JPH0543963Y2 - - Google Patents

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JPH0543963Y2
JPH0543963Y2 JP6954088U JP6954088U JPH0543963Y2 JP H0543963 Y2 JPH0543963 Y2 JP H0543963Y2 JP 6954088 U JP6954088 U JP 6954088U JP 6954088 U JP6954088 U JP 6954088U JP H0543963 Y2 JPH0543963 Y2 JP H0543963Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は高温度例えば1000℃〜1200℃程度に加
熱された長い棒材を所定の長さの軸部に切断して
熱間鍛造素材を得る熱間鍛造素材の切出し装置の
改良に関する。
本考案は例えばクランクシヤフトを熱間鍛造で
製造するに際して熱間鍛造素材となる軸部を長い
棒材から切出す装置に利用することができる。
[従来の技術] 従来より、熱間鍛造工程では、長い棒材を例え
ば1000℃〜1200℃程度の高温度に長い棒材のまま
加熱し、加熱された長い棒材を高温状態のままこ
れの長さ方向に所定の長さにプレス切断し、熱間
鍛造素材となる軸部を得る熱間鍛造素材の切出し
装置が用いられている。
この熱間鍛造素材の切出し装置は、長い棒材を
これの長さ方向に走行させつつ棒材を高温度に加
熱する棒材走行加熱装置と、棒材走行加熱装置に
棒材を供給する棒材供給装置と、高温状態の棒材
の長さ方向の先端面が当接する定寸装置と、定寸
装置に当接した高温状態の棒材を所定の長さの軸
部にプレス切断する切断機とで構成されている。
[考案が解決しようとする課題] ところで、上記した熱間鍛造素材の切出し装置
では、棒材を搬送走行加熱装置で搬送しつつ棒材
を1200℃前後の高温度に加熱し、そして、加熱し
た棒材Wを第2図に示す切断部100〜109で
所定の長さ寸法lに切断し、熱間鍛造素材となる
軸部W1を得ている。切断された軸部W1は、自
然落下する。ここで、棒材Wから寸法lに切断さ
れた熱間状態の軸W1のうち、最後方の部分の軸
部W1は、第2図に示すように、前方の切断部1
09のみ切断し、後方は端面W3であるため切断
しないものである。
そのため第2図に示すように、棒材Wの最後の
部分の軸部W1の後方の端面W3と、棒材Wの次
に搬送加熱された棒材W′の先端面W2′とが加熱
炉内で圧着して接合される不具合が生じる。この
不具合は以下の理由により生じる。即ち、第1
に、プレス切断時に棒材Wに後方に向く力が作用
し棒材Wが後方の棒材W′に当ること、第2に、
後方から搬送される棒材W′の走行速度が速いこ
と、第3に、棒材Wが1200℃前後と加熱炉内では
高温度状態であり、圧着し易いこと等による。
上記のように棒材Wを所定の長さlに切断した
軸部W1のうちの最後方の部分の軸部W1の後端
面W3と、次に搬送加熱された棒材W′の先端面
W2′とが加熱炉内で圧着して接合されると、次
の棒材の切断が良好に行ない得ず、切断不良が生
じる。
本考案は、上記した実情に鑑みなされたもので
あり、その目的は、軸部の端面の圧着が生じた場
合であつても、その軸部の端面の分離を確実にす
ることができる熱間鍛造素材の切出し装置を提供
することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の熱間鍛造素材の切出し装置は、棒材を
所定速度で棒材の長さ方向に走行させる搬送部と
走行する棒材を熱間鍛造に適する温度に加熱する
加熱炉とをもつ棒材走行加熱装置と、 加熱炉の入口側よりも後方に配置され棒材走行
加熱装置の搬送部よりも速い速度で棒材を走行さ
せて搬送部に棒材を供給する棒材供給装置と、 加熱炉の出口より先方に配置され加熱炉で加熱
された熱間状態の棒材の長さ方向の先端面が当接
する当接部をもつ定寸装置と、 定寸装置の当接部に当接して停止した熱間状態
の棒材を前記先端面から所定の長さの軸部に切断
する切断機と、 切断機の近傍に配置され棒材から所定の長さに
切断された熱間状態の軸部のうち少なくとも最後
方の軸部に振動打撃を加える振動打撃部とで構成
されていることを特徴とするものである。
本考案の切出し装置で切出す棒材としては丸棒
材、角棒材のいずれでもよい。棒材の長さ、棒材
から切断した軸部の長さは、鍛造品の種類に応じ
て選択され、棒材の長さは例えば2〜10m程度と
することができ、軸部の長さは例えば200〜600mm
とすることができる。棒材の材質は特に限定され
ないが、通常、鉄鋼材とすることができる。走行
加熱装置の加熱炉として誘導加熱炉を用いるのが
よい。誘導加熱炉は複数個直列状態に配置されて
いることが望ましい。走行加熱装置の搬送部とし
ては搬送ローラを採用でき、例えば、棒材の支持
性に優れたVローラを直列に並べた搬送ローラ群
を採用できる。前記のごとく誘導加熱炉が複数個
直列状態に配置されている場合には、走行加熱装
置の搬送部は、隣設し合う誘導加熱炉と誘導加熱
炉との間に配置することができる。切断機として
は棒材を切出すことができるものであればよく、
例えば、せん断力により棒材を切断するプレス切
断機を用いることができる。
振動打撃部は、棒材に短いストロークの前進後
退運動を高速度で繰返し作用させ相手材に打撃を
与えるものである。振動打撃部のうち、棒材に振
動打撃を加える部位は、先端にまるみを持つ耐熱
鋼で形勢できるが、場合によつてはアルミナ等の
セラミツクス材で形成してもよい。耐熱性および
耐衝撃性を確保できるからである。振動打撃部の
うち、棒材を打撃する先端部のみを交換自在して
もよい。この場合には損傷しても新しいものと交
換でき、更に、長さの異なる先端部に交換すれ
ば、棒材の径を変更したときに対応しやすい。振
動打撃部のストローク、振動打撃部の1秒間あた
りの打撃数は適宜選択されるが、振動打撃部のス
トロークは例えば20〜200mm程度することができ、
振動打撃部の1秒間あたりの打撃数は例えば1〜
10回程度とすることができる。振動打撃部は、前
進および後退自在のピストンロツドをもつエアシ
リンダ装置と、エアシリンダ装置のピストンロツ
ドの前進作動および後退作動を高速度で繰返すエ
ア制御部とで形成できる。この場合に、ピストン
ロツドの先端部で棒材を打撃する。また、振動打
撃部は、軸状又はパイプ状の打撃部と、打撃部を
保持するホルダと、打撃部の前進作動および後退
作動を高速度で繰返すカム機構とで形成できる。
カム機構は公知の機構を採用でき、例えば板カム
機構、斜板カム機構、円筒カム機構を採用でき
る。
[実施例] 以下、本考案の熱間鍛造素材の切出し装置の一
実施例について図面を参照して説明する。本実施
例の熱間鍛造素材の切出し装置は、熱間鍛造素材
となる軸部W1を長い棒材Wから切出す装置であ
る。
本実施例の棒材Wの熱間鍛造素材の切出し装置
は、第1図に示すように棒材走行加熱装置1と、
棒材供給装置2と、定寸装置3と、切断機4と、
振動打撃部5とで構成されている。
棒材走行加熱装置1は、棒材Wを加熱する加熱
炉としての誘導加熱炉10と、誘導加熱炉10内
で棒材Wをこれの長さ方向に走行させる搬送部と
しての搬送ローラ11とをもつ。誘導加熱炉10
は10個直列に配置されている。誘導加熱炉10は
コイルとコイルを保持する箱部とで形成されてい
る。コイルには1〜3KHZ程度の周波数の電流が
流れる。搬送ローラ11はVローラであり、隣設
し合う誘導加熱炉10間に配置されている。搬送
ローラ11はモータに接続された駆動タイプであ
り、モータにより回転駆動される。
棒材供給装置2は、誘導加熱炉10の入口10
a側よりも後方に配置されており、棒材走行加熱
装置1の搬送ローラ11に棒材Wを供給する。棒
材供給装置2はフレーム20とフレーム20に回
転自在に設けられた搬送ローラ21とで形成され
ている。搬送ローラ21による搬送速度は、棒材
走行加熱装置1の搬送ローラ11による搬送速度
よりも速く設定てされている。搬送ローラ21は
Vローラであり、モータに接続されており、モー
タにより回転駆動される。
誘導加熱炉10と搬送ローラ21との間には光
電管センサ60が配置されている。光電管センサ
60は投光器60aと受光器60bとからなり、
投光器60aから受光器60bに向けて光が照射
されている。ここで、棒材Wの搬送中において
は、投光器60aからの光は棒材Wにより遮光さ
れ、受光器60bに達しない。しかし棒材Wの後
方の端面W3が誘導加熱炉10の入口10a内に
挿入されて棒材Wの搬送が途絶えたときには、光
電管センサ60の投光器60aからの光は受光器
60bにうけられるので、棒材Wの後方の端面W
3が誘導加熱炉10の入口10aに挿入されたこ
とを検知することができる。
定寸装置3は、誘導加熱炉10の出口10bよ
り先方に配置されており、熱間状態の棒材Wの長
さ方向の先端面W2が当接する当接部30をも
つ。熱間鍛造品の種類に応じて軸部W1の長さを
調整すべく、当接部30は棒材Wの長さ方向の移
動自在となつている。
切断機4は、プレス切断タイプであり、誘導加
熱炉10の出口10b側に配置されており、定寸
装置3の当接部30に当接した熱間状態の棒材W
を所定の長さの軸部W1に切断するものである。
切断装置4は、固定刃40と可動刃41とをも
つ。可動刃41はモータにより作動するクランク
機構により作動される。
さて本実施例を特色づける振動打撃部5は、誘
導加熱炉10の出口10b側に配置されている切
断機4の近傍に配置されており、棒材Wから切断
された軸部W1の外周面に振動打撃を加えるもの
である。第3図に示すように本実施例では振動打
撃部5は、ピストンロツド50をもつエアシリン
ダ装置51と、エアシリンダ装置51のピストン
ロツド50をこれの長さ方向へ高速度で前進作動
および後退作動を繰返すエア制御部52とで形成
されている。本実施例では、エアシリンダ装置5
1のピストンロツド50は、ストローク30mmで、
0.2〜0.5秒ごとに1回往復作動するように設定さ
れている。第3図に示すように、スペースの関係
で、エアシリンダ装置51は、ピストンロツド5
0の先端部50aが誘導加熱炉10の出口10b
側に向くように、傾斜して配置されている。ここ
で、前記した光電管センサ60が棒材Wの後方の
端面W3が誘導加熱炉10の入口10aに挿入さ
れたことを検知してから、所定時間後(端面W3
が誘導加熱炉10の出口10bから出てくる時
刻)にエアシリンダ装置51が作動するように、
タイマが設定されている。
さて、本実施例の熱間鍛造素材の切出し装置の
使用方法について、その作用と共に説明する。ま
ず、棒材供給装置2の搬送ローラ21に断面円形
の棒材Wをセツトする。棒材Wの長さLは6m程
度であり、棒材Wの材質は特殊鋼である。
上記のように搬送ローラ21に棒材Wをセツト
すると、棒材Wは搬送ローラ21により棒材Wの
長さ方向にそつて20〜60mm/Sの走行速度で搬送
される。そして、棒材Wは搬送ローラ11に移
り、搬送ローラ11により誘導加熱炉10内を20
〜60mm/Sの走行速度で走行する。このとき誘導
加熱炉10のコイルに電流が流れているので、棒
材Wに誘導電流が生じ、誘導電流によるジユール
熱で棒材Wは誘導加熱され1200℃前後の高温度に
昇温される。
そして、1200℃前後に昇温された高温状態の棒
材Wは、搬送ローラ11により定寸装置3側に搬
送され、その結果、棒材Wの長さ方向の先端面W
2は定寸装置3の当接部30に当接する。当接し
た直後、切断機4の可動刃41が作動して可動刃
41と固定刃40とで棒材Wは所定の寸法l(400
mm)の軸部W1にプレス切断される。プレス切断
された軸部W1は通常自然落下し、シユート65
を滑つて搬送コンベヤ66に載せられ、搬送コン
ベヤ66で鍛造プレス装置67側に搬送され、更
に軸部W1は鍛造プレス装置67の荒地鍛造型6
8で熱間状態で荒地鍛造されて荒地鍛造シヤフト
となり、さらに荒地鍛造シヤフトは仕上げ鍛造型
で1100〜1200℃程度の温度で仕上げ鍛造され、機
械加工後、クランクシヤフトとなる。
本実施例では棒材Wから切出した軸部W1のう
ち、最後方の軸部W1の後部側つまり後方の端面
W3側は切断しないものである。
ところで、次に搬送されている棒材W′の先端
面W2′と、棒材Wから切出した軸部W1のうち
最後方の軸部W1の後方端面W3とが、従来と同
様に、圧着して接合されてしまうことがある。こ
の点、本実施例では最後の軸部W1が定寸装置3
の当接部30に当接する前に、あたかも削岩棒機
のごとく振動打撃部5が作動し、振動打撃部5の
ピストンロツド50が最後の軸部W1の外周部に
0.2〜0.5秒間隔ごとの高速度で振動打撃を加え
る。
そのため、万一、棒材Wの最後方の軸部W1の
後方端面W3と次の棒材W′の先端面W2′とが圧
着する現象が生じた場合であつても、振動打撃部
5が最後の軸部W1に振動打撃を作用させるの
で、振動打撃により、最後の軸部W1の後方端面
W3と次の棒材W′の先端端面W2′とを分離させ
ることができ、その結果、棒材Wの最後方の軸部
W1を確実にシユート65に落下させることがで
きる。
しかして、棒材Wの後方の端面W3が誘導加熱
炉10の入口10aに挿入し終えた時刻を光電管
センサ60により検知すれば、棒材Wの後方の端
面W3が何秒後に誘導加熱炉10の出口10bか
ら出現するかは、搬送ローラ11の搬送速度から
容易に算出される。
そこで本実施例では、光電管センサ60により
棒材Wの後方の端面W3が誘導加熱炉10の入口
10aに挿入し終えたことを検知する。検知した
ら図略の前記タイマーを作動させ、所定秒後に振
動打撃部5のエア制御部52を作動させ、ピスト
ンロツド50の前進作動及び後退作動を高速度で
繰り返すのである。すると、振動打撃部5により
振動打撃された軸部W1は確実に落下する。
ところで、切断した軸部W1に、エアシリンダ
装置51のピストンロツド50のストロークSよ
りもストロークの長い打撃を作用させることも考
えられる。この場合、打撃ストロークが長いの
で、搬送ローラ11により搬送されている軸部W
1に「てこの力」が作用する等して軸部W1の
端、あるいは次に搬送されている後方の棒材
W′が浮き上る等し、軸部W1の搬送に支障をき
たす不具合の発生が考えられる。この点本実施例
では、ストロークSが非常に短い振動打撃を軸部
W1に作用させるので、上記した不具合はない。
[他の実施例] 上記した実施例では、振動打撃部5を形成する
エアシリンダ装置51は、その先端が誘導加熱炉
10側に傾いているが、これに限らず、第4図に
示すように振動打撃部5を形成するエアシリンダ
装置51は、ピストンロツド50の先端部50a
が誘導加熱炉10から遠ざかるように傾いていて
配置されていてもよい。この場合には、第4図に
示す矢印P方向に振動打撃が作用するので、矢印
P方向へ向く振動打撃により軸部W1が定寸装置
3側へ寄せられる。そのため軸部W1の後方端面
W3を次の棒材W′の先端面W2′から分離させる
のに有利である。あるいは第5図に示すように、
振動打撃部5を形成するエアシリンダ装置51
は、ピストンロツド50の先端部50aが垂直状
に配置されていてもよい。
また、上記した実施例では軸部W1からクラク
シヤフトを熱間鍛造する場合に適用したものであ
るが、これに限らず他の部品例えばコンロツドを
熱間鍛造かる場合であつてもよいことは勿論であ
る。
[考案の効果] 本考案の熱間鍛造素材の切出し装置によれば、
軸部の端面が圧着現象により自然落下しない場合
でも、圧着している軸部に振動打撃部が高速度で
振動打撃を加える。そのため、圧着している軸部
の端面を分離させることができ、軸部を確実に落
下させることかできる。
更に本考案の熱間鍛造素材の切出し装置によれ
ば、ストロークの短い振動打撃を高速度で軸部に
作用させるので、ストロークが長い場合に比較し
て軸部の搬送、棒材の搬送を良好に成し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は熱間鍛造素材の切出し装置の全体を示
す側面図、第2図は棒材の切出し部分を示す側面
図である。第3図は要部の側面図である。第4図
および第5図は他の実施例を示し、要部の側面図
である。 図中、1は棒材走行加熱装置、10は誘導加熱
炉(加熱炉)、11は搬送ローラ(搬送部)、2は
棒材供給装置、3は定寸装置、30は当接部、4
は切断機、5は振動打撃部、50はピストンロツ
ド、51はエアシリンダ装置を夫々示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 棒材を所定速度で前記棒材の長さ方向に走行さ
    せる搬送部と走行する前記棒材を熱間鍛造に適す
    る温度に加熱する加熱炉とをもつ棒材走行加熱装
    置と、 前記加熱炉の入口側よりも後方に配置され前記
    棒材走行加熱装置の前記搬送部よりも速い速度で
    前記棒材を走行させて前記搬送部に前記棒材を供
    給する棒材供給装置と、 前記加熱炉の出口より先方に配置され前記加熱
    炉で加熱された熱間状態の前記棒材の長さ方向の
    先端面が当接する当接部をもつ定寸装置と、 前記定寸装置の前記当接部に当接して停止した
    熱間状態の前記棒材を前記先端面から所定の長さ
    の軸部に切断する切断機と、 前記切断機の近傍に配置され前記棒材から所定
    の長さに切断された熱間状態の前記軸部のうち少
    なくとも最後方の軸部に振動打撃を加える振動打
    撃部とで構成されていることを特徴とする熱間鍛
    造素材の切出し装置。
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