JPH054373B2 - - Google Patents
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- JPH054373B2 JPH054373B2 JP63232991A JP23299188A JPH054373B2 JP H054373 B2 JPH054373 B2 JP H054373B2 JP 63232991 A JP63232991 A JP 63232991A JP 23299188 A JP23299188 A JP 23299188A JP H054373 B2 JPH054373 B2 JP H054373B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、インターロイキン−2、及びインタ
ーフエロン−γ誘起剤(以下、それぞれIL−2、
IFN−γという。)、特にナンバンギセルの種子を
原料とするIL−2、およびIFN−γ誘起剤とその
製造方法に関する。 〔従来の技術〕 インターフエロン誘起剤は、ヒト、動物の細胞
に作用して、インターフエロンを誘起する物質で
あり、インターフエロン誘起作用を有する天然物
質は種々知られているが、それらの多くは強い副
作用を有している。そのため漢方薬当帰を熱水で
処理し、その抽出液からIFN誘起活性を有する物
質が単離され(特開昭53−32107号公報)、また漢
方薬桑白皮から同様にIFN誘起活性物質が単離さ
れる(特開昭53−99313号公報)等いくつかの報
告がなされている。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、強壮剤として知られている(広川書
店、総合薬用植物、第106〜107頁、昭和11年発
行)ナンバンギセル(Aeglnetia Indica L;
AIL)の種子からの抽出物質が、著しいIL−2、
及びIFN−γ誘起活性を有する成分を有し、かつ
副作用を有しないことを見出し、その提供と有効
分画の分離、精製手段の提供を課題とする。 〔課題を解決するための手段〕 ナンバンギセルは、ハマウツボ科ナンバンギセ
ル属の1年生無葉緑植物で、ススキ、ミヨウガ、
サトウキビ等の根に寄生し、果実のうちに無数の
ほこりのように細かい種子を入れている。 本発明のインターロイキン−2、及びインター
フエロン−γ誘起剤は、このナンバンギセルの種
子から単離されることを特徴とし、ナンバンギセ
ルの種子より蒸溜水、特に蒸溜水がリン酸緩衝生
理食塩水により抽出されることを特徴とし、また
ナンバンギセルの種子より水飽和ブタノールによ
り抽出され、得られた水層をプロナーゼ処理し、
その沈澱除去液を限外濾過して回収されるか、ま
たナンバンギセルの種子より水飽和フエノールに
より抽出され、得られた水層を酢酸カリウム、及
びエタノール処理し、その沈澱除去液を蒸溜水に
対して透析し、その透析内液よりRNAを除去後、
得られた水層を更に酢酸カリウム、及びエタノー
ル処理し、沈澱除去液を蒸溜水に対して透析し、
その透析内液を濃縮することを特徴とするもので
ある。 〔作用〕 本発明の抽出物質は、ナンバンギセルの種子か
ら蒸溜水、特にリン酸緩衝生理食塩水により抽出
されるか、またはこの種高分子多糖体の抽出手段
としては公知であるモリソン等の方法
(Morrison&Leive.Fractions of
Lipopolysaccharide from Escherichia coli
0111:B4 Prepared by Tw−o Extraction
Procedures.J.Biol.Chem.250;2911−2919、
1975)により抽出され、著しいIL−2、及びIFN
−γ誘導能を有することを見出したものである。
またこの種高分子多糖類の抽出手段として同様の
方法であるウエストフアール等の方法
(Westphal,O,.and Lu¨deritz,O.Chemische
Erf−orschung von Lipopolysacchriden
grammnegativ−er Bakterien、Angew.Chem.
66;407−417、1954)により得られる多糖類は、
モリソン等の方法による抽出物質より強いIFN−
γ誘導能を示す。 本発明により抽出される多糖類の構造、組成
は、いまだ十分には判明していないが、ナンバン
ギセルの種子を抽出する際に、ウエストフアール
等の方法により水飽和フエノールで抽出すると、
蛋白質成分が殆ど結合していない多糖類が得られ
るのに対して、モリソン等の方法を使用し、水飽
和n−ブタノールにより抽出すると、脂質である
リピドAが蛋白により結合した多糖類が抽出され
るものと思われる。本発明の抽出物質は後述する
ように水可溶性、n−ブタノール不溶性であり、
RNA(オルシノール反応を利用したメジヤバウム
(Mezbaum)法、および紫外部吸収による)は
含有されてなく、分子量は10万〜20万の範囲と思
われる。 〔実施例 1〕 ナンバンギセルの種子のリン酸緩衝生理食塩水
抽出物(以下、粗抽出物という)の調製 ナンバンギセルの種子40mgに、カルシウムイ
オン、マグネシウムイオンを含有しない0.1モル
リン酸緩衝生理食塩水(pH7.2)1mlを加え、乳
鉢中において粉砕した。この粉砕物を15000xg、
15分間、4℃て遠心処理し、得られた上清を、
0.45μm径のミリボアフイルターを通して無菌化
し、本発明の抽出物を得た。 〔実施例 2〕 上記ナンバンギセルの種子の粉砕物に、等容量
の水飽和n−ブタノールを加え、0℃で15分間攪
拌した。この混和物を35000xgで20分間遠心し
て、分離した下層の水層を集めた。なおブタノー
ル層および沈澱物は更に2回ブタノール抽出を行
つた。このようにして得られた水層分画を更に遠
心処理して不溶物を除去し、蛋白質分解酵素であ
るプロナーゼを最終濃度20μg/mlになるように
添加し、37℃で一夜処理した。このプロナーゼ処
理によりプロナーゼを含む蛋白質からなる白色沈
澱が生じ、この沈澱を遠心処理により除去した。
次いでカツトオフ分子量3500、コアサイド3000の
限外濾過膜(アミコン社、米国)を圧力1.5Kg/
cm2で使用して濃縮し、本発明の抽出物を得た。収
量は、ウロン酸定量によりナンバンギセルの種子
1gにつき45mgであつた。 次に上記ウエストフアール等の方法によるナン
バンギセルの種子からの多糖類抽出方法を実施例
3として示す。 〔実施例 3〕 上記ナンバンギセルの種子の粉砕物に、等容量
の水飽和フエノールを加えて0℃で30分間攪拌し
た後、200xgで10分間遠心処理し、水層を分離し
た。水層中に混入しているフエノールをエーテル
で抽出除去し、水層に溶解したエーテルは窒素ガ
スを通気することにより除去した。このようにし
て得られるフエノール抽出物に酢酸カルウムを2
%(w/w)の割合で添加し、10倍容量の95%エ
タノールを添加し、4℃、一夜静置した後形成さ
れる沈澱物を蒸溜水に溶解させた。この溶液に上
記同様2%の割合に酢酸カリウムを添加した後等
容量のエタノールと混和させ、0℃で30分間静置
した。その後5000xg、20分間遠心し、主として
RNAを含有する沈澱を廃棄した。更に上清に6
倍容量のエタノールを添加し、1時間静置した後
生じた沈澱を5000xg、20分間遠心処理して集め、
蒸溜水に溶解させ、蒸溜水に対して透析した。こ
の透析内液には多糖類と微量のRNAが混在して
いるので、RNAを破壊する目的で1mlあたり30
〜40μgの牛膵由来RNA分解酵素(Pancreatic
RNase)を添加し、38℃で1時間処理した。処
理後、酢酸カリウム2%と6倍容量のエタノール
を添加し、生じた沈澱を遠心処理により集め、蒸
溜水に溶解し、200xgで遠心処理した。得られた
上清を蒸溜水に対して透析し、透析内液を濃縮し
実施例3による標品とした。収量はウロン酸定量
によりナンバンギセルの種子1gあたり、38mgで
あつた。 上記各実施例、及び実施例3により調製した多
糖類分画についての化学分析は、次のように行つ
た。 ウロン酸の定量は、カルバゾール反応を利用し
たビター等の方法(Bitter,T.,and Ewins,R.
Amodified carbazole reaction for uronic
acids.Biochem.J.81;43,1961.)により、また
RNAはオルシノール反応を利用したメジヤバウ
ムの方法{Mezbaum,W.Color reactions of
nucleic acid components;In The nucleic
acids.(Chargaff,E.,and Davidson,J.,
editors).Academic Press,New York.1;
283−305,1939.}、及び紫外部吸収を指標として
定量した。また蛋白質定量はフオリン等の方法
(Follin,O.,and Clocalteau,V.On tyrosine
and tryptohane determination in proteins.J.
Biol.Chem.73;627−650,1927.)、及び紫外部吸
収を指標として定量した。 (IL−2、及びIFN−γ活性検索) 検索用標品の調製 ヘパリン添加ヒト末梢血より密度勾配遠心法
(密度、1.077、Bo¨yum,A.Isolation of mono−
n−uclear cells and granulocytes from
human blo−od.Scan.J.Clin.Invest.21;77−89,
1967.)を用いて、末梢血単核球(以下、PBMC
という)を分離し、10%胎児牛血清を含有する白
血球増殖培養液(RPM1−1640)を使用して
107/mlの細胞浮遊液を調製した。 このPBMC浮遊液1mlに上記実施例1、実施
例2、実施例3で調製した各分画を各々1ml添加
し、5%炭酸ガスを含む空気中で37℃で24時間、
48時間培養した。この培養上清を500xg、15分間
遠心した後、ミリボアフイルターを通して無菌化
した標品を得、以下に記載するIL−2、及びIFN
−γ活性検索に供した。 IL−2活性測定法 細胞増殖がIL−2依存性であるCTLL細胞を、
96穴マイクロプレートに、10%被検標品を含む増
殖培養液500μlに5×103個のCTLL細胞を浮遊さ
せ各ホールに植え込み、5%炭酸ガス培養器中で
37℃で24時間培養した。その後各ホールに3H−
チミジン(アマシヤム社、英国)50μCiを添加し
て更に16時間培養を継続し、3H−チミジンの取り
込み量を液体シンチレーシヨンカウンターで測定
した。この場合、IL−2力価の算定は、組み換
え型IL−2(シオノギ社製)を、最終濃度5.0,
2.5,1.25,0.63,0.31単位/mlになるように調製
した標準標品によりCTLL細胞を処理した場合の
3H−チミジンの取り込み量より換算した。 IFN−γ活性測定法 ヒト羊膜由来FL細胞(106)を60mm径のプラス
チツクペトリ皿に植え込み、5%炭酸ガス培養器
中で37℃、2日間培養し、FL単層細胞を調製し
た。 次に被検標品0.2mlに最少必須倍地0.8mlを添加
して、被検標品の5倍希釈したもの0.5mlにより
FL単層培養細胞を12時間、37℃で処理した。そ
の後この処理FL単層培養細胞における水疱性口
内炎ウイルス(Vesicular Stomatitis vi−rus、
以下、VSVという)のブラツク形成能を、未処
理FL単層培養細胞でのVSVブラツク形成能との
比較により算定した。IFN力価はVSVブラツク
形成能を50%減じるために必要な被検標品の最高
希釈率でもつて表現される。 IFNのタイピング方法 被検標品中に含有されるIFNのタイピングは、
被検標品0.2mlに抗IFN−α/β抗体(米国国立
衛生研究所(NIH)INC.米国)を0.2ml、そして
被検標品0.2mlに抗IFN−γ抗体(インターフエ
ロン サイエンシーズ INC.米国)0.2mlを添加
して、30分間、37℃で培養した後、最少必須倍地
0.6mlを添加して総容量1mlとした。この標品0.5
mlによりFL単層培養細胞を37℃、12時間処理し、
上記同様にVSVブラツク減少率を測定した。尚
抗IFN−α/β抗体、或いは抗IFN−γ抗体は、
IFN−α、またはIFN−βの100単位、或いは
IFN−γの100単位を中和する力価を有するよう
に調製し、試験に供した。 抽出物のクロマトグラフイー 実施例2で調製した抽出物を、カラムクロマト
グラフイー(Sephadex G−200 フアーマシア、
スエーデン、カラムサイズ;φ0.9cm×30cm)を使
用し、0.15モルNaCl−0.02モルTris−HCl緩衝液
(pH7.4)により溶出させ、1分画2mlとして20
分画採取した。それぞれの分画について、
PBMC1×107個/mlを24穴プレートの各ホールに
植え込み、更に各分画0.1mlずつ添加して24時間、
37℃で培養した。その後培養上清を採取し、IFN
活性、IL−2活性を測定した。 次に、実施例1で調製したナンバンギセルの種
子の粗抽出標品のIL−2誘導能測定方法を示す。 実施例1で調製したナンバンギセルの種子粗抽
出標品とPBMCとを、24時間、48時間培養して
調製した培養上清について、上記IL−2力価の
測定方法により測定した。 第1図は標準IL−2(組み換えIL−2)を用い
て作成された定量曲線であり、横軸は、標準IL
−2(単位/ml)、縦軸は、3H−チミジンの取り込
み量を表す。上記24時間、48時間培養して調製し
た培養上清についての、それぞれの3H−チミジ
ンの取り込みを示すカウント数(単位はDPM)
を計測し、第1図によりそのカウント数に相当す
るIL−2(単位/ml)を求めた。 【表】 第1表により本発明におけるナンバンギセルの
種子の粗抽出標品は、IL−2誘導能を有してい
ることが確認される。 次に実施例1で調製したナンバンギセルの種子
の粗抽出標品のIFN産生能測定方法を示す。 実施例1で調製したナンバンギセルの種子の粗
抽出標品とPBMCとを、24時間、或いは48時間
培養した後採取し、得られた上清を10倍に希釈し
たものにより、FL単層培養細胞を処理してVSV
ブラツク形成能を測定した。またブラツク減少率
は下式により算出される。2回にわたつて実験し
た結果を第2表に示す。 (1−標品処理でのブラツク数/未処理対照でのグラツ
ク数)×100 【表】 第2表により、ナンバンギセルの種子の粗抽出
標品は、IFN産生能を有していることが確認され
る。特に24時間標品は、48時間標品に比較して
IFN活性が高値である。 続いて、ナンバンギセルの種子の粗抽出標品よ
り誘導されるIFNのタイピング方法を示す。 ナンバンギセルの種子の粗抽出標品により
PBMCを24時間処理して得た培養上清を5倍に
希釈した標品を本実験で使用した。2回実験し、
その測定結果を第3表に示す。 【表】 尚、表の数値はブラツク数を示し、2プレート
の平均値を示す。( )内の数値は、未処理対照
FL単層培養細胞上でのVSVブラツク数に対する
抗体処理、或いは未処理被検IFN標品で処理した
FL単層培養細胞上でのVSVブラツク数の減少率
(%)を示している。 本実験によりナンバンギセルの種子の粗抽出標
品は、IFN−γ誘導能を有していることが確認さ
れる。 またナンバンギセルの種子の粗抽出標品を上記
クロマトグラフイーにかけ、その各分画における
IL−2、及びIFN誘導能の検索、及びウロン酸
(OD530nm,カルバゾール反応)、蛋白質
(ODD280nm)の定量を行い、その結果を第2図
に示す。尚この測定においてIFN力価は5倍希釈
品についてのVSVブラツク減少率(%)を示す。 第2図からわかるように、各分画におけるIL
−2、及びIFN誘導能、ウロン酸量、及び蛋白質
量は同一の傾向を示しており、このことから本発
明の粗抽出物は単一物質であることが想定され
る。 次にナンバンギセルの種子から実施例2、およ
び実施例3により調製した分画をそれぞれ500μg
ウロン酸定量による)ずつ用いて、PBMCを24
時間刺激して、その培養上清についてIL−2力
価を測定した。PBMCはA,B,C,D,E,
Fの6人の人から調製した。IL−2力価の測定
結果について下記第4表に示す。 単位は、単位/ml。 【表】 第4表からわかるように、実施例2、実施例3
により調製した抽出物はいずれもIL−2誘導能
を有するが、実施例2による抽出物はより強い
IL−2誘導能を保有することが明らかである。 また下記第5表に実施例2、実施例3により調
製した抽出物のIFN−γ力価の測定結果を示す。
測定にあたつては、まず実施例2、実施例3によ
り調製した各多糖類分画により24時間、PBMC
を処理して得た培養上清を5倍に希釈し、この希
釈した標品を抗IFN−γ処理したもの、または未
処理のものにわけ、次いでこの標品をFL単層培
養細部を処理してVSVブラツクを形成させ、抗
IFN−γ処理、または未処理のFL単層培養細胞
でのVSVブラツク数を比較したものである。尚、
数値は減少率(%)を示す。 【表】 この第5表から分かるように実施例2、実施例
3により抽出された標品の方は共に強いIFN−γ
誘導能を保有していることがわかる。 次に実施例2で調製した多糖類分画でPBMC
を24時間刺激して得た培養上清について、IL−
2、及びIFN力価を測定した結果を第3図に示
す。IFN力価はPBMC上清を5倍希釈した標品
についてVSVのブラツク減少率により測定した。
尚黒丸によりIL−2活性の推移を示し、白三角
によりIFN力価の推移を示す。 この第3図からわかるように、本発明の多糖類
の量に応じてIL−2、IFN力価共に増大すること
がわかる。 次いで本発明の実施例2で調製した多糖類につ
いての毒性試験の結果について説明する。 バルブ−シーマウス(Balb−Cマウス)10匹
の腹腔に実施例2で調製した多糖類を、ウロン酸
定量で500μgを1mg、3mgを注射したが、28日後
においても異常は認められなかつた。 〔発明の効果〕 本発明は、ナンバンギセルの種子から単離され
たインターロイキン−2、及びインターフエロン
−γ誘起剤を提供すると共に、ナンバンギセルの
種子よりリン酸緩衝生理食塩水により抽出される
か、またはナンバンギセルの種子より水飽和ブタ
ノールにより抽出され、得られた水層をプロナー
ゼ処理し、その沈澱除去液を限外濾過して回収さ
れるか、更にナンバンギセルの種子より水飽和フ
エノールにより抽出され、得られた水層を酢酸カ
リウム、及びエタノール処理し、その沈澱除去液
を蒸溜水に対して透析し、その透析内液より
RNAを除去後、得られた水層を更に酢酸カリウ
ム、及びエタノール処理し、沈澱除去液を蒸溜水
に対して透析し、その透析内液を濃縮することに
より得られるIL−2、及びIFN−γ誘起剤は、著
しいIL−2、及びIFN−γ誘起活性を有し、ヒト
及び動物の各種ウイルス感染症の予防、及び治療
に有用であることが期待される。
ーフエロン−γ誘起剤(以下、それぞれIL−2、
IFN−γという。)、特にナンバンギセルの種子を
原料とするIL−2、およびIFN−γ誘起剤とその
製造方法に関する。 〔従来の技術〕 インターフエロン誘起剤は、ヒト、動物の細胞
に作用して、インターフエロンを誘起する物質で
あり、インターフエロン誘起作用を有する天然物
質は種々知られているが、それらの多くは強い副
作用を有している。そのため漢方薬当帰を熱水で
処理し、その抽出液からIFN誘起活性を有する物
質が単離され(特開昭53−32107号公報)、また漢
方薬桑白皮から同様にIFN誘起活性物質が単離さ
れる(特開昭53−99313号公報)等いくつかの報
告がなされている。 〔発明が解決しようとする課題〕 本発明は、強壮剤として知られている(広川書
店、総合薬用植物、第106〜107頁、昭和11年発
行)ナンバンギセル(Aeglnetia Indica L;
AIL)の種子からの抽出物質が、著しいIL−2、
及びIFN−γ誘起活性を有する成分を有し、かつ
副作用を有しないことを見出し、その提供と有効
分画の分離、精製手段の提供を課題とする。 〔課題を解決するための手段〕 ナンバンギセルは、ハマウツボ科ナンバンギセ
ル属の1年生無葉緑植物で、ススキ、ミヨウガ、
サトウキビ等の根に寄生し、果実のうちに無数の
ほこりのように細かい種子を入れている。 本発明のインターロイキン−2、及びインター
フエロン−γ誘起剤は、このナンバンギセルの種
子から単離されることを特徴とし、ナンバンギセ
ルの種子より蒸溜水、特に蒸溜水がリン酸緩衝生
理食塩水により抽出されることを特徴とし、また
ナンバンギセルの種子より水飽和ブタノールによ
り抽出され、得られた水層をプロナーゼ処理し、
その沈澱除去液を限外濾過して回収されるか、ま
たナンバンギセルの種子より水飽和フエノールに
より抽出され、得られた水層を酢酸カリウム、及
びエタノール処理し、その沈澱除去液を蒸溜水に
対して透析し、その透析内液よりRNAを除去後、
得られた水層を更に酢酸カリウム、及びエタノー
ル処理し、沈澱除去液を蒸溜水に対して透析し、
その透析内液を濃縮することを特徴とするもので
ある。 〔作用〕 本発明の抽出物質は、ナンバンギセルの種子か
ら蒸溜水、特にリン酸緩衝生理食塩水により抽出
されるか、またはこの種高分子多糖体の抽出手段
としては公知であるモリソン等の方法
(Morrison&Leive.Fractions of
Lipopolysaccharide from Escherichia coli
0111:B4 Prepared by Tw−o Extraction
Procedures.J.Biol.Chem.250;2911−2919、
1975)により抽出され、著しいIL−2、及びIFN
−γ誘導能を有することを見出したものである。
またこの種高分子多糖類の抽出手段として同様の
方法であるウエストフアール等の方法
(Westphal,O,.and Lu¨deritz,O.Chemische
Erf−orschung von Lipopolysacchriden
grammnegativ−er Bakterien、Angew.Chem.
66;407−417、1954)により得られる多糖類は、
モリソン等の方法による抽出物質より強いIFN−
γ誘導能を示す。 本発明により抽出される多糖類の構造、組成
は、いまだ十分には判明していないが、ナンバン
ギセルの種子を抽出する際に、ウエストフアール
等の方法により水飽和フエノールで抽出すると、
蛋白質成分が殆ど結合していない多糖類が得られ
るのに対して、モリソン等の方法を使用し、水飽
和n−ブタノールにより抽出すると、脂質である
リピドAが蛋白により結合した多糖類が抽出され
るものと思われる。本発明の抽出物質は後述する
ように水可溶性、n−ブタノール不溶性であり、
RNA(オルシノール反応を利用したメジヤバウム
(Mezbaum)法、および紫外部吸収による)は
含有されてなく、分子量は10万〜20万の範囲と思
われる。 〔実施例 1〕 ナンバンギセルの種子のリン酸緩衝生理食塩水
抽出物(以下、粗抽出物という)の調製 ナンバンギセルの種子40mgに、カルシウムイ
オン、マグネシウムイオンを含有しない0.1モル
リン酸緩衝生理食塩水(pH7.2)1mlを加え、乳
鉢中において粉砕した。この粉砕物を15000xg、
15分間、4℃て遠心処理し、得られた上清を、
0.45μm径のミリボアフイルターを通して無菌化
し、本発明の抽出物を得た。 〔実施例 2〕 上記ナンバンギセルの種子の粉砕物に、等容量
の水飽和n−ブタノールを加え、0℃で15分間攪
拌した。この混和物を35000xgで20分間遠心し
て、分離した下層の水層を集めた。なおブタノー
ル層および沈澱物は更に2回ブタノール抽出を行
つた。このようにして得られた水層分画を更に遠
心処理して不溶物を除去し、蛋白質分解酵素であ
るプロナーゼを最終濃度20μg/mlになるように
添加し、37℃で一夜処理した。このプロナーゼ処
理によりプロナーゼを含む蛋白質からなる白色沈
澱が生じ、この沈澱を遠心処理により除去した。
次いでカツトオフ分子量3500、コアサイド3000の
限外濾過膜(アミコン社、米国)を圧力1.5Kg/
cm2で使用して濃縮し、本発明の抽出物を得た。収
量は、ウロン酸定量によりナンバンギセルの種子
1gにつき45mgであつた。 次に上記ウエストフアール等の方法によるナン
バンギセルの種子からの多糖類抽出方法を実施例
3として示す。 〔実施例 3〕 上記ナンバンギセルの種子の粉砕物に、等容量
の水飽和フエノールを加えて0℃で30分間攪拌し
た後、200xgで10分間遠心処理し、水層を分離し
た。水層中に混入しているフエノールをエーテル
で抽出除去し、水層に溶解したエーテルは窒素ガ
スを通気することにより除去した。このようにし
て得られるフエノール抽出物に酢酸カルウムを2
%(w/w)の割合で添加し、10倍容量の95%エ
タノールを添加し、4℃、一夜静置した後形成さ
れる沈澱物を蒸溜水に溶解させた。この溶液に上
記同様2%の割合に酢酸カリウムを添加した後等
容量のエタノールと混和させ、0℃で30分間静置
した。その後5000xg、20分間遠心し、主として
RNAを含有する沈澱を廃棄した。更に上清に6
倍容量のエタノールを添加し、1時間静置した後
生じた沈澱を5000xg、20分間遠心処理して集め、
蒸溜水に溶解させ、蒸溜水に対して透析した。こ
の透析内液には多糖類と微量のRNAが混在して
いるので、RNAを破壊する目的で1mlあたり30
〜40μgの牛膵由来RNA分解酵素(Pancreatic
RNase)を添加し、38℃で1時間処理した。処
理後、酢酸カリウム2%と6倍容量のエタノール
を添加し、生じた沈澱を遠心処理により集め、蒸
溜水に溶解し、200xgで遠心処理した。得られた
上清を蒸溜水に対して透析し、透析内液を濃縮し
実施例3による標品とした。収量はウロン酸定量
によりナンバンギセルの種子1gあたり、38mgで
あつた。 上記各実施例、及び実施例3により調製した多
糖類分画についての化学分析は、次のように行つ
た。 ウロン酸の定量は、カルバゾール反応を利用し
たビター等の方法(Bitter,T.,and Ewins,R.
Amodified carbazole reaction for uronic
acids.Biochem.J.81;43,1961.)により、また
RNAはオルシノール反応を利用したメジヤバウ
ムの方法{Mezbaum,W.Color reactions of
nucleic acid components;In The nucleic
acids.(Chargaff,E.,and Davidson,J.,
editors).Academic Press,New York.1;
283−305,1939.}、及び紫外部吸収を指標として
定量した。また蛋白質定量はフオリン等の方法
(Follin,O.,and Clocalteau,V.On tyrosine
and tryptohane determination in proteins.J.
Biol.Chem.73;627−650,1927.)、及び紫外部吸
収を指標として定量した。 (IL−2、及びIFN−γ活性検索) 検索用標品の調製 ヘパリン添加ヒト末梢血より密度勾配遠心法
(密度、1.077、Bo¨yum,A.Isolation of mono−
n−uclear cells and granulocytes from
human blo−od.Scan.J.Clin.Invest.21;77−89,
1967.)を用いて、末梢血単核球(以下、PBMC
という)を分離し、10%胎児牛血清を含有する白
血球増殖培養液(RPM1−1640)を使用して
107/mlの細胞浮遊液を調製した。 このPBMC浮遊液1mlに上記実施例1、実施
例2、実施例3で調製した各分画を各々1ml添加
し、5%炭酸ガスを含む空気中で37℃で24時間、
48時間培養した。この培養上清を500xg、15分間
遠心した後、ミリボアフイルターを通して無菌化
した標品を得、以下に記載するIL−2、及びIFN
−γ活性検索に供した。 IL−2活性測定法 細胞増殖がIL−2依存性であるCTLL細胞を、
96穴マイクロプレートに、10%被検標品を含む増
殖培養液500μlに5×103個のCTLL細胞を浮遊さ
せ各ホールに植え込み、5%炭酸ガス培養器中で
37℃で24時間培養した。その後各ホールに3H−
チミジン(アマシヤム社、英国)50μCiを添加し
て更に16時間培養を継続し、3H−チミジンの取り
込み量を液体シンチレーシヨンカウンターで測定
した。この場合、IL−2力価の算定は、組み換
え型IL−2(シオノギ社製)を、最終濃度5.0,
2.5,1.25,0.63,0.31単位/mlになるように調製
した標準標品によりCTLL細胞を処理した場合の
3H−チミジンの取り込み量より換算した。 IFN−γ活性測定法 ヒト羊膜由来FL細胞(106)を60mm径のプラス
チツクペトリ皿に植え込み、5%炭酸ガス培養器
中で37℃、2日間培養し、FL単層細胞を調製し
た。 次に被検標品0.2mlに最少必須倍地0.8mlを添加
して、被検標品の5倍希釈したもの0.5mlにより
FL単層培養細胞を12時間、37℃で処理した。そ
の後この処理FL単層培養細胞における水疱性口
内炎ウイルス(Vesicular Stomatitis vi−rus、
以下、VSVという)のブラツク形成能を、未処
理FL単層培養細胞でのVSVブラツク形成能との
比較により算定した。IFN力価はVSVブラツク
形成能を50%減じるために必要な被検標品の最高
希釈率でもつて表現される。 IFNのタイピング方法 被検標品中に含有されるIFNのタイピングは、
被検標品0.2mlに抗IFN−α/β抗体(米国国立
衛生研究所(NIH)INC.米国)を0.2ml、そして
被検標品0.2mlに抗IFN−γ抗体(インターフエ
ロン サイエンシーズ INC.米国)0.2mlを添加
して、30分間、37℃で培養した後、最少必須倍地
0.6mlを添加して総容量1mlとした。この標品0.5
mlによりFL単層培養細胞を37℃、12時間処理し、
上記同様にVSVブラツク減少率を測定した。尚
抗IFN−α/β抗体、或いは抗IFN−γ抗体は、
IFN−α、またはIFN−βの100単位、或いは
IFN−γの100単位を中和する力価を有するよう
に調製し、試験に供した。 抽出物のクロマトグラフイー 実施例2で調製した抽出物を、カラムクロマト
グラフイー(Sephadex G−200 フアーマシア、
スエーデン、カラムサイズ;φ0.9cm×30cm)を使
用し、0.15モルNaCl−0.02モルTris−HCl緩衝液
(pH7.4)により溶出させ、1分画2mlとして20
分画採取した。それぞれの分画について、
PBMC1×107個/mlを24穴プレートの各ホールに
植え込み、更に各分画0.1mlずつ添加して24時間、
37℃で培養した。その後培養上清を採取し、IFN
活性、IL−2活性を測定した。 次に、実施例1で調製したナンバンギセルの種
子の粗抽出標品のIL−2誘導能測定方法を示す。 実施例1で調製したナンバンギセルの種子粗抽
出標品とPBMCとを、24時間、48時間培養して
調製した培養上清について、上記IL−2力価の
測定方法により測定した。 第1図は標準IL−2(組み換えIL−2)を用い
て作成された定量曲線であり、横軸は、標準IL
−2(単位/ml)、縦軸は、3H−チミジンの取り込
み量を表す。上記24時間、48時間培養して調製し
た培養上清についての、それぞれの3H−チミジ
ンの取り込みを示すカウント数(単位はDPM)
を計測し、第1図によりそのカウント数に相当す
るIL−2(単位/ml)を求めた。 【表】 第1表により本発明におけるナンバンギセルの
種子の粗抽出標品は、IL−2誘導能を有してい
ることが確認される。 次に実施例1で調製したナンバンギセルの種子
の粗抽出標品のIFN産生能測定方法を示す。 実施例1で調製したナンバンギセルの種子の粗
抽出標品とPBMCとを、24時間、或いは48時間
培養した後採取し、得られた上清を10倍に希釈し
たものにより、FL単層培養細胞を処理してVSV
ブラツク形成能を測定した。またブラツク減少率
は下式により算出される。2回にわたつて実験し
た結果を第2表に示す。 (1−標品処理でのブラツク数/未処理対照でのグラツ
ク数)×100 【表】 第2表により、ナンバンギセルの種子の粗抽出
標品は、IFN産生能を有していることが確認され
る。特に24時間標品は、48時間標品に比較して
IFN活性が高値である。 続いて、ナンバンギセルの種子の粗抽出標品よ
り誘導されるIFNのタイピング方法を示す。 ナンバンギセルの種子の粗抽出標品により
PBMCを24時間処理して得た培養上清を5倍に
希釈した標品を本実験で使用した。2回実験し、
その測定結果を第3表に示す。 【表】 尚、表の数値はブラツク数を示し、2プレート
の平均値を示す。( )内の数値は、未処理対照
FL単層培養細胞上でのVSVブラツク数に対する
抗体処理、或いは未処理被検IFN標品で処理した
FL単層培養細胞上でのVSVブラツク数の減少率
(%)を示している。 本実験によりナンバンギセルの種子の粗抽出標
品は、IFN−γ誘導能を有していることが確認さ
れる。 またナンバンギセルの種子の粗抽出標品を上記
クロマトグラフイーにかけ、その各分画における
IL−2、及びIFN誘導能の検索、及びウロン酸
(OD530nm,カルバゾール反応)、蛋白質
(ODD280nm)の定量を行い、その結果を第2図
に示す。尚この測定においてIFN力価は5倍希釈
品についてのVSVブラツク減少率(%)を示す。 第2図からわかるように、各分画におけるIL
−2、及びIFN誘導能、ウロン酸量、及び蛋白質
量は同一の傾向を示しており、このことから本発
明の粗抽出物は単一物質であることが想定され
る。 次にナンバンギセルの種子から実施例2、およ
び実施例3により調製した分画をそれぞれ500μg
ウロン酸定量による)ずつ用いて、PBMCを24
時間刺激して、その培養上清についてIL−2力
価を測定した。PBMCはA,B,C,D,E,
Fの6人の人から調製した。IL−2力価の測定
結果について下記第4表に示す。 単位は、単位/ml。 【表】 第4表からわかるように、実施例2、実施例3
により調製した抽出物はいずれもIL−2誘導能
を有するが、実施例2による抽出物はより強い
IL−2誘導能を保有することが明らかである。 また下記第5表に実施例2、実施例3により調
製した抽出物のIFN−γ力価の測定結果を示す。
測定にあたつては、まず実施例2、実施例3によ
り調製した各多糖類分画により24時間、PBMC
を処理して得た培養上清を5倍に希釈し、この希
釈した標品を抗IFN−γ処理したもの、または未
処理のものにわけ、次いでこの標品をFL単層培
養細部を処理してVSVブラツクを形成させ、抗
IFN−γ処理、または未処理のFL単層培養細胞
でのVSVブラツク数を比較したものである。尚、
数値は減少率(%)を示す。 【表】 この第5表から分かるように実施例2、実施例
3により抽出された標品の方は共に強いIFN−γ
誘導能を保有していることがわかる。 次に実施例2で調製した多糖類分画でPBMC
を24時間刺激して得た培養上清について、IL−
2、及びIFN力価を測定した結果を第3図に示
す。IFN力価はPBMC上清を5倍希釈した標品
についてVSVのブラツク減少率により測定した。
尚黒丸によりIL−2活性の推移を示し、白三角
によりIFN力価の推移を示す。 この第3図からわかるように、本発明の多糖類
の量に応じてIL−2、IFN力価共に増大すること
がわかる。 次いで本発明の実施例2で調製した多糖類につ
いての毒性試験の結果について説明する。 バルブ−シーマウス(Balb−Cマウス)10匹
の腹腔に実施例2で調製した多糖類を、ウロン酸
定量で500μgを1mg、3mgを注射したが、28日後
においても異常は認められなかつた。 〔発明の効果〕 本発明は、ナンバンギセルの種子から単離され
たインターロイキン−2、及びインターフエロン
−γ誘起剤を提供すると共に、ナンバンギセルの
種子よりリン酸緩衝生理食塩水により抽出される
か、またはナンバンギセルの種子より水飽和ブタ
ノールにより抽出され、得られた水層をプロナー
ゼ処理し、その沈澱除去液を限外濾過して回収さ
れるか、更にナンバンギセルの種子より水飽和フ
エノールにより抽出され、得られた水層を酢酸カ
リウム、及びエタノール処理し、その沈澱除去液
を蒸溜水に対して透析し、その透析内液より
RNAを除去後、得られた水層を更に酢酸カリウ
ム、及びエタノール処理し、沈澱除去液を蒸溜水
に対して透析し、その透析内液を濃縮することに
より得られるIL−2、及びIFN−γ誘起剤は、著
しいIL−2、及びIFN−γ誘起活性を有し、ヒト
及び動物の各種ウイルス感染症の予防、及び治療
に有用であることが期待される。
第1図は標準IL−2(組み換えIL−2)を用い
て作成された定量曲線を示す図、第2図はナンバ
ンギセルの種子の粗抽出標品をクロマトグラフイ
ーにかけ、その各分画におけるIL−2、及びIFN
誘導能の検索結果、及びウロン酸(OD530nm、
カルバゾール反応)、蛋白質(ODD280nm)の定
量結果を示す図、第3図は実施例2で調製した多
糖類分画でPBMCを24時間刺激して得た培養上
清について、IL−2、及びIFN力価を測定した結
果を示す図である。
て作成された定量曲線を示す図、第2図はナンバ
ンギセルの種子の粗抽出標品をクロマトグラフイ
ーにかけ、その各分画におけるIL−2、及びIFN
誘導能の検索結果、及びウロン酸(OD530nm、
カルバゾール反応)、蛋白質(ODD280nm)の定
量結果を示す図、第3図は実施例2で調製した多
糖類分画でPBMCを24時間刺激して得た培養上
清について、IL−2、及びIFN力価を測定した結
果を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ナンバンギセルの種子から単離されたインタ
ーロイキン−2、及びインターフエロン−γ誘起
剤。 2 ナンバンギセルの種子より蒸溜水により抽出
されることを特徴とするインターロイキン−2、
及びインターフエロン−γ誘起剤の製造方法。 3 上記蒸溜水がリン酸緩衝生理食塩水である請
求項2記載のインターロイキン−2、及びインタ
ーフエロン−γ誘起剤の製造方法。 4 ナンバンギセルの種子より水飽和ブタノール
により抽出され、得られた水層をプロナーゼ処理
し、その沈澱除去液を限外濾過して回収されるこ
とを特徴とするインターロイキン−2、及びイン
ターフエロン−γ誘起剤の製造方法。 5 ナンバンギセルの種子より水飽和フエノール
により抽出され、得られた水層を酢酸カリウム、
及びエタノール処理し、その沈澱除去液を蒸溜水
に対して透析し、その透析内液よりRNAを除去
後、得られた水層を更に酢酸カリウム、及びエタ
ノール処理し、沈澱除去液を蒸溜水に対して透析
し、その透析内液を濃縮することを特徴とするイ
ンターロイキン−2、及びインターフエロン−γ
誘起剤の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63232991A JPH0283331A (ja) | 1988-09-17 | 1988-09-17 | インターロイキン−2、及びインターフェロン−γ誘起剤とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63232991A JPH0283331A (ja) | 1988-09-17 | 1988-09-17 | インターロイキン−2、及びインターフェロン−γ誘起剤とその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0283331A JPH0283331A (ja) | 1990-03-23 |
| JPH054373B2 true JPH054373B2 (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16948087
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63232991A Granted JPH0283331A (ja) | 1988-09-17 | 1988-09-17 | インターロイキン−2、及びインターフェロン−γ誘起剤とその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0283331A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0645550B2 (ja) * | 1990-06-27 | 1994-06-15 | 新也 大久保 | 抗癌剤 |
-
1988
- 1988-09-17 JP JP63232991A patent/JPH0283331A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0283331A (ja) | 1990-03-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |