JPH0544828A - 車両用自動変速装置 - Google Patents

車両用自動変速装置

Info

Publication number
JPH0544828A
JPH0544828A JP3224797A JP22479791A JPH0544828A JP H0544828 A JPH0544828 A JP H0544828A JP 3224797 A JP3224797 A JP 3224797A JP 22479791 A JP22479791 A JP 22479791A JP H0544828 A JPH0544828 A JP H0544828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
output
range
vehicle
shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3224797A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Sakurai
治 桜井
Hideki Kano
英樹 狩野
Satoshi Kobayashi
敏 小林
Yutaka Muraoka
豊 村岡
Atsumi Hoshina
敦巳 保科
Tomoo Matsumura
知郎 松村
Nobuaki Kobayashi
信章 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Japan Electronic Control Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Electronic Control Systems Co Ltd filed Critical Japan Electronic Control Systems Co Ltd
Priority to JP3224797A priority Critical patent/JPH0544828A/ja
Publication of JPH0544828A publication Critical patent/JPH0544828A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異常操作によってシフトレバーが停止レンジ
から走行レンジに切換えられたときに、自動変速機構に
加わるトルク衝撃を効果的に低減する。 【構成】 エンジン高回転時に、シフトレバーがニュー
トラルレンジ等の停止レンジからドライブレンジ等の走
行レンジに切換えられ、トルクセンサ7からの検出トル
クが第1のトルク上限値Vt1 を上回ると、コントロー
ルユニット10は、変速制御弁6に制御信号を出力し、
変速機5の変速段を1速から2速へシフトアップして、
出力軸4側に加わる出力トルクを低下させる。また、こ
のシフトアップによっても出力トルクが低下せず、第2
のトルク上限値Vt2 を上回った場合には、コントロー
ルユニット10は、変速制御弁6を介して変速機5の変
速段を2速から3速へシフトアップし、2段階による出
力トルク低下を行わしめる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車等の車両
に搭載され、シフトレバーの操作により自動変速するの
に用いて好適な車両用自動変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両に搭載されるエンジンと、
該エンジンの駆動軸と連結され、該駆動軸から入力され
たトルクを変速して出力軸に伝達する自動変速機構と、
前記車両に設けられ、該車両を走行,停止させるべく走
行レンジ,停止レンジに切換操作されるシフトレバーと
からなる車両用自動変速装置は知られている。
【0003】ここで、前記自動変速機構は、一般に、ポ
ンプ羽根車がエンジンの駆動軸と連結され、タービン羽
根車が入力軸に連結されたトルクコンバータと、該トル
クコンバータから入力軸を介して入力されたエンジント
ルク(エンジン回転数)を遊星歯車等の変速歯車によっ
て多段に変速し、出力軸に伝達する変速機と、クラッチ
作動油圧の上昇により該変速機と入力軸とを連結する変
速クラッチと、前記クラッチ作動油圧を可変に制御する
変速制御弁とから構成されている。
【0004】そして、運転者がシフトレバーを、ニュー
トラルレンジ(以下、Nレンジという)、パーキングレ
ンジ(以下、Pレンジという)等の停止レンジからドラ
イブレンジ(以下、Dレンジという)、リバースレンジ
(以下、Rレンジという)等の走行レンジへと操作する
と、クラッチ作動油を供給する油圧配管の途中に設けら
れたアキュムレータはクラッチ作動油圧を徐々に昇圧す
る。これにより、変速クラッチは衝撃を緩衝されつつ連
結し、入力軸のエンジントルクを変速歯車に伝達させ
る。そして、変速制御弁によってクラッチ作動油圧が可
変に制御されることにより、該変速歯車は入力軸から伝
達されたエンジントルクを複数段に変速し、このトルク
を出力軸と、該出力軸と車両の駆動輪との間に配設され
たプロペラシャフトに伝達し、車両は前進,後進する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるものでは、例えば運転操作に不慣れな運転
者が誤操作等によって、アクセルペダルを強く踏込んだ
まま、シフトレバーをNレンジからDレンジに切換操作
する場合があるが、この場合には、アキュムレータによ
る油圧の緩衝作用が間に合わず、クラッチ作動油圧が急
上昇して変速クラッチが連結されるから、エンジンの高
回転数が回転停止状態の出力軸側に急激に伝達される。
【0006】このため、上述した従来技術では、車両が
急発進して危険が増大するばかりか、変速機の変速歯
車、変速クラッチ、出力軸等に過大なトルク(トルク衝
撃)が加わって、これら変速歯車等の損傷を招き、耐久
性、寿命等が大幅に低下するという問題がある。また、
この異常操作時に生じる過大な変速衝撃に対処すべく、
正常操作状態で要求される強度よりも高い強度をもっ
て、変速歯車、出力軸、プロペラシャフト等の各部品を
形成しなくてはならないから、自動変速装置全体の重量
や出力軸等の慣性モーメントが大幅に増加してしまい、
車両の燃費、運動性能が大幅に低下するという問題があ
る。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、異常操作によってシフトレバーが停止レ
ンジから走行レンジに切換えられたときに、自動変速機
構に加わるトルク衝撃を効果的に低減できるようにした
車両用自動変速装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成は、車両に搭載されるエン
ジンと、該エンジンの駆動軸と連結され、該駆動軸から
入力されたトルクを変速して出力軸に伝達する自動変速
機構と、前記車両に設けられ、該車両を走行,停止させ
るべく走行レンジ,停止レンジに切換操作されるシフト
レバーとからなる車両用自動変速装置において、前記自
動変速機構の出力側に設けられ、出力トルクを検出する
トルク検出器と、前記シフトレバーが停止レンジから走
行レンジに切換えられたか否かを判定するレンジ切換判
定手段と、前記トルク検出器からの検出トルクに基づ
き、出力トルクが過大トルクであるか否かを判定するト
ルク判定手段と、前記レンジ切換判定手段が走行レンジ
に切換えられたと判定し、該トルク判定手段が過大トル
クであると判定したときに、前記自動変速機構の変速段
を切換えて、出力トルクを低下させる出力トルク低下手
段とを備えたことにある。
【0009】また、前記トルク判定手段は、前記トルク
検出器から出力された検出トルクが所定のトルク値を上
回ったときに、前記出力トルクが過大であると判定する
のが好ましい。
【0010】さらに、前記トルク判定手段は、前記トル
ク検出器から出力された検出トルクと該検出トルクを微
分して求めたトルク増分値とからなる制御領域判定マッ
プに基づき、前記出力トルクが過大であるか否かを判定
してもよい。
【0011】
【作用】上記構成により、レンジ切換判定手段が走行レ
ンジに切換えられたと判定し、かつトルク判定手段が過
大トルクであると判定すると、出力トルク低下手段は自
動変速機構の変速段を切換えて、出力トルクを低下さ
せ、過大なエンジントルクが自動変速機構に加わるのを
防止する。
【0012】また、前記トルク判定手段は、前記トルク
検出器からの検出トルクが所定のトルク値を上回ったと
きに、出力トルクが過大であると判定することができ
る。
【0013】さらに、前記トルク判定手段は、トルク検
出器から出力された検出トルクと該検出トルクを微分し
て求めたトルク増分値とからなる制御領域判定マップに
基づき、出力トルクが過大であるか否かを判定すること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図8に基
づき説明する。
【0015】まず、図1ないし図4は本発明の第1の実
施例を示している。
【0016】図において、1は車両に搭載されるエンジ
ン、2は該エンジン1の出力側に設けられた自動変速機
構を示し、該自動変速機構2は、エンジン1の駆動軸
(図示せず)と連結して設けられたトルクコンバータ3
と、該トルクコンバータ3から入力軸を介して入力され
たエンジントルクを遊星歯車等の変速歯車(いずれも図
示せず)によって多段に変速し、出力軸4に伝達する変
速機5と、該変速機5に設けられ、クラッチ作動油圧の
上昇により該変速機5と入力軸とを連結する変速クラッ
チ(図示せず)と、後述のコントロールユニット10か
らの制御信号によりクラッチ作動油圧を可変に制御する
変速制御弁6とから構成されている。そして、該自動変
速機構2は、エンジン1からトルクコンバータ3を介し
て伝達されたエンジントルクを変速機5によって多段に
変速し、この変速した回転数(トルク)を出力軸4に伝
達し、プロペラシャフト(図示せず)を回転させるもの
である。
【0017】7は出力軸4に近接して設けられたトルク
検出器としてのトルクセンサを示し、該トルクセンサ7
は例えば4コイル型の磁歪式トルクセンサから構成され
ている。そして、該トルクセンサ7は出力軸4のトルク
を検出し、これを検出トルクVtとしてコントロールユ
ニット10に出力するものである。
【0018】8は車両に搭載されたシフトレバー(図示
せず)に付設され、インヒビタスイッチ等からなるシフ
トレバーセンサを示し、該シフトレバーセンサ8は、シ
フトレバーがNレンジ,Pレンジ,Dレンジ,Rレンジ
等の各レンジのうち、いずれのレンジに切換操作されて
いるかを検出し、この検出信号をシフト位置信号として
後述のコントロールユニット10に出力するものであ
る。
【0019】9は車速センサを示し、該車速センサ9は
車両の速度を検出し、これを車速信号Vとしてコントロ
ールユニット10に出力するものである。
【0020】10はマイクロコンピュータ等から構成さ
れたコントロールユニットを示し、該コントロールユニ
ット10の記憶エリア10A内には、図2,図3に示す
トルク制御処理プログラムと、所定時間T1 、第1のト
ルク上限値Vt1 、第2のトルク上限値Vt2 、所定速
度V1 の各基準値とが記憶されている。また、該コント
ロールユニット10は、その入力側にトルクセンサ7、
シフトレバーセンサ8、車速センサ9、クランク角セン
サ(図示せず)等が接続され、出力側には変速制御弁
6、燃料噴射弁、イグニッションコイル(いずれも図示
せず)等が接続されている。ここで、前記第1のトルク
上限値Vt1 は、トルクセンサ7からの検出トルクVt
(出力軸トルク)が安全領域にあるか否かを判定するの
に用いられ、第2のトルク上限値Vt2 は、図4に示す
如く、該第1のトルク上限値Vt1よりも大きな値に設
定され(Vt1 <Vt2 )、検出トルクVtが危険領域
にあるか否かを判定するのに用いられる。
【0021】本実施例による車両用自動変速装置は上述
の如き構成を有するもので、次にトルク制御処理につい
て図2および図3を参照しつつ説明する。
【0022】まず、エンジン1が指導して処理動作がス
タートすると、ステップ1では、シフトレバーセンサ8
から出力されたシフト位置信号を読込み、ステップ2で
は、このシフト位置信号に基づき、シフトレバーが停止
レンジとしてのNレンジ,Pレンジから走行レンジとし
てのDレンジ,Rレンジに切換えられたか否かを判定す
る。ここで、自動変速装置を搭載した車両では、一般に
シフトレバーがNレンジに入っていないとエンジン1を
始動できないように安全回路が組込まれているから、処
理動作のスタート時ではシフトレバーはNレンジに入っ
ている。また、変速機5はDレンジに切換られると、本
ルーチンとは関係なく、最初は必ず機械的に1速の変速
段に入るように設定されている(図4参照)。
【0023】そして、前記ステップ2で「YES」と判
定したときは、シフトレバーがNレンジ等の停止レンジ
からDレンジ等の走行レンジに入った場合だから、ステ
ップ3に移り、また、前記ステップ2で「NO」と判定
したときは、ステップ1に戻ってシフトレバーセンサ8
からのシフト位置信号を読込む。
【0024】次に、ステップ3ではタイマTをスタート
させ、ステップ4では、このタイマTが予め記憶エリア
10A内に記憶された所定時間T1 に達したか否かを判
定する。ここで、この所定時間T1 は、変速クラッチが
連結される時間、即ち変速時のトルク衝撃が生じる時間
だけ後述の出力トルク低下処理を行なうべく、例えば
0.0〜1.5秒の範囲で、好ましくは0.3〜0.7
秒の範囲で設定されている。
【0025】そして、前記ステップ4で「YES」と判
定したときは、タイマTが所定時間T1 に達して、変速
衝撃(トルク衝撃)が自動変速装置2に加わる時間を既
に経過した場合だから、ステップ5に移って通常の自動
変速処理を行う。しかし、処理動作のスタート時では、
未だタイマTが所定時間T1 に達していないから、前記
ステップ4では「NO」と判定され、次のステップ6に
移る。このステップ6では、トルクセンサ7からの検出
トルクVtを読込み、ステップ7では、この検出トルク
Vtが記憶エリア10A内に記憶された第1のトルク上
限値Vt1 よりも大きいか否かを判定する。このステッ
プ7で「NO」と判定したときは、検出トルクVtが第
1のトルク上限値Vt1 を下回っている場合だから、ス
テップ4に戻る。
【0026】また、前記ステップ7で「YES」と判定
したときは、検出トルクVtが第1のトルク上限値Vt
1 を上回り、過大なトルクが出力軸4側に加わり始めた
場合だから、図3に示すステップ8に移って変速制御弁
6に制御信号を出力し、図4に示す如く、既に1速に入
っている変速機5の変速段を2速へとシフトアップさ
せ、第1段階の出力トルク低下を行わしめる。
【0027】次に、ステップ9では、車速センサ9から
の車速信号Vを読込み、ステップ10では、この車速信
号Vが予め記憶エリア10A内に記憶された所定速度V
1 以上であるか否かを判定する。ここで、車両が正常に
発進して所定の速度に達したときは、出力軸4(および
プロペラシャフト)が回転しており、変速機5からの駆
動トルクは衝撃トルクとして伝達されず、出力軸4に過
大なトルクが作用しない場合であるから、出力トルクを
低下させる必要がない。そこで、本発明では、車両が実
質的に発進し、過大なトルクが出力軸4に作用しないと
きは、出力トルクの低下処理を行わないように、前記所
定速度V1 を例えば5〜10km/hの範囲で設定して
いる。
【0028】そして、前記ステップ10で「YES」と
判定したときは、車速信号Vが所定速度V1 を上回った
場合だから、図2に示すステップ5に移り、通常の自動
変速処理を行う。また、前記ステップ10で「NO」と
判定したときは、車速信号Vが所定速度V1 以下の場合
だから、ステップ11に移ってトルクセンサ7からの検
出トルクVtを読込み、ステップ12では、この検出ト
ルクVtが第1のトルク上限値Vt1 を下回っているか
否かを判定する。このステップ12で「YES」と判定
したときは、前記ステップ8で2速にシフトアップした
ことにより、出力トルクが安全領域まで低下した場合だ
から、ステップ13に移り、変速制御弁6に制御信号を
出力して変速機5の変速段を2速から1速へとシフトダ
ウンさせた後、ステップ5に移って通常の自動変速処理
を行う。一方、前記ステップ12で「NO」と判定した
ときは、前記ステップ8での2速へのシフトアップだけ
では出力トルクが低下せず、過大なトルクが出力軸4に
加わっている場合だから、ステップ14に移る。
【0029】そして、ステップ14では、検出トルクV
tが第2のトルク上限値Vt2 を上回っているか否かを
判定する。このステップ14で「NO」と判定したとき
は、検出トルクVtが未だ第1のトルク上限値Vt1 以
下の安全領域に入っていないが、第2のトルク上限値V
t2 以上の危険領域にも入っていない場合、即ち中間領
域(Vt1 <Vt<Vt2 )にある場合だから、即座に
後述する第2段階の出力トルク低下処理を行うと、「エ
ンスト」等を生じて車両の円滑な発進が妨げられる恐れ
がある。そこで、ステップ14で「NO」と判定したと
きは、前記ステップ9に戻り、車速信号Vが所定速度V
1 を上回って前記ステップ10で「YES」と判定され
るか、あるいは検出トルクVtが第1のトルク上限値V
t1 を下回って前記ステップ12で「YES」と判定さ
れるまで、前記ステップ9〜12を繰返す。
【0030】一方、前記ステップ14で「YES」と判
定したときは、検出トルクVtが第2のトルク上限値V
t2 を上回って危険領域に入った場合だから、ステップ
15に移り、図4に示す如く速やかに変速機5の変速段
を2速から3速へとシフトアップさせ、第2段階の出力
トルク低下を行わしめる。そして、次のステップ16で
は、トルクセンサ7から検出トルクVtを読込み、ステ
ップ17では、この検出トルクVtが第2のトルク上限
値Vt2 を下回ったか否かを判定する。このステップ1
7で「YES」と判定したときは、前記ステップ15で
変速機5の変速段を2速から3速へと切換えたことによ
り、検出トルクVtが危険領域以下になった場合だか
ら、前記ステップ8に戻り、変速機5の変速段を3速か
ら2速へとシフトダウンさせる。これにより、前記ステ
ップ10,12で「YES」と判定されれば、ステップ
5に移って通常の自動変速処理を行うことができる。
【0031】また、前記ステップ17で「NO」と判定
したときは、未だ検出トルクVtが第2のトルク上限値
Vt2 を下回っていない場合だから、ステップ18に移
って車速センサ9からの車速信号Vを読込み、次のステ
ップ19では、この車速信号Vが所定速度V1 を上回っ
たか否かを判定する。このステップ19で「YES」と
判定したときは、既に車両が発進している場合であるか
ら、前記ステップ5に移って通常の自動変速処理を行
う。また、前記ステップ19で「NO」と判定したとき
は、車速信号Vが所定速度V1 に達していない場合だか
ら、前記ステップ16に戻り、ステップ17,19で
「YES」と判定されるまで、ステップ16〜19を繰
返す。
【0032】かくして、本実施例によれば、エンジン高
回転時に、シフトレバーがNレンジ等の停止レンジから
Dレンジ等の走行レンジに誤操作され、トルクセンサ7
からの検出トルクVtが第1のトルク上限値Vt1 を上
回り、安全領域の外にでた場合に、コントロールユニッ
ト10は変速制御弁6に制御信号を出力し、速やかに変
速機5の変速段を1速から2速へとシフトアップさせ、
出力トルクを効果的に低下させることができる。また、
この2速へのシフトアップでは出力トルクが低下せず、
検出トルクVtが第2のトルク上限値Vt2 を上回った
場合には、コントロールユニット10は、変速制御弁6
を介して速やかに変速機5の変速段を2速から3速へと
シフトアップさせることができ、出力トルクを低下させ
ることができる。
【0033】この結果、時刻T0 において前記誤操作が
あった場合に、従来技術による変速段の変化線11の如
く、スロットル開度、車速等の条件が所定条件を満たす
まで1速に入れておくのではなく、実施例による変化線
12に示す如く、変速機5の変速段を1速から2速、2
速から3速へと順次切換えて、実線で示す特性線13の
如く、出力軸4側の出力トルクを速やかに2段階に低減
することができる。従って、一点鎖線で示す従来技術に
よる特性線14の如く、出力トルクが急上昇するのを確
実に防止することができ、車両が急発進するのを防止し
て安全性を向上できる。
【0034】また、出力軸4、変速機5、プロペラシャ
フト等に過大なトルク衝撃が加わるのを確実に防止し
て、これら変速機5等が損傷するのを防止でき、耐久
性、寿命、信頼性等を大幅に向上することができる。さ
らに、正常操作状態で要求される通常の機械的強度をも
って変速機5等を形成することができるから、自動変速
機構2全体を大幅に軽量化して出力軸4等の慣性モーメ
ントを低減でき、これにより車両の燃費、運動性能を大
幅に向上できる。
【0035】次に、図5ないし図8は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、制御領域判定マップを
用いて出力トルクが過大か否かを判定したことにある。
なお、本実施例では、上述した第1の実施例と同一の構
成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものと
する。
【0036】図中、21は本実施例によるコントロール
ユニットを示し、該コントロールユニット21は、前記
第1の実施例で述べたコントロールユニット10とほぼ
同様に、マイクロコンピュータから構成され、その記憶
エリア21A内には、所定時間T1 、各トルク上限値V
t1 ,Vt2 、所定速度V1 の各基準値が記憶されてい
るものの、該記憶エリア21A内には、図6に示す制御
領域判定マップ22と、図7,図8に示すトルク制御プ
ログラムとが記憶されている。
【0037】ここで、前記制御領域判定マップ22は、
図6に示す如く、トルクセンサ7からの検出トルクVt
と、該検出トルクVtを微分して求めたトルク増分値V
t′との関係がマップとして記憶され、該制御領域判定
マップ22は、所定のスレッシュホールドレベルVt0
をトルク増分値Vt′の大小によって補正した折れ線状
の境界線22Aと、該境界線22Aの上側に形成され、
出力トルクの低下処理を行う制御領域22Bと、境界線
22Aの下側に形成され、出力トルクの低下処理を行わ
ない非制御領域22Cとから構成されている。そして、
該制御領域判定マップ22は、検出トルクVtがスレッ
シュホールドレベルVt0 を上回っても、トルク増分値
Vt′が小さいときには、出力トルクの低下処理を行わ
ず、また検出トルクVtがスレッシュホールドレベルV
t0 を下回っていても、トルク増分値Vt′が大きいと
きには、出力トルク低下処理を行うように、その境界線
22Aが定められ、これにより効率的に出力トルクの低
下処理を行わしめるものである。
【0038】本実施例による車両用自動変速装置は上述
の如き構成を有するもので、次にトルク制御処理につい
て図7および図8を参照しつつ説明する。
【0039】まず、エンジン1が始動して処理動作がス
タートすると、ステップ21では、シフトレバーセンサ
8から出力されたシフト位置信号を読込み、ステップ2
2では、シフトレバーがNレンジ等の停止レンジからD
レンジ等の走行レンジに切換えられたか否かを判定す
る。
【0040】そして、前記ステップ22で「YES」と
判定したときは、シフトレバーがDレンジ等の走行レン
ジに入った場合だから、ステップ23に移ってタイマT
をスタートさせ、また、前記ステップ22で「NO」と
判定したときは、ステップ21に戻ってシフトレバーセ
ンサ8からのシフト位置信号を読込む。次に、ステップ
24では、このタイマTが所定時間T1 に達したか否か
を判定する。このステップ24で「YES」と判定した
ときは、タイマTが所定時間T1 に達した場合だから、
ステップ25に移って通常の自動変速処理を行う。ま
た、前記ステップ24で「NO」と判定したときは、タ
イマTが所定時間T1 に達していない場合だから、ステ
ップ26に移ってトルクセンサ7から検出トルクVtを
読込む。
【0041】次に、ステップ27では、検出トルクVt
を微分演算し、単位時間あたりのトルクの変化量である
トルク増分値Vt′を求め、次のステップ28では、記
憶エリア21Aから図6に示す制御領域判定マップ22
を読出す。そして、ステップ29では、トルクセンサ7
からの検出トルクVtと、前記ステップ27で求めたト
ルク増分値Vt′とから、制御領域判定マップ22の制
御領域22B内にあるか否かを判定する。このステップ
29で「YES」と判定したときは、出力軸4に過大な
トルクが加わり始めた場合だから、図8に示すステップ
30〜41を前記第1の実施例で述べたステップ8〜1
9と同様に行って、出力トルクを2段階に低下させる。
また、前記ステップ29で「NO」と判定したときは、
非制御領域22Cにある場合だから、前記ステップ25
に移り、通常の自動変速処理を行う。
【0042】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得るこ
とができる。しかし、特に、本実施例では、出力トルク
が過大であるか否かを、検出トルクVtとトルク増分値
Vt′との関係に基づき、制御領域判定マップ22から
判定する構成としたから、実際に出力軸4に加わるトル
ク値に基づいて、必要な場合だけ効率的にエンジントル
クを低下させることができ、当該車両用自動変速装置の
信頼性をより一層向上することができる。
【0043】なお、前記実施例では、図2、図3、図
7、図8に示すプログラムのうち、ステップ2,22が
本発明の構成要件であるレンジ切換判定手段の具体例を
示し、ステップ7,12,14と、ステップ27〜29
およびステップ34,36がトルク判定手段の具体例を
示し、ステップ8,15、ステップ30,37が出力ト
ルク低下手段の具体例である。
【0044】また、前記実施例では、トルク検出器とし
てのトルクセンサ7は、出力軸4に近接して設けるもの
として述べたが、これに替えて、例えばトルクコンバー
タ3と変速機5との間に設けてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、レン
ジ切換判定手段が走行レンジに切換えられたと判定し、
かつトルク判定手段が過大トルクであると判定すると、
出力トルク低下手段は自動変速機構の変速段を切換え
て、速やかに出力トルクを低下させ、過大なエンジント
ルクが自動変速機構に加わるのを効果的に防止すること
ができる。この結果、シフトレバーの誤操作時に、出力
トルクが急上昇するのを確実に防止し、車両が急発進す
るのを防止して安全性を向上できる。また、出力軸、自
動変速機構等が損傷するのを防止でき、耐久性、寿命、
信頼性等を向上することができる。さらに、正常操作状
態での通常の機械的強度をもって自動変速機構等を形成
できるから、当該車両用自動変速装置を軽量化でき、車
両の燃費や運動性能を向上できる。
【0046】また、前記トルク判定手段は、前記トルク
検出器からの検出トルクが所定のトルク値を上回ったと
きに、出力トルクが過大であると判定することができる
から、実際に自動変速機構に作用するトルクに基づい
て、出力トルクを低下させることができる。
【0047】さらに、前記トルク判定手段は、トルク検
出器から出力された検出トルクと該検出トルクを微分し
て求めたトルク増分値とからなる制御領域判定マップに
基づき、出力トルクが過大であるか否かを判定すること
ができるから、実際に自動変速機構に作用する出力トル
クに基づいて、出力トルクの低下を必要とする場合だ
け、効率的にトルクを低下させることができ、信頼性を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による車両用自動変速装置を示
すブロック図である。
【図2】トルク制御処理を示す流れ図である。
【図3】図2に続くトルク制御処理を示す流れ図であ
る。
【図4】トルク衝撃が生じた場合の出力トルクの変化
と、シフトレバーおよび変速段との関係を示す説明図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施例による車両用自動変速装
置を示すブロック図である。
【図6】制御領域判定マップを示す説明図である。
【図7】トルク制御処理を示す流れ図である。
【図8】図7に続くトルク制御処理を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機構 4 出力軸 7 トルクセンサ(トルク検出器) 8 シフトレバーセンサ 9 車速センサ
フロントページの続き (72)発明者 村岡 豊 群馬県伊勢崎市粕川町1671番地1 日本電 子機器株式会社内 (72)発明者 保科 敦巳 群馬県伊勢崎市粕川町1671番地1 日本電 子機器株式会社内 (72)発明者 松村 知郎 群馬県伊勢崎市粕川町1671番地1 日本電 子機器株式会社内 (72)発明者 小林 信章 群馬県伊勢崎市粕川町1671番地1 日本電 子機器株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されるエンジンと、該エンジ
    ンの駆動軸と連結され、該駆動軸から入力されたトルク
    を変速して出力軸に伝達する自動変速機構と、前記車両
    に設けられ、該車両を走行,停止させるべく走行レン
    ジ,停止レンジに切換操作されるシフトレバーとからな
    る車両用自動変速装置において、前記自動変速機構の出
    力側に設けられ、出力トルクを検出するトルク検出器
    と、前記シフトレバーが停止レンジから走行レンジに切
    換えられたか否かを判定するレンジ切換判定手段と、前
    記トルク検出器からの検出トルクに基づき、出力トルク
    が過大トルクであるか否かを判定するトルク判定手段
    と、前記レンジ切換判定手段が走行レンジに切換えられ
    たと判定し、該トルク判定手段が過大トルクであると判
    定したときに、前記自動変速機構の変速段を切換えて、
    出力トルクを低下させる出力トルク低下手段とを備えた
    ことを特徴とする車両用自動変速装置。
  2. 【請求項2】 前記トルク判定手段は、前記トルク検出
    器から出力された検出トルクが所定のトルク値を上回っ
    たときに、前記出力トルクが過大であると判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の車両用自動変速機。
  3. 【請求項3】 前記トルク判定手段は、前記トルク検出
    器から出力された検出トルクと該検出トルクを微分して
    求めたトルク増分値とからなる制御領域判定マップに基
    づき、前記出力トルクが過大であるか否かを判定するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用自動変速機。
JP3224797A 1991-08-09 1991-08-09 車両用自動変速装置 Pending JPH0544828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3224797A JPH0544828A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 車両用自動変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3224797A JPH0544828A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 車両用自動変速装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0544828A true JPH0544828A (ja) 1993-02-23

Family

ID=16819355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3224797A Pending JPH0544828A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 車両用自動変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0544828A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01112060A (ja) * 1987-10-27 1989-04-28 Mazda Motor Corp 自動変速機の制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01112060A (ja) * 1987-10-27 1989-04-28 Mazda Motor Corp 自動変速機の制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5545108A (en) Arrangement and method for controlling an automatic shift device of a gear-change transmission of a motor vehicle
JP5139316B2 (ja) 急勾配な上り坂の走行状態における車両の走行中のギアの選択方法
KR920000369B1 (ko) 차량용 자동변속장치
JP4838861B2 (ja) 産業車両の変速制御装置
WO1986004866A1 (fr) Dispositif de commande du changement de vitesse pour transmissions automatiques
JP2004514106A (ja) 車両用の自動変速システムに用いる制御方法と制御装置
JP3012542B2 (ja) 自動変速機のキックダウン制御方法とその装置
JPH0530610U (ja) 車両用自動変速機の制御装置
US6863639B1 (en) Control system and control method for automatic transmission
JP4994794B2 (ja) 車両のクルーズコントロール装置
JP3492844B2 (ja) 車両の自動変速装置
JP4943125B2 (ja) 産業車両の変速制御装置
JP4116991B2 (ja) 自動変速機の制御装置
KR101917376B1 (ko) 무단변속 차량의 킥다운 기어비 학습 장치 및 방법
JPH0544828A (ja) 車両用自動変速装置
JP2701096B2 (ja) 車両用自動変速装置
KR100313793B1 (ko) 자동변속기의정지전4→3다운쉬프트변속제어방법
KR19990081036A (ko) 자동 변속기의 오조작 방지 장치 및 방법
JP3633794B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3029265B2 (ja) 自動変速機の制御装置
KR100264591B1 (ko) 자동변속기의 킥다운 4속에서 2속 변속 제어방법
KR100264596B1 (ko) 자동 변속기의 원웨이 클러치 고장시 변속 제어방법
KR100273568B1 (ko) 자동변속기의 변속 제어장치 및 그 제어방법
KR100279438B1 (ko) 자동변속기의 급가속 제어방법
KR100262588B1 (ko) 승차감 향상을 위한 총합 제어 방지 장치 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060526

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060606

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20060705

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061122

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees