JPH0536143Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0536143Y2
JPH0536143Y2 JP1988089464U JP8946488U JPH0536143Y2 JP H0536143 Y2 JPH0536143 Y2 JP H0536143Y2 JP 1988089464 U JP1988089464 U JP 1988089464U JP 8946488 U JP8946488 U JP 8946488U JP H0536143 Y2 JPH0536143 Y2 JP H0536143Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
axle
wear
seal
sliding contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988089464U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0211224U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988089464U priority Critical patent/JPH0536143Y2/ja
Publication of JPH0211224U publication Critical patent/JPH0211224U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0536143Y2 publication Critical patent/JPH0536143Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この考案は車軸のジヤーナルに取り付けられ、
オイルシールリツプと摺接する車軸用油切りに関
する。 (従来の技術) 鉄道車両の車軸4は第1図に示すようにジヤー
ナル6に組込まれたころがり軸受3,7によつて
相対的に回転しうるのであるが、軸箱5内に満た
された潤滑油8はころ9やボール10の回転によ
つて掻きあげられて軸受全体を潤滑するのであ
り、軸箱に固定されたオイルシール2のリツプは
ジヤーナルに組まれた油切り1の外周と摺接し軸
箱内の潤滑油が漏出しないような構造をとるのが
一般的である。 車両、特に新幹線電車では車軸が高速回転する
ので、オイルシールリツプと摺接する油切り外周
面の摩耗が大である。日本国有鉄道規格(JRS)
17931−2B−15AR8Tによれば、油切りの表面に
HV700以上の硬さのめつきを施したり、高周波
焼入れして表面のかたさをHV600以上にして摩
耗に対処していた。さらに、シールリングに摺接
する相手部品に表面部にセラミツクコーテイング
を施し、セラミツクコーテイングとシールリング
との摺接で摩耗係数を低くし、シールリングとの
耐摩耗性を向上させた軸受装置もあつた(実開昭
59−59572号公報参照)。 (考案が解決しようとする課題) オイルシールリツプと摺接する油切りの外周面
が摩耗する一因は第4図に示すようにオイルシー
ル2のリツプ12と油切り1の摺接面13の間に
セラミツクの1種であるAl2O3やSi2O3などを含
む塵埃11が異物として浸入するので、これらが
硬質クロムめつき層よりも硬くてめつき層を油切
りの外周面12から削り取つてしまい、油切りの
摺接面の摩耗は一段と進行することになる。この
ため、車両検査の都度めつき層を剥がしてから、
再めつきを施しており、車両全体の検査周期を延
伸でず、車両の維持管理費が高くついた。さら
に、油切りの摺接面にセラミツクスを被覆するこ
とも考えられるが、この場合はセラミツクスの接
着強度は通常60〜100Kgf/mm2程度であり、本考
案に係る鉄道車両の油切りのような車軸と大きな
しめしろ(0.150〜0.200mm)で嵌合され、大きな
振動加速度(50〜100G)を受ける部品に対して
はセラミツクス被覆層のような弱い接着強度のも
のを適用すると、溶射膜が剥離するおそれがあ
る。 (課題を解決するための手段) この考案は、油切りのオイルシールリツプとの
摺接面にセラミツクスよりも接着強度の大きいチ
タンの窒化物、炭化物、炭窒化物の1種又は2種
以上を被覆することによつて、摩耗量を大幅に減
じ、修繕費の低減、車両検査周期の延伸をはかつ
たものである。 (作用) 車軸が高速回転すると、オイルシールはチタン
の窒化物、炭化物、炭窒化物の1種又は2種以上
で被覆した油切りの摺接面と高速度で接触するた
め、摺接面の摩耗が僅少であるので、被覆膜には
くりがなく長時間にわたつて密封効果が維持され
る。 (実施例) 次にこの考案の実施例を図面について説明す
る。第1図はこの考案が適用された新幹線電車の
軸箱であつて、車軸4のジヤーナル6は軸箱5内
にころ軸受3を介して組込まれ、さらに軸箱5に
取付けられた前蓋14と軸端の間には玉軸受7が
介装されていて、車軸4は軸箱5に対して相対的
に回転しうるようになつている。 さらに、車軸4の車輪(図示せず)取付け側に
第2図に示すような油切り1が嵌着される。軸箱
5には前記の油切りに対応して後蓋15が取付け
られる。後蓋には油切り1の外周に設けられた円
筒状のシール部16の内外周面とすきまをあけて
対向すると共に後蓋の外周面ともすきまを介して
対向してラビリンスシールすきまを形成する断面
コ字形のシール部17が形成される。さらに後蓋
には軸受近傍にオイルシール2が取付けられてい
て、内方及び外方に延びる2枚のリツプ12が油
切り外周の摺接面13に接する。オイルシール2
のリツプ12が摺接する油切りの摺接面13には
第2図のようにチタンの窒化物(TiN)の被覆
層23が形成されていて、車軸4の高速回転に対
しても摩耗しないように処理されている。 さらに、軸箱5の下方にはころ軸受3の外輪1
9の軌道18、および玉軸受7の外輪20の軌道
24が没入する程度に潤滑油が満たされており、
車軸の回転に伴いころ9やボール10の自公転に
よつて潤滑油が掻きあげられて、上方からころ9
やボール10、軌道面18,24を潤滑する。 なお、油切りの被覆層は上述のTiNの他に必
要に応じてチタンの炭化物(TiC)、炭窒化物
(TiCN)の一層又は複合層を溶射などの適宜の
手段によつて形成することができる。 ちなみに、外径40φ、内径19φの供試リングの
外周面にこの考案の如くTiN被覆を施したもの
と、従来品のように硬質クロムめつきを施したも
のに、各々オイルシールリツプを摺接させて摩耗
比較試験を行つた。 A 試験条件
【表】
【表】 B 試験結果 試験後のそれぞれのシールリングの摩耗深さ
は第5図に示した通りであつた。これに示すよ
うに本考案の摩耗量が硬質クロムメツキを施し
たものに比べ約1/10と非常に小さかつた。 オイルシールからの油洩れは双方とも認めら
れなかつた。 (効果) この考案は、上述のように油切りの外周面にセ
ラミツクスよりも接着強度が600Kgf/mm2と接着
強度の大きいチタンの窒化物、炭化物、炭窒化物
の1種又は2種以上を被覆したので、耐摩耗性が
飛躍的に向上した。また、軸と大きなしめしろ
(0.150〜0.200mm)で嵌合され、かつ大きな振動
加速度(50〜100G)を受けてもセラミツクスの
溶着層のごとき被覆膜にはくりの生ずる虞もな
い。油切りの摺接面の修繕費の縮減がはかれるだ
けでなく、車両検査周期の大幅な延伸をはかるこ
とができるので、車両の保全コストの低減も期待
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案が適用された車軸のジヤーナ
ル部の断面図、第2図は油切りの半部縦断側面
図、第3図は本考案の要部の断面図、第4図はオ
イルシールリツプと油切りの摺接部の部分拡大断
面図、第5図は本考案と従来品の摩耗比較図であ
る。 1……油切り、2……オイルシール、5……軸
箱、6……ジヤーナル、12……オイルシールリ
ツプ、13……油切りの摺接面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車軸のジヤーナルに嵌着され、軸箱から延びる
    オイルシールリツプとの摺接面にセラミツクより
    も接着強度が大きいチタンの窒化物、炭化物、炭
    窒化物の1種又は2種以上を被覆したことを特徴
    とする車軸用油切り。
JP1988089464U 1988-07-07 1988-07-07 Expired - Lifetime JPH0536143Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988089464U JPH0536143Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988089464U JPH0536143Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0211224U JPH0211224U (ja) 1990-01-24
JPH0536143Y2 true JPH0536143Y2 (ja) 1993-09-13

Family

ID=31314013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988089464U Expired - Lifetime JPH0536143Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0536143Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5959272U (ja) * 1982-10-13 1984-04-18 トヨタ自動車株式会社 万力

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0211224U (ja) 1990-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2231695C2 (ru) Подшипник качения с покрытием (варианты)
US4645362A (en) Brush-type seals
CN107407336B (zh) 车辆用车轮轴承单元
CA2333480A1 (en) Roller arrangement for a product to be coated in a molten metal bath
US3341264A (en) Unitized dual lip seal
US6234679B1 (en) Rolling bearing with coated element
JP6520976B2 (ja) 密封型スラスト軸受
JPH0536143Y2 (ja)
FR2731479B3 (ja)
CA1056890A (en) Bearings
US1923514A (en) Low limit bearing and method of making same
US5141339A (en) Brake shaft bearing assemblies
FR2526894A1 (fr) Procede pour augmenter la duree de service et reduire le frottement de roulements a rouleaux coniques lubrifies par huile, et roulement obtenu
US3767214A (en) Freeze-resisting seal ring
US6339964B1 (en) Device for measuring the relative revolving speed between the races of a rolling contact bearing
JPWO2007043637A1 (ja) スプラインシャフト
US20140234064A1 (en) Sealing System, An Industrial Robot With A Sealing System, And Method For Providing A Sealing Surface
JPH10196664A (ja) 転がり軸受の密封装置
EP1008775A3 (en) A sealing device for bearings
CN110953252A (zh) 用于汽车车轮或摩托车摇臂的滚动轴承单元
WO2019116971A1 (ja) 密封装置
ITMI942454A1 (it) Superficie di scorrimento specialmente in una disposizione di guarnizione
RU2059122C1 (ru) Подшипник качения с уплотнением
JPH0651632U (ja) 接触形シール装置
JPH0874866A (ja) 鉄道車両用油切り