JPH0536459A - 放電型サージ吸収素子 - Google Patents
放電型サージ吸収素子Info
- Publication number
- JPH0536459A JPH0536459A JP21448991A JP21448991A JPH0536459A JP H0536459 A JPH0536459 A JP H0536459A JP 21448991 A JP21448991 A JP 21448991A JP 21448991 A JP21448991 A JP 21448991A JP H0536459 A JPH0536459 A JP H0536459A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- discharge
- hydrogen
- type surge
- absorbing element
- gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Thermistors And Varistors (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 続流放電の発生を防止するとともに、放電電
極の耐スパッタ性を向上させて寿命特性を向上させた放
電型サージ吸収素子の実現を目的とする。 【構成】 鉄−ニッケル合金からなる放電電極2を、水
素ガスが充満した雰囲気中において1200°C程度に
加熱して、放電電極2中に含まれていたガスを水素と置
き代え、水素を吸蔵させる。この放電電極2,2を放電
間隙を隔てて対向配置するとともに、これを気密容器4
内に放電ガスとともに封入する。
極の耐スパッタ性を向上させて寿命特性を向上させた放
電型サージ吸収素子の実現を目的とする。 【構成】 鉄−ニッケル合金からなる放電電極2を、水
素ガスが充満した雰囲気中において1200°C程度に
加熱して、放電電極2中に含まれていたガスを水素と置
き代え、水素を吸蔵させる。この放電電極2,2を放電
間隙を隔てて対向配置するとともに、これを気密容器4
内に放電ガスとともに封入する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線等に誘起され
る誘導雷等のサージを吸収して機器が損傷することを防
止する放電型サージ吸収素子に係り、特に続流放電の発
生を防止すべく工夫を凝らした優れた放電型サージ吸収
素子に関する。
る誘導雷等のサージを吸収して機器が損傷することを防
止する放電型サージ吸収素子に係り、特に続流放電の発
生を防止すべく工夫を凝らした優れた放電型サージ吸収
素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電話回線等に誘起される誘導雷等
のサージから電子回路を保護するためのサージ吸収素子
として、放電間隙を気密容器内に収容したアレスタ等か
らなる放電型サージ吸収素子が広く使用されている。
のサージから電子回路を保護するためのサージ吸収素子
として、放電間隙を気密容器内に収容したアレスタ等か
らなる放電型サージ吸収素子が広く使用されている。
【0003】この従来の放電型サージ吸収素子は、ニッ
ケル等からなる一対の放電電極を、放電間隙を隔てて略
平行に対向配置し、そしてそれぞれの放電電極にジュメ
ット線(鉄・ニッケルの合金の表面に銅を被覆したも
の)からなるリード線を溶接により接続し、これをヘリ
ウム、ネオン、アルゴン、キセノン等の希ガスの単体も
しくは混合物を主体とする放電ガスとともにガラス等の
気密容器内に収容したものである。
ケル等からなる一対の放電電極を、放電間隙を隔てて略
平行に対向配置し、そしてそれぞれの放電電極にジュメ
ット線(鉄・ニッケルの合金の表面に銅を被覆したも
の)からなるリード線を溶接により接続し、これをヘリ
ウム、ネオン、アルゴン、キセノン等の希ガスの単体も
しくは混合物を主体とする放電ガスとともにガラス等の
気密容器内に収容したものである。
【0004】そして、この放電型サージ吸収素子は、放
電間隙にアーク放電を生成してサージを吸収することか
ら、電圧非直線特性を有する高抵抗体素子からなるバリ
スタと比較して、電流耐量が大きく且つ静電容量が小さ
いという特長がある。
電間隙にアーク放電を生成してサージを吸収することか
ら、電圧非直線特性を有する高抵抗体素子からなるバリ
スタと比較して、電流耐量が大きく且つ静電容量が小さ
いという特長がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の放電型サージ吸収素子にあっては、サージ吸収
の際の放電により生じたガスイオンが、サージ消滅後も
僅かの間であるが残留する。そして、この残留したガス
イオンは、放電電圧を低下させる作用を有することか
ら、この放電電圧の値が回路の電源電圧以下となった場
合には、サージが消滅して回路に正常な電源電圧のみが
印加されている状態であっても、放電が持続する、いわ
ゆる続流放電を発生させる。この続流放電は、回路を駆
動するために必要な電源電圧を吸収して、回路の正常な
動作を妨げるものである。
た従来の放電型サージ吸収素子にあっては、サージ吸収
の際の放電により生じたガスイオンが、サージ消滅後も
僅かの間であるが残留する。そして、この残留したガス
イオンは、放電電圧を低下させる作用を有することか
ら、この放電電圧の値が回路の電源電圧以下となった場
合には、サージが消滅して回路に正常な電源電圧のみが
印加されている状態であっても、放電が持続する、いわ
ゆる続流放電を発生させる。この続流放電は、回路を駆
動するために必要な電源電圧を吸収して、回路の正常な
動作を妨げるものである。
【0006】また、放電型サージ吸収素子がサージ吸収
を繰り返し行う間に、放電によるイオン衝撃によって放
電電極がスパッタして気密容器内面に付着し、放電電極
間の絶縁抵抗が劣化して遂には寿命に至ってしまうとい
う問題があった。
を繰り返し行う間に、放電によるイオン衝撃によって放
電電極がスパッタして気密容器内面に付着し、放電電極
間の絶縁抵抗が劣化して遂には寿命に至ってしまうとい
う問題があった。
【0007】そこで本発明は、続流放電の発生を防止す
るとともに、放電電極の耐スパッタ性を向上させて長寿
命化を図った放電型サージ吸収素子の実現を目的とす
る。
るとともに、放電電極の耐スパッタ性を向上させて長寿
命化を図った放電型サージ吸収素子の実現を目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成すべ
く、本発明の放電型サージ吸収素子は、放電間隙を隔て
て放電電極を対向配置し、これを放電ガスとともに気密
容器内に封入した放電型サージ吸収素子において、上記
放電電極に予め水素を吸蔵させてなることを特徴とする
ものである。
く、本発明の放電型サージ吸収素子は、放電間隙を隔て
て放電電極を対向配置し、これを放電ガスとともに気密
容器内に封入した放電型サージ吸収素子において、上記
放電電極に予め水素を吸蔵させてなることを特徴とする
ものである。
【0009】
【作用】放電型サージ吸収素子の放電電極に予め水素を
吸蔵させたことで、放電型サージ吸収素子がサージを吸
収する度に放電電極から気密容器内に水素が放出され、
このため気密容器内の放電ガスには常に一定の水素が含
まれることとなる。この水素ガスは、放電消去電圧が高
いことから、サージが消滅して放電型サージ吸収素子に
印加される電圧が電源電圧のみになった場合には、直ち
に放電が停止する。
吸蔵させたことで、放電型サージ吸収素子がサージを吸
収する度に放電電極から気密容器内に水素が放出され、
このため気密容器内の放電ガスには常に一定の水素が含
まれることとなる。この水素ガスは、放電消去電圧が高
いことから、サージが消滅して放電型サージ吸収素子に
印加される電圧が電源電圧のみになった場合には、直ち
に放電が停止する。
【0010】また、水素は原子量が1.008と小さい
ので、放電ガス中に水素が含まれると、水素イオンによ
る放電電極2に対するイオン衝撃は、原子量39.95
のアルゴン、原子量131.3のキセノン等によるイオ
ン衝撃と比較するとかなり小さく、したがって放電電極
2のスパッタも小さくなる。
ので、放電ガス中に水素が含まれると、水素イオンによ
る放電電極2に対するイオン衝撃は、原子量39.95
のアルゴン、原子量131.3のキセノン等によるイオ
ン衝撃と比較するとかなり小さく、したがって放電電極
2のスパッタも小さくなる。
【0011】
【実施例】図1は、本発明の放電型サージ吸収素子を示
す斜視断面図である。図中1は、本発明の放電型サージ
吸収素子であり、2はフランジ2aを備え頂部に窪み2
bを形成した鉄−ニッケル合金からなる円柱状の放電電
極、3はセラミック、ガラス等からなる筒体である。そ
して、上記放電電極2,2の窪み2b,2bを放電間隙
を隔てて対向配置するとともに、上記筒体3をフランジ
2a,2a間に間置して低融点ガラスもしくはろう付け
等により気密封着して気密容器4を形成し、この気密容
器4内にヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノン等の希
ガスの単体もしくは混合物に、水素ガスを0.1〜5,
6%加えた放電ガスを封入している。尚、上記放電電極
2のフランジ2aの外周面は、リード線等の外部端子の
接続部分となるものである。
す斜視断面図である。図中1は、本発明の放電型サージ
吸収素子であり、2はフランジ2aを備え頂部に窪み2
bを形成した鉄−ニッケル合金からなる円柱状の放電電
極、3はセラミック、ガラス等からなる筒体である。そ
して、上記放電電極2,2の窪み2b,2bを放電間隙
を隔てて対向配置するとともに、上記筒体3をフランジ
2a,2a間に間置して低融点ガラスもしくはろう付け
等により気密封着して気密容器4を形成し、この気密容
器4内にヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノン等の希
ガスの単体もしくは混合物に、水素ガスを0.1〜5,
6%加えた放電ガスを封入している。尚、上記放電電極
2のフランジ2aの外周面は、リード線等の外部端子の
接続部分となるものである。
【0012】上記放電電極2は、水素ガスを充満した雰
囲気中において1200°C程度に加熱されることによ
り、放電電極2中に含まれていたガスが水素と置き代わ
り、水素が吸蔵される。鉄−ニッケル合金にあっては、
体積比で数百倍の水素が吸蔵される。
囲気中において1200°C程度に加熱されることによ
り、放電電極2中に含まれていたガスが水素と置き代わ
り、水素が吸蔵される。鉄−ニッケル合金にあっては、
体積比で数百倍の水素が吸蔵される。
【0013】上述した構成の放電型サージ吸収素子1に
おいて、放電電極2,2間にサージが印加されると、放
電によるイオン衝撃が放電電極2に加わり、このイオン
衝撃が加わった部分が高温となって吸蔵している水素を
放出する。
おいて、放電電極2,2間にサージが印加されると、放
電によるイオン衝撃が放電電極2に加わり、このイオン
衝撃が加わった部分が高温となって吸蔵している水素を
放出する。
【0014】このように、放電電極2から水素が供給さ
れることにより、放電電極2に形成された酸化膜等の酸
素と容易に結合して減少していく放電ガス中の水素が、
略一定の割合に保持されるものである。
れることにより、放電電極2に形成された酸化膜等の酸
素と容易に結合して減少していく放電ガス中の水素が、
略一定の割合に保持されるものである。
【0015】また、水素は原子量が1.008と小さい
ので、放電ガス中に水素が含まれると、水素イオンによ
る放電電極2に対するイオン衝撃は、原子量39.95
のアルゴン、原子量131.3のキセノン等によるイオ
ン衝撃と比較するとかなり小さく、したがって放電電極
2のスパッタも小さくなり、本発明の放電型サージ吸収
素子1の寿命特性も向上するものである。
ので、放電ガス中に水素が含まれると、水素イオンによ
る放電電極2に対するイオン衝撃は、原子量39.95
のアルゴン、原子量131.3のキセノン等によるイオ
ン衝撃と比較するとかなり小さく、したがって放電電極
2のスパッタも小さくなり、本発明の放電型サージ吸収
素子1の寿命特性も向上するものである。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明の放電型サー
ジ吸収素子によれば、放電電極に水素を吸蔵させたこと
で、放電型サージ吸収素子がサージを吸収する度に放電
電極から気密容器内に水素が放出され、このため気密容
器内の放電ガスには常に一定の水素が含まれることとな
る。この水素ガスは、放電消去電圧が高いことから、サ
ージが消滅して放電型サージ吸収素子に印加される電圧
が電源電圧のみになった場合には、直ちに放電が停止し
て、続流放電を生じる虞れのない優れた放電型サージ吸
収素子を得ることができる。更に、水素は原子量が1.
008と小さいことから、放電ガス中に水素が含まれる
と、水素イオンによる放電電極に対するイオン衝撃は、
原子量39.95のアルゴン、原子量131.3のキセ
ノン等によるイオン衝撃と比較するとかなり小さく、し
たがって放電電極のスパッタも小さくなって寿命特性の
優れた放電型サージ吸収素子を実現することができるも
のである。
ジ吸収素子によれば、放電電極に水素を吸蔵させたこと
で、放電型サージ吸収素子がサージを吸収する度に放電
電極から気密容器内に水素が放出され、このため気密容
器内の放電ガスには常に一定の水素が含まれることとな
る。この水素ガスは、放電消去電圧が高いことから、サ
ージが消滅して放電型サージ吸収素子に印加される電圧
が電源電圧のみになった場合には、直ちに放電が停止し
て、続流放電を生じる虞れのない優れた放電型サージ吸
収素子を得ることができる。更に、水素は原子量が1.
008と小さいことから、放電ガス中に水素が含まれる
と、水素イオンによる放電電極に対するイオン衝撃は、
原子量39.95のアルゴン、原子量131.3のキセ
ノン等によるイオン衝撃と比較するとかなり小さく、し
たがって放電電極のスパッタも小さくなって寿命特性の
優れた放電型サージ吸収素子を実現することができるも
のである。
【図1】本発明の放電型サージ吸収素子を示す斜視断面
図である。
図である。
1 放電型サージ吸収素子 2 放電電極 4 気密容器
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 放電間隙を隔てて放電電極を対向配置
し、これを放電ガスとともに気密容器内に封入した放電
型サージ吸収素子において、上記放電電極に予め水素を
吸蔵させてなることを特徴とする放電型サージ吸収素
子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21448991A JPH0536459A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 放電型サージ吸収素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21448991A JPH0536459A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 放電型サージ吸収素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0536459A true JPH0536459A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=16656564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21448991A Pending JPH0536459A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 放電型サージ吸収素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0536459A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52134372A (en) * | 1976-05-05 | 1977-11-10 | Philips Nv | Electric device with discharge tube switch |
| JPS6324576A (ja) * | 1986-06-18 | 1988-02-01 | シ−メンス、アクチエンゲゼルシヤフト | ガス放電路 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP21448991A patent/JPH0536459A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52134372A (en) * | 1976-05-05 | 1977-11-10 | Philips Nv | Electric device with discharge tube switch |
| JPS6324576A (ja) * | 1986-06-18 | 1988-02-01 | シ−メンス、アクチエンゲゼルシヤフト | ガス放電路 |
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