JPH0544116Y2 - - Google Patents

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JPH0544116Y2
JPH0544116Y2 JP1988151677U JP15167788U JPH0544116Y2 JP H0544116 Y2 JPH0544116 Y2 JP H0544116Y2 JP 1988151677 U JP1988151677 U JP 1988151677U JP 15167788 U JP15167788 U JP 15167788U JP H0544116 Y2 JPH0544116 Y2 JP H0544116Y2
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porous layer
vent hole
mold
fine
molding surface
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は成形型のベントホール構造に関する。
(従来の技術) 真空成形用の金型においては、真空引きのため
に成形面に開口せしめた直径0.3〜0.5mm程度のベ
ントホールが設けられている。しかして、かかる
真空成形において、その成形型の成形面にエンボ
ス模様を刻設しておき、このエンボス模様を真空
成形したシートに転写せしめるようにしたものは
一般に知られている。例えば、特開昭60−220729
号公報には、シートを真空成形型の成形面に装着
してベントホールからの真空引きを行なうことに
より、上記シートの真空成形を行なうとともに、
上記真空引きの状態のまま上記シートを加熱する
ことにより、シートに対する上記エンボス模様の
転写性の向上を図るようにしたものが記載されて
いる。また、上記真空成形に限らず、例えば、ブ
ロー成形型等においてもエア抜用のベントホール
が設けられている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述のような成形型に設けられてい
るベントホールは、それが成形面に開口している
ことから、成形品に目視できるベントホール跡が
残るという問題があり、特に上記エンボス模様を
転写せしめる場合には、このベントホール跡が成
形品の外観を著しく損なうことになる。これに対
して、ベントホールの位置を成形品の目立たない
場所を成形する部分に開口せしめることが考えら
れるが、実際にはベントホール位置の制約により
成形性が悪くなる場合があつて難しい。
(課題を解決するための手段) 本考案は、このような課題に対して、ベントホ
ールを多孔質体で形成するとともに、この多孔質
体の成形面側を硬質の微細多孔質層で構成し、そ
の背部を荒多孔質層で構成することにより、通気
性を損なうことなく且つベントホール部の耐久性
を高くしながら、成形品にベントホール跡が残ら
ないようにしようとするものである。
すなわち、本考案に係る成形型のベントホール
構造は、成形型の成形面に開口せしめた貫通孔に
通気性の多孔質体が埋設されていて、この多孔質
体は上記成形面と面一に設けらた硬質の微粒子よ
りなる微細多孔質層と、この微細多孔質層の背部
に設けられた荒粒子よりなる荒多孔質層との2層
によつて構成され、且つ上記微細多孔質層は荒多
孔質層よりも薄く形成されていることを特徴とす
る。
(作用) 上記ベントホール構造においては、成形面側が
微細多孔質層で形成されているため、実際にエア
が抜ける孔が微細なものなつており、成形品には
所謂ベントホール跡は残らない。また、上記微細
多孔質層は硬質であり、且つ荒多孔質層が上記微
細多孔質層をバツクアツプすることになるから、
ベントホール部の耐久性が得られる。また、微細
多孔質層は、荒多孔質層に比べて通気抵抗が高く
なるが、上記荒多孔質層によるバツクアツプによ
つて微細多孔質層を薄くすることができるため、
ベントホール部の通気性を確保することが容易に
なる。さらに、上記微細多孔質層の表面には、成
形面と同様のしぼ(エンボス)を形成することが
できるため、成形品にはベントホール部でもエン
ボスを転写することが可能となる。
(考案の効果) 従つて、本考案によれば、ベントホール部を硬
質の微細多孔質層と荒多孔質層とで形成し且つ微
細多孔質層を荒多孔質層よりも薄く形成したか
ら、成形品にベントホール跡が残ることを防止す
ることができるとともに、通気性を損なうことな
く、ベントホール部の耐久性を高くすることがで
き、さらには、ベントホール部でしぼの転写を行
なうことも可能になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
〈実施例 1〉 第1図に示す真空成形型(金型)1において、
2は成形面、3はベントホール、4はベントホー
ル3に接続したエア抜き管であり、成形面2にシ
ート5を載置して、ベントホール3からエア抜き
を行なうことにより、シート5を真空成型するよ
うになつている。
上記ベントホール3の構造は第2図に示されて
いる。すなわち、同図において、6は成形型1に
形成されて成形面2に開口せしめた貫通孔であ
り、この貫通孔6は成形面2側に大径部6aを備
え、他端部に上記エア抜き管4のジヨイント4a
が接続されている。上記大径部6aには、多孔質
体がブツシユ7を介して嵌め込まれている。そし
て、この多孔質体は、上記成形面2と面一にした
微細多孔質層8と、この微細多孔質層8の背部に
設けた荒多孔質層9とを積層して構成されてい
る。
上記微細多孔質層8は、粒径2〜10μの硬質の
微粒子で構成されているもので、厚さは10〜90μ
であり、本例においては、硬質金属の溶射によつ
て形成した。この硬質金属は13Cr鋼であり、得
られた微細多孔質層8の硬度は40〜43Rcである。
溶射は、線径1.6mmの13Cr鋼のワイヤを用い、ア
ーク溶射ガンにより微粒化のためのエア圧力を高
めて行なつた。
一方、上記荒多孔質層9は、粒径0.2〜0.3mmの
荒粒子で構成されているもので、上記微細多孔質
層8をバツクアツプできるように比較的厚く(5
〜20mm程度に)形成されている。本例において
は、線径1.6mmの亜鉛合金ワイヤを用い、アーク
溶射ガンによる溶射によつて荒多孔質層9を形成
した。その硬度は13Rhである。
また、この荒多孔質層9はその背面に凹部9a
が形成されて成形型1の外に臨む表面積が広くさ
れている。
従つて、上記ベントホール構造においては、成
形型1の内部に臨む面が微細多孔質層8で形成さ
れているため、実際にエアが抜ける孔は微細なも
のになつており、成形品には所謂ベントホール跡
は残らない。また、上記微細多孔質層8は硬質で
あり、且つ荒多孔質層9が上記微細多孔質層8を
バツクアツプすることになるから、ベントホール
部の耐久性が得られる。
また、微細多孔質層8は、荒多孔質層9に比べ
て密になつているため、通気抵抗が高くなるが、
上記荒多孔質層9によるバツクアツプによつて微
細多孔質層8を薄くしているから、ベントホール
部の通気性に支障はない。しかも、上記荒多孔質
層9は凹部9aの形成により、成形型1の外に臨
む表面積が広くされているから、この荒多孔質層
9での通気性が高くなつており、真空成形時のエ
ア抜き性は良好である。
〈実施例 2〉 本例は第3図に示されており、成形型11の成
形面12にしぼ用の凹凸模様が付けられる場合の
ものである。
すなわち、上記成形型11は樹脂製であり、ベ
ントホール13においては、貫通孔16に微細多
孔質層18と荒多孔質層19とからなる多孔質体
が設けられており、成形面12と面一にした上記
微細多孔質層18の表面に成形面12と同様の凹
凸模様が付けられている。
上記成形型11はマスターモデルから樹脂によ
り直接製作し、ベントホール用の貫通孔16に実
施例1と同様の金属溶射による微細多孔質層18
と荒多孔質層19とからなる多孔質体を形成する
ことができる。なお、図中、14は実施例1と同
様のエア抜き管であり、そのジヨイント14aが
上記貫通孔16に接続されている。また、荒多孔
質層19には実施例1と同様の凹部19aが形成
されている。
従つて、本例の場合、微細多孔質層18の表面
に凹凸模様を付けたから、成形品に対してはベン
トホール部でも成形型11の成形面と同様のしぼ
の転写を行なうことができる。
なお、鋳造で成形型を製作する場合は、先に高
融点金属の溶射によつて上記多孔質体を製作して
おき、この多孔質体と低融点金属の溶湯で鋳ぐる
むことにより、成形型とベントホールとを一体に
製作することができる。
また、上記各実施例では金属粉末の溶射によつ
て多孔質体を形成したが、金属粉末やセラミツク
粉末を焼結することによつて形成するようにして
もよい。
また、本考案が真空成形以外の例えばブロー成
形用など他の成形型にも適用できることはもちろ
んである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は実施例
1の成形型の断面図、第2図は同例のベントホー
ル部の断面図、第3図は実施例2のベントホール
部の断面図である。 1,11……成形型、2,12……成形面、
3,13……ベントホール、4,14……エア抜
き管、5……シート、6,16……貫通孔、8,
18……微細多孔質層、9,19……荒多孔質
層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 成形型の成形面に開口せしめた貫通孔に通気性
    の多孔質体が埋設されていて、この多孔質体は上
    記成形面と面一に設けられた硬質の微粒子よりな
    る微細多孔質層と、この微細多孔質層の背部に設
    けられた荒粒子よりなる荒多孔質層との2層によ
    つて構成され、且つ上記微細多孔質層は荒多孔質
    層よりも薄く形成されていることを特徴とする成
    形型のベントホール構造。
JP1988151677U 1988-11-21 1988-11-21 Expired - Lifetime JPH0544116Y2 (ja)

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JP1988151677U JPH0544116Y2 (ja) 1988-11-21 1988-11-21

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JPH0271615U JPH0271615U (ja) 1990-05-31
JPH0544116Y2 true JPH0544116Y2 (ja) 1993-11-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5417974A (en) * 1977-07-11 1979-02-09 Pioneer Electronic Corp Method of forming thin or thick material like vibration board for sound converter
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