JPH0539061A - 自動車のフード - Google Patents

自動車のフード

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JPH0539061A
JPH0539061A JP19334491A JP19334491A JPH0539061A JP H0539061 A JPH0539061 A JP H0539061A JP 19334491 A JP19334491 A JP 19334491A JP 19334491 A JP19334491 A JP 19334491A JP H0539061 A JPH0539061 A JP H0539061A
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JP
Japan
Prior art keywords
engine room
hood
cowl top
wall surface
corner
Prior art date
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Pending
Application number
JP19334491A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Hasegawa
昭彦 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0539061A publication Critical patent/JPH0539061A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンルームから車室内に侵入する騒音の
低減を図る。 【構成】 フードパネル21の下面のフードインナ22
の後端部を下方に突出させ、この突出部23によりカウ
ルトップ5の前壁面を覆い隠す。この突出部23の前壁
面23aは、カウルトップ5側に近付くに従い下り傾斜
した凹面状の斜面で構成し、これによりエンジンルーム
2内空間の前後方向寸法を高さに応じて変化させ、また
上下方向寸法を前後位置に応じて変化させる。これによ
り、共振条件を満たす波長をずらして、特定領域の波長
の音圧の強調を緩和する。また、フードインナ22の後
端下面と突出部23の後壁面とで、カウルトップ5の前
端角部に沿った断面L字状の隅部24を形成する。そし
て、この隅部24とカウルトップ5の角部とを組み合わ
せることで断面L字状の間隙24を構成し、この間隙2
4のエンジンルーム2側の端部とエンジンルーム外側の
端部にシールラバー26、27を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンルームから車
室内に侵入する騒音の低減を図った自動車のフードに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車のエンジンルーム周辺の構
造を図6に示す。この図において、1は車室、2はその
前方のエンジンルーム、3はエンジンルームを覆うフー
ド、4はエンジンを示す。車室1とエンジンルーム2は
隔壁(ダッシュパネル)Hで仕切られ、隔壁Hの上端
が、カウルトップ5と称されるボックス状の強度メンバ
ーで構成されている。
【0003】エンジンルーム2の上面を覆うフード3
は、車体外板を構成するフードパネル6と、その下面に
一体に設けられたフードインナ(フードパネル補強部
材)7とからなる。図7に示すように、フード3は、フ
ードパネル6の外周部をフードインナ7に固定すること
により略閉断面形状に構成されており、これにより開閉
体としての強度が付与されている。従来のフード3は、
車体の外板としての機能および開閉体としての機能の二
点から形状が決定されており、図6に示すようにフード
インナ7の後端部がカウルトップ5の上側に位置してい
る。そして、カウルトップ5の前壁面は、エンジンルー
ム2内に直接面している。
【0004】また、エンジンルーム2からの騒音対策と
して、フードインナ7の後端部とカウルトップ5との間
には、エンジンルーム2内の音を外部に漏らさないよう
にするためのシールラバー(シール材)8が配設されて
いる。さらに、エンジンルーム2内の音が車室1内に侵
入するのを防ぐため、必要に応じてダッシュパネルH
に、吸音層10と遮音層11を重ねたインシュレータダ
ッシュ12が張られている(実公昭60−138880
号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、特に
車室内の静粛性の要求が高まってきた。車室内の静粛性
を保つには、エンジンルームから車室内へ侵入する騒音
を極力減らすことが第一である。従来では、上述したよ
うな騒音対策を講じているが、依然として十分な騒音低
減効果を得るには至っていない。
【0006】そこで、本出願人は騒音低減に効果のある
手段を開発するに当たり、まずエンジンルームから車室
内へ侵入する騒音についての分析を試みた。その結果、
理論上は次のことが判明した。
【0007】エンジンルームは図10に示すような直方
体形状の箱と考えることができる。その場合、エンジン
ルーム内空間の寸法L1(前後寸法)、L2(左右寸
法)、L3(上下寸法)などできまる共振条件から、前
後方向に関してみると、次式 (n−1/2)λ=L1 を満たす波長λのn次の共鳴(図中実線で示す)が生じ
る。したがって、波長λの振動が強調される。つまり、
空間の寸法で決まる特定の周波数領域の音波が強調され
ることになる。一方、音圧は図中点線で示すように両端
壁で一番大きくなる。この音圧は、音波の強調の度合に
比例して増加する。今、前後方向、上下方向、左右方向
について同様のことが言えるから、結局、各方向毎の音
圧の集中する直方体のコーナー部の音圧が一番大きくな
り、特にコーナー部まで一定寸法である場合(つまりコ
ーナー部の曲率が小さい場合)、コーナー部での音圧の
強調の度合がかなり高まることが分かった。
【0008】このことをエンジンルームと車室の関係で
みると、エンジンルーム内空間で決まる共振条件によ
り、理論上は、ダッシュパネル面での音圧が強調され、
特にその上端コーナー部に相当するカウルトップ周辺に
おいてさらに音圧が強調される、ということになる。こ
の理論上の分析により、出願人はカウルトップを通して
の騒音の侵入の問題に注目し、その裏付けのために、実
際に車室とエンジンルームを隔てる隔壁のどの部分から
主に騒音が侵入してくるのかを調査してみた。
【0009】調査は次のように行った。まず、エンジン
ルーム2は概略、図8に示すような形状をなしており、
エンジンルーム2と車室1との間の隔壁Hは図中ハッチ
ングで示すような面形状をなしている。そこで、この面
をおおよそ上、中、下の3つの高さ領域に区分した。図
9は、車室側から見た隔壁Hの面形状を示している。
上、中、下の3つの領域A、B、Cは、それぞれダッシ
ュアッパ部、ダッシュロア部、その他(ホイルハウス、
ミッショントンネル、トウボード部)であり、異なるハ
ッチングを付して区別してある。そして、厚いインシュ
レータダッシュを各部に張り付け、騒音を測定したい部
分をくりぬき、エンジンルームから車室側に透過する騒
音の全体を100として、各領域毎に透過する音の全騒
音に対する寄与率を調査してみた。そうしたところ、図
11に示すような結果を得た。
【0010】この結果、低〜中周波数域においてはダッ
シュアッパ部Aの透過騒音の寄与が高く、エンジンルー
ム内の音圧が高い周波数とほぼ一致していることがわか
った。
【0011】ところで、ダッシュロア部に関しては、前
述のようにインシュレータダッシュを厚く張り付けるこ
とで防音効果を上げることができるが、ダッシュアッパ
部に関しては、計器類があるため設定可能な厚さに制限
があり、また下面については垂れ下がる可能性もありあ
まり厚く張り付けることはできない。したがって、ダッ
シュアッパ部を構成するカウルトップからの騒音の問題
をインシュレータダッシュの厚さを増加させる方法以外
で解決することが要望されている。
【0012】本発明は、上記の点を考慮し、ダッシュア
ッパ部から透過する騒音の低減に効果を発揮する技術を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のフードは、上記
目的を達成するためになされたものであり、フード補強
部材(フードインナ)の後端部を、カウルトップの前壁
面を覆い隠すように下方に突出させ、該突出部の前壁面
を、カウルトップ側に近付くに従い下り傾斜した斜面で
構成したことを特徴としている。
【0014】また、請求項2のフードは、フードパネル
補強部材の後端下面と上記突出部の後壁面とで、カウル
トップの前端角部に沿った断面L字状の隅部を形成し、
この隅部とカウルトップの角部とを組み合わせることで
形成される断面L字状の間隙のエンジンルーム側の端部
に第1のシール部材を配設し、エンジンルーム外側の端
部に第2のシール部材を配設したことを特徴としてい
る。
【0015】
【作用】本発明においては、上記突出部の存在によりエ
ンジンルーム内のカウルトップ寄りのコーナー部の空間
形状が変わる。すなわち、突出部の前壁面が斜面で構成
されているので、高さに応じて同コーナー部の空間の前
後方向寸法が変化する。また、前後位置に応じて同コー
ナー部の空間の上下寸法が変化する。したがって同コー
ナー部の曲率が大きくなり、この部分での共振条件を満
たす波長が特定の波長に限定されなくなり、特定の周波
数域の音圧の著しい上昇が抑制される。
【0016】また、このような音源側音圧の低減と同時
に、カウルトップ前壁面をフード後端の突出部により覆
い隠しているので、突出部がカウルトップに対する遮音
効果を果たす。さらに、フードの後端とカウルトップと
の間に生じる間隙をL字状にして、その間隙の両端にシ
ール部材を配設した場合は、L字状の間隙がラビリンス
効果を果たす上、シール部材が音漏れを防ぐので、特に
低〜中周波領域の騒音防止に有効性を発揮する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0018】図1は実施例のフードを組み込んだエンジ
ンルーム周辺の構造を示す。この図において、フード2
0以外の構成は図6に示したものと同様であるので、同
一符号を付してある。
【0019】この実施例のフード20は、図1、図3に
示すように車両外板の一部を構成するフードパネル21
と、フードパネル21を補強するフードインナ(フード
パネル補強部材)22とから構成されている。フードイ
ンナ22の後端部は、下方つまりエンジンルーム2側に
山形状に突出しており、カウルトップ5の前壁面を覆い
隠している。この突出部23の前壁面23aは、図2に
示すようにカウルトップ5側に近付くほど下方に傾斜し
た斜面で構成されている。特に、この実施例では凹面状
の斜面で構成されている。そして、これによりエンジン
ルーム2内の空間のカウルトップ5寄りのコーナー部の
曲率半径が大きくなされている。
【0020】また、フードインナ22の後端部には、同
後端下面と上記突出部23の後壁面とで、カウルトップ
5の前端角部に沿った断面L字状の隅部24が形成され
ている。この隅部24は、カウルトップ5の角部と組み
合わせることで、断面L字状の間隙25を構成してい
る。そして、この間隙25のエンジンルーム2側の端部
と外部側の端部に、それぞれフードシールラバー(第1
のシール材、第2のシール材)26、27が挿入され、
間隙を通って音が外部に漏れるのを防止するようにして
いる。
【0021】次に作用を説明する。
【0022】図1に示すように、フード20とダッシュ
パネルHとで作られるエンジンルーム2内空間のコーナ
ー部形状は、フードインナ22の後端部の形状により、
その曲率半径が大きく設定されている。従来ではこの近
傍で音圧が上昇してこもる傾向があったが、この構成に
より、高さに応じてエンジンルーム内のコーナー部の空
間の前後方向の寸法、前後位置に応じて同コーナー部の
空間の上下寸法が変化する。すなわち、エンジンルーム
を直方体形状の箱としたときの寸法L1がこの近傍で変
化するため、(n−1/2)λ=L1を満たす波長λの
n次の共鳴が本実施例の構成では特定の波長に限定され
ないので、特定の周波数域の音圧上昇が抑制される。よ
って、エンジンルーム内のコーナー部の空間では図4に
示すように点線で示す従来例より、実線で示す本発明の
方が音源側音圧が減少する。
【0023】また、カウルトップ5は突出部23によっ
て覆い隠されているので、突出部23の遮音性能によ
り、カウルトップ5を通しての車室1内への騒音の侵入
が抑制される。また、カウルトップ5とフード20の間
隙を通って侵入する音も、この間隙がL字状に曲がって
ラビリンス効果を果たすこと、間隙に2段のフードシー
ルラバー26、27が配設されていること、により小さ
く押さえられる。
【0024】このように、上記フード20を適用するこ
とにより、ダッシュアッパー部から侵入する騒音、特に
低〜中周波領域の音を効果的に低減することができる。
このため、図5に示すように点線で示す従来の車室内騒
音性能より、実線で示す本発明の方が騒音防止効果が高
まる。
【0025】また、本実施例によれば、インシュレータ
ダッシュを厚く張り付ける必要がないので、インスツル
メントを薄くすることが出来、これによって車室内を広
くすることが出来る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フードの後端部に突出部を設けるという簡単な構成で、
エンジンルームから車室内に侵入する騒音を効果的に低
減することができる。よって、車室内の静粛性向上に寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のフードを組み込んだ、エン
ジンルーム周辺の構成を示す側断面図である。
【図2】同実施例の要部構成を示す側断面図である。
【図3】同実施例のフードを下から見た図である。
【図4】同実施例のフードを用いた場合の騒音防止効果
を実証するための図である。
【図5】同実施例のフードを用いた場合の騒音防止効果
を実証するための図である。
【図6】従来のエンジンルーム周辺の構成を示す側断面
図である。
【図7】従来のフードを下から見た図である。
【図8】エンジンルームから車室内への騒音透過率を調
査した際の、調査対象の説明に供する図である。
【図9】同調査の説明に供する図であり、ダッシュパネ
ル面の領域分けの内容を示す図である。
【図10】エンジンルームをモデル化した場合の騒音の
発生機構を説明する図である。
【図11】ダッシュパネルを透過する騒音の領域毎の寄
与率を示す図である。
【符号の説明】
1 車室 2 エンジンルーム 5 カウルトップ 20 フード 21 フードパネル 22 フードインナ(フードパネル補強部材) 23 突出部 23a 前壁部 24 隅部 25 間隙 26 フードシールラバー(第1のシール材) 27 フードシールラバー(第2のシール材) H ダッシュパネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室前方のエンジンルームを覆うフード
    であって、車体外板の一部を構成するフードパネルと、
    該フードパネルの下面に一体に設けられたフードパネル
    補強部材とから構成される自動車のフードにおいて、 エンジンルームと車室を隔てる隔壁の上端を構成するカ
    ウルトップの前壁面を覆い隠すように、上記フードパネ
    ル補強部材の後端部を下方に突出させ、該突出部の前壁
    面を、カウルトップ側に近付くに従い下り傾斜した斜面
    で構成したことを特徴とする自動車のフード。
  2. 【請求項2】 上記フードパネル補強部材の後端下面と
    上記突出部の後壁面とで、カウルトップの前端角部に沿
    った断面L字状の隅部を形成し、この隅部とカウルトッ
    プの角部とを組み合わせることで形成される断面L字状
    の間隙のエンジンルーム側の端部に第1のシール部材を
    配設し、エンジンルーム外側の端部に第2のシール部材
    を配設した請求項1記載の自動車のフード。
JP19334491A 1991-08-02 1991-08-02 自動車のフード Pending JPH0539061A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8028782B2 (en) * 2007-04-26 2011-10-04 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Hood structure for vehicle
US20120091756A1 (en) * 2010-10-18 2012-04-19 Kojima Press Industry Co., Ltd. Cowl Louver Sealing Structure

Cited By (3)

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US8028782B2 (en) * 2007-04-26 2011-10-04 Toyota Shatai Kabushiki Kaisha Hood structure for vehicle
US20120091756A1 (en) * 2010-10-18 2012-04-19 Kojima Press Industry Co., Ltd. Cowl Louver Sealing Structure
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