21に保持されている。このコイルスプリング7は、
ボール弁6、作動棒8、ストッパ19を介してダイヤフ
ラム17を図示上方に付勢している。調節ねじ21は、
弁本体2の固定位置に応じてボール弁6の開弁圧を変更
する。作動棒8は、弁本体2の硬度より硬い材料(例え
ばSUS等)製の丸棒状に形成されており、ダイヤフラ
ム17の変位をボール弁6に伝えるもので、先端部がオ
リフィス13内を往復移動する。
保持され、下端が弁本体2の下端部に螺着された調節ね
じ21に保持されている。このコイルスプリング7は、
ボール弁6、作動棒8、ストッパ19を介してダイヤフ
ラム17を図示上方に付勢している。調節ねじ21は、
弁本体2の固定位置に応じてボール弁6の開弁圧を変更
する。作動棒8は、弁本体2の硬度より硬い材料(例え
ばSUS等)製の丸棒状に形成されており、ダイヤフラ
ム17の変位をボール弁6に伝えるもので、先端部がオ
リフィス13内を往復移動する。
【0012】ガイド9は、本発明の環状部材であって、
局部侵食に耐え、弁本体2の硬度より硬い材料(例えば
SUS等)製でリング状に形成されており、作動棒8の
先端部に固定されている。このガイド9は、図4にも示
したように、オリフィス13を構成する区画壁12の内
周面を摺動することによって作動棒8を軸方向のみに誘
導する円筒部22と、この円筒部22の内周壁より中心
側に延ばされて作動棒8の先端部の外周に固定される3
本の取付片23とから構成されている。ガイド9の作動
棒8の先端部への取付方法は、作動棒8を弁本体2内に
組み付ける前に、作動棒8の先端部の外周にガイド9の
取付片23を螺着、溶着または接着等の手段により組み
付けてガイド9を作動棒8の先端部に固定する。なお、
円筒部22および3本の取付片23と作動棒8とに囲ま
れた3箇所の空間は、高圧側流路10と低圧側流路11
とを連通し、内部を冷媒が流れる円弧状の連通路24と
されている。
局部侵食に耐え、弁本体2の硬度より硬い材料(例えば
SUS等)製でリング状に形成されており、作動棒8の
先端部に固定されている。このガイド9は、図4にも示
したように、オリフィス13を構成する区画壁12の内
周面を摺動することによって作動棒8を軸方向のみに誘
導する円筒部22と、この円筒部22の内周壁より中心
側に延ばされて作動棒8の先端部の外周に固定される3
本の取付片23とから構成されている。ガイド9の作動
棒8の先端部への取付方法は、作動棒8を弁本体2内に
組み付ける前に、作動棒8の先端部の外周にガイド9の
取付片23を螺着、溶着または接着等の手段により組み
付けてガイド9を作動棒8の先端部に固定する。なお、
円筒部22および3本の取付片23と作動棒8とに囲ま
れた3箇所の空間は、高圧側流路10と低圧側流路11
とを連通し、内部を冷媒が流れる円弧状の連通路24と
されている。
【0013】つぎに、本実施例の温度作動式の膨張弁1
の作用を図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。冷
凍サイクルを起動させると、上側圧力室15内に作用す
る感温筒5内の圧力が、下側圧力室16内に作用する低
圧側圧力およびコイルスプリング7のばね力より上回る
ため、ダイヤフラム17が図示下方に変位する。そし
て、ダイヤフラム17が変位することによって、ストッ
パ19および作動棒8も図示下方に変位する。このた
め、作動棒8の先端部が当接するボール弁6が区画壁1
2のシール部14より図示下方にリフト〔膨張弁1が開
弁(図2参照)〕する。
の作用を図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。冷
凍サイクルを起動させると、上側圧力室15内に作用す
る感温筒5内の圧力が、下側圧力室16内に作用する低
圧側圧力およびコイルスプリング7のばね力より上回る
ため、ダイヤフラム17が図示下方に変位する。そし
て、ダイヤフラム17が変位することによって、ストッ
パ19および作動棒8も図示下方に変位する。このた
め、作動棒8の先端部が当接するボール弁6が区画壁1
2のシール部14より図示下方にリフト〔膨張弁1が開
弁(図2参照)〕する。
【0014】一方、レシーバより流出する液冷媒が冷媒
配管を通り膨張弁1の高圧側流路10内に流入する。こ
の高圧側流路10内に流入した液冷媒は、調節ねじ21
の内部を通り、オリフィス13とボール弁6との位置関
係により冷媒の流量が制御される。そして、液冷媒は、
オリフィス13とボール弁6との間で急激に断熱膨張し
て気泡が発生し、気液二相冷媒となる。この気液二相冷
媒は、作動棒8の先端部に固定されたガイド9の連通路
24を通って低圧側流路11を通り、冷媒配管を通って
冷媒蒸発器内に流入する。
配管を通り膨張弁1の高圧側流路10内に流入する。こ
の高圧側流路10内に流入した液冷媒は、調節ねじ21
の内部を通り、オリフィス13とボール弁6との位置関
係により冷媒の流量が制御される。そして、液冷媒は、
オリフィス13とボール弁6との間で急激に断熱膨張し
て気泡が発生し、気液二相冷媒となる。この気液二相冷
媒は、作動棒8の先端部に固定されたガイド9の連通路
24を通って低圧側流路11を通り、冷媒配管を通って
冷媒蒸発器内に流入する。
【0015】ここで、図2に示したように、ボール弁6
のリフト量が最大となり冷媒の流量が最大流量となる
と、オリフィス13内に位置するガイド9の連通路24
を通過する冷媒の流速も最大となる。このとき、局部侵
食に耐え、弁本体2の硬度より硬い材料(例えばSU
S)製のガイド9によって、真鍮製の弁本体2に形成さ
れたオリフィス13の表面(区画壁12の内周縁)を覆
っているので、オリフィス13内の連通路24を通過す
る際に気泡が破裂してもオリフィス13の表面(区画壁
12の内周縁)が侵食されることはない。また、弁本体
2に局部侵食に耐えうる材料(例えばSUS)を用いて
いないので、膨張弁1の製造コストの上昇を抑えられ
る。
のリフト量が最大となり冷媒の流量が最大流量となる
と、オリフィス13内に位置するガイド9の連通路24
を通過する冷媒の流速も最大となる。このとき、局部侵
食に耐え、弁本体2の硬度より硬い材料(例えばSU
S)製のガイド9によって、真鍮製の弁本体2に形成さ
れたオリフィス13の表面(区画壁12の内周縁)を覆
っているので、オリフィス13内の連通路24を通過す
る際に気泡が破裂してもオリフィス13の表面(区画壁
12の内周縁)が侵食されることはない。また、弁本体
2に局部侵食に耐えうる材料(例えばSUS)を用いて
いないので、膨張弁1の製造コストの上昇を抑えられ
る。
【0016】この結果、冷凍サイクルの停止時、すなわ
ち、ボール弁6が区画壁12のシール部14に当接〔膨
張弁1が閉弁(図1参照)〕した時でも、高圧側流路1
0と低圧側流路11とが連通することはなく、高圧側流
路10から低圧側流路11へ冷媒が流出するという不具
合を防止できる。また、ボール弁6の最大リフト時にガ
イド9が区画壁12の内周に摺動しながら図示下方に移
動するので、作動棒8が常に軸方向に移動し、作動棒8
が傾くことはない。この結果、ボール弁6とオリフィス
13との間の距離が安定するため、ボール弁6のリフト
量に応じて冷媒の流量が決まることによって、冷凍サイ
クルの性能の低下を防止することができる。
ち、ボール弁6が区画壁12のシール部14に当接〔膨
張弁1が閉弁(図1参照)〕した時でも、高圧側流路1
0と低圧側流路11とが連通することはなく、高圧側流
路10から低圧側流路11へ冷媒が流出するという不具
合を防止できる。また、ボール弁6の最大リフト時にガ
イド9が区画壁12の内周に摺動しながら図示下方に移
動するので、作動棒8が常に軸方向に移動し、作動棒8
が傾くことはない。この結果、ボール弁6とオリフィス
13との間の距離が安定するため、ボール弁6のリフト
量に応じて冷媒の流量が決まることによって、冷凍サイ
クルの性能の低下を防止することができる。
【0017】〔変形例〕本実施例では、作動棒8とガイ
ド(環状部材)9とを別途設けたが、作動棒と環状部材
とを一体的に設けても良い。また、環状部材を区画壁の
内周に固定して、作動棒を環状部材の内周で摺動させて
も良い。本実施例では、オリフィス13を円形状に形成
し、ガイド9をリング状に形成したが、各々の摺動面に
スプライン等のように凹凸を設けても良い。本実施例で
は、弁体としてボール弁6を採用したが、円錐弁等のそ
の他の形状の弁体を用いても良い。本実施例では、円弧
状の連通路24を3箇所形成したが、連通路の形状や個
数は自由に設計変更できる。
ド(環状部材)9とを別途設けたが、作動棒と環状部材
とを一体的に設けても良い。また、環状部材を区画壁の
内周に固定して、作動棒を環状部材の内周で摺動させて
も良い。本実施例では、オリフィス13を円形状に形成
し、ガイド9をリング状に形成したが、各々の摺動面に
スプライン等のように凹凸を設けても良い。本実施例で
は、弁体としてボール弁6を採用したが、円錐弁等のそ
の他の形状の弁体を用いても良い。本実施例では、円弧
状の連通路24を3箇所形成したが、連通路の形状や個
数は自由に設計変更できる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、弁体が区画壁よりリフトした
時に作動棒が傾くことを防止することができ、且つ膨張
弁の製造コストを上昇させることなく冷媒の高流速時の
絞り部の侵食を防止することができる。
時に作動棒が傾くことを防止することができ、且つ膨張
弁の製造コストを上昇させることなく冷媒の高流速時の
絞り部の侵食を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に適用された膨張弁の主要部
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図2】本発明の一実施例に適用された膨張弁の主要部
を示した断面図である。
を示した断面図である。
【図3】本発明の一実施例に適用された膨張弁の全体構
造を示した断面図である。
造を示した断面図である。
【図4】本発明の一実施例に適用されたガイドを示した
斜視図である。
斜視図である。
【図5】従来の膨張弁の主要部を示した断面図である。
【図6】従来の膨張弁の主要部を示した断面図である。
【図7】従来の膨張弁のリフト量と冷凍サイクルの低圧
側圧力との関係を示したグラフである。
側圧力との関係を示したグラフである。
1 膨張弁 2 弁本体 6 ボール弁(弁体) 8 作動棒 9 ガイド(環状部材) 10 高圧側流路(高圧側の冷媒流路) 11 低圧側流路(低圧側の冷媒流路) 12 区画壁 13 オリフィス(絞り部) 24 連通路
Claims (1)
- 【請求項1】 (a)内部に、高圧側流路と低圧側流路
とを区画する区画壁が設けられ、 且つこの区画壁に前記高圧側流路および前記低圧側流路
より内径の小さい絞り部が形成された弁本体と、 (b)前記高圧側流路内に移動可能に配され、前記絞り
部の開度を制御する弁体と、 (c)先端部が前記絞り部を貫通して前記弁体に当接す
るとともに、軸方向に変位して前記弁体を作動させる作
動棒と、 (d)この作動棒の外周または前記区画壁の内周に固定
され、前記区画壁の内周または前記作動棒の外周に摺動
自在に配され、前記2つの冷媒流路を連通する連通路が
形成された耐侵食性の環状部材とを備えた膨張弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4123409A JPH05346276A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 膨張弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4123409A JPH05346276A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 膨張弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05346276A true JPH05346276A (ja) | 1993-12-27 |
Family
ID=14859846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4123409A Pending JPH05346276A (ja) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | 膨張弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05346276A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004293779A (ja) * | 2003-03-12 | 2004-10-21 | Fuji Koki Corp | 膨張弁 |
| JP2008202800A (ja) * | 2001-07-12 | 2008-09-04 | Fuji Koki Corp | 膨張弁用防振部材 |
| KR100876046B1 (ko) * | 2001-07-12 | 2008-12-26 | 가부시기가이샤 후지고오키 | 팽창 밸브 및 팽창 밸브용 방진부재 |
| WO2022030309A1 (ja) * | 2020-08-03 | 2022-02-10 | イーグル工業株式会社 | 弁 |
-
1992
- 1992-05-15 JP JP4123409A patent/JPH05346276A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008202800A (ja) * | 2001-07-12 | 2008-09-04 | Fuji Koki Corp | 膨張弁用防振部材 |
| KR100876046B1 (ko) * | 2001-07-12 | 2008-12-26 | 가부시기가이샤 후지고오키 | 팽창 밸브 및 팽창 밸브용 방진부재 |
| JP2004293779A (ja) * | 2003-03-12 | 2004-10-21 | Fuji Koki Corp | 膨張弁 |
| WO2022030309A1 (ja) * | 2020-08-03 | 2022-02-10 | イーグル工業株式会社 | 弁 |
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