JPH0535154B2 - - Google Patents

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JPH0535154B2
JPH0535154B2 JP60501376A JP50137685A JPH0535154B2 JP H0535154 B2 JPH0535154 B2 JP H0535154B2 JP 60501376 A JP60501376 A JP 60501376A JP 50137685 A JP50137685 A JP 50137685A JP H0535154 B2 JPH0535154 B2 JP H0535154B2
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JP
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adduct
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diphos
pph
aryl
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JP60501376A
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JPS61502056A (ja
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Donarudo Chaaruton Buradorii
Harina Chuzuinsuka
Maaku Marian Fuakutaa
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UK Secretary of State for Defence
Original Assignee
UK Secretary of State for Defence
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Publication date
Application filed by UK Secretary of State for Defence filed Critical UK Secretary of State for Defence
Publication of JPS61502056A publication Critical patent/JPS61502056A/ja
Publication of JPH0535154B2 publication Critical patent/JPH0535154B2/ja
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Description

請求の範囲 1 (a)アルキル付加物を生成し、(b)前記付加物を
加熱して熱解離させ、それによつてガス状生成物
として族金属アルキルを遊離させることから成
る族金属アルキルを製造する方法であつて、生
成された付加物は式(R3M)yL・(式中、R3は3
個のアルキル基Rを表わし、Rは同一でも異なつ
ていてもよく、Mは族金属元素を表わし、Lは
20℃で安定な有機ルイス塩基により与えられるア
リール含有族ドナーリガンドを表わし、yはリ
ガンド中に存在する族ドナー原子の数に等しい
整数である)を有することを特徴とする製法。 2 Lがアリール含有燐ドナーリガンドである請
求の範囲1の方法。 3 有機ルイス塩基が50℃乃至200℃の融点を有
する請求の範囲1または請求の範囲2の方法。 4 付加物の生成熱が5から15kcal mol-1の間
である請求の範囲1の方法。 5 付加物の生成熱が6乃至12kcal mol-1であ
る請求の範囲4の方法。 6 リガンドLを与えるためのルイス塩基が、ア
リール含有族ルイス塩基から選択され、塩基中
に存在する各族ドナー原子が3価でありかつ少
なくとも1個の隣接アリール基に直接結合してい
る請求の範囲1の方法。 7 有機ルイス塩基およびリガンドLの両方が一
般式 (式中、Ar1およびAr2は同一または異なるアリ
ール基であり、Xは族原子であり、Yはアリー
ルまたはアリール含有基である) を有する請求の範囲6の方法。 8 有機ルイス塩基およびリガンドLの両方が一
般式 [式中、Ar1、Ar2およびXは請求の範囲7に定
義したとおりであり、Ar3はアリール基であつて
Ar1およびAr2の一方または両方と同一または異
なつていてもよく、Zは
【式】 (式中、Dは芳香族または脂肪族基であり、Ar4
はアリール基である)であり、nは1〜5の整数
である]を有する請求の範囲7の方法。 9 Ar1、Ar2、Ar3およびAr4はフエニル、置換
フエニル、p−ジフエニルおよびナフチルから別
個に選択される請求の範囲8の方法。 10 Ar1、Ar2、Ar3およびAr4が各々フエニル
である請求の範囲9の方法。 11 Dが式(CH2n(式中、mは1乃至12の整
数である)を有する脂肪族鎖である請求の範囲8
の方法。 12 mが2乃至4である請求の範囲11の方
法。 13 nが1乃至3である請求の範囲8の方法。 明細書 本発明は化合物半導体材料の製造に有用な金属
アルキル類の製造に係る。 化合物半導体材料、たとえばヒ化ガリウム、リ
ン化インジウム、リン化ガリウムおよびテルル化
カドミウム水銀のような材料はエレクトロニクス
産業でマイクロ波振動子、半導体発光ダイオード
およびレーザーならびに赤外検知器などに応用用
途を有する周知の材料である。 このような材料は従来、通常はサブストレート
結晶上に気相エピタキシヤル(VPE)法によつ
て1つ以上の活性層を形成することで製造されて
いる。 Mを族元素、Qを族元素としてMQの形で
表わされる化合物半導体が元素Mのトリアルキル
化物を族元素Qの気体状化合物たとえば水素化
物と反応させることによつてVPEで製造できる
ことはかなり前から知られている。この方法はた
とえばGa(CH33とAsH3からヒ化ガリウム(ガ
リウムヒ素)を製造するのに好適な方法である。 このため、金属アルキル、特にトリメチルガリ
ウムやトリメチルインジウムのような族トリア
ルキル(化物)が半導体材料の製造において重要
になつてきた。 しかし、トリメチルガリウムやトリメチルイン
ジウムのような金属アルキル類は揮発性で自然発
火性であり加水分解反応性が爆発的に高いため極
めて危険である。 トリメチルガリウムやトリメチルインジウムに
は特別な容器が必要であり、これを用意するには
莫大な費用を要する。 エレクトロニクス レターズ(Electronics
Letters)、1980年3月13日、16巻、6号中のレン
ツ(H.Renz)とバイトライン(J.Weidlein)に
よる論文にはトリメチルインジウムとルイス塩基
P(CH33の付加物の生成が記載されている。こ
うして生成した付加物は常温で固体であり、危険
がなくゾーン精製法で精製できる。しかしこの文
献に記載されている付加物からトリメチルインジ
ウムを分離するのは困難である。 本発明の目的は、室温で安定で、かつ必要なと
きにはかなり低い熱分解(解離)温度より上で容
易にその成分に分離される金属アルキル付加物を
用意することによつてこの付加物から金属アルキ
ルを生成する方法を提供することである。 本発明の第1の面によつて提供される族金属
アルキルの製造方法は、(a)式(R3M)y・L〔式
中、R3は同一でも異なつてもよい3個のアルキ
ル基Rを表わし、Mは族の金属元素を表わし、
Lは20℃で安定な有機ルイス塩基によつてもたら
されるアリール含有族ドナーリガンドを表わ
し、yはリガンド内に存在する族ドナー原子の
数に等しい整数である〕を有するアルキルの付加
物を形成し、(b)この付加物を加熱してその熱解離
を起こさせることによつて金属アルキルを気体生
成物として遊離させることからなる。Lはアリー
ル含有リンドナーリガンドが好ましい。 本方法は族金属の低級アルキル化物、特にヘ
キサメチルジアルミニウム、トリメチルガリウム
およびトリメチルインジウムの製造に特に適して
いる。 リガンドLを提供するのに適したルイス塩基は
アリール含有族ルイス塩基、特に塩基内に存在
する族ドナー原子(複数の場合はその各々)が
三価で少なくとも1個の隣接アリール基に直接結
合しているものである。アルキルルイス塩基の代
わりにアリールのものを使用することの主な利点
は次のことである。 このルイス塩基の塩基性が低下しており、そ
のためこれから生成する付加物の解離温度は低
めである。 このルイス塩基の揮発性は一般に低めであ
る。 これら2つの利点のため、本発明の方法で形成
される付加物は比較的低い温度で容易に解離して
汚染源となるルイス塩基を極く低濃度でしか含有
しない気体アルキル生成物を生成する。 本発明の目的に対して許容できる低い揮発性を
有することが判明しているアリール含有族ルイ
ス塩基は、融点が50℃〜200℃の範囲にあるもの
である。さらに、生成熱が5〜15kcal mol-1
に6〜12kcal mol-1である式(R3M)y・Lの付
加物を与えるようなルイス塩基が好ましいことが
判明している。生成熱が約5kcal mol-1未満の付
加物は室温(15〜20℃)で解離する傾向があるた
め本方法には適さないし、生成熱が12kcal
mol-1より大きく特に15kcal mol-1より大きい付
加物では通常許容できない程高い解離温度が必要
になり、このような温度では気体アルキル生成物
中の汚染物であるルイス塩基が高レベルになりう
る。 リガンドLとこれの起源となる有機ルイス塩基
は双方とも一般式を有するのが好ましい。 また次の一般式を有すると最も好ましい。 ただし、Ar1、Ar2およびAr3は同一かまたは異
なるアリール基であり、Xは族原子であり、Y
はアリール基またはアリール含有基であり、 Zは
【式】(ここで、Dは芳香族または 脂肪族基であり、Ar4はアリール基である)であ
り、nは1〜5の整数である。Xはリンが好まし
い。 Ar1、Ar2と(式中の)Ar3とAr4の各基はフ
エニル、置換フエニル(たとえばo−、p−、も
しくはm−トリルC6H4CH3またはメシチルC6H2
(CH33)、p−ジフエニルまたはナフチルから選
択することができる。基Ar1、Ar2、Ar3および
Ar4がフエニルであると好ましい。 Dとしては脂肪族鎖(CH2n(ただしmは1〜
12の整数であり、2〜4が最も好ましい)が好ま
しく、nとしては1〜3が好ましい。 一般式の一座配位リガンドLの例としてはト
リフエニルホスフイン、トリス−p−トイルホス
フイン、トリメシチルホスフイン、トリス−p−
ビフエニルホスフインおよびトリナフチルホスフ
インがあり、一般式の二座および多座配位リガ
ンドLの例としてはDIPHOS
(Ph2PCH2CH2PPh2)、TRIPHOS
(Ph2PCH2CH2P(Ph)CH2CH2PPh2)および
TETRAPHOS−1(Ph2PCH2CH2P(Ph)
CH2CH2P(Ph)CH2CH2PPh2)(Ph=フエニル)
がある。 一般式の一座配位ルイス塩基を使うかわりに
一般式の二座、特に多座配位ルイス塩基を使用
することの1つの特別な利点は、後者の方が塩基
の融点より低い熱解離温度を有する式(R3M)
・Lの付加物を形成し易いことが判ることであ
る。固体の塩基/付加物混合物からアルキルが遊
離する速度は温度だけに依存し、解離の進行に伴
なつて変化する付加物とルイス塩基解離生成物の
濃度にはほとんど影響を受けない。本発明者ら
は、Xがリンである場合一般式のルイス塩基を
使用すること、特に一般式のルイス塩基を使用
したときのさらなる利点が、これらが通常族金
属とは容易に付加物を形成しないことであるとい
うことを見い出した。族金属が存在すると微量
であつても族/族化合物半導体層のVPE生
長に干渉し得、これらの層の内部で不要なドーパ
ントとして作用し得る。したがつて、本方法にお
いてこれらアリール含有リンルイス塩基を用いる
ことによつて付加的に族金属アルキルの精製方
法を得ることができる。この方法によつて生成す
る(R3M)y・L付加物は一般に族金属不純物
を含まないからである。 付加物(R3M)y・Lを製造するには、式
R3M・E(Eはエーテル)の前駆体付加物を生成
し、この前駆体付加物R3M・Eと族ドナーリ
ガンドLとの間で置換反応を生起せしめると好ま
しい。Lはルイス塩基としてEよりも弱いかもし
れないが、所望の(R3M)y・L付加物が生成す
るように、揮発性のエーテルEを留去することに
よつて置換反応の平衡をずらすことができる。 たとえば、Eはジエチル・エーテルでもよく、
PAr3特に上に特定したようなトリフエニルホス
フイン等で、またはDIPHOS、TRIPHOSもしく
はTETRAPHOSで置き換えることができる。1
例を挙げると、(CH33Ga・(C2H52Oの生成の
際には約20kcal mol-1(84kJ mol-1)の反応熱が
生ずるのに対し、これより弱いルイス塩基の
PPh3を含有する(CH33Ga・PPh3の生成の際に
発生する反応熱はほぼ6kcal mol-1(25kJ mol-1
だけである。生成時の反応熱が約5kcal mol-1
(21kJ mol-1)未満の付加物は室温で解離する傾
向があるため本発明の付加物としては不適当であ
る。 式R3M・Eの前駆体付加物は多くの公知ルー
トの1つによつて製造することができる。たとえ
ば、R3Mが(CH33Gaまたは(CH33Inの場合
にはエーテルEを溶媒の形態で存在させてGaCl3
またはInCl3をCH3Liか適切なグリニヤール試薬
のいずれかと反応させればよい。 本発明の第2の面によつて一般式(R3M)y
Lの付加物が提供される。ここで、R3は同一で
も異なつてもよい3個のアルキル基Rを表わし、
Mは族の金属元素を表わし、Lは20℃で安定な
有機ルイス塩基から得られるアリール含有族ド
ナーリガンドを表わし、yはこのリガンド中に存
在する族ドナー原子の数に等しい整数である。
Lはリンドナーリガンドを表わすのが好ましく、
Mはアルミニウム、ガリウムまたはインジウムを
表わすのが好ましい。各Rは好ましくは低級アル
キル基を表わし、メチルが最も好ましい。 リガンドLを形成する起源となるルイス塩基は
50℃〜200℃の範囲で融解する低揮発性の固体が
好ましい。 付加物(R3M)y・Lの生成熱は5〜15kcal
mol-1であり、6〜12kcal mol-1が最も好まし
い。 Lは、塩基中に存在する族ドナー原子(複数
の場合はその各々)が三価で少なくとも1個の隣
接アリール基に直接結合しているルイス塩基から
誘導すると便利である。 Lは次の一般式のものが好ましく、 次の一般式のものが最も好ましい。 ここで、Ar1、Ar2およびAr3は同一かまたは異
なるアリール基であり、XはV族原子であり、Y
はアリール基またはアリール含有基であり、Zは
【式】(ただし、Dは芳香族または脂肪族 基であり、Ar4はアリール基である)であり、n
は1〜5の整数である。Xはリンが好ましい。 Ar1、Ar2および(式中の)Ar3とAr4の各基
はフエニル、置換フエニル(たとえばo−、p−
もしくはm−トリルC6H4CH3、またはメシチル
C6H2(CH33)、p−ジフエニルまたはナフチル
から選択し得る。基Ar1、Ar2、Ar3およびAr4
フエニルであると好ましい。 Dは脂肪族鎖(CH2n(ただし、mは1〜12の
整数であり、2〜4が最も好ましい)が好まし
く、nは1〜3が好ましい。 一般式Iの一座配位リガンドLの例としてはト
リフエニルホスフイン、トリス−p−トイルホス
フイン、トリメシチルホスフイン、トリス−p−
ビフエニルホスフインおよびトリナフチルホスフ
インがあり、一般式の二座および多座配位リガ
ンドLの例としてはDIPHOS
(Ph2PCH2CH2PPh2)、TRIPHOS
(Ph2PCH2CH2P(Ph)CH2CH2PPh2)および
TETRAPHOS−1(Ph2PCH2CH2P(Ph)
CH2CH2P(Ph)CH2CH2PPh2)がある。 本発明の第1の面の方法で金属アルキル類を製
造することによつて、揮発性の金属アルキルの製
造、輸送および取り扱いに関して上述した困難性
を回避することが可能である。しかし、使用時点
(たとえばVPE装置内)で金属アルキルを利用で
きる状態にするためには、たとえば大気圧の不活
性ガス中または減圧下(R3M)y・Lの付加物を
比較的低い温度に加熱することによつてこの付加
物から金属アルキルを分離すればよい。たとえ
ば、(CH33Ga・PPh3を大気圧の窒素中で180℃
または減圧(10-2mmHg)下で90℃に加熱するこ
とによりこの付加物からトリメチルガリウムを得
ることができる。 本発明の第2の面の具体例である式(R3M)
・Lの付加物は半導体化合物の製造方法で使用
するのに(CH33Pのようなリガンドを含有する
公知の付加物およびエーテルやその他の酸素含有
リガンドを含有する付加物よりも好ましい。とい
うのは、このリガンドLはアルキル化物から容易
に分離できしかも微量のリガンドLは生成した半
導体化合物中でドーパントとして作用する可能性
が低いからである。 以下添付の図面を参照して本発明の具体例を例
示説明する。図中、 第1図は以下に特定する反応2の生成物のマス
スペクトルの原子の質量に対する強度のグラフで
ある。 第2図は以下に特定する反応2の生成物の赤外
吸収スペクトルの波数に対する赤外透過率のグラ
フである。 以下の実施例では次の記号を使用する。 m.p.=融点 b.p.=沸点 NMR=核磁気共鳴スペクトル IR=赤外 ppm=100万分の1 実施例 1 前駆体付加物Me3Ga・Et2O(Et=エチル)から
付加物Me3Ga・PPh3を得ることによつてこの付
加物からトリメチルガリウムMe3Gaを製造した。
この前駆体付加物はジエチルエーテル中でメチル
リチウムから得た。使用した全反応経路は次のと
おりである。 GaCl3+3MeLiEt2O −−→ Me3Ga・Et2O+3LiCl ……反応1 Me3Ga・Et2O+PPh3→Me3Ga・PPh3+Et2O
……反応2 Me3Ga・PPh3→Me3Ga+PPh3 ……反応3 1.1 トリメチルガリウムエテレートの製造:反
応1 氷冷撹拌しながらエーテル中のメチルリ
チウム(1.67M溶液112ml)をGaCl3(エーテル
50ml中11.0g)に加えた。この混合物を室温で
一晩撹拌し、過し、液をビグルー
Vigreux)カラム(長さ16cm)で溶媒が全て除
かれMe3Ga・Et2Oが留出される(b.p.99℃)
まで分留した。収率は10.3g(87%)であつ
た。 1.2 付加物Me3Ga・PPh3の製造:反応2 ベンゼン(30ml)中のトリフエニルホスフイ
ン(3.6g)を室温でベンゼン(10ml)中の
Me3Ga・Et2O、92.6g)に加えた。この混合
物をビグルー(Vigreux)カラム(長さ16cm)
で分留して、留出物の温度が80℃(ベンゼンの
b.p.)に達するまで低沸点留分(36℃)を除去
した。次にこの混合物を冷却し、減圧下で溶媒
を蒸発させて晶出点まで濃縮した。結晶性化合
物1.7gが得られた。これを融点が一定するま
でペンタン(約120ml)で再結晶した。この化
合物は132℃でひどく分解することなく融解す
る。この付加物のIR、NMRおよびマススペク
トルをとつて構造を確認した。またサンプルを
微量分析(CとH)にかけた。結果は測定値が
C、66.6%でH、6.47%であつた。Me3Ga・
PPh3はC、66.9%、H、6.41%となる。 得られたIR、NMRおよびマススペクトルの
結果は次のとおり。1 HNMR(C6D6中) PPh3フエニル基中の水素原子(δ、8.25−
6.90ppm)のMe3Gaメチル基中の水素原子
(0.2ppm)に対するモル比はNMRピークの積
分によると1.8:1(計算値1.66:1)であつ
た。得られた値が多少大きいのは、フエニルの
ピーク強度に寄与するC6D6溶媒中に微量に存
在する分子種C6HxD6-x(x=1〜6)の影響と
説明される。 マススペクトル(70eV) 結果を第1図に示す。 付加物の親イオンはみられなかつた。 出現ピーク:PPh3 +質量262.3 Me3Ga+質量116.2および114.2、(71Gaと69Ga
同位体による) Me3Ga+質量101.2および99.3 MeGa+質量86.2および84.1 Ga+質量71.1および69.1 ガリウム含有種のガリウムの2つの同位体
(71と69)に対する強度比は約1.5であり、これ
は同位体の天然存在比Ga69−60.4%、Ga71
39.6%と良く一致している。 IRスペクトル 得られたスペクトルを第2図に示す。これに
よつて付加物の構造が再確認される。 1.3 Me3Gaの製造:反応3 Me3Ga、PPh3の製造を2回繰り返した。そ
の目的は、 1 大気圧の窒素中、と 2 減圧下 で油浴を用いる加熱作用によつて付加物を
Me3GaとPPh3に分けるためである。 いずれの場合も過剰(約20%)のPPh3を用
いた。付加物は上の1.2と同様にして得た。た
だし、終了時のベンゼンによる結晶化の代わり
に減圧下で溶媒を蒸発させ、その生成物をさら
に精製することなく用いた。 窒素下で加熱したサンプルは180℃でMe3Ga
と同定されたガスをゆつくり発生し始めた。加
熱はこの時点で停止した。 減圧下(10-2mmHg)で加熱したサンプルは
ほぼ80℃(油浴の温度)でMe3Gaを発生し始
めた。この温度でフラスコ内の固体が融解し始
めた(PPh3のm.p.=80℃)。加熱を続けて温度
をゆつくりと90℃まで上げた。フラスコの内容
物が全部融解し、ガスの発生が見えなくなつて
から約15分後に加熱を停止した。Me3Gaを液
体窒素トラツプ中に集めた。 Me3GaはNMRスペクトル(δ、−
0.07ppm;C6D6)で同定した。Me3Gaは1.3g
回収され、Me3Ga・Et2Oに基づく収率は71%
であつた。(製造はMe3Ga・Et2O3gから出発
した。) 加熱後にフラスコ内に残つた残渣をNMRで
検査した。それによると、付加物の形態のメチ
ルガリウム種の量は無視し得る量だけで全体が
PPh3であり、したがつてこれをこのプロセス
で再利用できた。 実施例 2 付加物(Me3In)2・DIPHOSからのMe3Inの製
造(DIPHOS=Ph2P−CH2−CH2−PPh2、Ph=
フエニル)。 ステツプ2a:付加物(Me3In)2、DIPHOSの製
造 エーテル(65ml)中の1.3Mメチルリチウム溶
液をエーテル(50ml)中のInCl3(6g)に加え
た。この混合物を2時間還流し過した。この
液にベンゼン(100ml)中のDIPHOS(6g)溶
液によつてベンゼン(100ml)を加えた。ビグル
ー(Vigreux)カラムで分別蒸留してエーテルを
除去した。残りのベンゼン溶液を過し、減圧下
で溶媒を蒸発させた。m.p.156℃の粗製化合物
(9.78g)をベンゼンで繰り返し結晶化して融点
が一定(163℃)になるまで精製した。この化合
物の特性をIR、NMR・マススペクトルおよび元
素分析で検査した。 結果は次のとおり。 NMR.1H化学シフト(ppm) In(CH33:0.07;DIPHOS:CH2:2.50(二重
線) C6H5:7.52−7.27および7.07−6.9; 積分するとCH3:CH2比は予想通り4.5:1で
あつた。 元素分析: 測定値:C、53.83;H、5.90% (Me3In)2・DIPHOSに対する計算値: C、53.51;H、5.89%マススペクトル 質量 強度 DIPHOS+ 397.8 1.4% In115Me2 + 144.9 100 In113Me2 + 143.0 4.7 In115Me+ 130.0 12.2 In113Me+ 128.0 1.3 ステツプ2b:Me3Inの(Me3In)2DIPHOS付加
物からの製造 液体窒素中に浸漬したガラス容器に連結し真空
ポンプにつないだフラスコ中減圧下(10-2mmHg)
で(Me3In)2・DIPHOS(3.07g)を加熱した。
加熱(油浴)は次第に上昇させた。ほぼ80℃で
Me3Inがガラス容器中に回収され始めた。120℃
で分解反応が激しくなり、反応フラスコの内容物
は淡褐色かつ泡状になつた。温度をゆつくりと
130℃まで上げ、泡立ちが完全に止むまで一定に
保つた。ガラス容器中に集まつた白色化合物
(1.01g)はNMRでMe3In(0.2ppmに一本のピー
ク)として同定された。収率87%。反応フラスコ
中に残された残渣のNMRスペクトルでは
DIPHOSのピークしかなかつた。 実施例 3 付加物(Me3Ga)2・DIPHOSからのMe3Gaの
製造 ステツプ3a:付加物(Me3Ga)2・DIPHOSの
製造 実施例1と同様にしてエーテル中でGaCl3
MeLiからMe3Ga・Et2Oを製造し、使用前に蒸留
した。ベンゼン(150ml)中のDIPHOS(8.2g)
溶液をベンゼン(50ml)中のMe3Ga・Et2O(6.8
g)に加え、混合物を室温で半時間撹拌した。次
に分別蒸留によつて揮発し易いエーテルを除去し
(ビグルー(Vigreux)カラム)、減圧下でベンゼ
ンを蒸発させた。mp.155℃の粗製化合物(12.5
g)を融点が一定(163℃)になるまでベンゼン
で結晶化を繰り返して精製した。 この化合物の特性をNMR、IR、マススペクト
ルおよび元素分析によつて検査した。 NMR.1H化学シフト(ppm) Ga(CH33:0.15;DIPHOS:CH2、2.52;
C6H57.55−7.27および7.1−6.87 元素分析 実測値:C、61.39;H、6.73% (Me3Ga)2・DIPHOSとしての計算値: C、61.20;H、6.74% ステツプ3b(Me3Ga)2・DIPHOS付加物からの
Me3Gaの製造 液体窒素中に浸漬したガラス受器につなぎ真空
ポンプに連結したフラスコ内で(Me3Ga)2
DIPHOS(3.32g)を減圧下(10-2mmHg)で加熱
した。油浴の温度をゆつくりと130℃に上げた。
Me3Gaの発生がほぼ80℃で始まり110℃で激しく
なつた。回収した乾燥Me3Gaを減圧下室温で再
度蒸留し、NMRで同定した(0.12ppmにピーク
1個)。収率1.01g(91.2%)。 反応フラスコ内の残渣のNMRスペクトルは
“DIPHOS”ビークのみを示した。 実施例 4 付加物(Me3Al)2・DIPHOSからの
(CH36Al2の製造 ステツプ4a:付加物(Me3Al)2・DIPHOSの
製造 ヘキサン中の(1.15M)Me6Al2溶液21mlの形
態で“トリメチルアルミニウム”を、ベンゼン
(250ml)に溶解したDIPHOS(10.2g)に加えた。
分留カラムを用いて約50mlの揮発性物質を蒸留除
去し、残つた溶液を減圧下で50mlに濃縮した。白
色固体が沈積した。これを過した。収率9.2g
(62%)、MP.〜163℃。 NMR.1H化学シフト(ppm) Al(CH33:−0.175;DIPHOS、CH2:2.62、
C6H5:6.87〜7.12および7.32〜7.61。 積分:CH3:CH2=4.5:1 マススペクトル DIPHOS+(m/z、398.4、68.1%)とMe2Al+
(m/z、57.3、100%)の主ピークがみられた。 ステツプ4b:(Me3Al)2・DIPHOS付加物から
のMe6Al2の製造 減圧下で(Me3Al)、DIPHOS(3.0g)を加熱
し、揮発性のMe6Al2をコールドトラツプ(液体
N2温度)に集めた。解離はほぼ115℃(加熱浴温
度)で始まつた。140℃で物質が融解し、泡立ち
がみられた。泡立ちが終わるまで加熱を続けた。
収率0.71g(87.6%)。 この生成物は1H NMRスペクトル(δ、−
0.35ppm)によつてMe6Al2と同定された。 実施例 5 付加物(Me3In)3・TRIPHOSからのMn3Inの
製造 ステツプ5a:付加物(Me3In)3・TRIPHOSの
製造 TRIPHOS(1.5g)をベンゼン(20ml)に溶解
し、Me3In(1.3g)を減圧下液体窒素温度で凝縮
添加した。室温に暖めた後溶媒を減圧蒸発させる
と油(2.8g)が残つた。 NMR.1H化学シフト(ppm) In(CH33:0.125;TRIPHOS、CH2:1.90−
2.60、C6H5:6.9−7.17および7.27−7.67。 積分:CH3:CH2=3.10:1 マススペクトル 主ピークはm/z540(TRIPHOS)、145/143
(Me2In)および130/128(MeIn)に現われた。 ステツプ5b:(Me3In)3・TRIPHOS付加物か
らのMe3Inの製造 (Me3In)3・TRIPHOS(2.8g)を減圧下で加
熱し、Me3Inを液体窒素の温度のコールドトラツ
プに凝縮回収した。加熱浴で60℃になると付加物
からMe3Inが遊離し始め、75℃では急速になつ
た。温度をゆつくりと145℃に上げ、ある量の
Me3In(1.0g、75.7%収率)を3時間かけて回収
し、1HNMRで同定した。不揮発性残渣のNMR
スペクトルによつてTRIPHOSには配位した
Me3Inが少量含まれていることを確認した。 実施例 6 付加物(Me3Al)4・TETRAPHOSからの
Me6Al2の製造 ステツプ6a:付加物(Me3Al)4
TETRAPHOSの製造 TETRAPHOS(2.55g)をベンゼン(100ml)
に懸濁し、これにヘキサン溶液(6.6ml)の形態
のMe6Al2(Me6Al21.15M)を加えた。次に
TETRAPHOSをMe6Al2と反応させて可溶性の
付加物にすることによつて溶解した。分別蒸留に
よつてヘキサンやその他の揮発性不純物を除去
し、減圧下室温でベンゼンを蒸発させると白色の
固体付加物(3.92g)が残つた。 NMR・1H化学シフト(ppm) Al(CH33:−0.25;TETRAPHOS、CH2
1.85−2.62、 C6H5:6.87−7.15および7.30−7.75 積分:CH3:CH2=3:1 ステツプ6b:(Me3Al)4・TETRAPHOS付加
物からのMe6Al2の製造 (Me3Al)4・TETRAPHOS(1.58g)を減圧下
で加熱し、液体窒化コールドトラツプに凝縮させ
てMe6Alを回収した。Me6Al2の遊離は浴温が60
℃に達したときにみられた。温度をゆつくり140
℃に上げた。Me6Al2の収率(0.48g)は定量的
だつた。
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