JPH0534982B2 - - Google Patents
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- JPH0534982B2 JPH0534982B2 JP62196641A JP19664187A JPH0534982B2 JP H0534982 B2 JPH0534982 B2 JP H0534982B2 JP 62196641 A JP62196641 A JP 62196641A JP 19664187 A JP19664187 A JP 19664187A JP H0534982 B2 JPH0534982 B2 JP H0534982B2
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は脱臭性組成物及び脱臭性複合材料に関
し、更に詳しくは、脱臭性、殺菌性、防カビ性等
に優れた脱臭性組成物及びこの脱臭性組成物を各
種材料に含有させて成る脱臭性複合材料に関す
る。 (従来の技術) 従来、無機物、硫酸塩、リン酸塩、有機酸等は
アンモニア、アミン等に有効な脱臭剤として知ら
れている。なかでもリン酸塩は貯蔵安定性や熱安
定性に優れ、また溶液として使用したときには、
アンモニア等のアルカリ性物質の脱臭時に沈殿が
生成しないなどの利点があつたが、その反面、メ
ルカプタン等の脱臭性能に劣ることが問題となつ
ていた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは前記問題点を解決すべく鋭意研究
の結果、酸性リン酸エステルに銅化合物を併用す
ればアミン類のみならずメルカプタン類に対して
も優れた脱臭性能が発揮され、この組成物が貯蔵
安定性にも優れることを見い出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに致つた。 (問題点を解決するための手段) かくして本発明によれば、(A)酸性リン酸エステ
ル及び(B)銅化合物を含有して成ることを特徴とす
る脱臭性組成物並びに脱臭性組成物を、樹脂、無
機物質又はこれから誘導される成形品に含有させ
て成る脱臭性複合材料において、脱臭性組成物が
(A)酸性リン酸エステル及び(B)銅化合物を含有して
成ることを特徴とする脱臭性複合材料が提供され
る。 本発明において用いられる(A)成分の酸性リン酸
エステルは、 または、 で表わされる。(ここでR1、R3、R5は、直鎖又は
分岐の低級アルキレン基であり、R2、R4、R6は、
炭素数1〜30のアルキレン基又はアルカリール基
であり、Mは水素、一価の金属、アンモニウム基
又は有機アンモニウム基である。又、l、m、n
は0〜20の整数を表わす。) その具体例としては、例えば、メチルアシツド
ホスフエート、エチルアシツドホスフエート、プ
ロピルアシツドホスフエート、イソプロピルアシ
ツドホスフエート、ブチルアシツドホスフエー
ト、2−エチルヘキシルアシツドホスフエート、
イソデシルアシツドホスフエート、トリデシルア
シツドホスフエート、ラウリルアシツドホスフエ
ート、ステアリルアシツドホスフエートなどの酸
性リン酸モノエステル、ジブチルアシツドホスフ
エート、ジ−n−オクチルアシツドホスフエート
などの酸性リン酸ジエステル、高級アルコールあ
るいはアルキルフエノールのポリアルキレンオキ
シド付加物の酸性リン酸モノエステル及びジエス
テルなどが挙げられる。これらの酸性リン酸エス
テルは、一種類単独で用いてもよいし、二種類以
上の混合物として用いてもよい。また、本発明の
効果を損なわない限りにおいて(A)成分は、リン酸
のトリエステル、金属塩、アンモニウム塩又はア
ミン塩などを含んでいてもよい。 本発明において用いられる(B)成分の銅化合物は
無機酸塩、有機酸塩、水酸化物、硫化物、錯体、
酸化物のいずれでもよく、その具体例として、例
えば、硫酸銅、硝酸銅、塩化第一銅、塩化第二
銅、臭化第一銅、臭化第二銅、ヨウ化第一銅、炭
酸銅、水酸化第二銅、硫化第二銅、シアン化銅、
酢酸銅、クエン酸第二銅、グルコン酸銅、リンゴ
酸銅、グリオキシル酸銅、2−ケトグルタル酸
銅、ピルビン酸銅、オキサロ酢酸銅、酸性リン酸
銅、酸性リン酸エステル銅、ピロリン酸銅、銅ク
ロロフイル、銅クロロフイリンナトリウム、銅ク
ロロフイリンカリウム、フタロシアニン銅、銅ポ
ルフイリン、酸化第一銅、酸化第二銅などが挙げ
られる。コストや入手の容易性から無機酸塩が、
安全性の面からは錯体が好んで使用される。 また、これらの銅化合物は、一種類単独でも、
二種類以上の混合物としても、用いることができ
る。 なお、本発明においては上記銅化合物が、酸性
リン酸エステル銅である場合は、別途上記(A)成分
を加えなくとも銅化合物と(A)成分とを含んでいる
ものと理解すべきである。 本発明における(A)、(B)各成分の配合比は目的物
の要求性能に応じ適宜選択しうるが、通常は(A)成
分100重量部に対し(B)成分が0.01〜200重量部、好
ましくは0.02〜50重量部、さらに好ましくは0.05
〜20重量部の範囲である。(B)成分の使用量が過度
に少ないと脱臭性能に劣る場合があり、逆に過度
に多いと毒性の面で好ましくない場合がある。 また、本発明の効果を損なわない限りであれば
本発明の脱臭性組成物に既存の脱臭剤、吸着剤、
殺菌剤、防カビ剤等を併用したり、顔料、着色
剤、安定剤、酸化防止剤、分散剤等の各種添加剤
を必要に応じて添加することができる。 本発明の脱臭性組成物の調製方法は特に制限さ
れるものではなく、例えば各成分を溶媒に均一に
溶解し溶液を得る方法を、該溶液から凍結乾燥、
噴霧乾燥等により乾燥混合物を得る方法、各成分
を均一に混合して乾燥混合物を得る方法等が挙げ
られる。 本発明の脱臭性組成物の形態は、特に制限され
るものではなく、例えば水溶液、有機溶媒溶液、
水分散液、錠剤等にして単独で用いる他、後述す
る如く各種材料に含有させて用いることができ
る。 本発明の脱臭性複合材料は、(A)酸性リン酸エス
テル及び(B)銅化合物を含有して成る脱臭性組成物
を、樹脂、無機物質又はこれらから誘導される成
形品に含有させることによつて得られる。 本発明において用いられる樹脂は、特に限定さ
れず、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでも
よいが、なかでも、フイルム、シート等に成形可
能な熱可塑性樹脂が好ましく、その具体例として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジ
エンなどのポリオレフイン類、ポリビニルアルコ
ール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのポリビ
ニル化合物、セルロースジアセテートなどのセル
ロースエステル類、再生セルロース、ポリエステ
ル類、ポリアミド、フツ素樹脂などが挙げられ
る。 本発明で用いられる無機物質は、(A)酸性リン酸
エステル及び(B)銅化合物を含有して成る組成物が
担持可能なものであれば特に制限されるものでは
ない。具体例としては、活性炭、アルミナ、シリ
カゲル、ゼオライト、クレー、ベントナイト、ケ
イソウ土、酸性白土が挙げられる。 本発明において、樹脂又は無機物質から誘導さ
れる成形品とは、樹脂又は無機物質を、押出成
形、圧縮成形、カレンダー成形、射出成形などの
公知の方法により成形したものをいう。 本発明において脱臭性組成物を含有させるべき
樹脂、無機物質の形態は特に制限されず、例え
ば、粉末状、粒状、針状、繊維状などの形態が挙
げられる。また、樹脂又は無機物質から誘導され
る成形品の形態も特に限定されるものではなく、
シート、フイルム、紙、織布、不織布、フオーム
等が例示される。 本発明の脱臭性組成物を樹脂、無機物質又はこ
れから誘導される成形品に含有させる方法は、特
に限定されるものではなく、例えば、脱臭性組成
物の溶液中に樹脂、無機物質又はこれから誘導さ
れる成形品を浸漬する方法、脱臭性組成物の溶液
を樹脂、無機物質又はこれらから誘導される成形
品に噴霧もしくは塗布する方法、脱臭性組成物を
樹脂、無機物質又はこれらから誘導される成形品
に混練する方法が挙げられる。これらの方法にお
いてバインダーを用いることもできる。また、上
記方法の二以上を組合せてもよい。 本発明において、脱臭性複合材料の形態は、特
に限定されるものではなく、例えば、粉末状、粒
状、針状、繊維状が挙げられ、更にこれらを加工
することによりシート、フイルム、紙、織布、不
織布、フオーム等の形態に成形することもでき
る。 また、脱臭性組成物を、樹脂、無機物質又はこ
れらから誘導される成形品に含有させるのと同時
に、樹脂、無機物質又はこれらから誘導される成
形品の加工を行なうこともできる。 本発明における(A)酸性リン酸エステル及び(B)銅
化合物を含有して成る組成物の樹脂、無機物質又
はこれらから誘導される成形品に対する添加量は
目的に応じて異なるが、通常は樹脂、無機物質又
はこれらから誘導される成形品に対し0.5〜30重
量パーセント、好ましくは1.0〜20重量パーセン
トである。添加量が過度に少ないと機能が不充分
である場合があり、逆に過度に多い場合は経済性
に劣る場合がある。 また、本発明の脱臭性複合材料の機能を阻害し
ない範囲であれば安定剤、滑剤、充填剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、加工助剤、発泡剤、顔料、
難燃剤、耐衝撃助剤等の各種添加剤を必要に応じ
添加することができる。 また、本発明の効果を損なわない範囲であれば
本発明の脱臭性複合材料に他の吸着剤、殺菌剤、
防腐剤、防カビ剤、脱臭剤を併用することができ
る。 (発明の効果) かくして本発明によれば、貯蔵安定性や熱安定
性に優れ、またアンモニアやメルカプタン等の脱
臭性能に優れた、脱臭剤、殺菌剤、防カビ剤等と
して有用な新規な脱臭性組成物を得ることがで
き、更にこの組成物を樹脂、無機物質又はこれら
から誘導される成形品と組み合せることによつ
て、例えば、フイルター、発泡体、フイルム、シ
ート、繊維、樹脂成形品等の、幅広い応用が可能
な脱臭性複合材料を得ることができる。 (実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に
説明する。なお、実施例及び比較例中の部及び%
はとくに断りのないかぎり重量基準である。 実施例 1 (実験番号1−1〜1−8) 第1表に示した(A)成分及び(B)成分の所定量をは
かりとり、原体のままの場合は均一になるように
混合し、溶液の場合は溶媒を加えて全体が20gと
なるように溶解して、脱臭性組成物を得た。 次に得られた脱臭性組成物の所定量(原体のま
まの場合は0.1g、溶液の場合は1g)を、100ml
三角フラスコに採取し、更に、1中に20mgのメ
チルメルカプタンを含む窒素ガス1mlを添加した
のち密栓する。1時間静置後に気相部分のメチル
メルカプタン量をガスクロマトグラフイーで測定
してメルカプタン脱臭性能を評価した。その結果
を第1表に示す。 比較例 1 (実験番号1−9〜1−17) (A)成分又は(B)成分のいずれか一方を用いない他
は実施例1と同様にして試料を調製し、実施例1
と同様の試験を行なつた。 又、従来公知の脱臭剤である硫酸第一鉄/L−
アスコルビン酸及びクエン酸について、おのおの
単独の場合及びこれらを銅化合物と併用した場合
について実施例1と同様の脱臭試験を行なつた。
これらの結果をあわせて第1表に示す。 実施例2、比較例2 100ml三角フラスコに採取する試料の量を1/10
とし、20mgのメチルメルカプタンに代えて70mgの
アンモニアを用い、静置時間を30分とする他は実
施例1及び比較例1と同様にしてアンモニア脱臭
試験を行なつた。結果を併せて第1表に示す。
し、更に詳しくは、脱臭性、殺菌性、防カビ性等
に優れた脱臭性組成物及びこの脱臭性組成物を各
種材料に含有させて成る脱臭性複合材料に関す
る。 (従来の技術) 従来、無機物、硫酸塩、リン酸塩、有機酸等は
アンモニア、アミン等に有効な脱臭剤として知ら
れている。なかでもリン酸塩は貯蔵安定性や熱安
定性に優れ、また溶液として使用したときには、
アンモニア等のアルカリ性物質の脱臭時に沈殿が
生成しないなどの利点があつたが、その反面、メ
ルカプタン等の脱臭性能に劣ることが問題となつ
ていた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明者らは前記問題点を解決すべく鋭意研究
の結果、酸性リン酸エステルに銅化合物を併用す
ればアミン類のみならずメルカプタン類に対して
も優れた脱臭性能が発揮され、この組成物が貯蔵
安定性にも優れることを見い出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに致つた。 (問題点を解決するための手段) かくして本発明によれば、(A)酸性リン酸エステ
ル及び(B)銅化合物を含有して成ることを特徴とす
る脱臭性組成物並びに脱臭性組成物を、樹脂、無
機物質又はこれから誘導される成形品に含有させ
て成る脱臭性複合材料において、脱臭性組成物が
(A)酸性リン酸エステル及び(B)銅化合物を含有して
成ることを特徴とする脱臭性複合材料が提供され
る。 本発明において用いられる(A)成分の酸性リン酸
エステルは、 または、 で表わされる。(ここでR1、R3、R5は、直鎖又は
分岐の低級アルキレン基であり、R2、R4、R6は、
炭素数1〜30のアルキレン基又はアルカリール基
であり、Mは水素、一価の金属、アンモニウム基
又は有機アンモニウム基である。又、l、m、n
は0〜20の整数を表わす。) その具体例としては、例えば、メチルアシツド
ホスフエート、エチルアシツドホスフエート、プ
ロピルアシツドホスフエート、イソプロピルアシ
ツドホスフエート、ブチルアシツドホスフエー
ト、2−エチルヘキシルアシツドホスフエート、
イソデシルアシツドホスフエート、トリデシルア
シツドホスフエート、ラウリルアシツドホスフエ
ート、ステアリルアシツドホスフエートなどの酸
性リン酸モノエステル、ジブチルアシツドホスフ
エート、ジ−n−オクチルアシツドホスフエート
などの酸性リン酸ジエステル、高級アルコールあ
るいはアルキルフエノールのポリアルキレンオキ
シド付加物の酸性リン酸モノエステル及びジエス
テルなどが挙げられる。これらの酸性リン酸エス
テルは、一種類単独で用いてもよいし、二種類以
上の混合物として用いてもよい。また、本発明の
効果を損なわない限りにおいて(A)成分は、リン酸
のトリエステル、金属塩、アンモニウム塩又はア
ミン塩などを含んでいてもよい。 本発明において用いられる(B)成分の銅化合物は
無機酸塩、有機酸塩、水酸化物、硫化物、錯体、
酸化物のいずれでもよく、その具体例として、例
えば、硫酸銅、硝酸銅、塩化第一銅、塩化第二
銅、臭化第一銅、臭化第二銅、ヨウ化第一銅、炭
酸銅、水酸化第二銅、硫化第二銅、シアン化銅、
酢酸銅、クエン酸第二銅、グルコン酸銅、リンゴ
酸銅、グリオキシル酸銅、2−ケトグルタル酸
銅、ピルビン酸銅、オキサロ酢酸銅、酸性リン酸
銅、酸性リン酸エステル銅、ピロリン酸銅、銅ク
ロロフイル、銅クロロフイリンナトリウム、銅ク
ロロフイリンカリウム、フタロシアニン銅、銅ポ
ルフイリン、酸化第一銅、酸化第二銅などが挙げ
られる。コストや入手の容易性から無機酸塩が、
安全性の面からは錯体が好んで使用される。 また、これらの銅化合物は、一種類単独でも、
二種類以上の混合物としても、用いることができ
る。 なお、本発明においては上記銅化合物が、酸性
リン酸エステル銅である場合は、別途上記(A)成分
を加えなくとも銅化合物と(A)成分とを含んでいる
ものと理解すべきである。 本発明における(A)、(B)各成分の配合比は目的物
の要求性能に応じ適宜選択しうるが、通常は(A)成
分100重量部に対し(B)成分が0.01〜200重量部、好
ましくは0.02〜50重量部、さらに好ましくは0.05
〜20重量部の範囲である。(B)成分の使用量が過度
に少ないと脱臭性能に劣る場合があり、逆に過度
に多いと毒性の面で好ましくない場合がある。 また、本発明の効果を損なわない限りであれば
本発明の脱臭性組成物に既存の脱臭剤、吸着剤、
殺菌剤、防カビ剤等を併用したり、顔料、着色
剤、安定剤、酸化防止剤、分散剤等の各種添加剤
を必要に応じて添加することができる。 本発明の脱臭性組成物の調製方法は特に制限さ
れるものではなく、例えば各成分を溶媒に均一に
溶解し溶液を得る方法を、該溶液から凍結乾燥、
噴霧乾燥等により乾燥混合物を得る方法、各成分
を均一に混合して乾燥混合物を得る方法等が挙げ
られる。 本発明の脱臭性組成物の形態は、特に制限され
るものではなく、例えば水溶液、有機溶媒溶液、
水分散液、錠剤等にして単独で用いる他、後述す
る如く各種材料に含有させて用いることができ
る。 本発明の脱臭性複合材料は、(A)酸性リン酸エス
テル及び(B)銅化合物を含有して成る脱臭性組成物
を、樹脂、無機物質又はこれらから誘導される成
形品に含有させることによつて得られる。 本発明において用いられる樹脂は、特に限定さ
れず、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれでも
よいが、なかでも、フイルム、シート等に成形可
能な熱可塑性樹脂が好ましく、その具体例として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジ
エンなどのポリオレフイン類、ポリビニルアルコ
ール、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−ス
チレン共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などのポリビ
ニル化合物、セルロースジアセテートなどのセル
ロースエステル類、再生セルロース、ポリエステ
ル類、ポリアミド、フツ素樹脂などが挙げられ
る。 本発明で用いられる無機物質は、(A)酸性リン酸
エステル及び(B)銅化合物を含有して成る組成物が
担持可能なものであれば特に制限されるものでは
ない。具体例としては、活性炭、アルミナ、シリ
カゲル、ゼオライト、クレー、ベントナイト、ケ
イソウ土、酸性白土が挙げられる。 本発明において、樹脂又は無機物質から誘導さ
れる成形品とは、樹脂又は無機物質を、押出成
形、圧縮成形、カレンダー成形、射出成形などの
公知の方法により成形したものをいう。 本発明において脱臭性組成物を含有させるべき
樹脂、無機物質の形態は特に制限されず、例え
ば、粉末状、粒状、針状、繊維状などの形態が挙
げられる。また、樹脂又は無機物質から誘導され
る成形品の形態も特に限定されるものではなく、
シート、フイルム、紙、織布、不織布、フオーム
等が例示される。 本発明の脱臭性組成物を樹脂、無機物質又はこ
れから誘導される成形品に含有させる方法は、特
に限定されるものではなく、例えば、脱臭性組成
物の溶液中に樹脂、無機物質又はこれから誘導さ
れる成形品を浸漬する方法、脱臭性組成物の溶液
を樹脂、無機物質又はこれらから誘導される成形
品に噴霧もしくは塗布する方法、脱臭性組成物を
樹脂、無機物質又はこれらから誘導される成形品
に混練する方法が挙げられる。これらの方法にお
いてバインダーを用いることもできる。また、上
記方法の二以上を組合せてもよい。 本発明において、脱臭性複合材料の形態は、特
に限定されるものではなく、例えば、粉末状、粒
状、針状、繊維状が挙げられ、更にこれらを加工
することによりシート、フイルム、紙、織布、不
織布、フオーム等の形態に成形することもでき
る。 また、脱臭性組成物を、樹脂、無機物質又はこ
れらから誘導される成形品に含有させるのと同時
に、樹脂、無機物質又はこれらから誘導される成
形品の加工を行なうこともできる。 本発明における(A)酸性リン酸エステル及び(B)銅
化合物を含有して成る組成物の樹脂、無機物質又
はこれらから誘導される成形品に対する添加量は
目的に応じて異なるが、通常は樹脂、無機物質又
はこれらから誘導される成形品に対し0.5〜30重
量パーセント、好ましくは1.0〜20重量パーセン
トである。添加量が過度に少ないと機能が不充分
である場合があり、逆に過度に多い場合は経済性
に劣る場合がある。 また、本発明の脱臭性複合材料の機能を阻害し
ない範囲であれば安定剤、滑剤、充填剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、加工助剤、発泡剤、顔料、
難燃剤、耐衝撃助剤等の各種添加剤を必要に応じ
添加することができる。 また、本発明の効果を損なわない範囲であれば
本発明の脱臭性複合材料に他の吸着剤、殺菌剤、
防腐剤、防カビ剤、脱臭剤を併用することができ
る。 (発明の効果) かくして本発明によれば、貯蔵安定性や熱安定
性に優れ、またアンモニアやメルカプタン等の脱
臭性能に優れた、脱臭剤、殺菌剤、防カビ剤等と
して有用な新規な脱臭性組成物を得ることがで
き、更にこの組成物を樹脂、無機物質又はこれら
から誘導される成形品と組み合せることによつ
て、例えば、フイルター、発泡体、フイルム、シ
ート、繊維、樹脂成形品等の、幅広い応用が可能
な脱臭性複合材料を得ることができる。 (実施例) 以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に
説明する。なお、実施例及び比較例中の部及び%
はとくに断りのないかぎり重量基準である。 実施例 1 (実験番号1−1〜1−8) 第1表に示した(A)成分及び(B)成分の所定量をは
かりとり、原体のままの場合は均一になるように
混合し、溶液の場合は溶媒を加えて全体が20gと
なるように溶解して、脱臭性組成物を得た。 次に得られた脱臭性組成物の所定量(原体のま
まの場合は0.1g、溶液の場合は1g)を、100ml
三角フラスコに採取し、更に、1中に20mgのメ
チルメルカプタンを含む窒素ガス1mlを添加した
のち密栓する。1時間静置後に気相部分のメチル
メルカプタン量をガスクロマトグラフイーで測定
してメルカプタン脱臭性能を評価した。その結果
を第1表に示す。 比較例 1 (実験番号1−9〜1−17) (A)成分又は(B)成分のいずれか一方を用いない他
は実施例1と同様にして試料を調製し、実施例1
と同様の試験を行なつた。 又、従来公知の脱臭剤である硫酸第一鉄/L−
アスコルビン酸及びクエン酸について、おのおの
単独の場合及びこれらを銅化合物と併用した場合
について実施例1と同様の脱臭試験を行なつた。
これらの結果をあわせて第1表に示す。 実施例2、比較例2 100ml三角フラスコに採取する試料の量を1/10
とし、20mgのメチルメルカプタンに代えて70mgの
アンモニアを用い、静置時間を30分とする他は実
施例1及び比較例1と同様にしてアンモニア脱臭
試験を行なつた。結果を併せて第1表に示す。
【表】
第1表の結果から、本発明の脱臭性組成物が、
アンモニア及びメルカプタンの脱臭性能に優れて
いることがわかる。 実施例 3 実施例1及び比較例1で調製した各種脱臭剤あ
るいは脱臭性組成物をアンプル中で一週間放置し
たのち実施例1と同様の試験を行なつたところ、
硫酸第一鉄/L−アスコルビン酸/硫酸銅・五水
塩より成る脱臭性組成物について水溶液が褐色と
なり、メルカプタン脱臭率が35%に低下した以外
は、実施例1とほゞ同様の結果が得られた。 これから本発明の脱臭性組成物が貯蔵安定性に
も優れていることがわかる。 実施例 4 芳香族系酸性リン酸エステル(実施例1のもの
に同じ)100部、硫酸銅五水塩10部に水を加え10
%水溶液を調製した。 次に、この水溶液を、ポバールをバインダーと
して粒状活性炭(国産化学株式会社製平均粒径5
mm)に含浸させた後、120℃で2時間乾燥して、
脱臭性組成物が10%担持された担持体(1)を得た。 実施例 5 脂肪族系酸性リン酸エステル(実施例1のもの
に同じ)2.46部にオレイン酸銅0.1部を加え、乳
鉢でよく混合した。得られた混合物とポリエチレ
ン樹脂(昭和電工(株)製低密度ポリエチレン、シヨ
ウレツクス720FS)100部とをヘンシエルミキサ
ーで混合して脱臭性組成物含有機脂組成物を得
た。得られた樹脂組成物をフイルムの押出成形に
供した。押出機は65mφ、スクリユー圧縮比5.0
でT型ダイスで2軸延伸をかけ、厚さ0.1mmのフ
イルム(2)を得た。 実施例 6 芳香族系酸性リン酸エステル(実施例1のもの
に同じ)100部にオレイン酸銅1部を加え加熱溶
解させて、脱臭性組成物原液を得た。 この原液2部をポリオール(GR3000、三洋化
成製)100部に混合し、得られた混合物102部とト
リレンジイソシアネート(2,4−トリレンジイ
ソシアネート80%と2,6−トリレンジイソシア
ネート20%の混合物、NCO INDEX105)42部、
水3.2部、オクテン酸スズ0.3部、トリエチレンジ
アミン0.2部、シリコンオイル1.5部からなる原液
をミキサーにより混合し、常法により反応、発泡
させて脱臭性組成物含有ウレタンフオーム(3)を得
た。 実施例 7 繊維径4.5デニールのポリエステル繊維を、ウ
エツバーに用いて、目付量100g/m2のランダム
ウエツブにした。このウエツブに実施例4で調製
した10%水溶液100部、カルボキシル変性スチレ
ン−ブタジエン共重合体ラテツクス60部よりなる
水溶液をスプレーしたのち、乾燥して、脱臭性組
成物の目付量が25g/m2である不織布(4)を得た。 実施例 8 アクリロニトリル91.2重量%、アクリル酸メチ
ル8.0重量%、メタリルスルホン酸ソーダ0.8重量
%からなる三元共重合体98部と、脂肪族系酸性リ
ン酸エステル(実施例1のものに同じ)1.95部と
オレイン酸銅0.05部とをジメチルホルムアミド
(DMF)に溶解して20%溶液を調製した。この溶
液を20℃の50%DMF水溶液中に紡糸し、通常の
延伸、水洗、乾燥、弛緩熱処理等の工程を経て繊
維形成を行い、アクリル系合成繊維(5)を得た。 実施例 9(脱臭試験) 実施例4〜8で得られた脱臭性複合材料各1g
について実施例1と同様に脱臭性能の評価を行つ
た。その結果を第2表に示す。
アンモニア及びメルカプタンの脱臭性能に優れて
いることがわかる。 実施例 3 実施例1及び比較例1で調製した各種脱臭剤あ
るいは脱臭性組成物をアンプル中で一週間放置し
たのち実施例1と同様の試験を行なつたところ、
硫酸第一鉄/L−アスコルビン酸/硫酸銅・五水
塩より成る脱臭性組成物について水溶液が褐色と
なり、メルカプタン脱臭率が35%に低下した以外
は、実施例1とほゞ同様の結果が得られた。 これから本発明の脱臭性組成物が貯蔵安定性に
も優れていることがわかる。 実施例 4 芳香族系酸性リン酸エステル(実施例1のもの
に同じ)100部、硫酸銅五水塩10部に水を加え10
%水溶液を調製した。 次に、この水溶液を、ポバールをバインダーと
して粒状活性炭(国産化学株式会社製平均粒径5
mm)に含浸させた後、120℃で2時間乾燥して、
脱臭性組成物が10%担持された担持体(1)を得た。 実施例 5 脂肪族系酸性リン酸エステル(実施例1のもの
に同じ)2.46部にオレイン酸銅0.1部を加え、乳
鉢でよく混合した。得られた混合物とポリエチレ
ン樹脂(昭和電工(株)製低密度ポリエチレン、シヨ
ウレツクス720FS)100部とをヘンシエルミキサ
ーで混合して脱臭性組成物含有機脂組成物を得
た。得られた樹脂組成物をフイルムの押出成形に
供した。押出機は65mφ、スクリユー圧縮比5.0
でT型ダイスで2軸延伸をかけ、厚さ0.1mmのフ
イルム(2)を得た。 実施例 6 芳香族系酸性リン酸エステル(実施例1のもの
に同じ)100部にオレイン酸銅1部を加え加熱溶
解させて、脱臭性組成物原液を得た。 この原液2部をポリオール(GR3000、三洋化
成製)100部に混合し、得られた混合物102部とト
リレンジイソシアネート(2,4−トリレンジイ
ソシアネート80%と2,6−トリレンジイソシア
ネート20%の混合物、NCO INDEX105)42部、
水3.2部、オクテン酸スズ0.3部、トリエチレンジ
アミン0.2部、シリコンオイル1.5部からなる原液
をミキサーにより混合し、常法により反応、発泡
させて脱臭性組成物含有ウレタンフオーム(3)を得
た。 実施例 7 繊維径4.5デニールのポリエステル繊維を、ウ
エツバーに用いて、目付量100g/m2のランダム
ウエツブにした。このウエツブに実施例4で調製
した10%水溶液100部、カルボキシル変性スチレ
ン−ブタジエン共重合体ラテツクス60部よりなる
水溶液をスプレーしたのち、乾燥して、脱臭性組
成物の目付量が25g/m2である不織布(4)を得た。 実施例 8 アクリロニトリル91.2重量%、アクリル酸メチ
ル8.0重量%、メタリルスルホン酸ソーダ0.8重量
%からなる三元共重合体98部と、脂肪族系酸性リ
ン酸エステル(実施例1のものに同じ)1.95部と
オレイン酸銅0.05部とをジメチルホルムアミド
(DMF)に溶解して20%溶液を調製した。この溶
液を20℃の50%DMF水溶液中に紡糸し、通常の
延伸、水洗、乾燥、弛緩熱処理等の工程を経て繊
維形成を行い、アクリル系合成繊維(5)を得た。 実施例 9(脱臭試験) 実施例4〜8で得られた脱臭性複合材料各1g
について実施例1と同様に脱臭性能の評価を行つ
た。その結果を第2表に示す。
【表】
第2表の結果から、本発明の脱臭性複合材料
が、アンモニア及びメルカプタンに対して優れた
脱臭性能を有することが分る。
が、アンモニア及びメルカプタンに対して優れた
脱臭性能を有することが分る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A)酸性リン酸エステル及び(B)銅化合物を含有
して成ることを特徴とする脱臭性組成物。 2 脱臭性組成物を、樹脂、無機物質又はこれら
から誘導される成形品に含有させて成る脱臭性複
合材料において、脱臭性組成物が(A)酸性リン酸エ
ステル及び(B)銅化合物を含有して成ることを特徴
とする脱臭性複合材料。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62196641A JPS6440055A (en) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | Deodorizing composition and deodorizing composite material |
| US07/118,884 US4906462A (en) | 1986-11-14 | 1987-11-10 | Deodorant composition and deodorant composite material |
| US07/397,512 US4983441A (en) | 1986-11-14 | 1989-08-23 | Deodorant composition and deodorant composite material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62196641A JPS6440055A (en) | 1987-08-06 | 1987-08-06 | Deodorizing composition and deodorizing composite material |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6440055A JPS6440055A (en) | 1989-02-10 |
| JPH0534982B2 true JPH0534982B2 (ja) | 1993-05-25 |
Family
ID=16361151
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62196641A Granted JPS6440055A (en) | 1986-11-14 | 1987-08-06 | Deodorizing composition and deodorizing composite material |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6440055A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4906462A (en) * | 1986-11-14 | 1990-03-06 | Nippon Zeon Co., Ltd. | Deodorant composition and deodorant composite material |
| JP4542817B2 (ja) * | 2004-05-18 | 2010-09-15 | 黒崎白土工業株式会社 | ペット用排泄処理具 |
| JP5694244B2 (ja) * | 2012-06-28 | 2015-04-01 | 住江織物株式会社 | トイレ臭除去フィルター |
-
1987
- 1987-08-06 JP JP62196641A patent/JPS6440055A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6440055A (en) | 1989-02-10 |
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|---|---|---|---|
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