JPH0544657A - ベ−ンポンプの押しのけ容積制御方法 - Google Patents

ベ−ンポンプの押しのけ容積制御方法

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JPH0544657A
JPH0544657A JP23112691A JP23112691A JPH0544657A JP H0544657 A JPH0544657 A JP H0544657A JP 23112691 A JP23112691 A JP 23112691A JP 23112691 A JP23112691 A JP 23112691A JP H0544657 A JPH0544657 A JP H0544657A
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JP
Japan
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displacement
rotor
vane
cam ring
displacement volume
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JP23112691A
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English (en)
Inventor
Isamu Shimosako
勇 下迫
Mitsuhiro Iwasa
光浩 岩佐
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Sanwa Seiki Ltd
Original Assignee
Sanwa Seiki Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C14/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations
    • F04C14/18Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber
    • F04C14/22Control of, monitoring of, or safety arrangements for, machines, pumps or pumping installations characterised by varying the volume of the working chamber by changing the eccentricity between cooperating members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車等に使用のベ−ンポンプの低温始動時
におけるポンプ作動の確実化にある。 【構成】 上記ベ−ンポンプにおいて、その始動開始時
におけるその押しのけ容積が、その最大押しのけ容積以
下であって且つそのポンプ作用によって吐出する圧油が
所定の油圧を発生するに足る最小の押しのけ容積以上の
値に設定され、その吐出する圧油発生後に、その押しの
け容積が、その後に必要な吐出圧油の油圧形成に要求さ
れる大きさに制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に積載される
油圧源としてのベ−ンポンプの押しのけ容積制御方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来における可変容積型のベ−
ンポンプであって、側板を取り外した状態の側断面図を
示したものである。図4において、自動車のエンジンに
よって駆動されているロ−タ1Bには、その周方向へ等
分割した各位置に、径方向へ溝1aを削設し、その各溝
1aにはそれぞれベ−ン1bが径方向への摺動を可能に
挿入し、その各ベ−ン1bにおける先端は、カムリング
1Aにおけるカム面1cに接触しながら案内され、カム
リング1A、ロ−タ1Bおよびそれぞれのベ−ン1bに
よって押しのけ室1gを形成する構成となっている。ベ
−ンポンプ1の吐出ポ−ト(図示せず)からは吐出管路
4aが連通し、その主管路4bは、例えば変速機の変速
制御用に使用の油圧制御回路に接続している。また、吐
出管路4aは弁機構4および管路4cを介して、ロ−タ
1Bの側面に削設のリング状溝1dに連通し、溝1d
は、ロ−タ1Bにおける各溝1aの底に形成の室1eに
連通している。
【0003】カムリング1Aにおける図4の両側には、
アクチュエ−タ5および6を配設している。アクチュエ
−タ5の構成は、シリンダ5aにピストン5bを摺動可
能に嵌合し、スプリング5cは、カムリング1Aを図示
の左方へ附勢する方向に設けている。アクチュエ−タ6
も同様に、シリンダ6aにピストン6bを摺動可能に嵌
合し、スプリング6cは、カムリング1Aを図示の右方
へ附勢する方向に設けている。
【0004】以上の従来における図4の作用を下記に説
明する。図4におけるカムリング1Aの位置は、ロ−タ
1Bがエンジンによって始動される前の状態を示してい
る。すなわち、スプリング5cの附勢力はスプリング6
cの附勢力に比し、十分に大きな附勢力になっている。
したがって、ベ−ンポンプ1の作動前の状態は、スプリ
ング5cの附勢力によって、カムリング1Aが最左端に
移行させられて、ベ−ンポンプ1の押しのけ容積は最大
になっている。
【0005】この状態から、ロ−タ1Bがエンジンによ
って駆動されると、ロ−タ1Bが反時計まわり方向に回
転する。この回転による遠心力によって各ベ−ン1b
は、それら各先端がカム面1cに当接しながら、各ベ−
ン1bもロ−タ1Bと共に反時計回り方向に回転する。
その結果、押しのけ室1gは、図示のロ−タ1Bの中心
より上側において膨張行程を行い、この膨張行程におい
て、図示していない吸入ポ−トから作動油を吸入する。
また、その図示のロ−タ1Bの中心より下側において、
押しのけ室1Bは圧縮行程を行い、この圧縮行程におい
て図示していない吐出ポ−トから吐出管路4aに圧油を
吐出する。
【0006】この吐出された圧油は弁機構4、管路4c
および溝1dを介して各室1eに導入し、その導入した
圧油はその各室1eにおいて各ベ−ン1bをカム面1c
側へ確実に押圧するようになっている。また、吐出管路
4aに吐出した圧油は主管路4bを介して変速機におけ
る油圧制御回路の制御に使用される。この場合、主管路
4bの油圧は通常一定の油圧レベルに圧力制御して使用
している。しかし、自動車における走行速度の変化ある
いは変速機の変速によって、エンジンの回転速度は変化
するから、ロ−タ1Bもそのエンジン回転速度の変化と
共に変化する。
【0007】又、ここで吐出管路4aに吐出する圧油の
吐出量はロ−タ1Bの回転速度とベ−ンポンプ1の押し
のけ容積との積になっている。このようなことより、主
管路4bに要求する作動油圧はエンジンのアイドリング
回転速度においてもその油圧を維持するように、そのエ
ンジンアイドリング時にベ−ンポンプ1の押しのけ容積
を図4の図示の最大のままにしておき、エンジンの回転
速度が上昇してその吐出圧油量が多すぎてくると、その
押しのけ容積を減少させてゆき、エンジンの使用動力が
無駄に使用されないようにしている。
【0008】すなわち、従来における図4のベ−ンポン
プ1においては、常に、吐出管路4aに要求される吐出
圧油が必要十分な流量となるように、ベ−ンポンプ1の
押しのけ容積を制御している。その押しのけ容積の制御
は、図4の最大押しのけ容積の状態から、その押しのけ
容積を小さくしてゆく場合、アクチュエ−タ6の押しの
け室6dへ圧油を圧送し、アクチュエ−タ5における押
しのけ室5dを図示していないリザ−バに開放すれば、
そのことによってピストン6bがカムリング1Aを図示
の右方に移行させてベ−ンポンプ1の押しのけ容積を小
さくしてゆく。逆に、その押しのけ容積の小さくなって
いる状態からその押しのけ容積を大きくしてゆく場合
は、アクチュエ−タ5の押しのけ室5dへ圧油を圧送
し、アクチュエ−タ6における押しのけ室6dを図示し
ていないリザ−バに開放すれば、そのことによってピス
トン5bがカムリング1Aを図示の左方に移行させてベ
−ンポンプ1の押しのけ容積を大きくしてゆくようにな
っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来にお
けるベ−ンポンプ1の作用において、寒冷地あるいは冬
期等のベ−ンポンプ1に使用の作動油が低温状態にある
場合、下記のような問題が生ずる。このように作動油が
低温状態にある場合、ロ−タ1Bを始動させてもそのエ
ンジン回転速度が低いと、吐出管路4aに作動油圧の生
じないことがある。それは、ロ−タ1Bにおける溝1a
とベ−ン1bの間の摺動隙間に介在する潤滑油(作動
油)の粘性抵抗が高くなっているため、ベ−ン1bが溝
1a内に入り込んだ1fの状態から、その回転遠心力に
よって1b位置へ飛び出してゆこうとしても、飛び出し
きれない場合があることを示している。本発明は、この
ような作動油の低温状態において、その始動回転速度を
高くしなくとも、吐出管路4aへ容易に圧油を吐出可能
にするベ−ンポンプの押しのけ容積制御方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に使用のベ−ンポ
ンプは、ロ−タ(1B)の周方向へ等分割したそれぞれ
の位置であって、その各位置の径方向にそれぞれ削設し
た溝(1a)に、それぞれベ−ン(1b)を挿入し、そ
れら各ベ−ンの先端はカムリング(1A)におけるカム
面(1c)に案内され、前記ロ−タ、前記各ベ−ンおよ
び前記カム面によってそれぞれ押しのけ室を形成させた
構成となっている。すなわち、そのカムリングに対して
偏心したそのロ−タが回転することによってその押しの
け室が膨張行程と圧縮行程を繰り返すポンプ作用を行う
ものである。また、このベ−ンポンプには、そのポンプ
作用によって吐出した圧油の一部が前記各溝における前
記各ベ−ンの底側に導入し、そのカムリングにおいて、
前記ロ−タの回転軸に対する垂直方向両側に設けた一方
のアクチュエ−タ(3)と他方のアクチュエ−タ(2)
とによって、そのカムリングをその垂直方向ヘ移行可能
にしている。すなわち、その移行が前記押しのけ室の押
しのけ容積を可変にしている。
【0011】このような従来におけるベ−ンポンプのそ
の押しのけ容積の制御において、そのロ−タの始動開始
時におけるその押しのけ容積は、その最大押しのけ容積
以下であって且つ前記ポンプ作用によって吐出する圧油
が所定の油圧を発生するに足る最小の押しのけ容積以上
の値に設定され、その吐出する圧油発生後に、その押し
のけ容積が、その後に必要な吐出圧油の油圧形成に要求
される大きさに制御されることを特徴としている。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の実施に必要なベ−ンポンプ
を側断面図によって示したものである。図1において、
アクチュエ−タ3は図4におけるアクチュエ−タ6の構
成と同じである。アクチュエ−タ2は、シリンダ2aに
軸方向への摺動を可能にピストン2bが嵌合し、補助ピ
ストン2dは壁2c部分へ摺動可能に嵌合し、スプリン
グ2eは、補助ピストン2dに固設したスナップリング
2fが壁2cに当接するまで、補助ピストン2dを図示
の左方に附勢するように装着し、スプリング2eの附勢
力はスプリング3eの附勢力に比し十分に大きな値とな
っている。
【0013】また、ベ−ンポンプ本体1におけるカムリ
ング1Aに内設している部分の構成も、図4における構
成と同じである。ここで、上記のように、アクチュエ−
タ2におけるスプリング2eがスプリング3eの附勢力
よりも十分に大きな値となっていても、その附勢力はス
ナップリング2fが壁2cの位置に規制されて、その附
勢力は補助ピストン2dを図1の図示位置以上左方へ移
行しえないようになっている。したがって、押しのけ室
3fとポ−ト2gが共に図示していないリザ−バに開放
しているロ−タ1Bの始動前においては、スプリング2
eが、スプリング3eの附勢力に抗して、補助ピストン
2dおよびピストン2bを介してカムリング1Aを左方
に移行させる最大の位置が、図示の位置になる関係にな
っている。また、図1と図4における同一符号の構成は
同一部材を示している。
【0014】以上の本発明における実施例において、以
下その作用を説明する。ポ−ト2gおよび押しのけ室3
fが共に、図示していないリザ−バに開放している場
合、上記のように、スプリング3eの附勢力と、十分に
大きな附勢力ではあるがスナップリング2fによってそ
の動きを限定的に規制されているスプリング2eとによ
って、両アクチュエ−タ2および3は、カムリング1A
を図示の位置に設定している。すなわち、この図1の状
態はロ−タ1Bが図示していないエンジンによって始動
される前の状態を示している。
【0015】図1の状態において、ロ−タ1Bが図示し
ていないエンジンによって駆動されると、図4において
説明した場合と同じに、図示していない吐出ポ−トから
吐出管路4aに圧油が吐出される。この場合、そのベ−
ンポンプの作動においては、周知のように各回転摺動部
分に隙間が存在し且つその摺動隙間からは圧油洩れが存
在する。したがって、ロ−タ1Bの回転によって吐出管
路4aに油圧が発生するためには、ベ−ンポンプから吐
出する圧油の全流量が、上記摺動隙間からの洩れ流量以
上の流量となっている必要がある。また、上述のよう
に、ベ−ンポンプから吐出する圧油の全流量は、ロ−タ
1Bの回転速度とベ−ンポンプにおける押しのけ容積と
の積となっている。
【0016】このようなことから、上記図1におけるカ
ムリング1Bのその始動前の位置は、そのように摺動隙
間からの洩れを補うに必要な最小の所定の押しのけ容積
となる位置になっている。これは、言葉を言い換えれ
ば、ベ−ンポンプの作動によって吐出管路4aに油圧が
発生しうる範囲において、その作動におけるベ−ン1b
の径方向における摺動運動の摺動距離を最小にしたカム
リング1Bの始動開始時の位置になっていることを意味
している。
【0017】このような、ロ−タ1Bの始動時におい
て、その押しのけ容積を図示の最小値としている結果、
その始動時におけるロ−タ1Bの回転によるベ−ン1b
の摺動行程は、従来における最大押しのけ容積における
場合に比較して非常に小さな行程で済むことになる。ま
た、この場合において、その始動時におけるロ−タ1B
の回転速度は従来と同じである。したがって、その回転
時におけるベ−ン1bに生じている遠心力は従来と同じ
である。このように、そのロ−タ1Bの始動時におい
て、ベ−ン1bに生じている遠心力が同じでありなが
ら、その径方向への摺動行程を従来に比し十分に小さく
しているから、その始動時において、作動油の温度が低
いことによって溝1aとベ−ン1bとの間の摺動抵抗が
大きくなっている場合であっても、ベ−ン1bは十分に
カム面1cに押圧されて作動することが可能となる。
【0018】このような、ロ−タ1Bの始動後において
エンジンの回転速度が、その車速の変化につれて増大
し、あるいはその増大後にエンジンの回転速度が低下す
ることによって、吐出管路4aにおける圧油の吐出流量
が変化してゆくときは、下記のようにカムリング1Aの
左右位置、すなわちベ−ンポンプにおける押しのけ容積
を制御する。吐出管路4aにおける吐出流量が少なくな
ってきた状態においては、ポ−ト2gに圧油を圧送し且
つ押しのけ室3fを図示していないリザ−バに開放すれ
ば、カムリング1Aが左方に移行して、ベ−ンポンプに
おける押しのけ容積が大きくなってゆく。逆に、吐出管
路4aにおける吐出流量が大きくなり過ぎてきた状態に
おいては、押しのけ室3fに圧油を圧送し且つポ−ト2
gを図示していないリザ−バに開放すれば、カムリング
1Aが右方に移行して、ベ−ンポンプにおける押しのけ
容積を小さくしてゆく。
【0019】図2は、図1に対する他の実施例である。
図2における図1との差異は、図1におけるアクチュエ
−タ2が図2においてはアクチュエ−タ12に置換して
いる点にあって、他の構成は同じである。アクチュエ−
タ12の構成は、シリンダ12aに軸方向への摺動を可
能にピストン12bが嵌合し、壁面12cにはストッパ
12dが固着している。図2の構成のベ−ンポンプの作
用は下記のとおりである。アクチュエ−タ3における押
しのけ室3fとポ−ト12gの両者が図示していないリ
ザ−バに開放しているロ−タ1Bの始動前においては、
スプリング3eの附勢力がピストン3bを介して、カム
リング1Aを右方へ移行させ、その移行は、カムリング
1Aのその移行がピストン12bをストッパ12dに当
接するまで移行させている。
【0020】その始動前におけるカムリング1Aのその
移行した位置が、図1におけるロ−タ1Aの始動前にお
ける最小の所定の押しのけ容積の状態に相当している。
また、その最小押しのけ容積におけるロ−タ1Bの始動
による吐出管路4aへの圧油吐出の作用は、図1におけ
る場合と同じである。また、そのロ−タ1Bの始動後に
おける押しのけ容積の制御は、図2の状態から更に、ベ
−ンポンプの押しのけ容積を増大させる制御において
は、ポ−ト12gに圧油を圧送し、アクチュエ−タ3に
おける押しのけ室3fを図示していないリザ−バに開放
するれば、カムリング1Aが図2の左方に移行させられ
て、その押しのけ容積が増大してゆく。また、その増大
した押しのけ容積の状態からその押しのけ容積を減少さ
せてゆく制御においては、アクチュエ−タ3における押
しのけ室3fに圧油を圧送し、アクチュエ−タ12にお
けるポ−ト12gを図示していないリザ−バに開放すれ
ば、カムリング1Aが図2の右方に戻って、その押しの
け容積が上記所定の最小押しのけ容積に向かって減少し
てゆく。
【0021】図3は、更に図1に対する他の実施例であ
る。図3の図1および2との差異は、カムリング1Aに
おける図示の右側のアクチュエ−タ22が、アクチュエ
−タ2あるいは12と異なっている点にあって、他の構
成は全て同じである。アクチュエ−タ22は、シリンダ
22aに軸方向への摺動を可能にピストン22bが嵌合
し、ピストン22bにはスプリング22cによってカム
リング1A側への附勢力が与えられている。
【0022】図3の構成におけるベ−ンポンプの作用は
下記のとおりである。アクチュエ−タ3における押しの
け室3fとアクチュエ−タ22における押しのけ室22
eの両者が図示していないリザ−バに開放しているロ−
タ1Bの始動前においては、スプリング3eの附勢力が
ピストン3bを介してカムリング1Aを右方へ移行させ
ようとし,スプリング22cの附勢力がピストン22b
を介してカムリング1Aを左方へ移行させようとしてい
る。この場合において、その両スプリング3eおよび2
2cの両附勢力の平衡によって定まるカムリング1Aの
位置が図3における位置になっている。すなわち、図3
におけるカムリング1Aの位置は、上記図1あるいは2
における場合と同じに、ロ−タ1Aの始動前における所
定の最小押しのけ容積の状態に相当している。
【0023】また、この図3の場合においても。その最
小押しのけ容積におけるロ−タ1Bの始動による吐出管
路4aへの圧油吐出の作用は、図1における場合と同じ
である。また、そのロ−タ1Bの始動後における押しの
け容積の制御は、図3の状態から更に押しのけ容積を増
大させる制御において、アクチュエ−タ22における押
しのけ室22eへ圧油を圧送し、アクチュエ−タ3にお
ける押しのけ室3fを図示していないリザ−バに開放す
ると、カムリング1Aが図3の左方に移行して、ベ−ン
ポンプの押しのけ容積が増大してゆく。また、その増大
した押しのけ容積からその押しのけ容積を減少させてゆ
く制御においては、アクチュエ−タ3における押しのけ
室3fに圧油を圧送し、アクチュエ−タ22における押
しのけ室22eを図示していないリザ−バに開放すれ
ば、カムリング1Aが図3の右方に戻って、その押しの
け容積が減少してゆくことになる。
【0024】なお、上記実施例においては、膨張行程に
あるベ−ン1fの側においても、圧縮行程にあるベ−ン
1bの側においても、共に室1eがそれぞれ共通の溝1
dに連通する構成になっている。しかし、この構成は、
押しのけ室1gが高圧となる圧縮行程側にベ−ンが位置
する場合にあっては室1eに高圧油が導かれ、押しのけ
室1gが低圧となる吸入行程側にベ−ンが位置する場合
にあっては室1eに低圧油が導かれる構成になっていて
もよい。すなわち、溝1dを円形に一巡する構成にする
のではなく、ロ−タ1Bとは別にそのロ−タ1Bの側板
へ、その圧縮行程側において室1eが回転移動によって
連通する円弧状の溝を設け、その溝に高圧油を導き、且
つその側板へ、その吸入行程側において室1eが回転移
動によって連通する他の円弧状の溝を設け、その溝に低
圧油を導くようにすればよい。なお、この円弧状溝によ
るベ−ンの押圧構成部分は公知である。
【0025】
【発明の効果】ロ−タ1Bの始動時において、ベ−ンポ
ンプにおける押しのけ容積を所定の最小値としている結
果、その始動時におけるロ−タ1Bの回転によるベ−ン
1bの径方向への摺動行程は、従来における最大押しの
け容積における場合に比較して、非常に小さな行程で済
むことになる。また、この場合において、その始動時に
おけるロ−タ1Bの回転速度は従来と同じであるから、
その回転時におけるベ−ン1bに生じている遠心力は従
来と同じである。このように、そのロ−タ1Bの始動時
において、ベ−ン1bに生じている遠心力が同じであり
ながら、その径方向への摺動行程を従来に比し十分に小
さくしているから、作動油の温度が低いことによって溝
1aとベ−ン1bとの間の摺動抵抗が大きくなっている
場合であっても、ベ−ン1bは十分にカム面1cに附勢
されて作動することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に必要とするベ−ンポンプを側断
面図によって示したものである。
【図2】本発明の実施に必要とするベ−ンポンプの他の
実施例を側断面図によって示したものである。
【図3】図2と同様に、本発明の実施に必要とするベ−
ンポンプの他の実施例を側断面図によって示したもので
ある。
【図4】従来におけるベ−ンポンプの油圧システムをシ
ステム図によって示したものである。
【符号の説明】
1 ベ−ンポンプ本体、 1A カムリング、 1B
ロ−タ、 1a 溝、1b ベ−ン、 1c カム面、
1d 溝、 1e 室、 2、3、12および22
アクチュエ−タ、 4 弁機構、 4a 吐出管路、
4b 主管路、4c 管路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロ−タ(1B)の周方向へ等分割したそ
    れぞれの位置であって、その各位置の径方向にそれぞれ
    削設した溝(1a)には、それぞれベ−ン(1b)を挿
    入し、それら各ベ−ンの先端はカムリング(1A)にお
    けるカム面(1c)に案内され、前記ロ−タ、前記各ベ
    −ンおよび前記カム面によってそれぞれ押しのけ室を形
    成させ、そのカムリングに対して偏心したそのロ−タが
    回転することによってその押しのけ室が膨張行程と圧縮
    行程を繰り返すポンプ作用を行い、そのポンプ作用によ
    って吐出した圧油の一部が前記溝における前記ベ−ンの
    底側に導入し、そのカムリングにおいて、前記ロ−タの
    回転軸に対する垂直方向両側に設けた一方のアクチュエ
    −タ(3)と他方のアクチュエ−タ(2)とによって、
    そのカムリングをその垂直方向ヘ移行可能にし、その移
    行が前記押しのけ室の押しのけ容積を可変にしている制
    御において、 そのロ−タの始動開始時におけるその押しのけ容積は、
    その最大押しのけ容積以下であって且つ前記ポンプ作用
    によって吐出する圧油が所定の油圧を発生するに足る最
    小の押しのけ容積以上の値に設定され、その吐出する圧
    油発生後に、その押しのけ容積が、その後に必要な吐出
    圧油の油圧形成に要求される大きさに制御されることを
    特徴としたベ−ンポンプの押しのけ容積制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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