JPH0537180Y2 - - Google Patents

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JPH0537180Y2
JPH0537180Y2 JP15095189U JP15095189U JPH0537180Y2 JP H0537180 Y2 JPH0537180 Y2 JP H0537180Y2 JP 15095189 U JP15095189 U JP 15095189U JP 15095189 U JP15095189 U JP 15095189U JP H0537180 Y2 JPH0537180 Y2 JP H0537180Y2
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dry ice
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carbon dioxide
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ドライアイスの昇華によつて生じ
る気化炭酸ガスの冷気を効果的かつ効率的に利用
するドライアイス包装体に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、冷凍食品等を一時的に保冷する場合、
断熱容器内に冷凍食品等の冷却対象を収容し、つ
ぎにその上部にドライアイスを載置し、そののち
上記断熱容器を密閉して保冷することが行われて
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のように冷凍食品に直接ド
ライアイスを接触させると、接触部分が約−80℃
に冷却されて損傷するとともに、接触部分に気化
炭酸ガスが溶け込み局部的に酸味等を生じること
がある。また、ドライアイスが容器内部の空気に
晒された状態に置かれているため昇華ロスが多く
なるという問題を生じる。
この考案は、このような事情に鑑みなされたも
ので、ドライアイスの昇華によつて生じる気化炭
酸ガスの冷気を効果的かつ効率的に利用し、冷凍
食品等の冷却対象を損傷しないで保冷することの
できるドライアイス包装体の提供をその目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案のドライ
アイス包装体は、棒状に填圧成形されたドライア
イスと、これをその長手方向をそれ自体の長手方
向に合わせて内部に収容する中空柱状の袋体を備
え、上記袋体が、円筒状の本体部と、この本体部
の両端開口を密閉する円形状の両側壁部で構成さ
れ、上記本体部の軸に沿う水平面で2分割される
上部側の外周面に、らせん状の軌跡に沿う状態
で、気化炭酸ガス流出用貫通孔が複数個形成され
ているという構成をとる。
〔作用〕
すなわち、この考案のドライアイス包装体は、
棒状に填圧成形されたドライアイスを、中空柱状
袋体に収容している。したがつて、冷凍食品等の
冷却対象をドライアイスに直接接触させることな
く保冷することができる。また、中空柱状袋体に
よつて外気とドライアイスの接触面を少なくして
いるため、ドライアイスの昇華ロスを低減するこ
とができる。
しかも、上記袋体は、円筒状の本体部と、この
本体部の両端開口を密閉する円形状の両側壁部で
構成されており、これにより、上記袋体の全長に
わたつて本体部の円筒状の形状が保形されるよう
にしている。したがつて、ドライアイスの昇華に
よつて生じる気化炭酸ガスが上記袋体の内部でス
ムーズに流動し、均等に分散し、本体部の両端開
口の近傍部においても本体部の中央部におけると
同様に均一に混合するため、上記気化炭酸ガスが
全体として均一に混合して袋体の内部に充満され
る。
さらに、上記袋体には、本体部の軸に沿う水平
面で2分割される上部側の外周面に、らせん状の
軌跡に沿う状態で、気化炭酸ガス流出用貫通孔が
複数個形成されているため、上記袋体の内部に充
満された気化炭酸ガスの冷気が袋体の上部空間か
ら気化炭酸ガス流出用貫通孔を通つて外部に、い
わば噴水状に吹き出すようになる。このとき、上
記貫通孔はらせん状の軌跡に沿う状態で(すなわ
ち、袋体の長手方向に対して傾斜する方向に)形
成されているため、例えば、貫通孔が本体部の外
周面に周方向に(すなわち、袋体の長手方向に対
して直交する方向に)形成されているものと比べ
て、隣り合う貫通孔の列同士から外部に吹き出す
気化炭酸ガス同士が接触して混合しやすく、か
つ、各貫通孔の列から気化炭酸ガスが長手方向に
沿つて短い間隔で(均等に分散して)吹き出す。
したがつて、上記貫通孔から吹き出される気化炭
酸ガスが、均一に混合された状態で、冷却対象が
収容されている空間の全体に早期に充満され、こ
れにより、上記空間内の全体を早期に均一に冷却
することができるようになる。このように、この
考案によれば、ドライアイスの昇華によつて生じ
る気化炭酸ガスの冷気を効果的にかつ効率的に利
用して、冷却対象を保冷することができるように
なる。
また、一旦噴水状に上昇した冷気がその下降段
階で冷却対象にソフトに接触するようになること
から、冷気の直撃で冷気焼け等を生起しやすい冷
却対象でも冷却できるようになる。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく
説明する。
〔実施例〕
第1図は、この考案のドライアイス包装体の一
実施例を示している。図において、1は棒状に填
圧成形されたドライアイスである。2は中空円柱
状の袋体で、円筒状の本体部2aと、この本体部
2aの両端開口を密閉する円形状の両側壁部(右
側の側壁部2bは隠れて見えない)2bとで構成
されている。そして、上記本体部2aの軸に沿う
水平面で2分割される上部側の外周面に、らせん
状の軌跡の上半分に沿うように、貫通孔3が所定
の間隔をおいて複数個形成されている。
このようなドライアイス包装体10は、ポリエ
チレン製の厚手のフイルムをシールして円筒状に
形成し(この円筒状の部分が本体部2aである)、
その一端開口の内周と、円形状で同素材のフイル
ム(このフイルムが側壁部2bである)の周縁部
とをシールした後、その内部に上記ドライアイス
1を収容し、上記と同様に、他端開口の内周と円
形状で同素材のフイルム(このフイルムが側壁部
2bである)の周縁部とをシールして密閉するこ
とで形成される。
上記のドライアイス包装体10を用いて、例え
ば冷凍食品を保冷する場合、第8図に示すよう
に、断熱効果のある発泡スチロールからなる大形
の容器8a内に冷凍食品9を収容し、冷凍食品9
を囲むように、中空円柱状袋体2の貫通孔3が上
部に位置する状態でドライアイス包装体10を載
置する。そして、これも発泡スチロールからなる
蓋体8bで容器8aを蓋して密閉する。この密閉
された容器8a内では、内部の空気によつて、ド
ライアイス包装体10のドライアイス1が昇華
し、気化炭酸ガスに換わる。その気化炭酸ガスの
冷気が、第2図に示すドライアイス1と中空円柱
状袋体2との間の空間Aの全体に均一に混合され
て蓄積、充満し、中空円柱状袋体2の外周面の上
部側に形成された貫通孔3から第2図の矢印のよ
うに袋体2の外部に噴水状に流出する。このと
き、袋体2の貫通孔3がらせん状の軌跡に沿つて
(すなわち、袋体2の長手方向に対して傾斜する
方向に)形成されているため、貫通孔3から流出
する冷気が袋体2の外部に均等に分散するととも
に均一に混合し、冷却対象を効率的に冷却するこ
とができる。そして、上記噴水状に上昇した冷気
が下降する際に、冷凍食品を上部から下部にかけ
て均一に冷却する。したがつて、冷凍食品全体を
むらなく効果的に冷却することができる。
第3図は、この考案の他の実施例を示してい
る。図において、4は前記と同様に構成されたド
ライアイス包装体10の中空円柱状袋体2の貫通
孔3が形成されていない下部側の外周面の長手方
向に沿う両端に配設された台部である。上記台部
4はドライアイス包装体10の回り止めをして、
中空円柱状袋体2の貫通孔3が常に上部側に位置
するように位置決めしている。また、上記台部4
は、ドライアイス包装体10の外気に接する面積
を拡大して気化炭酸ガスの冷気を多く発生させ、
冷却効率を高める作用をする。
第4図、第5図、第6図および第7図は、中空
円柱状袋体2内に収容されるドライアイスの態様
を示している。第4図は棒状のドライアイス1の
外周面に、らせん状の連続する溝部5が設けられ
ている。第5図は棒状のドライアイス1の外周面
に、長手方向に沿つて延びる溝部5が複数個設け
られている。第6図は棒状のドライアイス1の外
周面に、らせん状の軌跡に沿つて凹部6が所定の
間隔をおいて設けられている。第7図は両端が略
円錐状に形成された棒状ドライアイス1で、その
外周面に周方向に沿つて溝部5が設けられてい
る。上記のように、ドライアイス1の外周面に溝
部5および凹部6を設けてドライアイス1の表面
積を拡大させると、ドライアイスの外気に接する
面積が多くなるため、ドライアイスが昇華して生
じる気化炭酸ガスの冷気の放出される量が増加す
る。したがつて、冷凍食品等を早期に冷却するこ
とができるようになる。
なお、上記実施例では袋体2の貫通孔3が同じ
大きさに形成されているが、上部側の貫通孔3を
大きく形成し、下部側にかけて次第に貫通孔3を
小さく形成すると、上部から流出する冷気の量を
多くすることができる。したがつて、冷却対象を
収容している空間の下部側と上部側を均一な温度
状態にして冷却することができる。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のドライアイス包装体
は、棒状に填圧成形されたドライアイスを、中空
柱状袋に収容している。したがつて、冷却対象に
ドライアイスを直接接触させることなく冷却する
ことができるため、冷気の直撃で冷却対象に損傷
等を生じることがない。また、中空柱状袋体によ
つて外気とドライアイスの接触面を少なくするこ
とにより、ドライアイスの昇華ロスを低減するこ
とができる。
しかも、上記袋体は、円筒状の本体部と、この
本体部の両端開口を密閉する円形状の両側壁部で
構成されているため、上記袋体の全長にわたつて
本体部の円筒状の形状が保形される。したがつ
て、ドライアイスの昇華によつて生じる気化炭酸
ガスが上記袋体の内部でスムーズに流動し、均等
に分散し、本体部の両端開口の近傍部においても
本体部の中央部におけると同様に混合する。この
ため、上記気化炭酸ガスが全体として均一に混合
して袋体の内部に充満されるという作用、効果を
奏する。
さらに、上記袋体には、本体部の軸に沿う水平
面で2分割される上部側の外周面に、らせん状の
軌跡に沿う状態で、気化炭酸ガス流出用貫通孔が
複数個形成されているため、上記袋体の内部に充
満された気化炭酸ガスの冷気が袋体の上部空間か
ら気化炭酸ガス流出用貫通孔を通つて外部に、い
わば噴水状に吹き出す際に、隣り合う貫通孔の列
同士から外部に吹き出す気化炭酸ガス同士が接触
して混合しやすく、かつ、各貫通孔の列から気化
炭酸ガスが長手方向に沿つて均等に分散して吹き
出す。したがつて、上記貫通孔から吹き出される
気化炭酸ガスが、均一に混合された状態で、冷却
対象が収容されている空間の全体に早期に充満さ
れ、これにより、上記空間内の全体を早期に均一
に冷却することができるという作用、効果を奏す
る。しかも、このような作用、効果が少ない数の
貫通孔で効率よく実現される。このように、この
考案によれば、ドライアイスの昇華によつて生じ
る気化炭酸ガスの冷気を効果的にかつ効率的に利
用して、冷却対象を保冷することができるように
なる。
また、一旦噴水状に上昇した冷気がその下降段
階で冷却対象にソフトに接触するようになること
から、冷気の直撃で冷気焼け等を生起しやすい冷
却対象でも冷却できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第
2図は上記実施例の縦断面図、第3図は他の実施
例を示す斜視図、第4図、第5図、第6図および
第7図はドライアイスの実施例を示す側面図、第
8図は上記実施例の使用態様を示す斜視図であ
る。 1……棒状ドライアイス、2……中空柱状袋
体、3……貫通孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 棒状に填圧成形されたドライアイス1と、こ
    れをその長手方向をそれ自体の長手方向に合わ
    せて内部に収容する中空柱状の袋体2を備え、
    上記袋体2が、円筒状の本体部2aと、この本
    体部2aの両端開口を密閉する円形状の両側壁
    部2bで構成され、上記本体部2aの軸に沿う
    水平面で2分割される上部側の外周面に、らせ
    ん状の軌跡に沿う状態で、気化炭酸ガス流出用
    貫通孔3が複数個形成されていることを特徴と
    するドライアイス包装体。 (2) 上記本体部2aの貫通孔3が形成されていな
    い下部側の外周面に、台部4が間隔をおいて少
    なくとも2個配設されている請求項(1)記載のド
    ライアイス包装体。 (3) 棒状に填圧成形され、その外周面に少なくと
    も1個の凹部5が設けられたドライアイス1を
    備えた請求項(1)または(2)記載のドライアイス包
    装体。
JP15095189U 1989-12-28 1989-12-28 Expired - Lifetime JPH0537180Y2 (ja)

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JP15095189U JPH0537180Y2 (ja) 1989-12-28 1989-12-28

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