JPH0535997U - 電動シヤツターの非常開放装置 - Google Patents
電動シヤツターの非常開放装置Info
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- JPH0535997U JPH0535997U JP9324691U JP9324691U JPH0535997U JP H0535997 U JPH0535997 U JP H0535997U JP 9324691 U JP9324691 U JP 9324691U JP 9324691 U JP9324691 U JP 9324691U JP H0535997 U JPH0535997 U JP H0535997U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は電動シャッターの開放時点で停電等
が生じた場合、手動操作によりブレーキ装置を簡易に解
放できるようにしたことを目的とする。 【構成】 ブレーキ装置7を構成する電磁マグネット1
2のプランジヤ15に引張索31の一方を支着し、引張
索31の他方端を、その途中にばね部材35を介在させ
て直接シャッター開閉機1の外方に引出すか、あるい
は、ばね部材41を介して引外杆42に支着し、この引
外杆42を、その上下運動を規制する係止手段を介在さ
せてシャッター開閉機1の外方に引出して、電動シャッ
ター3の非常用開放装置30,30aを構成したことを
特徴とする。
が生じた場合、手動操作によりブレーキ装置を簡易に解
放できるようにしたことを目的とする。 【構成】 ブレーキ装置7を構成する電磁マグネット1
2のプランジヤ15に引張索31の一方を支着し、引張
索31の他方端を、その途中にばね部材35を介在させ
て直接シャッター開閉機1の外方に引出すか、あるい
は、ばね部材41を介して引外杆42に支着し、この引
外杆42を、その上下運動を規制する係止手段を介在さ
せてシャッター開閉機1の外方に引出して、電動シャッ
ター3の非常用開放装置30,30aを構成したことを
特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、例えば、通常の家屋等に取付けられているシャッター式雨戸等建築 物の間口を開閉する電動シャッターの非常開放装置の改良に関する。
【0002】
今日では、ビル,店舗をはじめ一般の家屋等の建築物には、防犯,防火を目的 として間口の開口部にシャッターを使用することが通常となっている。 前記シャッターは防犯,防火の役目を果す反面、非常時における建物内からの 脱出,消火,救助活動等を行う場合は大きな妨げとなる問題を含んでいた。 例えば、今日、大多数のシャッターは電動式のものが採用されており、この電 動式シャッターにおける非常時のブレーキ解放装置としては、種々のものが開発 されるが、一般的には、非常用電源による電磁マグネットへの通電により、該マ グネットに設けた手動操作用のブレーキ解放レバーを駆動して、シャッター巻上 (巻戻)用の電動機側に駆動連結したブレーキホイールと、電磁マグネット側に 取付けたブレーキライニングとの圧接を解くことにより、前記シャッターを手動 チェーンやハンドル等を手動操作して緊急時の開放を行っていた。
【0003】 しかし、前記電動シャッターの構造においては、例えば、火災等の発生時に非 常用電源も含めて停電事故が生じた場合、前記電磁マグネットは全く機能せず、 ブレーキ解放装置を操作することができないため、シャッターは閉鎖状態を維持 しており、非常時に建物の内部からの脱出ができなくなる問題があった。 この場合、手動操作用のブレーキ解放レバーを手動操作してシャッターのブレ ーキを解放することもできるが、前記のブレーキ解放に際しては、天井裏まで上 ってブレーキ解放レバーを手動で操作しなければならず、火災等の発生時に前記 の操作を行うことは、人身事故を誘発しかねない重大な問題があり、その実現性 は困難であった。
【0004】 前記の問題を解決するために、非常時においては、閉鎖されているシャッター を外部から開放する手段として、例えば、電動シャッターが設置されている建物 の外壁に消防用ホースの接続口とか外部電源の差込口を設け、送水圧によってブ レーキを開放して電動機の回転子軸を強制回転する方式や、外部電源(電源車) を差込んで電磁マグネットを動作させてブレーキを解放する方式が一部では採用 されているが、いづれの場合においても、シャッターの設備以外に多くの付属設 備や工事が必要となり、シャッターの設備が複雑化するとともに設備自体が高価 となる問題があり、例えば、一般家屋に使用するシャッター式の雨戸に前記非常 時開放用の付属設備を設置することは、大規模なビルや店舗等を除いては、費用 はもとより設置スペースの問題があり、採用するには至らない。 この結果、前記シャッター式の雨戸においては、例えば、電動機とシャッター 巻取胴との間に手動式のクラッチを介在させ、停電時等の非常時にクラッチ操作 にて電動機を切り離し、人力でシャッターを開放することも可能であるが、前記 のクラッチ操作も、天井裏に上って行わなければならず、非常時の操作としては 不適当であるとともに、クラッチ等の使用部品が増加し、しかも、それに伴う組 立作業にも手間等がかかり、シャッター式雨戸等電動シャッターの製作原価を高 くする問題があった。
【0005】 本考案は前記種々の問題点に鑑み、通常時においては電動シャッターとして用 い、停電時等の非常時は、簡素な構成で格別な操作を要することなく、極めて簡 易に、かつ、短時間で開放可能とした電動シャッターの非常開放装置を提供する ことを目的とする。
【0006】
本考案は電動駆動するシャッター開閉機と、前記シャッター開閉機と駆動可能 に連結されてシャッターの巻取り・巻戻しを行うシャッター巻取胴とを備え、シ ャッター開閉機は、内部に電動機と、該電動機の回転を減速してシャッター巻取 胴を回転させるための減速歯車を内蔵した回転伝達装置と、前記電動機側に設け たブレーキホイールと接離可能に接触するプランジヤを有する電磁マグネットか らなるブレーキ装置と、更に、前記ブレーキ装置を構成する電磁マグネットのプ ランジヤに、一方端を緊縛したプランジヤ引戻し用の引張索を、その途中にばね 部材を介在させた状態で、シャッター開閉機の側端から外部に引出し、この引張 索を外力によりばね部材の力に抗して外方に引張ることによって、プランジヤを 手動で電磁マグネットの吸引側に引戻すようにしたブレーキ装置の非常用解放装 置とを具備して電動シャッターを構成するとともに、前記シャッター開閉機とシ ャッター巻取胴とを、該巻取胴の自動巻戻しを行わせるコイルばねにて駆動結合 したので、その作用は次のとおりである。
【0007】
本考案は停電時等の非常時において、シャッター巻取り用電動機の運転が不可 能な場合、ブレーキ装置を構成する電磁マグネットのプランジヤを、該プランジ ヤに一方端を緊縛したプランジヤ引戻し用の引張索により、電磁マグネットの吸 引側に引戻してブレーキホイールとの接触を断つと、ブレーキ装置は手動にて容 易に解放することができる。この結果、前記電動機は通電が行われなくても、ブ レーキ装置の解放により、シャッター開閉機内において空転するため、シャッタ ーは、その降下時、捩じり作用によって回転力が付与されているコイルばねの前 記捩じり作用の反発力による前記回転力により、巻戻し方向に回動する巻取胴に よって巻取りが自動的に行われるため、シャッターの非常時における緊急開放が 、ほぼ1動作で迅速・確実に行うことができ、シャッターが非常時に開放できな いことによって生ずる人的及び物的被害を良好に軽減することができる。又、ブ レーキ装置の手動による非常用解放装置は、プランジヤに緊縛した引張索を大き な力を特に要することもなく、ただ外側方向に引張るだけでよいため、緊急時に おける操作が容易であるとともに、ブレーキ解放装置の構造も簡素となり、電動 シャッターの手動によるブレーキの解放装置を簡易に、かつ、経済的に製作する ことが可能となる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図1ないし図6により説明する。なお、本考案は例え ば、家屋の窓部やガレージ等に使用する電動シャッターに実施した例について説 明する。 図1ないし図3において、1は家屋の窓部2上部の巻取室2aに取付けた電動 シャッター3のシャッター開閉機で、円筒状のケース4に内蔵されている。5は 前記シャッター開閉機(以下、単に開閉機という)1の外側に、該開閉機1より 軸方向の寸法を長くして回転自在に遊合・支承されてシャッター6の巻取を行う シャッター巻取胴である。
【0009】 次に前記開閉機1の詳細構造を図1によって説明する。シャッター開閉機1は 図1の左方向から右側にかけて、ブレーキ装置7、電動機8、該電動機8の回転 を減速してシャッター巻取胴5を回転させる複数の遊星歯車群からなる回転伝達 装置9からなり、前記各部材はケース4内に横一列状態となって配設されている 。そして、前記ブレーキ装置7は、図4で示すように、鉄心10に電磁コイル1 1を巻装した電磁マグネット12と、電磁マグネット12の鉄心10の吸着面1 3に電動機8側に向けて水平に突設したガイドピン14と、前記ガイドピン14 に係合支持されて水平方向には移動し、周方向に回動しないプランジヤ15と、 電動機の回転子軸8aに前記プランジヤ15と対向させて止着したブレーキホイ ール16と、このブレーキホイール16に展着した耐摩耗性に優れた円環状のブ レーキライニング17とからなり、電磁マグネット12の励磁により、プランジ ヤ15を鉄心10の吸着面13に吸着させてブレーキ装置7を開放したり、逆に 、押圧ばね15aにてブレーキホイール15側に押圧して電動機8に制動をかけ るように設けられている。
【0010】 次に前記電動機8は図1で示すように、ブレーキ装置7と回転伝達装置9との 間に収容されて、回転子軸8aの一方端はブレーキ装置7に、他方端は回転伝達 装置9を介してその駆動軸18にそれぞれ駆動可能に結合されている。そして、 前記回転伝達装置9の駆動軸18は図1に示すように、ケース4の一方の端部か ら外方に回転自在に突出されており、駆動軸18が突出しないケース4の他方端 (図1の左側)には、角形の係止軸26を貫通突出させたブラケット21が、ケ ース4の端末外周に嵌着した軸受部材22を介して止着されている。
【0011】 そして、前記ケース4の外側に遊合・支承されるシャッター巻取胴5は、図1 に示すように、その一方端はケース4の端末に嵌着した軸受部材22を介して回 転自在に支承されており、他方端はその端末内側に内挿したばね支持部材19の 軸杆20に挿着した軸受部材22aを介して嵌着したカラー23に止めねじ等を 用いて止着することにより、ケース4の外周に前記軸受部材22,22aの介在 によって回転自在に遊合保持される。 次に、ケース4とシャッター巻取胴5とを連結する場合について説明する。図 1においてケース4内からばね支持部材19側に突出する駆動軸18には、シャ ッター巻取胴5の内周面と摺接する連結ホイール25を固着し、この連結ホイー ル25の外周にシャッター巻取胴5を止ねじ等により止着すると、電動機8の回 転は前記連結ホイール25を介してシャッター巻取胴5に伝達される。そして、 前記シャッター巻取胴5には図3で示すように、シャッター6の上端部を連結し て該シャッター6の巻取り、巻戻しを行う。
【0012】 更に、前記シャッター巻取胴5内の連結ホイール25とばね支持部材19との 間に存在する空所には、シャッター巻取胴5を、シャッター6が巻取れる方向に 回転力を付与するためのコイルばね27が、その一端を連結ホイール25に、他 端はばね支持部材19にそれぞれ支着されて介挿保持されている。 そして、前記シャッター開閉機1はシャッター巻取胴5を遊合・保持した状態 で、図1で示すように、ブラケット21側に突設した係止軸26を窓部2上方に 設けた巻取室(図2参照)2aの側壁28に回動不能に挿入し、他方、シャッタ ー巻取胴5の一方端を軸受部材22a、カラー23を介して支持するばね支持部 材19の軸杆20に一体的に突出して形成した角形の係止軸26aは、これを巻 取室2aの他方の側壁28aに回動不能に挿入することにより、シャッター開閉 機1に遊合したシャッター巻取胴5は、前記係止軸26,26aがそれぞれ側壁 28,28aに回動不能に支承保持されているため、シャッター開閉機1の回転 力が、電動機8→回転伝達装置9→駆動軸18→連結ホイール25を経て良好に 伝達でき、コイルばね27に捩じり作用を付与したり、前記捩じ作用が付与され たコイルばね27が原状復帰する際に生ずる回転力を有効に利用してシャッター 6の巻取り、巻戻しを円滑に行う。
【0013】 次に、緊急時においてブレーキ装置7を手動によって非常解放する非常用解放 装置30について説明する。 図4において、31は例えば、ガラス繊維を主体とした高強度繊維や鋼線等か らなる電磁マグネット12のプランジヤ15引戻用の引張索で、その一方端はプ ランジヤ15の中心部に穿孔した孔部を通し、ブレーキホイール16側において 、前記孔部から抜脱しないように塊状に縛り付けてプランジヤ15に掛止し、前 記引張索31の他方端は電磁マグネット12の鉄心10中央に設けた貫通孔32 を通してケース4の端末側に少し弛みをもたせた状態で引出し、該ケース4の端 末内側に収容載置した平板33の位置で、こぶ状の係止部34を形成し、かつ、 これを平板33に当接させた状態で該平板33及び、この平板33とケース4端 末の壁体4aとの間に介挿した圧縮ばね35とに挿通する。 そして、前記圧縮ばね35を貫通させた引張索31は、壁体4aに穿孔した透 孔4b及びブラケット21の下側に開口した引出口36を通して図4のように、 シャッター開閉機1の外側に引出すもので、前記引張索31、平板33、圧縮ば ね35とによって非常用開放装置30を構成するものである。なお、図4中、3 7はシャッター開閉機1から引出された引張索31の引出端に縛り付けた引張索 31掛止用の掛止ばねを示し、前記引張索31を引張った場合、その引張り状態 を維持させるためのもので、掛止具38に掛止することにより、前記引張り状態 を良好に保持することが可能となる。
【0014】 次に、動作について説明する。 電動シャッター3は、正常時においてはシャッター6部分がシャッター巻取胴 5に巻取られて窓部2上方の巻取室2aに収容されている。この際、ブレーキ装 置7は、電磁マグネット12のプランジヤ15が、押圧ばね15aに押圧されて 電動機8側に移動し、ブレーキライニング17がブレーキホイール16に圧接し て電動機8に制動を加えている。即ち、電動機8が空転することによってシャッ ター6が自然降下するのを阻止している。 つづいて、前記シャッター6が巻取られた状態で、窓部2を閉鎖するために、 シャッター開閉機1を駆動してシャッター6を降す場合について説明する。電動 シャッター3を操作する場合は、先ず、室内に設置した図示しない操作スイッチ を投入する。操作スイッチの投入により、電動シャッター3に組込んだ図示しな い制御装置からの指令信号にて電磁マグネット12が通電され、プランジヤ15 は押圧ばね15aの力に抗して吸着面13に吸着される。この結果、プランジヤ 15に設けたブレーキライニング17はブレーキホイール16から解離し、ブレ ーキ装置7を解放する。
【0015】 前記ブレーキ装置7が解放されると、制御装置から電動機8を正転方向(シャ ッター6を巻戻す方向)に駆動させる指令信号が出力されて電動機8を起動する 。即ち、電動シャッター3を駆動し、シャッター巻取胴5に巻取られているシャ ッター6を、前記シャッター巻取胴5の巻戻し方向への回転によって徐々に降下 させて窓部2を閉鎖する。そして、シャッター6が定位置の直前まで降下すると 、センサ等がこれを検知し、制御装置から電動機8及び電磁マグネット12に通 電を停止させるための指令信号が出力され、電動機8及び電磁マグネット12の 運転を停止させる。電磁マグネット12への通電が停止されると、プランジヤ1 5は押圧ばね15aの押圧力により吸着面13を離れ電動機8側に移動し、ブレ ーキライニング17をブレーキホイール16に圧接させて電動機8に制動をかけ る。即ち、ブレーキ装置7を作動させる。従って、電動機8は惰性運転が確実に 阻止でき、シャッター6をあらかじめ設定した定位置に自動停止させ、それ以上 の降下を防ぎシャッター6の破損を阻止する。
【0016】 前記シャッター6の降下中は、端部が連結ホイール25とばね支持部材19と にそれぞれ支着されて介挿保持されているコイルばね27は、前記連結ホイール 25が回転し、ばね支持部材19が側壁28aに固定されていることによって、 シャッター6が巻取れる方向に回転力を付与できるように捩じり込まれている。 即ち、コイルばね27はシャッター6の降下時において、捩じり作用によって反 発力が得られる方向に捩じるものである。
【0017】 シャッター6を降下したあと、必要に応じてシャッター6を巻戻す(上昇させ る)場合は、降下時と同様に、操作スイッチの投入により制御装置からブレーキ 装置7を解放する指令信号が出力され、ブレーキ装置7を解放すると同時に、電 動機8を逆転方向(シャッター6を巻取る方向)に駆動する指令信号を出力し、 電動機8を起動してシャッター6をコイルばね27の捩じり作用によって生ずる 回転力の利用と相まって巻取り窓部2を開放する。
【0018】 そして、今、シャッター6を開放する場合において、停電事故が生じたり、電 磁マグネット12等の電気部品が故障したようなときは、非常用解放装置30を 手動操作し、ブレーキ装置7を解放してシャッター6の開放を行う。前記解放装 置30の操作に際しては、図4において、掛止ばね37を手に持ち、これを下方 に引張り、その下端の湾曲部を掛止具38に掛止する。 即ち、前記掛止ばね37を下方に引張ると、該ばね37自体が図6で示すよう に引伸される。この掛止ばね37の引伸作用によって引張索31は透孔4b引出 口36を通して外方に引張られる。前記引張索31の引張力により、係止部34 と当接している平板33は、圧縮ばね35を圧縮した状態で壁体4a側に移動す る。前記平板33の移動により、該平板33とプランジヤ15との間で弛みをも たせて繋着されている引張索31は、前記弛み部分が緊張するとともに、圧縮ば ね35が図6のように圧縮することにより、プランジヤ15を押圧ばね15aの 力に抗して鉄心10の吸着面13側に引戻し、ブレーキライニング17とブレー キホイール16との圧接を解くことにより、ブレーキ装置7を解放して電動機8 の空転を可能とする。前記ブレーキ装置7の解放状態は図6のように、掛止ばね 37を掛止具38に掛止めておくことによって維持することができる。
【0019】 前記非常用解放装置30を操作する際、掛止ばね37を引張る力は、押圧ばね 15a及び圧縮ばね35の各付勢力に打勝だけの力が必要であることは云うまで もない。又、圧縮ばね35は、平板33とプランジヤ15との間で引張索31を 、弛みをもたせて繋着するために存在するもので、これにより、プランジヤ15 の電動機8側への移動に際しての束縛を与えないようにして円滑な移動を保証す るとともに、プランジヤ15と吸着面13との間隙が小さいため、引張索31を 引張る際、引張索31の引張り長さに余裕を持たせ、かつ、前記引張索31に加 わる荷重を極力少なくして、非常時における引張索31の引張動作を押圧ばね1 5aに打勝だけの力で引張ることができるようにするためのものである。
【0020】 前記のようにして、ブレーキ装置7を解放したあとシャッター6の下方端を手 で持ち、これを上方に押し上げると、シャッター巻取胴5は、その内部に介挿し たコイルばね27の捩じり作用に基づく反発力によって生ずる回転力により自動 回転し、シャッター6を上昇させながら巻取る。このシャッター6の巻取りに当 っては、前記のように、ブレーキ装置7を非常用解放装置30によって手動解放 するだけで、あとは、コイルばね27の回転力の利用によりシャッター6の巻取 りは人力をほとんど必要としないので、非常時におけるシャッター6の緊急な開 放を迅速に、かつ、確実に行うことができる。又、非常時におけるシャッター6 の開放は、シャッター6を完全に開放する必要はなく、人体が通り抜けすること ができる程度開放できればよいことは勿論である。 更に、シャッター6を開放したあとは、掛止ばね37の掛止を解き、圧縮ばね 35を原位置に戻すと、プランジヤ15を鉄心10の吸着面13側に保持してい る力が喪失するため、押圧ばね15aの押圧力によってプランジヤ15は図4で 示すように、再び電動機8側に移動してブレーキ装置7に制動作用を付与し、電 動機8の空転を阻止する。従って、開放されたシャッター6は開放地点において ブレーキ装置7が作動しているため、それ以上の解放,降下を行うことは全くな い。このため、室内からの脱出時、シャッター6が不意に動作して人体に危害を 及ぼすという問題は全く生じない。
【0021】 次に、図7,図8において、本考案の他の非常用解放装置30aの他の実施例 について説明する。 図7において、41は引張索31の途中に取付けた引張ばねで、この引張ばね 41の一方はプランジヤ15側に、他方は下方端をシャッター開閉機1の下方に 突出させてブラケット21内に上下動可能に収容した引外杆42の上端にそれぞ れ引張索31を介在させて支着されている。そして、前記引外杆42は図8で示 すように、ブラケット21内において案内ガイド43,44によって上下動可能 に挟持されており、その胴央には横長な凹溝45を電磁マグネット12と対応す る壁体4a側に凹設した係止段部46が引外杆42と一体的に形成されている。 そして、前記凹溝45と対応する壁体4a側には、凹溝45に嵌合したボール4 8と係合するハート形のカム溝(カム部材)47が形成されている。
【0022】 前記他の実施例の非常用解放装置30aは、図7において引外紐49を下方に 引張ると、引外杆42が下方に移動するとともに、係止段部46の凹溝45に嵌 合しているボール48は、凹溝45内を横移動しながらカム溝47内を引外杆4 2の降下に伴い反時計方向(下方)に移動し、図10で示すように、前記カム溝 47下部の凹部50の位置に達すると、前記ボール48は凹部50に係止されて その移動を一旦停止する。このように、引外杆42をボール48がカム溝47の 凹部50に係止する位置まで引下げると、引張索31に取付けた引張ばね41が 、図9で示すように引張られてプランジヤ15を、押圧ばね15aの力に抗して 鉄心10の吸着面13側に移動させてブレーキ装置7を解放する。この際、引外 杆42を引張る力を弛めても、引外杆42はボール48がカム溝47の凹部50 に係止されているため、引張ばね41の引張力が作用しても、上動することはな い。この結果、電動シャッター3の非常開放に当っては、引外杆42を下方に引 き戻してカム溝47の凹部50に凹溝45に嵌合しているボール48を係止させ るだけで、ブレーキ装置7を迅速・容易に解放することができる。又、この場合 、引外杆42を特別に係止させておくための掛止部材が不要であるということは 云うまでもない。 ブレーキ装置7を制動状態に復帰させる場合は、再度図10において引外杆4 2を下側に引くと、ボール48は係止段部46の凹溝45が下ることにより凹部 50との係止が外れる。このため、この時点で引下杆42を逆に上動させると、 ボール48はカム溝47に沿って反時計方向に移動し、図8に示す原位置に戻る 。この結果、引張ばね41に付与されていた引張力が減少するため、押圧ばね4 5の力が引張ばね41の力に打勝ち、プランジヤ15を電動機8側に移動させて ブレーキ装置7に制動作用を付与し、電動機8の空転を阻止させる。
【0023】 本考案の非常用解放装置30,30aは、シャッター6が閉鎖されているとき 、これを手動で開放する例について説明したが、シャッター6を降下させる場合 に停電事故が発生したときでも、非常用解放装置30,30aを前記のように手 動操作してブレーキ装置7を解放し、この状態で、電動機8を空転させながら手 動でシャッター6を降下させて窓部2を閉鎖するようにしても本考案は成立する ものである。
【0024】
本考案は以上説明したように、シャッター開閉機のブレーキ装置を解放する電 磁マグネットのプランジヤに、ばね部材を介挿して引張索を取付け、この引張索 をシャッター開閉機の外方に引出して、前記プランジヤを外部から手動操作でき るように構成したので、停電時等の非常時においては、前記引張索を外部から、 ばね部材の力に抗して操作するだけで、ブレーキ装置を手動解放することが可能 となり、これにより、シャッターを特に非常時において容易に手動開放すること ができるので、至便である。
【0025】 しかも、前記手動によるブレーキ装置の解放装置は、引張索とばね部材とを組 合せることにより設けることができるため、簡素な構造で、経済的に製作するこ とができる。
【0026】 更に、本考案の他の実施例においては、引張索に引外杆を連接し、この引外杆 自体にはその上下運動の範囲を規制する係止手段が具備されているので、引外杆 を操作してブレーキ装置を手動解放したとき、引外杆から手を離しても引外杆は 係止手段によってその位置が自動的に保持できるため、非常時におけるブレーキ 装置の解放操作が迅速・確実に行い得る利点もある。
【0027】 その上、本考案においては、引張索に連接したばね部材によって引張索の緊張 度合を調整することができるので、プランジヤに余分な荷重を加えることが解消 でき、ブレーキ装置の非常解放を解除したとき、前記ブレーキ装置の制動を何等 の支障もきたすことなく、確実に行うことができる利点もある。
【図1】本考案の非常開放装置を備えた電動シャッター
におけるシャッター開閉機を縦断して示す断面図であ
る。
におけるシャッター開閉機を縦断して示す断面図であ
る。
【図2】電動シャッターの取付状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】電動シャッターの使用状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図4】本考案の非常開放装置を備えたブレーキ装置の
制動時の状態を示す要部縦断面図である。
制動時の状態を示す要部縦断面図である。
【図5】本考案の非常開放装置の側面図である。
【図6】本考案の非常開放装置を備えたブレーキ装置を
手動開放した状態を示す要部縦断面図である。
手動開放した状態を示す要部縦断面図である。
【図7】本考案の非常開放装置の他の実施例を備えたブ
レーキ装置の制動時の状態を示す縦断面図である。
レーキ装置の制動時の状態を示す縦断面図である。
【図8】図7の要部を示す縦断面図である。
【図9】図7の非常開放装置を手動操作してブレーキ装
置を開放した状態を示す縦断面図である。
置を開放した状態を示す縦断面図である。
【図10】図9の要部を縦断して示す側面図である。
1 シャッター開閉機 3 電動シャッター 4 ケース 5 シャッター巻取胴 6 シャッター 7 ブレーキ装置 8 電動機 12 電磁マグネット 15 プランジヤ 27 コイルばね 30 非常用解放装置 30a 非常用解放装置 31 引張索 35 掛止ばね 41 引張ばね 42 引外杆 45 凹溝 46 係止段部 47 カム溝 48 ボール 50 凹部
Claims (2)
- 【請求項1】 シャッター開閉機に設置したブレーキ装
置を解放する電磁マグネットのプランジヤに引張索の一
方端を支着し、前記引張索の他方端はその途中にばね部
材を介在させて前記シャッター開閉機の外方に引出すよ
うにしたことを特徴とする電動シャッターの非常開放装
置。 - 【請求項2】 シャッター開閉機に設置したブレーキ装
置を解放する電磁マグネットのプランジヤに引張索の一
方端を支着し、前記引張索の他方端には引外杆を取付
け、この引外杆に該引外杆の上下運動の範囲を規制する
係止手段を具備させるようにしたことを特徴とする電動
シャッターの非常開放装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9324691U JP2559210Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 電動シャッターの非常開放装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9324691U JP2559210Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 電動シャッターの非常開放装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0535997U true JPH0535997U (ja) | 1993-05-18 |
| JP2559210Y2 JP2559210Y2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=14077153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9324691U Expired - Fee Related JP2559210Y2 (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 電動シャッターの非常開放装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2559210Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07317471A (ja) * | 1994-05-20 | 1995-12-05 | Shinsei Seiki Kk | 電動シャッターの制御方法及び電動シャッターの手動 切換装置 |
| JP2011214282A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Lixil Corp | 手動操作用手段の取出機構 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4547114B2 (ja) * | 2001-08-02 | 2010-09-22 | 富士変速機株式会社 | 開閉機における非常時閉動装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101473320B1 (ko) | 2008-01-08 | 2014-12-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 벤조인돌계 화합물 및 이를 이용한 염료 감응 태양전지 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP9324691U patent/JP2559210Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07317471A (ja) * | 1994-05-20 | 1995-12-05 | Shinsei Seiki Kk | 電動シャッターの制御方法及び電動シャッターの手動 切換装置 |
| JP2011214282A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Lixil Corp | 手動操作用手段の取出機構 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2559210Y2 (ja) | 1998-01-14 |
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