JPH0542474B2 - - Google Patents
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- JPH0542474B2 JPH0542474B2 JP8931484A JP8931484A JPH0542474B2 JP H0542474 B2 JPH0542474 B2 JP H0542474B2 JP 8931484 A JP8931484 A JP 8931484A JP 8931484 A JP8931484 A JP 8931484A JP H0542474 B2 JPH0542474 B2 JP H0542474B2
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Description
本発明は水性粘剤に関する。更に詳しくは温度
により粘性の変化する水性粘剤に関する。 従来技術とその問題点: 従来、ポリエチレングリコール、ポリアクリル
アミドの如き水溶性高分子は、水溶液中において
非ニユートニアン性粘性流動を示し、具体的には
水溶液のずり速度を高めるほど粘性は低下すると
いう現象を示す。そのような性質を利用して、上
記した水溶性高分子を摩擦低減剤として消防用水
等に添加して使用しようという試み等がなされて
いる。 一方、最近に至り石油系潤滑油にかわり、高い
除熱能力と優れた難燃性または不燃性に着目し
て、種々の水性粘剤が開発されている。しかし乍
ら、これらの水性粘剤は水を基剤としているた
め、石油系潤滑油の存する優れた特質を十分には
再現できず、水−グリコール系、エマルジヨン
系、界面活性剤系、無機塩系等種々の改質面より
検討されているのが現状である。 問題点を解決するための手段: 上記した点に鑑み、本発明者らは水溶性重合体
の水溶液中での粘性流動に着目して鋭意検討した
ところ、特定のN−アルキルまたはN−アルキレ
ン置換(メタ)アクリルアミドの単独または共重
合体もしくは他の共重合しうる単量体との共重合
体を使用することにより、温度によりそれら重合
体水溶液の粘性を制御できることを見い出して本
発明に到達した。 即ち本発明は、一般式() (但し、R1は水素原子またはメチル基、R2は
水素原子、メチル基またはエチル基、R3はメチ
ル基、エチル基またはプロピル基を表わす。)、ま
たは一般式() (R1は水素原子またはメチル基、Aは(−CH2
)−oで、nは4〜6または(−CH2)−2O(−CH2)−
2
を表わす。) で示されるN−アルキルまたはN−アルキレン置
換(メタ)アクリルアミドの単独または共重合体
もしくは他の共重合しうる単量体との共重合体を
含有してなる水性粘剤である。 而して本発明で言う前記した「粘性の制御」と
は、具体的には下記一般式において S=ηDn (上式でSはずり応力、Dはずり速度、ηは定
数、nは粘性指数である。) 粘性指数nが変化することを意味する。而して
一般にニユートニアン性粘性流動の際はn=1で
あり、非ニユートニアン性が高まるほどnは1よ
り小さくなり、非ニユートニアン性粘性流動で
は、ずり速度を大きくする程、粘度は低下する。 而して本発明における一般式()および
()で示されるN−アルキルまたはN−アルキ
レン置換(メタ)アクリルアミドとしては、具体
的にはたとえば、N−n−プロピルアクリルアミ
ド(重合体の曇点32℃)、N−n−プロピルメタ
クリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド
(重合体の曇点29℃)、N−イソプロピルメタクリ
ルアミド、N−エチルアクリルアミド、N,N−
ジエチルアクリルアミド、N−エチルエタクリル
アミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,
N−ジメチルメタクリルアミド、N−アクリロイ
ルピロリジン(重合体の曇点51℃)、N−メタク
リロイルピロリジン、N−アクリロイルピペリジ
ン、N−メタクリロイルピペリジン、N−アクリ
ロイルモルホリン、N−メタクリロイルモルホリ
ン等をあげることができる。 また、上記した単量体と共重合可能な単量体と
しては、親水性単量体、イオン性単量体、親油性
単量体等があげられ、それらの一種以上の単量体
が適用できる。具体的には親水性単量体として、
たとえばアクリルアミド、メタクリルアミド、N
−メチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロ
キシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、各種のメトキシポリエチレングリコールメタ
クリレート、各種のメトキシポリエチレングリコ
ールアクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン
等をあげることができるし、また、酢酸ビニル、
グリシジルメタクリレート等を共重合により導入
して、それを加水分解して親水性を賦与すること
もできる。イオン性単量体としては、たとえばア
クリル酸、メタクリル酸、ビニルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレン
スルホン酸、2−アクリルアミド−2−フエニル
プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチル−プロパンスルホン酸等の酸及びそれらの
塩、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリル
アミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミド等のアミン及びそれらの塩等をあげるこ
とができる。また、各種アクリレート、メタクリ
レート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ア
クリロニトリル等を共重合により導入して、それ
を加水分解してイオン性を賦与することもでき
る。親油性単量体としては、たとえばN−n−ブ
チルアクリルアミド、N−n−ブチルメタクリル
アミド、N−tert.−ブチルアクリルアミド、N−
tert.−ブチルメタクリルアミド、N−n−ヘキシ
ルアクリルアミド、N−n−ヘキシルメタクリル
アミド、N−n−オクチルアクリルアミド、N−
n−オクチルメタクリルアミド、N−tert.−オク
チルアクリルアミド、N−n−ドデシルアクリル
アミド、N−n−ドデシルメタクリルアミド等の
N−アルキル(メタ)アクリルアミド誘導体、エ
チルアクリレート、メチルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、ブチルアクリレート、ラウリ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレ
ート、グリシジルメタクリレート等の(メタ)ア
クリレート誘導体、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、エチレ
ン、プロピレン、ブテン等のオレフイン類、スチ
レン、α−メチルスチレン等をあげることができ
る。 次に上記した単量体を重合して水性粘剤を製造
する具体的方法として、(1)水溶液中で重合して、
その重合体水溶液のまま、もしくは乾燥して水を
留去し重合体固体として得る方法、(2)溶剤中で重
合して重合後溶剤を留去もしくは重合体を溶解し
ない負溶媒に添加して、重合体を析出させる等の
操作で重合体を得る方法、(3)重合体の曇点以上で
乳化重合して、重合体水溶液として得る方法、(4)
単量体またはその水溶液等を油中に分散した逆相
懸濁重合、水溶液中に多量の電解質を溶解して単
量体の溶解度を抑制して行う塩析懸濁重合、更に
は高温で重合を行い重合体を析出させる析出重合
等により、重合体を粒子状もしくは粉末状に得る
方法、(5)単量体を溶剤で希釈せずにそのまま重合
して重合体ブロツクとして得る方法等がある。そ
の際、重合を開始する方法としては加熱のみによ
つても行いうるが、通常重合開始剤を使用したほ
うが良好な結果が得られる。重合開始剤としては
ラジカル重合を開始する能力を有するものであれ
ば制限はなく、たとえば無機過酸化物、有機過酸
化物、それらの過酸化物と還元剤との組合せおよ
びアゾ化合物などがある。具体的には過硫酸アン
モニウム、過硫酸カリ、過酸化水素、tert−ブチ
ルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、クメ
ンヒドロキシパーオキシド、tert−ブチルパーオ
キシ−2−エチルヘキサノエート、過安息香酸ブ
チル等があり、それらと組合せる還元剤としては
亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、鉄、銅、コバルトなど
の低次のイオン価の塩、アニリン等の有機アミン
更にはアルドース、ゲトース等の還元糖等を挙げ
ることができる。アゾ化合物としては、アゾビス
イソブチロニトリル、2,2′−アゾビス−2−ア
ミジノプロパン塩酸塩、2,2′−アゾビス−2,
4−ジメチルバレロニトリル、4,4′−アゾビス
−4−シアノバレイン酸などを使用することがで
きる。また、上記した重合開始剤の2種以上を併
用することも可能である。この場合の重合開始剤
の添加量は、通常採用される量的範囲で充分であ
り、たとえば単量体当り0.01〜5重量%、好まし
くは0.05〜2重量%の範囲である。 このようにして得られる重合体のうち、ブロツ
ク状のもの、または溶剤は留去して得られる重合
体は粉砕により粉状に、または融解して粒状、フ
レーク状、繊維状またはフイルム状に成型し、粒
子状重合体はそのままの形で、またラテツクス状
重合体は曇点以下に戻して、水性ゲルとしてもし
くは水で希釈して重合体水溶液として提供でき
る。 上記した方法で提供される水性粘剤は、水溶液
の場合にはそのままあるいは水で希釈され、粉
状、粒状、フレーク状またはフイルム状のものは
所定濃度に溶解されて使用される。 本発明の水性粘剤を各種用途に使用する場合、
水溶液中の重合体濃度は用途に応じて変化するが
水性粘剤としての高い除熱能力と優れた難燃、不
燃性という特質を発揮させるには、水の含量は少
なくとも40重量%以上、好ましくは60重量%以
上、更に好ましくは70重量%以上である。本発明
の水性粘剤は、一般に水溶液中において加温によ
り疏水化して、水溶液が白濁して曇点を呈する現
象が多くの場合認められ、温度により重合体の親
水性及び疏水性が変化することと、その水溶液の
粘性が変化することは、同義的関係にあると考え
られる。 次に、粘度及び粘性指数の具体的な測定方法で
あるが、粘度そのものについては極めて種々の測
定方法が採用されるが、水溶液の粘性流動が非ニ
ユートニアン性の場合には、ずり速度に応じて粘
度が変化するので粘度そのものの絶対値はあまり
意味のないものになる。従つて、そのような場合
にはずり速度を併記するとか、粘性指数n等も併
記するという表現方法がとられる。 粘性指数の具体的な測定方法としては、ずり速
度を変化させて粘度を測定できるものであればよ
く、たとえば回転粘度計、キヤピラリー粘度、レ
オメータ等が採用できる。 本発明の水性粘剤を水に溶解した時の粘度は、
重合体の種類、濃度、温度により変化するので一
概には言えないが、5重量%程度の粘剤濃度にお
いては1〜100000センチポイズ好ましくは1〜
10000センチポイズの範囲である。 また、本発明の水性粘剤は水溶液中において、
低温ほど粘度は高くなり、温度が高くなるにつれ
て粘度は低下してくる。利用できる温度範囲は水
が液体状態で存在できればよく、具体的には0〜
100℃の範囲であるが、エチレングリコール等と
併用することにより更に温度範囲を広げることも
可能である。 一方、該水溶液の粘性指数nは低温ほどニユー
トニアン性粘性指数(n=1)よりかい難して非
ニユートニアン性粘性指数(n<1)になり、温
度を上昇させてゆくとニユートニアン性に戻つて
ゆき、この過程は熱可逆的である。 また、そのような粘性指数の変化は共重合の組
成によつても起り、一般に親水性単量体との共重
合体において、それら単量体の共重合体中に占め
る比率が高まるにつれて、それら共重合体の水溶
液はより一層非ニユートニアン性粘性流動を示す
傾向がある。一方、親油性単量体との共重合体の
水溶液はニユートニアン性粘性流動を示す傾向が
ある。しかし乍ら、イオン性単量体との共重合体
の水溶液は意外にも、ニユートニアン粘性流動を
示す場合がある。 一方、それらの重合体の水溶液そのものの粘度
はほぼ重合体の分子量により定まり、重合開始剤
量の調節等の重合条件または乳化重合等の重合方
法を適宜選択することにより調節できる。 従つて、本発明の水性粘剤を使用することによ
り、水溶液の粘性流動を温度を変えることにより
制御できるし、また重合体水溶液の粘性を特徴づ
ける濃度、温度、粘度、粘性指数を指定されて
も、上記した本発明の水性粘剤の構成要因を勘案
することにより、それらの要求を満たす水性粘剤
を提供することが可能である。 作 用: 本発明の水性粘剤の具体的用途としては、油圧
機器の作動に用いられる作動液、金属の圧延、切
削、研削、プレス加工、線引き等の各種加工に使
用される潤滑液等、従来石油系潤滑油の使用され
ていた用途の応用が可能である。また、上記した
具体的用途での本発明の水性粘剤の使用におい
て、エチレングリコール、プロピレングリコール
及びそれらの重合体等のグリコール類、防腐剤、
防錆・防蝕剤、油性向上剤、界面活性剤、消泡
剤、無機塩等と併用してもよい。 以下、本発明を実施例により更に説明する。 実施例 1 重合体の製造: 水25mlにN−n−プロピルアクリルアミド3.5
g及び2−アクリルアミド−2−フエニルプロパ
ンスルホン酸ナトリウム(以下APPS−Naと略
す。)0.5gを添加し、反応器内をチツ素で置換
後、40℃に昇温して反応液を乳化した。ついで反
応液に濃度5%の過硫酸カリ水溶液を1ml添加
し、重合を開始し6時間重合した。重合中、重合
液は乳化した状態で進行し、十分攪拌できた。そ
の重合液を冷却したところ、重合液は透明となり
攪拌不能となつた。 〈粘度の測定〉 上記のN−n−プロピルアクリルアミド重合体
に水を添加して、5重量%濃度になるように希釈
した。次いで、その5重量%水溶液を使用して、
B型回転粘度計(東京計器(株)製)でNo.3ローター
を使用して、表1中の回転数及び温度で粘度を測
定し、各測定点での粘度及び測定値より算出した
各温度での粘性指数nを示した。
により粘性の変化する水性粘剤に関する。 従来技術とその問題点: 従来、ポリエチレングリコール、ポリアクリル
アミドの如き水溶性高分子は、水溶液中において
非ニユートニアン性粘性流動を示し、具体的には
水溶液のずり速度を高めるほど粘性は低下すると
いう現象を示す。そのような性質を利用して、上
記した水溶性高分子を摩擦低減剤として消防用水
等に添加して使用しようという試み等がなされて
いる。 一方、最近に至り石油系潤滑油にかわり、高い
除熱能力と優れた難燃性または不燃性に着目し
て、種々の水性粘剤が開発されている。しかし乍
ら、これらの水性粘剤は水を基剤としているた
め、石油系潤滑油の存する優れた特質を十分には
再現できず、水−グリコール系、エマルジヨン
系、界面活性剤系、無機塩系等種々の改質面より
検討されているのが現状である。 問題点を解決するための手段: 上記した点に鑑み、本発明者らは水溶性重合体
の水溶液中での粘性流動に着目して鋭意検討した
ところ、特定のN−アルキルまたはN−アルキレ
ン置換(メタ)アクリルアミドの単独または共重
合体もしくは他の共重合しうる単量体との共重合
体を使用することにより、温度によりそれら重合
体水溶液の粘性を制御できることを見い出して本
発明に到達した。 即ち本発明は、一般式() (但し、R1は水素原子またはメチル基、R2は
水素原子、メチル基またはエチル基、R3はメチ
ル基、エチル基またはプロピル基を表わす。)、ま
たは一般式() (R1は水素原子またはメチル基、Aは(−CH2
)−oで、nは4〜6または(−CH2)−2O(−CH2)−
2
を表わす。) で示されるN−アルキルまたはN−アルキレン置
換(メタ)アクリルアミドの単独または共重合体
もしくは他の共重合しうる単量体との共重合体を
含有してなる水性粘剤である。 而して本発明で言う前記した「粘性の制御」と
は、具体的には下記一般式において S=ηDn (上式でSはずり応力、Dはずり速度、ηは定
数、nは粘性指数である。) 粘性指数nが変化することを意味する。而して
一般にニユートニアン性粘性流動の際はn=1で
あり、非ニユートニアン性が高まるほどnは1よ
り小さくなり、非ニユートニアン性粘性流動で
は、ずり速度を大きくする程、粘度は低下する。 而して本発明における一般式()および
()で示されるN−アルキルまたはN−アルキ
レン置換(メタ)アクリルアミドとしては、具体
的にはたとえば、N−n−プロピルアクリルアミ
ド(重合体の曇点32℃)、N−n−プロピルメタ
クリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド
(重合体の曇点29℃)、N−イソプロピルメタクリ
ルアミド、N−エチルアクリルアミド、N,N−
ジエチルアクリルアミド、N−エチルエタクリル
アミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,
N−ジメチルメタクリルアミド、N−アクリロイ
ルピロリジン(重合体の曇点51℃)、N−メタク
リロイルピロリジン、N−アクリロイルピペリジ
ン、N−メタクリロイルピペリジン、N−アクリ
ロイルモルホリン、N−メタクリロイルモルホリ
ン等をあげることができる。 また、上記した単量体と共重合可能な単量体と
しては、親水性単量体、イオン性単量体、親油性
単量体等があげられ、それらの一種以上の単量体
が適用できる。具体的には親水性単量体として、
たとえばアクリルアミド、メタクリルアミド、N
−メチルアクリルアミド、ジアセトンアクリルア
ミド、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロ
キシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、各種のメトキシポリエチレングリコールメタ
クリレート、各種のメトキシポリエチレングリコ
ールアクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン
等をあげることができるし、また、酢酸ビニル、
グリシジルメタクリレート等を共重合により導入
して、それを加水分解して親水性を賦与すること
もできる。イオン性単量体としては、たとえばア
クリル酸、メタクリル酸、ビニルスルホン酸、ア
リルスルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレン
スルホン酸、2−アクリルアミド−2−フエニル
プロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチル−プロパンスルホン酸等の酸及びそれらの
塩、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレー
ト、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレー
ト、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリル
アミド、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリ
ルアミド等のアミン及びそれらの塩等をあげるこ
とができる。また、各種アクリレート、メタクリ
レート、アクリルアミド、メタクリルアミド、ア
クリロニトリル等を共重合により導入して、それ
を加水分解してイオン性を賦与することもでき
る。親油性単量体としては、たとえばN−n−ブ
チルアクリルアミド、N−n−ブチルメタクリル
アミド、N−tert.−ブチルアクリルアミド、N−
tert.−ブチルメタクリルアミド、N−n−ヘキシ
ルアクリルアミド、N−n−ヘキシルメタクリル
アミド、N−n−オクチルアクリルアミド、N−
n−オクチルメタクリルアミド、N−tert.−オク
チルアクリルアミド、N−n−ドデシルアクリル
アミド、N−n−ドデシルメタクリルアミド等の
N−アルキル(メタ)アクリルアミド誘導体、エ
チルアクリレート、メチルメタクリレート、ブチ
ルメタクリレート、ブチルアクリレート、ラウリ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレ
ート、グリシジルメタクリレート等の(メタ)ア
クリレート誘導体、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、エチレ
ン、プロピレン、ブテン等のオレフイン類、スチ
レン、α−メチルスチレン等をあげることができ
る。 次に上記した単量体を重合して水性粘剤を製造
する具体的方法として、(1)水溶液中で重合して、
その重合体水溶液のまま、もしくは乾燥して水を
留去し重合体固体として得る方法、(2)溶剤中で重
合して重合後溶剤を留去もしくは重合体を溶解し
ない負溶媒に添加して、重合体を析出させる等の
操作で重合体を得る方法、(3)重合体の曇点以上で
乳化重合して、重合体水溶液として得る方法、(4)
単量体またはその水溶液等を油中に分散した逆相
懸濁重合、水溶液中に多量の電解質を溶解して単
量体の溶解度を抑制して行う塩析懸濁重合、更に
は高温で重合を行い重合体を析出させる析出重合
等により、重合体を粒子状もしくは粉末状に得る
方法、(5)単量体を溶剤で希釈せずにそのまま重合
して重合体ブロツクとして得る方法等がある。そ
の際、重合を開始する方法としては加熱のみによ
つても行いうるが、通常重合開始剤を使用したほ
うが良好な結果が得られる。重合開始剤としては
ラジカル重合を開始する能力を有するものであれ
ば制限はなく、たとえば無機過酸化物、有機過酸
化物、それらの過酸化物と還元剤との組合せおよ
びアゾ化合物などがある。具体的には過硫酸アン
モニウム、過硫酸カリ、過酸化水素、tert−ブチ
ルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、クメ
ンヒドロキシパーオキシド、tert−ブチルパーオ
キシ−2−エチルヘキサノエート、過安息香酸ブ
チル等があり、それらと組合せる還元剤としては
亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、鉄、銅、コバルトなど
の低次のイオン価の塩、アニリン等の有機アミン
更にはアルドース、ゲトース等の還元糖等を挙げ
ることができる。アゾ化合物としては、アゾビス
イソブチロニトリル、2,2′−アゾビス−2−ア
ミジノプロパン塩酸塩、2,2′−アゾビス−2,
4−ジメチルバレロニトリル、4,4′−アゾビス
−4−シアノバレイン酸などを使用することがで
きる。また、上記した重合開始剤の2種以上を併
用することも可能である。この場合の重合開始剤
の添加量は、通常採用される量的範囲で充分であ
り、たとえば単量体当り0.01〜5重量%、好まし
くは0.05〜2重量%の範囲である。 このようにして得られる重合体のうち、ブロツ
ク状のもの、または溶剤は留去して得られる重合
体は粉砕により粉状に、または融解して粒状、フ
レーク状、繊維状またはフイルム状に成型し、粒
子状重合体はそのままの形で、またラテツクス状
重合体は曇点以下に戻して、水性ゲルとしてもし
くは水で希釈して重合体水溶液として提供でき
る。 上記した方法で提供される水性粘剤は、水溶液
の場合にはそのままあるいは水で希釈され、粉
状、粒状、フレーク状またはフイルム状のものは
所定濃度に溶解されて使用される。 本発明の水性粘剤を各種用途に使用する場合、
水溶液中の重合体濃度は用途に応じて変化するが
水性粘剤としての高い除熱能力と優れた難燃、不
燃性という特質を発揮させるには、水の含量は少
なくとも40重量%以上、好ましくは60重量%以
上、更に好ましくは70重量%以上である。本発明
の水性粘剤は、一般に水溶液中において加温によ
り疏水化して、水溶液が白濁して曇点を呈する現
象が多くの場合認められ、温度により重合体の親
水性及び疏水性が変化することと、その水溶液の
粘性が変化することは、同義的関係にあると考え
られる。 次に、粘度及び粘性指数の具体的な測定方法で
あるが、粘度そのものについては極めて種々の測
定方法が採用されるが、水溶液の粘性流動が非ニ
ユートニアン性の場合には、ずり速度に応じて粘
度が変化するので粘度そのものの絶対値はあまり
意味のないものになる。従つて、そのような場合
にはずり速度を併記するとか、粘性指数n等も併
記するという表現方法がとられる。 粘性指数の具体的な測定方法としては、ずり速
度を変化させて粘度を測定できるものであればよ
く、たとえば回転粘度計、キヤピラリー粘度、レ
オメータ等が採用できる。 本発明の水性粘剤を水に溶解した時の粘度は、
重合体の種類、濃度、温度により変化するので一
概には言えないが、5重量%程度の粘剤濃度にお
いては1〜100000センチポイズ好ましくは1〜
10000センチポイズの範囲である。 また、本発明の水性粘剤は水溶液中において、
低温ほど粘度は高くなり、温度が高くなるにつれ
て粘度は低下してくる。利用できる温度範囲は水
が液体状態で存在できればよく、具体的には0〜
100℃の範囲であるが、エチレングリコール等と
併用することにより更に温度範囲を広げることも
可能である。 一方、該水溶液の粘性指数nは低温ほどニユー
トニアン性粘性指数(n=1)よりかい難して非
ニユートニアン性粘性指数(n<1)になり、温
度を上昇させてゆくとニユートニアン性に戻つて
ゆき、この過程は熱可逆的である。 また、そのような粘性指数の変化は共重合の組
成によつても起り、一般に親水性単量体との共重
合体において、それら単量体の共重合体中に占め
る比率が高まるにつれて、それら共重合体の水溶
液はより一層非ニユートニアン性粘性流動を示す
傾向がある。一方、親油性単量体との共重合体の
水溶液はニユートニアン性粘性流動を示す傾向が
ある。しかし乍ら、イオン性単量体との共重合体
の水溶液は意外にも、ニユートニアン粘性流動を
示す場合がある。 一方、それらの重合体の水溶液そのものの粘度
はほぼ重合体の分子量により定まり、重合開始剤
量の調節等の重合条件または乳化重合等の重合方
法を適宜選択することにより調節できる。 従つて、本発明の水性粘剤を使用することによ
り、水溶液の粘性流動を温度を変えることにより
制御できるし、また重合体水溶液の粘性を特徴づ
ける濃度、温度、粘度、粘性指数を指定されて
も、上記した本発明の水性粘剤の構成要因を勘案
することにより、それらの要求を満たす水性粘剤
を提供することが可能である。 作 用: 本発明の水性粘剤の具体的用途としては、油圧
機器の作動に用いられる作動液、金属の圧延、切
削、研削、プレス加工、線引き等の各種加工に使
用される潤滑液等、従来石油系潤滑油の使用され
ていた用途の応用が可能である。また、上記した
具体的用途での本発明の水性粘剤の使用におい
て、エチレングリコール、プロピレングリコール
及びそれらの重合体等のグリコール類、防腐剤、
防錆・防蝕剤、油性向上剤、界面活性剤、消泡
剤、無機塩等と併用してもよい。 以下、本発明を実施例により更に説明する。 実施例 1 重合体の製造: 水25mlにN−n−プロピルアクリルアミド3.5
g及び2−アクリルアミド−2−フエニルプロパ
ンスルホン酸ナトリウム(以下APPS−Naと略
す。)0.5gを添加し、反応器内をチツ素で置換
後、40℃に昇温して反応液を乳化した。ついで反
応液に濃度5%の過硫酸カリ水溶液を1ml添加
し、重合を開始し6時間重合した。重合中、重合
液は乳化した状態で進行し、十分攪拌できた。そ
の重合液を冷却したところ、重合液は透明となり
攪拌不能となつた。 〈粘度の測定〉 上記のN−n−プロピルアクリルアミド重合体
に水を添加して、5重量%濃度になるように希釈
した。次いで、その5重量%水溶液を使用して、
B型回転粘度計(東京計器(株)製)でNo.3ローター
を使用して、表1中の回転数及び温度で粘度を測
定し、各測定点での粘度及び測定値より算出した
各温度での粘性指数nを示した。
【表】
実施例 2
重合体の製造:
100mlの4ツ口丸底フラスコにチツソガス流通
下で攪拌しながら、蒸留水45.0g、N−アクリロ
イルピロリジン5.0gを添加した。その後過硫酸
アンモニウム0.50g及び亜硫酸水素ナトリウム
0.23gを添加し、15〜30℃で4時間重合した。 粘度の測定: 上記重合体水溶液をB型回転粘度計でBL型ア
ダプターを使用して、25℃で表2中の回転数で粘
度を測定し、表2にその結果及びそれより算出し
た粘性指数nを示した。 比較例 1 重合体の製造: 実施例2で用いたN−アクリロイルピロリジン
5.0gのかわりにアクリルアミド5.0gを使用した
以外は実施例2と同様にして重合体を製造した。 粘度の測定: 実施例2と同様にして、20℃、40℃および60℃
で粘度を測定して結果を表3に示した。
下で攪拌しながら、蒸留水45.0g、N−アクリロ
イルピロリジン5.0gを添加した。その後過硫酸
アンモニウム0.50g及び亜硫酸水素ナトリウム
0.23gを添加し、15〜30℃で4時間重合した。 粘度の測定: 上記重合体水溶液をB型回転粘度計でBL型ア
ダプターを使用して、25℃で表2中の回転数で粘
度を測定し、表2にその結果及びそれより算出し
た粘性指数nを示した。 比較例 1 重合体の製造: 実施例2で用いたN−アクリロイルピロリジン
5.0gのかわりにアクリルアミド5.0gを使用した
以外は実施例2と同様にして重合体を製造した。 粘度の測定: 実施例2と同様にして、20℃、40℃および60℃
で粘度を測定して結果を表3に示した。
【表】
実施例 15
N−アクリロイルピロリジンのかわりにN−イ
ソプロピルアクリルアミドを用いた以外は実施例
2と全く同様の方法により重合体の製造を行い、
その重合体水溶液を使用して実施例2と全く同様
にして、25℃でローターの回転数を変えて粘度を
測定したところ、60rpmでは3.4センチポイズ、
30rpmでも3.4センチポイズ、12rpmで3.7センチ
ポイズ、6rpmで3.8センチポイズであり、また粘
性指数は0.94であつた。 実施例 16 N,N−ジエチルアクリルアミドの30%N,N
−ジメチルホルムアミド溶液をジユワー瓶に移液
し、液を窒素置換した後、30℃にてアゾビスイソ
ブチロニトリルを1.5%添加して断熱的に重合し
た。得られたゲルを細断して60℃で真空乾燥した
後、更に粉砕して粉末を得た。該粉末を冷水に溶
解して得た10%の重合体水溶液を使用して実施例
2と全く同様にして、25℃でローターの回転数を
変えて粘度を測定したところ、60rpmでは3.8セ
ンチポイズ、30rpmでも3.8センチポイズ、
12rpmで4.1センチポイズ、6rpmで4.2センチポイ
ズであり、また粘性指数は0.96であつた。 実施例 17 N−アクリロイルピロリジンのかわりにN−ア
クリロイルモルホリンを用いた以外は実施例2と
全く同様の方法により重合体の製造を行い、その
重合体水溶液を使用して実施例2と全く同様にし
て、25℃でローターの回転数を変えて粘度を測定
したところ、60rpmでは3.0センチポイズ、
30rpmでも3.0センチポイズ、12rpmで3.2センチ
ポイズ、6rpmで3.3センチポイズであり、また粘
性指数は0.97であつた。
ソプロピルアクリルアミドを用いた以外は実施例
2と全く同様の方法により重合体の製造を行い、
その重合体水溶液を使用して実施例2と全く同様
にして、25℃でローターの回転数を変えて粘度を
測定したところ、60rpmでは3.4センチポイズ、
30rpmでも3.4センチポイズ、12rpmで3.7センチ
ポイズ、6rpmで3.8センチポイズであり、また粘
性指数は0.94であつた。 実施例 16 N,N−ジエチルアクリルアミドの30%N,N
−ジメチルホルムアミド溶液をジユワー瓶に移液
し、液を窒素置換した後、30℃にてアゾビスイソ
ブチロニトリルを1.5%添加して断熱的に重合し
た。得られたゲルを細断して60℃で真空乾燥した
後、更に粉砕して粉末を得た。該粉末を冷水に溶
解して得た10%の重合体水溶液を使用して実施例
2と全く同様にして、25℃でローターの回転数を
変えて粘度を測定したところ、60rpmでは3.8セ
ンチポイズ、30rpmでも3.8センチポイズ、
12rpmで4.1センチポイズ、6rpmで4.2センチポイ
ズであり、また粘性指数は0.96であつた。 実施例 17 N−アクリロイルピロリジンのかわりにN−ア
クリロイルモルホリンを用いた以外は実施例2と
全く同様の方法により重合体の製造を行い、その
重合体水溶液を使用して実施例2と全く同様にし
て、25℃でローターの回転数を変えて粘度を測定
したところ、60rpmでは3.0センチポイズ、
30rpmでも3.0センチポイズ、12rpmで3.2センチ
ポイズ、6rpmで3.3センチポイズであり、また粘
性指数は0.97であつた。
【表】
実施例 3〜6
表2に示した重合条件以外は実施例2と同様に
して重合体の製造を行い、その重合体水溶液を使
用して実施例2と全く同様にして、25℃で粘度を
測定し、結果を表2に示した。 実施例 7〜14 表4に示した重合条件以外は、実施例2と同様
にして重合体の製造を行い、実施例2と全く同様
にして25℃で粘度を測定し、結果を表4に示し
た。なお、実施例12〜14においては、重合開始剤
の量を各々1/2にして重合体の製造を行つた。
して重合体の製造を行い、その重合体水溶液を使
用して実施例2と全く同様にして、25℃で粘度を
測定し、結果を表2に示した。 実施例 7〜14 表4に示した重合条件以外は、実施例2と同様
にして重合体の製造を行い、実施例2と全く同様
にして25℃で粘度を測定し、結果を表4に示し
た。なお、実施例12〜14においては、重合開始剤
の量を各々1/2にして重合体の製造を行つた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式() (但し、R1は水素原子またはメチル基、R2は
水素原子、メチル基またはエチル基、R3はメチ
ル基、エチル基またはプロピル基を表わす。)、ま
たは一般式() (R1は水素原子またはメチル基、Aは(−
CH2)−oで、nは4〜6または(−CH2)−2O(−
CH2)−2を表す。) で示されるN−アルキルまたはN−アルキレン置
換(メタ)アクリルアミドの単独または共重合体
もしくは他の共重合しうる単量体との共重合体を
含有してなる水性粘剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8931484A JPS60233184A (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | 水性粘剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8931484A JPS60233184A (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | 水性粘剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60233184A JPS60233184A (ja) | 1985-11-19 |
| JPH0542474B2 true JPH0542474B2 (ja) | 1993-06-28 |
Family
ID=13967201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8931484A Granted JPS60233184A (ja) | 1984-05-07 | 1984-05-07 | 水性粘剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60233184A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2729293B2 (ja) * | 1988-09-12 | 1998-03-18 | 工業技術院長 | 熱可逆型増粘剤 |
| JP3911145B2 (ja) * | 2000-11-10 | 2007-05-09 | 三洋化成工業株式会社 | 電気化学素子の電極用結合剤および電極の製造方法 |
-
1984
- 1984-05-07 JP JP8931484A patent/JPS60233184A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60233184A (ja) | 1985-11-19 |
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