JPH0543760B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0543760B2 JPH0543760B2 JP59215926A JP21592684A JPH0543760B2 JP H0543760 B2 JPH0543760 B2 JP H0543760B2 JP 59215926 A JP59215926 A JP 59215926A JP 21592684 A JP21592684 A JP 21592684A JP H0543760 B2 JPH0543760 B2 JP H0543760B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- graphite
- pencil lead
- lead
- polymerized
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は濃度、書味を損なわずに強度を向上せ
しめる鉛筆芯の製造方法に関する。 (従来の技術) 従来の鉛筆芯の一般的な製造方法は、天然樹
脂、合成樹脂、コールタールピツチ、アスフアル
ト、熱硬化性初期縮合物等の高温で焼成すると炭
素化する有機物質の単体又は混合体を黒鉛、カー
ボンブラツク等の着色材と共に混練して所望形状
に押出成形したのち高温で焼成して炭化させるも
のである。 そしてこの鉛筆芯の強度を向上させるためにこ
れまでに提示された発明の殆どは、結合材や助剤
の選択及び処理方法に関するものであり、焼成後
の炭素の残塊の多い結合材を使用するものとか、
助剤や熱処理条件により焼成後の炭素の残塊を増
加させるものとかで、炭素の残塊の増加により強
度の向上を図るものである。しかし斯る方法では
強度の向上は得られるが、反面濃度は薄くなり、
又黒鉛特有の潤滑性がこの炭素の残塊によつて包
み込まれ書味が硬く重いものになつていまう欠点
があり、極端な場合は例えば紙面を引つかいてし
まうという現象が生じた。 次に濃度や書味を向上させるものには、結合材
又は着色材と共に解重合型高分子物質を加えて熱
処理時に解重合させる方法とか、昇華性有機化合
物を加えて熱処理時に昇華させる方法とかがあ
り、これらの方法によると芯の中に微細な気孔が
形成されて濃度及び書味の向上がもたらされる
が、反面結合材と着色材の結合力は向上せず強度
の向上は望めないという欠点が存在する。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記の欠点を解消し、濃度や書味を損
なうことなく強度を向上させることができる鉛筆
芯の製造方法の提供を目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、結合材と混練助剤及び結合材として
用いる熱可塑性樹脂と相溶性があり且つ熱処理時
に於て解重合するメタクリル酸エステルを表面に
重合して表面改質を行なつた着色材としての黒鉛
とを、ヘンシエルキミサー等で混合したのち加圧
ニーダー、二本ロール等で混練し、次いで芯材に
押出成形したのち、100〜200℃で熱処理して残留
する可塑剤分や熱分解物等を除去したのち窒素雰
囲気中で900〜1200℃の温度で焼成してポリメタ
クリル酸エステルを解重合させ芯の中に均一に細
孔を形成させ、次にスピンドル油中に浸漬して油
含浸させ鉛筆芯を製造するものである。 本発明に於て着色材としての黒鉛表面に重合さ
せるメタクリル酸エステルの割合は黒鉛重量の1
〜15%の範囲で望ましは5〜10%の範囲である。 又、本発明に於て使用する結合材には酢酸ビニ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂等の熱可
塑性樹脂及びこれらの共重合体が有効であり、又
本発明に於て使用する混練助剤にはパラフインワ
ツクス、カルナパワツクス、ステアリン酸等の滑
剤やDOP、DBP、DBS等の可塑剤を掲げること
ができる。 (作用) 本発明に於ては着色材としての黒鉛表面にメタ
クリル酸エステルを重合させることにより結合
材、混練助剤との混練時に結合材である熱可塑性
樹脂とメタクリル酸エステルが相溶して黒鉛と結
合材との密着性を向上させることになり、又焼成
時にはメタクリル酸エステルが解重合をおこして
炭素の残塊を残さないで内部に均一なミクロボア
ーを形成して吸油量を増大させることになり、よ
つて濃度、書味を損なわずに強度の向上をもたら
すものである。 (実施例) 以下に本発明の実施例とその試験結果を記す。 (1) 第1実施例 黒鉛表面に黒鉛重量の9%のメタクリル酸エス
テル(以下MMAと称す)を重合させた黒鉛55部
に対し、ポリ塩化ビニル45部、ステアリン酸0.5
部、及びDBP23部を加えてヘンシエルキミサー
で混合し加圧ニーダー、二本ロールで混練したの
ち、押出成形により芯状に成形しこれから残留す
る可塑剤分を除去すべく180℃にて10時間熱処理
して固化させ、しかるのち窒素雰囲気中にて常温
から300℃迄は10℃/hr、300℃から1000℃迄は30
℃/hrで昇華さて1000℃にて1時間焼成し、最後
にスピンドル油中に浸漬して油浸させて鉛筆芯を
得る。 (2) 第2実施例 上記の第1実施例で用いたMMAを9%重合し
た黒鉛の代りにMMAを5%重合した黒鉛を用い
又他の組成は同一にして同様の工程を経て鉛筆芯
を得る。 (3) 試験結果 上記の第1実施例及び第2実施例によつて得ら
れた鉛筆芯についてJIS−S6019に基づいて行な
つた濃度、摩擦係数及び曲げ強度についての試験
結果は次の通りである。 尚、比較の為に第1実施例に於てMMAを重合
した黒鉛の代りにMMAを重合させない黒鉛を使
用して製造した鉛筆芯についての試験結果も併記
する。
しめる鉛筆芯の製造方法に関する。 (従来の技術) 従来の鉛筆芯の一般的な製造方法は、天然樹
脂、合成樹脂、コールタールピツチ、アスフアル
ト、熱硬化性初期縮合物等の高温で焼成すると炭
素化する有機物質の単体又は混合体を黒鉛、カー
ボンブラツク等の着色材と共に混練して所望形状
に押出成形したのち高温で焼成して炭化させるも
のである。 そしてこの鉛筆芯の強度を向上させるためにこ
れまでに提示された発明の殆どは、結合材や助剤
の選択及び処理方法に関するものであり、焼成後
の炭素の残塊の多い結合材を使用するものとか、
助剤や熱処理条件により焼成後の炭素の残塊を増
加させるものとかで、炭素の残塊の増加により強
度の向上を図るものである。しかし斯る方法では
強度の向上は得られるが、反面濃度は薄くなり、
又黒鉛特有の潤滑性がこの炭素の残塊によつて包
み込まれ書味が硬く重いものになつていまう欠点
があり、極端な場合は例えば紙面を引つかいてし
まうという現象が生じた。 次に濃度や書味を向上させるものには、結合材
又は着色材と共に解重合型高分子物質を加えて熱
処理時に解重合させる方法とか、昇華性有機化合
物を加えて熱処理時に昇華させる方法とかがあ
り、これらの方法によると芯の中に微細な気孔が
形成されて濃度及び書味の向上がもたらされる
が、反面結合材と着色材の結合力は向上せず強度
の向上は望めないという欠点が存在する。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記の欠点を解消し、濃度や書味を損
なうことなく強度を向上させることができる鉛筆
芯の製造方法の提供を目的とするものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、結合材と混練助剤及び結合材として
用いる熱可塑性樹脂と相溶性があり且つ熱処理時
に於て解重合するメタクリル酸エステルを表面に
重合して表面改質を行なつた着色材としての黒鉛
とを、ヘンシエルキミサー等で混合したのち加圧
ニーダー、二本ロール等で混練し、次いで芯材に
押出成形したのち、100〜200℃で熱処理して残留
する可塑剤分や熱分解物等を除去したのち窒素雰
囲気中で900〜1200℃の温度で焼成してポリメタ
クリル酸エステルを解重合させ芯の中に均一に細
孔を形成させ、次にスピンドル油中に浸漬して油
含浸させ鉛筆芯を製造するものである。 本発明に於て着色材としての黒鉛表面に重合さ
せるメタクリル酸エステルの割合は黒鉛重量の1
〜15%の範囲で望ましは5〜10%の範囲である。 又、本発明に於て使用する結合材には酢酸ビニ
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂等の熱可
塑性樹脂及びこれらの共重合体が有効であり、又
本発明に於て使用する混練助剤にはパラフインワ
ツクス、カルナパワツクス、ステアリン酸等の滑
剤やDOP、DBP、DBS等の可塑剤を掲げること
ができる。 (作用) 本発明に於ては着色材としての黒鉛表面にメタ
クリル酸エステルを重合させることにより結合
材、混練助剤との混練時に結合材である熱可塑性
樹脂とメタクリル酸エステルが相溶して黒鉛と結
合材との密着性を向上させることになり、又焼成
時にはメタクリル酸エステルが解重合をおこして
炭素の残塊を残さないで内部に均一なミクロボア
ーを形成して吸油量を増大させることになり、よ
つて濃度、書味を損なわずに強度の向上をもたら
すものである。 (実施例) 以下に本発明の実施例とその試験結果を記す。 (1) 第1実施例 黒鉛表面に黒鉛重量の9%のメタクリル酸エス
テル(以下MMAと称す)を重合させた黒鉛55部
に対し、ポリ塩化ビニル45部、ステアリン酸0.5
部、及びDBP23部を加えてヘンシエルキミサー
で混合し加圧ニーダー、二本ロールで混練したの
ち、押出成形により芯状に成形しこれから残留す
る可塑剤分を除去すべく180℃にて10時間熱処理
して固化させ、しかるのち窒素雰囲気中にて常温
から300℃迄は10℃/hr、300℃から1000℃迄は30
℃/hrで昇華さて1000℃にて1時間焼成し、最後
にスピンドル油中に浸漬して油浸させて鉛筆芯を
得る。 (2) 第2実施例 上記の第1実施例で用いたMMAを9%重合し
た黒鉛の代りにMMAを5%重合した黒鉛を用い
又他の組成は同一にして同様の工程を経て鉛筆芯
を得る。 (3) 試験結果 上記の第1実施例及び第2実施例によつて得ら
れた鉛筆芯についてJIS−S6019に基づいて行な
つた濃度、摩擦係数及び曲げ強度についての試験
結果は次の通りである。 尚、比較の為に第1実施例に於てMMAを重合
した黒鉛の代りにMMAを重合させない黒鉛を使
用して製造した鉛筆芯についての試験結果も併記
する。
【表】
(発明の効果)
本発明は上記した如く着色材として表面にメタ
クリル酸エステルを重合した黒鉛を使用すること
を特徴として構成されることにより、実施例の試
験結果により明らかな通り濃度や書味(摩擦係数
が一つの書味の判定基準となる)が損なわれるこ
とがなく、然も強度を大幅に増大する鉛筆芯が得
られるものである。
クリル酸エステルを重合した黒鉛を使用すること
を特徴として構成されることにより、実施例の試
験結果により明らかな通り濃度や書味(摩擦係数
が一つの書味の判定基準となる)が損なわれるこ
とがなく、然も強度を大幅に増大する鉛筆芯が得
られるものである。
Claims (1)
- 1 着色材、結合材及び混練助剤を混練して押出
成形したのち高温で焼成する鉛筆芯の製造方法に
於て、結合材と相容性があり且つ熱処理時に於て
一部が解重合することにより芯内部に均一な細孔
を形成せしめるメタクリル酸エステルを表面に重
合した黒鉛を着色材として使用することを特徴と
する鉛筆芯の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21592684A JPS6195084A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 鉛筆芯の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21592684A JPS6195084A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 鉛筆芯の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6195084A JPS6195084A (ja) | 1986-05-13 |
| JPH0543760B2 true JPH0543760B2 (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=16680547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21592684A Granted JPS6195084A (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 | 鉛筆芯の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6195084A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3200292B2 (ja) * | 1994-08-05 | 2001-08-20 | 三菱鉛筆株式会社 | 焼成色鉛筆芯及びその製造方法 |
| JP5162827B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2013-03-13 | ぺんてる株式会社 | 鉛筆芯の製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5443013A (en) * | 1977-09-12 | 1979-04-05 | Sony Corp | Sound source device of electronic musical instruments |
| DE3116938A1 (de) * | 1981-04-29 | 1982-11-18 | Chemiegesellschaft Gundernhausen mbH, 6101 Roßdorf | "formkoerper zur schalldaemmung und -daempfung" |
-
1984
- 1984-10-15 JP JP21592684A patent/JPS6195084A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6195084A (ja) | 1986-05-13 |
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