JPH0543743U - 電圧低下補償装置 - Google Patents
電圧低下補償装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 3相4線式の配電線路により3相負荷及び各
相の単相負荷に給電する各相電圧の低下を補償部により
検出して直列注入方式で補償する際に、補償部が検出す
る各相電圧と配電線路の実際の各相電圧とのずれを防止
して補償を確実にする。 【構成】 1次側2aが3相系統電源1に接続された電
源トランス2の2次側2bの各相線16u〜16w及び
中性点から引出された中性線16nにより構成され,各
相線16u〜16wの3相出力を3相負荷4に給電し,
各相線16u〜16wそれぞれと中性線16nとの間の
各単相出力を単相負荷15u〜15wに給電する3相4
線式の配電線路16と、2次側2b及び中性線16nに
接続された補助トランス9の1次側9aの中性点電位を
基準にした各相電圧の変動から配電線路16の各相の電
圧低下を監視して検出し,電圧低下時に各相の低下量相
当の補償交流を形成して各相線16u〜16wそれぞれ
に直列注入する補償部とを備える。
相の単相負荷に給電する各相電圧の低下を補償部により
検出して直列注入方式で補償する際に、補償部が検出す
る各相電圧と配電線路の実際の各相電圧とのずれを防止
して補償を確実にする。 【構成】 1次側2aが3相系統電源1に接続された電
源トランス2の2次側2bの各相線16u〜16w及び
中性点から引出された中性線16nにより構成され,各
相線16u〜16wの3相出力を3相負荷4に給電し,
各相線16u〜16wそれぞれと中性線16nとの間の
各単相出力を単相負荷15u〜15wに給電する3相4
線式の配電線路16と、2次側2b及び中性線16nに
接続された補助トランス9の1次側9aの中性点電位を
基準にした各相電圧の変動から配電線路16の各相の電
圧低下を監視して検出し,電圧低下時に各相の低下量相
当の補償交流を形成して各相線16u〜16wそれぞれ
に直列注入する補償部とを備える。
Description
【0001】
本考案は、3相4線式の配電線路により3相負荷及び相毎の単相負荷に交流給 電するとともに、配電線路の各相の電圧低下を検出して直列補償する電圧低下補 償装置に関する。
【0002】
従来、3相負荷のみに交流給電するこの種電圧低下補償装置は、3相3線式の 配電線路を備えて図2に示すように構成されている。 そして、3相系統電源1は3相の電源トランス2により負荷側と絶縁され、電 源トランス2のΔ結線された1次側2a,Y結線された2次側2b及び3相3線 式の配電線路3を介して負荷4に給電される。
【0003】 ところで、配電線路3の各相線3u,3v,3wには補償部5の常給電路用の サイリスタスイッチ回路6u,6v,6wが直列挿入されている。 このスイッチ回路6u〜6wはそれぞれ逆並列の2個のサイリスタ7p,7n により形成され、各相の電圧正常時は交流電源1の各相の電圧に同期した制御回 路8の点弧トリガによりオンに保持される。
【0004】 また、サイリスタスイッチ回路6u〜6wより電源側の各相線3u〜3wに補 助トランス9のY結線された1次側9aが接続され、このトランス9のY結線さ れた2次側9bの出力が制御回路8に供給される。 この供給に基づき制御回路8は補助トランス9の1次側9aの中性点電位を基 準にして各相線3u〜3wの電圧(相電圧)を検出し、この検出に基づき各相電 圧の低下を監視して検出する。
【0005】 なお、補助トランス9は2次側9bの中性点のみが補償部5内でアースされて いる。 また、各相線3u〜3wの電圧低下は、落電等に基づく系統電源1の瞬時電圧 低下及び各相の負荷短絡,地絡の事故等で生じる。
【0006】 さらに、前記瞬時電圧低下等に迅速に応答するため、制御回路8は1次側9a の中性電位を基準にした補助トランス9の2次側の各相電圧の検出信号と内部形 成した各相の一定振幅の基準正弦波信号との差を求めて各相の差信号を形成し、 例えばこの各差信号それぞれの絶対値の1/4サイクルの積分をくり返し、各相 の積分値が所定値に達したときに電圧低下を検出する。
【0007】 そして、電圧低下を検出すると、制御回路8は各相の前記点弧トリガを停止し 、サイリスタスイッチ回路6u〜6wをオフしてインバータ制御に移行する。 また、例えば前記各相の差信号から各相の電圧低下量を決定してそれぞれの補 償量を決定し、各相のインバータ装置10u,10v,10wに補償量に応じた 駆動指令を発行する。
【0008】 そして、この駆動指令によりインバータ装置10u〜10wが動作して各相電 圧の補償交流が形成され、これらの補償交流が各相の注入トランス11u,11 v,11wの1次側に注入される。 このとき、注入トランス11u〜11wの2次側が各相のサイリスタスイッチ 回路6u〜6wに並列に設けられているため、系統電源1の各相電圧に各相の補 償交流が直列合成されて各相電圧の低下が直列補償され、この補償で負荷給電の 電圧低下が防止される。
【0009】 なお、インバータ装置10u〜10wの入力電源はコンデンサ12の蓄積エネ ルギにより形成され、このコンデンサ12は例えば単相トランス13を介した相 線3u,3vの相間電圧が供給される整流器14の出力で充電される。 ところで、給電対象の負荷が3相負荷及び相毎の単相負荷で構成されるときは 、電圧低下補償装置として図2の装置を変形した図3の3相4線式の装置を用い ることが考えられる。
【0010】 この装置においては、3相負荷4及び各相の単相負荷15u,15v,15w に給電するため、図2の配電線路3の代わりに3相4線式の配電線路16が設け られる。 この配電線路16は図2の各相線3u〜3wに相当する相線16u,16v, 16wと中性線16nとの4線で構成される。
【0011】 そして、中性線16nは一端が電源トランス2の2次側2bの中性点から引出 され、各単相負荷15u〜15wは各相線16u〜16wと中性線16nの他端 との間に設けられる。 なお、図3においては、トランス2の2次側2bの中性点及び中性線16nの 一端はアース電位に固定されている。
【0012】
前記図3の従来の3相4線式の電圧低下補償装置の場合、補助トランス9の1 次側9aの中性点が中性線16nから独立しているため、1次側9aの中性点電 位と中性線16nの電位とは、各相線16u〜16wのいずれかと中性線16n との間の負荷側での短絡事故(図3の場合は地絡事故)等が生じたときにずれを 生じることがある。
【0013】 そして、補助トランス9の1次側9aの中性点電位を基準にして補償部5が各 相電圧を検出するため、中性線16nの電位を基準にした各相電圧と補償部5が 検出する各相電圧とにずれが生じて電圧低下の誤検出が発生し、とくに、各単相 負荷15u〜15wに対して給電の過電圧或いは不足電圧が生じる問題点がある 。
【0014】 本考案は、3相4線式の電圧低下補償装置において、補償部が検出する各相電 圧と配電線路の中性線の電位を基準にした各相電圧とのずれを防止し、各相の単 相負荷にも確実な電圧補償が行えるようにすることを目的とする。
【0015】
前記の目的を達成するために、本考案の電圧低下補償装置においては、1次側 が3相系統電源に接続され2次側がY結線された3相の電源トランスと、このト ランスの2次側の各相線及び中性点から引出された中性線により構成され,各相 線の出力を3相負荷に給電し,各相線それぞれと前記中性線との間の各単相出力 を相毎の単相負荷に給電する3相4線式の配電線路と、1次側及び2次側それぞ れがY結線され,1次側が電源トランスの2次側及び前記中性線に接続された補 助トランスと、このトランスの1次側の中性点電位を基準にした各相電圧の変動 から配電線路の各相の電圧低下を監視して検出し,電圧低下時に各相の低下量相 当の補償交流を形成して各相線それぞれに直列注入する補償部とを備える。
【0016】
前記のように構成された本考案の電圧低下補償装置の場合、補償部に設けられ た補助トランスの1次側の中性点が配電線路の中性線に接続されるため、補助ト ランスの1次側の中性点電位が中性線の電位に固定される。
【0017】 そのため、各相の短絡,地絡の事故等が生じても補助トランスの中性点電位を 基準にして補償部で検出される各相電圧と中性線の電位を基準にした各相電圧と にずれがなく、電圧低下の誤検出が防止され、各単相負荷に対して過不足のない 電圧補償が行われる。
【0018】
1実施例について、図1を参照して説明する。 図1において、図3と同一符号は同一のものを示し、図3と異なる点は補償部 5に設けた補助トランス9の1次側9aの中性点を接続線17を介して中性線1 6nに接続し、電源トランス2の2次側2bの中性点,補助トランス9の1次側 9aの中性点及び中性線16nをアース電位に固定した点である。
【0019】 そして、この電位固定に基づき、各相線16u〜16wのいずれかと中性線1 6nとの間の負荷側での短絡事故(図1では地絡事故)等が生じても、補助トラ ンス9の1次側9aの中性点電位と中性線16nの電位とは共にアース電位に固 定される。
【0020】 そのため、補助トランス9の1次側9aの中性点電位を基準にして制御回路8 が検出する各相電圧は常に各相線16u〜16wと中性線16nとの間の実際の 各相電圧に一致し、制御回路8が各相電圧の電圧低下を誤検出なく正確に検出す る。
【0021】 この正確な電圧低下の検出に基づき、補償部5は系統電源1の瞬時電圧低下及 び各相の短絡,地絡の事故等が生じたときに、3相負荷4及び各単相負荷15u 〜15wの給電電圧を過不足なく直列注入方式で確実に補償する。
【0022】 そして、前記実施例では電源トランス2の2次側2bの中性点及び中性線16 nがアースされている場合に適用したが、電源トランス2の2次側2bの中性点 及び中性線16nがアースされていない場合にも適用できるのは勿論である。
【0023】
本考案は、以上説明したように構成されているため、以下に記載する効果を奏 する。 電源トランス2の2次側2bに接続された補助トランス9の1次側9aの中性 点を3相4線式の配電線路16の中性線16nに接続し、1次側9aの中性点電 位を中性線16nの電位に電位固定したため、配電線路16の各相線16u〜1 6wと中性線16nとの間で短絡,地絡等が生じても、1次側9aの中性点電位 を基準にして検出される補償部5の各相電圧と各相線16u〜16wと中性線1 6nとの間の各相電圧とにずれがなく、補償部5により配電線路16の各相の電 圧低下を誤検出なく正確に検出することができ、電圧低下時に3相負荷4だけで なく各相の単相負荷15u〜15wに対しても給電の電圧低下を直列注入方式で 確実に補償することができる。
【図1】本考案の電圧低下補償装置の1実施例の結線図
である。
である。
【図2】従来の3相3線式の電圧低下補償装置の結線図
である。
である。
【図3】図2の装置の変形例の結線図である。
1 3相系統電源 2 電源トランス 4 3相負荷 5 補償部 9 補助トランス 15u〜15w 単相負荷 16 配電線路 16u〜16w 各相線 16n 中性線
Claims (1)
- 【請求項1】 1次側が3相系統電源に接続され2次側
がY結線された3相の電源トランスと、 前記電源トランスの2次側の各相線及び中性点から引出
された中性線により構成され,前記各相線の出力を3相
負荷に給電し,前記各相線それぞれと前記中性線との間
の各単相出力を相毎の単相負荷に給電する3相4線式の
配電線路と、 1次側及び2次側それぞれがY結線され,1次側が前記
電源トランスの2次側及び前記中性線に接続された補助
トランスと、 前記補助トランスの1次側の中性点電位を基準にした各
相電圧の変動から前記配電線路の各相の電圧低下を監視
して検出し,電圧低下時に各相の低下量相当の補償交流
を形成して前記各相線それぞれに直列注入する補償部と
を備えた電圧低下補償装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204291U JP2556418Y2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 電圧低下補償装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10204291U JP2556418Y2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 電圧低下補償装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0543743U true JPH0543743U (ja) | 1993-06-11 |
| JP2556418Y2 JP2556418Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=14316719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10204291U Expired - Fee Related JP2556418Y2 (ja) | 1991-11-14 | 1991-11-14 | 電圧低下補償装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2556418Y2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013241245A (ja) * | 2012-05-21 | 2013-12-05 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータのかご電力送電装置 |
| JPWO2012120703A1 (ja) * | 2011-03-07 | 2014-07-07 | 三菱電機株式会社 | 電力送電装置 |
| JP2015532582A (ja) * | 2012-10-23 | 2015-11-09 | エスエムエイ ソーラー テクノロジー アクティエンゲゼルシャフトSMA Solar Technology AG | インバータ、インバータの操作方法、およびインバータを含むエネルギー供給設備 |
| JPWO2014016918A1 (ja) * | 2012-07-25 | 2016-07-07 | 三菱電機株式会社 | 電力送電装置 |
| EP3985708A1 (en) * | 2020-10-16 | 2022-04-20 | ABB Schweiz AG | Current breaker device |
-
1991
- 1991-11-14 JP JP10204291U patent/JP2556418Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2012120703A1 (ja) * | 2011-03-07 | 2014-07-07 | 三菱電機株式会社 | 電力送電装置 |
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| CN114389233A (zh) * | 2020-10-16 | 2022-04-22 | Abb瑞士股份有限公司 | 断流器装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2556418Y2 (ja) | 1997-12-03 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |