JPH054514B2 - - Google Patents

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JPH054514B2
JPH054514B2 JP6795188A JP6795188A JPH054514B2 JP H054514 B2 JPH054514 B2 JP H054514B2 JP 6795188 A JP6795188 A JP 6795188A JP 6795188 A JP6795188 A JP 6795188A JP H054514 B2 JPH054514 B2 JP H054514B2
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liquid
liquid tank
vibration
vibration damping
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JP6795188A
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Hisayuki Yamanaka
Takeo Koba
Hidetoshi Yoshida
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Mitsui Construction Co Ltd
Mitsui Zosen KK
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Mitsui Construction Co Ltd
Mitsui Zosen KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は、地震等に際して、建物本体に生じる
揺れを極力防ぐことの可能な免震構造物に関す
る。
(b) 従来の技術 最近、建物を積層ゴム等の弾性手段で基礎に対
して弾性的に支持し、地震等に際して生じる水平
方向の揺れをの影響を排除せんとする提案が数多
くなされている。
(c) 発明が解決しようとする問題点 こうした場合、弾性手段により建物本体に誘起
される水平方向の振動は、何らかの減衰手段で減
衰させる必要がある。しかし、こうした減衰手段
は、通常、機械的な構造を有することから、経時
的な変動、即ち錆、各部の劣化等による初期機能
の維持が困難な場合が多く、また当然、その保守
にも多くの手間と費用がかかる。
そこで、減衰手段として液体が内部に注入され
た液体槽を用いて、弾性手段により建物本体に生
じる振動を減衰させようとした場合、今度は当該
液体槽内の液体の振動を何らかの方法で減衰させ
る必要が有る。そうした場合、液体槽内に減衰部
材として多孔質の充填物などを充填することなど
が考えられるが、減衰部材として液体槽内に充填
物を充填した場合、液体に対する減衰能力は確保
される反面、液体槽内が充填物により占有され、
制振動作に十分な液体の量を確保するためには液
体槽を大型化する必要が生じる不都合が有る。
更に、液体槽内の液体を建物本体を支持する弾
性手段により誘起される振動数に一致する形で注
入し、当該液体を建物本体の振動に対して位相を
90゜ずらせて振動させ、もつて建物本体に弾性手
段に生じる振動を減衰させるようにすると、液体
槽内に注入される液体の量は大幅に減少させるこ
とが可能であり、超高層ビルなどに適用すること
も現実的なものとなる。しかし、液体槽内の液体
がその振動周期を乱すことなく揺動しない限り、
適正な制振性能を発揮することが出来なくなる。
即ち、建物本体の弾性手段により誘起される振動
が大きくなり、液体が液体槽内から側壁を超えて
外部に跳ね出され、液体の量が少なくなると、液
体の振動周期が建物本体の振動周期と一致しなく
なり、十分な制振性能を発揮することが出来なく
なる。また、そうした液体の飛散を防止するため
は、液体槽に蓋を設けることが考えられるが、そ
の場合、大地震時や台風の際に液体の振動が大き
くなり過ぎて液体が蓋に衝突して、蓋が変形し、
当該変形部分から液体が外部に漏出して液体の揺
動周期が変化したり、更には、蓋からの液体のは
ね返りにより槽内の液体の揺動周期が乱され、十
分な制振性能を発揮することが出来なくなる危険
性が有る。
本発明は、前述の欠点を解消すべく、複雑な機
械構造を使用することなく、経時的信頼性を有
し、しかも保守点検を容易に行うことの出来る免
震造物を提供することを主要な目的とするもので
ある。
また、本発明は、上記した主要な目的に加え
て、液体槽を大型化することなく、制振震動作に
十分な量の液体を確保しつつ、かつ液体に対する
減衰性能を効果的に発揮し、高い制振性能を発揮
することの出来る免震構造物を提供することを第
2の目的とするものである。
また、本発明は、上記した主要な目的に加え
て、液体の液体槽外部への跳ね出しを防止し、か
つ建物本体の振動が大きくなつた場合において
も、その揺動周期を乱すことなく一定に維持して
高い制振性能を発揮することの出来る免震構造物
を提供することを第3の目的とするものである。
(d) 問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、基礎1bを有し、該基礎上に
免震装置7を介して弾性的に支持される本体1c
を有する免震構造物1において、前記本体の上部
に、1個以上の制振装置5を設け、該制振装置は
振動方向に長手方向を有する形で形成された平面
形状が扁平な液体槽5aを有し、前記液体槽に、
前記本体の振動に同期する形で振動する液体5b
を内部に開放液面5fを形成する形で注入し、該
液体槽に前記液体の振動を減衰する減衰部材5
c,5eの設け、前記液体槽に上部に蓋5gを設
け、更に前記液体槽上部の揺動方向両側に、前記
液体が揺動時に内部に分散流入して該液体の前記
蓋からの跳ね返りを防止し得る、ブロツク状に形
成された多孔質部材からなる消波装置5hを設け
て構成される。
また、本発明は、基礎を有し、該基礎上に免震
装置を介して弾性的に支持される本体を有する免
震構造物において、前記本体の上部に、1個以上
の制振装置を設け、該制振装置は平面形状が長方
形に形成された液体槽を有し、前記液体槽に液体
を該液体槽内部に開放液面を形成する形で注入
し、前記液体槽の長手方向の少なくとも中央部に
板状のメツシユ5cを垂直方向に液体槽の底部か
ら前記開放液面上に達するまで1枚以上設置する
と共に、前記液体槽の長手方向両側に板状のメツ
シユを上下方向に積層する形で複数枚それぞれ設
置して構成される。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応す
る要素を示す、便宜的なものであり、従つて、本
記述は図面上の記載に限定拘束されるものではな
い。以下の「(e).作用」の欄についても同様であ
る。
(e) 作用 上記した構成により、本発明は、免震装置7を
介して本体1cに生じた振動は制振装置5により
減衰されるように作用する。
また、本発明は、蓋5gが液体5bの液体槽5
a外部への飛散・蒸発を防止し、消波装置5hが
液体5bが直接蓋に衝突することを防止して液体
5bの振動の乱れを防止するように作用する。
更に、本発明は、メツシユが振動する液体に対
して減衰動作を発揮するように作用する。
(f) 実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
第1図は本発明による免震構造物の一実施例を
示す図、 第2図は制振装置の一配置例を示す斜視図、 第3図は制振装置の一例を示す平面図、 第4図は第3図の制振装置の正断面図、 第5図は制振装置の別の例示す平面図、 第6図は第5図の制振装置の正断面図、 第7図は制振装置の更に別の例を示す平面図、 第8図は第7図の制振装置の正断面図、 第9図は制振装置の別の配置例を示す斜視図、 第10図は第9図の平面図、 第11図は制振装置の更に別の配置例を示す平
面図、 第12図は制振装置の更に別の配置例を示す平
面図、 第13図は制振装置の更に別の配置例を示す平
面図、 第14図は制振装置の更に別の配置例を示す平
面図、 第15図は制振装置の更に別の例を示す正断面
図である。
免震構造物1である高層建物は、第1図に示す
ように、地盤2に設けられた基礎1bに積層ゴム
等の公知の免震装置7を介して水平方向にある程
度、弾性的に移動自在に支持された本体1cを有
しており、本体1cの頂部1dには制振装置5が
設置されている。制振装置5は、第2図に示すよ
うに、互いに直角に交わる形で2個設置されてお
り、各制振装置5は、第3図及び第4図に示すよ
うに、上部に蓋体5gの設けられた平面形状が長
方形の液体槽5aを有している。各液体槽5aに
は、水又は水と同程度かそれよりも大なる粘性を
有する液体5bが内部に開放液面を形成する形で
注入されており、それ等注入された液体5bによ
り液体槽5aには、第2図に示すように、当該液
体5bが揺動する波動水面5fが扁平形状として
の長方形状に形成される。更に液体槽5aの長手
方向両側、即ち、第3図左右両側にはステンレ
ス、ビニロン、高性能維持等からなる減衰部材と
しての板状に形成されたメツシユ5cが、第4図
上下方向に2段、積層する形で設置されている。
また、更に液体槽5aの長手方向中央部には同様
に板状に形成されたメツシユ5cが液体槽5aの
底部から液体5bの開放液面上に突出する形で垂
直方向に設けられている。また、液体槽5aの上
部で蓋体5gの両側、即ち液体5bの揺動方向両
側には、消波装置5h,5hが設けられ、消波装
置5hは鉄屑、砕石、金属切粉等をブロツク状に
形成した多孔質部材から構成されている。
免震構造物1は、以上のような構成を有するの
で、地震等により地盤2が、水平方向に揺れ動く
と、基礎1bの免震装置7を介して本体1cも、
地盤2と切り放された形で相対的に水平方向に揺
れ動き、本体1cに過大な地震力が作用すること
を未然に防止する。また、本体1cが相対的に水
平方向に揺れ動くと、頂部1dに設置された制振
装置5も揺れ動く。すると、該制振装置5内の液
体5bが、第3図及び第4図に示すように、本体
1cの振動に同期する形で、波動水面5fの長手
方向WDに揺動する。即ち、液体5bの振動周期
(液体5bの揺動周期は、第3図及び第4図に示
すように、液体槽5aの長辺方向長さL1及び液
体5bの静止状態における液高L3によつて決定
される)を免震構造物1の本体1cの1次固有振
動周期と一致させることにより、液体5bは本体
1cの振動によつて容易に振動を開始し、その波
動により本体1cの振動エネルギを吸収する。液
体5bが振動すると、該振動により、液体5b
は、矢印ARに示すように、液体槽5aの波動方
向両側では上下方向に、中央部では図中左右方
向、即ち振動方向に流動する。メツシユ5cは、
既に述べたように、液体槽5aの長手方向である
液体の振動方向における図中左右方向両側におい
ては、上下方向に複数枚が水平に積層された形で
平行に設けられているので、液体5bの流動方向
である上下方向に対して直角な形に配置されるこ
ととなり、メツシユ5cの減衰作用を液体に対し
て効果的に発揮することが出来る。また、液体槽
5aの中央部に設置されたメツシユ5cは液体槽
の底部から垂直に設置されているので、同様に、
当該部分を流動する液体に対して直角に配置され
ることとなり、ここでもメツシユ5cの減衰作用
を液体に対して効果的に発揮することが出来る。
なお、メツシユ5cは図からも明らかなように、
薄い板状であることから、液体槽内での空間の僅
かな領域した占有することはなく、液体槽内の大
部分の領域を液体を注入及び液体の揺動する空間
として確保することが出来る。
こうして、液体が液体槽内でメツシユを介して
流動すると、その際に液体5bとメツシユ5cと
の間に作用する粘性抵抗は、該液体5bの移動を
制限する方向に作用する。これにより、液体5b
はその振動が減衰されて、振動エネルギの吸収能
力が向上する。
また、本体1cの揺れが所定の値以上になる
と、制振装置5内の液愛5bの波高も高くなり、
第4図に示すように、波5iの頂部5jが液体槽
5a上部の蓋体5gに達するようになる。しか
し、波の頂部5jが直接蓋体5gにぶつかつて跳
ね返ると、液体5bの周期に乱れが生じ、適正な
減衰効果を発揮することが不可能となる。しか
し、波5iの頂部5jが生じる液体槽5aの波動
方向両側には消波装置5h,5hが設置され、該
消波装置5hに波5iがぶつかることにより波5
iは、消波装置5h内の多孔質部材の多数の孔内
に分散される形で流入し、そのエネルギーが効果
的に吸収され、槽内の波動周期を混乱せるような
跳ね返りにより波が生じることは無い。更に蓋体
5gに波が直接当たることにより、蓋体5gに過
大な圧力が生じて蓋体5gが変形してしまうこと
も未然に防止することが出来る。従つて、制振装
置5による振動の吸収動作は円滑に行われる。
なお、上述の実施例は、液体槽5a内に設ける
減衰部材としてメツシユ5cを用いた場合につい
て述べたが、減衰部材としては、液体槽5a内の
液体5bの振動を減衰させることが出来る限り、
とのような形態、形状のもの、又、どのような設
置態様でもよく、例えば、メツシユ5cを、第5
図及び第6図に示すように、液体槽5aを第6図
縦方向に区切る形で複数個設置してもよい。更
に、第15図に示すように、メツシユ5cを液体
槽5aの縦方向及び横方向に適宜組み合わせた形
で設けることも当然可能である。
また、メツシユ5cに限らず、例えば、第7図
及び第8図に示すように、液体槽5aに、液体5
bの波動方向、即ち図中左右方向に区切つた形で
隔壁5dを設け(波動水面5fは複数に分割され
る)、該隔壁5dに突起5eを多数、液体5bの
振動形態に適合した形に(即ち、例えば、第8図
に示すように、中央部が凹んだ形に)植設し、該
突起5eと液体5b間に生じる粘性抵抗により液
体5bの振動を減衰させるようにすることも当然
可能である。更に、鋼の切粉状のものや、プラス
チツク成型品等を液体槽5a内に減衰部材として
設置することも出来る。
また、制振装置5の配置態様も、配置場所、求
められる減衰性能に応じて適宜選択することが出
来る。即ち、液体5bの波動は各制振装置5の長
手方向に生じるので、各制振装置5の波動水面5
fの長手方向WDを、振動を吸収すべき本体1c
の少なくとも水平2方向に向けて設置することに
より、揺れが少なくとも2方向に分解された形で
各制振装置5に作用し、大きな制振効果を発揮さ
せることが出来る。例えば、第9図及び第10図
に示すように、複数の制振装置5を、その波動水
面5fの波動形成方向である長手方向WDが互い
に直交する水平2方向に向くように配置すること
も可能である。こうすることにより、本体1cに
生じる水平直角2方向の揺れを効果的に吸収する
ことが可能となつた。更に制振装置5の設置態様
としては、第11図及び第14図に示すように、
多数の制振装置5を、本体1cの外壁1aに沿つ
た形で配置することも可能であり(第14図の場
合には、本体1cの中央部にも配置している。)、
こうした場合には、本体1cの頂部1dにエレベ
ータの機械室等の既存設備が有つた場合にも、そ
うした既存設備を回避した形で制振装置5を設置
することが可能となり、更に建物空間の有効な利
用も図ることが可能となる。また平面形状が円形
の建物本体1cの場合には、第12図に示すよう
に、円形の外壁1aに沿つて制振装置5を多数配
置するようにしてもよい。更に第13図に示すよ
うに、放射状に制振装置5を配置することも当然
可能である。また、振幅の大きくなる本体1cの
外壁1aに沿つて制振装置5を配置すると、制振
効果を大幅に高めることが可能となる。
なお、液体槽5a内の液体5a内の液体5bの
量としては、揺動に寄与する自由水重量が構造物
本体1cの重量の0.5〜2%(自由水重量が大き
いほど制振効果は高い)、減衰部材による減衰定
数が2〜10%程度で、減衰効果を発揮させること
が出来る。
更に、上述の実施例は、消波装置5hを、液体
槽5aの波動方向WD両側に設けた場合について
述べたが、消波装置5hは蓋体5gからの液体の
跳ね返りを防止することの出来るかぎり、液体槽
5aの両側に限らず、液体槽5aの上部全面又は
側壁全面に設けるように構成することも当然可能
である。
また、消波装置5hや、メツシユ5c等の抵抗
部材は、既存の高架水槽等を利用して、該水槽内
に設置することにより、高架水槽を制振装置5と
して活用することが可能となり、既存構造物への
適用も極めて容易である。
(g) 発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、基礎
1bを有し、該基礎上に免震装置7を介して弾性
的に支持される本体を有する免震構造物におい
て、前記本体の上部に、1個以上の制振装置5を
設け、該制振装置は揺動方向に長手方向を有する
形で形成された平面形状が扁平な液体槽5aを有
し、前記液体槽に、前記本体の振動に同期する形
で揺動する液体の内部に波動水面5fなどの開放
液面を形成する形で注入し、該液体槽に前記液体
の揺動を減衰する、メツシユ5c、突起5eなど
の減衰部材を設け、前記液体槽の上部に蓋体5g
などの蓋を設け、更に前記液体槽上部の揺動方向
両側に、前記液体が揺動時に内部に分散流入して
該液体の前記蓋からの跳ね返りを防止し得る、ブ
ロツク状に形成された多孔質部材からなる消波装
置5hを設けて構成したので、地震に際して免震
装置7を介して生じる構造物本体1cの揺動を各
制振装置5内の液体5bが揺動することにより効
果的に減衰させることが可能となる。また、制振
装置5は、液体槽5aと液体5b等による機械的
な可動部分を有さない構成なので、機械的な制振
機構に比して、経時的信頼性を有し、しかも保守
点検を容易に行うことが出来る。
また、蓋が液体槽の上部に設けられているの
で、内部の液体が蒸発したり、揺動生成時に外部
に飛散してしまうようなことが未然に防止され、
液体槽内部の液体の量を常に一定に保持すること
が出来、液体の揺動周期を本体の振動周期に常に
一致させることが出来、適正な制振性能を長期間
に亙り維持することが可能となる。
更に、消波装置により、振幅の大きな揺動が液
体槽内に生じても、当該揺動を多孔質部材中に分
散流入させてそのエネルギを吸収することにより
液体が蓋に直接衝突することを防止することが出
来る。従つて、揺動する液体が直接蓋に衝突する
ことにより、蓋が変形したり、蓋に衝突した液体
が跳ね返り、液体の揺動周期を乱すようなことが
未然に防止され、大きな揺動生成状態でも十分に
制振性能を発揮することが出来、信頼性の高い制
振装置の提供が可能となる。
更に、基礎を有し、該基礎上に免震装置を介し
て弾性的に支持される本体を有する免震構造物に
おいて、前記本体の上部に、1個以上の制振装置
を設け、該制振装置は平面形状が長方形に形成さ
れた液体槽を有し、前記液体槽に液体を該液体槽
内に開放液面を形成する形で注入し、前記液体槽
の長手方向の少なくとも中央部に板状のメツシユ
を垂直方向に液体槽の底部から前記開放液面上に
達するまで1枚以上設置すると共に、前記液体槽
の長手方向両側に板状のメツシユを上下方向に積
層する形で複数枚それぞれ設置して構成すると、
地震に際して免震装置7を介して生じる構造物本
体1cの振動を、各制振装置内の液体が揺動する
ことにより効果的に減衰させることが可能とな
る。また、制振装置は液体槽と液体による機械的
な可動部分を有さない構成なので、機械的な制振
機構に比して、経時的な信頼制を有し、しかも保
守点検を容易に行うことが出来る。
また、液体槽の長手方向の少なくとも中央部に
板状のメツシユを垂直方向に液体槽の底部から前
記開放液面上にまで達する形で1枚以上設置する
と共に、液体槽の長手方向両側に板状のメツシユ
を上下方向に積層する形で複数枚それぞれ設置し
たので、メツシユは、液体槽の液体の揺動方向に
おける長手方向両側においては、液体の流動方向
である上下方向に対して直角な形に配置すること
が出来、メツシユの減衰作用を液体に対して効果
的に発揮することが出来る。また、液体槽の中央
部に設置されたメツシユは液体槽の底部から垂直
に設置されているので、同様に、当該部分を流動
する液体に対して直角に配置されることとなり、
ここでもメツシユの減衰作用を液体に対して効果
的に発揮することが出来る。なお、メツシユは、
板状であることから、液体槽内での空間の僅かな
領域しか占有することはなく、液体槽内の大部分
を領域を液体を注入及び液体の揺動する空間とし
て確保することが出来、液体槽を大型化すること
なく、液体に対する十分な減衰能力と、制振動作
に十分な量の液体を確保することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による免震構造物の一実施例を
示す図、第2図は制振装置の一配置例を示す斜視
図、第3図ほ制振装置の一例を示す平面図、第4
図は第3図の制振装置の正断面図、第5図は制振
装置の別の例を示す平面図、第6図は第5図の制
振装置の正断面図、第7図は制振装置の更に別の
例を示す平面図、第8図は第7図の制振装置の正
断面図、第9図は制振装置の別の配置例を示す斜
視図、第10図は第9図の平面図、第11図は制
振装置の更に別の配置例を示す平面図、第12図
は制振装置の更に別の配置例を示す平面図、第1
3図は制振装置の更に別の配置例を示す平面図、
第14図は、制振装置の更に別の配置例を示す平
面図、第15図は制振装置の更に別の例を示す正
断面図である。 1……免震構造物、1b……基礎、1c……本
体、5……制振装置、5a……液体槽、5b……
液体、7……免震装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基礎を有し、該基礎上に免震装置を介して弾
    性的に支持される本体を有する免震構造物におい
    て、 前記本体の上部に、1個以上の制振装置を設
    け、 該制振装置は揺動方向に長手方向を有する形で
    形成された平面形状が扁平な液体槽を有し、 前記液体槽に、前記本体の振動に同期する形で
    振動する液体を内部に開放液面を形成する形で注
    入し、 該液体槽に前記液体の振動を減衰する減衰部材
    を設け、 前記液体槽の上部に蓋を設け、 更に前記液体槽上部の振動方向両側に、前記液
    体が振動時に内部に分散流入して該液体の前記蓋
    からの跳ね返りを防止し得る、ブロツク状に形成
    された多孔質部材からなる消波装置を設けて構成
    した免震構造物。 2 基礎を有し、該基礎上に免震装置を介して弾
    性的に支持される本体を有する免震構造物におい
    て、 前記本体の上部に、1個以上の制振装置を設
    け、 該制振装置は平面形状が長方形に形成された液
    体槽を有し、 前記液体槽に液体を該液体槽内部に開放液面を
    形成する形で注入し、 前記液体槽の長手方向の少なくとも中央部に板
    状のメツシユを垂直方向に液体槽の底部から前記
    開放液面上に達するまで1枚以上設置すると共
    に、 前記液体槽の長手方向両側に板状のメツシユを
    上下方向に積層する形で複数枚それぞれ設置して
    構成した免震構造物。
JP6795188A 1988-03-22 1988-03-22 免震構造物 Granted JPH01244083A (ja)

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