JPH0538021Y2 - - Google Patents
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- JPH0538021Y2 JPH0538021Y2 JP11721488U JP11721488U JPH0538021Y2 JP H0538021 Y2 JPH0538021 Y2 JP H0538021Y2 JP 11721488 U JP11721488 U JP 11721488U JP 11721488 U JP11721488 U JP 11721488U JP H0538021 Y2 JPH0538021 Y2 JP H0538021Y2
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Landscapes
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この考案は、意匠効果を必要とする、たとえ
ば、旅行用トランク、アタツシユケース等のトラ
ンク類や、ゴルフクラブのフエースプレート等の
スポーツ用品や、自動車の内装材や、スピーカー
コーン等の音響部品を構成するのに適した繊維強
化樹脂複合材料に関する。
ば、旅行用トランク、アタツシユケース等のトラ
ンク類や、ゴルフクラブのフエースプレート等の
スポーツ用品や、自動車の内装材や、スピーカー
コーン等の音響部品を構成するのに適した繊維強
化樹脂複合材料に関する。
[従来の技術]
アクリロニトリル・ブタジエン・エチレン樹脂
(ABS樹脂)と補強繊維とを複合してなる繊維強
化樹脂複合材料は、たとえば特開昭57−56221号
公報に記載されているように、よく知られてい
る。しかして、補強繊維は、短繊維や連続繊維、
織物等の形態で使用されている。ところが、この
従来の複合材料は、補強繊維の形態を選択するこ
とで強度、弾性率、耐衝撃性等の改善は可能であ
るものの、光学的に不透明なABS樹脂を使用し
ているため、補強繊維を視認できず、意匠効果が
劣るという問題がある。
(ABS樹脂)と補強繊維とを複合してなる繊維強
化樹脂複合材料は、たとえば特開昭57−56221号
公報に記載されているように、よく知られてい
る。しかして、補強繊維は、短繊維や連続繊維、
織物等の形態で使用されている。ところが、この
従来の複合材料は、補強繊維の形態を選択するこ
とで強度、弾性率、耐衝撃性等の改善は可能であ
るものの、光学的に不透明なABS樹脂を使用し
ているため、補強繊維を視認できず、意匠効果が
劣るという問題がある。
[考案が解決しようとする課題]
この考案の目的は、従来の複合材料の上述した
問題点を解決し、高強度、高弾性率で、耐衝撃性
にも優れているのはもちろん、意匠効果に優れた
繊維強化樹脂複合材料を提供するにある。
問題点を解決し、高強度、高弾性率で、耐衝撃性
にも優れているのはもちろん、意匠効果に優れた
繊維強化樹脂複合材料を提供するにある。
[課題を解決するための手段]
上述した目的を達成するために、この考案にお
いては、光透過率が少なくとも70%であるアクリ
ロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂と、補強
繊維織物とを複合してなる繊維強化樹脂複合材料
が提供される。
いては、光透過率が少なくとも70%であるアクリ
ロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂と、補強
繊維織物とを複合してなる繊維強化樹脂複合材料
が提供される。
この考案で使用するABS樹脂は、光透過率が
少なくとも70%であるものである。光透過率が70
%未満のものを使用したのでは、複合材料に良好
な意匠効果を発現させることができなくなる。そ
のようなABS樹脂は、下記、の重合体を混
合してなるものである。すなわち、 ジエン系ゴム状重合体の存在下で、スチレン
とメタルメタクリレートとの混合物か、また
は、スチレンと、メチルメタクリレートと、こ
れらスチレンやメチルメタクリレートと共重合
し得る他のモノオレフイン系単量体との混合物
を共重合させて得られるグラフト共重合体。
少なくとも70%であるものである。光透過率が70
%未満のものを使用したのでは、複合材料に良好
な意匠効果を発現させることができなくなる。そ
のようなABS樹脂は、下記、の重合体を混
合してなるものである。すなわち、 ジエン系ゴム状重合体の存在下で、スチレン
とメタルメタクリレートとの混合物か、また
は、スチレンと、メチルメタクリレートと、こ
れらスチレンやメチルメタクリレートと共重合
し得る他のモノオレフイン系単量体との混合物
を共重合させて得られるグラフト共重合体。
スチレンとメチルメタクリレートとの共重合
体か、または、スチレンと、メチルメタクリレ
ートと、これらスチレンやメチルメタクリレー
トと共重合し得る他のモノオレフイン系単量体
との共重合体。
体か、または、スチレンと、メチルメタクリレ
ートと、これらスチレンやメチルメタクリレー
トと共重合し得る他のモノオレフイン系単量体
との共重合体。
上記におけるモノオレフイン系単量体として
は、アクリロニトリル、ビニルトルエン、アクリ
ル酸エステルなどがあげられる。また、上記に
おけるモノオレフイン系単量体としては、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、α−メチルス
チレン、ビニルトルエンなどがある。
は、アクリロニトリル、ビニルトルエン、アクリ
ル酸エステルなどがあげられる。また、上記に
おけるモノオレフイン系単量体としては、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリル、α−メチルス
チレン、ビニルトルエンなどがある。
上記およびの重合体の混合割合は、得られ
るABS樹脂の光透過率が少なくとも70%になる
よう、重量で、:が5〜60:95〜40の範囲に
なるようにする。好ましは、光透過率が80%以上
になるよう、上記混合比を10〜50:90〜50の範囲
にする。ここで、光透過率は、JIS K−7105(測
定法A)に基いて測定したもので、式、 光透過率=(透過光量/入射光量)×100 で表わされるものである。
るABS樹脂の光透過率が少なくとも70%になる
よう、重量で、:が5〜60:95〜40の範囲に
なるようにする。好ましは、光透過率が80%以上
になるよう、上記混合比を10〜50:90〜50の範囲
にする。ここで、光透過率は、JIS K−7105(測
定法A)に基いて測定したもので、式、 光透過率=(透過光量/入射光量)×100 で表わされるものである。
上述したような、光透過率が少なくとも70%で
あるようなABS樹脂の具体例としては、東レ株
式会社製の“トヨラツク”900、“トヨラツク”
920、“トヨラツク”930や、日本合成ゴム株式会
社製のJSR ABS55などがある。
あるようなABS樹脂の具体例としては、東レ株
式会社製の“トヨラツク”900、“トヨラツク”
920、“トヨラツク”930や、日本合成ゴム株式会
社製のJSR ABS55などがある。
この考案で使用する補強繊維は、たとえば、炭
素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、アルミナ繊
維、各種金属繊維のような高強度、高弾性率繊維
である。しかして、この考案においては、そのよ
うな補強繊維を織物の形態で用い、複合材料の強
度、弾性率、耐衝撃性を向上させる。もつとも、
上記補強繊維は、たとえば炭素繊維とアラミド繊
維とを交織して用いるなど、2種以上の補強繊維
を混用してもよい。なお、織物の組織は、平組
織、綾組織、朱子組織等、いずれであつてもよ
い。
素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、アルミナ繊
維、各種金属繊維のような高強度、高弾性率繊維
である。しかして、この考案においては、そのよ
うな補強繊維を織物の形態で用い、複合材料の強
度、弾性率、耐衝撃性を向上させる。もつとも、
上記補強繊維は、たとえば炭素繊維とアラミド繊
維とを交織して用いるなど、2種以上の補強繊維
を混用してもよい。なお、織物の組織は、平組
織、綾組織、朱子組織等、いずれであつてもよ
い。
複合材料中における補強繊維の含有率は、10〜
80容積%、好ましくは20〜60容積%の範囲であ
る。10容積%未満では、機械的特性の向上効果が
十分でなく、また、80容積%を越えると成形性が
大きく低下する。
80容積%、好ましくは20〜60容積%の範囲であ
る。10容積%未満では、機械的特性の向上効果が
十分でなく、また、80容積%を越えると成形性が
大きく低下する。
この考案の複合材料は、いろいろな方法によつ
て製造することができる。たとえば、メチルエチ
ルケトン等の溶媒に溶かした上記ABS樹脂に織
物を浸漬し、引き上げて溶媒を飛ばし、プリプレ
グを得た後、そのプリプレグを、所望の枚数、か
つ、補強繊維が所望の方向を向くように積層し、
加熱プレスで成形する方法、クロスヘツドダイを
用いてABS樹脂を織物に押し出し被覆した後、
積層し、加熱ロールでプレスして成形する方法を
使用することができる。加熱温度は180〜250℃、
加圧力は20〜80Kg/cm2、成形時間は20〜60分程度
である。
て製造することができる。たとえば、メチルエチ
ルケトン等の溶媒に溶かした上記ABS樹脂に織
物を浸漬し、引き上げて溶媒を飛ばし、プリプレ
グを得た後、そのプリプレグを、所望の枚数、か
つ、補強繊維が所望の方向を向くように積層し、
加熱プレスで成形する方法、クロスヘツドダイを
用いてABS樹脂を織物に押し出し被覆した後、
積層し、加熱ロールでプレスして成形する方法を
使用することができる。加熱温度は180〜250℃、
加圧力は20〜80Kg/cm2、成形時間は20〜60分程度
である。
[実施態様]
図面において、複合材料は、層状をなす複数枚
の補強繊維織物1,1、……と、光透過率が少な
くとも70%であるABS樹脂2とを複合してなる。
織物1,1、……は、経糸または緯糸の方向を合
わせて、または、疑似等方積層されている。
の補強繊維織物1,1、……と、光透過率が少な
くとも70%であるABS樹脂2とを複合してなる。
織物1,1、……は、経糸または緯糸の方向を合
わせて、または、疑似等方積層されている。
[実施例]
メチルエチルケトン100gに対して、東レ株式
会社製ABS樹脂“トヨラツク”920(光透過率:
91%)を40gの割合で溶解させたものを、東レ株
式会社製炭素繊維“トレカ”の平織物CO6343G
に含浸し、風乾し、さらに80℃の熱風で乾燥し
て、プリプレグを得た。
会社製ABS樹脂“トヨラツク”920(光透過率:
91%)を40gの割合で溶解させたものを、東レ株
式会社製炭素繊維“トレカ”の平織物CO6343G
に含浸し、風乾し、さらに80℃の熱風で乾燥し
て、プリプレグを得た。
次に、上記プリプレグを、12枚、経糸の方向を
合わせて積層し、240℃の温度下に20Kg/cm2の圧
力で20分保持した後、水冷プレスに移動して40
Kg/cm2の圧力下に室温まで冷却し、厚みが2.7mm
の板状複合材料を得た。この複合材料の炭素繊維
含有率は、50容積%であつた。また、表面から、
炭素繊維織物を鮮明かつ立体的に視認できた。
合わせて積層し、240℃の温度下に20Kg/cm2の圧
力で20分保持した後、水冷プレスに移動して40
Kg/cm2の圧力下に室温まで冷却し、厚みが2.7mm
の板状複合材料を得た。この複合材料の炭素繊維
含有率は、50容積%であつた。また、表面から、
炭素繊維織物を鮮明かつ立体的に視認できた。
次に、上記複合材料を長手方向が経糸方向にな
るように切り出し、JIS K−7055に準じて曲げ試
験をしたところ、曲げ強度は61Kg/mm2、曲げ弾性
率は4.5ton/mm2であつた。また、JIS K−7110に
準じてアイゾツト衝撃試験をしたところ、衝撃強
さは65Kg・cm/cmノツチであつた。さらに、プリ
プレグを1枚用いて同様に成形した複合材料か
ら、経糸方向を長手方向とする試験片を作り、オ
リエンテツク社製粘弾性測定装置VIBRONDDV
−−EA用いて動的粘弾性を測定したところ、
弾性率は2.9×1011dyn/cm2、tanδは0.040であり、
高い振動減衰性を示した。
るように切り出し、JIS K−7055に準じて曲げ試
験をしたところ、曲げ強度は61Kg/mm2、曲げ弾性
率は4.5ton/mm2であつた。また、JIS K−7110に
準じてアイゾツト衝撃試験をしたところ、衝撃強
さは65Kg・cm/cmノツチであつた。さらに、プリ
プレグを1枚用いて同様に成形した複合材料か
ら、経糸方向を長手方向とする試験片を作り、オ
リエンテツク社製粘弾性測定装置VIBRONDDV
−−EA用いて動的粘弾性を測定したところ、
弾性率は2.9×1011dyn/cm2、tanδは0.040であり、
高い振動減衰性を示した。
[比較例]
ABS樹脂を、東レ株式会社製汎用ABS樹脂
“トヨラツク”500(光透過率:45%)に変えたほ
かは実施例と同様して、複合材料を得た。この複
合材料の炭素繊維含有率は、50容積%であつた。
表面から炭素繊維織物を視認することはできなか
つた。
“トヨラツク”500(光透過率:45%)に変えたほ
かは実施例と同様して、複合材料を得た。この複
合材料の炭素繊維含有率は、50容積%であつた。
表面から炭素繊維織物を視認することはできなか
つた。
次に、上記複合材料について実施例と同様の試
験をしたところ、曲げ強度は65Kg/mm2、曲げ弾性
率は4.8ton/mm2、アイゾツト衝撃強さは67Kg・
cm/cmノツチであり、実施例のものにくらべてや
や優れていたものの大差はなかつた。
験をしたところ、曲げ強度は65Kg/mm2、曲げ弾性
率は4.8ton/mm2、アイゾツト衝撃強さは67Kg・
cm/cmノツチであり、実施例のものにくらべてや
や優れていたものの大差はなかつた。
[考案の効果]
この考案の複合材料は、いわゆるマトリクスと
して、光透過率が少なくとも70%である、好まし
くは80%以上であるABS樹脂を使用しているか
ら、それと複合されている補強繊維織物を視認す
ることができ、意匠効果が優れている。しかも、
補強繊維を織物の形態で使用しているから、実施
例にも示したように、強度、弾性率、耐衝撃性等
の諸特性にも優れている。
して、光透過率が少なくとも70%である、好まし
くは80%以上であるABS樹脂を使用しているか
ら、それと複合されている補強繊維織物を視認す
ることができ、意匠効果が優れている。しかも、
補強繊維を織物の形態で使用しているから、実施
例にも示したように、強度、弾性率、耐衝撃性等
の諸特性にも優れている。
図面は、この考案の複合材料の一実施態様を示
す概略側面図である。 1……補強繊維織物、2……アクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン樹脂。
す概略側面図である。 1……補強繊維織物、2……アクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン樹脂。
Claims (1)
- 光透過率が少なくとも70%であるアクリロニト
リル・ブタジエン・スチレン樹脂と、補強繊維織
物とを複合してなる繊維強化樹脂複合材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11721488U JPH0538021Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11721488U JPH0538021Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0238443U JPH0238443U (ja) | 1990-03-14 |
| JPH0538021Y2 true JPH0538021Y2 (ja) | 1993-09-27 |
Family
ID=31360467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11721488U Expired - Lifetime JPH0538021Y2 (ja) | 1988-09-06 | 1988-09-06 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0538021Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2526790B2 (ja) * | 1993-06-28 | 1996-08-21 | 日本電気株式会社 | 半導体製造装置 |
| JP2005205688A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-08-04 | Polymatech Co Ltd | 金属光沢カバー部品及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-09-06 JP JP11721488U patent/JPH0538021Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0238443U (ja) | 1990-03-14 |
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