JPH0535768A - フラクタル次元を応用した情報処理装置 - Google Patents

フラクタル次元を応用した情報処理装置

Info

Publication number
JPH0535768A
JPH0535768A JP3187254A JP18725491A JPH0535768A JP H0535768 A JPH0535768 A JP H0535768A JP 3187254 A JP3187254 A JP 3187254A JP 18725491 A JP18725491 A JP 18725491A JP H0535768 A JPH0535768 A JP H0535768A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fractal dimension
data
prediction
value
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3187254A
Other languages
English (en)
Inventor
Shingo Hebishima
伸吾 蛇島
Ikuo Matsuba
育雄 松葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Information and Control Systems Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP3187254A priority Critical patent/JPH0535768A/ja
Priority to EP19920112449 priority patent/EP0525592A3/en
Publication of JPH0535768A publication Critical patent/JPH0535768A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
    • G06NCOMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
    • G06N3/00Computing arrangements based on biological models
    • G06N3/02Neural networks
    • G06N3/04Architecture, e.g. interconnection topology
    • G06N3/0418Architecture, e.g. interconnection topology using chaos or fractal principles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Computing Systems (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Computational Linguistics (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Evolutionary Computation (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】図1に示すように、システムへの入力データの
加工部102、入力データのフラクタル次元算出部10
3、メイン処理起動判断部104、及びメイン処理部1
05からなる。メイン処理部105へ入力するデータの
フラクタル次元を調べることにより、メイン処理が必要
かの判断を行い、もし必要ならばメイン処理部を起動す
る。また、メイン処理部では、フラクタル次元に基づい
てパラメータの調整、出力結果の加工等をおこなう。 【効果】システムに入力されるデータのフラクタル次元
という指標を導入することにより、その入力データを用
いた場合、最も適切な効果が得られるように、予め、そ
のシステムを調整することが可能となる。又、システム
から得られる結果の効果を事前に評価でき、次の対処方
法に役立てることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制御、予測等に利用し
ようとするデータの性質が事前に不明である場合に、そ
のデータのフラクタル次元を求めることによりそのデー
タの持つ性質を明らかにし制御方法の決定や、予測結果
の評価等に役立てることができる。
【0002】
【従来の技術】通常ユークリッド幾何学で取り扱われる
次元とは整数値を持っている。しかし、マンデルブロー
が”ザ・フラクタル・ジオメトリー・オブ・ネイチャ
ー”(THEFRACTAL GEOMETRY OF NATURE)の中で述べてい
るように、海岸線や雪の形など自然形状を解析するため
には非整数まで次元を拡張する必要がある。この様に非
整数にまで拡張された次元はハウスドルフ次元(または
フラクタル次元、以下の説明ではフラクタル次元と呼ぶ
ことにする。)と呼ばれる。自己相似な図形ではフラク
タル次元Dは次のように定義される。すなわち、N次元
の空間にある物体の体積を、一辺が1なるN次元立方体
で埋め尽くすようして計ったときの値がVであるとき
に、縮尺率r(r<1)のN次元立方体で埋め尽くすよ
うにさらに細かく測定した時その体積がV’となったと
すると、そのフラクタル次元Dは数1で与えられる。
【0003】
【数1】 D=log(V’/V)/log(1/r) (数1) 現在、フラクタルの理論は各種自然科学の分野における
形状解析の方法として、或いは、コンピューターグラフ
ィックによる自然形状構成方法として着目されている。
しかし、工業的にフラクタル次元を積極的に利用して制
御や予測の分野に役立ててきた事例は文献、特許等に見
当たらない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】プラント制御、金融予
測等、各種情報処理装置においては必ず入力すべきデー
タが存在し、このデータをもとに各種の処理を行い、意
図した結果を出力する。しかし、使用目的によっては入
力データの性質が不明である場合が多く、出力された結
果が意図したものであるかどうか疑わしい場合がある。
本発明の目的は入力データの性質をフラクタル次元とい
う指標を用いることによりシステムが本来、意図してい
る出力が得られるようにシステムを予め調整する方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、図1に示すように入力データ加工
部(モジュール)102、フラクタル次元算出部(モジ
ュール)103、メイン処理起動判断部(モジュール)
104、及びメイン処理部(モジュール)105からな
り、入力データ加工部102はシステムの目的に応じて
与えられたデータから必要なデータを生成あるいは変換
し、これら加工されたデータのフラクタル次元をフラク
タル次元算出部103にて算出し、メイン処理起動判断
部104及びメイン処理部105へ送り、メイン処理起
動判断部104はフラクタル次元に基づきメイン処理部
105を起動するか否かの判断を下し必要ならばメイン
処理部105を起動する。さらに、メイン処理部105
は入力データ選択部(モジュール)107、処理実行部
(モジュール)108、パラメータ設定部(モジュー
ル)106、及び出力データ加工部(モジュール)10
9よりなり、フラクタル次元算出部103から送られて
きたフラクタル次元を基にそれぞれ、必要入力データの
選択、処理実行、パラメータの設定、及び出力データの
加工を行う。
【0006】
【作用】図1において入力データ101は入力データ加
工部102においてフーリエ変換、AD変換、対数変換
等、システムの必要に応じた形式に変換、あるいは差分
値等必要なデータの生成が行われる。フラクタル次元算
出部103においては、これらのデータのフラクタル次
元を算出し以下に続くプロセスの指標とする。まず、メ
イン処理起動判断部104はフラクタル次元算出部10
3において算出されたフラクタル次元を基にメイン処理
部105を起動するか否かの決定を行い、必要ならばメ
イン処理部105を起動する。一例を上げれば、ボイラ
ー温度を監視しているプロセス制御において温度サンプ
リングデータのフラクタル次元が急激に変化した場合に
は系に何らかの異常が発生したものと考えて、異常解析
処理あるいは故障対策処理を起動する。起動されたメイ
ン処理部105の内部ではフラクタル次元算出部103
から送られてきたフラクタル次元を基に、入力データ選
択部107において必要な入力データを決定し、必要な
パラメータをパラメータ設定部106により設定した後
処理実行部108にて処理する。こうして処理実行部1
08にて実行処理された出力データは出力データ加工部
109にて必要な形式に加工されて出力される。本シス
テムは目的に応じて一部を省略することも可能である。
【0007】
【実施例】
実施例1 本発明を実施した一例として、通貨交換レート、株価、
気温、ボイラー温度等時間と共に変動する時系列データ
の予測に応用した場合を述べる。予測システムにおいて
予測した結果が的中するためには時系列データの変動に
何らかのダイナミクスが存在し、且つ、そのダイナミク
スが近い未来においても引続き保たれていることが前提
となる。ところがデータによってはこの前提を満足しな
い場合も起こりえる。例えばダイナミクスを持たない一
様乱数列などは如何なるシステムを持ってしても予測は
不可能である。また、株価等の経済データはそのダイナ
ミクス自身が時間と共に変化していると考えらる。もし
データのダイナミクスが、短い期間でしばしば変化する
場合には、当然のことながら、その変化直後の予測は現
在、把握しているダイナミクスの延長としてとらえられ
ないため、予測は外れる。従って、予測値は的中する場
合、的中しない場合があり、その的中率は予測しようと
するデータの質によって決まる。ところが、現状では被
予測データが如何なる性質を持つ場合に予測が的中し、
あるいは的中しないかを定量的に示すことが出来ないた
め、予測システムから得られた結果をどの程度信頼して
よいのか判断に迷う事が多い。しかし、本システムでは
事前に、被予測データをフラクタル次元という指標を用
いて、行おうとする予測の信頼度まで導き出すことが出
来る。
【0008】本システムは、図2に示すようにフラクタ
ル次元算出部(モジュール)202と予測処理部(モジ
ュール)203から成る。これはそれぞれ図1におけ
る、フラクタル次元算出部(モジュール)103とメイ
ン処理部(モジュール)105に対応している。さらに
予測処理部(モジュール)203は、実際に予測を行う
ニューラルネットワーク204、ニューラルネットワー
クの学習パラメータ設定部(モジュール)204及び、
フラクタル次元から予測結果の信頼度を導き予測結果と
ともに表示する出力表示部(モジュール)206からな
る。以下にこのシステムの動作を構成要素別に述べる。
【0009】まず、与えられた時系列データの過去から
現在までのフラクタル次元をフラクタル次元算出部で求
める。フラクタル次元は電子情報通信学会論文誌’91
/4Vol.J73−D−II No.4p497に述
べられている樋口の方法を参考に図3に示すフローチャ
ートに従って求めた。今、図4のようにX1,X2,・・・
XNなるN+1個のデータを考える。X0からXNまでの折れ
線の縦方向(X軸方向)の距離を求める場合X0,X1,X
2,・・・と順番に計っていく場合、X0,X2,X4・・・
と一つおきに計っていく場合、さらにX0,X3,X6,・・
・と二つ跳びに計っていく場合ではそれぞれ求められた
距離が異なる。例えば、図4において間隔1で計った場
合の距離Δ(1)は数式2で与えられる。
【0010】
【数2】
【0011】また間隔2で計ったときの距離Δ(2)は数
式3で与えられる。
【0012】
【数3】
【0013】計る間隔がkのときに、求めた距離をΔ(k)
とすると、kとΔ(k)の関係が数4で表されればその時系
列データはフラクタルであるといいそのフラクタル次元
はDである。
【0014】
【数4】
【0015】これを図3のフローチャートに従って説明
する。X0からXNまでの距離を計る場合の間隔をkとす
るとkの最大値は〔(N+1)/2〕であるから、これをMAXKと
する。(図3の処理301)ここに、〔〕は整数化記号
である。次にkの値を1からMAXKまで変化させて(図3
の302)それぞれのkについてX方向の変化量総和Δ
(k)を数5によって求める(図3の処理303)。
【0016】
【数5】
【0017】この時、kの値によっては終点がXNに一
致しない場合も起こり得る。例えばk=2で計った場合
の終点はXNの一つ前の点、すなわちXN-1となる。そこ
でこの終点の不一致によるΔ(k)の差を数式6によって
補正する(図3の処理304)。
【0018】
【数6】 Δ(k)=Δ(k) HP N/(〔(N+1)/k〕HP k) (数6) 得られたΔ(k)を用いて間隔kの常用対数log(k)
とΔ(k)/kの常用対数log(Δ(k)/k)の関係をプ
ロットする。(図3の処理305)もしデータがフラク
タルであればプロットした点は図5に示すように直線と
なる。この直線の傾きDを最小二乗法によって求めると
(図3の処理306)Dがフラクタル次元となる。
【0019】次に、未来の予測は図2におけるニューラ
ルネットワーク205によってなされる。ニューラルネ
ットワークは図6に示す様な多入力一出力のニューロン
と呼ばれるユニットから構成され各ニューロンは数7で
示されるような特性を持つ。
【0020】
【数7】Yj=f(Uj) (数7) ここにfは出力関数であり、Ujは他のニューロンiか
らの出力の重みつき総和である。Ujは数8で与えられ
る。
【0021】
【数8】Uj=ΣWjiXi (数8) また、一般に出力関数fは数9で与えられるシグモイド
関数が使われる。
【0022】
【数9】 f(x)=1/(1+exp(−x)) (数9) 一般にはこのニューロンを図7に示すように配置し多層
構造ニューラルネットワークを構成する。ただし入力層
だけは下からのニューロン入力が無いため動作は数8に
よって表される線形素子を用いることが多い。
【0023】
【数10】Yj=V (数10) ただしVは入力データを0から1の値に正規化した値で
ある。
【0024】未来の予測にニューラルネットワークを用
いるメリットはデータのダイナミックスが明確にわから
なくてもニューラルネットワーク自身が学習によってそ
のダイナミックスを把握してくれることにある。図7に
示す多層構造ニューラルネットワークにおいて学習とは
入力層にZ1,Z2...Zsなる入力が与えられたとき
その出力Y1,Y2,...Yrが教師データK1,K
2...Krに等しくなるように各ニューロン間の結合
係数Wjiを調整して行くことを言う。一般にその学習に
はバックプロパゲーション法が用いられる。この方法は
出力Yiと教師データKiの二乗誤差E=(Ki−Y
i)2/2が最小になるように、教師データとニューロ
ンの出力値の差に応じて各ニューロン間の結合係数を調
整してゆくものである。本発明の実施例1で予測に用い
たニューラルネットワークは図7のものとは多少異な
り、図8に示したように多層型ネットワークの出力層を
入力層へフィードバックした構造を持ち、時系列データ
の予測には特に有効なものである。ここでニューラルネ
ットワークへ与える時系列データ801は0から1の値
に正規化したものを用いる。
【0025】ニューラルネットの動作は学習課程と予測
課程に分けられる。学習課程においては、入力層のニュ
ーロン数をs個、出力層のニューロン数をr個として、
図8に示すように時系列データ801のある一点Xnに
着目しXn-s,Xn-s+1,・・・Xn-1なる時系列データ
を入力データ807として入力すると、その出力が教師
データ802Xn-r+1,Xn-r+2,・・・Xnと同じ値に
なるように多層ネットワーク部分をバックプロパゲーシ
ョン法を用いて学習する。ここで注目すべき点は出力層
803から入力層805へフィードバック806がある
ため、入力層805のフィードバックがかかっていない
部分にはXの値がそのまま入力されるがフィードバック
806がかかっているニューロンには入力データと出力
データの差の絶対値が入力されることである。このた
め、学習が進行するにつれてフィードバックのかかった
入力層ニューロンへの入力値はゼロに近づく。このよう
なフィードバック構造を用いることで現在に対する過去
の影響をネットワークの中に組み込むことができる。着
目する点をXnに限らずXn-1,Xn-2・・・・とずらせ
た場合についても同様の入力と出力の関係が得られるよ
うに結合係数を調整する事により学習は終了する。以上
の学習過程を図9にフローチャートとして示す。予測過
程においては現在の次の1点を予測するだけでなく数点
先まで予測したい。このためには予測時にフィードバッ
クを外す必要がある。幸い学習が進行した時点ではフィ
ードバックのかかったニューロンへの入力はゼロに近い
為、予測時には図8のフィードバックのかかったニュー
ロンにはゼロを入力しそれ以外のニューロンにXn-(s-
r)+1,Xn-(s-r)+2・・・・Xnを入力する(図10の1
005)。こうして得られた結果が予測結果Xn+1,Xn+
2,・・・・Xn+r(図10の1001)となりXnの次の
点Xn+1からr個の予測値が得られる。
【0026】ところで、ニューラルネットワークを使用
する場合には各層のニューロン数、学習パターン数、学
習回数等の各パラメーターを決定する必要がある。特に
出力層のニューロン数は現在から何点先を予測するかを
決めるものである。しかし出力層のニューロン数を多く
取ってかなり先の未来を予測したとしてもその予測がそ
れほど意味があるかは疑問である。ところがフラクタル
次元を求める課程の途中結果をもとに、何点ぐらいの未
来であれば精度よく予測できるかを推定し、出力層のニ
ューロン数の見当をつけることができる。これは図2の
学習パラメーター決定部204で行う。図11はある銘
柄の株価の変動値のフラクタル次元を求めるためにlo
g(k)とlog(Δ(k)/k)の関係をプロットした
図である。この例ではプロットした点が一直線になら
ず、途中で折れ曲がっている。k=1からk=5の範囲
から求めた直線の傾き、すなわちフラクタル次元は1.
51、k=6以上の範囲で求めたフラクタル次元は1.
96であった。このことは、局所的にデータを見た場合
と大局的に見た場合ではその特性が異なっていることを
示している。つまり、フラクタル次元はランダム性を表
す一つの指標と考えられ、局所的に見ればデータのラン
ダム性は小さいが大局的には非常にランダムな動きをし
ている。原理的にランダムなデータを予測することは出
来ない。そのためこの例ではフラクタル次元の低い範囲
すなわち、5点程度先までは予測の信頼性があるが、そ
れ以上先の予測結果は信頼できず、従って出力層のニュ
ーロン数は5個程度で良いことがわかる。
【0027】図12に、実際にこのデータを用いて8点
先まで予測した例(1202)及び18点先まで予測し
た例(1203)を示す。尚、図12において破線12
01は実際の変動値を示す。この図からも判るように1
8点先まで予測した場合(1203)には前半は「下が
って上がる」という傾向を良く示しているが後半は全く
間違った予測をしている。
【0028】最後に、図2の出力処理部206はニュー
ラルネットワーク205の予測結果の表示とフラクタル
次元算出部203が計算したフラクタル次元から予測結
果の信頼度を算出し表示する部分である。フラクタル次
元はランダム性を表す一つの指標と考えられる。例えば
数11で表されるよな時間に比例して増加していく時系
列データのフラクタル次元は1であるが、一様乱数列の
フラクタル次元は2に非常に近くなる。
【0029】
【数11】X=a HP t+b (数11) 図13に被予測データのフラクタル次元とニューラルネ
ットワークの予測誤差の関係を示す。フラクタル次元が
2に近づくにつれて、つまりランダム性が大きくなるに
つれて予測誤差は大きくなっていくことがわかる。ま
た、図14は被予測データのフラクタル次元と予測的中
率を示す。ここで予測が的中するとはデータの動きを
「単調に上昇」「上昇の後下降」「変化せず」「下降の
後上昇」「単調に下降」の5パターンに分類し予測結果
パターンと実績データのパターンが一致したときを的中
としている。もしデータのフラクタル次元が1(数11
のような一次式で表されるもの)であれば、予測は完全
に行うことができ、その的中率は100%である。しか
し、フラクタル次元が上がるにつれて的中率は下がり、
一様乱数列(この数列のフラクタル次元は2)では的中
率は5パターンのうち1パターンを選択する確率値20
%となっている。この図14を用いて被予測データのフ
ラクタル次元からニューラルネットワークの予測的中期
待率を導き、予測結果と同時に表示する。
【0030】このシステムを用いて実際に時系列データ
を予測した例を以下に示す。図15はある銘柄の株価の
変動値をニューラルネットワークで予測した結果であ
る。図15において破線は実際の変動値を、実線は予測
結果を示している。予測は日付を代えて5回行った。過
去の株価変動値から得られたフラクタル次元は1.57
であるから図14より予測的中期待率は約60%である
ことが見込まれる。実際に得られた予測結果も5回のう
ち3回は予測に成功している事がわかる。
【0031】一方、図16は1981年冬の仙台地方の
一日の最高気温の変化をニューラルネットワークで予測
した結果を示している。破線は実際の気温を、実線は予
測値を示している。この場合も日付を代えて5回の予測
を行った。気温データのフラクタル次元は1.86であ
るため図14から予測が的中する期待値は約30%であ
る。実際に得られた予測結果も5回のうち2回が予測に
成功している。
【0032】このようにこのシステムでは、ある時系列
データの過去の挙動から未来の挙動を予測した場合に得
られた予測値がどの程度信頼出来るかも合わせて知るこ
とができる為、予測結果から次の対処がより正確に行え
る。
【0033】実施例2 本明細書の実施例1で述べたように、フラクタル次元の
高いデータについては予測が困難であることが判ってい
る。しかし、実際にはこの困難な予測を敢えて行いたい
場合がある。そのためには、このデータに対して何らか
の変換を施すことにより、フラクタル次元を下げること
ができれば、予測精度が上がることが期待できる。この
様に、単に、データのフラクタル次元を調べるだけでな
く、フラクタル次元が下がるようにデータの変換方法を
調整して、予測精度を上げた場合を実施例2として以下
に述べる。本システムの構成図を図17に示す。入力デ
ータは、入力データ加工部(モジュール)1702で差
分値、移動平均値、あるいは移動平均値からの乖離率等
のデータ生成が行われる。このデータのフラクタル次元
をフラクタル次元算出部(モジュール)1703で算出
し、予測精度が高いと期待されるデータを、入力データ
選択部(モジュール)1705で選択する。選択したデ
ータを用い、ニューラルネットワーク1706で予測を
行う。ニューラルネットワークの学習に必要なパラメー
タは学習パラメータ設定部(モジュール)1704で設
定する。ニューラルネットワークおよび学習パラメータ
設定部の動作は実施例1で述べた通りである。ニューラ
ルネットワークから得られた結果を、入力データ加工部
で行った変換の逆変換を行うことにより求めたいデータ
の予測値が得られる。この逆変換は、逆変換処理部(モ
ジュール)1707で行う。
【0034】図18はこのシステムを利用してある銘柄
の株価の変動値を予測した結果を示す。破線1801は
実績値を、1802及び1803は予測値を示す。この
株価の変動値データのフラクタル次元は1.96である
ため、予測の的中率は偶然の的中確率20%程度である
と予想される。事実、この値をそのまま用いて予測した
結果(図18中1802)は実際の株価の変動とは、全
く間違った予測となっている。しかし、この銘柄の株価
を移動平均値と移動平均値からの乖離率に分離し、個別
に予測をした後、合成することで予測精度が上がる。こ
の銘柄の株価の10日間移動平均値データのフラクタル
次元は1.20、一方、移動平均値からの乖離率データ
のフラクタル次元は1.55といずれも変動値データの
それよりも低い。これら、移動平均値データ及び乖離率
データの予測結果を合成し、その合成値から、株価変動
値の予測結果を求めた結果を図18の1803に示す。
変動値を直接用いて予測した場合には全く間違った予測
しかできなかったものが、分離したデータを用いて予測
することにより、「上昇した後、下降する」という傾向
をうまく掴んでいる。この様にフラクタル次元を指標に
して、意図した結果が得られるように、予め、データを
調整することが可能となる。
【0035】実施例3 本発明を図19のシステム構成図に示すような、異常警
報発生装置に用いた例を示す。通常、各種制御系では制
御対象1901からサンプリングデータ1902を入力
し制御装置1906でそのデータを処理して制御信号1
907を発生し、制御対象1901を制御している。こ
の時、制御装置への入力データを、フラクタル次元算出
部1903へ送り、そこで入力データのフラクタル次元
を算出することによりシステムの異常を検出し警報を発
することができる。例えば、定常状態でのサンプルング
データが図20であるとき、そのフラクタル次元は1.
97であった。しかし、バルブのあそびが大きくなる等
の原因によりサンプリングデータが図21のように変化
するとそのフラクタル次元も1.87へと減少してい
る。このフラクタル次元の変化から警報信号発生部19
04でシステムの異常発生の兆候あるいは異常発生状態
を判断し警報信号1905を発生する。このようにフラ
クタル次元を調べることによりシステムの異常を検出す
ることが可能となる。
【0036】実施例4 本発明を、古くなった構造物の危険度を検出する測定機
に利用した例を示す。古くなったビルや橋脚等の構造物
には無数の割れ目や亀裂が走り、いずれ倒壊の危険を迎
える。ところでこれら構造物の危険性を調べることがで
きれば非常に有用である。本発明では構造物に生じた亀
裂のフラクタル次元を調べることによりこの危険性を判
断するものである。本システムの構成図を図22に示
す。構造物2201に生じた亀裂2202を亀裂データ
入力部(モジュール)2203によりシステムに入力す
る。この方法としては、例えば、構造物の写真を取り、
それをイメージスキャナで読み取る等の方法で行う。
又、入力する亀裂データは構造物全体のものである必要
はなく、構造物の一部からサンプルングした標本を用い
てもよい。次に、この亀裂データのフラクタル次元をフ
ラクタル次元算出部(モジュール)2204で算出す
る。危険度判定部(モジュール)2205ではこのフラ
クタル次元から、その構造物の危険度を算定し、危険度
表示部2206で表示する。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、システムに入力される
データの性質が良くわかっていない場合に、フラクタル
次元という指標を導入することにより、そのデータを用
いた場合、最も適切な効果が得られるように、予め、そ
のシステムを調整することができる。また、システムか
ら得られる結果の効果を事前に評価でき、対処方法に役
立てることができる。さらに、フラクタル次元の変化か
ら、異常検出にも役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フラクタル次元を応用した情報処理装置の構造
【図2】フラクタル次元を応用した時系列データ予測シ
ステムの構造図
【図3】フラクタル次元を算出するフローチャート
【図4】フラクタル次元の説明図
【図5】フラクタル次元算出に必要な中間結果図
【図6】ニューラルネットワークを構成するユニットを
示す図
【図7】多層型ニューラルネットワーク説明図
【図8】時系列データ予測用ニューラルネットワークの
学習過程説明図
【図9】時系列データ予測用ニューラルネットワークの
学習過程フローチャート
【図10】時系列データ予測用ニューラルネットワーク
の予測過程説明図
【図11】学習パラメータ設定過程の一例を示す図
【図12】学習パラメータ設定の効果を示す一例を示す
【図13】フラクタル次元と予測誤差の関係を示す図
【図14】フラクタル次元と予測的中率の関係を示す図
【図15】時系列データ予測システムを経済データの予
測に適応した場合の出力結果の一例を示す図
【図16】時系列データ予測システムを気象データの予
測に適応した場合の出力結果の一例を示す図
【図17】フラクタル次元を応用した時系列データ予測
システムの構成図
【図18】予測結果の一例を示す図
【図19】フラクタル次元を応用した警報装置の構成図
【図20】入力データの一例を示す図
【図21】入力データの一例を示す図
【図22】フラクタル次元を応用した構造物危険度予測
装置の構成図
【符号の説明】
101…システムへ入力するデータ、102…入力する
データ加工部、103…フラクタル次元算出部、104
…メイン処理起動判断部、105…メイン処理部、10
6…パラメータ設定部、107…入力データ選択部、1
08…処理実行部、109…出力データ加工部、110
…システムからの出力、201…被予測時系列データ、
202…フラクタル次元算出部、203…予測処理部、
204…学習パラメータ設定部、205…ニューラルネ
ットワーク、206…出力処理部、1901…制御対
象、1902…サンプリングデータ、1903…フラク
タル次元算出部、1904…警報信号発生部、1905
…警報信号、1906…制御装置、1907…制御信
号。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置へ入力するデータまたは、該データを
    加工して得られたデータのフラクタル次元を算出する手
    段と、該手段により算出されたフラクタル次元を用いて
    データ処理を行う手段とを備えたことを特徴とする情報
    処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報処理装置において、デ
    ータ処理手段の起動を、フラクタル次元を算出する手段
    によって算出されたフラクタル次元の値に基づいて行う
    手段を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の情報処理装置において、フ
    ラクタル次元を算出する手段によって算出されたフラク
    タル次元の値に基づいて、入力データを選択する手段を
    備えたことを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の情報処理装置において、フ
    ラクタル次元を算出する手段によって算出されたフラク
    タル次元の値に基づいて、データ処理手段に用いるパラ
    メータを調整する手段を備えたことを特徴とする情報処
    理装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の情報処理装置において、デ
    ータ処理手段から出力するデータを、フラクタル次元を
    算出する手段によって算出されたフラクタル次元の値に
    基づいて加工し出力する手段を備えたことを特徴とする
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の情報処理装置において、入
    力するデータを時系列データとし、フラクタル次元の算
    出手段は該時系列データのフラクタル次元の算出を行
    い、データ処理手段が該時系列データの未来予測処理を
    行うものであって、予測結果と、その予測結果の期待的
    中率等の予測値に対する確信度を合わせて出力する手段
    と、予測値に対する確信度は該フラクタル次元の算出手
    段で算出した該時系列データのフラクタル次元から求め
    る手段とを備えたことを特徴とする予測システム。
  7. 【請求項7】請求項6記載の予測システムにおいて、予
    測手段にニューラルネットワークを使用し、該ニューラ
    ルネットワークの学習に必要なパラメータの設定は、フ
    ラクタル次元算出手段で算出したフラクタル次元、又は
    フラクタル次元算出の為の中間結果を基に行う手段を備
    えたことを特徴とする予測システム。
  8. 【請求項8】請求項3記載の情報処理装置において、入
    力するデータをあらかじめ、その差分値や移動平均値、
    あるいは移動平均値からの乖離率のデータに変換する手
    段を有し、フラクタフ次元算出の手段は、前記変換され
    たデータのフラクタル次元を算出するものであって、デ
    ータ処理手段は入力データの未来予測処理を行い、該予
    測処理を行う手段にインプットするデータを前記変換さ
    れたデータとし、該インプットデータを、前記フラクタ
    ル次元の算出手段で得られたフラクタル次元を基に選択
    する手段を備え、該予測処理を行う手段から得られた予
    測結果を、意図した予測結果に再変換する手段を備えた
    ことを特徴とする予測システム。
  9. 【請求項9】請求項2記載の情報処理装置において、デ
    ータ処理手段を異常警報信号発生手段とし、該異常信号
    発生手段が入力するデータのフラクタル次元の変化によ
    って起動される機構を備えた異常警報発生システム。
JP3187254A 1991-07-26 1991-07-26 フラクタル次元を応用した情報処理装置 Pending JPH0535768A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3187254A JPH0535768A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 フラクタル次元を応用した情報処理装置
EP19920112449 EP0525592A3 (en) 1991-07-26 1992-07-21 Information processing system using fractal dimension

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3187254A JPH0535768A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 フラクタル次元を応用した情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0535768A true JPH0535768A (ja) 1993-02-12

Family

ID=16202755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3187254A Pending JPH0535768A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 フラクタル次元を応用した情報処理装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0525592A3 (ja)
JP (1) JPH0535768A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016000565A1 (de) 2015-01-27 2016-07-28 Fanuc Corporation Robotersystem, bei welchem die Helligkeit des Installationstisches für Roboter verändert wird

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4317746A1 (de) * 1993-05-27 1994-12-01 Max Planck Gesellschaft Verfahren und Einrichtung zur Raumfilterung
SG97742A1 (en) * 1993-08-31 2003-08-20 Shell Int Research A method and apparatus for preventing the occurence of false responses in optical detection devices
EP1236183A2 (en) * 1999-12-10 2002-09-04 Durand Technology Limited Improvements in or relating to applications of fractal and/or chaotic techniques
CN119850004A (zh) * 2024-12-03 2025-04-18 国网上海市电力公司 一种基于分形理论的台区智能感知数字评价方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640096B2 (ja) * 1989-05-22 1994-05-25 工業技術院長 微小散乱体間隔空間分布測定方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016000565A1 (de) 2015-01-27 2016-07-28 Fanuc Corporation Robotersystem, bei welchem die Helligkeit des Installationstisches für Roboter verändert wird

Also Published As

Publication number Publication date
EP0525592A3 (en) 1994-06-08
EP0525592A2 (en) 1993-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Raza et al. EWMA model based shift-detection methods for detecting covariate shifts in non-stationary environments
US10977568B2 (en) Information processing apparatus, diagnosis method, and program
US7640145B2 (en) Automated model configuration and deployment system for equipment health monitoring
CN102705303B (zh) 一种基于残差与双级Elman神经网络的液压伺服系统故障定位方法
Flah et al. Localization and classification of structural damage using deep learning single-channel signal-based measurement
US11586855B2 (en) Method for determining a confidence value of a detected object
Lahdhiri et al. Supervised process monitoring and fault diagnosis based on machine learning methods
CN108062565A (zh) 基于化工te过程的双主元-动态核主元分析故障诊断方法
CN111460392A (zh) 一种磁悬浮列车及其列车的悬浮系统故障检测方法和系统
DE102012103652A1 (de) Verfahren, Computerprogramm und System zur Durchführung der Interpolation bei Sensordaten zur Erzielung einer hohen Systemverfügbarkeit
Li et al. A principled distance-aware uncertainty quantification approach for enhancing the reliability of physics-informed neural network
Baklouti et al. Iterated robust kernel fuzzy principal component analysis and application to fault detection
Li et al. Structural health monitoring data anomaly detection by transformer enhanced densely connected neural networks
CN111122811A (zh) 一种oica和rnn融合模型的污水处理过程故障监测方法
JP2024022577A (ja) 表示装置の欠陥検知のためのシステム、方法および記憶媒体
Ruiz et al. Structural damage detection for a small population of nominally equal beams using PSO-optimized convolutional neural networks
Entezami et al. Condition assessment of civil structures for structural health monitoring using supervised learning classification methods
CN114004331A (zh) 一种基于关键指标和深度学习的故障分析方法
Ni et al. Development of a moving vehicle identification framework using structural vibration response and deep learning algorithms
CN117319223A (zh) 一种基于数字孪生技术的领导驾驶舱可视化方法及系统
CN120580407A (zh) 基于多尺度特征的无监督异常检测方法
CN119848455A (zh) 一种基于多尺度注意力机制与图神经网络的剩余使用寿命预测方法
KR20230075826A (ko) 딥러닝 기반의 모터 고장 감지 장치 및 방법
CN117093932B (zh) 一种基于双层分布式和集成贝叶斯推理的故障检测方法
CN111079348B (zh) 一种缓变信号检测方法和装置