JPH0538131U - 軒天の見切構造 - Google Patents

軒天の見切構造

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JPH0538131U
JPH0538131U JP9308091U JP9308091U JPH0538131U JP H0538131 U JPH0538131 U JP H0538131U JP 9308091 U JP9308091 U JP 9308091U JP 9308091 U JP9308091 U JP 9308091U JP H0538131 U JPH0538131 U JP H0538131U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 施工現場での作業工程の簡略化、工期の短縮
化及び屋根裏を特別に加工せずに、換気用の別の部材を
用いることなく屋根裏の換気を行うこと。 【構成】 壁パネル10と屋根パネル14の接合部付近
において、見切部材18を屋根パネル14に、外装材1
2に接するように取り付け、更にこの見切部材18に軒
天サイディング16を挿入して固定する。外装材12の
取り付けは見切部材18の取り付け前に行うため、工場
において壁パネル10の製造と一体として行うことがで
きる。また、見切部材18は貫通孔20を有し、この貫
通孔20を介して屋根裏の換気用の空気を取り入れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、軒天の見切構造に関し、特に工業化住宅の軒裏と外壁との接合部に 見切部材を取り付ける軒天の見切構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、住宅の工業化に伴い、屋根や壁、床等の住宅の各部をパネルの形態で工 場で製造し、施工現場ではこのパネルを組み立てることにより施工を行うパネル 工法が盛んである。
【0003】 図4は、パネル工法によって軒裏と外壁との接合部である見切縁付近を構成し た場合の断面を示す。工場では、壁材と芯材とからなる壁パネル50及び屋根材 と芯材とからなる屋根パネル52が製造され、これらを施工現場において同図に 示す状態に組み立てる。その後、軒天井となる軒天サイディング54を屋根パネ ル52の下面に取り付け、続いて、見切部材56と外装材58を取り付ける。こ の見切部材56は、雨の吹込みや逆水、浸透作用などに対して水を返し、水を切 り、侵入を防ぐ役目をなすものであり、下方に向けて開口する断面略コ字状をな し、壁パネル50の上端付近に、軒天サイディング54に接するように取り付け る。そして、見切部材56を取り付けた後、外装材58の上端側を見切部材56 の開口側より挿入して取付け固定するようにしていた。
【0004】 また、図5は屋根裏の換気を行う空気の流れを示す。屋根パネル52の一方を 棟木60で支持した場合を示しており、天井62と屋根パネル52の間に密閉さ れた空間である屋根裏64を形成するようにしている。
【0005】 そして、この屋根裏64内に雨水等の水分が侵入することにより、天井62や 棟木60等に過剰な湿気を与えるとともに、特に夏期においては太陽の照射によ って屋根裏64に侵入した水分が蒸発作用により高温多湿の状態となるため、木 材が急激に劣化し、その結果家屋の耐用年数を極端に縮めることになる。このた め、同図の矢印に示すような空気の流れを作って屋根裏64を換気している。具 体的には、軒天サイディング54に小孔や換気口を設けて空気を取り入れるとと もに、屋根の頂付近に隙間を設けて空気を排出するようにしていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、見切部材56を壁パネル50の上端付近に取り付ける従来方式にお いては、施工現場で見切部材56を軒天サイディング54に接するように取り付 けた後に外装材58を取り付けていたため、工場で外装材58を外壁パネル50 と一体として製造することができなかった。そのため、施工現場での作業工程が 複雑になり、工期を短縮することができなかった。
【0007】 また、軒天サイディング54に空気の取入口を設けて屋根裏64の換気を行う 従来方式においては、軒天サイディング54に小孔を設けるための加工が必要と なったり、あるいは換気口用の別の部材が必要となっていた。
【0008】 本考案は、このような点に鑑みて創作されたものであり、施工現場での作業工 程の簡略化、工期の短縮化が可能な軒天の見切構造を提供することを目的として いる。
【0009】 また、本考案は、屋根裏を特別に加工する必要がなく、換気用の別の部材を用 いることなく屋根裏の換気を行うことができる軒天の見切構造を提供することを 目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案の軒天の見切構造は、予め表面に外装材を 取り付けた壁パネルの上端に、所定の屋根勾配を持たせて屋根パネルを取り付け 、かつ前記屋根パネルの軒裏側に軒天井となる軒天部材を取り付けると共に、前 記壁パネルの外装材と前記軒天部材との間を見切部材にて閉塞する軒天の見切構 造であって、 前記見切部材は、軒先に向けて開口する断面略コ字状をなすと共に、相対する 二面のそれぞれ棟側位置に換気用の貫通孔を有し、 前記壁パネルの外装材に棟側端部を当接させた状態で前記見切部材を前記屋根 パネルの下面に取り付け、 前記見切部材の開口側に、前記見切部材内の貫通孔相応位置に換気用の空間を 残して、前記軒天部材の棟側端部を挿入支持させることを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案の軒天の見切構造は、壁パネルと屋根パネルの接合部付近において、見 切用部材を屋根パネル側に取り付け、この見切部材に軒天部材を取付け支持させ るようになっている。
【0012】 従って、見切部材の取り付け前に外装材の取り付けを行うため、この外装材の 取り付け作業を壁パネルの製造とともに工場で行うことができ、施工現場での作 業工程の簡略化、工期の短縮化が可能となる。
【0013】 また、見切部材に換気用の貫通孔を設け、見切部材の棟側に換気用の空間を残 して軒天部材を支持することとしているため、屋根裏の換気口として使用するこ とができ、軒下を特別に加工する必要がないとともに、換気用の別の部材を用い ることなく屋根裏の換気を行うことが可能となる。
【0014】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例について詳細に説明する。
【0015】 図1は、一実施例の軒天の見切構造を適用した軒裏と外壁との接合部付近の構 造を、図2はその部分的な拡大図をそれぞれ示している。
【0016】 工場では、壁材と芯材とからなる壁パネル10及び屋根材と芯材とからなる屋 根パネル14とが製造され、これらを施工現場において図1に示す状態に組み立 てる。また、外装材12は壁パネル10の外側の面に取り付けるものであるが、 この外装材12の取り付けも予め工場で行うようになっている。従って、壁パネ ル10は、外装材12と一体となった状態で搬送し、施工現場でそのまま組み立 てることとなる。
【0017】 屋根パネル14の下側(軒裏側)には、軒天井となる軒天部材に相当する軒天 サイディング16を取り付けるが、この軒天サイディング16には特に換気口や 換気用の小孔は設けられていない。また、軒天サイディング16の棟側(壁パネ ル10との接合部側)の端部は屋根パネル14の下面に取り付けた見切部材18 によって取付け支持されるようになっている。即ち、見切部材18は、従来では 壁パネル10の側に取り付けていたものを、本実施例では屋根パネル14の側に 取り付けるようにしたものである。
【0018】 次に、施工現場での組み立て手順を説明する。なお、図1に示した各部材のみ に着目して説明する。
【0019】 先ず、壁パネル10の上端に、所定の屋根勾配を持たせて、屋根パネル14を 組み立てる。上述したように、壁パネル10には外装材12が一体となって取り 付けられているので、外装材12を施工現場において組み付ける必要はない。
【0020】 次に、見切部材18を屋根パネル14と壁パネル10の接合部付近で、屋根パ ネル14の下面に壁パネル10上端に沿って取り付ける。このとき、見切部材1 8は、その棟側の端部が外装材12に接するように取り付ける。このように取り 付けることにより、接合部への雨水の浸入等を防ぐことができる。
【0021】 そして最後に、軒天サイディング16を取り付ける。この軒天サイディング1 6は、図2の矢印Aで示すように、棟側の端部を見切部材18に一旦奥深く差し 込んでから軒先側に若干移動させて軒先側の端部を破風の所定位置に差込み固定 する。この軒先側の端部を位置決めする際に、棟側の端部は見切部材18内に収 まっており、作業者は軒先側のみを押さえながら、釘打ち等により軒先サイディ ング16の取り付けを行うことができる。従って、従来であれば、一人が押さえ て他の者が釘打ち等を行っていた作業を、一人の作業者が簡単に行うことができ るようになる。
【0022】 図3は、見切部材18の詳細な形状の斜視図である。同図に示すように、見切 部材18は、軒先に向けて開口する断面略コ字状をなしている。また、上下の平 行な相対する二面には、それぞれ棟側位置に換気用の貫通孔である長孔20が形 成されるようになっている。
【0023】 この長孔20は、屋根裏の換気を行う空気の流入口となるものであり、図2に 示すように、軒天サイディング16を見切部材18に取付けたときに見切部材1 8内の長孔20に相応する部分に換気用の空間が形成されるようになっており、 同図の矢印Bで示すような空気の流路を形成するようになっている。そして、見 切部材18を通って屋根パネル14内に取り入れられた空気は、図5に示した従 来例と同様に、屋根裏を通って棟木付近で外部に排出され、適度に換気が行われ る。
【0024】 尚、上述したように、凹部に軒天サイディング16を挿入し、長手方向の一方 の稜線22に外装材12が接するようになっている。
【0025】 また、見切部材18は、アルミニウム等の断面略コ字状の押出成形品に長孔2 0を形成することにより、あるいは1枚の長方形の金属板に長孔20を形成した 後、2箇所を垂直に折り曲げることにより簡単に製造することができる。
【0026】 このように、本実施例では、外装材12の壁パネル10への取り付けまでを工 場で行い、これらが一体となった状態で施工現場に搬送されるため、外装材12 の取り付け工程を省略して、工期の短縮及び現場施工の簡略化が可能となる。ま た、見切部材18が換気口の役目も兼ねているので、換気口を別に設けていた従 来方式に比べると、この換気口を取り付ける工程も省略するとともに、部品点数 を削減することができる。一方、軒天サイディング16に換気用の孔を開けてい た従来方式に比べると、この孔開け加工が不要となる。更に、上述したように、 軒天サイディング16の一方端を見切部材18内に収めて作業を行うため、軒天 サイディング16の取り付け作業を一人で容易に行うことができるという利点も ある。
【0027】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨の範囲内 で種々の変形実施が可能である。
【0028】 例えば、本実施例においては、長孔20を設けて見切部材18内の空気の流路 を形成したが、この孔の形状は任意であり、真円、楕円、矩形等加工し易い形状 であれば何でもよい。
【0029】
【考案の効果】
上述したように、本考案によれば、見切部材の取り付け前に外装材の取り付け を行うことができ、そのためこの外装材の取り付け作業を壁パネルの製造ととも に工場で行うことができ、従って施工現場での作業工程の簡略化、工期の短縮化 が可能となる。
【0030】 また、見切用部材に貫通孔を設けているため、屋根裏の換気口としても使用す ることができ、軒下を特別に加工する必要がないとともに、換気用の別の部材を 用いることなく屋根裏の換気を行うことが可能となる。
【0031】 更に、軒天部材の一端を見切部材に支持させて取付作業を行えるため、一人で 作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の軒天の見切構造を適用した一実施例の
軒裏と外壁との接合部付近の構造を示す断面図である。
【図2】図1に示した見切付近の部分的な拡大断面図で
ある。
【図3】見切部材の詳細な形状を示す斜視図である。
【図4】従来例の軒裏と外壁との接合部付近の構造を示
す断面図である。
【図5】従来例の屋根裏の換気を行う空気の流れを示す
概略図である。
【符号の説明】
10 壁パネル 12 外装材 14 屋根パネル 16 軒天サイディング 18 見切部材 20 長孔 22 稜線
MH020602

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め表面に外装材を取り付けた壁パネル
    の上端に、所定の屋根勾配を持たせて屋根パネルを取り
    付け、かつ前記屋根パネルの軒裏側に軒天井となる軒天
    部材を取り付けると共に、前記壁パネルの外装材と前記
    軒天部材との間を見切部材にて閉塞する軒天の見切構造
    であって、 前記見切部材は、軒先に向けて開口する断面略コ字状を
    なすと共に、相対する二面のそれぞれ棟側位置に換気用
    の貫通孔を有し、 前記壁パネルの外装材に棟側端部を当接させた状態で前
    記見切部材を前記屋根パネルの下面に取り付け、 前記見切部材の開口側に、前記見切部材内の貫通孔相応
    位置に換気用の空間を残して、前記軒天部材の棟側端部
    を挿入支持させることを特徴とする軒天の見切構造。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6175616A (ja) * 1984-09-21 1986-04-18 Hitachi Micro Comput Eng Ltd 動作切換え回路
JPS62187111U (ja) * 1986-05-20 1987-11-28
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