JPH0536819A - 静電チヤツク - Google Patents
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Abstract
成分とするセラミック板状体1に内部電極2を備え、該
セラミック板状体1の表面に物体を吸着するための吸着
面1aを形成して静電チャックを構成した。 【効果】漏れ電流が極めて小さく、機械的強度に優れ、
還元雰囲気における吸着力が安定しており、シリコンウ
ェハなどの被吸着物6を汚染しにくい。
Description
おいて、シリコンウェハ等の固定、搬送を行うために用
いられるセラミック製静電チャックに関するものであ
る。
ェハを加工する場合、ウェハを固定する必要性がある。
この固定方法としては、メカニカルクランプ、真空チャ
ック、樹脂製静電チャックなどの多種多様な方法が用い
られているが、それぞれ次のような長所、欠点があっ
た。
着方法を取っていないため漏れ電流の心配がなく、高純
度アルミナで作ればクランプ部材より起因する汚染の問
題がないという長所を有している。しかし、ウェハ加工
表面外周のみを押さえるため、全面を均一に押さえるこ
とができず、また加工面を押さえるため、その加工歩留
まりも低下してしまうなどの欠点があった。
ないため吸着むらが発生するという欠点があった。ま
た、半導体製造工程は高真空(10-3Torr以下)中で行
われる工程が多く、真空吸引力を利用する真空チャック
は使用困難となる場合が多かった。
耐熱性等が低いことから寿命が短いだけでなく、ウェハ
加工を行うに際して要求される加工面の平坦度や平行度
を実現することが困難であるなどの問題点があった。さ
らに、実用的な吸着力を得るためには高電圧を印加しな
ければならず、加工を終了したチップに対して悪影響を
及ぼす恐れがあった。
に優れたセラミック製静電チャックが使用されるように
なってきた。このセラミックスとしては、Al2 O3 を
主成分としてTiO2 を含有させたもの(特開昭62−
264638号公報参照)や、本出願人が既に提案した
ように(特願平2−339325号参照)、CaTiO
3 、BaTiO3などの強誘電体セラミックスが用いら
れていた。
2 を含有させたアルミナセラミックスからなる静電チャ
ックは、体積固有抵抗が1011Ω・cm程度のもので、
微小な漏れ電流によって吸着力を得るものであり、数m
A程度の漏れ電流が流れるため、シリコンウェハ上に形
成した回路を破壊してしまう恐れがあった。
チャックは、機械的強度が低く、加工精度を出すことが
難しく、また還元雰囲気では吸着特性が一定しないため
使用できないという不都合があった。
素、窒化アルミニウムなどの窒化物を主成分とするセラ
ミック板状体に内部電極を備え、該セラミック板状体の
表面に物体を吸着するための吸着面を形成して静電チャ
ックを構成したものである。
および絶縁膜が窒化アルミニウム、窒化珪素などの窒化
物セラミックスから成るため、漏れ電流が極めて小さ
く、かつ機械的強度に優れているため、上記したセラミ
ック製静電チャックの課題を解決することが可能であ
る。
ムが優れており、エッチャー装置等に使用される静電チ
ャックに好適に用いられる。また、窒化珪素を使用する
ことにより、特に機械的性質、摺動特性が優れるととも
に、シリコンウェハとの熱膨張差が小さいため、パター
ンの高精度化、静電チャック自体の高精度化が可能とな
る。
素が、アルミニウム(Al)、シリコン(Si)、窒素
(N)からなり、これらの元素はすべて半導体装置内で
使用してもシリコン等のウェハに悪影響を及ぼさないた
め、汚染の問題もない。
ャックは、窒化物セラミックスから成るセラミック板状
体1に内部電極2を備え、接合剤3によってベース板4
に固定したものである。そして、上記内部電極2に通電
するための電極取出部4aをベース板4に形成してあ
り、この電極取出部4aを通じて内部電極2と被吸着物
6間に電源7より電圧を印加することによって、セラミ
ック板状体1中を微小な電流が流れ、ジョンソン−ラー
ベック力によって被吸着物6を吸着面1a上に吸着する
ことができる。なお、この実施例では単極型の静電チャ
ックを示したが、内部電極2を複数形成し、これらの内
部電極2間に電圧を印加して双極型の静電チャックとす
ることもできる。
窒化物セラミックスとしては、Si3 N4 を主成分と
し、Al2 O3 、Y2 O3 などの焼結助剤を含有する窒
化珪素質セラミックスや、AlNを主成分とし、Y2 O
3 、Er2 O3 などの焼結助剤を含有する窒化アルミニ
ウム質セラミックスなどを用いる。さらに、シリコンウ
ェハ等の被吸着物6に悪影響を及ぼさないためには、窒
化物セラミックス中の主成分であるSi3 N4あるいは
AlNの含有量を99重量%以上とし、焼結助剤などの
他の成分は1重量%以下としたものが望ましい。
1aは、表面粗さ(Rmax)0.8s以下の滑らかな面と
してあり、そのため、優れた吸着力を得ることができ
る。
ク板状体1中の微小な漏れ電流によるジョンソン・ラー
ベック力によって吸着力を得るものであり、適正な吸着
力を得るためには、セラミック板状体1の体積固有抵抗
値が重要となる。そこで、この点に関し種々実験の結
果、セラミック板状体1の体積固有抵抗が1011Ω・c
mより小さいと、漏れ電流が大きすぎてシリコンウェハ
に形成した回路を破壊する恐れがあり、逆に体積固有抵
抗が1015Ω・cmより大きいと必要な吸着力を得るこ
とができなかった。したがって、セラミック板状体1の
体積固有抵抗値は1011〜1015Ω・cm、好ましくは
1012〜1014Ω・cmとしたものが良く、この範囲内
のものは漏れ電流が小さく、かつ実用上充分な吸着力を
有していた。例えば図3に3種類の体積固有抵抗値を持
った材質からなる静電チャックの、印加電圧と吸着力の
関係を示すように、体積固有抵抗値1012〜1014Ω・
cmのものは実用上充分な吸着力を得ることができた。
記体積固有抵抗値とするためには、窒化珪素質セラミッ
クスあるいは窒化アルミニウム質セラミックス単体でも
よいが、さらに炭素(C)などの導電性物質を添加し
て、体積固有抵抗値を好適な範囲に調整することができ
る。
成形法、乾式プレス成形法、静水圧プレス成形法等によ
り板状に成形し、銀(Ag)、パラジウム(Pd)、白
金(Pt)などからなる内部電極2を形成した後、板状
成形体を積層して一体焼成することにより、内部電極2
を有するセラミック板状体1を得ることができる。ま
た、上記シート状セラミック成形体を焼成した後、Ti
基合金からなる活性金属を用いて接合し、この活性金属
層を内部電極2とすることも可能である。さらに、この
内部電極2は必ずしもセラミック板状体1中に埋設する
必要はなく、図示していないが、セラミック板状体1の
吸着面1aと反対側の面に内部電極2を形成し、この上
に接合剤3を介してベース板4を固定することも可能で
ある。
ラス、シリコーン樹脂等を用いる。また、ベース板4は
アルミニウムなどの金属材、またはアルミナ、フォルス
テライトなどのセラミック材を用いる。
試作した。セラミック板状体1として、99重量%のS
i3 N4 と、合計1重量%のY2 O3 、Al2 O3 から
なるセラミック原料を乾式プレスで板状に成形し、この
板状成形体を窒素雰囲気焼成したもの(実施例1)と熱
間静水圧プレス(HIP)を行ったもの(実施例2)を
用意した。得られた焼成体をTi基合金からなる活性金
属で接着して、この活性金属層を内部電極2とした。ま
た、セラミック板状体1として、99.5重量%のAl
Nと、0.5重量%のCからなるセラミック原料を乾式
プレスで板状に成形し、この板状成形体上にAg−Pd
によって内部電極2を形成し、他の板状成形体を積層し
て焼成一体化した(実施例3)。
(CaTiO3 )を主成分とする強誘電体セラミックス
によりセラミック板状体1を形成したものを用意した。
部電極2と吸着面1aの距離は300μmとし、吸着面
1aはラップ加工して、表面粗さ(Ra)0.2μmと
した。
すように、本発明の窒化物セラミックスは強度、硬度な
どの特性が優れていることがわかる。特に、窒化珪素質
セラミックスを用いた実施例1、2は、強度が大きいこ
とからチッピング等を生じにくく、長期間使用できるこ
とがわかる。
吸着力試験を行った。その条件としては、印加電圧0〜
2kVで真空度は10-3Torr、温度は24℃とした。結
果は図4に示すように、いずれも100g/cm2 以上
の吸着力を得ることができ、実用上問題のないものであ
った。また、同じ窒化珪素質セラミックスを用いたもの
でも、窒素雰囲気焼成されたもの(実施例1)よりも、
HIPにより作成されたもの(実施例2)の方が吸着力
が高かった。これはHIPにより、セラミック板状体1
の表面及び内部に介在するポアが消滅し、静電チャック
と被吸着物6との接触面積が増えているためであると考
えられる。
ついて、窒素雰囲気中での吸着力を調べる試験を行っ
た。条件は、印加電圧1kV、真空度10-2torr、温度
150℃とした。それぞれ、窒素濃度と吸着力の関係を
図5に示す。
なるにつれて、吸着力が激減することがわかる。これ
は、活性な窒素雰囲気中に於いては、強誘電体セラミッ
クスの表面抵抗が低下するため、表面に電流が流れて静
電チャック自体の機能が失われるためである。これに対
し、窒化物セラミックスを用いた実施例2、3ではその
ようなことがなく、安定した吸着力を示していた。
を単極で動作させて、被測定物6と内部電極2間を流れ
る電流を測定してみたところ、この漏れ電流は数十〜数
μAの電流値であり問題とされるレベルではないことが
確認された。
ク、および比較例の静電チャックについて放熱性の実験
を行った。光熱源で被吸着物6上面を約200℃まで熱
し、静電チャックによりこの被吸着物6を吸着させ、静
電チャックの裏面の温度上昇を測定した。なお、条件は
印加電圧1KV、真空度10-2Torrとした。
は100℃程度であるのに対し、実施例3では裏面温度
は160℃程度にまで上がった。したがって、窒化アル
ミニウムを用いた静電チャックは放熱性がよく、特にエ
ッチャー用静電チャックに最適である。
素、窒化アルミニウムなどの窒化物を主成分とするセラ
ミックス板状体に内部電極を備え、該セラミック板状体
の表面に物体を吸着するための吸着面を形成して静電チ
ャックを構成したことによって、漏れ電流が極めて小さ
く、機械的強度に優れ、還元雰囲気における吸着力が安
定しており、シリコンウェハなどの被吸着物を汚染しに
くいなどの特長をもったセラミック製静電チャックを得
ることができる。
ミニウムを用いれば、放熱性に優れることから、エッチ
ャー装置等に使用される静電チャックとして好適に用い
られる。さらに、窒化珪素を使用することにより、特に
機械的性質、摺動特性が優れるとともに、静電チャック
の熱膨張率を小さくできるため、高精度に加工した静電
チャックを広い温度域で初期の精度を保つことができ、
加工パターンの高精度化が可能となるなど、さまざまな
特長をもった静電チャックを提供できる。
着力の関係を示すグラフである。
着力の関係を示すグラフである。
窒素濃度と吸着力の関係を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】窒化珪素、窒化アルミニウムなどの窒化物
を主成分とするセラミック板状体に内部電極を備えると
ともに、該セラミック板状体の表面に物体を吸着するた
めの吸着面を形成してなる静電チャック。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP19002391A JP3447305B2 (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | 静電チャック |
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