JPH0536448A - 被覆電線の端末接続部の防水処理方法および防水構造 - Google Patents

被覆電線の端末接続部の防水処理方法および防水構造

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JPH0536448A
JPH0536448A JP3210242A JP21024291A JPH0536448A JP H0536448 A JPH0536448 A JP H0536448A JP 3210242 A JP3210242 A JP 3210242A JP 21024291 A JP21024291 A JP 21024291A JP H0536448 A JPH0536448 A JP H0536448A
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terminal
conductor
filler
coating layer
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JP3210242A
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Yoshiaki Yamano
能章 山野
Kazuto Saka
和人 阪
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被覆電線の導体、絶縁層および被覆層の各隙
間から端末接続部への水分の侵入を防止して、温度セン
サー等の腐食を防止する。 【構成】 樹脂成形品の端末保護キャップ40内に樹脂
材からなるゾル状の充填材60を収容しておいて、被覆
電線30の端末部を端末保護キャップ40の内部空間4
1に圧入し、その挿入圧力により充填材60を被覆電線
30の導体31間の隙間E1、並びに導体31、絶縁層
32および被覆層34の各隙間E2,E3に侵入させ、
その状態で被覆層34、端末保護キャップ40および充
填材60を加熱処理により硬化させて結合する。 【効果】 上記各隙間E1,E2,E3が充填材60に
より閉塞されて、その隙間E1,E2,E3から端末接
続部への水分の侵入が防止されて、温度センサー等の腐
食が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、センサーコード等に
利用される被覆電線の端末接続部の防水処理方法および
防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】温度センサーが取り付けられたセンサー
コードは、水温検出装置、地中温度検出装置、冷凍ショ
ーケースおよび冷凍車の庫内温度検出装置等のさまざま
な装置に利用できるように温度センサー部(温度検出
部)に防水処理が施されている。
【0003】図9はセンサーコードに利用された従来の
被覆電線の端末接続部の防水構造(特開平2−4612
1号公報)を示す断面図である。同図に示すように、被
覆電線1は、より線状の2本の導体2の外周にそれぞれ
絶縁層3が設けられた絶縁電線4と、その2本の絶縁電
線4を被覆する被覆層5とを有している。被覆電線1の
端末部は、被覆層5および絶縁層3が除去されて導体2
が露出している。そして、一方側の導体2に温度センサ
ー10の一方側のリード線11が接続されるとともに、
他方側の導体2に温度センサー10の他方側のリード線
11が接続される。
【0004】また、被覆電線1の端末部は端末保護材6
によりモールド成形される。このとき、端末保護材6は
被覆層5と同一材料(例えば塩化ビニル樹脂、ポリエチ
レン樹脂等)により構成して、両材料5,6を加熱処理
により溶融させてから冷却硬化させて両材料5,6を結
合させる。こうして温度センサー10およびリード線1
1を端末保護材6により密封し防水性能を高めている。
【0005】一方、図10に示す他の従来の被覆電線の
端末接続部の防水構造では、金属パイプ等で構成される
端末保護キャップ20内に、熱硬化性樹脂(例えばエポ
キシ樹脂、シリコン樹脂等)等で構成される充填材21
を収容しておき、被覆電線1の端末部を挿入する。そし
てその状態で充填材21を加熱硬化させて、温度センサ
ー10およびリード線11を密封する。
【0006】このような被覆電線の端末接続部の防水構
造が利用されたセンサーコードを使用する場合、被覆電
線1の図示しない他方側の端部は装置本体に接続し、端
末接続部を地中や水中に設置する。このとき、温度セン
サー10等が端末保護材6、または充填材21および端
末保護キャップ20により密封されているため、外部か
ら温度センサー10周辺部の端末接続部に侵入しようと
する水に対してはそれぞれ十分な防水効果が得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
被覆電線の端末接続部の防水構造では、端末保護材6ま
たは充填材21の溶融時における粘度が比較的高いた
め、端末保護材6または充填材21が、導体2、絶縁層
3および被覆層5の各隙間に侵入していない。
【0008】このため、装置本体が屋外に配置されてい
ると、雨水等の水分が被覆電線1と装置本体との接続部
から被覆電線1の内部に侵入し、その水分が毛細管現象
により、導体2、絶縁層3および被覆層5の各隙間を通
って温度センサー10の周辺部(端末接続部)に侵入す
る。このため温度センサー10のリード線11およびセ
ンサー本体が水分により腐食するという問題が生じる。
【0009】この発明の第1の目的は、上記従来技術の
問題を解消し、被覆電線の導体、絶縁層および被覆層の
各隙間から端末接続部への水分の侵入を防止でき、温度
センサー等の被接続部品の劣化を防止できる被覆電線の
端末接続部の防水処理方法を提供することである。
【0010】この発明の第2の目的は、上記従来技術の
問題を解消し、被覆電線の導体、絶縁層および被覆層の
各隙間から端末接続部への水分の侵入を防止でき、温度
センサー等の被接続部品の劣化を防止できる被覆電線の
端末接続部の防水構造を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1記載の被覆電線の端末接続部の防水処
理方法は、導体上に絶縁層を設けた絶縁電線を樹脂被覆
層で被覆した被覆電線を準備する工程と、内部空間の開
口寸法が前記被覆電線の外径寸法とほぼ同寸法に形成さ
れるとともに、前記被覆層と同種材料の成形品からなる
端末保護キャップを準備する工程と、前記被覆電線の端
末部における前記絶縁層および前記被覆層を除去して前
記導体を露出させ、その導体露出部に被接続部品を取り
付ける工程と、前記樹脂材と同種材料からなるゾル状の
充填材を前記端末保護キャップの内部空間に収容した状
態でその内部空間に前記被接続部品を収容するととも
に、前記被覆電線の端末部における前記被覆層を前記端
末保護キャップの内部空間に圧入して、その挿入圧力に
より前記ゾル状の充填材を前記導体、前記絶縁層および
前記被覆層の各隙間に侵入させる工程と、前記被覆層、
前記端末保護キャップおよび前記充填材を加熱処理によ
り硬化させて相互に結合させる工程とを含んでいる。
【0012】上記第2の目的を達成するため、請求項2
記載の被覆電線の端末接続部の防水構造は、導体上に絶
縁層を設けた絶縁電線が、樹脂被覆層により被覆され
て、端末部において前記導体が露出した被覆電線と、前
記露出した導体に接続された被接続部品と、前記被覆層
と同種材料の成形品からなり、自己の内部空間内に前記
被接続部品が収容されるとともに、前記内部空間の開口
周縁部に前記被覆電線の端末部における前記被覆層が嵌
着された端末保護キャップと、前記被覆層および前記端
末保護キャップと同種材料からなり、前記内部空間に充
填されるとともに、前記被覆層、前記絶縁層および前記
導体の各隙間に侵入した状態で硬化された充填材とを備
えている。
【0013】
【作用】請求項1記載の被覆電線の端末接続部の防水処
理方法においては、端末保護キャップ内にゾル状の充填
材を収容して、被覆電線の端末部における被覆層を端末
保護キャップの内部空間に圧入し、その挿入圧力により
ゾル状の充填材を被覆電線の導体、絶縁層および被覆層
の各隙間に侵入させ、その状態で被覆層、端末保護キャ
ップおよび充填材を加熱処理により硬化させて結合する
ようにしているため、上記各隙間が充填材により閉塞さ
れる。
【0014】請求項2記載の被覆電線の端末接続部の防
水構造においては、被覆電線の導体、絶縁層および被覆
層の各隙間に充填材を侵入させているため、その隙間が
充填材により閉塞される。
【0015】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である防水処理方
法が適用された被覆電線の端末接続部の防水構造を示す
断面図である。
【0016】同図に示すように、この端末接続部の防水
構造は、センサーコードSの一端部に適用されており、
被覆電線30と、端末保護キャップ40と、温度センサ
ー50等の被接続部品と、保護キャップ40内に充填さ
れる充填材60とを有している。
【0017】この端末接続部の防水構造を形成するに
は、図2および図3に示すように、まず被覆電線30お
よび端末保護キャップ40を準備する。
【0018】被覆電線30は、2本の絶縁電線33と、
それらを被覆する被覆層34とを有している。このうち
絶縁電線33は、図4の拡大断面図に示すように複数の
線状導体31がより合わされ、そのより線状の導体31
の外周に絶縁層32が形成されている。この場合、各導
体31間には隙間E1が形成されるとともに、導体31
と絶縁層32との間には隙間E2が形成される。なお理
解を容易にする目的で、図4においては隙間E1,E2
は実際よりも幅広に描かれている。
【0019】そして図2に示すように、より合わされた
2本の絶縁電線33に、多孔質粒子の塩化ビニル樹脂を
主成分とし可塑剤および安定剤が混入された成形材料に
より押出被覆処理を施して被覆層34が形成し、これに
より直径(外径寸法)h1が5.0mm程度の被覆電線3
0を形成する。この場合被覆電線30は、図5の拡大断
面図に示すように、絶縁層32と被覆層34との間に隙
間E3が形成される(図5においても隙間E3は幅広に
描かれている。)。
【0020】一方、図3に示すように、端末保護キャッ
プ40は、上記被覆層34の成形材料と同種材料の塩化
ビニル樹脂等を用いて成形加工することにより得られ、
深さh2が30mm程度で開口42の寸法h3が上記被覆
電線30の外径寸法h1と同様の5.0mm程度に仕上げ
られた内部空間41を有している。
【0021】そして、図2に示すように、被覆電線30
の端末部において、被覆層34を少量除去するととも
に、絶縁層32を少量除去して、導体31を被覆電線3
0の端末部から数mm露出させる。
【0022】次に、図6に示すように、被覆電線30の
端末部から露出した導体31のうち一方側の導体31に
温度センサー50の一方側のリード線51を、半田付け
処理、圧着処理または溶接処理等により接続するととも
に、他方側の導体31に他方側のリード線51を上記と
同様な処理により接続する。
【0023】次に、図7に示すように、端末保護キャッ
プ40の内部空間41に、球形粒子の塩化ビニル樹脂を
主成分とし可塑剤および安定剤が混入されたゾル(ペー
スト)状の充填材60を0.45〜0.50cc注入す
る。
【0024】次に、温度センサー50等の端末接続部を
内部空間41内に収容して、さらに被覆層34の端末部
が充填材60内に浸漬されるように被覆電線30(被覆
層34)の端末部を内部空間41内に押し込む。この場
合図8に示すように、被覆電線30の外径寸法h1と端
末保護キャップ40の開口42の寸法h3とが同一寸法
に仕上げられているため、大きな挿入圧力が得られその
挿入圧力によりゾル状の充填材60が導体31間の隙間
E1、並びに絶縁層32および被覆層34の各隙間E
2,E3に侵入する。しかも、この実施例で用いられた
ゾル状の充填材60は常温での粘度が約1000cPs
(センチポアズ)と低く、上記各隙間E1,E2,E3
の内部までスムーズに浸透する。
【0025】次に、ギアオーブン等の高温槽により18
0℃で10分間加熱処理を行なった後、常温付近まで冷
却して、被覆層34、端末保護キャップ40および充填
材60を一旦溶融させてから硬化させる。このとき、被
覆電線30の導体31間の隙間E1、並びに導体31、
絶縁層32および被覆層34の各隙間E2,E3に侵入
している充填材60も同時に硬化されるので、上記各隙
間E1,E2,E3が閉塞されるとともに、被覆層3
4、端末保護キャップ40および充填材60が一体的に
結合される。この場合、被覆層34、端末保護キャップ
40および充填材60を同一材料により構成しているた
め、良好な結合性能が得られる。
【0026】この端末接続部の防水構造が利用されたセ
ンサーコードSを使用する場合、被覆電線30の図示し
ない他端側を装置本体に接続し、端末接続部(温度セン
サー50部)を水中や地中に設置する。このとき、装置
本体と被覆電線30との接続部から被覆電線30の内部
に侵入した雨水等の水分が、毛細管現象により被覆電線
30の導体31間の隙間E1、並びに導体31,絶縁層
32および被覆層34の各隙間E2,E3を通って、端
末接続部に侵入しようとしても、上記各隙間E1,E
2,E3が充填材60により閉塞されているため、水分
が端末接続部の内部まで侵入することはない。このた
め、温度センサー50のリード線51およびセンサー本
体の腐食が防止される。
【0027】なお、被覆層34、端末保護キャップ40
および充填材60を同一材料により構成して加熱処理に
より相互に溶融結合するようにしているため、これらが
一体化されて、外部から端末接続部への水分の侵入も確
実に防止できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の被覆電線
の端末接続部の防水処理方法によれば、端末保護キャッ
プ内にゾル状の充填材を収容して、被覆電線の端末部を
端末保護キャップの内部空間に圧入し、その挿入圧力に
よりゾル状の充填材を被覆電線の導体、絶縁層および被
覆層の各隙間に侵入させ、その状態で被覆層、端末保護
キャップおよび充填材を加熱処理により硬化させて結合
するようにしているため、上記各隙間が充填材により閉
塞されるので、その隙間から端末接続部への水分の侵入
が防止されて、被接続部品の劣化を防止できるという効
果が得られる。
【0029】請求項2記載の被覆電線の端末接続部の防
水構造によれば、被覆電線の導体、絶縁層および被覆層
の各隙間に充填材を侵入させているため、その隙間が充
填材により閉塞されて端末接続部への水分が侵入が防止
されて、被接続部品の劣化を防止できる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である被覆電線の端末接続
部の防水構造を示す断面図である。
【図2】上記一実施例の防水構造の製造工程を説明する
ための図である。
【図3】上記一実施例の防水構造の製造工程を説明する
ための図である。
【図4】上記一実施例に適用された絶縁電線を示す断面
図である。
【図5】上記一実施例に適用された被覆電線を示す断面
図である。
【図6】上記一実施例の防水構造の製造工程を説明する
ための図である。
【図7】上記一実施例の防水構造の製造工程を説明する
ための図である。
【図8】上記一実施例の防水構造の製造工程を説明する
ための図である。
【図9】従来の被覆電線の端末接続部の防水構造を示す
断面図である。
【図10】他の従来の被覆電線の端末接続部の防水構造
を示す断面図である。
【符号の説明】
30 被覆電線 31 導体 32 絶縁層 33 絶縁電線 34 被覆層 40 端末保護キャップ 41 内部空間 42 開口 50 温度センサー 60 充填材 E1,E2,E3 隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体上に絶縁層を設けた絶縁電線を樹脂
    被覆層で被覆した被覆電線を準備する工程と、 内部空間の開口寸法が前記被覆電線の外径寸法とほぼ同
    寸法に形成されるとともに、前記被覆層と同種材料の成
    形品からなる端末保護キャップを準備する工程と、 前記被覆電線の端末部における前記絶縁層および前記被
    覆層を除去して前記導体を露出させ、その導体露出部に
    被接続部品を取り付ける工程と、 前記樹脂層と同種材料からなるゾル状の充填材を前記端
    末保護キャップの内部空間に収容した状態でその内部空
    間に前記被接続部品を収容するとともに、前記被覆電線
    の端末部における前記被覆層を前記端末保護キャップの
    内部空間に圧入して、その挿入圧力により前記ゾル状の
    充填材を前記導体、前記絶縁層および前記被覆層の各隙
    間に侵入させる工程と、 前記被覆層、前記端末保護キャップおよび前記充填材を
    加熱処理により硬化させて相互に結合させる工程とを含
    む被覆電線の端末接続部の防水処理方法。
  2. 【請求項2】 導体上に絶縁層を設けた絶縁電線が、樹
    脂被覆層により被覆されて、端末部において前記導体が
    露出した被覆電線と、 前記露出した導体に接続された被接続部品と、 前記被覆層と同種材料の成形品からなり、自己の内部空
    間に前記被接続部品が収容されるとともに、その内部空
    間のの開口周縁部に前記被覆電線の端末部における前記
    被覆層が嵌着された端末保護キャップと、 前記被覆層および前記端末保護キャップと同種材料から
    なり、前記内部空間内に充填されるとともに、前記被覆
    層、前記絶縁層および前記導体の各隙間に侵入した状態
    で硬化された充填材とを備えた被覆電線の端末接続部の
    防水構造。
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