JPH0544449B2 - - Google Patents
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- JPH0544449B2 JPH0544449B2 JP59268437A JP26843784A JPH0544449B2 JP H0544449 B2 JPH0544449 B2 JP H0544449B2 JP 59268437 A JP59268437 A JP 59268437A JP 26843784 A JP26843784 A JP 26843784A JP H0544449 B2 JPH0544449 B2 JP H0544449B2
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- chloroform
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はジクロロシクロプロパンカルボン酸類
の新規な製造法に関し、該ジクロロシクロプロパ
ンカルボン酸類は殺虫剤の中間体として有用な化
合物である。 〔従来の技術〕 後記式〔〕のジクロロシクロプロパンカルボ
ン酸誘導体を製造する方法は特公昭55−21011に
示されている。即ち特公昭55−21011の方法は後
記式〔〕の4−エトキシフエニル酢酸エステル
を塩基触媒の存在下、蓚酢ジエチルと縮合させ
て、後記式〔〕の化合物、そして後記式〔〕
の4−エトキシフエニルオキザロアセテートを生
成させる。式〔〕の化合物をアルカリ性条件
下、ホルムアルデヒドと反応させて4−エトキシ
フエニルヒドロキシメチルアセテートとし、該化
合物を脱水させて、後記式〔〕の化合物とす
る。式〔〕の化合物をジクロロカルベンと反応
させた後、加水分解することにより式〔〕の化
合物を製造できる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来のジクロロシクロプロパンカルボン酸類の
製造方法は、いずれも良く知られた化学反応を巧
みに組合せたものであるが、一般に工程も長く、
操作も複雑であり必ずしも工業的に有利でない。
従つて、工業的に有利で且つ安全な方法の開発が
望まれている。本発明は、これらの欠点を持たな
い工業的に有利な方法即ち反応条件が穏やかであ
り、且つ反応及び後処理が簡単である上に、反応
工程数が少ない方法を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、ジクロロシクロプロパンカルボ
ン酸類の工業的に有利な製造法を鋭意研究した結
果、次の(A)あるいは(B)の方法により、式 (式中、Xは水素原子;低級アルキル基;低級ア
ルコキシ基;ベンジルオキシ基;ハロゲン原子又
は低級アルキル基、低級アルコキシ基、若しくは
ハロゲン原子で置換されていてもよいフエノキシ
基を示す)で示されるジクロロシクロプロパンカ
ルボン酸類を好収率で得ることを見出した。 (A):式 (式中、Xは水素原子;低級アルキル基;低級ア
ルコキシ基;ベンジルオキシ基;ハロゲン原子又
は低級アルキル基、低級アルコキシ基若しくはハ
ロゲン原子で置換されていてもよいフエノキシ基
を示す)で示される化合物とクロロホルムを塩基
水溶液及び相間移動触媒の存在下に反応させ、式
の新規な製造法に関し、該ジクロロシクロプロパ
ンカルボン酸類は殺虫剤の中間体として有用な化
合物である。 〔従来の技術〕 後記式〔〕のジクロロシクロプロパンカルボ
ン酸誘導体を製造する方法は特公昭55−21011に
示されている。即ち特公昭55−21011の方法は後
記式〔〕の4−エトキシフエニル酢酸エステル
を塩基触媒の存在下、蓚酢ジエチルと縮合させ
て、後記式〔〕の化合物、そして後記式〔〕
の4−エトキシフエニルオキザロアセテートを生
成させる。式〔〕の化合物をアルカリ性条件
下、ホルムアルデヒドと反応させて4−エトキシ
フエニルヒドロキシメチルアセテートとし、該化
合物を脱水させて、後記式〔〕の化合物とす
る。式〔〕の化合物をジクロロカルベンと反応
させた後、加水分解することにより式〔〕の化
合物を製造できる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 従来のジクロロシクロプロパンカルボン酸類の
製造方法は、いずれも良く知られた化学反応を巧
みに組合せたものであるが、一般に工程も長く、
操作も複雑であり必ずしも工業的に有利でない。
従つて、工業的に有利で且つ安全な方法の開発が
望まれている。本発明は、これらの欠点を持たな
い工業的に有利な方法即ち反応条件が穏やかであ
り、且つ反応及び後処理が簡単である上に、反応
工程数が少ない方法を提供するものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者らは、ジクロロシクロプロパンカルボ
ン酸類の工業的に有利な製造法を鋭意研究した結
果、次の(A)あるいは(B)の方法により、式 (式中、Xは水素原子;低級アルキル基;低級ア
ルコキシ基;ベンジルオキシ基;ハロゲン原子又
は低級アルキル基、低級アルコキシ基、若しくは
ハロゲン原子で置換されていてもよいフエノキシ
基を示す)で示されるジクロロシクロプロパンカ
ルボン酸類を好収率で得ることを見出した。 (A):式 (式中、Xは水素原子;低級アルキル基;低級ア
ルコキシ基;ベンジルオキシ基;ハロゲン原子又
は低級アルキル基、低級アルコキシ基若しくはハ
ロゲン原子で置換されていてもよいフエノキシ基
を示す)で示される化合物とクロロホルムを塩基
水溶液及び相間移動触媒の存在下に反応させ、式
(式中、Xは式(1)に同じである)
で示される化合物の混合物を得、次いで該混合物
を、 塩基水溶液と相間移動触媒の存在下、クロロ
ホルムと反応させるか または 塩基水溶液、相間移動触媒及びアルコールの
存在下、クロロホルムと反応させて得られた式
(4)の化合物と、式(4)の化合物とアルコールから
のエステルの混合物を加水分解させるか することを特徴とする式(4)で示されるジクロロシ
クロプロパンカルボン酸類を製造する方法。 (B):式 (式中、Xは水素原子:低級アルキル基;低級ア
ルコキシ基;ベンジルオキシ基;ハロゲン原子又
は低級アルキル基、低級アルコキシ基若しくはハ
ロゲン原子で置換されていてもよいフエノキシ基
を示す)で示される化合物とクロロホルムを塩基
水溶液及び相間移動触媒の存在下に反応させ、式 (式中、Xは式(1)に同じである) で示される化合物の混合物を得、次いで該混合物
をアルキル化剤と反応させて、式(2)、(3)及び(4)の
混合物のアルキルエステルの混合物を得、該エス
テル混合物を 塩基水溶液及び相間移動触媒の存在下にクロ
ロホルムと反応させるか または 脱水反応を行わせることにより式(3)の化合物
のエステルを、式(2)の化合物のエステルに変換
した後、塩基水溶液及び相間移動触媒の存在下
にクロロホルムと反応させるか して得られた式(4)の化合物のエステルを加水分解
させることを特徴とする式(4)で示されるジクロロ
シクロプロパンカルボン酸類を製造する方法。 以下、本発明を詳細に説明する。 (A)のの方法は以下のように実施する。先ず式
(1)の化合物と、これに対し好ましくは2〜10倍モ
ルのクロロホルムとを、式(1)の化合物に対し、
0.7〜3倍モルの相間移動触媒、好ましくは5〜
20倍モルの塩基水溶液の存在下に好ましくは−10
〜50℃で反応させ収率90%以上で式(2)、(3)及び(4)
の化合物の混合物を製造することができる。上記
の反応後、反応液を静置すると有機層と水層と無
機塩層に分かれるが該混合物は、大部分が式(2)、
(3)及び(4)の化合物と相間移動触媒との塩の形で有
機層に存在する。次いでこの有機層は水層及び無
機塩層と分離又は分離せずに次の反応に供するこ
とができる。即ち分離した有機層に、あるいは上
記の反応後の有機層と水層と無機塩層との混合物
中に、式(1)の化合物に対し、好ましくは5〜10倍
モルのクロロホルム、好ましくは10〜50倍モルの
塩基水溶液の存在下に、好ましくは−10〜50℃で
反応させることにより、式(4)で示される化合物を
好収率で得ることができる。 (A)のの方法は以下のように実施する。即ち(A)
のの方法で得た有機層と水層と無機塩層との混
合物中に、あるいは分離した有機層に、式(1)の化
合物に対し、好ましくは5〜10倍モルのクロロホ
ルム、好ましくは10〜50倍モルの塩基水溶液、好
ましくは1.5〜3倍モルのアルコールの存在下に、
−10〜50℃で反応させることにより、式(4)の化合
物と式(4)の化合物とアルコールからのエステルと
の混合物を得ることができる。次いで該混合物を
公知の方法、例えば水酸化ナトリウム水酸化カリ
ウムなどの水酸化アルカリ又は塩酸、硫酸などの
酸と水および/又はメタノールなどのアルコール
の存在下、室温乃至100℃で加熱して加水分解す
ることにより、式(4)の化合物を好収率で得ること
ができる。アルコールの作用は生成物の安定化に
役立つているものと思われる。 次に(B)のの方法は以下のように実施する。即
ち(A)のの方法で得た有機層と水層と無機塩層と
の混合物から有機層を分離し、該有機層に、式(1)
の化合物に対して好ましくは1〜3倍モルのアル
キル化剤の存在下に、好ましくは0〜90℃で反応
させることにより、式(2)、(3)及び(4)の化合物のア
ルキルエステルの混合物を定量的に得ることがで
きる。あるいは上記該有機層を、塩酸、硫酸など
で酸性に、ジクロロメタン、クロロホルムなどの
有機溶媒で抽出し、式(2)、(3)及び(4)の混合物を
得、該混合物を上記のようにアルキル化剤を用い
てエステル化し、式(2)、(3)及び(4)の化合物のアル
キルエステルの混合物を得ることができる。式
(2)、(3)及び(4)の化合物のアルキルエステルの混合
物に対し、好ましくは2〜10倍モルのクロロホル
ム、好ましくは2〜20倍モルの塩基水溶液、触媒
量の相間移動触媒の存在下に、好ましくは20〜70
℃で反応させることにより、式(4)のアルキルエス
テルを得ることができる。次いで該アルキルエス
テルを公知の方法、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムなどの水酸化アルカリ又は塩酸、硫
酸などの酸と水および/又はメタノールなどのア
ルコールの存在下室温乃至100℃で加熱して加水
分解することにより、式(4)の化合物を好収率で得
ることができる。 (B)のの方法は以下のように実施する。(B)の
の方法で得た式(2)、(3)及び(4)の化合物をアルキル
エステルの混合物を、式(1)の化合物に対して、好
ましくは0.05〜0.5倍モルの芳香族又は脂肪族ス
ルホン酸と、好ましくは40〜150℃で加熱、還流
脱水することにより式(2)及び(4)の混合物のアルキ
ルエステルの混合物を好収率で得ることができ
る。該アルキルエステルの混合物を、該混合物に
対して好ましくは2〜10倍モルのクロロホルム、
好ましくは2〜20倍モルの塩基水溶性、触媒量の
相間移動触媒の存在下に、好ましくは20〜70℃で
反応させることにより、式(4)のアルキルエステル
を得ることができる。次いで、該アルキルエステ
ルを公知の方法、例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどの水酸化アルカリ又は塩酸、硫酸
などの酸と水および/又はメタノールなどのアル
コールの存在下、室温乃至100℃で加熱分解する
ことにより、式(4)の化合物を好収率で得ることが
できる。 次に本発明で用いる塩基の水溶液としては、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水
溶液が挙げられる。 本発明で用いる相間移動触媒としては、ベンジ
ルトリエチルアンモニウムクロライド、ベンジル
トリエチルアンモニウムブロマイド、ベンジルト
リメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリ
メチルアンモニウムブロマイド、ベンジルトリエ
チルアンモニウムサルフエート、テトラブチルア
ンモニウムブロマイド、ベンジルトリエチルアン
モニウムメチルサルフエト、トリオクチルメチル
アンモニウムクロライド、ベンジルトリブチルア
ンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウ
ムクロライドなどが挙げられる。 本発明で用いるアルコールとしては、メタノー
ル、エタノール、プロピルアルコール、ブチルア
ルコールなどが挙げられる。特に好ましいものは
メタノール、エタノールである。 本発明で用いるアルキル化剤としては、ベンジ
ルクロライド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸など
が挙げられる。 本発明で用いる脱水剤としては、4−トルエン
スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホ
ン酸などが挙げられる。特に好ましいものは4−
トルエンスルホン酸である。 本発明で“低級”とは炭素数が1〜6ケのもの
を意味し、ハロゲン原子とはクロロ原子、臭素原
子、フツ素原子又はヨウ素原子を意味する。 また、本発明の式(4)の化合物の原料である式(1)
の化合物としては、例えば、4−エトキシアセト
フエノン、4−メトキシアセトフエノン、4−ブ
トキシアセトフエノン、3−フエノキシアセトフ
エノン、3−(4′−クロロフエノキシ)アセトフ
エノン、3−(4′−エトキシフエノキシ)アセト
フエノン、4−イソプロピルアセトフエノン、4
−クロロアセトフエノン、4−イソブチルアセト
フエノン、4−ヘキシルアセトフエノン、4−ベ
ンジロキシアセトフエノンなどが挙げられる。 〔発明の効果〕 本発明の方法により、殺虫剤の中間体として有
用なジクロロシクロプロパンカルボン酸類が工業
的に安価で収率よく製造することが可能である。 〔実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明は、この実施例によつて限定されるものでは
ない。 実施例 1 クロロホルム318g、4−エトキシアセトフエ
ノン168g、水100g、ベンジルトリエチルアンモ
ニウムクロライド250gとを反応器に入れ、撹拌
溶解させる、内温を10℃〜15℃に保ちながら水酸
化カリウム924gを水1023gに溶解させた水溶液
を10時間かけて滴下する。滴下後同温度で2時間
反応させる。さらに、同温度でクロロホルム1075
gを加える。ここに水酸化ナトリウム2013gに水
2013gに溶解した水溶液を10時間かけて滴下す
る。滴下後同温度で2時間反応させたのちジクロ
ロメタン800gと水1500gを加え静置分液して有
機層を分採する。分採した有機層を塩酸で酸性に
したのち水洗し減圧濃縮する。得られた固形物質
を70%メタノール水80gから再結晶する。その後
50%メタノール水200gで洗浄して乾燥すると白
色結晶が132g得られる。このものは式 で示され、トルエンから再結晶したものは下記の
物性を有する。 融 点 141〜142℃ 分子式 C12H12O3Cl2として 元素分析測定値 C52.37% H4.11% Cl25.48% 元素分析理論値 C52.38% H4.40% Cl25.77% 上記結晶132gは定量分析の結果純度93.1%で
あつた。 実施例 2 クロロホルム318g、4−エトキシアセトフエ
ノン168g、水100g、ベンジルアルコール1.5g、
ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド250
gとを反応器に入れ撹拌溶解させる。内温を−5
℃〜5℃に保ちながら水酸化カリウム924gを水
1023gに溶解させて水溶液を10時間かけて滴下す
る。滴下後同温度で2時間反応させる。ここで撹
拌がスムーズでなくなるのでジクロロメタン300
gを加え静置分液して有機層を分採する。分採し
た有機層にクロロホルム645g、メチルアルコー
ル57.6gを加え内温を−5℃〜5℃に保ちながら
ここに水酸化ナトリウム813gを水813gに溶解し
た水溶液を10時間かけて滴下する。滴下後同温度
で2時間反応させたのち水400gを加え静置分液
して有機層を分採する。有機層を25%塩酸水200
gで洗浄しベンジルトリエチルアンモニウムクロ
ライドを除去する。有機層にメチルアルコール50
c.c.を加える。ここに水酸化ナトリウム77gを水
170gに溶解させた水溶液を徐々に加え60℃〜70
℃で2時間反応させる。冷却後塩酸水で酸性にし
たのちトルエンで抽出する。有機層を水洗したの
ち減圧濃縮して得られた固形物を70%メタノール
水90gから再結晶する。その後50%メタノール水
150gで洗浄して乾燥すると目的とする実施例1
と同じ化合物の白色結晶が165g得られる。この
ものの一部をさらにトルエンから再結晶したもの
の物性は実施例1と同じであつた。結晶165gは
定量分析の結果純度96.5%であつた。 実施例 3 クロロホルム310g、4−エトキシアセトフエ
ノン164g、水100g、ベンジルアルコール1.5g、
ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド250
gを反応器に入れ撹拌、溶解させる。内温を0〜
5℃に保ちながら48%水酸化カリウム水溶液1637
gを8時間かけて滴下する滴下後同温度でさらに
2時間反応させる。生成した塩化カリウムを別
し、液を静置し有機層を分取する。分取した有
機層にクロロホルム645g、メタノール57.6gを
加え、内温を0〜5℃に保ちながら48%水酸化ナ
トリウム水溶液1500gを10時間かけて滴下する。
滴下後同温度でさらに2時間反応させた後、水
400gを加え静置し有機層を分取する。分取した
有機層を20%塩酸水400gで洗浄しベンジルトリ
エチルアンモニウムクロライドを除去する。有機
層に20%水酸化ナトリウム水溶液450g、テトラ
ブチルアンモニウムブロマイド10gを加え70〜80
℃で2時間撹拌する。冷却後塩酸水で酸性にした
後、トルエンで抽出する。有機層を水洗した後、
減圧濃縮して得られた固形物を70%メタノール水
から再結晶する。目的とする実施例1と同じ化合
物の白色結晶175gが得られ、定量分析の結果、
純度97.8%であつた。 実施例 4 ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド
334g、水84g、ベンジルアルコール1.5gを反応
器に入れ、撹拌、溶解させる。内温を−5〜0℃
に保ちながら、57%水酸化カリウム水溶液837g
及び4−エトキシアセトフエノン164gをクロロ
ホルム275gに溶解した液をそれぞれ同時に5時
間かけて滴下する。滴下後同温度で2時間反応さ
せる。生成した塩化カリウムを別し、液を静
置、分液し、有機層を分取する。塩化カリウムを
ジクロロメタン300gで洗浄し、洗液を先の有機
層に合一する。洗液を合わせた有機層に25%塩酸
水400gで洗浄し、ベンジルトリメチルアンモニ
ウムクロライドを除去する。分取した有機層を反
応器に移し、テトラブチルアンモニウムブロマイ
ド6g、ジメチル硫酸190gを加え、内温を35〜
40℃に保ちながら、48%水酸化ナトリウム水溶液
133gを1時間かけて滴下する。滴下後、同温度
で2時間反応させる。反応液に水300gを加え、
有機層を分取する。さらに有機層を希塩酸及び水
で洗浄する。有機層を反応器に移し、ベンジルト
リエチルアンモニウムクロライド9g、クロロホ
ルム320gを加え、内温を40〜45℃に保ちながら、
48%水酸化ナトリウム480gを2時間かけて滴下
する。滴下後同温度で2時間反応させる。反応液
に水300gを加え、静置し有機層を分取する。有
機層を希塩酸及び水で洗浄し、有機溶媒を追い出
した後、減圧蒸留し、目的とする実施例1の化合
物のメチルエステル213gを得た。このメチルエ
ステルを実施例3と同様の方法で加水分解し、塩
酸水で酸性にし、過、水洗、乾燥し目的とする
実施例1と同じ化合物の白色結晶202gを得た。
定量分析の結果、純度98.4%であつた。 実施例 5 ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド
250g、水100gを反応器に入れ、撹拌、溶解させ
る。内温を5〜10℃に保ちながら55%水酸化カリ
ウム水溶液1020g及び4−エトキシアセトフエノ
ン164gをクロロホルム358gに溶解した液を、そ
れぞれ同時に6時間かけて滴下する。滴下後同温
度で2時間反応させる。生成した塩化カリウムを
別し、液を静置、分液し、有機層を分取す
る。塩化カリウムをクロロホルム300gで洗浄し、
洗液を先の有機層に合一する。洗液を合せた有機
層を反応器に移し炭酸カリウム20gを加え、内温
30〜35℃に保ちながら、ジメチル硫酸177gを1
時間かけて滴下する。滴下後同温度で1時間反応
させた後、水500gで洗浄し、有機層を分取する。
さらに有機層を25%塩酸水400gで洗浄し、有機
層を分取する。分取した有機層を反応器に移し、
4−トルエンスルホン酸16gを加え30分間還流脱
水を行う。反応終了後、水300gを加え静置し有
機層を分取する。分取した有機層を反応器に移
し、テトラブチルアンモニウムブロマイド15g、
クロロホルム360gを加え、内温を40〜45℃に保
ちながら、48%水酸化ナトリウム水溶液480gを
2時間かけて滴下する。滴下後、同温度で2時間
反応させる。反応液に、水300gを加え静置、分
液し、有機層を分取する。有機層を希塩酸及び水
で洗浄し、有機溶媒を追い出した後減圧蒸留し、
目的とする実施例1と同じ化合物のメチルエステ
ル224gを得た。このメチルエステルを、実施例
3と同様の方法で加水分解し、塩酸水で酸性に
し、過、水洗、乾燥し、目的とする実施例1と
同じ化合物の白色結晶213gを得た。定量分析の
結果、純度97.8%であつた。 実施例 6 実施例2で用いた水酸化カリウム924gを水酸
化ナトリウム593gに変え、このものを水655gに
溶解させ、同様に反応させて処理すると白色結晶
は118g得られる。このものを定量分析した結果、
目的とする実施例2と同じ化合物が94.6%含有さ
れていた。 実施例 7 実施例2の最初の反応温度−5〜5℃を15〜20
℃に変え、同様に反応させて処理すると実施例2
と同じ化合物の白色結晶137gが得られた。定量
分析の結果、純度は95.1%であつた。 実施例 8 実施例4で用いたベンジルトリメチルアンモニ
ウムクロライド334gの代りに、ベンジルトリメ
チルアンモニウムクロライド279g及びベンジル
トリエチルアンモニウムクロライド23gを用い
て、同様に反応させ処理すると197gの実施例4
と同じ化合物白色結果を得た。純度分析の結果
98.5%であつた。 実施例 9 実施例5で用いた水100gの代りに、ジクロル
メタン80g及び水105gを用いて同様に反応させ
処理すると211g実施例5と同じ化合物の白色結
晶を得た。純度分析の結果、98.0%であつた。 実施例 10 実施例5で用いたベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロライド250gの代りに、ベンジルトリエ
チルアンモニウムモノメチル硫酸334gを用いて、
同様に反応させ処理すると194g実施例5と同じ
化合物の白色結晶を得た。純度分析の結果97.4%
であつた。 実施例 11 実施例5で用いたジメチル硫酸177gの代りに
ベンジルクロライド177gを用い65〜70℃で反応
させた後、以下実施例5と同様に反応させ処理し
有機溶媒を追い出すと目的とする実施例5と同じ
化合物のベンジルエステルの粗製品を得た。この
粗製のベンジルエステルを実施例3と同様に加水
分解し、70%メタノール水から再結晶すると目的
とする実施例5と同じ化合物の白色結晶206gを
得た。純度分析の結果98.9%であつた。 このほか、下記第1表の化合物を実施例1〜11
の条件で合成した。
を、 塩基水溶液と相間移動触媒の存在下、クロロ
ホルムと反応させるか または 塩基水溶液、相間移動触媒及びアルコールの
存在下、クロロホルムと反応させて得られた式
(4)の化合物と、式(4)の化合物とアルコールから
のエステルの混合物を加水分解させるか することを特徴とする式(4)で示されるジクロロシ
クロプロパンカルボン酸類を製造する方法。 (B):式 (式中、Xは水素原子:低級アルキル基;低級ア
ルコキシ基;ベンジルオキシ基;ハロゲン原子又
は低級アルキル基、低級アルコキシ基若しくはハ
ロゲン原子で置換されていてもよいフエノキシ基
を示す)で示される化合物とクロロホルムを塩基
水溶液及び相間移動触媒の存在下に反応させ、式 (式中、Xは式(1)に同じである) で示される化合物の混合物を得、次いで該混合物
をアルキル化剤と反応させて、式(2)、(3)及び(4)の
混合物のアルキルエステルの混合物を得、該エス
テル混合物を 塩基水溶液及び相間移動触媒の存在下にクロ
ロホルムと反応させるか または 脱水反応を行わせることにより式(3)の化合物
のエステルを、式(2)の化合物のエステルに変換
した後、塩基水溶液及び相間移動触媒の存在下
にクロロホルムと反応させるか して得られた式(4)の化合物のエステルを加水分解
させることを特徴とする式(4)で示されるジクロロ
シクロプロパンカルボン酸類を製造する方法。 以下、本発明を詳細に説明する。 (A)のの方法は以下のように実施する。先ず式
(1)の化合物と、これに対し好ましくは2〜10倍モ
ルのクロロホルムとを、式(1)の化合物に対し、
0.7〜3倍モルの相間移動触媒、好ましくは5〜
20倍モルの塩基水溶液の存在下に好ましくは−10
〜50℃で反応させ収率90%以上で式(2)、(3)及び(4)
の化合物の混合物を製造することができる。上記
の反応後、反応液を静置すると有機層と水層と無
機塩層に分かれるが該混合物は、大部分が式(2)、
(3)及び(4)の化合物と相間移動触媒との塩の形で有
機層に存在する。次いでこの有機層は水層及び無
機塩層と分離又は分離せずに次の反応に供するこ
とができる。即ち分離した有機層に、あるいは上
記の反応後の有機層と水層と無機塩層との混合物
中に、式(1)の化合物に対し、好ましくは5〜10倍
モルのクロロホルム、好ましくは10〜50倍モルの
塩基水溶液の存在下に、好ましくは−10〜50℃で
反応させることにより、式(4)で示される化合物を
好収率で得ることができる。 (A)のの方法は以下のように実施する。即ち(A)
のの方法で得た有機層と水層と無機塩層との混
合物中に、あるいは分離した有機層に、式(1)の化
合物に対し、好ましくは5〜10倍モルのクロロホ
ルム、好ましくは10〜50倍モルの塩基水溶液、好
ましくは1.5〜3倍モルのアルコールの存在下に、
−10〜50℃で反応させることにより、式(4)の化合
物と式(4)の化合物とアルコールからのエステルと
の混合物を得ることができる。次いで該混合物を
公知の方法、例えば水酸化ナトリウム水酸化カリ
ウムなどの水酸化アルカリ又は塩酸、硫酸などの
酸と水および/又はメタノールなどのアルコール
の存在下、室温乃至100℃で加熱して加水分解す
ることにより、式(4)の化合物を好収率で得ること
ができる。アルコールの作用は生成物の安定化に
役立つているものと思われる。 次に(B)のの方法は以下のように実施する。即
ち(A)のの方法で得た有機層と水層と無機塩層と
の混合物から有機層を分離し、該有機層に、式(1)
の化合物に対して好ましくは1〜3倍モルのアル
キル化剤の存在下に、好ましくは0〜90℃で反応
させることにより、式(2)、(3)及び(4)の化合物のア
ルキルエステルの混合物を定量的に得ることがで
きる。あるいは上記該有機層を、塩酸、硫酸など
で酸性に、ジクロロメタン、クロロホルムなどの
有機溶媒で抽出し、式(2)、(3)及び(4)の混合物を
得、該混合物を上記のようにアルキル化剤を用い
てエステル化し、式(2)、(3)及び(4)の化合物のアル
キルエステルの混合物を得ることができる。式
(2)、(3)及び(4)の化合物のアルキルエステルの混合
物に対し、好ましくは2〜10倍モルのクロロホル
ム、好ましくは2〜20倍モルの塩基水溶液、触媒
量の相間移動触媒の存在下に、好ましくは20〜70
℃で反応させることにより、式(4)のアルキルエス
テルを得ることができる。次いで該アルキルエス
テルを公知の方法、例えば水酸化ナトリウム、水
酸化カリウムなどの水酸化アルカリ又は塩酸、硫
酸などの酸と水および/又はメタノールなどのア
ルコールの存在下室温乃至100℃で加熱して加水
分解することにより、式(4)の化合物を好収率で得
ることができる。 (B)のの方法は以下のように実施する。(B)の
の方法で得た式(2)、(3)及び(4)の化合物をアルキル
エステルの混合物を、式(1)の化合物に対して、好
ましくは0.05〜0.5倍モルの芳香族又は脂肪族ス
ルホン酸と、好ましくは40〜150℃で加熱、還流
脱水することにより式(2)及び(4)の混合物のアルキ
ルエステルの混合物を好収率で得ることができ
る。該アルキルエステルの混合物を、該混合物に
対して好ましくは2〜10倍モルのクロロホルム、
好ましくは2〜20倍モルの塩基水溶性、触媒量の
相間移動触媒の存在下に、好ましくは20〜70℃で
反応させることにより、式(4)のアルキルエステル
を得ることができる。次いで、該アルキルエステ
ルを公知の方法、例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどの水酸化アルカリ又は塩酸、硫酸
などの酸と水および/又はメタノールなどのアル
コールの存在下、室温乃至100℃で加熱分解する
ことにより、式(4)の化合物を好収率で得ることが
できる。 次に本発明で用いる塩基の水溶液としては、例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの水
溶液が挙げられる。 本発明で用いる相間移動触媒としては、ベンジ
ルトリエチルアンモニウムクロライド、ベンジル
トリエチルアンモニウムブロマイド、ベンジルト
リメチルアンモニウムクロライド、ベンジルトリ
メチルアンモニウムブロマイド、ベンジルトリエ
チルアンモニウムサルフエート、テトラブチルア
ンモニウムブロマイド、ベンジルトリエチルアン
モニウムメチルサルフエト、トリオクチルメチル
アンモニウムクロライド、ベンジルトリブチルア
ンモニウムクロライド、テトラメチルアンモニウ
ムクロライドなどが挙げられる。 本発明で用いるアルコールとしては、メタノー
ル、エタノール、プロピルアルコール、ブチルア
ルコールなどが挙げられる。特に好ましいものは
メタノール、エタノールである。 本発明で用いるアルキル化剤としては、ベンジ
ルクロライド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸など
が挙げられる。 本発明で用いる脱水剤としては、4−トルエン
スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、メタンスルホ
ン酸などが挙げられる。特に好ましいものは4−
トルエンスルホン酸である。 本発明で“低級”とは炭素数が1〜6ケのもの
を意味し、ハロゲン原子とはクロロ原子、臭素原
子、フツ素原子又はヨウ素原子を意味する。 また、本発明の式(4)の化合物の原料である式(1)
の化合物としては、例えば、4−エトキシアセト
フエノン、4−メトキシアセトフエノン、4−ブ
トキシアセトフエノン、3−フエノキシアセトフ
エノン、3−(4′−クロロフエノキシ)アセトフ
エノン、3−(4′−エトキシフエノキシ)アセト
フエノン、4−イソプロピルアセトフエノン、4
−クロロアセトフエノン、4−イソブチルアセト
フエノン、4−ヘキシルアセトフエノン、4−ベ
ンジロキシアセトフエノンなどが挙げられる。 〔発明の効果〕 本発明の方法により、殺虫剤の中間体として有
用なジクロロシクロプロパンカルボン酸類が工業
的に安価で収率よく製造することが可能である。 〔実施例〕 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明は、この実施例によつて限定されるものでは
ない。 実施例 1 クロロホルム318g、4−エトキシアセトフエ
ノン168g、水100g、ベンジルトリエチルアンモ
ニウムクロライド250gとを反応器に入れ、撹拌
溶解させる、内温を10℃〜15℃に保ちながら水酸
化カリウム924gを水1023gに溶解させた水溶液
を10時間かけて滴下する。滴下後同温度で2時間
反応させる。さらに、同温度でクロロホルム1075
gを加える。ここに水酸化ナトリウム2013gに水
2013gに溶解した水溶液を10時間かけて滴下す
る。滴下後同温度で2時間反応させたのちジクロ
ロメタン800gと水1500gを加え静置分液して有
機層を分採する。分採した有機層を塩酸で酸性に
したのち水洗し減圧濃縮する。得られた固形物質
を70%メタノール水80gから再結晶する。その後
50%メタノール水200gで洗浄して乾燥すると白
色結晶が132g得られる。このものは式 で示され、トルエンから再結晶したものは下記の
物性を有する。 融 点 141〜142℃ 分子式 C12H12O3Cl2として 元素分析測定値 C52.37% H4.11% Cl25.48% 元素分析理論値 C52.38% H4.40% Cl25.77% 上記結晶132gは定量分析の結果純度93.1%で
あつた。 実施例 2 クロロホルム318g、4−エトキシアセトフエ
ノン168g、水100g、ベンジルアルコール1.5g、
ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド250
gとを反応器に入れ撹拌溶解させる。内温を−5
℃〜5℃に保ちながら水酸化カリウム924gを水
1023gに溶解させて水溶液を10時間かけて滴下す
る。滴下後同温度で2時間反応させる。ここで撹
拌がスムーズでなくなるのでジクロロメタン300
gを加え静置分液して有機層を分採する。分採し
た有機層にクロロホルム645g、メチルアルコー
ル57.6gを加え内温を−5℃〜5℃に保ちながら
ここに水酸化ナトリウム813gを水813gに溶解し
た水溶液を10時間かけて滴下する。滴下後同温度
で2時間反応させたのち水400gを加え静置分液
して有機層を分採する。有機層を25%塩酸水200
gで洗浄しベンジルトリエチルアンモニウムクロ
ライドを除去する。有機層にメチルアルコール50
c.c.を加える。ここに水酸化ナトリウム77gを水
170gに溶解させた水溶液を徐々に加え60℃〜70
℃で2時間反応させる。冷却後塩酸水で酸性にし
たのちトルエンで抽出する。有機層を水洗したの
ち減圧濃縮して得られた固形物を70%メタノール
水90gから再結晶する。その後50%メタノール水
150gで洗浄して乾燥すると目的とする実施例1
と同じ化合物の白色結晶が165g得られる。この
ものの一部をさらにトルエンから再結晶したもの
の物性は実施例1と同じであつた。結晶165gは
定量分析の結果純度96.5%であつた。 実施例 3 クロロホルム310g、4−エトキシアセトフエ
ノン164g、水100g、ベンジルアルコール1.5g、
ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド250
gを反応器に入れ撹拌、溶解させる。内温を0〜
5℃に保ちながら48%水酸化カリウム水溶液1637
gを8時間かけて滴下する滴下後同温度でさらに
2時間反応させる。生成した塩化カリウムを別
し、液を静置し有機層を分取する。分取した有
機層にクロロホルム645g、メタノール57.6gを
加え、内温を0〜5℃に保ちながら48%水酸化ナ
トリウム水溶液1500gを10時間かけて滴下する。
滴下後同温度でさらに2時間反応させた後、水
400gを加え静置し有機層を分取する。分取した
有機層を20%塩酸水400gで洗浄しベンジルトリ
エチルアンモニウムクロライドを除去する。有機
層に20%水酸化ナトリウム水溶液450g、テトラ
ブチルアンモニウムブロマイド10gを加え70〜80
℃で2時間撹拌する。冷却後塩酸水で酸性にした
後、トルエンで抽出する。有機層を水洗した後、
減圧濃縮して得られた固形物を70%メタノール水
から再結晶する。目的とする実施例1と同じ化合
物の白色結晶175gが得られ、定量分析の結果、
純度97.8%であつた。 実施例 4 ベンジルトリメチルアンモニウムクロライド
334g、水84g、ベンジルアルコール1.5gを反応
器に入れ、撹拌、溶解させる。内温を−5〜0℃
に保ちながら、57%水酸化カリウム水溶液837g
及び4−エトキシアセトフエノン164gをクロロ
ホルム275gに溶解した液をそれぞれ同時に5時
間かけて滴下する。滴下後同温度で2時間反応さ
せる。生成した塩化カリウムを別し、液を静
置、分液し、有機層を分取する。塩化カリウムを
ジクロロメタン300gで洗浄し、洗液を先の有機
層に合一する。洗液を合わせた有機層に25%塩酸
水400gで洗浄し、ベンジルトリメチルアンモニ
ウムクロライドを除去する。分取した有機層を反
応器に移し、テトラブチルアンモニウムブロマイ
ド6g、ジメチル硫酸190gを加え、内温を35〜
40℃に保ちながら、48%水酸化ナトリウム水溶液
133gを1時間かけて滴下する。滴下後、同温度
で2時間反応させる。反応液に水300gを加え、
有機層を分取する。さらに有機層を希塩酸及び水
で洗浄する。有機層を反応器に移し、ベンジルト
リエチルアンモニウムクロライド9g、クロロホ
ルム320gを加え、内温を40〜45℃に保ちながら、
48%水酸化ナトリウム480gを2時間かけて滴下
する。滴下後同温度で2時間反応させる。反応液
に水300gを加え、静置し有機層を分取する。有
機層を希塩酸及び水で洗浄し、有機溶媒を追い出
した後、減圧蒸留し、目的とする実施例1の化合
物のメチルエステル213gを得た。このメチルエ
ステルを実施例3と同様の方法で加水分解し、塩
酸水で酸性にし、過、水洗、乾燥し目的とする
実施例1と同じ化合物の白色結晶202gを得た。
定量分析の結果、純度98.4%であつた。 実施例 5 ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド
250g、水100gを反応器に入れ、撹拌、溶解させ
る。内温を5〜10℃に保ちながら55%水酸化カリ
ウム水溶液1020g及び4−エトキシアセトフエノ
ン164gをクロロホルム358gに溶解した液を、そ
れぞれ同時に6時間かけて滴下する。滴下後同温
度で2時間反応させる。生成した塩化カリウムを
別し、液を静置、分液し、有機層を分取す
る。塩化カリウムをクロロホルム300gで洗浄し、
洗液を先の有機層に合一する。洗液を合せた有機
層を反応器に移し炭酸カリウム20gを加え、内温
30〜35℃に保ちながら、ジメチル硫酸177gを1
時間かけて滴下する。滴下後同温度で1時間反応
させた後、水500gで洗浄し、有機層を分取する。
さらに有機層を25%塩酸水400gで洗浄し、有機
層を分取する。分取した有機層を反応器に移し、
4−トルエンスルホン酸16gを加え30分間還流脱
水を行う。反応終了後、水300gを加え静置し有
機層を分取する。分取した有機層を反応器に移
し、テトラブチルアンモニウムブロマイド15g、
クロロホルム360gを加え、内温を40〜45℃に保
ちながら、48%水酸化ナトリウム水溶液480gを
2時間かけて滴下する。滴下後、同温度で2時間
反応させる。反応液に、水300gを加え静置、分
液し、有機層を分取する。有機層を希塩酸及び水
で洗浄し、有機溶媒を追い出した後減圧蒸留し、
目的とする実施例1と同じ化合物のメチルエステ
ル224gを得た。このメチルエステルを、実施例
3と同様の方法で加水分解し、塩酸水で酸性に
し、過、水洗、乾燥し、目的とする実施例1と
同じ化合物の白色結晶213gを得た。定量分析の
結果、純度97.8%であつた。 実施例 6 実施例2で用いた水酸化カリウム924gを水酸
化ナトリウム593gに変え、このものを水655gに
溶解させ、同様に反応させて処理すると白色結晶
は118g得られる。このものを定量分析した結果、
目的とする実施例2と同じ化合物が94.6%含有さ
れていた。 実施例 7 実施例2の最初の反応温度−5〜5℃を15〜20
℃に変え、同様に反応させて処理すると実施例2
と同じ化合物の白色結晶137gが得られた。定量
分析の結果、純度は95.1%であつた。 実施例 8 実施例4で用いたベンジルトリメチルアンモニ
ウムクロライド334gの代りに、ベンジルトリメ
チルアンモニウムクロライド279g及びベンジル
トリエチルアンモニウムクロライド23gを用い
て、同様に反応させ処理すると197gの実施例4
と同じ化合物白色結果を得た。純度分析の結果
98.5%であつた。 実施例 9 実施例5で用いた水100gの代りに、ジクロル
メタン80g及び水105gを用いて同様に反応させ
処理すると211g実施例5と同じ化合物の白色結
晶を得た。純度分析の結果、98.0%であつた。 実施例 10 実施例5で用いたベンジルトリエチルアンモニ
ウムクロライド250gの代りに、ベンジルトリエ
チルアンモニウムモノメチル硫酸334gを用いて、
同様に反応させ処理すると194g実施例5と同じ
化合物の白色結晶を得た。純度分析の結果97.4%
であつた。 実施例 11 実施例5で用いたジメチル硫酸177gの代りに
ベンジルクロライド177gを用い65〜70℃で反応
させた後、以下実施例5と同様に反応させ処理し
有機溶媒を追い出すと目的とする実施例5と同じ
化合物のベンジルエステルの粗製品を得た。この
粗製のベンジルエステルを実施例3と同様に加水
分解し、70%メタノール水から再結晶すると目的
とする実施例5と同じ化合物の白色結晶206gを
得た。純度分析の結果98.9%であつた。 このほか、下記第1表の化合物を実施例1〜11
の条件で合成した。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 (式中、Xは水素原子:低級アルキル基;低級ア
ルコキシ基;ベンジルオキシ基;ハロゲン原子又
は低級アルキル基、低級アルコキシ基若しくはハ
ロゲン原子で置換されていてもよいフエノキシ基
を示す)で示される化合物とクロロホルムを塩基
水溶液及び相間移動触媒の存在下に反応させ、式 (式中、Xは式(1)に同じである) で示される化合物の混合物を得、次いで該混合物
を、 塩基水溶液と相間移動触媒の存在下、クロロ
ホルムと反応させるか または 塩基水溶液、相間移動触媒及びアルコールの
存在下、クロロホルムと反応させて得られた式
(4)の化合物と、式(4)の化合物とアルコールから
のエステルの混合物を加水分解させるか することを特徴とする式(4)で示されるジクロロシ
クロプロパンカルボン酸類の製造法。 2 式(1)の化合物に対し5〜20倍モルの塩基、
0.7〜3倍モルの相間移動触媒の存在下、式(1)の
化合物に対し2〜10倍モルのクロロホルムと−10
〜50℃で反応させて式(2)、(3)および(4)で示される
化合物の混合物を得、次いで該混合物を 式(1)の化合物に対して10〜50倍モルの塩基、
0.7〜3倍モルの相間移動触媒の存在下、式(1)
の化合物に対し5〜10倍モルのクロロホルムと
−10〜50℃で反応させるか または 式(1)の化合物に対し10〜50倍モルの塩基、
0.7〜3倍モルの相間移動触媒および1.5〜3倍
モルのアルコールの存在下、式(1)の化合物に対
し5〜10倍モルのクロロホルムと−10〜50℃で
反応させて得られた式(4)の化合物と、式(4)の化
合物とアルコールからのエステルの混合物を加
水分解させるか することを特徴とする特許請求の範囲第1項のジ
クロロシクロカルボン酸類の製造法。 3 式 (式中、Xは水素原子:低級アルキル基;低級ア
ルコキシ基;ベンジルオキシ基;ハロゲン原子又
は低級アルキル基、低級アルコキシ基若しくはハ
ロゲン原子で置換されていてもよいフエノキシ基
を示す) で示される化合物とクロロホルムを塩基水溶液及
び相間移動触媒の存在下に反応させ、式 (式中、Xは式(1)に同じである) で示される化合物の混合物を得、次いで該混合物
をアルキル化剤と反応させて、式(2)、(3)及び(4)の
混合物のアルキルエステルの混合物を得、該エス
テル混合物を 塩基水溶液及び相間移動触媒の存在下にクロ
ロホルムと反応させるか または 脱水反応を行わせることにより式(3)の化合物
のエステルを、式(2)の化合物のエステルに変換
した後、塩基水溶液及び相間移動触媒の存在下
にクロロホルムと反応させるか して得られた式(4)の化合物のエステルを加水分解
させることを特徴とする式(4)で示されるジクロロ
シクロプロパンカルボン酸類の製造法。 4 式(1)の化合物に対し5〜20倍モルの塩基、
0.7〜3倍モルの相間移動触媒の存在下、式(1)の
化合物に対し2〜10倍モルのクロロホルムと−10
〜50℃で反応させて式(2)、(3)、および(4)で示され
る化合物を得、ついで該混合物をアルキル化剤と
反応させて式(2)、(3)及び(4)で示される化合物のア
ルキルエステルの混合物を得、次いで該アルキル
エステルの混合物を 式(1)の化合物に対し2〜20倍モルの塩基の水
溶液、触媒量の相間移動触媒の存在下、2〜10
倍モルのクロロホルムと20〜70℃で反応させる
か または 脱水反応を行わせることにより、式(3)の化合
物のエステルを式(2)の化合物のエステルに変換
させたのち、式(1)の化合物に対し2〜20倍モル
の塩基の水溶液、触媒量の相間移動触媒の存在
下、式(1)の化合物に対し2〜10倍モルのクロロ
ホルムと20〜70℃で反応させる かして得られた式(4)の化合物のエステルを加水分
解することを特徴とする特許請求の範囲第3項の
ジクロロシクロカルボン酸の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59268437A JPS61148138A (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 | ジクロロシクロプロパンカルボン酸類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59268437A JPS61148138A (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 | ジクロロシクロプロパンカルボン酸類の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61148138A JPS61148138A (ja) | 1986-07-05 |
| JPH0544449B2 true JPH0544449B2 (ja) | 1993-07-06 |
Family
ID=17458479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59268437A Granted JPS61148138A (ja) | 1984-12-21 | 1984-12-21 | ジクロロシクロプロパンカルボン酸類の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61148138A (ja) |
-
1984
- 1984-12-21 JP JP59268437A patent/JPS61148138A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61148138A (ja) | 1986-07-05 |
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