JPH0536261U - 往復動式膨張エンジン - Google Patents
往復動式膨張エンジンInfo
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- JPH0536261U JPH0536261U JP9138091U JP9138091U JPH0536261U JP H0536261 U JPH0536261 U JP H0536261U JP 9138091 U JP9138091 U JP 9138091U JP 9138091 U JP9138091 U JP 9138091U JP H0536261 U JPH0536261 U JP H0536261U
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲温度が高い場合であっても、往復動式
膨張エンジン40のケーシング29部分の温度の上昇を
抑制可能とすることにより、とくにその機械的信頼性を
向上させ、長時間運転での信頼性を確保可能な往復動式
膨張エンジンを提供すること。 【構成】 冷凍機系内で循環しているヘリウムガスを
同系から分流させ、膨張エンジン40のケーシング29
内部に導くことに着目したもので、シリンダ14内を往
復動するピストン18の往復運動を回転運動に変換する
変換機構28と、変換機構28を収容するケーシング2
9とを有する往復動式膨張エンジンであって、ケーシン
グ29部分に、極低温液化冷凍機の低圧側のガスを導入
可能とし、このケーシング29の内部を冷却するように
したことを特徴とする。
膨張エンジン40のケーシング29部分の温度の上昇を
抑制可能とすることにより、とくにその機械的信頼性を
向上させ、長時間運転での信頼性を確保可能な往復動式
膨張エンジンを提供すること。 【構成】 冷凍機系内で循環しているヘリウムガスを
同系から分流させ、膨張エンジン40のケーシング29
内部に導くことに着目したもので、シリンダ14内を往
復動するピストン18の往復運動を回転運動に変換する
変換機構28と、変換機構28を収容するケーシング2
9とを有する往復動式膨張エンジンであって、ケーシン
グ29部分に、極低温液化冷凍機の低圧側のガスを導入
可能とし、このケーシング29の内部を冷却するように
したことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は往復動式膨張エンジンにかかるもので、とくに極低温液化冷凍機に 使用される往復動式膨張エンジンのケーシングの冷却を可能とした往復動式膨張 エンジンに関するものである。
【0002】
往復動式膨張エンジンは、高圧のガスたとえばヘリウムガスをシリンダ内に 吸気し、これを断熱膨張させることによって低温のガスを生成している。
【0003】 往復動式膨張エンジンは、主にクロード式液化冷凍機に使われている。
【0004】 図3はこのクロード式液化冷凍機1の概略図であって、クロード式液化冷凍 機1は、ヘリウムガスの圧縮機2と、高圧側出口3および低圧側入口4と、多段 式に構成した第1の熱交換器5と、第2の熱交換器6と、第3の熱交換器7と、 第4の熱交換器8と、第5の熱交換器9と、ジュール・トムソン弁10と、第1 の膨張エンジン11と、第2の膨張エンジン12と、液化したヘリウムの収容タ ンク13とを有する。
【0005】 こうした構成のクロード式液化冷凍機1において、ヘリウムガスは圧縮機2 により圧縮されるとともにその発熱分を空気あるいは水により冷却され常温の高 圧ヘリウムガスとなり、この高圧ヘリウムガスは、第1の熱交換器5において、 帰流するヘリウムガスにより熱交換されて温度300Kから140Kに冷却され る。
【0006】 第1の熱交換器5からのヘリウムガスは、第2の熱交換器6および第1の膨 張エンジン11に分流されて、第2の熱交換器6において第1の熱交換器5と同 様に熱交換されて77Kに冷却される。
【0007】 また、第1の膨張エンジン11において断熱膨張(等エントロピー変化)す ることにより75Kの低温となる。この低圧のヘリウムガスは膨張エンジン11 から排出されたのち、第3の熱交換器7から帰流するヘリウムガスと合流して、 第2の熱交換器6に流入する。
【0008】 以下同様にして、約5Kにまで冷却された高圧ヘリウムガスは、最後にジュ ール・トムソン弁10においてさらに断熱膨張(等エンタルピー変化)すること により、ヘリウムガスの一部は液化して収容タンク13に収容される。 液化しなかった分は、ヘリウムガスの圧縮機2に向けて第5の熱交換器9か ら熱交換器8、7、6、5へと帰流する。
【0009】 第1の膨張エンジン11および第2の膨張エンジン12のそれぞれの構造は 事実上同一であり、この構造の概略を膨張エンジン11として図4に示す。 膨張エンジン11は、シリンダ14と、吸気弁15と、排気弁16と、ピス トン17と、コンロッド18と、円筒カム19と、増速機20と、フライホイー ル21と、電機子22と、制御器23とを有する。
【0010】 シリンダ14は、その先端部に外方に突出させて設けた上記吸気弁15を有 し、この吸気弁15の先端部には前記第1の熱交換器5(第3の熱交換器7)か らの高圧ヘリウムガスの高圧入口24を形成してある。
【0011】 またシリンダ14に上記排気弁16を設け、この排気弁16に連通して前記 第2の熱交換器6(第4の熱交換器8)への低圧ヘリウムガスの低圧出口25を 形成してある。
【0012】 膨張エンジン11は上記ピストン17の往復動にともなって、吸気弁15か ら高圧のヘリウムガスをシリンダ14内に吸気し、断熱膨張させ、低圧ガスとし て排気することにより低温のガスを発生する。
【0013】 このピストン17は、コンロッド18によって円筒カム19の主動子26に これを摺動可能に連結する。なおコンロッド18部分にはベアリング27を設け てある。
【0014】 したがって、高圧のヘリウムガスに押されたピストン17の往復運動は、円 筒カム19により回転運動に変換される。
【0015】 すなわち上記コンロッド18と、円筒カム19およびその主動子26と、増 速機20と、フライホイール21と、電機子22とにより、ピストン17の往復 運動を回転運動に変換する変換機構28を構成する。
【0016】 円筒カム19の回転運動は、増速機20により増速されて、高速でフライホ イール21を回転駆動する。
【0017】 フライホイール21は、交流発電機の回転子を兼ねているため、高圧ガスの 膨張による仕事は電力に変換され、制御器23に接続した外部抵抗(外部負荷) (図示せず)において消費される。
【0018】 膨張エンジン11の始動時には、制御器23からの駆動によりピストン17 を往復動駆動し、高圧ガスの吸気、断熱膨張、排気のサイクルを開始後、上述の ような膨張エンジンの作用を行う。
【0019】 なお、膨張エンジン11の回転数の制御は、この外部負荷を調整することに よりこれを行う。
【0020】 これらのコンロッド18と、円筒カム19およびその主動子26と、増速機 20と、フライホイール21とは、クロスヘッド部のケーシング29内にこれを 収容してある。
【0021】 また、シリンダ14とピストン17との間にはピストンシール30を設け、 ケーシング29内をヘリウムガス雰囲気としておくことにより、このピストンシ ール30を通して冷凍機1系内に不純ガスを吸い込まないようにしてある。
【0022】 なお、冷凍機1系内からケーシング29側に漏れたリークガスは冷凍機1の 圧縮機2の低圧側に戻すような構造となっている。
【0023】 従来のこうした構成の膨張エンジン11においては、コンロッド18、円筒 カム19およびその主動子26、増速機20、フライホイール21などが狭いケ ーシング29内に納められているため、それらに組み込まれているベアリング2 7その他のベアリングなどの摺動部の発熱によってケーシング29内の温度が上 昇し、とくに周囲温度が高い場合には、ベアリングのグリースが洩れだしてグリ ース切れを起こすこと、洩れだしたグリースがピストンシール30部に混入しピ ストンシール30を劣化させること、グリース自身の劣化が早まることなとの諸 問題を生じる。
【0024】
本考案は以上のような諸問題にかんがみなされたもので、周囲温度が高い場 合であっても、往復動式膨張エンジンのケーシング部分の温度の上昇を抑制可能 とすることにより、とくにその機械的信頼性を向上させ、長時間運転での信頼性 を確保可能な往復動式膨張エンジンを提供することを課題とする。
【0025】
すなわち本考案は、冷凍機系内で循環しているヘリウムガスを同系から分流 させ、膨張エンジンのケーシング内部に導くことに着目したもので、極低温液化 冷凍機の高圧ガスを導入するシリンダと、このシリンダ内を往復動することによ り上記高圧ガスを吸気および排気するピストンと、このピストンに接続してその 往復運動を回転運動に変換するとともに外部負荷に該ピストンを接続する変換機 構と、この変換機構を収容するケーシングとを有する往復動式膨張エンジンであ って、上記ケーシング部分に、上記極低温液化冷凍機の低圧側のガスを導入可能 とし、このケーシングの内部を冷却するようにしたことを特徴とする往復動式膨 張エンジンである。
【0026】 なお、上記極低温液化冷凍機の低圧側のガスを、上記ケーシングの内部に導 入することができる。 また、上記極低温液化冷凍機の低圧側のガスを、上記ケーシングのまわりに 導入することができる。
【0027】
本考案による往復動式膨張エンジンにおいては、冷凍機系内を循環している ヘリウムガスをケーシング部分に分流させることによりケーシングを強制的に冷 却することとしたので、その内部の変換機構も冷却され、周囲温度が高い場合に もケーシングおよび変換機構の温度上昇を抑制することができる。
【0028】
つぎに、本考案の第一の実施例による往復動式膨張エンジン40を図1にも とづき説明する。ただし以下の説明では、図3および図4と同様の部分について は同一符号を付し、その詳述はこれを省略する。
【0029】 図1は往復動式膨張エンジン40の部分の要部拡大断面図であって、往復動 式膨張エンジン40は、そのケーシング29に冷却ガス入口41および冷却ガス 出口42を形成してある。
【0030】 すなわち、前記クロード式液化冷凍機1の第1の熱交換器5の低圧出口つま り低圧側入口4部分から出たヘリウムガスの一部をケーシング29側に分流させ 、冷却ガス入口41内に導入する。
【0031】 導入された冷却用の低圧ヘリウムガスは、ケーシング29内部、およびこの 内部の円筒カム19、増速機20、フライホイール21等の変換機構28を冷却 し、冷却ガス出口42から圧縮機2の低圧側に至るものである。
【0032】 なお、ケーシング29内に分流させるヘリウムガスは、クロード式液化冷凍 機1の第1の熱交換器5の低圧出口から出たヘリウムガスの全量であっても、あ るいは一部であってもよい。
【0033】 また、当該分流させるヘリウムガスは、常に一定量を流すのではなく、ケー シング29内の温度上昇に応じて、その流す量をコントロールするようにしても よい。
【0034】 こうした構成の往復動式膨張エンジン40において、周囲温度が上昇する結 果ケーシング29内部が多少の高温となっても、低圧側入口4および冷却ガス入 口41からのヘリウムガスが20℃前後であるので、内部を十分に冷却可能であ る。
【0035】 つぎに第2図は、本考案の第二の実施例による往復動式膨張エンジン50部 分の要部拡大断面図である。
【0036】 この往復動式膨張エンジン50は、ケーシング29のまわりに流路ケーシン グ51を設けることによりケーシング29との間に冷却用流路52を形成し、こ の流路ケーシング51に冷却ガス入口53および冷却ガス出口54を形成してあ る。
【0037】 すなわち、前記クロード式液化冷凍機1の第1の熱交換器5の低圧出口から 出たヘリウムガスの一部をケーシング29側に分流させ、冷却ガス入口53内に 導入する。
【0038】 こうした構成の往復動式膨張エンジン50において、冷却用流路52内を通 過するヘリウムガスによりケーシング29が冷却され、このケーシング29内部 および変換機構28を冷却することが可能となる。
【0039】 なお、冷却用流路52内に分流させるヘリウムガスは、クロード式液化冷凍 機1の第1の熱交換器5の低圧出口から出たヘリウムガスの全量であっても、あ るいは一部であってもよい。
【0040】 また、当該分流させるヘリウムガスは、常に一定量を流すのではなく、ケー シング29内の温度上昇に応じて流す量をコントロールするようにしてもよい。
【0041】 さらに、ケーシング29のまわりに形成する冷却用流路52は、ケーシング 29内を冷却することができれば、ケーシング29のまわりのどの部分に設けて もよい。また、熱交換しやすい冷却用流路52であれば、冷却用流路52中にフ ィンを取り付けるなど、どのような構成としてもよい。
【0042】
以上のように本考案によれば、冷凍機の最も高温の熱交換器の低圧出口から のヘリウムガスを膨張エンジンのケーシング部分に分流させることにより、特別 な冷却機構を別途設けることなく、ケーシング内部の温度を周囲温度程度まで低 下させることができ、既述の諸問題を解消するとともに、極低温液化冷凍機の信 頼性の向上を図ることができる。
【0043】
【図1】本考案の第一の実施例による往復動式膨張エン
ジン40の要部拡大断面図である。
ジン40の要部拡大断面図である。
【図2】本考案の第二の実施例による往復動式膨張エン
ジン50の要部拡大断面図である。
ジン50の要部拡大断面図である。
【図3】従来からのクロード式液化冷凍機1の概略図で
ある。
ある。
【図4】同、第1の膨張エンジン11(第2の膨張エン
ジン12)の概略断面図である。
ジン12)の概略断面図である。
1 クロード式液化冷凍機(極低温液化冷凍機) 2 ヘリウムガスの圧縮機 3 高圧側出口 4 低圧側入口 5 第1の熱交換器 6 第2の熱交換器 7 第3の熱交換器 8 第4の熱交換器 9 第5の熱交換器 10 ジュール・トムソン弁 11 第1の膨張エンジン(膨張エンジン) 12 第2の膨張エンジン(膨張エンジン) 13 液化したヘリウムの収容タンク 14 シリンダ 15 吸気弁 16 排気弁 17 ピストン 18 コンロッド 19 円筒カム 20 増速機 21 フライホイール 22 電機子 23 制御器 24 高圧ヘリウムガスの高圧入口 25 低圧ヘリウムガスの低圧出口 26 円筒カム19の主動子 27 ベアリング 28 変換機構 29 ケーシング 30 ピストンシール 40 往復動式膨張エンジン 41 冷却ガス入口 42 冷却ガス出口 50 往復動式膨張エンジン 51 流路ケーシング 52 冷却用流路 53 冷却ガス入口 54 冷却ガス出口
Claims (3)
- 【請求項1】 極低温液化冷凍機の高圧ガスを導入す
るシリンダと、 このシリンダ内を往復動することにより前記高圧ガスを
吸気および排気するピストンと、 このピストンに接続してその往復運動を回転運動に変換
するとともに外部負荷に該ピストンを接続する変換機構
と、 この変換機構を収容するケーシングとを有する往復動式
膨張エンジンであって、 前記ケーシング部分に、前記極低温液化冷凍機の低圧側
のガスを導入可能とし、このケーシングの内部を冷却す
るようにしたことを特徴とする往復動式膨張エンジン。 - 【請求項2】 前記極低温液化冷凍機の低圧側のガス
を、前記ケーシングの内部に導入することを特徴とする
請求項(1)記載の往復動式膨張エンジン。 - 【請求項3】 前記極低温液化冷凍機の低圧側のガス
を、前記ケーシングのまわりに導入することを特徴とす
る請求項(1)記載の往復動式膨張エンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9138091U JPH0536261U (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 往復動式膨張エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9138091U JPH0536261U (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 往復動式膨張エンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0536261U true JPH0536261U (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=14024769
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9138091U Pending JPH0536261U (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | 往復動式膨張エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0536261U (ja) |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP9138091U patent/JPH0536261U/ja active Pending
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