JPH0534721Y2 - - Google Patents
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- JPH0534721Y2 JPH0534721Y2 JP1988075966U JP7596688U JPH0534721Y2 JP H0534721 Y2 JPH0534721 Y2 JP H0534721Y2 JP 1988075966 U JP1988075966 U JP 1988075966U JP 7596688 U JP7596688 U JP 7596688U JP H0534721 Y2 JPH0534721 Y2 JP H0534721Y2
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Description
[産業上の利用分野]
この考案は、蒸留塔の運転状態に応じて、蒸留
塔から排出される高温の抜出流体と、蒸留塔に供
給される低温の被蒸留流体との間の熱交換を効率
良く行つて熱量原単位を下げ、運転コストの低下
を図ることのできる蒸留装置に関する。 [従来の技術] 近年、我が国の石油精製装置や石油化学装置の
能力は大幅に増加したものの、数次にわたる石油
危機を契機とする産業活動の停滞や産業用重油の
代替えエネルギーへの転換に伴つて、石油化学製
品の需要は大幅に減少し、従つて上記装置の稼働
率は大きく低下している。本来、上記装置の中心
的位置を占める蒸留装置は一般にエネルギー多消
費システムであるが、特に上記のように稼働率の
低下している状況においては、生産コストの低減
を図るためにシステム全体のエネルギーの有効利
用を図り、必要エネルギーを下げるべく、熱の回
収を工夫する必要がある。 例えば、原油の蒸留装置においては、被蒸留流
体である原油が、蒸留塔からの塔底油(残油)、
留出油分及び側線還流流体(以下、蒸留塔から抜
き出される塔底油(残油)、留出油分及び還流流
体等を抜出流体と称する。)によつて順次熱交換
器で予熱され、次いで必要により加熱炉において
所定温度まで昇温した後、蒸留塔に導入される。
従つて、上記予熱過程での熱交換器における熱回
収効率の良否は、製品の製造コストに大きな影響
を与えることになる。 この熱回収効率の向上を目的とした原油(石油
類)の蒸留装置が、特公昭57−49077号に示され
ている。これは、蒸留塔の抜出流体から熱を回収
し原油を予熱する多数の熱交換器を、各グループ
内の熱交換器に原油を分配して上記抜出流体との
熱交換を行つたときグループ内の各熱交換器から
出てくる原油の温度がほぼ同じになるように、か
つ熱交換した抜出流体が各熱交換器から出るその
温度をもほぼ同じになるように、しかも各グルー
プから出てきた各抜出流体の平均温度が相異なる
ように、グループ化した複数の熱交換器群が形成
されており、かつ原油を低温レベルの熱交換器群
から高温レベルの熱交換器群へと流通させて熱回
収を行う際、抜出流体のうちの蒸留塔塔頂部の還
流流体の一つを除く他の還流流体によつて蒸留塔
から除かれる還流熱量を一定化させつつ、還流流
体を除く抜出流体からの熱回収量が最大となるよ
うに、各熱交換器群内における各熱交換器へ流通
させる原油を分配する制御装置が設けられている
ものである。 また、特公昭57−49593号に開示された技術は、
複数段の熱交換器群と加熱炉とを備えた蒸留装置
において、熱交換器群の中間または熱交換器群へ
の導入前に分流した流体の一部を加熱炉の低温部
に供給することによつて、加熱炉の排ガス温度を
低下せしめ、加熱炉効率の向上や燃料の節減を可
能とするものである。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような従来技術において
は、前述した社会的背景等により蒸留装置の稼働
率を低下させる場合、処理量を減少させて連続運
転する方法または蒸留装置を間欠的に運転する方
法が採用されているが、いずれの場合にも次のよ
うな問題が生じる。 すなわち、減量運転を行うと、処理量が蒸留装
置の熱交換器の設計流量に対して大きく減少する
ので管側および胴側の流速が低下し、総括伝熱係
数が減少し、結果的に熱交換量が減少してしま
う。 さらに、運転時間の経過に伴つて系内の汚れが
伝熱管の内外面に付着して熱交換器の伝熱効率が
低下する上に、上記流速の低下とあいまつてその
汚れの付着速度が著しく増大させられ熱交換量の
低下が急速に進行する。従つて、伝熱管の内外面
の清掃を頻繁に行わなければならない。 一方、間欠的な運転を行う場合には、蒸留装置
の運転停止・再開の頻度が増え、これに伴つて作
業コストや燃料コストの増加による製造コストの
上昇につながると共に、装置の昇・降温による熱
疲労が大きくなり装置の耐用年数を低下させる。 また、上記の不都合を避けるために熱交換器ま
たは熱交換器群を複数系列設け、処理量に応じて
使用する系列の数を増減することが考えられる
が、その場合休止期間が前述の場合より長期とな
る。長期に休止させた系列の装置を再度立ち上げ
るには、生じたさび等を除去して制御弁、流量
計、フイルタ等の目詰まりを防止すると共に、ポ
ンプ等の回転機器の分解調整が必要となり、通常
の立ち上げ準備より期間と費用がかかり、結局コ
スト高となつてしまう。 [問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するこの考案の構成を、実施
例に対応する図を用いて説明する。 請求項1の考案は、蒸留塔2に供給される被蒸
留流体と該蒸留塔2または別の蒸留塔からの抜出
流体との間で熱交換を行う複数の熱交換器3A,
3B,…または熱交換器群30A,30B,…を
備えた蒸留装置において、少なくとも二つ以上の
上記熱交換器3A,3Bまた熱交換器群30A,
30Bに対して上記被蒸留流体または上記抜出流
体を並列に流通させる流通管9a,10a又は9
b,10bと、上記二つ以上の熱交換器3A,3
Bまたは熱交換器群30A,30Bに対して上記
流体を直列に流通させるように上記流通管9a,
10a又は9b,10b間を連絡する連絡管16
a又は16bと、上記流通管9a,10a又は9
b,10bと上記連絡管16a又は16bとにお
ける上記流体の流通停止制御と流量制御を行い上
記二つ以上の熱交換器3A,3Bまたは熱交換群
30A,30Bに対する上記流体の流通状態(直
列、並列又は折衷)を変更せしめる流量調節弁4
4a,47a又は44b,47bさらには52
と、上記流通状態の変更によつて生じる圧力損失
の変化を調整し上記流体の上記蒸留塔に対しての
所定流量を確保する圧力損失調整弁53若しくは
25,25a〜25c又は29,29a〜29g
とを設けた構成とした。 また、請求項2の考案は、蒸留塔2に供給され
る被蒸留流体と該蒸留塔2または別の蒸留塔から
の抜出流体との間で熱交換を行う複数の熱交換器
3A,3B,…または熱交換器群30A,30
B,…を備えた蒸留装置において、少なくとも二
つ以上の上記熱交換器3A,3Bまたは熱交換器
群30A,30Bに対して上記被蒸留流体および
上記抜出流体をそれぞれ個々に並列に流通させる
流通管9a,10a,9b,10bと、上記二つ
以上の熱交換器3A,3Bまたは熱交換器群30
A,30Bに対して上記流体をそれぞれ個々に直
列に流通させるように上記流通管9a,10a,
9b,10b間を連絡する連絡管16a,16b
と、上記流通管9a,10a,9b,10bと上
記連絡管16a,16bとにおける上記流体の流
通停止制御を行い上記二つ以上の熱交換器3A,
3Bまたは熱交換器群30A,30Bに対する上
記流体の流通状態(直列、並列又は折衷)を変更
せしめる開閉弁14a,15a,17a,14
b,15b,17bさらには32と、上記流通状
態の変更によつて生じる圧力損失の変化を調整し
上記流体の上記蒸留塔に対して所定流量を確保す
る圧力損失調整弁53若しくは25,25a〜2
5c又は29,29a〜29gとを設けた構成と
した。 上記開閉弁を流量調整弁44a,47a,44
b,47bさらには52としてもよい。 〔作用〕 上記蒸留装置における複数の熱交換器または熱
交換器群に対して流量調節弁を操作することによ
り、被蒸留流体または抜出流体の上記複数の熱交
換器または熱交換器群に対する上記流体の流通状
態を状況に応じて直列、並列、または直列と並列
の中間の折衷等に変更し、必要に応じて流通管や
連絡管の開度を調節して熱交換器内の上記流体の
流速を変化される。すなわち、装置処理能力に見
合つた稼働においては、例えば上記流体を流通管
を介して上記複数の熱交換器または熱交換器群に
対して並列に流通させる。処理量が装置能力を下
回るような運転を行うときには、上記流体を連絡
管を使用して上記複数の熱交換器または熱交換器
群に対して直列または並列と直列の中間の折衷状
態の流通状態に変更することにより、熱交換器内
の上記流体の流速を通常の稼働のときの流速に近
づける。この流通状態の変更によつて生じる圧力
損失の変化は、圧力損失調整弁により調整せら
れ、上記流体の上記蒸留塔に対しての所定流量が
確保せられる。これにより、流速がほぼ設計流速
に近づくので、総括伝熱係数が確保され、十分な
熱交換量が得られると共に、伝熱管の汚れ速度も
低いレベルに抑えられる。 なお、上記蒸留装置は、通常の稼働のときも上
記複数の熱交換器または熱交換器群に対して並列
と直列の中間の折衷状態の流通状態にしておき、
処理量が装置能力を下回るような運転を行うとき
には、上記折衷状態の流通状態において並列に近
い状態から直列に近い状態に変更してもよく、
種々の運転方法が存在する。 被蒸留流体と抜出流体の両方の流通状態を、直
列、並列、及び折衷に変更できるので、直列−並
列、並列−並列といつたように合計9種の組合せ
が可能となり、運転状態に的確かつ幅広く対応し
てより効率的に熱交換を行うことができる。 [実施例] 以下、図面を参照して、この考案の実施例を説
明する。 第1〜5図は、この考案の第1実施例で原油の
蒸留に適用した例を示すものである。第1図はそ
の全体図を示すもので、タンク等の原油供給源
(被蒸留流体源)1から蒸留塔2に向けて供給ポ
ンプ51、流量計60、流量調整弁53、後述す
る二つの熱交換器3A,3Bを構成単位とする複
数のユニツト7(第1図中に破線で囲つて示す部
分で、特定のユニツトをさす場合は、被蒸留流体
の流れに沿つて左から、第1ユニツト7a、第2
ユニツト7b…第10ユニツト7jと称する。)お
よび加熱炉5が、順次供給配管6aに介装され、
さらに必要によつて上記複数のユニツト7を二分
する如く第5ユニツト7eと第6ユニツト7fの
間に一対の脱塩槽4A,4Bが介装され、被蒸留
流体である原油を蒸留塔2に供給するようになつ
ている。 また、蒸留塔2からは沸点が異なる塔底油(残
油)、留出油分、側線還流流体等の各種抜出流体
を導出する複数の抜出配管6bが、ユニツト7
a,7b…7jにそれぞれ接続されており、被蒸
留流体と抜出流体との間で熱交換が行われるよう
になつている。上記各ユニツト7は、供給配管6
aに対して直列に接続されると共に、抜出配管6
bに対しては各抜出流体ごとに接続され、必要に
より一部の抜出配管6bにさらにユニツト7が介
装され、その抜出配管6bに対してはユニツト7
が直列になるように接続されている。 次に、上記ユニツト7について詳述する。 第2図ないし第5図に示すように、上記ユニツ
ト7は、一対の熱交換器3A,3Bと、供給配管
6aからの被蒸留流体流路と抜出配管6bからの
抜出流体流路とがそれぞれ上記熱交換器3A,3
Bに対して直列・並列切換可能に施工された配管
設備と、によつて構成され被蒸留流体と抜出流体
とが上記熱交換器3A,3Bを介して間接熱交換
するようになつている。 すなわち供給配管6aは、第1流通管9aと第
2流通管10aとに分岐し(分岐点8a)、この
第1流通管9aは熱交換器3Aに、また第2流通
管10aは熱交換器3Bにそれぞれ接続すると共
に、それぞれの熱交換器3A,3Bから出た第1
流通管9aと第2流通管10aは合流して(合流
点13a)再び供給配管6aとなつている。そし
て、上記第1流通管9aにおける熱交換器3Aと
合流点13aとの間に第1開閉弁14aが、ま
た、上記第2流通管10aにおける分岐点8aと
熱交換器3Bとの間に第2開閉弁15aが、それ
ぞれ設けられている。さらに、上記供給配管6a
内を流れる被蒸留流体を熱交換器3A,3Bに対
して直列に流通さる連絡管16aが途中に第3開
閉弁17aを有し、一端が第1流通管9aにおけ
る熱交換器3Aと第1開閉弁14aとの間に接続
され、他端が第2流通管10aにおける第2開閉
弁15aと熱交換器3Bの間に接続して配管され
ている。 同様に抜出配管6bも、第1流通管9bと第2
流通管10bとに分岐し(分岐点8b)、この第
1流通管9bは熱交換器3Bに、また第2流通管
10bは熱交換器3Aにそれぞれ接続すると共
に、各熱交換器3A,3Bからの第1流通管9b
と第2流通管10bは合流して(合流点13b)
再び抜出配管6bとなつている。そして、上記第
1流通管9bにおける熱交換器3Bと合流点13
bとの間に第1開閉弁14bが、また、上記第2
流通管10bにおける分岐点8bと熱交換器3A
との間に第2開閉弁15bが、それぞれ設けられ
ている。さらに、上記抜出配管6b内を流れる抜
出流体を熱交換器3A,3Bに対して直列に流通
させる連絡管16bが途中に第3開閉弁17bを
有し、一端が第1流通管9bにおける熱交換器3
Bと第1開閉弁14bとの間に接続され、他端が
第2流通管10bにおける第2開閉弁15bと熱
交換器3Aの間に接続して配管されている。 次に、この第1実施例における上記ユニツト7
どうしの接続構造について詳述する。 ユニツト7の被蒸留流体側の接続構造は、まず
原油供給源から蒸留塔2に向けてユニツト7が五
つ直列に接続され、その第5ユニツト7eの蒸留
塔2側に一対の脱塩槽4A,4Bが接続されてい
る。この脱塩槽4A,4Bとの接続は、次のよう
になつている。すなわち、熱交換器3Bからの第
2流通管10aに流通管18の一端が接続され、
他端が脱塩槽4Aに接続されており、また熱交換
器3Aからの第1流通管9aには開閉弁21を有
する流通管19の一端が接続され、他端が脱塩槽
4Bに接続されている。 そして、脱塩槽4A,4Bから出た流通管1
8,19は、ユニツト7における熱交換器3A,
3Bに対する配管設備と同様に、合流して再び供
給配管6aとなると共に、流通管18における脱
塩槽4Aと上記合流点との間に開閉弁22が設け
られ、さらに、連絡管20が途中に開閉弁23を
有し、一端が上記流通管18における脱塩槽4A
と上記開閉弁22との間に接続され、他端が上記
流通管19における開閉弁21と脱塩槽4Bの間
に接続配管されている。 この脱塩槽4A,4Bの下流側には、さらに蒸
留塔2に向けてユニツト7が直列に五つ接続さ
れ、次いでその第10ユニツト7jと蒸留塔2と
の間に加熱炉5が接続されている。すなわち、第
10ユニツト7jからの供給配管6aは、ヘツダ
管を介して複数(この第1実施例では3本)の伝
熱管24a,24b,2cに分岐され、その各伝
熱管24a,24b,24cは加熱炉5内を経て
再びヘツダ管を介して合流し供給配管6aとなつ
て蒸留塔2に接続している。上記ヘツダ管から分
岐された加熱炉5の流入側の各伝熱管24a,2
4b,24cには、流量調整弁25a,25b,
25c(第2図ないし第8図では「25」で示さ
れている。)が介装されており、各伝熱管24a,
24b,24cに設けられた流量計(図示せず)
の流量信号に基づいて開度が調整され、各伝熱管
24a,24b,24cを流れる被蒸留流体の流
量が均一になる様になつている。 次に、ユニツト7の抜出流体側の接続構造につ
いて述べる。 上記蒸留塔2には、複数の抜出配管6bが設け
られており、塔上部から低沸点成分の抜出流体
が、塔底部から高沸点成分の抜出流体が各抜出配
管6bによつて導出されていて、順次下方に行く
ほど高温の抜出流体が抜き出されている。 この第1実施例では、第1図の蒸留塔2の塔上
部右側から塔底部にかけて順次、灯油の導出配管
26b、軽質軽油の導出配管26h、重質軽油の
導出配管26iおよび塔底油の導出配管26j
が、留出油分を抜き出す抜出配管6bとして設け
られている。また蒸留塔2の塔上部左側には、蒸
留塔2から出て上記ユニツト7を経由しその抜出
流体の温度を低下させた後ふたたび蒸留塔2の導
出位置より上段の位置に戻る三つの還流配管27
a,27f,27gが抜出配管6bとして設けら
れている。(特定の抜出配管をさす場合には、導
出配管26b,26h,26i,26jまたは還
流配管27a,27f,27gと称する。) これら留出油分、側線還流流体等の温度が異な
る抜出流体を導出する各抜出配管6bは、被蒸留
流体が温度の低い抜出流体から高温の抜出流体へ
と順次熱交換して加熱炉5に至るように各ユニツ
ト7に接続されている。 すなわち、蒸留塔2からの抜出流体のうち、一
番高温である塔底油の導出配管26jは、途中で
ポンプ28jが介装されて加熱炉5にもつとも近
い第10ユニツト7jに接続されている。次に高温
の重質軽油の導出配管26iは途中でポンプ28
iが介装されて第9ユニツト7iに接続され、軽
質軽油の導出配管26hは途中でポンプ28hが
介装されて第8ユニツト7hに接続されている。
そして、これら第10ユニツト7j、第9ユニツト
7iおよび第8ユニツト7hからでた各導出配管
26j,26i,26hはそれぞれ第5ユニツト
7e、第4ユニツト7d、第3ユニツト7cに接
続れている。さらに、この第5ユニツト7e、第
4ユニツト7d、第3ユニツト7cの各ユニツト
から出た導出配管26j,26i,26hには、
それぞれ流量調整弁29e,29d,29cが設
けられ、図示しない貯槽に接続されている。 比較的低温の灯油の導出配管26bは、第2ユ
ニツト7bに接続されていると共に、この第2ユ
ニツト7bから出た導出配管26bは流量調整弁
29bが設けられて図示しない貯槽に接続されて
いる。また上記還流配管27g,27f,27a
は、それぞれ途中でポンプ28g,28f,28
aが介装されて高温側から順に第7ユニツト7
g、第6ユニツト7f、第1ユニツト7aの各ユ
ニツトに接続されていると共に、第7ユニツト7
g、第6ユニツト7f、第1ユニツト7aの各ユ
ニツトから出た還流配管27g,27f,27a
は、それぞれ途中で流量調整弁29g,29f,
29aが設けられて上記蒸留塔2に接続されてい
る。 上記の如く配管されたユニツト7の抜出流体の
熱交換器流入側の温度は、第10ユニツト7jが一
番高く、第1ユニツト7aに向かうにしたがつて
順次低下するようになつている。 なお、上記の各流量調整弁29a,29b,2
9c,29d,29e,29f,29g(第2図
ないし第11図で「29」で示されている。)は、
それぞれの導出配管に取り付けられている流量計
(図示せず)に流量信号に基づいて所定の流量が
流れるように開度が自動調整されるものである。 次に、上記のように構成された第1実施例の蒸
留装置の作用について述べる。 第1図に示すように被蒸留流体である原油は、
供給ポンプ51によつて、タンク等の原油供給源
1から流量計60、流量調整弁53を経て、蒸留
塔2の抜出流体を熱源とする熱交換器3A,3B
を構成単位とする複数のユニツト7からなる熱回
収系で予熱され、また必要によりその熱回収系中
に設けられた脱塩槽4A,4Bにより原油中の海
水が除去され、その後加熱炉5でさらに加熱され
蒸留塔2に導入される。 即ち、原油は第1ユニツト7a、第2ユニツト
7b、第3ユニツト7c、第4ユニツト7d、第
5ユニツト7e、一対の脱塩槽4A,4B、第6
ユニツト7f、第7ユニツト7g,第8ユニツト
7h、第9ユニツト7i、第10ユニツト7jおよ
び加熱炉5を順次通り所定の温度に加熱されて蒸
留塔2に供給され、供給された原油は蒸留塔2で
各留出油分に蒸留される。蒸留塔2からの抜出流
体のうちで一番高温である塔底油は、導出配管2
6jを介してポンプ28jにより加熱炉5に最も
近い第10ユニツト7jに導入され、さらにこの第
10ユニツト7jからでた塔底油が導出配管26j
を介して第5ユニツト7eに導入され、該塔底油
は原油を予熱して自身は冷却されれる。この第5
ユニツト7eから導出された塔底油は、必要によ
りさらに図示されていないエアフインクーラ等に
にり冷却されると共に、流量調整弁29eを経
て、図示しない貯槽に貯蔵される。 同様に、塔底油よりは温度が低い重質軽油およ
び軽質軽油も、ぞれぞれ各導出配管26i,26
hを介してポンプ28i,28hにより、重質軽
油が順次第9ユニツト7i、第4ユニツト7dに
導入され冷却されると共に、軽質軽油が順次第8
ユニツト7h、第3ユニツト7cに導入されて冷
却され、その後各流量調整弁29d,29cを経
て図示しない貯槽に貯蔵される。さらに低温の灯
油は、導出配管26bを介してポンプ28bによ
り第2ユニツト7bに導入されて冷却され、流量
調整弁29bを経て図示しない貯槽に導入され
る。また各側線還流は、それぞれの温度に合わせ
高温側からそれぞれ各還流配管27g,27f,
27aを介してポンプ28g,28f,28aに
より第7ユニツト7g、第6ユニツト7f、第1
ユニツト7aの各ユニツトに導入されて冷却され
ると共に、各ユニツトから出た側線還流はそれぞ
れ途中で流量調整弁29g,29f,29aを経
て上記蒸留塔2に還流される。 従つて原油は、第1ユニツト7a、第2ユニツ
ト7b、…第10ユニツト7jと経るにしたがつて
順次高温の抜出流体と熱交換し予熱され熱回収が
行われるようになつている。なお、上記流量調整
弁53は供給量を所定の値に制御し、流量調整弁
29b,29c,29d,29eは各留出油分の
抜出量を所定の値に制御し、流量調整弁29a,
29f,29gは還流熱量を所定の値に制御し、
それぞれ蒸留が円滑に行われるように制御してい
る。 かくの如き第1実施例の装置において、設計能
力に近い処理量で装置を稼働する場合は、第2図
に示すように、ユニツト7における二つの熱交換
器3A,3Bに対して被蒸留流体(原油)と抜出
流体とがそれぞれ並列に流れるように各第1開閉
弁14a,14bと第2開閉弁15a,15bと
を開とし、各第3開閉弁17a,17bを閉とし
て、被蒸留流体、抜出流体ともに第1流通管9
a,9bと第2流通管10a,10bを流通させ
る。(第2〜11図においては、便宜的に開状態
の開閉弁を白ぬきで、閉状態の開閉弁を黒く塗り
つぶして表示している。)これにより、各流体は
分岐点8a,8bで分流してそれぞれ熱交換器3
A,3Bに流れ、各熱交換器3A,3Bにおける
流速がほぼ設計どうりとなるので、総括伝熱係数
が低下することなく、十分な熱交換量が得られ、
伝熱管の汚れも早期に進行することがない。 一方、上記装置での処理を大幅に低下させる場
合、例えば処理量を設計量のほぼ半分以下にする
ような場合には、第3図に示すように、ユニツト
7における二つの熱交換器3A,3Bに対して被
蒸留流体と抜出流体とがそれぞれ直列に流れるよ
うに各第1開閉弁14a,14bと第2開閉弁1
5a,15bとを閉とし、各第3開閉弁17a,
17bを開として、被蒸留流体を第1流通管9
a、熱交換器3A、連絡管16a、熱交換器3B
および第2流通管10aに順次流通させると共
に、抜出流体を第1流通管9b、熱交換器3B、
連絡管16b、熱交換器3Aおよび、第2流通管
10bに順次流通させる。これにより、各流体は
それぞれ全量が熱交換器3A,3Bに流れ、各熱
交換器3A,3Bにおける流速がほぼ設計流速に
近づくので、総括伝熱係数が確保され、十分な熱
交換量が得られると共に、伝熱管の汚れ速度も低
いレベルに抑えられる。 上記直列運転では、各熱交換器3A,3Bを流
通する流量は、設計能力に近い処理量で装置を稼
働させる上記並列運転の場合とほぼ等しくなる
が、圧力損失は二つの熱交換器3A,3Bを流通
させるため、上記並列運転に比較して増加する。
この並列運転から直列運転への流通状態の変更に
よつて生じる圧力損失の増加は、被蒸留流体側の
場合は流量調整弁53または流量調整弁25a,
25b,25cが開方向に作動し、また抜出流体
側の場合は流量調整弁29a,29b,29c,
29d,29e,29f,29gがそれぞれ開方
向に作動し、調整され蒸留塔2に対する所定の供
給量と抜出量とが確保される。また、上記運転変
更とは逆に上記直列運転から上記並列運転に変更
した場合には、流量調整弁53または流量調整弁
25a,25b,25cが閉方向に作動し、また
流量調整弁29a,29b,29c,29d,2
9e,29f,29gがそれぞれ閉方向に作動し
て圧力を調整し蒸留塔2に対する所定の供給量と
抜出量とが確保される。従つて、流量調整弁の圧
力損失調整可能範囲であれば、その処理量の変更
は任意の範囲で行うことが出来る。 また、被蒸留流体である原油が脱塩槽4A,4
Bを流通する流路は、必要に応じて熱交換器3
A,3Bに対する流通と同様に、開閉弁21,2
2,23を操作することによつて直列または並列
にする。 なお、上記第1実施例では、塔底油、各留出油
分、側線還流流体の全ての抜出流体の熱回収の為
に、上記ユニツト7のみを多数設けた例を示した
が、例えば最も熱回収率の良い塔底油だけを熱回
収するために上記ユニツト7が一つからなる熱回
収系にしてもよいのは言うまでもない。 さらに、上記実施例の作用説明にあたつては、
被蒸留流体側と抜出流体側とが共に同じ並列運転
または直列運転となることで説明したが、被蒸留
流体側と抜出流体側とが互いに異なる流通状態を
取ることがある。 すなわち、第4図に示すようにユニツト7にお
ける二つの熱交換器3A,3Bに対して被蒸留流
体が並列に流れるように第1開閉弁14aと第2
開閉弁15aとを開とし、第3開閉弁17aを閉
として、被蒸留流体を第1流通管9aと第2流通
管10aとに流通させ、一方、抜出流体において
は、二つの熱交換器3A,3Bに対して直列に流
れるように第1開閉弁14bと第2開閉弁15と
を閉とし、第3開閉弁17bを開として、抜出流
体を第1流通管9b、熱交換器3B、連絡管16
b、熱交換器3A、第2流通管10bと順次流通
させる場合と、第5図に示すようにユニツト7に
おける二つの熱交換器3A,3Bに対して被蒸留
流体が直列に流れるように第1開閉弁14aと第
2開閉弁15aとを閉とし、第3開閉弁17aを
開として、被蒸留流体を第1流通管9a、熱交換
器3A、連絡管16a、熱交換器3B、第2流通
管10aとに順次流通させる一方、抜出流体にお
いては、二つの熱交換器3A,3Bに対して並列
に流れるように第1開閉弁14bと第2開閉弁1
5bとを開とし、第3開閉弁17bを閉として、
抜出流体を第1流通管9bと第2流通管10bを
流通させる場合とがある。 上記の如き被蒸留流体側と抜出流体側とが互い
に異なる流通状態を取るケースとしては、例えは
熱回収系による熱回収量が大きすぎ蒸留塔入熱量
が必要以上に大きくなり、塔頂還流や側線還流な
どの冷却の能力不足が生じる状態や更に第1実施
例のように加熱炉5がある装置ではその熱回収系
による熱回収量が大きすぎて加熱炉がMIN.
DUTY以下になり、安定した運転が出来ないと
言つた状態になつたときなどにおける回収熱量の
調整の場合、また原油の組成などが変わり或る留
分が少なく成つたり増加したりした場合等が挙げ
られる。第4図の場合は、ある抜出流体の流量が
熱交換器の設計流量に対して比較的少なく、被蒸
留流体の流量が熱交換器の設計流量と同等または
それ以上の場合に採用することにより、また第5
図の場合はその逆の場合に採用することにより、
それぞれ熱交換器内の適正な流速を得ることがで
きる。 なお、上記理由等により予め被蒸留流体側また
は抜出流体側のいずれかが並列運転または直列運
転への流通状態の変更がない場合は、該流体の熱
交換器への流通状態の変更を行う設備を省略した
ユニツト7からなる熱回収系にしてもよいのは言
うまでもない。 さらに、上記第1実施例において、例えば第1
開閉弁14aと第3開閉弁17aとを省略し第1
流通管9aと連絡管16aとの接続部に三方弁を
設け弁の数を少なくするようにしてもよいのは言
うまでもない。また、被蒸留流体と抜出流体は、
同一の蒸留塔に係わるものに限定する必要はな
く、該流体が別々の蒸留塔のものであつてもよい
のは無論である。 第6図および第7図はこの考案の第2実施例で
あるユニツトを示すもので、第1実施例における
熱交換器3A,3Bの替わりに、複数の熱交換器
3…が第1流通管9a、第2流通管10aにそれ
ぞれ直列に配列された熱交換器群30A,30B
が採用されている。各熱交換器群30A,30B
においては、抜出流体の第1流通管9b、第2流
通管10bそれぞれが、被蒸留流体側における下
流の熱交換器3から上流の熱交換器3に順次抜出
流体が流れるように接続されている。各熱交換器
群30A,30Bをそれぞれ1つの熱交換器3
A,3Bと見れば、その構成および作用共に上記
第1実施例と同様である。 この第2実施例において、第6図に示す並列運
転と第7図に示す直列運転との熱交換量の比較を
塔底油から熱回収する熱回収系で行つた場合のシ
ユミレーシヨンにより求めた。その結果を第1表
に示す。ただし、装置の設定能力は被蒸留流体が
700Kl/H、抜出流体である塔底油が320Kl/Hで
ある。
塔から排出される高温の抜出流体と、蒸留塔に供
給される低温の被蒸留流体との間の熱交換を効率
良く行つて熱量原単位を下げ、運転コストの低下
を図ることのできる蒸留装置に関する。 [従来の技術] 近年、我が国の石油精製装置や石油化学装置の
能力は大幅に増加したものの、数次にわたる石油
危機を契機とする産業活動の停滞や産業用重油の
代替えエネルギーへの転換に伴つて、石油化学製
品の需要は大幅に減少し、従つて上記装置の稼働
率は大きく低下している。本来、上記装置の中心
的位置を占める蒸留装置は一般にエネルギー多消
費システムであるが、特に上記のように稼働率の
低下している状況においては、生産コストの低減
を図るためにシステム全体のエネルギーの有効利
用を図り、必要エネルギーを下げるべく、熱の回
収を工夫する必要がある。 例えば、原油の蒸留装置においては、被蒸留流
体である原油が、蒸留塔からの塔底油(残油)、
留出油分及び側線還流流体(以下、蒸留塔から抜
き出される塔底油(残油)、留出油分及び還流流
体等を抜出流体と称する。)によつて順次熱交換
器で予熱され、次いで必要により加熱炉において
所定温度まで昇温した後、蒸留塔に導入される。
従つて、上記予熱過程での熱交換器における熱回
収効率の良否は、製品の製造コストに大きな影響
を与えることになる。 この熱回収効率の向上を目的とした原油(石油
類)の蒸留装置が、特公昭57−49077号に示され
ている。これは、蒸留塔の抜出流体から熱を回収
し原油を予熱する多数の熱交換器を、各グループ
内の熱交換器に原油を分配して上記抜出流体との
熱交換を行つたときグループ内の各熱交換器から
出てくる原油の温度がほぼ同じになるように、か
つ熱交換した抜出流体が各熱交換器から出るその
温度をもほぼ同じになるように、しかも各グルー
プから出てきた各抜出流体の平均温度が相異なる
ように、グループ化した複数の熱交換器群が形成
されており、かつ原油を低温レベルの熱交換器群
から高温レベルの熱交換器群へと流通させて熱回
収を行う際、抜出流体のうちの蒸留塔塔頂部の還
流流体の一つを除く他の還流流体によつて蒸留塔
から除かれる還流熱量を一定化させつつ、還流流
体を除く抜出流体からの熱回収量が最大となるよ
うに、各熱交換器群内における各熱交換器へ流通
させる原油を分配する制御装置が設けられている
ものである。 また、特公昭57−49593号に開示された技術は、
複数段の熱交換器群と加熱炉とを備えた蒸留装置
において、熱交換器群の中間または熱交換器群へ
の導入前に分流した流体の一部を加熱炉の低温部
に供給することによつて、加熱炉の排ガス温度を
低下せしめ、加熱炉効率の向上や燃料の節減を可
能とするものである。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような従来技術において
は、前述した社会的背景等により蒸留装置の稼働
率を低下させる場合、処理量を減少させて連続運
転する方法または蒸留装置を間欠的に運転する方
法が採用されているが、いずれの場合にも次のよ
うな問題が生じる。 すなわち、減量運転を行うと、処理量が蒸留装
置の熱交換器の設計流量に対して大きく減少する
ので管側および胴側の流速が低下し、総括伝熱係
数が減少し、結果的に熱交換量が減少してしま
う。 さらに、運転時間の経過に伴つて系内の汚れが
伝熱管の内外面に付着して熱交換器の伝熱効率が
低下する上に、上記流速の低下とあいまつてその
汚れの付着速度が著しく増大させられ熱交換量の
低下が急速に進行する。従つて、伝熱管の内外面
の清掃を頻繁に行わなければならない。 一方、間欠的な運転を行う場合には、蒸留装置
の運転停止・再開の頻度が増え、これに伴つて作
業コストや燃料コストの増加による製造コストの
上昇につながると共に、装置の昇・降温による熱
疲労が大きくなり装置の耐用年数を低下させる。 また、上記の不都合を避けるために熱交換器ま
たは熱交換器群を複数系列設け、処理量に応じて
使用する系列の数を増減することが考えられる
が、その場合休止期間が前述の場合より長期とな
る。長期に休止させた系列の装置を再度立ち上げ
るには、生じたさび等を除去して制御弁、流量
計、フイルタ等の目詰まりを防止すると共に、ポ
ンプ等の回転機器の分解調整が必要となり、通常
の立ち上げ準備より期間と費用がかかり、結局コ
スト高となつてしまう。 [問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するこの考案の構成を、実施
例に対応する図を用いて説明する。 請求項1の考案は、蒸留塔2に供給される被蒸
留流体と該蒸留塔2または別の蒸留塔からの抜出
流体との間で熱交換を行う複数の熱交換器3A,
3B,…または熱交換器群30A,30B,…を
備えた蒸留装置において、少なくとも二つ以上の
上記熱交換器3A,3Bまた熱交換器群30A,
30Bに対して上記被蒸留流体または上記抜出流
体を並列に流通させる流通管9a,10a又は9
b,10bと、上記二つ以上の熱交換器3A,3
Bまたは熱交換器群30A,30Bに対して上記
流体を直列に流通させるように上記流通管9a,
10a又は9b,10b間を連絡する連絡管16
a又は16bと、上記流通管9a,10a又は9
b,10bと上記連絡管16a又は16bとにお
ける上記流体の流通停止制御と流量制御を行い上
記二つ以上の熱交換器3A,3Bまたは熱交換群
30A,30Bに対する上記流体の流通状態(直
列、並列又は折衷)を変更せしめる流量調節弁4
4a,47a又は44b,47bさらには52
と、上記流通状態の変更によつて生じる圧力損失
の変化を調整し上記流体の上記蒸留塔に対しての
所定流量を確保する圧力損失調整弁53若しくは
25,25a〜25c又は29,29a〜29g
とを設けた構成とした。 また、請求項2の考案は、蒸留塔2に供給され
る被蒸留流体と該蒸留塔2または別の蒸留塔から
の抜出流体との間で熱交換を行う複数の熱交換器
3A,3B,…または熱交換器群30A,30
B,…を備えた蒸留装置において、少なくとも二
つ以上の上記熱交換器3A,3Bまたは熱交換器
群30A,30Bに対して上記被蒸留流体および
上記抜出流体をそれぞれ個々に並列に流通させる
流通管9a,10a,9b,10bと、上記二つ
以上の熱交換器3A,3Bまたは熱交換器群30
A,30Bに対して上記流体をそれぞれ個々に直
列に流通させるように上記流通管9a,10a,
9b,10b間を連絡する連絡管16a,16b
と、上記流通管9a,10a,9b,10bと上
記連絡管16a,16bとにおける上記流体の流
通停止制御を行い上記二つ以上の熱交換器3A,
3Bまたは熱交換器群30A,30Bに対する上
記流体の流通状態(直列、並列又は折衷)を変更
せしめる開閉弁14a,15a,17a,14
b,15b,17bさらには32と、上記流通状
態の変更によつて生じる圧力損失の変化を調整し
上記流体の上記蒸留塔に対して所定流量を確保す
る圧力損失調整弁53若しくは25,25a〜2
5c又は29,29a〜29gとを設けた構成と
した。 上記開閉弁を流量調整弁44a,47a,44
b,47bさらには52としてもよい。 〔作用〕 上記蒸留装置における複数の熱交換器または熱
交換器群に対して流量調節弁を操作することによ
り、被蒸留流体または抜出流体の上記複数の熱交
換器または熱交換器群に対する上記流体の流通状
態を状況に応じて直列、並列、または直列と並列
の中間の折衷等に変更し、必要に応じて流通管や
連絡管の開度を調節して熱交換器内の上記流体の
流速を変化される。すなわち、装置処理能力に見
合つた稼働においては、例えば上記流体を流通管
を介して上記複数の熱交換器または熱交換器群に
対して並列に流通させる。処理量が装置能力を下
回るような運転を行うときには、上記流体を連絡
管を使用して上記複数の熱交換器または熱交換器
群に対して直列または並列と直列の中間の折衷状
態の流通状態に変更することにより、熱交換器内
の上記流体の流速を通常の稼働のときの流速に近
づける。この流通状態の変更によつて生じる圧力
損失の変化は、圧力損失調整弁により調整せら
れ、上記流体の上記蒸留塔に対しての所定流量が
確保せられる。これにより、流速がほぼ設計流速
に近づくので、総括伝熱係数が確保され、十分な
熱交換量が得られると共に、伝熱管の汚れ速度も
低いレベルに抑えられる。 なお、上記蒸留装置は、通常の稼働のときも上
記複数の熱交換器または熱交換器群に対して並列
と直列の中間の折衷状態の流通状態にしておき、
処理量が装置能力を下回るような運転を行うとき
には、上記折衷状態の流通状態において並列に近
い状態から直列に近い状態に変更してもよく、
種々の運転方法が存在する。 被蒸留流体と抜出流体の両方の流通状態を、直
列、並列、及び折衷に変更できるので、直列−並
列、並列−並列といつたように合計9種の組合せ
が可能となり、運転状態に的確かつ幅広く対応し
てより効率的に熱交換を行うことができる。 [実施例] 以下、図面を参照して、この考案の実施例を説
明する。 第1〜5図は、この考案の第1実施例で原油の
蒸留に適用した例を示すものである。第1図はそ
の全体図を示すもので、タンク等の原油供給源
(被蒸留流体源)1から蒸留塔2に向けて供給ポ
ンプ51、流量計60、流量調整弁53、後述す
る二つの熱交換器3A,3Bを構成単位とする複
数のユニツト7(第1図中に破線で囲つて示す部
分で、特定のユニツトをさす場合は、被蒸留流体
の流れに沿つて左から、第1ユニツト7a、第2
ユニツト7b…第10ユニツト7jと称する。)お
よび加熱炉5が、順次供給配管6aに介装され、
さらに必要によつて上記複数のユニツト7を二分
する如く第5ユニツト7eと第6ユニツト7fの
間に一対の脱塩槽4A,4Bが介装され、被蒸留
流体である原油を蒸留塔2に供給するようになつ
ている。 また、蒸留塔2からは沸点が異なる塔底油(残
油)、留出油分、側線還流流体等の各種抜出流体
を導出する複数の抜出配管6bが、ユニツト7
a,7b…7jにそれぞれ接続されており、被蒸
留流体と抜出流体との間で熱交換が行われるよう
になつている。上記各ユニツト7は、供給配管6
aに対して直列に接続されると共に、抜出配管6
bに対しては各抜出流体ごとに接続され、必要に
より一部の抜出配管6bにさらにユニツト7が介
装され、その抜出配管6bに対してはユニツト7
が直列になるように接続されている。 次に、上記ユニツト7について詳述する。 第2図ないし第5図に示すように、上記ユニツ
ト7は、一対の熱交換器3A,3Bと、供給配管
6aからの被蒸留流体流路と抜出配管6bからの
抜出流体流路とがそれぞれ上記熱交換器3A,3
Bに対して直列・並列切換可能に施工された配管
設備と、によつて構成され被蒸留流体と抜出流体
とが上記熱交換器3A,3Bを介して間接熱交換
するようになつている。 すなわち供給配管6aは、第1流通管9aと第
2流通管10aとに分岐し(分岐点8a)、この
第1流通管9aは熱交換器3Aに、また第2流通
管10aは熱交換器3Bにそれぞれ接続すると共
に、それぞれの熱交換器3A,3Bから出た第1
流通管9aと第2流通管10aは合流して(合流
点13a)再び供給配管6aとなつている。そし
て、上記第1流通管9aにおける熱交換器3Aと
合流点13aとの間に第1開閉弁14aが、ま
た、上記第2流通管10aにおける分岐点8aと
熱交換器3Bとの間に第2開閉弁15aが、それ
ぞれ設けられている。さらに、上記供給配管6a
内を流れる被蒸留流体を熱交換器3A,3Bに対
して直列に流通さる連絡管16aが途中に第3開
閉弁17aを有し、一端が第1流通管9aにおけ
る熱交換器3Aと第1開閉弁14aとの間に接続
され、他端が第2流通管10aにおける第2開閉
弁15aと熱交換器3Bの間に接続して配管され
ている。 同様に抜出配管6bも、第1流通管9bと第2
流通管10bとに分岐し(分岐点8b)、この第
1流通管9bは熱交換器3Bに、また第2流通管
10bは熱交換器3Aにそれぞれ接続すると共
に、各熱交換器3A,3Bからの第1流通管9b
と第2流通管10bは合流して(合流点13b)
再び抜出配管6bとなつている。そして、上記第
1流通管9bにおける熱交換器3Bと合流点13
bとの間に第1開閉弁14bが、また、上記第2
流通管10bにおける分岐点8bと熱交換器3A
との間に第2開閉弁15bが、それぞれ設けられ
ている。さらに、上記抜出配管6b内を流れる抜
出流体を熱交換器3A,3Bに対して直列に流通
させる連絡管16bが途中に第3開閉弁17bを
有し、一端が第1流通管9bにおける熱交換器3
Bと第1開閉弁14bとの間に接続され、他端が
第2流通管10bにおける第2開閉弁15bと熱
交換器3Aの間に接続して配管されている。 次に、この第1実施例における上記ユニツト7
どうしの接続構造について詳述する。 ユニツト7の被蒸留流体側の接続構造は、まず
原油供給源から蒸留塔2に向けてユニツト7が五
つ直列に接続され、その第5ユニツト7eの蒸留
塔2側に一対の脱塩槽4A,4Bが接続されてい
る。この脱塩槽4A,4Bとの接続は、次のよう
になつている。すなわち、熱交換器3Bからの第
2流通管10aに流通管18の一端が接続され、
他端が脱塩槽4Aに接続されており、また熱交換
器3Aからの第1流通管9aには開閉弁21を有
する流通管19の一端が接続され、他端が脱塩槽
4Bに接続されている。 そして、脱塩槽4A,4Bから出た流通管1
8,19は、ユニツト7における熱交換器3A,
3Bに対する配管設備と同様に、合流して再び供
給配管6aとなると共に、流通管18における脱
塩槽4Aと上記合流点との間に開閉弁22が設け
られ、さらに、連絡管20が途中に開閉弁23を
有し、一端が上記流通管18における脱塩槽4A
と上記開閉弁22との間に接続され、他端が上記
流通管19における開閉弁21と脱塩槽4Bの間
に接続配管されている。 この脱塩槽4A,4Bの下流側には、さらに蒸
留塔2に向けてユニツト7が直列に五つ接続さ
れ、次いでその第10ユニツト7jと蒸留塔2と
の間に加熱炉5が接続されている。すなわち、第
10ユニツト7jからの供給配管6aは、ヘツダ
管を介して複数(この第1実施例では3本)の伝
熱管24a,24b,2cに分岐され、その各伝
熱管24a,24b,24cは加熱炉5内を経て
再びヘツダ管を介して合流し供給配管6aとなつ
て蒸留塔2に接続している。上記ヘツダ管から分
岐された加熱炉5の流入側の各伝熱管24a,2
4b,24cには、流量調整弁25a,25b,
25c(第2図ないし第8図では「25」で示さ
れている。)が介装されており、各伝熱管24a,
24b,24cに設けられた流量計(図示せず)
の流量信号に基づいて開度が調整され、各伝熱管
24a,24b,24cを流れる被蒸留流体の流
量が均一になる様になつている。 次に、ユニツト7の抜出流体側の接続構造につ
いて述べる。 上記蒸留塔2には、複数の抜出配管6bが設け
られており、塔上部から低沸点成分の抜出流体
が、塔底部から高沸点成分の抜出流体が各抜出配
管6bによつて導出されていて、順次下方に行く
ほど高温の抜出流体が抜き出されている。 この第1実施例では、第1図の蒸留塔2の塔上
部右側から塔底部にかけて順次、灯油の導出配管
26b、軽質軽油の導出配管26h、重質軽油の
導出配管26iおよび塔底油の導出配管26j
が、留出油分を抜き出す抜出配管6bとして設け
られている。また蒸留塔2の塔上部左側には、蒸
留塔2から出て上記ユニツト7を経由しその抜出
流体の温度を低下させた後ふたたび蒸留塔2の導
出位置より上段の位置に戻る三つの還流配管27
a,27f,27gが抜出配管6bとして設けら
れている。(特定の抜出配管をさす場合には、導
出配管26b,26h,26i,26jまたは還
流配管27a,27f,27gと称する。) これら留出油分、側線還流流体等の温度が異な
る抜出流体を導出する各抜出配管6bは、被蒸留
流体が温度の低い抜出流体から高温の抜出流体へ
と順次熱交換して加熱炉5に至るように各ユニツ
ト7に接続されている。 すなわち、蒸留塔2からの抜出流体のうち、一
番高温である塔底油の導出配管26jは、途中で
ポンプ28jが介装されて加熱炉5にもつとも近
い第10ユニツト7jに接続されている。次に高温
の重質軽油の導出配管26iは途中でポンプ28
iが介装されて第9ユニツト7iに接続され、軽
質軽油の導出配管26hは途中でポンプ28hが
介装されて第8ユニツト7hに接続されている。
そして、これら第10ユニツト7j、第9ユニツト
7iおよび第8ユニツト7hからでた各導出配管
26j,26i,26hはそれぞれ第5ユニツト
7e、第4ユニツト7d、第3ユニツト7cに接
続れている。さらに、この第5ユニツト7e、第
4ユニツト7d、第3ユニツト7cの各ユニツト
から出た導出配管26j,26i,26hには、
それぞれ流量調整弁29e,29d,29cが設
けられ、図示しない貯槽に接続されている。 比較的低温の灯油の導出配管26bは、第2ユ
ニツト7bに接続されていると共に、この第2ユ
ニツト7bから出た導出配管26bは流量調整弁
29bが設けられて図示しない貯槽に接続されて
いる。また上記還流配管27g,27f,27a
は、それぞれ途中でポンプ28g,28f,28
aが介装されて高温側から順に第7ユニツト7
g、第6ユニツト7f、第1ユニツト7aの各ユ
ニツトに接続されていると共に、第7ユニツト7
g、第6ユニツト7f、第1ユニツト7aの各ユ
ニツトから出た還流配管27g,27f,27a
は、それぞれ途中で流量調整弁29g,29f,
29aが設けられて上記蒸留塔2に接続されてい
る。 上記の如く配管されたユニツト7の抜出流体の
熱交換器流入側の温度は、第10ユニツト7jが一
番高く、第1ユニツト7aに向かうにしたがつて
順次低下するようになつている。 なお、上記の各流量調整弁29a,29b,2
9c,29d,29e,29f,29g(第2図
ないし第11図で「29」で示されている。)は、
それぞれの導出配管に取り付けられている流量計
(図示せず)に流量信号に基づいて所定の流量が
流れるように開度が自動調整されるものである。 次に、上記のように構成された第1実施例の蒸
留装置の作用について述べる。 第1図に示すように被蒸留流体である原油は、
供給ポンプ51によつて、タンク等の原油供給源
1から流量計60、流量調整弁53を経て、蒸留
塔2の抜出流体を熱源とする熱交換器3A,3B
を構成単位とする複数のユニツト7からなる熱回
収系で予熱され、また必要によりその熱回収系中
に設けられた脱塩槽4A,4Bにより原油中の海
水が除去され、その後加熱炉5でさらに加熱され
蒸留塔2に導入される。 即ち、原油は第1ユニツト7a、第2ユニツト
7b、第3ユニツト7c、第4ユニツト7d、第
5ユニツト7e、一対の脱塩槽4A,4B、第6
ユニツト7f、第7ユニツト7g,第8ユニツト
7h、第9ユニツト7i、第10ユニツト7jおよ
び加熱炉5を順次通り所定の温度に加熱されて蒸
留塔2に供給され、供給された原油は蒸留塔2で
各留出油分に蒸留される。蒸留塔2からの抜出流
体のうちで一番高温である塔底油は、導出配管2
6jを介してポンプ28jにより加熱炉5に最も
近い第10ユニツト7jに導入され、さらにこの第
10ユニツト7jからでた塔底油が導出配管26j
を介して第5ユニツト7eに導入され、該塔底油
は原油を予熱して自身は冷却されれる。この第5
ユニツト7eから導出された塔底油は、必要によ
りさらに図示されていないエアフインクーラ等に
にり冷却されると共に、流量調整弁29eを経
て、図示しない貯槽に貯蔵される。 同様に、塔底油よりは温度が低い重質軽油およ
び軽質軽油も、ぞれぞれ各導出配管26i,26
hを介してポンプ28i,28hにより、重質軽
油が順次第9ユニツト7i、第4ユニツト7dに
導入され冷却されると共に、軽質軽油が順次第8
ユニツト7h、第3ユニツト7cに導入されて冷
却され、その後各流量調整弁29d,29cを経
て図示しない貯槽に貯蔵される。さらに低温の灯
油は、導出配管26bを介してポンプ28bによ
り第2ユニツト7bに導入されて冷却され、流量
調整弁29bを経て図示しない貯槽に導入され
る。また各側線還流は、それぞれの温度に合わせ
高温側からそれぞれ各還流配管27g,27f,
27aを介してポンプ28g,28f,28aに
より第7ユニツト7g、第6ユニツト7f、第1
ユニツト7aの各ユニツトに導入されて冷却され
ると共に、各ユニツトから出た側線還流はそれぞ
れ途中で流量調整弁29g,29f,29aを経
て上記蒸留塔2に還流される。 従つて原油は、第1ユニツト7a、第2ユニツ
ト7b、…第10ユニツト7jと経るにしたがつて
順次高温の抜出流体と熱交換し予熱され熱回収が
行われるようになつている。なお、上記流量調整
弁53は供給量を所定の値に制御し、流量調整弁
29b,29c,29d,29eは各留出油分の
抜出量を所定の値に制御し、流量調整弁29a,
29f,29gは還流熱量を所定の値に制御し、
それぞれ蒸留が円滑に行われるように制御してい
る。 かくの如き第1実施例の装置において、設計能
力に近い処理量で装置を稼働する場合は、第2図
に示すように、ユニツト7における二つの熱交換
器3A,3Bに対して被蒸留流体(原油)と抜出
流体とがそれぞれ並列に流れるように各第1開閉
弁14a,14bと第2開閉弁15a,15bと
を開とし、各第3開閉弁17a,17bを閉とし
て、被蒸留流体、抜出流体ともに第1流通管9
a,9bと第2流通管10a,10bを流通させ
る。(第2〜11図においては、便宜的に開状態
の開閉弁を白ぬきで、閉状態の開閉弁を黒く塗り
つぶして表示している。)これにより、各流体は
分岐点8a,8bで分流してそれぞれ熱交換器3
A,3Bに流れ、各熱交換器3A,3Bにおける
流速がほぼ設計どうりとなるので、総括伝熱係数
が低下することなく、十分な熱交換量が得られ、
伝熱管の汚れも早期に進行することがない。 一方、上記装置での処理を大幅に低下させる場
合、例えば処理量を設計量のほぼ半分以下にする
ような場合には、第3図に示すように、ユニツト
7における二つの熱交換器3A,3Bに対して被
蒸留流体と抜出流体とがそれぞれ直列に流れるよ
うに各第1開閉弁14a,14bと第2開閉弁1
5a,15bとを閉とし、各第3開閉弁17a,
17bを開として、被蒸留流体を第1流通管9
a、熱交換器3A、連絡管16a、熱交換器3B
および第2流通管10aに順次流通させると共
に、抜出流体を第1流通管9b、熱交換器3B、
連絡管16b、熱交換器3Aおよび、第2流通管
10bに順次流通させる。これにより、各流体は
それぞれ全量が熱交換器3A,3Bに流れ、各熱
交換器3A,3Bにおける流速がほぼ設計流速に
近づくので、総括伝熱係数が確保され、十分な熱
交換量が得られると共に、伝熱管の汚れ速度も低
いレベルに抑えられる。 上記直列運転では、各熱交換器3A,3Bを流
通する流量は、設計能力に近い処理量で装置を稼
働させる上記並列運転の場合とほぼ等しくなる
が、圧力損失は二つの熱交換器3A,3Bを流通
させるため、上記並列運転に比較して増加する。
この並列運転から直列運転への流通状態の変更に
よつて生じる圧力損失の増加は、被蒸留流体側の
場合は流量調整弁53または流量調整弁25a,
25b,25cが開方向に作動し、また抜出流体
側の場合は流量調整弁29a,29b,29c,
29d,29e,29f,29gがそれぞれ開方
向に作動し、調整され蒸留塔2に対する所定の供
給量と抜出量とが確保される。また、上記運転変
更とは逆に上記直列運転から上記並列運転に変更
した場合には、流量調整弁53または流量調整弁
25a,25b,25cが閉方向に作動し、また
流量調整弁29a,29b,29c,29d,2
9e,29f,29gがそれぞれ閉方向に作動し
て圧力を調整し蒸留塔2に対する所定の供給量と
抜出量とが確保される。従つて、流量調整弁の圧
力損失調整可能範囲であれば、その処理量の変更
は任意の範囲で行うことが出来る。 また、被蒸留流体である原油が脱塩槽4A,4
Bを流通する流路は、必要に応じて熱交換器3
A,3Bに対する流通と同様に、開閉弁21,2
2,23を操作することによつて直列または並列
にする。 なお、上記第1実施例では、塔底油、各留出油
分、側線還流流体の全ての抜出流体の熱回収の為
に、上記ユニツト7のみを多数設けた例を示した
が、例えば最も熱回収率の良い塔底油だけを熱回
収するために上記ユニツト7が一つからなる熱回
収系にしてもよいのは言うまでもない。 さらに、上記実施例の作用説明にあたつては、
被蒸留流体側と抜出流体側とが共に同じ並列運転
または直列運転となることで説明したが、被蒸留
流体側と抜出流体側とが互いに異なる流通状態を
取ることがある。 すなわち、第4図に示すようにユニツト7にお
ける二つの熱交換器3A,3Bに対して被蒸留流
体が並列に流れるように第1開閉弁14aと第2
開閉弁15aとを開とし、第3開閉弁17aを閉
として、被蒸留流体を第1流通管9aと第2流通
管10aとに流通させ、一方、抜出流体において
は、二つの熱交換器3A,3Bに対して直列に流
れるように第1開閉弁14bと第2開閉弁15と
を閉とし、第3開閉弁17bを開として、抜出流
体を第1流通管9b、熱交換器3B、連絡管16
b、熱交換器3A、第2流通管10bと順次流通
させる場合と、第5図に示すようにユニツト7に
おける二つの熱交換器3A,3Bに対して被蒸留
流体が直列に流れるように第1開閉弁14aと第
2開閉弁15aとを閉とし、第3開閉弁17aを
開として、被蒸留流体を第1流通管9a、熱交換
器3A、連絡管16a、熱交換器3B、第2流通
管10aとに順次流通させる一方、抜出流体にお
いては、二つの熱交換器3A,3Bに対して並列
に流れるように第1開閉弁14bと第2開閉弁1
5bとを開とし、第3開閉弁17bを閉として、
抜出流体を第1流通管9bと第2流通管10bを
流通させる場合とがある。 上記の如き被蒸留流体側と抜出流体側とが互い
に異なる流通状態を取るケースとしては、例えは
熱回収系による熱回収量が大きすぎ蒸留塔入熱量
が必要以上に大きくなり、塔頂還流や側線還流な
どの冷却の能力不足が生じる状態や更に第1実施
例のように加熱炉5がある装置ではその熱回収系
による熱回収量が大きすぎて加熱炉がMIN.
DUTY以下になり、安定した運転が出来ないと
言つた状態になつたときなどにおける回収熱量の
調整の場合、また原油の組成などが変わり或る留
分が少なく成つたり増加したりした場合等が挙げ
られる。第4図の場合は、ある抜出流体の流量が
熱交換器の設計流量に対して比較的少なく、被蒸
留流体の流量が熱交換器の設計流量と同等または
それ以上の場合に採用することにより、また第5
図の場合はその逆の場合に採用することにより、
それぞれ熱交換器内の適正な流速を得ることがで
きる。 なお、上記理由等により予め被蒸留流体側また
は抜出流体側のいずれかが並列運転または直列運
転への流通状態の変更がない場合は、該流体の熱
交換器への流通状態の変更を行う設備を省略した
ユニツト7からなる熱回収系にしてもよいのは言
うまでもない。 さらに、上記第1実施例において、例えば第1
開閉弁14aと第3開閉弁17aとを省略し第1
流通管9aと連絡管16aとの接続部に三方弁を
設け弁の数を少なくするようにしてもよいのは言
うまでもない。また、被蒸留流体と抜出流体は、
同一の蒸留塔に係わるものに限定する必要はな
く、該流体が別々の蒸留塔のものであつてもよい
のは無論である。 第6図および第7図はこの考案の第2実施例で
あるユニツトを示すもので、第1実施例における
熱交換器3A,3Bの替わりに、複数の熱交換器
3…が第1流通管9a、第2流通管10aにそれ
ぞれ直列に配列された熱交換器群30A,30B
が採用されている。各熱交換器群30A,30B
においては、抜出流体の第1流通管9b、第2流
通管10bそれぞれが、被蒸留流体側における下
流の熱交換器3から上流の熱交換器3に順次抜出
流体が流れるように接続されている。各熱交換器
群30A,30Bをそれぞれ1つの熱交換器3
A,3Bと見れば、その構成および作用共に上記
第1実施例と同様である。 この第2実施例において、第6図に示す並列運
転と第7図に示す直列運転との熱交換量の比較を
塔底油から熱回収する熱回収系で行つた場合のシ
ユミレーシヨンにより求めた。その結果を第1表
に示す。ただし、装置の設定能力は被蒸留流体が
700Kl/H、抜出流体である塔底油が320Kl/Hで
ある。
【表】
このように、この考案による蒸留装置によれ
ば、並列運転から直列運転に切換えることによ
り、処理量が装置能力の半分である場合でも熱交
換量を高い水準に保持することができ、並列のま
まの場合に比較して約17%向上させることができ
る。この17%の向上は、年間約1.25億円に相当す
るものである。 なお、このような熱交換器群30A,30Bを
有するユニツト7を第1図に示す蒸留装置に採用
した場合、各ユニツト7の熱交換器群30A,3
0Bに含まれる熱交換器群3の数を、全部のユニ
ツト7において同じでなく、ユニツト7ごとに適
宜に変えてもよく、さらには他の実施例と組み合
わせてもよいのは言うまでもない。 第8図は、この考案の第3実施例を示すもの
で、第1実施例のユニツト7における第1開閉弁
14a,14bと第3開閉弁17a,17bとを
それぞれ流量調整可能な弁である流量調節弁44
a,44b,47a,47bとしたものである。
この第3実施例においては、これら流量調節弁4
4a,44b,47a,47bを全閉または全開
とする開閉弁の如く使用すれば、上記第1実施例
と同様の使用状態とすることができるほか、この
流量調節弁44a,44b,47a,47a,4
7bの開度を調整することによつて、上記並列運
転と直列運転の中間の折衷運転の流通状態を形成
することができる。 この折衷運転は、第8図の被蒸留流体側につい
て述べれば、第2開閉弁15aを閉とし、流量調
節弁44aおよび流量調節弁47aの開度を調整
し(半開とし)、被蒸留流体を第1流通管9aか
ら熱交換器3Aに流通させ、該熱交換器3Aから
出た被蒸留流体の一部を第1流通管9aの流量調
節弁44aを介して合流管13aに向け流通させ
ると共に他の残部を連絡管16aの流量調節弁4
7aを介して熱交換器3Bに流通させ、再び合流
点13aで合流することにより行われる。つま
り、流体の一部は熱交換器3Aのみを、残部は熱
交換器3Aと熱交換器3Bの双方を直列に流れ
る。 この折衷運転は、処理量が比較的多く、並列運
転から直列運転にすると配管および熱交換器を含
めた圧力損失が大きくなり過ぎる場合などに、好
ましく採用され、大部分の流体に対しては複数の
熱交換器を直列に流通させ一部の流体をバイパス
するようにいるとよい。この場合、流量調節弁4
4aと流量調節弁47aの開度が同じであると連
絡管16aを介して熱交換器3Bに流れる流量は
熱交換器3Bの圧力損失により非常に少なくなる
ので、流量調節弁44aの開度を流量調節弁47
aに比較して絞る必要がある。従つて、上記流量
調節弁の下流側に流量計を設け該流量調節弁を自
動制御するようにしてもよい。また、第8図に示
すように被蒸留流体側のみでなく、抜出流体側も
流量調節弁44b,47bの開度を調整して同様
に折衷運転するのが望ましいが、状況に応じて抜
出流体側を単純な直列運転または並列運転として
もよい。 なお、第8図において直列運転や並列運転を行
わず上記折衷運転のみ行い、複数の熱交換器を直
列に流通させる流量とバイパスする流量の比を変
えるだけの流通状態の変更を行う場合には、第2
開閉弁15a,15b、流量調節弁47a,47
bを省くことが出来る。 第9図は、この考案の第4実施例を示すもの
で、第1実施例(第1図)のユニツト7の第1流
通管9aと第2流通管10aとが上流および下流
で合流せず、そのまま次のユニツト7の第1流通
管9aと第2流通管10aに接続した如く配管さ
れ、その第1流通管9aと第2流通管10aとの
間に連絡管31が各ユニツト7の接合位置に設け
られ、この連絡管31に開閉弁32が設けられた
ものである。 この第4実施例においては、第9図に便宜的に
開状態の開閉弁を白ぬきで、閉状態の開閉弁を黒
く塗りつぶして表示している如く、上記連絡管3
1の開閉弁32を開とすると共に、第1開閉弁1
4a、第2開閉弁15aおよび第3開閉弁17a
の開閉を第3図と同様の状態にすることにより、
被蒸留流体が熱交換器3A,3Bを直列に流通す
る。また、上記連絡管31の開閉弁32を閉とす
ると共に、第1開閉弁14a、第2開閉弁15a
および第3開閉弁17aの開閉を第2図と同様の
状態にすることにより、被蒸留流体が熱交換器3
A,3Bに対して並列に流通する。 第10図は、この考案の第5実施例を示すもの
で、第4実施例(第9図)の第1開閉弁14a,
14bおよび第3開閉弁17a,17bを流量調
整可能な流量調節弁44a,44b,47a,4
7bとし、これらの開度を調整して第3実施例
(第8図)と同様の効果を奏せしめるものである。 同様に、第11図は、この考案の第6実施例を
示すもので、第4実施例(第9図)の被蒸留流体
側の開閉弁32および第2開閉弁15aと抜出流
体側の第1開閉弁14bおよび第3開閉弁17b
とを流量調整可能な流量調節弁52,45a,4
4b,47bとし、これらの開度を調整して第3
実施例(第8図)または第5実施例(第10図)
と同様の効果を奏せしめるものである。 [考案の効果] 以上詳述したように、この考案は前記の構成と
されているので、処理量の増減に応じて複数の熱
交換器または複数の熱交換器群に対する流体の流
通状態を直列、並列また折衷等の運転に変更し、
更に、流体の流通状態を変更する開閉弁を流量調
節弁とした蒸留装置においてはその流量調節弁で
流体流量を変えることにより、処理量の変化にフ
レキシブルに対応して熱交換器中の流速を所定の
値に保持して熱交換効率を高め、燃料コストを低
下させることができると共に、熱交換器の伝熱管
に汚れが付着する速度も低いレベルに抑えられ、
汚れによる伝熱効率の低下を防止するという優れ
た効果が得られる。 また、被蒸留流体と抜出流体の両方の流通状態
を直列、並列、及び折衷に変更できる蒸留装置に
おいては、直列−並列、並列−並列など、9種の
組合せが可能となり、より一層熱交換効率を高め
るので運転状態に的確かつ幅広く対応してより効
率的に熱交換を行うことできる。
ば、並列運転から直列運転に切換えることによ
り、処理量が装置能力の半分である場合でも熱交
換量を高い水準に保持することができ、並列のま
まの場合に比較して約17%向上させることができ
る。この17%の向上は、年間約1.25億円に相当す
るものである。 なお、このような熱交換器群30A,30Bを
有するユニツト7を第1図に示す蒸留装置に採用
した場合、各ユニツト7の熱交換器群30A,3
0Bに含まれる熱交換器群3の数を、全部のユニ
ツト7において同じでなく、ユニツト7ごとに適
宜に変えてもよく、さらには他の実施例と組み合
わせてもよいのは言うまでもない。 第8図は、この考案の第3実施例を示すもの
で、第1実施例のユニツト7における第1開閉弁
14a,14bと第3開閉弁17a,17bとを
それぞれ流量調整可能な弁である流量調節弁44
a,44b,47a,47bとしたものである。
この第3実施例においては、これら流量調節弁4
4a,44b,47a,47bを全閉または全開
とする開閉弁の如く使用すれば、上記第1実施例
と同様の使用状態とすることができるほか、この
流量調節弁44a,44b,47a,47a,4
7bの開度を調整することによつて、上記並列運
転と直列運転の中間の折衷運転の流通状態を形成
することができる。 この折衷運転は、第8図の被蒸留流体側につい
て述べれば、第2開閉弁15aを閉とし、流量調
節弁44aおよび流量調節弁47aの開度を調整
し(半開とし)、被蒸留流体を第1流通管9aか
ら熱交換器3Aに流通させ、該熱交換器3Aから
出た被蒸留流体の一部を第1流通管9aの流量調
節弁44aを介して合流管13aに向け流通させ
ると共に他の残部を連絡管16aの流量調節弁4
7aを介して熱交換器3Bに流通させ、再び合流
点13aで合流することにより行われる。つま
り、流体の一部は熱交換器3Aのみを、残部は熱
交換器3Aと熱交換器3Bの双方を直列に流れ
る。 この折衷運転は、処理量が比較的多く、並列運
転から直列運転にすると配管および熱交換器を含
めた圧力損失が大きくなり過ぎる場合などに、好
ましく採用され、大部分の流体に対しては複数の
熱交換器を直列に流通させ一部の流体をバイパス
するようにいるとよい。この場合、流量調節弁4
4aと流量調節弁47aの開度が同じであると連
絡管16aを介して熱交換器3Bに流れる流量は
熱交換器3Bの圧力損失により非常に少なくなる
ので、流量調節弁44aの開度を流量調節弁47
aに比較して絞る必要がある。従つて、上記流量
調節弁の下流側に流量計を設け該流量調節弁を自
動制御するようにしてもよい。また、第8図に示
すように被蒸留流体側のみでなく、抜出流体側も
流量調節弁44b,47bの開度を調整して同様
に折衷運転するのが望ましいが、状況に応じて抜
出流体側を単純な直列運転または並列運転として
もよい。 なお、第8図において直列運転や並列運転を行
わず上記折衷運転のみ行い、複数の熱交換器を直
列に流通させる流量とバイパスする流量の比を変
えるだけの流通状態の変更を行う場合には、第2
開閉弁15a,15b、流量調節弁47a,47
bを省くことが出来る。 第9図は、この考案の第4実施例を示すもの
で、第1実施例(第1図)のユニツト7の第1流
通管9aと第2流通管10aとが上流および下流
で合流せず、そのまま次のユニツト7の第1流通
管9aと第2流通管10aに接続した如く配管さ
れ、その第1流通管9aと第2流通管10aとの
間に連絡管31が各ユニツト7の接合位置に設け
られ、この連絡管31に開閉弁32が設けられた
ものである。 この第4実施例においては、第9図に便宜的に
開状態の開閉弁を白ぬきで、閉状態の開閉弁を黒
く塗りつぶして表示している如く、上記連絡管3
1の開閉弁32を開とすると共に、第1開閉弁1
4a、第2開閉弁15aおよび第3開閉弁17a
の開閉を第3図と同様の状態にすることにより、
被蒸留流体が熱交換器3A,3Bを直列に流通す
る。また、上記連絡管31の開閉弁32を閉とす
ると共に、第1開閉弁14a、第2開閉弁15a
および第3開閉弁17aの開閉を第2図と同様の
状態にすることにより、被蒸留流体が熱交換器3
A,3Bに対して並列に流通する。 第10図は、この考案の第5実施例を示すもの
で、第4実施例(第9図)の第1開閉弁14a,
14bおよび第3開閉弁17a,17bを流量調
整可能な流量調節弁44a,44b,47a,4
7bとし、これらの開度を調整して第3実施例
(第8図)と同様の効果を奏せしめるものである。 同様に、第11図は、この考案の第6実施例を
示すもので、第4実施例(第9図)の被蒸留流体
側の開閉弁32および第2開閉弁15aと抜出流
体側の第1開閉弁14bおよび第3開閉弁17b
とを流量調整可能な流量調節弁52,45a,4
4b,47bとし、これらの開度を調整して第3
実施例(第8図)または第5実施例(第10図)
と同様の効果を奏せしめるものである。 [考案の効果] 以上詳述したように、この考案は前記の構成と
されているので、処理量の増減に応じて複数の熱
交換器または複数の熱交換器群に対する流体の流
通状態を直列、並列また折衷等の運転に変更し、
更に、流体の流通状態を変更する開閉弁を流量調
節弁とした蒸留装置においてはその流量調節弁で
流体流量を変えることにより、処理量の変化にフ
レキシブルに対応して熱交換器中の流速を所定の
値に保持して熱交換効率を高め、燃料コストを低
下させることができると共に、熱交換器の伝熱管
に汚れが付着する速度も低いレベルに抑えられ、
汚れによる伝熱効率の低下を防止するという優れ
た効果が得られる。 また、被蒸留流体と抜出流体の両方の流通状態
を直列、並列、及び折衷に変更できる蒸留装置に
おいては、直列−並列、並列−並列など、9種の
組合せが可能となり、より一層熱交換効率を高め
るので運転状態に的確かつ幅広く対応してより効
率的に熱交換を行うことできる。
第1図はこの考案の第1実施例の蒸留装置の全
体図、第2図は同じく第1実施例のユニツト内の
熱交換器における並列運転の状態を示す説明図、
第3図は同じく直列運転の状態を示す説明図、第
4図は同じく被蒸留流体を並列運転に、抜出流体
を直列に運転した状態を示す説明図、第5図は同
じく被蒸留流体を直列運転に、抜出流体を並列運
転にした状態を示す説明図、第6図にこの考案の
第2実施例の並列運転の状態を示す説明図、第7
図は同じく直列運転の状態を示す説明図、第8図
はこの考案の第3実施例で直列運転と並列運転の
中間の折衷運転の状態を示す説明図、第9図はこ
の考案の第4実施例で直列運転の状態を示す説明
図、第10図はこの考案の第5実施例で折衷運転
の状態を示す説明図、第11図はこの考案の第6
実施例で折衷運転の状態を示す説明図である。 2……蒸留塔、3A,3B……熱交換器、9
a,9b,10a,10b……流通管、14a,
14b,15a,15b,17a,17b,32
……開閉弁、44a,44b,47a,47b,
52……流量調節弁、16a,16b,31……
連絡管、25,25a,25b,25c……流量
調整弁(圧力損失調整弁)、29,29a〜29
g,53……流量調整弁(圧力損失調整弁)、3
0A,30B……熱交換器群。
体図、第2図は同じく第1実施例のユニツト内の
熱交換器における並列運転の状態を示す説明図、
第3図は同じく直列運転の状態を示す説明図、第
4図は同じく被蒸留流体を並列運転に、抜出流体
を直列に運転した状態を示す説明図、第5図は同
じく被蒸留流体を直列運転に、抜出流体を並列運
転にした状態を示す説明図、第6図にこの考案の
第2実施例の並列運転の状態を示す説明図、第7
図は同じく直列運転の状態を示す説明図、第8図
はこの考案の第3実施例で直列運転と並列運転の
中間の折衷運転の状態を示す説明図、第9図はこ
の考案の第4実施例で直列運転の状態を示す説明
図、第10図はこの考案の第5実施例で折衷運転
の状態を示す説明図、第11図はこの考案の第6
実施例で折衷運転の状態を示す説明図である。 2……蒸留塔、3A,3B……熱交換器、9
a,9b,10a,10b……流通管、14a,
14b,15a,15b,17a,17b,32
……開閉弁、44a,44b,47a,47b,
52……流量調節弁、16a,16b,31……
連絡管、25,25a,25b,25c……流量
調整弁(圧力損失調整弁)、29,29a〜29
g,53……流量調整弁(圧力損失調整弁)、3
0A,30B……熱交換器群。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 蒸留塔に供給される被蒸留流体と蒸留塔から
の抜出流体との間で熱交換を行う複数の熱交換
器または熱交換器群を備えた蒸留装置におい
て、少なくとも二つ以上の上記熱交換器または
熱交換器群に対して上記被蒸留流体または上記
抜出流体を並列に流通させる流通管と、上記二
つ以上の熱交換器または熱交換器群に対して上
記流体を直列に流通させるように上記流通管間
を連絡する連絡管と、上記流通管と上記連絡管
とにおける上記流体の流通停止制御と流量制御
を行い上記二つ以上の熱交換器または熱交換器
群に対する上記流体の流通状態を変更せしめる
流量調節弁と、上記流通状態の変更によつて生
じる圧力損失の変化を調整し上記流体の上記蒸
留塔に対しての所定流量を確保する圧力損失調
整弁とが設けられていることを特徴とする蒸留
装置。 (2) 蒸留塔に供給される被蒸留流体と蒸留塔から
の抜出流体との間で熱交換を行う複数の熱交換
器または熱交換器群を備えた蒸留装置におい
て、少なくとも二つ以上の上記熱交換器または
熱交換器群に対して上記被蒸留流体および上記
抜出流体をそれぞれ個々に並列に流通させる流
通管と、上記二つ以上の熱交換器または熱交換
器群に対して上記流体をそれぞれ個々に直列に
流通させるように上記流通管間を連絡する連絡
管と、上記流通管と上記連絡管とにおける上記
流体の流通停止制御を行い上記二つ以上の熱交
換器または熱交換器群に対する上記流体の流通
状態を変更せしめる開閉弁と、上記流通状態の
変更によつて生じる圧力損失の変化を調整し上
記流体の上記蒸留塔に対しての所定流量を確保
する圧力損失調整弁とが設けられていることを
特徴とする蒸留装置。 (3) 上記開閉弁が、流量調節弁であることを特徴
とする請求項2記載の蒸留装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988075966U JPH0534721Y2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988075966U JPH0534721Y2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01179705U JPH01179705U (ja) | 1989-12-25 |
| JPH0534721Y2 true JPH0534721Y2 (ja) | 1993-09-02 |
Family
ID=31301013
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988075966U Expired - Lifetime JPH0534721Y2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0534721Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8452459B2 (en) * | 2009-08-31 | 2013-05-28 | Fisher-Rosemount Systems, Inc. | Heat exchange network heat recovery optimization in a process plant |
| JP2011064421A (ja) * | 2009-09-18 | 2011-03-31 | Jfe Engineering Corp | 蓄放熱装置及び蓄放熱方法 |
| US8350109B2 (en) * | 2010-12-13 | 2013-01-08 | Lummus Technology Inc. | Production of styrene from ethylbenzene using azeotropic vaporization and low overall water to ethylbenzene ratios |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55131481U (ja) * | 1979-03-09 | 1980-09-17 | ||
| JPS5749077A (en) * | 1980-09-05 | 1982-03-20 | Osamu Ito | Disk-shaped power generating apparatus utilizing power of water, wind or steam |
| FI68364C (fi) * | 1983-09-28 | 1985-09-10 | Finn Aqua Ltd Oy | Foerfarande foer eliminering av temperaturvaexlingar hos en maarvaetska som skall destilleras |
-
1988
- 1988-06-08 JP JP1988075966U patent/JPH0534721Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01179705U (ja) | 1989-12-25 |
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